説明

ぶら下り健康器具

【課題】ぶら下り健康器具において、従来発明の床置き構造品は未使用時の室内空間活用性弊害、コスト等の欠点があり、廊下の柱、天井の梁等設置品は背丈対応範囲、操作性、デザイン性、耐荷重等に欠点がある。安価で、デザイン性に優れ、屋内柱設置構造の、物干し竿機能、高さ調整機能を有したぶら下り健康器具を提供することを課題とする。
【解決手段】左右の柱等に設置する2個のハート形状等のエンプラ成形構造、且つロープS字折返しクロス引出シンプル構造化にてのロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体と、左右設置のぶら下り及び高さ調整機能用高強度ロープと、1本のぶら下り握り棒等からなり、ロープ設置固定構造体を木造住宅廊下両側柱等に木用ネジ締め等にて天井近傍に固定設置する屋内設置構造とすることで上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ぶら下り健康器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来発明は床置き構造品が主流であり、床置き構造品は未使用時の屋内空間活用性弊害等があった。廊下等の空間を活用し廊下等の幅の差異にも対応し且つ廊下等の柱および天井に設置する構造の発明もある。この例として特許文献1や特許文献2に開示されているものがある。
【特許文献1】実開1993−37253号広報
【特許文献2】特開1989−503449号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記公開文献のように廊下等の幅の差異にも対応し且つ廊下の柱等に設置する構造、および廊下等の天井の梁等に設置する構造で、且つ高さ調整機能を有する構造の発明もあるが、背丈対応範囲、コスト、操作性、インテリアデザイン性等に問題があり、更に天井設置構造発明においては、設置固定木用ネジ等にぶら下り荷重が垂直に作用するため耐ぶら下り荷重対応上の欠点もあり、顧客ニーズを満足させる構造となっていない。前記不具合を解決し、安価で、容易且つ広範囲の高さ調整が可能で、廊下等の幅の差異にも対応し、インテリアデザイン性に優れた、且つ物干し竿機能も有した、室内天井空間活用設置構造の、高さ調整可能ぶら下り健康器具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための請求項1の発明は、ぶら下り健康器具において、左右に設置される2個のロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体と、左右個々にロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体を介しぶら下り握り構造体にぶら下り荷重及び高さ調整荷重にて位置および高さずれが生じない方法にてループ機能状に設置する構造とした2本のぶら下り及び高さ調整機能用高強度ロープと、ぶら下り握り構造体となる1本のぶら下り握り棒、もしくは左右個々(2個)の概、三角形もしくは台形もしくは円形もしくはハート形等のぶら下りリングからなり、そのロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体を、木造住宅の廊下等の両側の柱もしくは筋かい等に、直接もしくは壁紙、石膏ボード等を介して、木用ネジ等のネジ締め等にて天井近傍に固定設置する構造とした。本発明により、廊下等の屋内空き空間を活用したスペース効率性に優れ、廊下等の幅の差異にも対応し、ぶら下り握り棒構造体においては物干し竿機能も有した、シンプル且つ安価にして、広範囲且つ容易に高さ調整ができるぶら下り健康器具の提供を図ることができる。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1記載において、ロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体を、左右対象構造とすると共に、耐ぶら下り荷重強度とロープ摺動機能性を有する樹脂射出成型筐体構造品とし、その筐体にロープの摺動抵抗が小さくなるR面取り等の構造で筐体の上部にぶら下り側部及び高さ調整側部の両側部のロープの引掛け引き出し支持兼位置ガイド用穴もしくは溝を設け、その穴もしくは溝の下部に下部ロープ引掛け支持リブの上面に設置するロープ折返し大R化突起頂点に対しロープ外径分より高く、且つ充分なるロック特性が得られる高さの頂点を有したなだらかなるロープクロスロックロック機能用高台を形成し、且つその高台部を含めた形でぶら下り荷重に充分に耐えられる強度を確保しうる断面積を有する上部ロープ引掛け支持リブを形成する構造でロープ中間引き出し穴を設け、その穴の下部に、ぶら下り荷重に充分に耐えられる強度を確保しうる断面積を有しロープ折返し大R化突起を有した下部ロープ引掛け支持リブを形成する構造でロープ位置ガイド兼折返し引き出し穴もしくは溝を設け、且つロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体の柱等取付設置面側に上部のロープの引掛け引き出し支持兼位置ガイド用穴もしくは溝から下部のロープ位置ガイド兼折り返し引き出し穴もしくは溝まで貫通する構造でロープ摺動逃げ溝を設け、更に上部に設けたロープクロスロック機能用高台の下方且つ両サイドに高さ調整側部ロープのクロス外れ防止突起リブを設けた構造とし、ロープを下部ロープ引掛け支持リブに掛けて折り返し上部ロープ引掛け支持リブにロープの両側を掛けて引き出すS字折り返し引掛け引き出しにて引き出し、且つ高さ調整側部ロープをロープクロス機能用高台上にてぶら下り側部ロープの下側でクロスさせクロス外れ防止突起リブを介して引き出しぶら下り握り構造体にぶら下り荷重及び高さ調整荷重にて位置ずれしない方法にてループ機能状に設置する、左右対称シンプルロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体構造とした。本発明により、廊下等の屋内空き空間を活用したスペース効率性に優れ、廊下等の幅の差異にも対応し、ぶら下り握り棒構造体においては物干し竿機能も有した、シンプル且つ安価にして、広範囲且つ容易に高さ調整ができるぶら下り健康器具の提供を図ることができる。
【発明の効果】
【0006】
前項「課題を解決するための手段」で、請求項1、2の発明による効果について個々に記載したとおり、本発明により、廊下等屋内天井空間活用構造化、廊下幅差異対応化、シンプル安価化、容易操作性且つ広範囲高さ調整化、を図ることができ、顧客ニーズに叶う、ぶら下り健康器具の提供が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、請求項の1、2を適用し、ぶら下り握り構造体を環境負荷軽減化を図るべくゴムの木製棒構造とした、室内物干し兼用機能を備えた高さ調整可能なる屋内設置用ぶら下り健康器具の設置使用全体図であり、図2及び図3は、図1記載の、概ハート形状とした左右対称シンプルロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体機構部の拡大正面図および拡大側面図である。
【0008】
図4は、請求項の1、2を適用し、ぶら下り握り構造体を概三角形状のエンプラ製成型ぶら下りリング構造とした、人間がエンプラ製成型ぶら下りリング握り部を握りぶら下がりをしている、高さ調整可能なるぶら下り健康器具の設置使用全体図であり、図5は、図4記載の、概三角形状のエンプラ製成型ぶら下りリング構造としたぶら下り握り構造体の、拡大図である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】請求項の1、2を適用し、ぶら下り握り構造体を環境負荷軽減化を図るべくゴムの木製棒構造とした、室内物干し兼用機能を備えた高さ調整可能なる屋内設置用ぶら下り健康器具の設置使用全体図である。
【図2】図1記載の、概ハート形状とした左右対称シンプルロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体機構部の拡大正面図である。
【図3】図1記載の、概ハート形状とした左右対称シンプルロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体機構部の拡大側面図である。
【図4】請求項の1、2を適用し、ぶら下り握り構造体を概三角形状のエンプラ製成型ぶら下りリング構造とした、人間がエンプラ製成型ぶら下りリング握り部を握りぶら下がりをしている、高さ調整可能なるぶら下り健康器具の設置使用全体図である。
【図5】図4記載の、概三角形状のエンプラ製成型ぶら下りリング構造としたぶら下り握り構造体の、拡大図である。
【符号の説明】
【0010】
1
人間
2 木造住宅廊下設置木製柱
3 木造住宅廊下設置石膏ボード
4 木造住宅廊下床
5 木造住宅廊下天井
6 木造住宅廊下天井部周り縁
1100 シンプルロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体機構部
110 左右対称シンプルロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体
111 ロープ設置固定構造体ロープ引掛け引き出し支持兼位置ガイド用溝
112 ロープ設置固定構造体ロープ中間引き出し穴
113 ロープ設置固定構造体ロープ位置ガイド兼折り返し引き出し溝
114 ロープ設置固定構造体柱等取付設置面
115 ロープ設置固定構造体ロープ摺動逃げ溝
116 ロープ設置固定構造体ロープクロスロック機能用高台
117 ロープ設置固定構造体ロープ折返し大R化突起
118 ロープ設置固定構造体高さ調整側ロープのクロス外れ防止突起リブ
1191 ロープ設置固定構造体上部ロープ引掛け支持リブ
1192 ロープ設置固定構造体下部ロープ引掛け支持リブ
120 ぶら下り及び高さ調整機能用高強度ロープ
121 ぶら下り及び高さ調整機能用高強度ロープのぶら下り側部ロープ
122 ぶら下り及び高さ調整機能用高強度ロープの高さ調整側部ロープ
123 ぶら下り及び高さ調整機能用高強度ロープ両エンド結び目
130 木製ぶら下り握り棒(ゴムの木)
131 木製ぶら下り握り棒ロープ通し用貫通穴
140 木用ネジ
D ぶら下り及び高さ調整機能用高強度ロープ外径
H ロープクロス機能用高台/ロープ折返し大R化突起との段差(H>D)
230 概三角形状エンプラ製成型ぶら下りリング
231 概三角形状エンプラ製成型ぶら下りリングのロープ通し用貫通穴










【特許請求の範囲】
【請求項1】
ぶら下り健康器具において、左右に設置される2個のロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体と、左右個々にロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体を介しぶら下り握り構造体にぶら下り荷重及び高さ調整荷重にて位置および高さずれが生じない方法にてループ機能状に設置する構造とした2本のぶら下り及び高さ調整機能用高強度ロープと、ぶら下り握り構造体となる1本のぶら下り握り棒、もしくは左右夫々(2個)の概、三角形もしくは台形もしくは円形もしくはハート形等のぶら下りリングからなり、そのロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体を、木造住宅の廊下等の両側の柱もしくは筋かい等に、直接もしくは壁紙、石膏ボード等を介して、木用ネジ等のネジ締め等にて天井近傍に固定設置する構造としたことを特徴とした、高さ調整可能なるぶら下り健康器具。
【請求項2】
請求項1記載において、ロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体を、左右対象構造とすると共に、耐ぶら下り荷重強度とロープ摺動機能性を有する樹脂射出成型筐体構造品とし、その筐体にロープの摺動抵抗が小さくなるR面取り等の構造で筐体の上部にぶら下り側部及び高さ調整側部の両側のロープの引掛け引き出し支持兼位置ガイド用穴もしくは溝を設け、その穴もしくは溝の下部に下部ロープ引掛け支持リブの上面に設置するロープ折返し大R化突起頂点に対しロープ外径分より高く、且つ充分なるロック特性が得られる高さの頂点を有したなだらかなるロープクロスロック機能用高台を形成し、且つその高台部を含めた形でぶら下り荷重に充分に耐えられる強度を確保しうる断面積を有する上部ロープ引掛け支持リブを形成する構造でロープ中間引き出し穴を設け、その穴の下部に、ぶら下り荷重に充分に耐えられる強度を確保しうる断面積を有しロープ折返し大R化突起を有した下部ロープ引掛け支持リブを形成する構造でロープ位置ガイド兼折り返し引き出し穴もしくは溝を設け、且つロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体の柱等取付設置面側に上部のロープの引掛け引き出し支持兼位置ガイド用穴もしくは溝から下部のロープ位置ガイド兼折り返し引き出し穴もしくは溝まで貫通する構造でロープ摺動逃げ溝を設け、更に上部に設けたロープクロスロック機能用高台の下方且つ両サイドに高さ調整側部ロープのクロス外れ防止突起リブを設けた構造とし、ロープを下部ロープ引掛け支持リブに掛けて折り返し上部ロープ引掛け支持リブにロープの両側を掛けて引き出すS字折り返し引掛け引き出しにて引き出し、且つ高さ調整側部ロープをロープクロス機能用高台上にてぶら下り側部ロープの下側でクロスさせクロス外れ防止突起リブを介して引き出す構造とすると共に、1本のぶら下り握り棒、もしくは左右夫々(2個)の概三角形等のリングのぶら下り握り構造体に、1本のぶら下り握り棒においては両端近傍に左右夫々の概三角形等のリングにおいては夫々にぶら下りリングの反握り部側となる上部中心部に、ロープ外径より若干大きい貫通穴を垂直にあけ、その穴に左右夫々別々にぶら下り側部ロープエンドを上側から通し、その下側で高さ調整側部ロープエンドとの両エンドを結わえて固く結ぶ構造とし、ロープをループ機能状に設置する構造とした、左右対象シンプルロープロック・アンロック機能付きロープ設置固定構造体構造としたことを特徴とした、高さ調整可能なるぶら下り健康器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−112607(P2009−112607A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−290400(P2007−290400)
【出願日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(307040233)株式会社北上テック (4)