説明

あんこシート

【課題】 食パンやその他の食品に手で直接触れることなく道具も使わずに餡をのせたり、包んだりして味わうことのできるあんこシートを提供する。
【解決手段】 豆、芋類などの餡に砂糖、寒天を加え、加熱し固め離水を防ぎ、シート状に型枠を用いて成型し、両面にビニルシートを貼り付け保護したものでシートをはがして食品の上にのせたり、包んだりして使用することを特徴とするあんこシート。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は食パンやその他の食品に手で直接触れることなく道具も使わずに餡をのせたり、包んだりして味わうことのできるあんこシートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、餡は缶、ビン、パック包装などの容器に入れ販売されているので食品に加工して使用する際には手で成型をする。又はスプーンやヘラなどの道具を用いて使用されている。尚、スライス状チョコレートの発明が知られている。(特許文献1参照)
【特許文献1】特許公開平7−236422号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、次のような問題点があった。
(イ)餡は缶、ビン、パック包装などの容器に入っているので、食品に加工して使用する 際、手で丸めたり、包んだりするとベタベタと手に付いてしまい衛生的に作業が出 来ず、様々な道具を使い成型するので手間がかかる。
(ロ)餡の固さは商品により違うので固すぎて食パンなどの柔らかい食品に塗りひろげた りする際、潰れてしまい、餡の固さを調節する為、水分を足して加熱しなければな らないので手軽に餡を使用できない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
豆、芋などの餡に砂糖、寒天などを加え、加熱し固め離水を防ぎ、シート状に型枠を用いて成型し、両面にビニルシートを貼り付け保護したものでシートをはがして食品の上にのせたり、包んだりして使用することを特徴とするあんこシートである。
【発明の効果】
【0005】
本発明はシート状なので、食パンやその他の食品に手で触れることなく道具も使わずにビニルシートを剥がすことで餡をのせたり、包んだりして簡単に作業できる。ビニルシートで保護してあるので衛生的に使え、一定の厚みで食パンやその他の食品に使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)小豆からなる生餡600gに糖類500gと水を加えて、加熱し小豆餡を作る。
(ロ)寒天4gと水を適量、混合し、加熱して溶かし、小豆餡に加えて練り上げる。
糖度55〜60度にして、粗熱を取る。
(ハ)ビニルシート(1)の上に型枠(3)を置き、枠の中にヘラを使い、小豆餡(4 )をすり込む(a)、型枠をはずし、小豆餡(4)の上にビニルシート(2)を かぶせ密着させる(b)。
本発明は以上の構成で、これを使用するときは図1の示すように(2)のビニルシートをはがし(b)、食パン(5)の上にのせ、ビニルシート(1)をはがして付着させる(c)。そして、食する。
本発明の実施の形態では小豆餡を例に説明したが白餡、芋餡などその他の餡でも同様に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図・断面図
【図2】本発明の工程を示すフローチャート図
【0008】
1 ビニルシート
2 ビニルシート
3 型枠
4 小豆餡
5 食パン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
豆や芋などの餡に砂糖、寒天を加え、加熱し固め離水を防ぎ、シート状に型枠を用いて成型し、両面にビニルシートを貼り付け保護することを特徴とするあんこシート。

【図1】
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【図2】
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