説明

いくつかの構成要素を同時に操作するための装置

【課題】ピックアップし、移動して、互いに近くに配置することができ、強固で信頼性が高く構造的簡略化され、正確かつ迅速な動作を提供する。
【解決手段】閉じた位置と、互いに予め設定された距離にある少なくとも1つの間隔を置いた位置との間で移動可能である複数の握持ヘッドを有するいくつかの構成要素を同時に操作する装置であって、握持ヘッドが摺動して結合される第1のロッド形の要素と;閉じた位置に対応する第1の位置と、少なく1つの間隔を置かれた位置に対応する第2の位置との間で移動可能であり、長手方向の案内を備えた、第1のロッド形に平行な第2のロッド形の要素と;第2のロッド形の要素と一体になる支柱を有する破線を形成するジグザグにおいてヒンジ結合される複数のロッドと;ロッドが遠方端部で自由に回転させられ、第2のロッド形の要素で作動する動作手段は第2のロッド形の要素の案内で自由に摺動する複数の横の支柱と;を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、その最も一般的な態様において自動操作の分野に関するものであり、特に、移動される、配置される、組立てられる又は試験されるいくつかの構成要素又は様々な部品を同時に操作するための装置に関連するものである。
【0002】
特に、本発明は、例えば電子装置、半導体、機械式部品その他のように小さな寸法しか有しないがそれらに限定されない様々な構成要素及び要素のための複数の握持及び操作ヘッドを含む、前記のタイプの装置に関連するものである。
【背景技術】
【0003】
公知であるように、自動操作の分野(オートメーション)において、装置が、より迅速かつ正確な動作及び位置決めを保証できることが必要とされる。
【0004】
前記の必要性は、例えば、小さな寸法の大量な構成要素が操作され、組立てられて、試験されなければならない電子装置産業において、特に認知されるものである。
【0005】
この必要性を満たすため、公知の技術は、米国特許公開2009/053018号に記載されるもののように、小さなサイズの複数の構成要素を同時に握持及び操作するために多くの自動装置を提供してきた。握持手段を操作するためのカム制御手段又はファン案内システムを有している装置もまた、市販されている。
【0006】
これらの装置は、好都合に構造及び機能的な複雑性の欠点を逃れるものではないが、近接した装置の高密度での商品又は装置製造における相当の便利さで使われる可能性を制限する相当な大きさが指摘される。
【0007】
本発明に基づく技術的な問題は、かさばらない複数の構成要素を同時に操作し、複数のこれらの構成要素をピックアップし、移動して、互いに非常に近くにさえ配置することができ、同時に、強固でかつ、使用の間信頼性が高いのと同様に構造的及び有効に簡略化され、正確かつ迅速な動作につながる装置を提供することである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許公開2009/053018号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によると、しっかり密着する閉じた位置と、互いに予め設定された距離にある少なくとも1つの間隔を置いた位置との間で移動可能な複数の握持ヘッドを有するいくつかの構成要素又は様々な部品を同時に操作する装置であって、前記握持ヘッドが摺動して結合される第1のロッド形の要素と;前記閉じた位置に対応する第1のロッド形の要素から第1の予め設定された距離にある第1の位置と、前記握持ヘッドの前記少なく1つの間隔を置かれた位置に対応する第1のロッド形の要素から、前記第1の予め設定された距離より短い第2の距離にある少なくとも第2の位置との間で移動可能な長手方向の案内を定める第1のロッド形の要素に平行した平面に配置される第2のロッド形の要素と;前記ロッド形の要素と一体になる手段によって、中間の支柱で破線を形成するジグザグにおいてヒンジ結合される複数のロッドであって、一次の横の支柱は、各々の前記ロッドが自由に回転できるように前記第2のロッド形の要素の前記案内において自由に摺動することができ、二次の支柱は、握持ヘッドを各々担持するロッドと;前記閉じた位置と間隔を置かれた位置との間で第1のロッド形の要素に沿って前記破線により握持ヘッドを動かすために前記第2の移動可能なロッド形の要素に接続される制御手段と;を含む装置によって、前記問題は解決される。
【0010】
都合よく、前記制御手段は、電気機械式又は空気式手段である。いずれの場合においても、前記制御手段は、第2のロッド形の要素に固定する少なくとも1つの可動要素と、前記少なくとも1つの移動可能な装置が摺動して連結される第1のロッド形の要素に固定する少なくとも1つの支持柱とを含む。
【0011】
好ましくは、前記支持柱は、第1のロッド形の要素に関して、前記第2のロッド形の要素の移動方向の方へ導かれる。
【0012】
好ましくは、複数の操作ヘッドに対向した部分に配置される第1のロッド形の要素に固定する2つのそれぞれの支持柱に組立てられる第2のロッド形の要素に固定する2つの可動要素が提供される。
【0013】
さらに、装置はまた、固定されたロッド形の要素と平行したロッド形の要素の移動のため、それぞれの支持柱上の前記2つの可動要素の摺動を同期する手段を含む。
【0014】
制御手段が電気機械式手段である場合、前記可動要素は、電気モータによって回転可能に駆動され、可動要素がそれとともに連結される支持柱に沿って得られるかみ合いラックと嵌合するピニオンを備えるカーソルである。
【0015】
制御手段が空気式手段である場合、それらは圧力下で流体によって供給される少なくとも1つの空気式シリンダを含み、支持柱は、前記シリンダにおいて作動している密封ガスケットを有するピストン型の部分を有する。
【0016】
都合よく、その使用のために、前記装置は、すべての操作アーム、装置又はロボットに適用されて、類似した装置と結合されて使われ、2つの装置は他の装置の握持ヘッドと比較してずらされる装置の握持ヘッドと向かい合って配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明のさらなる特徴及び利点は、説明の便宜上添付の図面に参照され、限定的な意図は有しない好ましい実施態様のいくつかの例の以下の説明から、より明白になる。図面の説明は以下の通りである:
【図1】図1は、本発明の第1の実施態様による複数の構成要素を同時に操作するための装置の斜視図及び部分的な分解立体図を示す;
【図2】図2は、閉じた位置で複数の握持ヘッドを有する図1の装置の斜視図を示す;
【図3】図3は、図2の装置の前及び一部を断面で表した図を示す;
【図4】図4は、間隔を置かれた位置で複数の握持ヘッドを有する図1の装置の斜視図を示す;
【図5】図5は、移動可能なロッド形の要素のない図1の装置の前及び一部を断面で表した図を示す;
【図6】図6は、図5のA−A矢印により得られた装置の横の部分を示す;
【図7】図7は、本発明の実施態様の変形例により閉じた位置において複数の握持ヘッドを有する同時にいくつかの構成要素を操作するための装置の正面図を示す;
【図8】図8は、間隔を置かれた位置で複数の操作ヘッドを有する図7の装置の正面図を示す;
【図9】図9は、図8のB−B矢印により得られた横断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1−6を参照すると、いくつかの構成要素及び様々な部品を操作するための本発明の装置が、一般に数1によって示される。それは、それぞれの複数の構成要素(図示せず)をピックアップする、移動する、放す、組立てる、試験するのに適応する、又は、いずれにしても特定の動作を実行するのに適応する、表された例においては4つであるが他の数であってもよい複数の握持及び操作ヘッド2を含む。
【0019】
特に、握持ヘッド2は平行して並んで配置され、閉じた位置、すなわち、操作ヘッドが密着するように近づいた位置と、互いに距離を置いて存在する間隔を置かれた位置との間で移動可能であり、その逆も同じである。
【0020】
さらに、握持ヘッド2はまた、後でより明らかになるように前記2つの一番端の位置間の中間位置を採用する。
【0021】
本発明によると、装置1は、さらに、第1のロッド形の要素3、又は、バー、それとともに摺動して結合される握持ヘッド2と;長手方向の案内5を備え、第1のロッド形の要素3から第1の予め設定された距離にある第1の位置A(図2及び3)と、前記第1の予め設定された距離より特に短い異なる距離にある第2の位置B(図4)との間でそれ自体と平行して移動可能である第1のロッド形の要素3と平行して平面に置かれる第2のロッド形の要素4、又は、バーと;連続的に整列配置された半平行四辺形の形で破線7を形成するため、ジグザグに互いにヒンジ結合した複数のロッド6と;を含む。特に、この破線は、第2のロッド形の要素4と一体になる中間の支柱8と、各々のロッド6が自由に回転するようにされる前記第2のロッド形の要素4の案内5で自由に摺動する複数の横の支柱9とを有する。9において支柱を有するそれの反対側のそれぞれの遠方端部で、各々のロッド6は、握持ヘッド2を担持する。
【0022】
制御手段10も同様に、破線7のロッド6によって、閉じた位置と間隔を置かれた位置との間で握持ヘッド2の移動を引き起こすように、相対的な第1のロッド形の要素3へのその移動のため、第2のロッド形の要素4に接続される。
【0023】
詳細には、握持ヘッド2を第1のロッド形の要素3へ結びつける摺動を実行するため、これらのヘッド2の各々は、ロッド形の要素3の輪郭に沿って係合して動作する案内溝11の前で提供される。
【0024】
第1のロッド形の要素3と平行して及びそれから離れて移動可能である第2のロッド形の要素4を参照すると、前記第1の位置Aは握持ヘッド2の閉じた位置に対応する(図2及び3)、一方で前記第2の位置Bは握持ヘッド2の間隔を置かれた位置に対応する(図4及び5)ということができる。
【0025】
さらに、第2のロッド形の要素4は、閉じた位置から始まり互いに間隔を置いた場合のそれらの中心−中心間の選択のため、握持ヘッド2の中間位置に対応する第1及び第2の位置A、B間の中間位置を採用する。
【0026】
前記位置間の対応は、本発明により、握持ヘッド2を第2の移動可能なロッド形の要素4に結合する破線7によって得られる。
【0027】
この点に関して、装置1は、第2のロッド形の要素4に破線7の中間の支柱8を拘束する固定ねじから構成される示された例において、計画的な結合手段12と、及び、支柱9によって、第2のロッド形の要素と関連して端部の反対側の端部にそれぞれのロッド6の各々のヘッド2を拘束するためのねじ止めされた釘又はピンの形で示された例において、計画的な枢軸手段13とを含む。
【0028】
さらに、中間の支柱8の対向する部分からの破線7の支柱9は、好ましくは、都合よくCの輪郭の軌道の形状において提供される第2のロッド形の要素4の案内5において導かれるローラー又は軸受を有する。
【0029】
本発明の第1の実施態様によれば、第2のロッド形の要素4の動作方向において向きを定められ、複数の握持ヘッド2に関して対向する部分で配置された第1のロッド形の要素3に固定する支持柱16の対応している対に沿って導かれる特に一組のカーソル15において、制御手段10は本質的に、第2のロッド形の要素4の端部に拘束される一組の可動要素を駆動する例えばブラシ不要タイプの電気モータ14を含む。
【0030】
このように、装置は、特に強固でかつ動作において正確であるが、第2及び第1のロッド形の要素にそれぞれ固定する1つの可動要素のみ又はカーソルのみ、及び、1つの支持柱のみを提供する可能性は除外されない。
【0031】
2つのカーソル15の場合には、本発明の装置は、さらに都合よく、それらの動作を同期させる同期手段を含む。
【0032】
詳細に、及び、図1−6で述べたように、カーソル15の動作を同期させる手段は、電気モータ14と結合され、2つのカーソルの間で延長する駆動軸17である。
【0033】
特に各々のカーソル15は、好ましくは、カーソル内部で得られ、前記ハウジング19にわずかに触れる程度に延長して面する少なくとも支持柱16の長さに沿って得られたかみ合い歯20と嵌合するように配置されたハウジング19に組立てられるそれぞれのピニオン18を備える。
【0034】
各々のカーソル15のハウジング19は、軸受22、24が介入されるそれぞれのピニオン18を支持するフランジ21、23によって横に閉じられる(図1、3及び5)。
【0035】
都合よく駆動モータの駆動時間を変えることによって、それらの閉じた位置から始まる握持ヘッド間の距離の必要条件により選びかつ調整することができると概説されなければならない。
【0036】
第1のロッド形の要素3への支持柱16の固定、及び、第2のロッド形の要素4への可動要素、すなわちカーソル15の固定は、それぞれ第1の接続手段25及び第2の接続手段26によって得られる。
【0037】
表された例において、これら第1の接続手段25及び第2の接続手段26は、各々の支持柱16の一端で提供されるブラケット部、及び、第1のロッド形の要素3及び第2の移動可能なロッド形の要素4の一端でそれぞれ固定する各々のカーソル15の一端で提供される突起である。
【0038】
握持ヘッド2を参照すると、それらが公知のタイプのものであり、本明細書において詳細に記載されないが、発明の要約のために有用な特徴の範囲内で示されることに留意されなければならない。
【0039】
各々の握持ヘッド2は、相互に連結されて導かれる2つの要素、例えば空気式制御のような制御により実行される、固定された摺動要素に関して往復運動の線形の移動に影響されやすいロッド6及び移動可能な摺動要素29に拘束される、特に固定された摺動要素28から本質的に構成される摺動タイプである。
【0040】
移動可能な摺動要素29は、例えば、概略的に図5に示されるような吸着カップ、又はクランプ又は他のもののような把握作用をもつ部材30を自由端で備える。
【0041】
移動可能な摺動要素29、及び、把握作用をもつ部材30、又は、それへ結合される他の端部装置のアクティブ制御のため、把握作用をもつ部材30を担持する端部の反対側に各々のヘッド2の端部で提供される対応する通路32に接続して、それぞれの空気式連結31が提供される。
【0042】
本発明及び別の実施態様によれば、空気式制御手段が、第2のロッド形の要素の移動のために採用される。この他の実施態様は特に図7−9に示され、図1−6に示される装置のそれらに構造的かつ有効に類似した又は同等の部品は、同じ参照番号によって示される。
【0043】
図7−9において、装置は全体として数100によって示され、以前に示された装置1、及び、数110によって全体として示される制御手段を正確に除いてそれに関する説明に完全に類似している。特に、これらの制御手段110は、両方とも室118を定める2つのシリンダ115から特に構成されている第2のロッド形の要素4に固定する2つの可動要素を含む。
【0044】
以前に記載されたものに類似して、各々のシリンダ115は、第2のロッド形の要素4の移動方向において延長され、第1のロッド形の要素3に固定されたそれぞれの支持柱116によって結合される。そのような支持柱116は、それぞれのシリンダ115の室118内部のピストンとして収容され、作動する少なくとも1つの密封ガスケット117を有する部分を有する。
【0045】
各々のシリンダ115は、ピストンに関して、及び、それぞれの支持柱116に関してシリンダの往復運動している移動のため、ガスケット117を有するピストンの対向する部分から流体室118と通信する、数字119によって示される、例えば圧搾空気のような流体の流入/放出通路を備える。
【0046】
実際には、それはピストン−シリンダ連結であり、表された場合では、往復運動して線形に移動できる可動要素は、各々の支持柱116で提供される、計画的なリミットストップ120によって決定される予め設定された最大のストロークにより支持柱116に一体化されるピストン上で摺動するシリンダである。
【0047】
装置100は、それぞれの支持柱116に沿ったシリンダ115のストローク(移動)、そして第2のロッド形の要素4の連続的な位置に基づく調整のため、流入/放出通路119に収容される計画的な流量調節弁を含むことに留意されなければならない。
【0048】
数字121によって示される流量調節弁は、2つのシリンダ115の動作を同期する計画的な手段によって導かれる。この目的のため、本発明の装置はまた、示されていない電子制御装置として管理される。
【0049】
装置100は、例えば、各々の支持柱の周りで、支持柱とそれぞれのシリンダとの間に配置される、異なる高さを有する座金の形をした関連した支持柱116に関して、分離した位置による各々のシリンダ115の移動の調整のためのスペーサ122を含む。
【0050】
またこの変形例において、装置は、特に強固でかつ動作において正確であるが、特に1つのみの空気式シリンダ及び1つのみの支持柱である1つの可動要素のみを提供する、可能性は除外されず、それぞれ第2及び第1のロッド形の要素と一体である。
【0051】
また図1−6に関して記載される装置と同様に、図7−9による装置100も、各々の支持柱116の一端において提供されるブラケット部であり、第1のロッド形の要素3に固定する第1の接続手段25と、各々のシリンダ115の一端において提供される突起であり、第2のロッド形の要素4において固定する数字26によって示される第2の接続手段とを含む。
【0052】
前記の説明ですでに見られた本発明の利点は、本発明が、握持ヘッドの厚さが前の大きな突起なしで本質的に2つの平らなロッド形及びジグザグのヒンジ結合されたロッドの要素の厚さのみに加えられるような、かさばらない大きさの複数の構成要素を同時に操作する装置を提供することを考慮してさらに指摘される。
【0053】
この態様は、特に限定されずに、握持ヘッドを支持している第1のロッド形の要素とぴったり重なり互いに当接して、本発明の2つの装置を向かい合って結合して結びつけることができるので特に好都合である。このようにして、作動中の握持ヘッドの数を増やし、小さな表面上でより多数の構成要素を操作し、都合よくまた、他の装置に関してそれらの装置をずらされるように配置することによって握持ヘッド間の傾斜度を半減させることができる。
【0054】
握持ヘッドの固定された摺動要素の自由端近くの空間部はまた、本質的に明確であり、移動可能な摺動要素、把握作用をもつ部材、及び、使用される場合に他の制御を駆動するように空気式連結を集めるために都合よく役立つことに留意されなければならない。
【0055】
さらに、構造の及び機能的な単純性の利点は装置の大きさを小さくすることに加えられ、本発明を異なるオートメーションプロセスに用いられるように適応する。
【0056】
電気又は空気式動作手段によってそれぞれ駆動される可動要素、カーソル又はシリンダの動作により、ジグザグのみにおいてヒンジ結合されるロッドにより伝えられるので両方の運動速度、動作範囲及びそれの精度を指す、近い又は間隔を置かれた位置において、握持ヘッドの往復運動している移動の効率的な制御を有することができる。
【0057】
さらに、支持柱による第1の3、及び、第2の4ロッド形の要素を連結することで、全体に特別な耐久性を伝える。
【0058】
当業者は、付随する特定の必要条件を満たすため、その様々な実施態様において上記の装置に様々な変化及び変種を作成することができ、一方で、すべては、以下の請求項に定義されるように本発明の保護範囲において含まれる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
いくつかの構成要素又は様々な部品を同時に操作する装置であって、動いてしっかり密着する閉じた位置と、互いに予め設定された距離にある少なくとも1つの間隔を置いた位置との間で移動可能な複数の握持ヘッド(2)を含む装置(1;100)において、−該握持ヘッド(2)が摺動しながら結合される第1のロッド形の要素(3)と;−該閉じた位置に対応する該第1のロッド形の要素(3)から第1の予め設定された距離にある第1の位置(A)と、該握持ヘッドの該少なく1つの間隔を置かれた位置に対応する該第1のロッド形の要素(3)から、該第1の予め設定された距離より短い第2の距離にある少なくとも第2の位置(B)との間で移動可能な長手方向の案内(5)を定める該第1のロッド形の要素(3)に平行した平面に配置される第2のロッド形の要素(4)と;−該ロッド形の要素(4)と一体になる手段によって、中間の支柱(8)で破線(7)を形成するジグザグにおいてヒンジ結合される複数のロッドであって、一次の横の支柱(9)は、各々の該ロッド(6)が拘束された該第2のロッド形の要素(4)の該案内(5)において自由に摺動することができ、二次の支柱(13)は、各々の該握持ヘッドを各々担持するロッドと;−該閉じた位置と該間隔を置かれた位置との間で該第1のロッド形の要素(3)に沿って該破線(7)により該握持ヘッド(2)を動かすために該第2の移動可能なロッド形の要素(4)に接続される制御手段(10;110)と;をさらに含み、該握持ヘッド(2)は並んで配置されて、該第1のロッド形の要素(3)に沿って導かれ、該ジグザクのロッドは、該第2のロッド形の要素(4)によって定められる長手方向の案内に沿って実行される支柱を有することにおいて特徴付けられる、装置。
【請求項2】
前記制御手段(10)が電気機械式である、請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記制御手段(110)が空気式である、請求項1記載の装置。
【請求項4】
前記制御手段が、前記第2のロッド形の要素(4)に固定する少なくとも1つの可動要素(15、115)と、前記第1のロッド形の要素(3)に固定する少なくとも1つの支持柱(16;116)とを含み、該可動要素は該支持柱に沿って連結されかつ実行される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つの支持柱(16;116)が、前記第2のロッド形の要素(4)の移動方向の方へ導かれる、請求項4記載の装置。
【請求項6】
前記第2のロッド形の要素(4)に固定し、前記複数の操作ヘッド(2)の反対側の部分に配置された前記第1のロッド形の要素(3)に固定する2つのそれぞれの支持柱(16、116)に沿って置き換え可能である一対の可動要素(15、115)を含む、請求項4又は5記載の装置。
【請求項7】
前記一対の可動要素の動きを同期させるさらなる手段(17)を含む、請求項6記載の装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの可動要素が、電気モータ(14)によって回転可能に駆動される、ピニオン(18)を備えたカーソル(15)であり、前記少なくとも1つの支持柱(16)が、少なくとも該ピニオン(18)と嵌合するためのかみ合い歯(20)を有する部品を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記可動要素が、圧力下の流体によって供給されるシリンダ(115)であり、前記少なくとも1つの支持柱(116)が、該シリンダ(115)上で作動するガスケットを有するピストンを構成している部分を含む、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
同等の装置と対において使用可能であり、2つの装置は、他方の装置の前記ヘッドと比較してずらされる装置の前記握持ヘッドで向かい合って配置されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−161908(P2012−161908A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−13540(P2012−13540)
【出願日】平成24年1月25日(2012.1.25)
【出願人】(508337008)ギマティック エス.ピー.エー. (16)
【Fターム(参考)】