説明

「あわせ楽カバー」

【課題】着脱が楽な布団カバーを提供する。
【解決手段】敷き布団又は掛け布団をくるむカバーで、袋状の部分2の付いた同型の上側部分と下側部分から構成され、布団の両端を各の袋状部分に収納し、結び紐4及びマジックテープ6で止着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は寝具をくるむための、布団カバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より布団のカバーは幾種類も考え出されてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のものは次のような欠点があった。
1)袋状カバーの四隅にあわせて、大きく、重い布団を入れようとすると、特に高齢者や介護者等に大変な重労働である。
2)袋状カバーの片側が汚れても、全体を洗濯する必要がある。
3)人が寝ている場合、取替えができにくい。
4)洗濯においても、干す場合も、大きくて手間が大変である。
本考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
イ)袋状カバーの袋状になっている部分を、対になった貝のように、上側と下側のそれぞれに残して切り離し、(A)、(B)とする。
ロ)(A)、(B)とも、片側の袋状部分の先端に結び合わせのための、紐をつける。紐は結び合わせどうしで同色とする。
ハ)先に(A)を敷き、布団を袋状部分に差し入れ、次に(B)を袋状部分を下向きに、(A)と反対方向から布団にかぶせ、差し入れる。
ニ)同色の紐どうし結び、あわせる。又、脇はマジックテープで閉じる。
【発明の効果】
1)片側に袋状のある上側と下側のカバーをあわせて布団を差し入れるだけなので、着脱が楽である。
2)汚れた側のみ洗濯でき、干すのも楽である。
3)人が寝ていても取り替えやすい。
4)購入時も片側のみ購入できて、経済的である。
5)上と下のカバーをそれぞれに色を変えれば、リバーシブルで使用でき、ファッション性も得られる。
6)敷き布団、掛け布団両方ともに、同様カバーで使用できるが掛け布団の場合は、布団の模様が見えるように前面の一部にメッシュ生地を使用する。
7)あわせ部分には紐以外にも、マジックテープやホックなどでも応用する。
【発明を実施するための最良の形態】
特に、高齢者、介護者など福祉関係分野において、役に立てればと考案しました。
【実施例】
【産業上の利用可能性】
【図面の簡単な説明】
カバーのみの図面(図1)と、使用例の図面(図2,3)である。(図3は使用状態が分りやすいように、上のカバーの一部をめくった図である)
【図1】同型のカバー、(A)、(B)を示した斜視図である。
【図2】使用例を示した平面図である。
【図3】使用例を示した斜視図である。
【符号の説明】
▲1▼ 袋状部分のある下のカバー(A)
▲2▼ 袋状部分のある上のカバー(B)
▲3▼ 布団
▲4▼ 結び紐(片側)
▲5▼ 結び紐(他の片側)
▲6▼ 脇のマジックテープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
敷き布団を主にくるむカバーで、袋状の部分のついた同型の上側と下側からなる布団カバー。掛け布団用も同様である。
【請求項2】
布団カバーでも袋状や一枚ものではなく、貝のように、上下に別々に分け、下側と上側をあわせて使うカバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−130277(P2006−130277A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−354651(P2004−354651)
【出願日】平成16年11月8日(2004.11.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(504451081)
【Fターム(参考)】