はみ出しを防止するシャツ等

【課題】人の軽い動きでも生じるシャツ等のはみ出しを防止することができるシャツ等を提供する。
【解決手段】滑り止めをシャツ等の左右ウエスト下部付近の表面または裏面に取り付け、身体とベルトまたは身体とズボン、スカート等との摩擦抵抗によりシャツ等のはみ出し等を防止する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【０００１】
本発明は、ウエスト下方部の表面または裏面に滑り止めを施したシャツ等に関し、更に詳しくは、シャツ等のウエスト下方部に施した滑り止めを身体とベルトまたは身体とズボン、スカート等で保持することにより、ズボン、スカート等からのはみ出し等を防止することができるシャツ等に関するものである。ウエスト下方部とは、ズボン、スカート等を着用した場合、ベルト位置またはベルト位置より下方を示す。
【背景技術】
【０００２】
従来、ズボン、スカート等のずり落ち及びシャツ等のはみ出しを防止するために、吊りバンド（特願平９−１５３００７）やベルト部裏面に滑り止めが施されたズボン、スカート等（特願平１０−５１４４８８）、またはインナーベルト（特願平１１−１８２４９７）が使用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、上記のような吊りバンドやズボン、スカート等には次のような課題があった。吊りバンドは肩から吊り下げて使用するもので、体の動きが制限されやすく、使用が面倒である。
【０００４】
ベルト部裏面に滑り止めが施されたズボン、スカート等については、生地の厚いシャツにははみ出し防止効果があるものの、生地の薄いワイシャツやブラウス等ではその効果は大きく低減する。
【０００５】
インナーベルトも窮屈で、使用が面倒である。
【０００６】
そこで、本発明の目的は、シャツ等のウエスト下方部を身体とベルト、または身体とズボン、スカート等でしっかり保持できることを可能にすることにより、人の軽い動きでも生じるシャツ等のはみ出しを防止することができるシャツ等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。左右のウエスト下方部の表面または裏面に滑り止めを施していることを特徴とするシャツ等である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は上記構成により、次の効果を有する。滑り止めが身体とベルトまたは身体とズボン、スカート等との摩擦抵抗によりシャツ等のはみ出し等を防止することができる。同時にズボンまたはスカート等のずれ落ち防止にも効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例１】
【０００９】
実施例１として、厚さ３ミリ、大きさ２０ミリ×８０ミリの滑り止め２をシャツ等１の左右ウエスト下方部、ズボン、スカート等着用時のベルト位置から約１００ミリ下方の表面または裏面に横長方向に取り付けた。滑り止めは、シャツと同じ生地を二重または三重にした。
【実施例２】
【００１０】
実施例１の滑り止めの形状を楕円型とし、素材にポリエステル製フェルトを使用した。
【００１１】
（作用）本発明はズボンまたはスカート等３の内側に入れて使用するもので、次のように作用する。本発明の滑り止め２がウエスト下方部に位置するため、ベルト４またはズボン、スカート等３と身体５で保持させることができ、摩擦抵抗によりシャツ等のはみ出し等を防止することができる。また、滑り止めの厚さが薄いため、身体の軽い動きを束縛しない。
【００１２】
なお、本明細書の用語及び表現は説明上のもので、等価の用語及び表現を除外するものではない。また、本発明は実施例の形態及び素材に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の形態の変形及び素材の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【００１３】
【図１】本発明の正面図である。
【図２】本発明の背面図である。
【図３】本発明の滑り止め取り付け部付近の側面図である。
【図４】本発明の滑り止め取り付け部の断面図である。
【図５】本発明使用時の断面図である。
【符号の説明】
【００１４】
１はシャツ等２は滑り止め３はズボンまたはスカート等４はベルト５は身体

【特許請求の範囲】
【請求項１】
左右のウエスト下方部の表面または裏面に滑り止めを施したシャツ等

【図１】