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国際特許分類[G21K7/00]の内容

国際特許分類[G21K7/00]に分類される特許

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【課題】溶液中の生物試料の高分解能X線顕微鏡観察を可能とする技術の提供。
【解決手段】試料液15中の観察試料16は第1のX線透過膜14aの裏面に吸着等されて保持される。鏡体内では、圧力差によってX線放射膜13およびX線透過膜14a、14bは外側に向かって凸となるように湾曲するが、X線透過膜14cは、第2の空洞部11b内のガスの膨張により、X線透過膜14a側に凸に湾曲する。この湾曲により、第1と第2のX線透過膜14a、14bの中央部での間隔は端部間隔に比較して広がることとなるが、X線顕微鏡観察で主要な視野領域でのX線光路長は、X線透過膜14b、14c間において長くなるものの、X線透過膜14a、14c間においては殆ど変化がない。従って、鏡体内部でX線放射膜およびX線透過膜が湾曲しても、X線光路長が長くなるのはX線吸収が生じないガス部11bにおいてであり、試料液15によるX線の吸収は抑制される。 (もっと読む)


【課題】X線蛍光(XRF)分光計により、タンパク質の特徴を測定し、生体認証解析に利用できるセキュリティシステムを含む装置を提供する。
【解決手段】X線蛍光(XRF)分光計は、タンパク質と小分子の結合現象を検出し、化学物質と受容体の間の結合選択性を測定するために使用される。XRFは、セキュリティシステムへの利用の他、タンパク質の純度を測定し化学物質の治療指数を推測するために、化学物質対化学物質類縁体の結合選択性を推測し、タンパク質の翻訳後修飾を測定するために、及び薬物の製造のためにも使用することができる。 (もっと読む)


【課題】ナノメートルオーダーの超微細な構造の顕微鏡観察を行うことができるようにする。
【解決手段】光源としてコヒーレントな軟X線を用い、軟X線の進路上に光学レンズは一切用いず、反射ミラー11〜13やハーフミラー15等の反射光学系を用いて軟X線の進路を形成するとともに、軟X線の波面収差を除去する波面補償手段としてデフォーマブルミラー14を備えることにより、反射光学系によって形成された進路上を超短波の軟X線が途中で吸収されることなく伝播し、CCD検出器17に対して試料200の像を結像させることができるようにするとともに、デフォーマブルミラー14により軟X線の波面収差を除去して、短波長の限界にせまる集光性を実現して空間分解能を上げることができるようにする。 (もっと読む)


【課題】生物試料のX線顕微鏡観察に好適なX線顕微鏡像観察用試料支持部材を提供すること。
【解決手段】試料支持部材(10)は、窒化シリコン膜、カーボン膜、ポリイミド膜などの試料支持膜(11)と、この試料支持膜の一方主面に設けられ荷電粒子の照射を受けて軟X線領域の特性X線を放射するX線放射膜(13)と、試料支持膜(11)の他方主面に設けられた金属膜であって吸着により観察対象試料(1)を固定する試料吸着膜(12)とを備えている。生物試料の構成物質であるタンパク質は金属イオンに吸着し易い性質があるため、試料吸着膜(12)を試料支持部膜(11)の主面の一方に形成してこれに観察試料を吸着させるようにする。このような試料支持部材(10)を用いれば、生物試料を含む溶液を試料吸着膜(12)の上に滴下したり試料支持部材(10)を収容したセル内に注入したりするだけで、観察試料を固定することが可能となる。 (もっと読む)


フレネルゾーンプレート(13)の製造方法であって、中心軸(1a、4a、7a)に関して回転対称である基材(1、4、7)を利用可能にするステップと、前記基材(1、4、7)を回転させずに該基材(1、4、7)の面(1b〜c;4b〜c;7b〜c)へと原子層堆積(ALD)法によって層(2a〜d;5a〜d;8a〜d;11)を順に堆積し、コート済みの基材を形成するステップと、前記コート済みの基材(1、4、7)を前記中心軸(1a、4a、7a)に対して直角に少なくとも1回分割することによって、該コート済みの基材(1、4、7)から少なくとも1つのスライス(13)を分断するステップ(3a、b;6a、b;9a、b)とを含んでいる方法。
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【課題】荷電粒子線を高い効率で「水の窓」領域を含む0.6〜6nmの波長領域の軟X線に変換すること及び荷電粒子線の試料内での拡散範囲を狭く抑えて試料へのダメージを抑制すること。
【解決手段】
本発明の試料支持部材(11)は、窒化シリコン膜またはカーボン膜の試料支持膜(11a)の一方主面に、電子線照射により0.6〜6.0nmの波長領域の特性X線を放射する金属膜(11b)が設けられている。これは、電子線の照射を受けた金属膜(11b)から軟X領域の特性X線を高効率(高強度)で放射させるためであり、このような高強度の特性X線を試料(10)に照射させることにより、観察画像のSN比を向上させることができる。また、金属膜(11b)には、試料支持膜(11a)内での電子の拡散範囲を抑制するという効果もあるため、入射電子線の加速電圧を高めることが可能となり、SN比の向上のみならず分解能の向上にも効果がある。 (もっと読む)


【課題】高い空間分解能と高い時間分解能と簡便なモニタリングとを兼ね備えた走査型リアルタイム顕微システムを実現する。
【解決手段】走査型リアルタイム顕微システム10aは、X線ビームを照射する光源3と、光源3から照射されたX線ビームを集光するゾーンプレート1と、X線ビームを集光するゾーンプレート1を動かす駆動機構2とを備え、駆動機構2は、ゾーンプレート1に入射するX線ビームの進行方向に垂直な方向の周りにゾーンプレート1を回動させる。 (もっと読む)


【課題】生体物質や有機物質などの極めて脆弱な試料に対してもダメージを与えることなく、その形態や3次元構造を、簡便且つ高分解能に観察し得る手法を提供すること。
【解決手段】
本発明では、例えば直径1nm程度に収束させた電子線を、観察試料を支持する観察試料支持部材に比較的低加速電圧で入射させて該観察試料支持部材からX線を発生させ、電子線入射側とは反対側に配置された検出器によりX線を検知する。そして、電子線の入射位置を観察試料支持部材上で走査させてX線画像を形成する。上述の手法で検知されるX線は、概ね、観察試料支持部材内での入射電子の拡散範囲内の領域から放出されることとなり、当該入射電子の拡散範囲を数nm程度に制御すれば、得られる走査型X線顕微鏡像の分解能は、従来の手法の理論的限界とされていた10nm以下とすることが可能となる。 (もっと読む)


【課題】マイクロリトグラフィーのための物体の検査を可能にし、短い全長を有する反射型顕微鏡を提供する。
【解決手段】物体平面内での物体を検査する反射型X線顕微鏡であって、物体は、波長<100nm、特に、<30nmの光線で照明され、像平面に拡大して結像され、第1鏡と第2鏡とを含み、物体平面から像平面までの光路内に配置される第1副系とを備える。反射型X線顕微鏡が光路内で第1副系に後置されて少なくとも第3鏡を有する第2副系を含むことにより特徴付けられる。 (もっと読む)


【課題】蛍光X線の検出効率を高めるために、X線を発生するターゲットから試料までの距離、試料から蛍光X線の検出器の検出素子までの距離を可能な限り小さくすると共に、蛍光X線の取り出し角を可能な限り大きくした蛍光X線分析機能付き高分解能X線顕微装置を提供する。
【解決手段】対物レンズによって電子線をX線発生用のターゲットに集束させ、ターゲットから発生したX線を試料に照射することによって試料から発生する蛍光X線を検出する検出器と、検出器の検出結果から蛍光X線を分析する分析部とを具備した蛍光X線分析機能付き高分解能X線顕微装置において、検出器の全部又は一部を対物レンズの磁気回路内に組み込む。 (もっと読む)


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