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国際特許分類[H01J49/42]の内容

電気 (1,674,590) | 基本的電気素子 (808,144) | 電子管または放電ランプ (32,215) | 粒子分光器または粒子分離管 (1,755) | 質量分光器または質量分離管 (888) | 動的分光器 (671) | 走行安定型分光器,例.単極,四重極,多重極;ファービトロン (323)

国際特許分類[H01J49/42]に分類される特許

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【課題】MS2スペクトル上で観測されるイオンピークに目的化合物に由来しないピークが混じることを防止し、データベース検索による化合物同定の信頼性を向上させる。
【解決手段】ペプチドに対し質量分析を行って得られたマススペクトル上で、所定の選択条件に照らしてプリカーサイオンを選択しMS2分析を実行する(S1〜S3)。取得されたMS2スペクトル上でプリカーサイオンピークのm/z(Mp)とそれより57[Da]低いm/z(Mp-57)との範囲内にMp−17又はMp−18以外のイオンピークが存在したならば(S5、S6)、同位体ピーククラスタの一部が外れるように選択条件を変更した上でプリカーサイオンの選択を行い、再びMS2分析を実行する(S8、S2−S3)。これにより、同位体ピーククラスタに重畳している夾雑ピークをプリカーサイオンから除外し、純度の高いMS2スペクトルを取得することができる。 (もっと読む)


【課題】イオントラップからイオンを出射する際のターンアラウンドタイムを短縮することにより質量分解能を改善する。
【解決手段】イオン出射前のクーリング行程の最終段階で、捕捉電場を形成するためにリング電極に印加する矩形波電圧の周波数を数周期の期間だけ上昇させる。これにより、イオントラップ内部の閉じ込めポテンシャルが浅くなり、捕捉されているイオンの速度が下がる。そのため、矩形波電圧の印加が停止され加速電場が形成された際のイオンのターンアラウンドタイムが短くなり、同一質量電荷比のイオンの飛行時間のばらつきが小さくなる。閉じ込めポテンシャルが浅くなることでイオンは空間的に拡がるが、その拡がりがTOFMSにおいて補正可能なエネルギ幅内に収まるように周波数を上昇させる時間を定めておくことにより、質量分解能を改善することができる。 (もっと読む)


【課題】MRM測定等において予めプロダクトイオンを選択するに際し、不適切なプロダクトイオンの選択を防止し、より高い確率で最適なプロダクトイオンを選択することのできるMS/MS型質量分析装置を提供する。
【解決手段】或る成分のプリカーサイオンについて、条件を変化させた又は変化させないプロダクトイオンスキャンイベントを複数個を準備し、それら複数個のプロダクトイオンスキャンイベントを実行した結果得られた全マススペクトルの中から最も出現頻度の高いマスピークを検出し、それをプロダクトイオンとして選択する。また、全マススペクトルの各m/zの強度の積算値/平均値や重み付け積算値/平均値でもよい。 (もっと読む)


【課題】前段線形多重極電極Q0と後段線形多重極電極Q1の中心軸の延長線P0、P1が互いにずれていても、イオンが後段線形多重極電極Q1を確実に透過できる質量分析装置を提供する。
【解決手段】前段線形多重極電極Q0と、前段線形多重極電極Q0から出射したイオンが入射する後段線形多重極電極Q1とを有する質量分析装置において、イオンが、後段線形多重極電極Q1に入射するまでに、前段線形多重極電極Q0と後段線形多重極電極Q1の中心軸P0、P1の延長線の互いの軸ずれ量ΔX、ΔY分を偏向するように、前段線形多重極電極Q0を構成する複数のロッド電極に直流オフセット電圧Vofs1、Vofs2、Vofs3、Vofs4を印加するように制御する制御部を有する。制御部は、直流オフセット電圧Vofs1、Vofs2、Vofs3、Vofs4を、後段線形多重極電極Q1に入射させるイオンの質量数に応じて変更する。 (もっと読む)


【課題】真空装置中に存在する、特にプラズマにより生成したイオン計測の効率を高めるための方法及び装置を提供する。
【解決手段】プラズマ装置中に設置した電極に、これに接続してプラズマ装置中の成分を分析できる質量分析器の計測部に対して高い(低い)電位を与え、これによってプラズマ中の正(負)イオンを質量分析器へ効率よく導入することを特徴とするプラズマ中のイオン計測方法、及び、プラズマ装置中に設置した電極に、これに接続してプラズマ装置中の成分を分析できる質量分析器の計測部に対して高い(低い)電位を与え、これによってプラズマ中の正(負)イオンを質量分析器へ効率よく導入することを特徴とするプラズマ中のイオン計測装置。 (もっと読む)


【課題】 電圧の制御により帯電粒子によるノイズ成分を排除して、高感度な測定を行う。また、微量成分の分析を実現する。
【解決手段】 正(負)イオン分析時には、多重極ロッド電極を挟んで設けられた、イオンが導入される第1の電極の静電位が、イオンが排出される第2の電極の静電位よりも高く(低く)なるような静電圧と、第2の電極に交流電圧を印加する制御をし、交流電圧の印加制御に応じた検出部における出力値を用いてデータ処理を行う。 (もっと読む)


【課題】目的とするプロダクトイオンの検出感度の低下や、イオンの停滞によるゴーストピークの出現を回避する。
【解決手段】
コリジョンセル20内にCIDガスを導入するガス供給管31の接続個所を第1入射壁面22と第2入射壁面24との間に設け、第2イオン入射開口25の開口面積を第1イオン入射開口23の開口面積より大きくする。これにより、イオン入射側からイオン出射側に向けてCIDガスが吹き出す。イオン入射側とイオン出射側とのガスコンダクタンスの差によってコリジョンセル20内に生じるガスの流れに加えて、ガス吹き出しを後方に向けることで後方へのガス流が一層起こり易くなり、コリジョンセル20内でイオンの進行が促進されイオンの遅延が軽減される。 (もっと読む)


【課題】低コストで高スループットな分析をする。
【解決手段】多重極ロッド電極1を有するイオン透過部37と、多重極ロッド電極1へ電圧を印加する電源および回路部5と、電源部を制御する制御部とを備え、多重極ロッド電極1は、互いに軸方向の異なる位置で複数のセグメントロッド群に分割され、それぞれのセグメントロッド群にはロッド群毎に異なる直流電圧が印加され、ロッド電極の分割位置により異なる電位状態の領域を形成することを特徴とする質量分析装置。 (もっと読む)


【課題】イオンの利用効率を高めたタンデム型飛行時間型質量分析計を提供する。
【解決手段】イオン蓄積手段2より吐き出されたイオン群をパルス的に加速する垂直加速部および加速されたイオンを分離する第1飛行時間型イオン光学系3と、所定のプリカーサイオンのみを選択的に通過させるイオンゲート4とイオンゲートを開閉する制御手段、プリカーサイオンの開裂手段および生成したプロダクトイオンを質量分析する第2飛行時間型イオン光学系6を備え、イオン蓄積手段より吐き出されたプリカーサイオンが第1飛行時間イオン光学系への通過率が最良となる位置に到達する到達時間に合わせて、プリカーサイオンをパルス的に加速する様にした。 (もっと読む)


【課題】デジタルイオントラップにおいて、q値を略一定に保ちつつ任意のm/zのプリカーサ分離を短時間で行う。
【解決手段】ノッチのあるFNF信号をデジタル化したデータをFNF波形記憶部15に記憶しておき、プリカーサ分離の際に主電圧タイミング制御部7及び主電圧発生部9は基準クロック信号CKに基づき矩形波電圧を発生し、補助信号生成部14はFNF波形記憶部15から読み出したデータを基準クロック信号CKに同期したクロック信号によりD/A変換してFNF信号を生成する。基準クロック発生部6は制御部30の制御の下に、目的イオンのm/zに応じた周波数の基準クロック信号CKを生成するため、目的イオンのm/zが変わると基準クロック信号CKの周波数が変化し、同じ比率で矩形波電圧の周波数、FNF信号のノッチの中心周波数も変化する。 (もっと読む)


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