説明

アルミホイール

【課題】ホイールスペーサーに頼ることなく個性を主張できかつ破損のおそれがない装飾されたアルミホイールを提供する。
【解決手段】アルミホイール1は、ディスク部3およびディスク部と一体化されたリム部2を有するアルミホイールである。ディスク部は、複数のボルト孔13を有し対象車のハブに取り付けられるハブ状部4と、ハブ状部とは別個に製造された環状の装飾リング5と、を備える。また、ディスク部は、ハブへの取り付け側の逆側から見たときにディスク部を通してハブ状部における取り付け側の端部が視認できる形状を有する。装飾リングは、その外周を露出させて脱落不能に前記ハブ状部に一体化されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用車に装着されるアルミホイールに関する。
【背景技術】
【0002】
アルミニウムは、鉄に比べて比重が小さく強度を維持しながら軽量化可能なことから、車にタイヤを装着するためのホイールに使用してバネ下重量を低下させ、乗り心地の向上等を図ることがなされている。また、アルミニウムは鉄に比べて熱伝導率が大きく、アルミホイールはブレーキ性能の低下を防止する効果もある。
市販されるアルミホイールは、コスト高の問題から乗用車等に標準装備されず、希望する車所有者等の判断により標準装備品(鉄ホイール)から付け替えられることが多い。アルミホイールは、軽量、高強度という材料の特性によりデザインの自由度が高い。そのため、アルミホイールは、回転中心のハブと外周のリムとをスポーク等が連結する、ブレーキのディスクが視認できるデザインが一般的である。
【0003】
アルミホイールは、選択され購入される際にその形状等が重視され、購入者(車所有者)の中には、市販品に満足せずさらにホイール周りに若干の装飾性を加え個性を主張したいと望む場合がある。
ホイール周りに装飾性を付加する方法として、車軸におけるローターとホイールとの間に挟み込むホイールスペーサーに装飾を施すことが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−123861号公報
【特許文献2】特開2006−123862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両購入時に標準装備されず、後日カー用品店等で付け替えるアルミホイールは、装着車に適合させるために、オフセット調整用のホイールスペーサーを介して装着される場合がある。特許文献1,2に開示された、ホイールスペーサーに装飾を施すという技術は、ホイールの装飾性を高めたいと望む車所有者等の要求に応え得るものである。
しかし、装着する車のオフセットとの関係でホイールスペーサーを使用することができない(使用する必要がない)アルミホイールがある。また、特許文献1,2に開示されたような装飾が施されたホイールスペーサーは、タイヤにより飛び跳ねた路面の石等によって、径方向に突出する装飾部分が破損するおそれがある。
【0006】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、ホイールスペーサーに頼ることなく個性を主張できかつ破損のおそれがない装飾されたアルミホイールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るアルミホイールは、ディスク部およびディスク部と一体化されたリム部を有するアルミホイールである。ディスク部は、複数のボルト孔を有し対象車のハブに取り付けられるハブ状部と、ハブ状部とは別個に製造された環状の装飾リングと、を備える。また、ディスク部は、ハブへの取り付け側の逆側から見たときに、ディスク部を通してハブ状部における取り付け側の端部が視認できる形状を有する。装飾リングは、その外周を露出させて脱落不能にハブ状部に一体化されている。
【0008】
ハブ状部は、対象車への取り付け側である裏側を向く、ボルト孔が開口し径方向外方におけるその端縁が回転中心を中心とする円または円の一部である平らな取付面を有する。また、ハブ状部は、この取付面の端縁をその端縁とする周面と、この周面に連続し裏側を向く環状の面と、によって形成された段を有する。
装飾リングは、段に脱落不能に嵌め入れられてハブ状部に一体化される。
【0009】
装飾リングは、アルミニウムで製造されており少なくともその外周が着色されている。
本発明に係る他のアルミホイールは、上記装飾リングではなく、ハブ状部とは別個に製造されて環状のリング状部分をその軸方向の一方側の端に有するオフセット調整部材を備える。オフセット調整部材は、アルミニウムで製造されている。オフセット調整部材は、リング状部分が段に脱落不能に嵌め入れられてハブ状部に一体化される。
【0010】
前記オフセット調整部材は、リング状部分と、リング状部分の軸心にその軸心を一致させた外観円柱状の本体部分と、からなる。
リング状部分の外周および前記本体部分の外周のいずれかまたはいずれも着色されている。
装飾リングは、アルミニウムとは異なる色を有する材料で形成すれば、その外周に着色処理を施すことなくハブ状部の周面に帯状の装飾が形成される。ハブ状部が塗装され、装飾リングをその色と違えることによっても、装飾性を高めることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、ホイールスペーサーに頼ることなく個性を主張できかつ破損のおそれがない装飾されたアルミホイールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1はリム部およびディスク部を裏側から見た斜視図である。
【図2】図2はアルミホイールの回転軸を含む面での断面図である。
【図3】図3はハブ状部周辺の構成を示す図である。
【図4】図4はアルミホイールを表側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1はリム部2およびディスク部3を裏側から見た斜視図、図2はアルミホイール1の回転軸を含む面での断面図、図3はハブ状部4周辺の構成を示す図、図4はアルミホイール1を表側から見た斜視図である。
アルミホイール1は、リム部2およびディスク部3からなる。
リム部2は、全体として略円筒状であり、両端にフランジ11,11を備えている。
【0014】
ディスク部3は、略円筒状のリム部2の内方の部分全体を指し、円板状のハブ状部4、ハブ状部4を中心にして放射状に伸びる複数のスポーク12,…,12、および装飾リング5からなる。
ハブ状部4は、アルミホイール1の回転中心を含むディスク部3の中央に位置する。ハブ状部4には、軸心方向に貫通する5つのボルト孔13,…,13が設けられている。5つのボルト孔13,…,13は、正五角形の各頂角の位置に配される。アルミホイール1は、このようなボルト孔13,…,13に貫通させることができる5つのハブボルトを有するハブ(を有する車)に限定して取り付けられるものである。
【0015】
ハブ状部4は、車への取り付け側(以下「裏側」といい、この反対側を「表側」という)の端面が、アルミホイール1の回転軸に直交する平面である。この平面は、ハブ状部4の中央近傍の面と、この中央近傍に連続してそれぞれが周方向等間隔で径方向に伸びボルト孔13,…,13の開口を含む略矩形の面とで構成される。この平面を「取付面24」という。
【0016】
ハブ状部4における取付面24が形成される部分を除く部分は、裏側から見たとき窪んでおり、回転軸方向の厚さが小さくなっている。以下、取付面24におけるボルト孔13,…,13が開口する周辺部分を「孔周辺部14」という。
アルミホイール1は、ハブ状部4の中央近傍および孔周辺部14を除く部分、つまり取付面24を除く部分の厚さを小さくすることにより軽量化が図られている。
【0017】
孔周辺部14の径方向に伸びた先端部分には、外方に凸状に湾曲する端面21(以下「周面21」という)を形成する段が設けられている。段は、ボルト孔13よりも径方向の外方に位置する。各先端部分における段の周面21は、裏側から見たときにアルミホイール1の回転中心を中心とする円の一部であり、周面21の曲率中心は、アルミホイール1の回転中心に一致する。したがって、孔周辺部14の外径は、段を境に表側が大きく、裏側(周面21)が小さい。
【0018】
孔周辺部14には、段が設けられたことによって、周面21とともに周面21に直交し
裏側を向く、全体として環状となる平面22(以下「外向面22」という)が形成される。周面21と外向面22とは、図2に示されるように、交線を形成しないで曲面で連続する。外向面22は、ハブ状部4の取付面24以外の部分における裏側を向く端面23よりも裏側に位置する。
【0019】
アルミホイールが、4つのハブボルトを有するハブに取り付けられるためのものである場合には、ハブ状部にはハブボルトの位置に対応する位置に4つのボルト孔が設けられる。そのとき、ボルト孔を備える略矩形の孔周辺部を含む取付面は、十字状に形成される。そして、孔周辺部における径方向の先端部分には、上述した孔周辺部14と同様の、段による周面および外向面が形成される。ハブ状部の取付面以外の部分における裏側を向く端面は、外向面よりも表側、つまり外向面よりも奥側に位置し、これによりアルミホイールの軽量化が図られる。
【0020】
車のハブにおけるハブボルトの配置が複数種のいずれにも取り付け可能なようにボルト孔が数多く設けられた、いわゆるマルチピッチホイールでは、ハブ状部に厚さが異なる2つの部分、つまり全体を取付面とし孔周辺部とそれ以外の部分とを形成することが困難な場合がある。そのような場合にも、ハブ状部の裏側端面と外周面との端縁該当部分に段が設けられる。段は、周方向に連続し、段により形成される周面および外向面も周方向に連続する。
【0021】
なお、孔周辺部14とそれ以外の部分とを形成することが可能なマルチピッチホイールでは、5つまたは4つのボルト孔13を有するアルミホイール1と同様に孔周辺部14および段(周面21、外向面22)が形成される。
4つのボルト孔を有するアルミホイールおよびマルチピッチホイールの説明における「孔周辺部」、「取付面」、「周面」、「外向面」および「裏側を向く端面」等は、5つのボルト孔を有するアルミホイール1におけるものとその意味するところは同じである。
【0022】
複数のスポーク12,…,12は、回転中心側でなす角度が小さな2つを1組として、各組間の前記角度を等しくする6組で形成される。アルミホイール1は、スポーク12の間からハブ状部4の裏側に位置する部分を視認することができる。
ディスク部3は、スポーク12,…,12の伸びた端がリム部2の一方の開口端に連続することによりリム部2と一体化している。
【0023】
ディスク部3は、アルミホイールの表側のいずれかの位置から見てハブ状部4の裏側端部が視認できれば、上述したスポーク12,…,12を有する形式(スポークタイプ)以外の、メッシュタイプ、ディッシュタイプ、フィンタイプ、ワイヤースポークタイプおよびスパイラルタイプ(URL:http://www.jawa.jp/basic/type.html、軽合金ホイールのデザインによる区分)のいずれかを採用してもよい。
【0024】
アルミホイール1は、リム部2およびディスク部3が一体として製造される。アルミホイール1を、一体に製造する1ピース構造ではなく、リム部2とディスク部3とを溶接により一体化する2ピース構造、またはリム部を2つの部分として製造しディスク部と一体化する3ピース構造としてもよい。
装飾リング5は、断面が略矩形の環状の部材である。装飾リング5は、その内径が、ハブ状部4における周面21の径(外径)に比べ僅かに小さい。また、装飾リング5の厚さ(軸心方向の長さ)は、孔周辺部14の平らな端面と外向面22との距離に略等しい。
【0025】
装飾リング5は、軸心方向の一方の端における内周側端縁が曲面で面取りされている。面取りの曲面は、その断面形状が、周面21と外向面22とにより形成される曲面の断面形状に略等しい。
装飾リング5は、アルミニウムにより形成され、その表面が、アルマイト処理により赤、青、金色、無色またはその他の色の酸化皮膜で覆われている。無色の装飾リング5は、ホイールのデザインに好感を持ち、敢えてハブ状部の装飾を求めない購入者のために用意される。
【0026】
装飾リング5は、焼き嵌めにより、すなわち100〜130℃に加熱された後、孔周辺部14における段を埋めるようにハブ状部4に取り付けられて、ディスク部3として一体化される。
装飾リング5とハブ状部4との一体化を、装飾リング5の外周から径方向に貫通させるボルトにより行ってもよく、接着剤を使用してもよい。焼き嵌め以外の方法により装飾リング5とハブ状部4とを一体化する場合には、装飾リング5の内径は、力を要さずにハブ状部4の段へ嵌め入れられるように、ハブ状部4における周面21の径(外径)と略同じまたはこれより僅かに大きい。
【0027】
アルミホイール1は、図4に示されるように、スポーク12,12の間隙から装飾リングを見ることができ、着色された装飾リング5は、アルミホイール1の装飾性を高める。
アルミホイール1は、孔周辺部14における外向面22が、裏側を向く端面23よりも裏側に位置する。そのため、孔周辺部14以外の端面23と段に嵌め入れられた装飾リング5とには隙間25が生じ、この隙間25が周方向に一定の間隔であることも、機能美を想起させてアルミホイール1の装飾性を向上させる。
【0028】
アルミホイール1は、装飾リング5を含めてハブ状部4の大きさが既存のホイールと変わりがなく、ハブ状部4において径方向外方に突出する部分を有しないことから、例えばブレーキキャリパーとの干渉による破損のおそれがない。
装飾リング5を、ブレーキキャリパーに干渉しない程度に外径を大きくし、一層目立たせて装飾性を高めてもよい。
【0029】
装飾リング5は、アルミホイール1におけるハブ状部4の剛性を高める働きも有する。装飾リング5は、ハブ状部4の周囲にリブを設けたのと同様にハブ状部4の剛性を高める。
ハブ状部4の孔周辺部14における周面21と外向面22とを、交線を形成しないで曲面で連続させたことにより、交線を形成させる場合にこの部分に生ずる応力集中の発生を防止することができる。
【0030】
装飾リング5は、例えば150℃程度まで昇温可能な小型加熱槽を備えれば、リム部2およびディスク部3との一体化が可能である。したがって、アルミホイール1は、多様な色の比較的小さな装飾リング5を在庫することにより、色の異なる多くのアルミホイール1の在庫を保有することなく購入者の希望する色の装飾リング5が一体化されたアルミホイール1を提供することができる。
【0031】
アルミホイール1に焼き嵌めされた装飾リング5は、再び加熱することによりハブ状部4から取り外すことができるので、装飾リング5の交換が可能である。
装飾リング5は、その内周面および一方の端面が孔周辺部14における段に嵌め入れることができることを条件に、その外周面の形状を他の装飾性に優れるものとしてもよい。
また、ハブ状部4には、ホイールスペーサーの働きをするオフセット調整部材を一体化することができる。
【0032】
オフセット調整部材は、オフセット調整に必要な長さを有し外観が略円柱状の本体部分と、本体部分の軸方向の一方側で軸方向に突出し、上述した装飾リング5と同形の環状のリング状部分とで構成される。オフセット調整部材は、本体部分とリング状部材とが、一体物として製造される。
オフセット調整部材はアルミニウムで形成され、その外周がアルマイト処理により着色されて装飾性が付与される。着色は、リング状部分の外周のみ、または本体部分の外周のみに行っても、装飾性を向上させることができる。オフセット調整部材は、アルミホイールの剛性アップと装飾性の付与の他に、オフセット調整の機能を果たす。
【0033】
アルミホイール1においては、剛性のアップをも考慮し装飾リング5をアルミニウム製としたが、装飾性の向上のみを目的とする場合には、他の金属、合成樹脂等で装飾リング5を形成してもよい。装飾リング5の断面形状も、図2に示された形状に限られず、段に脱落しないように嵌め入れることができる他の形状を選択することができる。
上述の実施形態において、アルミホイール1およびアルミホイール1の各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、乗用車に装着されるアルミホイールの装飾性の向上に利用することができる

【符号の説明】
【0035】
1 アルミホイール
2 リム部
3 ディスク部
4 ハブ状部
5 装飾リング
13 ボルト孔
21 (ハブ状部の)周面
22 裏側を向く環状の面(外向面)
24 取付面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスク部および前記ディスク部と一体化されたリム部を有するアルミホイールであって、
前記ディスク部は、
複数のボルト孔を有し対象車のハブに取り付けられるハブ状部と、
前記ハブ状部とは別個に製造された環状の装飾リングと、を備え、
かつ前記ハブへの取り付け側の逆側から見たときに前記ディスク部を通して前記ハブ状部における前記取り付け側の端部が視認できる形状を有し、
前記装飾リングがその外周を露出させて脱落不能に前記ハブ状部に一体化された
ことを特徴とするアルミホイール。
【請求項2】
前記ハブ状部は、
前記対象車への取り付け側である裏側を向く、前記ボルト孔が開口し径方向外方におけるその端縁が回転中心を中心とする円または円の一部である平らな取付面と、
前記取付面の前記端縁をその端縁とする周面および前記周面に連続し前記裏側を向く環状の面によって形成された段と、を有し、
前記装飾リングは、前記段に脱落不能に嵌め入れられて前記ハブ状部に一体化される
請求項1に記載のアルミホイール。
【請求項3】
前記装飾リングは、アルミニウムで製造されており少なくともその外周が着色されている
請求項1または請求項2に記載のアルミホイール。
【請求項4】
ディスク部および前記ディスク部と一体化されたリム部を有するアルミホイールであって、
前記ディスク部は、
複数のボルト孔を有し対象車のハブに取り付けられるハブ状部と、
前記ハブ状部とは別個に製造されて環状のリング状部分をその軸方向の一方側の端に有するアルミニウムで製造されたオフセット調整部材と、を備え、
かつ前記ハブへの取り付け側の逆側から見たときに前記ディスク部を通して前記ハブ状部における前記取り付け側の端部が視認できる形状を有し、
前記ハブ状部は、
前記対象車への取り付け側である裏側を向く、前記ボルト孔が開口し径方向外方におけるその端縁が回転中心を中心とする円または円の一部である平らな取付面と、
前記取付面の前記端縁をその端縁とする周面および前記周面に連続し前記裏側を向く環状の面によって形成された段と、を有し、
前記オフセット調整部材は、前記リング状部分が前記段に脱落不能に嵌め入れられて前記ハブ状部に一体化された
ことを特徴とするアルミホイール。
【請求項5】
前記オフセット調整部材は、
前記リング状部分と、
前記リング状部分の軸心にその軸心を一致させた外観が円柱状の本体部分と、からなる
請求項4に記載のアルミホイール。
【請求項6】
前記リング状部分の外周および前記本体部分の外周のいずれかまたはいずれも着色されている
請求項5に記載のアルミホイール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−95184(P2013−95184A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237309(P2011−237309)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(595163102)株式会社レイズ (3)