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国際特許分類[G21C7/10]の内容

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【課題】シースの隙間腐食をさらに抑制することができる原子炉制御棒を提供する。
【解決手段】横断面が十字形の原子炉制御棒は、タイロッドから四方に伸びる4枚のブレード2を有する。各ブレード2は、U字状の横断面を有するシース6内にハフニウム部材3Uを配置する。Cr層14がシース6の内面に形成され、Cr層15がCr層14の表面に形成されている。この原子炉制御棒が、原子炉圧力容器内に配置されて原子炉が運転されているとき、シース6とハフニウム部材3Uの間、具体的には、Cr層15とハフニウム部材3Uの間に形成された隙間16内を炉水が上昇する。この炉水は、Cr層15の表面と接触し、シース6とは接触しない。このため、Cr層15にひび割れが発生し、またはCr層15の一部が剥離しても、Cr層14の存在により炉水がシース6に接触しない。 (もっと読む)


【課題】
タイロッドとシースの隙間部で発生が懸念される隙間腐食の発生を抑制することは勿論、残留応力等により表面皮膜がひび割れした場合においても、腐食の発生が抑制できる原子炉制御棒を提供する。
【解決手段】
本発明では、上記課題を解決するために、横断面が概略十字形のタイロッドと、横断面が概略U字形を有し、前記タイロッドの概略十字形から四方に伸びる4つのシーストと、該シースのそれぞれの内部に配置された中性子吸収材であるハフニウム部材とを備え、前記シースの端部と前記タイロッドが溶接接続されている原子炉制御棒において、前記シースの端部と前記タイロッドの溶接部近傍の該シースとタイロッドで形成される隙間部に、前記シース若しくはタイロッドの不働態化を促進する金属が含まれる皮膜及び金属の拡散層が形成されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】中性子吸収部材としてのハフニウムはボロンカーバイドよりも長寿命だが、従来
のハフニウム製の原子炉制御棒はステンレス製のシースを有しており、長期間の照射に伴
ってIASCCのリスクが高くなる。
【解決手段】本発明による原子炉制御棒は、ブレード31と、このブレードを支持する支
持部材1と、を備える原子炉制御棒であって、前記ブレード31は中性子吸収部材である
ジルコニウム−ハフニウム合金で構成された平板を屈曲して形成された形状のブレードの
みで構成されることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】シースにおけるき裂の発生を防止できる制御棒の製造方法を提供する。
【解決手段】タイロッド2の上端に横断面が十字形のハンドル5を溶接し、タイロッド2の下端に横断面が十字形の下部支持部材6を溶接する。複数のハフニウム部材5Aの上端部がハンドル5に取り付けられ、複数のハフニウム部材5Bの下端部が下部支持部材6に取り付けられる。ハフニウム部材5A,5Bを内部に配置したシース4を、タイロッド2に溶接し、さらに、シース4の上端をハンドル5に、シース4の下端を下部支持部材5に溶接する。その後、上記のように組み立てられた制御棒1の全体を300℃に一様になるように加熱する。加熱された制御棒1のシース4とハンドル5の溶接部及びこの溶接部付近に、冷却水噴射装置により冷却水を噴射して、その溶接部及びこの溶接部付近を急冷する。シース4の上端部の引張応力が低減される。 (もっと読む)


【課題】シースの隙間腐食をさらに抑制することができる原子炉制御棒を提供する。
【解決手段】原子炉制御棒1は、横断面が十字形をしており、軸心にタイロッド4が配置されてこのタイロッド4から四方に伸びる4枚のブレード2を有する。各ブレード2は、横断面がU字状をしたシース6を有している。このシース6内に、複数の楕円形状の筒であるハフニウム部材3Uが配置される。シース6は、母材であるシース部材を有し、シース部材の内面でハフニウム部材3Uと対向する面にCr皮膜6aを形成している。シース6は、Cr皮膜6aとシース部材の間にCr拡散層を形成している。Cr皮膜6aと共にCr拡散層を形成しているので、原子炉制御棒1は、シース6の隙間腐食をさらに抑制することができる (もっと読む)


【課題】沸騰水型原子炉用制御棒の設計方法またはその評価方法において、容易に反応度価値と核的寿命を求めることができるようにする。
【解決手段】原子炉用制御棒は、ハフニウム中性子吸収材からなる2枚の板状の翼片17を離間配置し、両翼片17の間で挿抜軸方向の先端側から少なくとも全有効長の1/4の長さにわたって板状の中性子吸収材スペ−サ18を用いることにより各翼11を構成し、4枚の翼11を十字形に結合して構成される。反応度価値を、翼片17におけるハフニウムの実効厚さの関数、吸収材スペ−サ幅xの関数、軸心部水領域幅wの関数、翼片内部に設ける場合の非吸収材部幅vの関数、および翼厚Bの関数のうち、少なくとも翼片におけるハフニウムの実効厚さと吸収材スペ−サ幅xの関数として表す。 (もっと読む)


【課題】主たる中性子吸収核種をボロン10とする原子炉用制御棒を設計するに当たり、核設計専門家以外の人が容易に設計し、またその設計を容易に評価できるようにする。
【解決手段】原子炉用制御棒の形状を与えて、少なくともその軸方向に必要な反応度価値Rおよび核的寿命Lの目標値を初期値Txとして設定しておき(S1)、反応度価値Rおよび核的寿命Lを、少なくともボロン10の濃度B10と吸収材寸法Pの関数として表し、ボロン10の濃度B10および吸収材寸法Pの値を与えて、反応度価値Rの値を求める(S6)。さらに、核的寿命Lの値を求める(S6)。 (もっと読む)


【課題】中性子吸収体の懸吊状態における地震発生時にも、中性子吸収体の健全性及び炉停止棒の挿入性を確保して信頼性を向上できること。
【解決手段】炉心12中央部に設けられたラッパー管31内に炉停止棒32が配置されると共に、中性子吸収体33が炉停止棒の周囲に複数体配置されてなる反応度制御アッセンブリ29と、スクラム時に内側延長管53を落下させて、この内側延長管を内包する外側延長管54の最下端のグリッパ55に把持された炉停止棒32を切り離す炉停止棒駆動機構43と、中性子吸収体33のハンドリングロッド41のハンドリングヘッド42を内側延長軸60の最下端のグリッパ66で把持して懸吊し、中性子吸収体を個別に昇降させる複数の中性子吸収体駆動機構44とを有し、中性子吸収体33のハンドリングロッド41の一部が、中性子吸収体の懸吊状態における水平方向の変位を吸収可能な、可撓性を有するワイヤ70で構成されている。 (もっと読む)


【課題】隙間腐食の発生を抑制し、高品質,信頼性に優れたステンレス製機器及び沸騰水型原子炉の制御棒を提供する。
【解決手段】横断面が概略十字形のタイロッドと、概略U字形の横断面形状を有し、内部に中性子吸収材を内包するシース4を備えた沸騰水型原子炉用制御棒のクラッド付着検出方法であって、複数の電極を備えるセンサプローブ8を用いて、前記シース内面のクラッド付着量を前記シースの外面から電気化学的に計測することによって、シース4と中性子吸収材5の間の隙間部に堆積した腐食生成物等の量を検出することができる。これにより、シースと中性子吸収材の隙間の縮小が未然に検知でき、隙間腐食の発生を防止できる。 (もっと読む)


【課題】原子炉制御棒切り離し機構において、簡便な切り離し温度設定方法を実現する。
【解決手段】制御棒切り離し機構における電磁石継ぎ手3の継ぎ手駆動側磁心31と継ぎ手従動側磁心32の磁気材料の一部を、Ni−Co−Fe系の合金の含有量を重量比で略30Ni−33Co−Fe〜30Ni−28Co−Feの範囲内とし、30Niを維持した状態でCoとFeの量を変化させることにより、切り離し温度を設定する。 (もっと読む)


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