説明

アミューズメント施設

【課題】搬器はドラゴン等の疑似形態を有する座席体が配備されているので、利用者は座席体に搭乗することになって、風、外気、空気等の自然環境をそのまま感ずることができ、自然環境を肌で感ずることができ、真に自然環境を有効に利用することができる。
【解決手段】河川、湖、森、山等の自然環境の豊かな地域に利用者Mを空中搬送するための搬器2を有する空中索道設備1を構築してなり、搬器は水平自転しつつ空中搬送自在に設けられ、搬器はドラゴン等の疑似形態を有する座席体2aが配備され、かつ、空中索道設備の近傍地上位置に空中搬送される搬器から巨鯨を模した疑似鯨6aの口部6bにボールBを投げ入れて遊ぶボール投げゲーム等の各種のゲーム設備6が配備されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、河川、湖、森、山等の自然環境を有効に活用したアミューズメント施設に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のアミューズメント施設として、人工的に作られた施設に各種の乗物設備等を配備した構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−961
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながらこのような従来構造の場合、各種の乗物設備等はあくまで人工的に作られたものであり、河川、湖、森、山等の豊かな自然環境そのものを活用したものではないから、真にワンダーランド化したアミューズメント施設とはいえず、また、利用者を空中搬送するためのゴンドラを有する空中索道設備は知られているが、ゴンドラは複数の利用者が閉じ込められた状態となり、利用者はゴンドラの窓越に自然環境を感ずることになり、それだけ、自然環境を肌で感ずることができず、真に自然環境を有効に利用したものではないことがあるという不都合を有している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、河川、湖、森、山等の自然環境の豊かな地域に利用者を空中搬送するための搬器を有する空中索道設備を構築してなり、上記搬器は水平自転しつつ空中搬送自在に設けられ、該搬器はドラゴン等の疑似形態を有する座席体が配備され、かつ、該空中索道設備の近傍地上位置に該空中搬送される搬器から巨鯨を模した疑似鯨の口部にボールを投げ入れて遊ぶボール投げゲーム等の各種のゲーム設備が配備されてなることを特徴とするアミューズメント施設にある。
【0006】
又、請求項2記載の発明は、上記搬器は、水平回転する回転縦軸の三等配位置に放射状に三個のアーム部材を水平突設し、該アーム部材に上記ドラゴン等の疑似形態を有する座席体を配備してなることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、河川、湖、森、山等の自然環境の豊かな地域に空中索道設備を構築され、空中索道設備には利用者を空中搬送するための搬器が設けられ、このため、あくまで人工的に作られたものではなく、河川、湖、森、山等の豊かな自然環境、そのものを活用した真にワンダーランド化したアミューズメント施設を得ることができ、かつ、搬器は水平自転しつつ空中搬送自在に設けられているので、利用者は空中搬送されつつ周囲の自然環境をくまなく眺望することができ、さらに、搬器はドラゴン等の疑似形態を有する座席体が配備されているので、利用者は座席体に搭乗することになって、風、外気、空気等の自然環境をそのまま感ずることができ、自然環境を肌で感ずることができ、真に自然環境を有効に利用することができ、さらには、空中索道設備の近傍地上位置に空中搬送される搬器から巨鯨を模した疑似鯨の口部にボールを投げ入れて遊ぶボール投げゲーム等の各種のゲーム設備が配備されているから、ゲーム設備により娯楽ゲームの楽しみを味わうことができ、これら自然環境地形、空中索道設備及びゲーム設備の相乗効果により真にワンダーランド化したアミューズメント施設を提供することができる。
【0008】
又、請求項2記載の発明にあっては、上記搬器は、水平回転する回転縦軸の三等配位置に放射状に三個のアーム部材を水平突設し、アーム部材に上記ドラゴン等の疑似形態を有する座席体を配備してなるから、空中索道設備を利用して得られる河川、湖、森、山等の豊かな自然環境の地形がもたらす自然体験と座席体に搭乗する利用者が回転縦軸軸線を中心として水平回転との相乗効果により大型遊戯施設や大規模テーマパークでは味わえなかったような真にワンダーランド化したアミューズメント施設を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態例の概略説明側面図である。
【図2】本発明の実施の形態例の拡大部分説明斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1、図2は本発明の実施の形態例を示し、1は空中索道設備であって、河川、湖、森、山等の自然環境の豊かな地域に構築されており、利用者を空中搬送するための搬器2を具備している。
【0011】
3は地上乗降施設であって、上記空中索道設備1の構築部分とされ、地上乗降施設3と架橋4との間に、この場合、支索や曳索等の索条5を掛渡してなり、上記搬器2を索条5により間隔を置いて吊下状又は立上状にして空中搬送されるように構成している。
【0012】
又、この場合、上記複数個の搬器2は図示省略の駆動機構により水平自転しつつ空中搬送自在に設けられている。
【0013】
この場合、上記搬器2はドラゴン等の疑似形態を有する座席体2aが配備され、座席体2aに利用者Mが搭乗し、更に、この場合、上記搬器2は、水平回転する回転縦軸2bの三等配位置に放射状に三個のアーム部材2c・2c・2cを水平突設し、アーム部材2c・2c・2cに上記ドラゴン等の疑似形態を有する座席体2aを配備して構成され、上記搬器2は回転縦軸2bの軸線Oを中心として水平回転Rすることになる。
【0014】
又、この場合、上記空中索道設備1の近傍地上位置に巨鯨を模した疑似鯨6aの口部6bが想像線のように持ち上げられ、持ち上げられた口部6bにボールBを投げ入れて遊ぶボール投げゲーム等の各種のゲーム設備6が配備されている。
【0015】
この実施の形態例は上記構成であるから、河川、湖、森、山等の自然環境の豊かな地域に空中索道設備1を構築され、空中索道設備1には利用者を空中搬送するための搬器2が設けられ、このため、あくまで人工的に作られたものではなく、河川、湖、森、山等の豊かな自然環境、そのものを活用した真にワンダーランド化したアミューズメント施設を得ることができ、かつ、搬器2は水平自転しつつ空中搬送自在に設けられているので、利用者Mは空中搬送されつつ周囲の自然環境をくまなく眺望することができ、さらに、搬器2はドラゴン等の疑似形態を有する座席体2aが配備されているので、利用者Mは座席体2aに搭乗することになって、風、外気、空気等の自然環境をそのまま感ずることができ、自然環境を肌で感ずることができ、真に自然環境を有効に利用することができ、さらには、空中索道設備1の近傍地上位置に空中搬送される搬器2から巨鯨を模した疑似鯨6aの口部6bにボールBを投げ入れて遊ぶボール投げゲーム等の各種のゲーム設備6が配備されているから、ゲーム設備6により娯楽ゲームの楽しみを味わうことができ、これら自然環境地形、空中索道設備1及びゲーム設備6の相乗効果により、真にワンダーランド化したアミューズメント施設を提供することができる。
【0016】
この場合、上記搬器2は、水平回転Rする回転縦軸2bの三等配位置に放射状に三個のアーム部材2c・2c・2cを水平突設し、アーム部材2c・2c・2cに上記ドラゴン等の疑似形態を有する座席体2aを配備してなるから、空中索道設備1を利用して得られる河川、湖、森、山等の豊かな自然環境の地形がもたらす自然体験と座席体2aに搭乗する利用者Mが回転縦軸2b軸線を中心として水平回転Rとの相乗効果により大型遊戯施設や大規模テーマパークでは味わえなかったような真にワンダーランド化したアミューズメント施設を得ることができる。
【0017】
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、空中索道設備1、搬器2、ゲーム設備6の構造や形態等は適宜変更して設計されるものである。
【0018】
以上、所期の目的を充分達成することができる。
【符号の説明】
【0019】
R 水平回転
B ボール
1 空中索道設備
2 搬器
2a 座席体
2b 回転縦軸
2c アーム部材
6 ゲーム設備
6a 疑似鯨
6b 口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
河川、湖、森、山等の自然環境の豊かな地域に利用者を空中搬送するための搬器を有する空中索道設備を構築してなり、上記搬器は水平自転しつつ空中搬送自在に設けられ、該搬器はドラゴン等の疑似形態を有する座席体が配備され、かつ、該空中索道設備の近傍地上位置に該空中搬送される搬器から巨鯨を模した疑似鯨の口部にボールを投げ入れて遊ぶボール投げゲーム等の各種のゲーム設備が配備されてなることを特徴とするアミューズメント施設。
【請求項2】
上記搬器は、水平回転する回転縦軸の三等配位置に放射状に三個のアーム部材を水平突設し、該アーム部材に上記ドラゴン等の疑似形態を有する座席体を配備してなることを特徴とする請求項1記載のアミューズメント施設。

【図1】
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【図2】
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