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国際特許分類[H01J49/06]の内容

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国際特許分類[H01J49/06]に分類される特許

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【課題】イオンの利用効率を向上させた垂直加速型飛行時間型質量分析計を提供する。
【解決手段】イオン源、イオン源で生成したイオンを輸送するイオン輸送手段、イオン輸送手段の輸送先に置かれ、入射スリット、イオンを挟むように配置された2枚の加速電極、イオンに減速作用が働くような電場勾配を発生する圧縮電極、の3つから成り、イオンの飛行時間測定の始点となる信号に同期して前記各電極に所定の電圧を印加して、前記イオン輸送手段の輸送方向と直交する方向にイオンを加速するイオン加速部、前記イオン加速部により加速されたイオンを飛行させ、質量電荷比に応じてイオンの飛行速度が異なることを利用してイオンの質量分離を行なうイオン光学系、イオンを加速するための始点となる信号に同期して、イオン光学系を飛行してきたイオンを検出するイオン検出部、を備えた。 (もっと読む)


【解決手段】開示される質量分析計において、イオントラップ型質量分析器(20)の上流側にイオンビーム減衰器(23)が配置される。上流側のイオン減衰部(21)と下流側のイオン蓄積部(22)とを備えるイオントンネル型イオントラップは、イオンビーム減衰器(23)の上流側に配置される。イオントンネル型イオントラップからイオンが放出され、イオントラップ型質量分析器(20)に送られたイオンビームの強度をイオンビーム減衰器(23)により制御する。イオントラップ型質量分析器(20)にイオンを入射可能な充填時間は、ほぼ一定に保たれ、イオンビームの強度とは実質的に独立である。 (もっと読む)


2つの独立した多極を交錯した形で組み合わせて合成多極構造を形成する方法及び装置を紹介する。このような構成により、2つの別個のイオン源からのイオンを所定の長手方向に沿って合流できるようになるだけでなく、逆経路では、単一のイオン源からの所定のイオン部分を1又はそれ以上のイオンチャネル経路に沿って導くこともでき、例えば飛行時間(TOF)質量分析器及びイオントラップによる同時収集も可能になる。 (もっと読む)


【課題】大気圧イオン化室で生成されたイオンを後段に輸送する中間真空室内でのイオンの通過効率を向上させることで分析感度を改善する。
【解決手段】イオン化室1から第1中間真空室2へイオンを送る加熱パイプ6の出口孔6aの外側に、通路が円錐形状である整流ノズル20を設ける。整流ノズル20がない場合に出口孔6aから所定距離ML離れた位置に生じるマッハディスク31の直径よりも、整流ノズル20の開口径NDを小さく設定しておく。これにより、超音速自由噴流によるマッハディスクやバレルショックが抑制され、イオン光軸C付近に下流へ向かう強いイオン流が生じ、高周波電場によりイオンを収束させつつ輸送するイオンガイドにイオンが効率良く捕捉され、イオン通過効率が向上する。 (もっと読む)


【課題】本発明はタンデム飛行時間型質量分析計に関し、イオン検出面の広がりを抑制することができるタンデム型飛行時間型質量分析計を提供することを目的としている。
【解決手段】サンプルをイオン化するイオン源10と、イオンをパルス的に加速する手段を含む第1の飛行時間型質量分析計20と、特定の質量を持つイオンを選択するイオンゲート11と、該イオンゲート11で選択したイオンを開裂させる手段21と、開裂したプロダクトイオンを再加速させるための手段30と、イオンミラ15ーを含む第2の飛行時間型質量分析計25と、該第2の飛行時間型質量分析計25を通過したイオンを検出する検出器12、とで構成され、再加速させるための手段が所定の機能を持つように構成する。 (もっと読む)


【課題】イオン透過率を改善することなく、サンプリング周期に関係のない、ガイド法及びピーク値記録法よりも高い感度を実現する質量分析装置及び質量分析法を提供する。
【解決手段】連続イオン源12とイオン蓄積器13を備える質量分析装置において、第1データ処理部17は、イオン蓄積器13から周期的に排出されたイオンパルスを含む時間的出現プロファイルを取得する。第2データ処理部18はこれらの時間的出現プロファイルの中で、当該選択イオンのイオンパルスが出現する時間の強度のみを抽出して積分し、イオン強度を算出する。 (もっと読む)


【課題】イオンを高い運動エネルギーで移送すると同時に複数の質量のイオンを移送することでき、さらには最適なイオンの移送条件を維持することが可能なイオンガイドを含む改良型曲線状イオンガイドを提供する。
【解決手段】イオンガイドは複数の曲線状電極と、イオン偏向装置とを備えている。上記電極は互いにおよび曲線状中心軸と平行に配列されており、上記曲線状中心軸は曲率半径を有する円形部の円弧に沿って延びている。上記複数の電極はそれぞれ上記曲線状中心軸から半径方向に離隔していて、上記曲線状中心軸の周りにおいて上記電極のうち対向する電極対間に配置された曲線状イオン誘導領域を画成している。上記イオン偏向装置は上記複数の電極のうちの少なくとも2個以上に対して半径方向にDC電界を印加する装置を備えていてもよい。上記イオン偏向装置はまた、曲線状で平行なイオン偏向電極対を有していてもよい。上記イオン偏向電極対は曲線状電極に加えてRFイオン誘導電界を印加するために用いられる。 (もっと読む)


【課題】イオンガイド内の電場の乱れを抑え、理想状態に近い電場を形成することができるイオンガイド及びそれを備えた質量分析装置を提供する。
【解決手段】イオン光軸C方向に延伸し、その端面がイオン光軸Cを取り囲むように配置された8枚の金属板を電極11Aとするとともに、イオン光軸Cに直交する面内で、電極11Aのイオン光軸C側端縁が光軸に向けて凸の円弧状又は双曲線状であるようにする。これにより、電極11Aの端縁で囲まれたイオン飛行空間に理想状態に近い電場が形成される。電極11Aは、端面加工が施されていない金属板111に所定の断面形状を有する電極棒112を溶接等により固定したものであってもよい。 (もっと読む)


【課題】製造コストを抑えることができ、組立及び分解が容易であるイオンガイドユニット及びそれを備えた質量分析装置を提供する。
【解決手段】イオンガイドユニット10に、8本の電極を一方の端面からイオン光軸方向に押圧する導電性の板バネ13と、その8本の電極を他方の端面において支える絶縁性の第1支持部142を設ける。板バネ13と4本の第1電極11Aの間には絶縁スペーサを配置し、板バネ13と4本の第2電極11Bの間には導電スペーサを配置する。また、第1支持部142と第1電極11Aの間には導電性の薄板15を配置する。これにより、全ての電極を同方向に一度に押さえて固定することができるとともに、各電極に所定の電圧を印加することができる。 (もっと読む)


【課題】組立や調整の容易性を維持しつつ、イオン透過率を改善する。
【解決手段】イオン光軸Cに向く縁端を円弧状とした電極素板21a〜21dとスペーサ26とを交互に積層した構造体を1本の仮想ロッド電極とし、4本の仮想ロッド電極をねじ27とナット28とで絶縁体であるベースプレート25に固定することでユニット化する。電極素板21a〜24dで囲まれる空間から径方向に外側を見たときの隙間が広いため、イオンとともに気化溶媒などの不所望のガスが導入されたときにも、そうしたガスは上記隙間を通って速やかにイオン収束空間から除去される。したがって、イオンがそうしたガスに接触しにくくなり、イオン透過率が向上する。 (もっと読む)


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