【課題】女性の胸回りの熱さと窮屈さを防止するブラジャー付き女性衣料を提供する。
【解決手段】女性衣料上衣の前身頃１にニット生地による胸当て布２を設け、胸当て布２の左右に、既製のブラジャーパッド３が出し入れ可能なニット生地のブラジャーポケット４を縫い付けた女性衣料である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、わき汗を吸収するパットに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のわき汗パットでは折り目部分の凹みが実線であり、また汗吸収部分にエンボス加工が施されていないものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】特開２００９−１２１０００
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら従来の技術では、折り目部分の凹みが実線のため、汗の吸収範囲を狭め、汗吸収の妨げになる。また従来の技術では汗を最も吸収する中心部分とその他の部分に境界線がなくエンボス加工も施されていないため、汗をせき止められずに衣服に汗が付着するという問題があった。これらの問題を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
第一発明は、わき汗吸収パットの汗が最も付着する中心部分の折り目をドット線にし、ドット線の間から汗が中心部から外側へ流れる形にした。第二発明は、ハート型エンボス加工をわき汗吸収パットの表面に施し、さらに中心部の折り目と表面のエンボス加工が台形の形になるように施し、汗を吸収するわき汗吸収パットの中心部分を作る。
【発明の効果】
【０００６】
第一発明により、折り目の部分にも汗がよく吸収され、その部分に溜まった汗がパットの外側へと流れ、汗をよりよく吸収させることができた。また第二発明により、最も汗が溜まる中心の汗吸収部分が拡大され、わき汗パット全体が汗で濡れ、汗を吸収し衣服への汗の付着を防ぐという商品本来の機能性を改善した。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】わき汗パットの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【０００８】
図１は、わき汗パットの平面図を示している。
Ａが折り目のドット線になっている。Ｂはエンボス加工になっている。Ｃはパットの中心部を示している。パットの材質は特に限定はないが、ポリプロピレン不織布が望ましい。パットの形状については、特に限定はないが、パット半分の形状が７コブの曲線になり、もう片方も７コブの曲線が望ましい。パット形状をコブにする事で、外側から見たパット装着の見た目を最大限に抑える効果がある。またパット表面にエンボス加工を施すことにより、汗の極度の流出を防ぐ。ドット線は平行に３本の折り目を配し、各片面ずつパット中心部を台形型に形成している。
【符号の説明】
【０００９】
Ａはわき汗パットの折り目を示す。Ｂはエンボス加工を示す。Ｃはパットの中心部を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
パットの表面全体にエンボス加工が施され、折り目部分は３本線のドット線を配し、折り目線を真ん中にし、そのドット線を底辺部分に設定し、各両面ずつ台形型をドット線で形成する特徴をもつわき汗パット。
【請求項２】
前記のわき汗パットにおいて、表層面にエンボス加工が施されて、中心部の折り目と表面のエンボス加工が台形の形になるように施し、汗を吸収するわき汗吸収パットの中心部分を形成した請求項１に記載のわき汗パット。

【図１】

【公開番号】特開２０１３−３６１５５（Ｐ２０１３−３６１５５Ａ）
【公開日】平成２５年２月２１日（２０１３．２．２１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１８４１３４（Ｐ２０１１−１８４１３４）
【出願日】平成２３年８月９日（２０１１．８．９）
【出願人】（５０５２３９９３２）株式会社グリーンテック (5)
【Ｆターム（参考）】