説明

おねぞうさん

【課題】子供が就寝時の腹部から下半身の保温性、通気性を保持しつつ、上半身の汗の蒸散を妨げないおねぞうさんを提供する。
【解決手段】胸部まで覆うズボン(1)の表地腹部裏側(2)に腹当て布(3)を設け、ゴム通し口(4)をズボン頭側端に設け、適度に胸部に固定せしめたおねぞうさんを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、胸部まで覆うズボン(1)を肌掛け布地で作り、表地腹部裏側(2)に腹当て布(3)をつけ、胸部まで覆うズボン(1)の頭側上端に、ゴム通し口(4)を位置させ、適度に胸部に固定せしめた。 おねぞうさんに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、子供の入浴後や就寝時の体温低下を防ぐ為のスリッパーがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これはつぎのような欠点があった。
入浴後や就寝直後での使用では、胸部全体を覆うものでは発汗が著しくなり、のちの、体温低下も来たしやすかった。また、体動の激しい子供では、襟元が頚部を圧排することがあった。スリッパーを用いなければ肌掛けから身体が露出してしまうことになった。それらにより、家族は気を遣い、十分な睡眠を得られないことがあった。
本発明は、以上のような欠点を欠くすためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(イ)胸部まで覆うズボン(1)を肌掛け布地で、寝間着ズボンタイプを作った。
(ロ)ズボンの頭側を胸部までのばした。
(ハ)胸部頭側端にゴム通し口(4)を設け、適度に胸部に固定せしめた。
(ニ)表地腹部裏側(2)に腹当て布(3)を設け、部分的に布地を厚めた。
本発明は、以上の構成よりなるおねぞうさんである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)体動が激しく、肌掛けから出てしまう子供へは肌掛けそのもので寝間着を作ってしまえば良い。布地は薄めでも良い。
(ロ)汗の蒸散をスムースにするため、胸部全部覆うものではなく、上胸部〜肩部を露出させるため、ズボンの頭側を乳首までの高さあたりまでとする。
(ハ)胸部まで覆うズボン(1)の表地腹部裏側(2)に腹当て布(3)を縫合せ、腹巻きの機能を持たせた。
(ニ)上胸部に固定させるためのゴム通し口(4)はズボン頭側端に設け、適度に胸部に固定せしめた。
本発明は、以上のような構造でこれを使用するときは,肌掛けとズボンと腹巻きが一体となったものが着用できる。
【0006】
【発明の効果】
腹巻き機能を持たせた肌掛け布地で作られた胸部まで覆うズボン(1)であるため、
(イ)体動が激しくても就寝中、体温低下を予防できる。
(ロ)上胸部〜肩部は露出しているため、汗の蒸散がスムースである。
(ハ)腹部の保温が行える。
(ニ)(イ)、(ロ)、(ハ)、に対し、子供の健康管理に役立つと同時に家族は安眠が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の裏返し図正面である。
【図2】本発明の表図である。
【図3】本発明の縫い方図▲1▼である。
【図4】本発明の縫い方図▲2▼である。
【符号の説明】
1 胸部まで覆うズボン
2 表地腹部裏側
3 腹当て布
4 ゴム通し口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
「(イ)胸部まで覆うズボン(1)の表地腹部裏側(2)に腹当て布(3)を設ける。
(ロ)胸部まで覆うズボン(1)を肌掛け布地で作る。
(ハ)胸部まで覆うズボン(1)の頭側にゴム通し口(4)を設け、適度に胸部に固定せしめる。
以上の構成よりなるおねぞうさん。」

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2005−15987(P2005−15987A)
【公開日】平成17年1月20日(2005.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−205576(P2003−205576)
【出願日】平成15年6月27日(2003.6.27)
【出願人】(503279976)