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国際特許分類[H01J49/42]の内容

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国際特許分類[H01J49/42]に分類される特許

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【課題】小型化が可能な四重極型質量分析計を提供する。
【解決手段】本発明の四重極型質量分析計1は、絶縁性で環状の電極ホルダ12の内周面に固定して配された、4本の電極柱13からなる四重極14を備え、前記四重極に直流電圧と交流電圧を印加し、イオン化装置11によって気体のイオンを生成し、前記イオンを前記四重極の間を通過させ、コレクタ15、16で収集して質量分析を行う四重極型質量分析計であって、前記電極ホルダに設けられた貫通孔を有し、前記コレクタ15、16の配線が、該貫通孔を通して配されていること、を特徴とする。 (もっと読む)


【課題】従来のイオントラップでは、十分な擬電位ポテンシャルを確保しつつCIDに十分な運動エネルギーをプリカーサイオンに与えるような駆動条件を設定した場合、低m/zのプロダクトイオンが安定捕捉領域を外れて観測できなくなる。
【解決手段】プリカーサイオンの選別を行う際には、リング電極31に高周波高電圧を印加し、エンドキャップ電極32、33に共鳴励振用の交流電圧を印加する。それに引き続くCID時には、リング電極31ではなくエンドキャップ電極32、32に高周波高電圧を印加することで、プリカーサイオンと開裂により生成されたプロダクトイオンとを捕捉する。その際には、イオン選別時の高周波高電圧よりも周波数を高くするとともに振幅も大きくし、q値を小さくする一方、擬電位ポテンシャルを大きくする。これにより、低m/zのプロダクトイオンが良好に捕捉され、そうしたイオンも観測できるようになる。 (もっと読む)


【課題】質量分析計のコンポーネントを迅速で精密な位置合わせでもって、分解/再組み立てできるようにする。
【解決手段】質量分析計システムはイオン光学系(100)及びイオン光学系用のハウジング(301)を含む。パネル(303、305)がハウジングに対して開位置と閉位置との間で移動可能である。イオン光学系の第1のセクション(211)がハウジング内にあり、イオン光学系の第2のセクション(205、207、209)がパネルに取り付けられる。イオン光学系は、パネルが閉位置にある場合に、ハウジング及びパネルにより取り囲まれる。位置合わせ機構(401)は、パネルを閉じた際に、イオン光学系の第1及び第2のセクションを所定の整合状態へと位置合わせする。 (もっと読む)


高いサンプル利用度で質量スペクトルを測定する方法は、第1の所定の範囲の質量電荷比を持つ質量スペクトルから第1の群の前駆イオンを質量フィルタするステップを含む。第1の群の前駆イオン中の少なくとも1種類の前駆イオンが、次に選択的にフラグメント化される。第1の群の前駆イオン中のフラグメント化された前駆イオンの第1のフラグメント質量スペクトルが測定され、一方では第1の所定の範囲内の質量電荷比の他の前駆イオンが保持される。第2の所定の範囲の質量電荷比を持つ第2の群の前駆イオンが質量スペクトルから質量フィルタされる。第2の群の前駆イオン中で、少なくとも1種類の前駆イオンが選択的にフラグメント化される。第2の群の前駆イオン中でフラグメント化された前駆イオンの第2のフラグメント質量スペクトルが次に測定される。
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【課題】低真空での動作が可能であり、小型、安価、簡便なイオントラップを提供し、それを用いて計測精度を低下させることなく質量分析を行う技術を提供する。
【解決手段】イオン源でイオンを生成し、円筒電極に導入する。この円筒電極の直流電圧によるポテンシャルと交流電圧によるポテンシャルとにより形成された1次元ポテンシャルにイオンを捕捉する。印加する直流電圧及び交流電圧の少なくとも一方を変化させることにより、捕捉したイオンを、円筒電極の中心に配置される電極に衝突させて電流値として検出する。 (もっと読む)


2次元の実質的に四重極の電場を提供する。電場は、振幅A2の四重極高調波と、振幅A4の八重極高調波とを備え、A4は、A2の0.01%よりも大きく、A4は、A2の5%未満であり、電場に存在する振幅Anを有する任意の他の高次高調波について、nは、4を除く2よりも大きい任意の整数であり、A4は、Anの10倍よりも大きい。線形イオントラップの中においてイオンを処理する方法であって、該方法は、a)2次元の実質的に四重極の電場を確立し、維持することであって、該電場は、振幅A2の四重極の高調波と、振幅A4の八重極の高調波とを備え、A4は、A2の0.01%よりも大きく、A4は、A2の5%未満であり、該電場に存在する振幅Anを有する任意の他の高次高調波について、nは、4を除く2よりも大きい任意の整数であり、A4は、Anの10倍よりも大きい、ことと、b)イオンを該電場に導入することとを含む、方法。
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【課題】エンドキャップ電極に矩形波電圧を印加することによりイオンを共鳴励起排出する場合に、共鳴励起条件を理想状態に近づけることで質量分解能を改善する。
【解決手段】励起共鳴電圧直流電位算出部71は共鳴励起排出に先立って、パルス電圧発生部51で生成される矩形波電圧の周期、パルス幅、電圧値などを用いて、時間平均電位がゼロとなるような直流電位シフト量を算出する。共鳴励起排出の実施時に、可変直流電圧発生部52は直流電位シフト量に応じた直流電圧を発生し、電圧重畳部53、54において矩形波電圧はその直流電圧分だけシフトされる。それにより、各エンドキャップ電極22、24に印加される矩形波電圧の時間平均電位はともにゼロとなり、イオントラップ2空間内で中心軸に沿った方向の直流的な電位勾配がなくなる。その結果、捕捉されているイオンの軌道中心がトラップ2の幾何学中心に一致し、共鳴励起条件が理想に近くなる。 (もっと読む)


【解決手段】開示されるイオンガイドは、複数の軸方向電極群を備え、各軸方向電極群は、複数の電極セグメントに径方向にセグメント化されたリング電極又は環状電極を備える。 (もっと読む)


本発明は、微分型イオン移動度分析及び質量分析を実行するイオン分析装置に関する。実施形態において、装置は、微分型イオン移動度デバイスを質量分析器の真空空間内の、質量分析器よりも前段に備える。また、装置の排気システムは微分型イオン移動度デバイスを0.005kPaから40kPaの圧力で操作するように構成される。さらに装置は、50kHzから25MHzの周波数帯域の周波数を与えるデジタル非対称波形生成器を含む。実施例は優れた分解能とイオン通過を示す。イオン移動度デバイスは多重極、例えば十二重極とすることができ、径方向のイオン収束は双極子場に加えて四重極電場をデバイスに与えることにより達成できる。
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【課題】所定質量範囲に亘る質量走査を繰り返すスキャン測定において、1回の走査の終了電圧から次の走査の開始電圧に電圧を戻す際にアンダーシュートなどが発生して電圧値が不安定になるため、適宜の待ち時間が必要である。この待ち時間をできるだけ短縮することにより、質量走査の繰り返し周期を短くして時間分解能を向上させる。
【解決手段】繰り返し質量走査における待ち時間は、従来、分析条件に依らず一定とされていた。これに対し、本発明に係る四重極型質量分析装置では、指定された質量範囲により走査終了質量と走査開始質量との質量差ΔMを計算し、この質量差に応じて異なるセトリングタイムを設定する。質量差ΔMが小さく電圧安定化時間が短くて済む場合には、相対的に小さなセトリングタイムが設定される。これにより、質量走査の繰り返し周期が短くなり、時間分解能が向上する。 (もっと読む)


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