アンビューバッグ自動化システム及び方法
アンビューバッグを自動的に圧縮且つ解放するための装置が開示されている。この装置は、ハウジング及びハウジングの中に機械式圧縮機を有する。ハウジングの中に、アンビューバッグの吸い込み管及び排出管のための、ハウジングに出入りするよう通される開口を有する。駆動アクチュエータが、圧縮機に動力を供給する。警告及び信号が、超過圧力に関する及びバッグの周期に関する情報を与える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2009年8月21に出願され、参照することによりここで引用されている出願願号第12/545,467の一部継続出願である。
【0002】
本発明は、アンビューバッグ(AMBU−バッグ)に関し、特に、アンビューバッグを自動的に圧縮及び/又は解放するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
アンビューバッグは、患者の治療及び緊急治療で広く使用されている。それらは、医師、看護師、病棟勤務員、EMT又は他の保険診療機関によって手動で圧縮するよう構成される。その使用は、例えば、野外において及び/又は病院への移送中において患者(民間人又は兵士)に人工呼吸を施すことを含むものである。また、その使用は、ある場所から別の場所に移送される際に患者の呼吸を維持することを含む。例えば、アンビューバッグを使用して、病室(人工呼吸器に通常引っ掛けられる)から外科手術室にストレッチャで移送される患者に使用することができ、手術室の別の人工呼吸器に引っ掛けられる。アンビューバッグは、一般に患者のこのような移送の間に手動で作動する。そうでなければ、一般に人工呼吸を要する患者に人工呼吸器が掛けられる。この装置を使用して、病気の流行又は他の高需要のケースにおいて、人工呼吸器の限られた在庫を補完できる。
【発明の概要】
【0004】
特許請求の範囲、及び特許請求の範囲のみが本発明を規定する。本発明は、必ずしも総てではないが、アンビューバッグとともに使用するためのいくつかの装置を有しており、アンビューバッグは、吸い込み管及び反対側の端部の第1の端部の排出管を具えた柔軟性のある圧縮バッグを有する。この装置は、圧縮バッグを受容するためのハウジングを有する。この装置は、アンビューバッグの細い吸い込み管用の開口、アンビューバッグの空気及び排出管用の任意の他の1つの開口を有する。
【0005】
機械式圧縮機が、外側から圧縮バッグを周期的に膨張のために圧縮し圧縮を解放するためにハウジングの中にある。電気タイマによって制御される動力アクチュエータは、周期的圧縮用に機械式圧縮機に動力を供給するためのものである。
【0006】
含め得るがかならずしも要しない他の任意の態様が、様々な従属及び独立請求項で明記される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1A】図1Aは、閉じた任意の蓋を具えた、アンビューバッグが中に入っていない状態の本発明の一例に係る装置の正面図である。
【図1B】図1Bは、蓋が開いた状態の図1Aの装置を示す。
【図1C】図1Cは、ハウジングの中にアンビューバッグがある状態の図1Bの装置を示す。
【図1D】図1Dは、蓋が閉じた状態の図1Cの装置を示す。
【図1E】図1Eは、蓋が閉じた状態の代替的な装置を示す。
【図2A】図2Aは、蓋が開いた状態の図1Aの装置を示す。
【図2B】図2Bは、図1Bの装置の側面図である。
【図2C】図2Cは、図1Cの装置の側面図である。
【図2D】図2Dは、図1Dの装置の部分的に切り取った側面図である。
【図2E】図2Eは、代替的な装置の部分的に切り取った側面図である。
【図3】図3は、図2Aに示す側とは反対側の側面図である。
【図4】図4は、図3の装置の底面図である。
【図5】図5は、図3の装置の平面図である。
【図6A−6J】図6A−6Jは、機械式圧縮機の様々な例を示す。
【図7A】図7Aは、収納されたフックを示す部分的に切り取った図である。
【図7B】図7Bは、フックが収納されたフックの外に出てベッドレールにある図7Aの装置を示す。
【図8】図8は、図7Bに示すフックの代替的なバージョンである。
【図9】図9は、任意の電子機器の概略図(原寸大ではない)の一例である。
【図10】図10は、任意の電子機器の概略図(原寸大ではない)の別の例である。
【図11A】図11Aは、本発明の別の例に係る装置の上部斜視図である。
【図11B】図11Bは、中のアンビューバッグを極めて細い線で示す図11Aの装置である。
【図12】図12は、図11Aの装置の正面図である。
【図13A】図13Aは、図11Aの装置の側面図である。
【図13B】図13Bは、(切り取った)中のバッグ200を示し部分的に切り取った装置を示す図13Aの装置である。
【図13C】図13Cは、圧縮位置にある図13Bの装置を示す。
【図14】図14は、図11Aの装置の平面図である。
【図15】図15は、図11Aの装置の背面図である。
【図16】図16は、図11Aの装置の底面図である。
【図17】図17は、図11Aの装置の一部を形成するベースの一例の上部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の原理の理解を促す目的のために、時として実施例として言及され、ここで図示及び/又は説明される例をここで参照することとする。これらは単なる例である。それにもかかわらず、本発明の範囲の限定を意図するものではないことが理解されよう。記載された処理、システム又は装置のこのような変更及びさらなる改良、ここで説明される本発明の原理のさらなる適用が、本書を踏まえると現在及び/又は将来において、本発明に関連する当業者にとって明らかであると考えられる。
【0009】
特許請求の範囲及び明細書に使用されているように、以下の用語が以下のような定義された意味を有する。
【0010】
「アンビューバッグ」は、患者に呼吸を提供し又はこれを補助するよう手で圧縮可能な携行式又は移動させ得るバッグを意味する。
【0011】
「ベース」という用語は、上にハウジングが載っており、ハウジングの下部の構造又はハウジングの下部を具える構造を意味する。ベースは、任意に、ハウジングの部分でもよく又はハウジングの部分でなくてもよい。
【0012】
「血圧計」という用語は、患者の血圧を測定する、電子式、油圧式、水銀ベース又はそれ以外の任意の計測器を意味する。
【0013】
「清浄」という用語は、通過するガスを患者の肺に医学的及び/又は外科的に晒すのに十分にほぼ細菌及び/又は病原体が無いことを意味する。
【0014】
「CO2メーター」という用語は、患者によって吐き出された二酸化炭素の量を計測する任意の計測器を意味する。
【0015】
「圧縮機」という用語は、アンビューバッグの外側に力及び/又は圧力を与えて、それを圧縮することで空気/ガスがそこを通って流れる、機械式、電子機械式、(及び/又は非空気圧式/油圧式と表示されていない限り)空気圧式及び/又は油圧式の構成要素を意味する。
【0016】
「閉じ込める」という用語は、所定に位置に実質的に制限又は保持することを意味する。
【0017】
「制御される」という用語は、オペレータ及び/又はコンピュータプロセッサによって制御されてある結果又は出力を達成することを意味する。
【0018】
「クランク部材」という用語は、回動又は回転部材から実質的に前後運動するよう変換させる部材を意味する。それは、直線状の、湾曲状の、曲がった、曲がっていない、平らな又は任意の他の形状の部材である。
【0019】
「周期的周波数」という用語は、1分当たりの呼吸で一般に測定される、アンビューバッグを圧縮及び解放する周波数を意味する。
【0020】
「周期的に」という用語は、一般に必ずしも一定周波数とは限らないが、繰り返しのサイクルを意味する。
【0021】
「前記吸い込み管の取り外し」とは、直接的又は間接的に、アンビューバッグの残りの部分から吸い込み管をオペレータにより取り外すことを意味する。
【0022】
「前記排出管の取り外し」とは、直接的又は間接的に、アンビューバッグの残りの部分から排出管をオペレータにより取り外すことを意味する。
【0023】
「遠位の取り付け部」とは、アンビューバッグの排出管から取り付けられる、様々な管、ホース、患者用マウスピース、マスク、及び/又は患者用の気管切開取り付け部を意味する。
【0024】
「落とし込み」という用語は、実質的に機械的な分解及び/又は組み立てを要さずに、所定の位置へのアンビューバッグの挿入を意味する。
【0025】
「電子式血中酸素レベルセンサ」という用語は、出力として取り出され電子信号に変換され、さらに血中酸素レベルの数値又は英数字表示に変換される、患者の血中酸素レベルのセンサを意味する。これは、血中酸素レベルを判定するために入力データを与えるよう、指又は体の他の部分を通る光又は他の透過可能な周波数を利用したセンサを含み得るがこれに限定されない。
【0026】
「電子タイマ」という用語は、一般に秒で表示される、機械式ではなくて電気式のタイマを意味する。
【0027】
「端部」という用語は、細長い構造の向かい合った、例えば、細長いアンビューバッグ又は細長いハウジングといった、細長い構造の一方又はいずれかの端部を意味する。
【0028】
「膨張」という用語は、容積を増加させることを意味する。
【0029】
「端部材」という用語は、アンビューバッグの一端又はその近くの構造体を意味する。それは、剛体、可撓性を有するもの、又は双方が可能である。
【0030】
「固定部」という用語は、使用時に、ハウジングに対して実質的に堅い又は実質的に動かせないことを意味する。
【0031】
「柔軟な」という用語は、膨張又は圧縮し得るよう曲げられる又は変形し易いことを意味する。
【0032】
「柔軟な張力部材」という用語は、1又はそれ以上の柔軟なベルトを、ストラップ、ケーブル、コード等を意味する。
【0033】
「保持」という用語は、他のものに対して所定の位置に何かを維持及び/又は実質的に維持できることを意味する。
【0034】
「フック」という用語は、ハウジングを引っ掛けるのに十分に強い機械式構造を意味する。
【0035】
「円周圧力」という用語は、バッグの圧縮を引き起こすためにバッグの総て、又は特に一部の周囲負荷を意味する。
【0036】
「ハウジング」という用語は、外側ケース、シェル、グリッド、又は構造を意味する。それは、部分的又は全体的に中実材料、メッシュ又はケージ構造、及び/又はその双方とし得る。それは様々な材料で作製し得るが、金属及び/又は剛性プラスチックが好適である。それは、不透明体、透明体、半透明体、及び/又はこれらの組み合わせとし得る。
【0037】
「吸い込み管」という用語は、(円形、正方形、矩形、楕円形又はそれ以外といった断面に係わらず)剛体、柔軟なもの、及び/又はその双方とし得るチューブ又は管路を意味し、バッグの吸い込み管に又はその近くに取り付けられる。
【0038】
「圧縮の大きさ」という用語は、アンビューバッグの中への圧縮の量を意味し、(直接的及び/又は非直線的に)バッグを流れる空気/ガスの量に対応する。
【0039】
「機械式」という用語は、人間の筋肉及び/又は骨及び/又は吐き出しによる力以外を意味する。
【0040】
「可動剛性部材」という用語は、ハウジングに対して、並進、回転又はそれ以外によって移動させるよう構成された1又はそれ以上の剛性部材を意味する。剛性は変えることができるが、好適には実質的に剛体である。
【0041】
「移動停止」という用語は、減速及び/又は移動の停止を意味する。これは、直線的な減速、突発的な減速、又は他の減速の速さ又は態様を含む。
【0042】
「近い」という用語は、直線的、間接的及び/又は1又はそれ以上の介在パーツの有る無しに係わらず、2つのパーツ間の相互運用を機能的に実現するのに十分接近していることを意味する。
【0043】
「開閉蓋」という用語は、少なくとも2の位置を有する蓋を意味し、一方の位置で開き、他方の位置で閉じる。
【0044】
「開口」という用語は、1又はそれ以上の穴、スロット、隙間、及び/又は部材、壁、メッシュ、ケージ等のスロットを意味する。
【0045】
「オペレータによる調整」という用語は、オペレータによって調整又は変更できることを意味する。
【0046】
「反対の」という用語は、対向を又はほぼ向かい合っていることを意味する。
【0047】
「排出管」という用語は、(円形、正方形、矩形、楕円形又はそれ以外といった断面に係わらず)剛体、柔軟なもの、及び/又はその双方とし得るチューブ又は管路を意味し、バッグの排出管に取り付けられる。
【0048】
「外側」という用語は、内部からではないことを意味する。例えば、アンビューバッグの外側は、バッグの内面とは対照的に圧縮される外側部分を意味する。
【0049】
「持ち運べる」という用語は、1人の成人によって運べ得るよう十分に軽く且つ小さいことを意味する。
【0050】
「動力アクチュエータ」という用語は、人間の力以外による運動を与える機構を意味する。これは、電力、機械的な力、油圧力、空気圧による力、及び/又それらの組み合わせを含むがこれらに限定されない。しばしば、しかしながら必ずしもそうではないが、動力アクチュエータは1又はそれ以上の電気モータを含む。
【0051】
「受け入れる」という用語は、(部分的又は全体的に)中に1つの物を取り込み又は取り込みし得ること又は互いに係合又は結合することを意味する。
【0052】
「収納可能」という用語は、凹部の中に1つの部品を部分的及び/又は全体的に受け入れることを意味する。好適には、収納可能な1つの物は、参照面に対して完全に同一面上にあるか又は同一面よりも下方にあるが、部分的に収納可能であることも含め得る。
【0053】
「解放」という用語は、圧縮の反対を意味する。
【0054】
「ランニング」という用語は、ある場所から別の場所への移動を意味する。
【0055】
「略円筒形に湾曲した外側表面の少なくとも一部に対応する形状である」という用語は、ある領域に関して、略円筒形を集合的に形成する面又は面及び/又はエッジを意味する。これらは、湾曲しているが必ずしも湾曲していなくてもよく、略円筒又は多くの場合円筒の一部又は錐台に配置された、いくつかの平坦面、エッジ及び点を有する。
【0056】
「スロット」という用語は、一般に幅よりも長い開口を意味する。スロットは、直線状、湾曲状、又は蛇行したもの又はそれ以外とすることができ、これに応じてスロットの長手方向は、直線状、湾曲状及び/又は蛇行したものである。
【0057】
「圧縮バッグ」という用語は、圧縮且つ解放することで空気/ガスが流れるアンビューバッグの一部を意味する。
【0058】
「容量コントローラ」という用語は、圧縮バッグを通して圧縮される空気/ガスの量を増加、減少及び/又は保持するために、ノブ、スライド、キーパッド、又はユーザが入力する及び関連する他の電気部品を意味する。
【0059】
「1サイクル当たりの空気/ガスの容量」という用語は、圧縮バッグに関する所定の圧縮及び解放に関して、1分当たりの立方インチ、1秒当たりの立方インチ、1分当たり及び/又は1秒当たりの立方リットル及び/又はセンチリットルで表される、空気/ガスの量を意味する。
【0060】
「ヨーク」という用語は、一般に単独で又は他のパーツと組み合わせて、他の部材又は管の3又は4の側部を規制する機械的構造を意味する。任意に、ヨークにキャップを付け又はキャップを取ることができ、4つ目の任意にヨークの開いた側を閉じる又はこれにキャップを付けることができる。ヨークは、剛体又は柔軟なものであるが、好適には剛体又は実質的に剛体である。ヨークに軟らかい材料、(ゴム又はそれ以外といった)摩擦増加材料で裏打ちできる。ヨークは、円形、直線状又はそれ以外を含む様々な形状とし得る。全体として又は部分的に、スロット又は他の開口のエッジによってヨークを定義できる。
【0061】
「その」、「1つの」、「1つの」、「少なくとも1の」、「第1の」といった冠詞及び語句は、1つのみを意味することに限定されないが、むしろ包含的且つ制約がなく、任意に多数のこのような構成要素もまた含むものである。同様に、「含む」という語句は、制約なく且つ包含的なものである。
【0062】
図面に関して、これらは本発明の単なる例であり、本発明は図示されるものに限定されない。
【0063】
装置の一例として、装置100は、柔軟な圧縮バッグ200を有するアンビューバッグ102とともに使用するためのものである。別の例は、図11A乃至17に示す装置300である。この装置300は、概して装置100の「100」番台に対応する全体として「300」番台で示される類似する部品を有する。通常、アンビューバッグは最初は特に患者に空気/ガスを接触させるその内面がきれいである;そして、それは任意に1回限りの使用の又は使い捨て可能な製品である。好適には、圧縮バッグは、アンビューバッグの第1の端部106の吸い込み管104(破線とともに示す)と、アンビューバッグの反対側の端部110の排出管108(破線とともに示す)とを有する。装置100は、好適には、圧縮バッグ200を収容するためのハウジング112を具える(図1Cを参照)。一例では、ハウジングは略矩形であり、好適には細長いが、任意の形状(正方形、円筒形、又はそれ以外)とし得る。
【0064】
任意に、ハウジング112の下部が、ゴム製の足部103といったいくつかのゴム製の足部を有する(図4を参照)。対向する開口124といった別の場所に足部を設けることができる。また、様々な図面に図示するように、任意の通気スロット及び/又はルーバを設けて、電子機器、バッテリ及び/又はアクチュエータを冷却し易くする。
【0065】
任意に、しかしながら好適には、第1のヨーク114が、吸い込み管104の近くでアンビューバッグを保持するためにハウジング設けられている。また任意に、排出管108の近くにアンビューバッグを保持するために、ハウジングに第2のヨーク116を設けることができる。
【0066】
図1Cに示すように、このような1つの特定な例は、吸い込み管104及び排出管108それぞれを保持するヨーク114及び116を示すことに留意されたい。しかしながら、任意に、これらのヨークの1又はそれ以上を、アンビューバッグの近くに設けて及び/又は形成して、ヨークがカラー118及び/又はカラー120を部分的又は完全に保持する。さらに任意に、このようなヨークが、このようなカラーの内側に向けて部分的に軸方向にアンビューバッグを保持し、及び/又は単独で又は組み合わせて、吸い込み管及び/又は排出管、カラー、及びその内側の位置の保持を組み合わせることができる。さらに、ヨークは必ずしもハウジングの開口と共存せずに、それ以外の分離構造でもよい。例えば、ヨークは、関連する開口により管104の進入及び管108の進入が可能な、ハウジングの内側の分離構造である。
【0067】
好適には、ここで規定される1又はそれ以上の機械式圧縮機は装置100の部分であり、好適にはハウジング112の中にある。機械式圧縮機は、ここで規定するように、様々な構成を取り得る。単なる例として、様々な機械式圧縮機を図6A乃至6Gに示し、さらに以下で説明する。機械式圧縮機(及び/又はスクイザ)は、圧縮バッグ200(図1Cを参照)をその外側202から周期的にスクイズし、膨張のために圧縮バッグを解放するためのものである。図1Cが膨張状態の圧縮バッグを示すことに留意されたい。
【0068】
一般に、動力アクチュエータが電子コントローラによって制御され及び/又はタイマ122(例えば図9を参照)は、この周期的な圧縮のために機械式圧縮機を駆動するためのものである。
【0069】
好適には、ハウジングに開口124を有しており、開口によりハウジングの中へのこのような圧縮バッグの挿入が可能である。例えば、圧縮バッグの挿入の前の開口124を図1Bに示し、図1Cが、圧縮バッグ200がハウジングの中に挿入された後の開口124を示す。
【0070】
任意に、第1の端部材126が、第1のスロット又は他の開口128又は開口328(図11A、11B及び12を参照)を有しており、好適にはハウジングの開口124から延びており、吸い込み管104への遠位の取り付け部130から吸い込み管104の取り外しの必要なしにアンビューバッグの挿入が可能となる。任意に、しかしながら好適には、同じようなスロット128といったものへの挿入により、アンビューバッグから吸い込み管の取り外しの必要なしにハウジングにアンビューバッグを挿入できる。
【0071】
任意に、第2の端部材132が、ハウジングの開口124から延びる第2のスロット又は他の開口134又は開口334(図11A、11B及び12を参照)を有しており、遠位の取り付け具136から排出管の取り外しの必要なしに排出管108の挿入が可能となる。さらに任意に、スロット134により、アンビューバッグ102から排出管の取り外しの必要なしに排出管108の挿入が可能となる。
【0072】
任意に、開閉蓋を開口124に設けることができ、この蓋は、ハウジングの中に圧縮バッグを挿入できるよう開けることができ、ハウジング112の中に圧縮バッグを収容するよう閉じることができる。開閉蓋を使用する時に、それは中実の材料、メッシュ(図11Aの蓋329を参照)、格子、不透明体、透明体又はそれ以外とすることができる。図示する一例では、それは、ヒンジ140といったヒンジ及び/又は留め具142といった留め具を有するが、これらは任意のものである。図11A、11B及び12の留め具342を参照されたい。さらに、開口124及び/又は蓋138が、図示するこのような一例ではハウジングの正面に示されているが、それらを他の場所に設けることができる。任意に、図1Eに示すように、蓋138が凹部又は開口138a及び/又は138bをその中に有し、バッグ200の可視性を改良する。例えばそれらは、ハウジングの上部、下部、後部又は側部に設けられるとともにそれらを組み合わせて設けられる。例えば、開口がハウジングの2又はそれ以上の側部を効果的に包み込む。同様に、任意に蓋がこのような開口を包むことができる。
【0073】
任意に、拘束部材127及び/又は129及び/又は327及び/又は329といった1又はそれ以上の拘束部材が、バッグ200の収容を補助するよう設けられている。図示する例では、部材129が蓋138上にあり、閉じると部材127にバッグを拘束する。任意に、それらは図示するように(例えば、図11Aの面327を参照)円筒形の面の部分といった部分的に湾曲した面を有するが、他の形状もまた使用し得る。
【0074】
図5を参照すると、任意の調節可能な容量コントローラ144が、オペレータにより機械式圧縮機の圧縮の大きさの調節を与えて、アンビューバッグ102を通る1サイクル当たりの空気/ガスの容量を調節するよう設けられている。また、このようなコントローラを図9及び10に概略的に示す。任意に、圧縮の調節もまた、又は代わりに機械的に行われる。図1E及び2Eに一例を示す。ハンドル部材170及びヒンジ170Aを具えた関連するプラットフォームが、スロット171に沿った移動によって選択的に位置決めされる。この部分は連続的であり、又は(多少のこのような位置決めを具えた)所定の位置決めスロット172a、172b及び172cによって分離している。移動するプラットフォームが、モータ122及びホイール/クランク206c及びアーム206bを支持し、バッグ200に近付け及び/又はバッグ200から離すよう部材206aを移動させることで、1サイクル当たりの量を調節する。
【0075】
さらに、調節可能なサイクルコントローラ146又は246(図1E、10)又は346(図11A)の任意の態様を含めることができ、オペレータによる機械式圧縮機(図5、9)のサイクル周波数の調節を提供する。このような速さコントローラを、任意に1分当たりの速さ又はサイクルとして表わすことができる。
【0076】
また、図5及び9を参照すると、読み出しを含む任意の内蔵式血中酸素濃度センサ148、CO2メータ150、及び/又は血圧メータ149のうちの1又はそれ以上もまた設けることができる。
【0077】
別の任意の態様は読み出し装置の他の形式である。これらは、メータに加えて、光学式(LED又はそれ以外のもの)及び/又は音響式アラームを含めることができる。例えばこれらは、バッグ200の圧力低下(図12のライト348を参照)、圧力上昇(図12のライト349を参照)及び/又はそれ以外に対する警告インジケータを有する。これは、アクチュエータ又はそれ以外のものによる圧縮量を測定する圧力モニタによって監視される。これらは任意に、(高い側及び/又は低い側の)安全閾値を超える場合の光学式及び/又は音響式アラームを具えているか否かに係わらず、インジケータ250といった上述のメータである。他のインジケータが、バッグの圧縮が開始されていることを表示するインジケータ248を含む(図1E及び10を参照)。このような出力は、例えば、低バッテリインジケータ350(図12を参照)、又は例えば圧縮のサイクルと同期して、ユーザにバッグの圧縮リズムの視覚的及び/又は音響的表示を与えるライト249a(図1Eを参照)といった出力を含む。
【0078】
別の任意の態様は、規制フックなしを含む取り付け構造の使用である。例えば、好適にはこれらは、病院のベッドレールにハウジング112を引っ掛けるよう構成された収納可能なフックを含む。例えば、図7A、7B及び8を参照すると、収納可能なフック152,352(図11A、13Cを参照)及び154を示す。これらは、凹部156に置かれている(図7A,11Aを参照)。これらは、病院のベッドレール158又は160に引っ掛けるよう構成できる。このようなフックは任意に、オープンフック、又は図示するようなバネで付勢された竜頭タイプのフックを具える。任意に、それらは軸を中心に回動してベッドレール又は他の構造(ヘリコプター又は救急車又はそれ以外の引っ掛け構造)に引っ掛けるために振り上がることができ、又は代替的に下方に旋回して収納状態にすることができる。
【0079】
好適には、ハウジング112の装置100又は装置300が、ヘリコプター又は救急車といった乗物に適合するように携帯可能であり、及び任意にしかしながら好適には、1又はそれ以上の動力アクチュエータに電力を供給するためのバッテリ162(図9を参照)を有する。さらに、バッテリ又は(AC及び/又はDC電源といった)他の電源が、装置の中のコントローラ/マイクロプロセッサ120及び他の電子部品に電力を供給できることに留意されたい。さらに、好適にはバッテリは交換可能であり、好適には野外での使用のために容易且つ迅速に交換可能であることに留意されたい。また、バッテリは、ハウジングの中の充電器具164(図3を参照)といった充電器を含む。スイッチ361といったオンオフスイッチを設けることができる。
【0080】
図9は、図示される装置の一部の配置図の一例を示す。ハウジング112が圧縮バッグ200を有する。1又はそれ以上の機械式圧縮機を番号6として図で示す。上記のコントローラ144及び146は、入力の矢印で示すように入力を与え、コントローラ/マイクロプロセッサ122を制御する。
【0081】
コントローラ122は、上記のように、周期的周波数又は圧縮容量の双方に関して、又はそれらいずれにも関せずに、入力を受け取り及び/又は圧縮機6に制御出力を与える。任意に、1又はそれ以上のセンサを圧縮機及び/又はアンビューバッグの外面に配置できる。例えば、このようなセンサは圧力及び/又は変位を検出する。圧力センサを使用して、患者の肺の背圧の量に関連付けることができる。同様に変位センサが、患者の肺の中に吸い込まれた又は強制的に吸い込まれた空気の容量に関連付けることができる。このような任意のセンサ及びフィードバック(図面に図示せず)を設けることによって、コントローラ/マイクロプロセッサ122がそこからデータ入力を受け取ることができる。任意に、このようなデータ入力を使用して、様々な患者の様々な生理機能に適合させるように、圧縮圧力の量及び/又は容量を完全且つ部分的に自動化及び/又は自己調整できる。また、コントローラ/マイクロプロセッサ122が、血中酸素、CO2メータ及び/又は血圧メータ148、149及び/又は150に入力/出力を与える。任意に、メータからマイクロプロセッサ/コントローラ122へのフィードバックを、単独で又は上記の圧力及び/又は容量フィードバックセンサ及び/又は圧力及び/又は容量コントローラと組み合わせて使用できる。例えば、患者の血中酸素及び/又はCO2レベルが検出の時に所定のレベルを下回る場合、コントローラ/マイクロプロセッサ122をプログラムして、周期的周波数を増加させるよう自己調整できることで、より患者の肺に多くの空気/ガスを通し、できれば所望の閾値レベルに血中酸素レベルを増加させる。
【0082】
また、メータ148、149及び/又は150が、好適には、プラグイン取り付け具151を介してそれらの入力を受け取ることで、患者に取り付けられた血圧検出器及び/又は患者に取り付けられた血中酸素レベルが、装置100に差し込まれることに留意されたい。一般に、CO2測定が、管108及び/又は取り付け具136から取り出され又は取り込まれる。図10は図9と同様であるが、上記の入力及び/又は出力装置246、249及び250が付け加えられている。
【0083】
上記のように、図2E、6A−6J、及び13B及び13Cは、図示且つ変更された、互いに組み合わせて使用可能な圧縮機の型の単なる例である。
【0084】
例えば、図6Aは1又はそれ以上の使用例を示しており、このようなストラップ202は全体的又は部分的に圧縮バッグ200の周りに巻かれる。ストラップ200への周期的張力及び/又は引っ張りにより圧縮Sが発生し、このような引っ張り/張力の逆の解放により圧縮バッグの解放Rが可能となる。このような引っ張りは、電動式巻き取り機、往復移動するソレノイド又は他のプランジャ、ギヤ等といった、任意のタイプの機械式、空気圧式、油圧式又は他の作用によってもたらされる。
【0085】
図6Aのストラップ202を参照すると、これが圧縮バッグの外側の円周圧力を引っ張る。別の代替的な構成は、部材202自身が圧縮ガス及び/又は液体で満たされた膨張可能な袋であり、これにより、圧縮バッグに円周圧力及び/又は他の圧縮をもたらす。また、部材202は好適には便利に脱着でき(例えば、留め具342を参照)、ハウジングの中に圧縮バッグを便利に挿入でき、その後で圧縮バッグの周りを部材202又は329で包むことによってそれを拘束する。任意に、取っ手141又は取っ手341といった1又はそれ以上の取っ手が、より便利に携帯できるように、ケース112に設けられる。
【0086】
図6Bは、代替的な実施例を示しており、圧縮バッグ200が、任意にしかしながら好適には剛性のある1又はそれ以上の部材間に配置されている。1又はそれ以上のこのような部材は固定式又は可動式であるが、好適には少なくとも1つは、双方でないにせよ可動式である。例えば、図6Bに示すように、部材206は可動式であるが回動点208の周りを回動する。図示する方向に回転又は曲がる回転カム210が設けられている。カム210は、部材206と係合するよう回転するときに圧縮Sを引き起こす1又はそれ以上の突起部212を有しており、突起部を離すことにより解放Rが可能となる。任意に、必ずしも要しないが、ばね、逆回転カム又はそれ以外で解放位置に部材206を付勢できることに留意されたい。同じ方法がここで説明した他の例にも当てはまる。部材204及び/又は206は、図示するこのような特定の例では、ハウジングから離れているが、それらを全体的又は部分的にハウジングのパーツとすることができる。例えば、任意に部材204を、単なる壁又はハウジング自身の一部とすることができる。図示されているが、回動点208の軸は、アンビューバッグ102の中央の長手軸に対して横方向及び斜めであり、それは平行を含む任意の方向とし得る。
【0087】
図6Cは、例えば、部材216に対して(入れ子状に伸縮自在に又はそれ以外に)可動な延長アーム214を有するレシプロケータによって可動な部材206を示す。このようなケースでは、上方への延長により図示するような圧縮Sを引き起こし、逆方向への移動により回動点208を中心として部材206がR方向/位置に回転する。このような往復移動するアクチュエータは、電気式、ソレノイド、サーボ、ウォームギヤ、ラックギヤ又は例えばホイール及び/又はクランクシステム(例えば、図2E、6I、6J、13B、13C)を含む動作とすることができ、好適には上記と同じようにモータ、油圧式、空気圧式又はそれ以外といった動力アクチュエータによって動力が供給される。
【0088】
図6Dは、矢印で示すように回転させるための巻き取り機を用いたバージョンを示しており、巻き取りによってケーブル220又はコード又はそれ以外の張力部材に張力を与える。図示する構成で引っ張るように巻き取られる場合、部材204が208の周りを回動し方向Sに圧縮する。巻き取り機218が解放すると、バッグが方向Rに解放される。さらに、ばね又は付勢を使用でき、又は代替的に逆方向に向いた逆巻き取り機構又はカム又はそれ以外を使用して解放Rを引き起こし得る。
【0089】
図6Eは、回動点208の反対側の力Fの使用例を示しており、圧縮Sのために梃子の支点動作を形成する。上記した又は後で述べるアクチュエータ、カム、張力部材、及びそれ以外の任意のものを回動点208の反対側に向けることができ、回動点を使用する時にこれらの状況が圧縮を引き起こす。逆に、力Fとは逆の方向を力Fで示す場所で使用して、解放Rを引き起こし得る。さらに、本書に記載の総てのアクチュエータ機構が2以上の部材に同時に動力を伝えることができ、例えば同時に双方の部材204及び206に動力を伝える。
【0090】
図6Fは、カム面222及びカム従動子224を具えた構成を示す。カム従動子の直線移動(例えば左から右)がカム面222に力を与えることで、部材204が回動点208の周りを回動して圧縮Sを引き起こす。一例として、ギヤ/モータドライバ228によって回転するウォームギヤ226といったギヤに噛合させることによって、カム従動子224を長手方向に移動させることができる。ウォームギヤ及び/又はギヤ駆動及び/又は電動従動子224以外のギヤラックを用いた他の構成を含めることができる。
【0091】
上記の例は回転208といった回転運動を含む一方、このような回転を要しない。例えば、図6Gでは、長手方向にロングガイド230及び232といった1又はそれ以上の部材204及び/又は206を移動させることによって、圧縮及び/又は解放をもたらすことができる。圧縮及び/又は解放力は、例えば上記のようなタイプであり、及び/又は空気圧式及び/又は油圧式膨張バッグ等である。
【0092】
同様に、上述した摺動ガイド又はレールの代わりに、図6G、図6Hを参照して代替的な構成を示しており、回転ドライバ238及び/又は240といったものにより、ウォームギヤ234及び/又は236のような1又はそれ以上のウォームギヤといったギヤ駆動を回転し得ることで、バッグ200の圧縮S及び解放Rを引き起こす。
【0093】
図6Iは、バッグ200を圧縮するための部材206aを具える別の例を示す。部材206aはクランク部材206bに結合する。図示するように、この特定の実施例では、部材206bは全体的にT形の輪郭を有するが、これに限定されない。大部分は任意の形状でよい。また、クランク部材206bは任意に細長いスロット206eを有することに留意されたい。図示するように、206eにより、回転部材206cへの結合部206dに対するクランクのスロットに沿った摺動又は他の移動が可能となる。206cは、例えば図示するような206cを回転させるための回転駆動部206fを有する任意の機械的手段によって回転し得る。図6Iの特定の実施例では、ドライブシャフト206fが、好適には、回転部材206cの面とほぼ同一面上にある。206fは、スロット206eの中を摺動しない。スロット206eは、206aの圧縮運動に運動の停止(徐行を含む)を与える。これは、結合部206dがスロット206eに沿って前進且つ後退する際に、一般に最高点及びその対向する回転位置で生じる。
【0094】
図6Jは、図6Iと同様に、クランク部材1206b及び1206cに結合された部材206a(又は他の圧縮機又は中間パーツ)を示す。これらの2つの部材は、図示するようにシャフト206fの回転によって駆動し得る回転部材1206cに回動するよう結合される。
【0095】
図13B及び13Cは、図13Aを部分的に切り取ったバージョンであり、ハウジングの中の動力アクチュエータの単なる一例を示す。上記のように、本書で説明するアクチュエータの他の形式を任意に使用し得る。このようなクランク構成を、図13Bに示しており、図13Cは、図6Iとともに上述した同じようなクランク構成である。しかしながら、1つの選択的な違いは、(図6Iに示す)スロット206eと比較して、306eは円弧の部分である曲線輪郭で示すような曲線を成す。スロット306eは、圧縮機306の(減速、又は任意に完全停止を含む)移動停止を与える。図13Bに示すように、クランク部材325のダウンストロークでは、スロットの結合部306dがスロット306eの最前方位置にある。例えば、反時計方向の移動により、結合部306dがスロット306eの前進位置に前進する。しかしながら、図13Cに示すアップストローク位置を見ると、306dがスロット306e内でどのように戻るかが示され、図示するように、それはスロットの中間領域のどこかにある。回転部材324が回転し続けると、結合部306dが、回転部材324のように後方位置に向かってスロット306eの中で後退し続ける。図から分かるように、クランク部材が結合部306a(任意に回動点)で機械式圧縮機306に結合される。このため、それが図13Bから図13Cに位置に移動すると、それはバッグ200を圧縮する。さらに、上記の移動により、アップストロークの圧縮動作が生じるが、スロット306eの結合部306dは圧縮モードでは少なくとも部分的に停止/減速する一方、結合部306dがスロット306eの前方位置から中間部を通って後方位置に摺動する。ホイール又は他の形状の部材324が反時計方向に回転し続けると、クランク部材325が圧縮バッグ200の外に部材306を引き戻す。また、図13Bに示すような状態の前にわずかに位置が戻ることにより、結合部306dが上記とは逆を行い、すなわち、スロット306eの後方位置からその中央領域に前進し、最終的には図13Bに示すような前方位置に戻る。上述のように、これにより、ダウンストロークで及び/又は膨張又は解放されるバッグ200に対応して、又は部分的に対応して、停止する。このため、このような停止が、外側から圧縮されるバッグとともに停止でき、同様にバッグに膨張とともに停止できる。任意に、スロット306eの長さ、曲率、及び/又は他の外形を変えることによって、停止期間及び停止の形態を変えることができる。また、結合ジョイント306dを回転部材324の回動中心に対して偏心させることにより、それを変えることができる。任意に、これらによる及び/又は他の機械的及び/又は電気的なものによる移動を同時に行って、圧縮態様を与えることができる。代替的に、(例えば、スロット306eを用いた)機械式停止、サーボ、ステッパ及び/又は他の電子的制御及び/又はパルス制御モータが、このような停止をもたらす。
【0096】
上記のような任意の手段によって回転部材324の回転を与え得ることに留意されたい。図13B及び13Cの特定の例では、シャフト323を駆動する電気モータ322を使用する。このようなシャフト323は、好適には、ギヤが設けられ又はそうでなければ並進することで回転部材324が回転する。図示されるものに対して直交する指向モータ322及びシャフト323を含む他の構成を設けることができる。また、空気圧式モータ(回転及び/又はピストン)及び他の構成もまた提供できる。電気モータを使用する時に、電力を例えば362といったバッテリによって供給できる。代替的に、又はバッテリに加えて、電力コード362e(図13A、17を参照)からの電力を提供できる。
【0097】
図示する圧縮機306が、図13B及び13Cの左側の回動点306x(図13B)を中心に回動することに留意されたい。しかしながら、スライド、柔軟なストラップ又は他の柔軟な部材又はそれ以外のものを含む他の構成を使用できる。追加的に、回転部材324及び/又は任意の付随するクランクの上記の回転運動を使用して、圧縮ではなくて張力を与えることができ、これによりバッグ200の圧縮が生じる。図6A、6E、6G、6D又はそれ以外を参照されたい。
【0098】
図11A乃至17に示す装置300の例の外見を機能とともに上記のように変えることができるが、このような装飾上の外見は、別々に出願されたデザイン特許の対象である。図13Cに示すようなフック352といった任意のフックを与えることができる。バッテリが装着の部分である場合、それらをハウジングの中に設けることができる。図示するように、装置の下部にベース362を使用して、低い重心により安定性を与えることができる。任意に、このベース362を図17に示すように取り外し可能である。このような一例では、362dといった留め具のフックが、ハウジングへの取り付けの際のスナップを与え、ピン、凹部、リブ、溝部、又はそれ以外とし得る362fといった整合部材によって任意に補助される。留め具のレバー362aは、留め具のフックを移動させてハウジングから外し得る部分の一例である。好適には、362b及び362cといった2つの電気接点が、電力を要する装置のモータ及び他の電気要素に電力回路を与える。任意の電気コード362eは、装置にAC又はDCを与え及び/又はバッテリの充電を与える。この特定の例では、1又はそれ以上のバッテリがハウジングのベース362の上方に設けられており、ベース362が直接的な電力及び/又は電力を与えバッテリを充電する。別のオプションが、ベース362にいくつか又は総てのバッテリを有する。また、ベース362が、任意に変圧器を収容して、コンセントの電圧をバッテリ及び/又はモータで使用するための低電圧に降下させ得る。
【0099】
上記のように、図11A及び11Bを参照すると、閉じた蓋329を示す。留め具324は、任意に、バックル又はスナップ又はそれ以外とし得るが、外れることで蓋329を開ける。蓋329は(ヒンジ結合された又はそれ以外の)剛体及び/又はストラップといった柔軟なものとし得る。このようなストラップは、メッシュ、プラスチック、布、それらの組み合わせ又はそれ以外と得る。蓋又はストラップ329が開く時に、バッグ200の挿入及び/又は取り外しのための開口を形成する。理想的には、しかしながら任意に、円筒形のバッグ200と部材306及び/又は面327(図11Aを参照)及び/又は蓋329(図13Aを参照)との間に対応する湾曲面を有する。上記のように、好適にはアンビューバッグの両端が延びる(図11Bを参照)2つの開口328及び334を有する。
【0100】
別の任意の態様は、軟らかいエラストマーの端部を具えて衝撃及び音を吸収する、ハウジングのいくつか又は大部分又は総ての端部を有することである。
【0101】
別の任意の態様は、装置100又は300の非強磁性体のほぼ総ての部品のパーツを有することであり、装置がMRI室での使用に適しており、すなわち装置がミサイルに変わらない。好適には、これは、強磁性体のモータ又はバッテリを無くすことを含む。例えば、アクチュエータが、このような部屋で(継ぎ手を介して)圧縮空気/ガスに結合し得る空気圧式モータ(回転、ピストン、又はそれ以外)を含む。
【0102】
本発明を図面及び上記の記載で詳細に説明且つ図示したが、これは具体例であり、特徴を限定するものと考えるべきではなく、単なる好適な実施例が図示且つ説明されており、本発明の精神の範囲内の総ての変更及び修正が保護のために要するものと考えられる。また、本実施例で実施される構造及び態様を、変更、再構成、置換、削除、複製、結合、又は互いに付加できると考えられる。
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2009年8月21に出願され、参照することによりここで引用されている出願願号第12/545,467の一部継続出願である。
【0002】
本発明は、アンビューバッグ(AMBU−バッグ)に関し、特に、アンビューバッグを自動的に圧縮及び/又は解放するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
アンビューバッグは、患者の治療及び緊急治療で広く使用されている。それらは、医師、看護師、病棟勤務員、EMT又は他の保険診療機関によって手動で圧縮するよう構成される。その使用は、例えば、野外において及び/又は病院への移送中において患者(民間人又は兵士)に人工呼吸を施すことを含むものである。また、その使用は、ある場所から別の場所に移送される際に患者の呼吸を維持することを含む。例えば、アンビューバッグを使用して、病室(人工呼吸器に通常引っ掛けられる)から外科手術室にストレッチャで移送される患者に使用することができ、手術室の別の人工呼吸器に引っ掛けられる。アンビューバッグは、一般に患者のこのような移送の間に手動で作動する。そうでなければ、一般に人工呼吸を要する患者に人工呼吸器が掛けられる。この装置を使用して、病気の流行又は他の高需要のケースにおいて、人工呼吸器の限られた在庫を補完できる。
【発明の概要】
【0004】
特許請求の範囲、及び特許請求の範囲のみが本発明を規定する。本発明は、必ずしも総てではないが、アンビューバッグとともに使用するためのいくつかの装置を有しており、アンビューバッグは、吸い込み管及び反対側の端部の第1の端部の排出管を具えた柔軟性のある圧縮バッグを有する。この装置は、圧縮バッグを受容するためのハウジングを有する。この装置は、アンビューバッグの細い吸い込み管用の開口、アンビューバッグの空気及び排出管用の任意の他の1つの開口を有する。
【0005】
機械式圧縮機が、外側から圧縮バッグを周期的に膨張のために圧縮し圧縮を解放するためにハウジングの中にある。電気タイマによって制御される動力アクチュエータは、周期的圧縮用に機械式圧縮機に動力を供給するためのものである。
【0006】
含め得るがかならずしも要しない他の任意の態様が、様々な従属及び独立請求項で明記される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1A】図1Aは、閉じた任意の蓋を具えた、アンビューバッグが中に入っていない状態の本発明の一例に係る装置の正面図である。
【図1B】図1Bは、蓋が開いた状態の図1Aの装置を示す。
【図1C】図1Cは、ハウジングの中にアンビューバッグがある状態の図1Bの装置を示す。
【図1D】図1Dは、蓋が閉じた状態の図1Cの装置を示す。
【図1E】図1Eは、蓋が閉じた状態の代替的な装置を示す。
【図2A】図2Aは、蓋が開いた状態の図1Aの装置を示す。
【図2B】図2Bは、図1Bの装置の側面図である。
【図2C】図2Cは、図1Cの装置の側面図である。
【図2D】図2Dは、図1Dの装置の部分的に切り取った側面図である。
【図2E】図2Eは、代替的な装置の部分的に切り取った側面図である。
【図3】図3は、図2Aに示す側とは反対側の側面図である。
【図4】図4は、図3の装置の底面図である。
【図5】図5は、図3の装置の平面図である。
【図6A−6J】図6A−6Jは、機械式圧縮機の様々な例を示す。
【図7A】図7Aは、収納されたフックを示す部分的に切り取った図である。
【図7B】図7Bは、フックが収納されたフックの外に出てベッドレールにある図7Aの装置を示す。
【図8】図8は、図7Bに示すフックの代替的なバージョンである。
【図9】図9は、任意の電子機器の概略図(原寸大ではない)の一例である。
【図10】図10は、任意の電子機器の概略図(原寸大ではない)の別の例である。
【図11A】図11Aは、本発明の別の例に係る装置の上部斜視図である。
【図11B】図11Bは、中のアンビューバッグを極めて細い線で示す図11Aの装置である。
【図12】図12は、図11Aの装置の正面図である。
【図13A】図13Aは、図11Aの装置の側面図である。
【図13B】図13Bは、(切り取った)中のバッグ200を示し部分的に切り取った装置を示す図13Aの装置である。
【図13C】図13Cは、圧縮位置にある図13Bの装置を示す。
【図14】図14は、図11Aの装置の平面図である。
【図15】図15は、図11Aの装置の背面図である。
【図16】図16は、図11Aの装置の底面図である。
【図17】図17は、図11Aの装置の一部を形成するベースの一例の上部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の原理の理解を促す目的のために、時として実施例として言及され、ここで図示及び/又は説明される例をここで参照することとする。これらは単なる例である。それにもかかわらず、本発明の範囲の限定を意図するものではないことが理解されよう。記載された処理、システム又は装置のこのような変更及びさらなる改良、ここで説明される本発明の原理のさらなる適用が、本書を踏まえると現在及び/又は将来において、本発明に関連する当業者にとって明らかであると考えられる。
【0009】
特許請求の範囲及び明細書に使用されているように、以下の用語が以下のような定義された意味を有する。
【0010】
「アンビューバッグ」は、患者に呼吸を提供し又はこれを補助するよう手で圧縮可能な携行式又は移動させ得るバッグを意味する。
【0011】
「ベース」という用語は、上にハウジングが載っており、ハウジングの下部の構造又はハウジングの下部を具える構造を意味する。ベースは、任意に、ハウジングの部分でもよく又はハウジングの部分でなくてもよい。
【0012】
「血圧計」という用語は、患者の血圧を測定する、電子式、油圧式、水銀ベース又はそれ以外の任意の計測器を意味する。
【0013】
「清浄」という用語は、通過するガスを患者の肺に医学的及び/又は外科的に晒すのに十分にほぼ細菌及び/又は病原体が無いことを意味する。
【0014】
「CO2メーター」という用語は、患者によって吐き出された二酸化炭素の量を計測する任意の計測器を意味する。
【0015】
「圧縮機」という用語は、アンビューバッグの外側に力及び/又は圧力を与えて、それを圧縮することで空気/ガスがそこを通って流れる、機械式、電子機械式、(及び/又は非空気圧式/油圧式と表示されていない限り)空気圧式及び/又は油圧式の構成要素を意味する。
【0016】
「閉じ込める」という用語は、所定に位置に実質的に制限又は保持することを意味する。
【0017】
「制御される」という用語は、オペレータ及び/又はコンピュータプロセッサによって制御されてある結果又は出力を達成することを意味する。
【0018】
「クランク部材」という用語は、回動又は回転部材から実質的に前後運動するよう変換させる部材を意味する。それは、直線状の、湾曲状の、曲がった、曲がっていない、平らな又は任意の他の形状の部材である。
【0019】
「周期的周波数」という用語は、1分当たりの呼吸で一般に測定される、アンビューバッグを圧縮及び解放する周波数を意味する。
【0020】
「周期的に」という用語は、一般に必ずしも一定周波数とは限らないが、繰り返しのサイクルを意味する。
【0021】
「前記吸い込み管の取り外し」とは、直接的又は間接的に、アンビューバッグの残りの部分から吸い込み管をオペレータにより取り外すことを意味する。
【0022】
「前記排出管の取り外し」とは、直接的又は間接的に、アンビューバッグの残りの部分から排出管をオペレータにより取り外すことを意味する。
【0023】
「遠位の取り付け部」とは、アンビューバッグの排出管から取り付けられる、様々な管、ホース、患者用マウスピース、マスク、及び/又は患者用の気管切開取り付け部を意味する。
【0024】
「落とし込み」という用語は、実質的に機械的な分解及び/又は組み立てを要さずに、所定の位置へのアンビューバッグの挿入を意味する。
【0025】
「電子式血中酸素レベルセンサ」という用語は、出力として取り出され電子信号に変換され、さらに血中酸素レベルの数値又は英数字表示に変換される、患者の血中酸素レベルのセンサを意味する。これは、血中酸素レベルを判定するために入力データを与えるよう、指又は体の他の部分を通る光又は他の透過可能な周波数を利用したセンサを含み得るがこれに限定されない。
【0026】
「電子タイマ」という用語は、一般に秒で表示される、機械式ではなくて電気式のタイマを意味する。
【0027】
「端部」という用語は、細長い構造の向かい合った、例えば、細長いアンビューバッグ又は細長いハウジングといった、細長い構造の一方又はいずれかの端部を意味する。
【0028】
「膨張」という用語は、容積を増加させることを意味する。
【0029】
「端部材」という用語は、アンビューバッグの一端又はその近くの構造体を意味する。それは、剛体、可撓性を有するもの、又は双方が可能である。
【0030】
「固定部」という用語は、使用時に、ハウジングに対して実質的に堅い又は実質的に動かせないことを意味する。
【0031】
「柔軟な」という用語は、膨張又は圧縮し得るよう曲げられる又は変形し易いことを意味する。
【0032】
「柔軟な張力部材」という用語は、1又はそれ以上の柔軟なベルトを、ストラップ、ケーブル、コード等を意味する。
【0033】
「保持」という用語は、他のものに対して所定の位置に何かを維持及び/又は実質的に維持できることを意味する。
【0034】
「フック」という用語は、ハウジングを引っ掛けるのに十分に強い機械式構造を意味する。
【0035】
「円周圧力」という用語は、バッグの圧縮を引き起こすためにバッグの総て、又は特に一部の周囲負荷を意味する。
【0036】
「ハウジング」という用語は、外側ケース、シェル、グリッド、又は構造を意味する。それは、部分的又は全体的に中実材料、メッシュ又はケージ構造、及び/又はその双方とし得る。それは様々な材料で作製し得るが、金属及び/又は剛性プラスチックが好適である。それは、不透明体、透明体、半透明体、及び/又はこれらの組み合わせとし得る。
【0037】
「吸い込み管」という用語は、(円形、正方形、矩形、楕円形又はそれ以外といった断面に係わらず)剛体、柔軟なもの、及び/又はその双方とし得るチューブ又は管路を意味し、バッグの吸い込み管に又はその近くに取り付けられる。
【0038】
「圧縮の大きさ」という用語は、アンビューバッグの中への圧縮の量を意味し、(直接的及び/又は非直線的に)バッグを流れる空気/ガスの量に対応する。
【0039】
「機械式」という用語は、人間の筋肉及び/又は骨及び/又は吐き出しによる力以外を意味する。
【0040】
「可動剛性部材」という用語は、ハウジングに対して、並進、回転又はそれ以外によって移動させるよう構成された1又はそれ以上の剛性部材を意味する。剛性は変えることができるが、好適には実質的に剛体である。
【0041】
「移動停止」という用語は、減速及び/又は移動の停止を意味する。これは、直線的な減速、突発的な減速、又は他の減速の速さ又は態様を含む。
【0042】
「近い」という用語は、直線的、間接的及び/又は1又はそれ以上の介在パーツの有る無しに係わらず、2つのパーツ間の相互運用を機能的に実現するのに十分接近していることを意味する。
【0043】
「開閉蓋」という用語は、少なくとも2の位置を有する蓋を意味し、一方の位置で開き、他方の位置で閉じる。
【0044】
「開口」という用語は、1又はそれ以上の穴、スロット、隙間、及び/又は部材、壁、メッシュ、ケージ等のスロットを意味する。
【0045】
「オペレータによる調整」という用語は、オペレータによって調整又は変更できることを意味する。
【0046】
「反対の」という用語は、対向を又はほぼ向かい合っていることを意味する。
【0047】
「排出管」という用語は、(円形、正方形、矩形、楕円形又はそれ以外といった断面に係わらず)剛体、柔軟なもの、及び/又はその双方とし得るチューブ又は管路を意味し、バッグの排出管に取り付けられる。
【0048】
「外側」という用語は、内部からではないことを意味する。例えば、アンビューバッグの外側は、バッグの内面とは対照的に圧縮される外側部分を意味する。
【0049】
「持ち運べる」という用語は、1人の成人によって運べ得るよう十分に軽く且つ小さいことを意味する。
【0050】
「動力アクチュエータ」という用語は、人間の力以外による運動を与える機構を意味する。これは、電力、機械的な力、油圧力、空気圧による力、及び/又それらの組み合わせを含むがこれらに限定されない。しばしば、しかしながら必ずしもそうではないが、動力アクチュエータは1又はそれ以上の電気モータを含む。
【0051】
「受け入れる」という用語は、(部分的又は全体的に)中に1つの物を取り込み又は取り込みし得ること又は互いに係合又は結合することを意味する。
【0052】
「収納可能」という用語は、凹部の中に1つの部品を部分的及び/又は全体的に受け入れることを意味する。好適には、収納可能な1つの物は、参照面に対して完全に同一面上にあるか又は同一面よりも下方にあるが、部分的に収納可能であることも含め得る。
【0053】
「解放」という用語は、圧縮の反対を意味する。
【0054】
「ランニング」という用語は、ある場所から別の場所への移動を意味する。
【0055】
「略円筒形に湾曲した外側表面の少なくとも一部に対応する形状である」という用語は、ある領域に関して、略円筒形を集合的に形成する面又は面及び/又はエッジを意味する。これらは、湾曲しているが必ずしも湾曲していなくてもよく、略円筒又は多くの場合円筒の一部又は錐台に配置された、いくつかの平坦面、エッジ及び点を有する。
【0056】
「スロット」という用語は、一般に幅よりも長い開口を意味する。スロットは、直線状、湾曲状、又は蛇行したもの又はそれ以外とすることができ、これに応じてスロットの長手方向は、直線状、湾曲状及び/又は蛇行したものである。
【0057】
「圧縮バッグ」という用語は、圧縮且つ解放することで空気/ガスが流れるアンビューバッグの一部を意味する。
【0058】
「容量コントローラ」という用語は、圧縮バッグを通して圧縮される空気/ガスの量を増加、減少及び/又は保持するために、ノブ、スライド、キーパッド、又はユーザが入力する及び関連する他の電気部品を意味する。
【0059】
「1サイクル当たりの空気/ガスの容量」という用語は、圧縮バッグに関する所定の圧縮及び解放に関して、1分当たりの立方インチ、1秒当たりの立方インチ、1分当たり及び/又は1秒当たりの立方リットル及び/又はセンチリットルで表される、空気/ガスの量を意味する。
【0060】
「ヨーク」という用語は、一般に単独で又は他のパーツと組み合わせて、他の部材又は管の3又は4の側部を規制する機械的構造を意味する。任意に、ヨークにキャップを付け又はキャップを取ることができ、4つ目の任意にヨークの開いた側を閉じる又はこれにキャップを付けることができる。ヨークは、剛体又は柔軟なものであるが、好適には剛体又は実質的に剛体である。ヨークに軟らかい材料、(ゴム又はそれ以外といった)摩擦増加材料で裏打ちできる。ヨークは、円形、直線状又はそれ以外を含む様々な形状とし得る。全体として又は部分的に、スロット又は他の開口のエッジによってヨークを定義できる。
【0061】
「その」、「1つの」、「1つの」、「少なくとも1の」、「第1の」といった冠詞及び語句は、1つのみを意味することに限定されないが、むしろ包含的且つ制約がなく、任意に多数のこのような構成要素もまた含むものである。同様に、「含む」という語句は、制約なく且つ包含的なものである。
【0062】
図面に関して、これらは本発明の単なる例であり、本発明は図示されるものに限定されない。
【0063】
装置の一例として、装置100は、柔軟な圧縮バッグ200を有するアンビューバッグ102とともに使用するためのものである。別の例は、図11A乃至17に示す装置300である。この装置300は、概して装置100の「100」番台に対応する全体として「300」番台で示される類似する部品を有する。通常、アンビューバッグは最初は特に患者に空気/ガスを接触させるその内面がきれいである;そして、それは任意に1回限りの使用の又は使い捨て可能な製品である。好適には、圧縮バッグは、アンビューバッグの第1の端部106の吸い込み管104(破線とともに示す)と、アンビューバッグの反対側の端部110の排出管108(破線とともに示す)とを有する。装置100は、好適には、圧縮バッグ200を収容するためのハウジング112を具える(図1Cを参照)。一例では、ハウジングは略矩形であり、好適には細長いが、任意の形状(正方形、円筒形、又はそれ以外)とし得る。
【0064】
任意に、ハウジング112の下部が、ゴム製の足部103といったいくつかのゴム製の足部を有する(図4を参照)。対向する開口124といった別の場所に足部を設けることができる。また、様々な図面に図示するように、任意の通気スロット及び/又はルーバを設けて、電子機器、バッテリ及び/又はアクチュエータを冷却し易くする。
【0065】
任意に、しかしながら好適には、第1のヨーク114が、吸い込み管104の近くでアンビューバッグを保持するためにハウジング設けられている。また任意に、排出管108の近くにアンビューバッグを保持するために、ハウジングに第2のヨーク116を設けることができる。
【0066】
図1Cに示すように、このような1つの特定な例は、吸い込み管104及び排出管108それぞれを保持するヨーク114及び116を示すことに留意されたい。しかしながら、任意に、これらのヨークの1又はそれ以上を、アンビューバッグの近くに設けて及び/又は形成して、ヨークがカラー118及び/又はカラー120を部分的又は完全に保持する。さらに任意に、このようなヨークが、このようなカラーの内側に向けて部分的に軸方向にアンビューバッグを保持し、及び/又は単独で又は組み合わせて、吸い込み管及び/又は排出管、カラー、及びその内側の位置の保持を組み合わせることができる。さらに、ヨークは必ずしもハウジングの開口と共存せずに、それ以外の分離構造でもよい。例えば、ヨークは、関連する開口により管104の進入及び管108の進入が可能な、ハウジングの内側の分離構造である。
【0067】
好適には、ここで規定される1又はそれ以上の機械式圧縮機は装置100の部分であり、好適にはハウジング112の中にある。機械式圧縮機は、ここで規定するように、様々な構成を取り得る。単なる例として、様々な機械式圧縮機を図6A乃至6Gに示し、さらに以下で説明する。機械式圧縮機(及び/又はスクイザ)は、圧縮バッグ200(図1Cを参照)をその外側202から周期的にスクイズし、膨張のために圧縮バッグを解放するためのものである。図1Cが膨張状態の圧縮バッグを示すことに留意されたい。
【0068】
一般に、動力アクチュエータが電子コントローラによって制御され及び/又はタイマ122(例えば図9を参照)は、この周期的な圧縮のために機械式圧縮機を駆動するためのものである。
【0069】
好適には、ハウジングに開口124を有しており、開口によりハウジングの中へのこのような圧縮バッグの挿入が可能である。例えば、圧縮バッグの挿入の前の開口124を図1Bに示し、図1Cが、圧縮バッグ200がハウジングの中に挿入された後の開口124を示す。
【0070】
任意に、第1の端部材126が、第1のスロット又は他の開口128又は開口328(図11A、11B及び12を参照)を有しており、好適にはハウジングの開口124から延びており、吸い込み管104への遠位の取り付け部130から吸い込み管104の取り外しの必要なしにアンビューバッグの挿入が可能となる。任意に、しかしながら好適には、同じようなスロット128といったものへの挿入により、アンビューバッグから吸い込み管の取り外しの必要なしにハウジングにアンビューバッグを挿入できる。
【0071】
任意に、第2の端部材132が、ハウジングの開口124から延びる第2のスロット又は他の開口134又は開口334(図11A、11B及び12を参照)を有しており、遠位の取り付け具136から排出管の取り外しの必要なしに排出管108の挿入が可能となる。さらに任意に、スロット134により、アンビューバッグ102から排出管の取り外しの必要なしに排出管108の挿入が可能となる。
【0072】
任意に、開閉蓋を開口124に設けることができ、この蓋は、ハウジングの中に圧縮バッグを挿入できるよう開けることができ、ハウジング112の中に圧縮バッグを収容するよう閉じることができる。開閉蓋を使用する時に、それは中実の材料、メッシュ(図11Aの蓋329を参照)、格子、不透明体、透明体又はそれ以外とすることができる。図示する一例では、それは、ヒンジ140といったヒンジ及び/又は留め具142といった留め具を有するが、これらは任意のものである。図11A、11B及び12の留め具342を参照されたい。さらに、開口124及び/又は蓋138が、図示するこのような一例ではハウジングの正面に示されているが、それらを他の場所に設けることができる。任意に、図1Eに示すように、蓋138が凹部又は開口138a及び/又は138bをその中に有し、バッグ200の可視性を改良する。例えばそれらは、ハウジングの上部、下部、後部又は側部に設けられるとともにそれらを組み合わせて設けられる。例えば、開口がハウジングの2又はそれ以上の側部を効果的に包み込む。同様に、任意に蓋がこのような開口を包むことができる。
【0073】
任意に、拘束部材127及び/又は129及び/又は327及び/又は329といった1又はそれ以上の拘束部材が、バッグ200の収容を補助するよう設けられている。図示する例では、部材129が蓋138上にあり、閉じると部材127にバッグを拘束する。任意に、それらは図示するように(例えば、図11Aの面327を参照)円筒形の面の部分といった部分的に湾曲した面を有するが、他の形状もまた使用し得る。
【0074】
図5を参照すると、任意の調節可能な容量コントローラ144が、オペレータにより機械式圧縮機の圧縮の大きさの調節を与えて、アンビューバッグ102を通る1サイクル当たりの空気/ガスの容量を調節するよう設けられている。また、このようなコントローラを図9及び10に概略的に示す。任意に、圧縮の調節もまた、又は代わりに機械的に行われる。図1E及び2Eに一例を示す。ハンドル部材170及びヒンジ170Aを具えた関連するプラットフォームが、スロット171に沿った移動によって選択的に位置決めされる。この部分は連続的であり、又は(多少のこのような位置決めを具えた)所定の位置決めスロット172a、172b及び172cによって分離している。移動するプラットフォームが、モータ122及びホイール/クランク206c及びアーム206bを支持し、バッグ200に近付け及び/又はバッグ200から離すよう部材206aを移動させることで、1サイクル当たりの量を調節する。
【0075】
さらに、調節可能なサイクルコントローラ146又は246(図1E、10)又は346(図11A)の任意の態様を含めることができ、オペレータによる機械式圧縮機(図5、9)のサイクル周波数の調節を提供する。このような速さコントローラを、任意に1分当たりの速さ又はサイクルとして表わすことができる。
【0076】
また、図5及び9を参照すると、読み出しを含む任意の内蔵式血中酸素濃度センサ148、CO2メータ150、及び/又は血圧メータ149のうちの1又はそれ以上もまた設けることができる。
【0077】
別の任意の態様は読み出し装置の他の形式である。これらは、メータに加えて、光学式(LED又はそれ以外のもの)及び/又は音響式アラームを含めることができる。例えばこれらは、バッグ200の圧力低下(図12のライト348を参照)、圧力上昇(図12のライト349を参照)及び/又はそれ以外に対する警告インジケータを有する。これは、アクチュエータ又はそれ以外のものによる圧縮量を測定する圧力モニタによって監視される。これらは任意に、(高い側及び/又は低い側の)安全閾値を超える場合の光学式及び/又は音響式アラームを具えているか否かに係わらず、インジケータ250といった上述のメータである。他のインジケータが、バッグの圧縮が開始されていることを表示するインジケータ248を含む(図1E及び10を参照)。このような出力は、例えば、低バッテリインジケータ350(図12を参照)、又は例えば圧縮のサイクルと同期して、ユーザにバッグの圧縮リズムの視覚的及び/又は音響的表示を与えるライト249a(図1Eを参照)といった出力を含む。
【0078】
別の任意の態様は、規制フックなしを含む取り付け構造の使用である。例えば、好適にはこれらは、病院のベッドレールにハウジング112を引っ掛けるよう構成された収納可能なフックを含む。例えば、図7A、7B及び8を参照すると、収納可能なフック152,352(図11A、13Cを参照)及び154を示す。これらは、凹部156に置かれている(図7A,11Aを参照)。これらは、病院のベッドレール158又は160に引っ掛けるよう構成できる。このようなフックは任意に、オープンフック、又は図示するようなバネで付勢された竜頭タイプのフックを具える。任意に、それらは軸を中心に回動してベッドレール又は他の構造(ヘリコプター又は救急車又はそれ以外の引っ掛け構造)に引っ掛けるために振り上がることができ、又は代替的に下方に旋回して収納状態にすることができる。
【0079】
好適には、ハウジング112の装置100又は装置300が、ヘリコプター又は救急車といった乗物に適合するように携帯可能であり、及び任意にしかしながら好適には、1又はそれ以上の動力アクチュエータに電力を供給するためのバッテリ162(図9を参照)を有する。さらに、バッテリ又は(AC及び/又はDC電源といった)他の電源が、装置の中のコントローラ/マイクロプロセッサ120及び他の電子部品に電力を供給できることに留意されたい。さらに、好適にはバッテリは交換可能であり、好適には野外での使用のために容易且つ迅速に交換可能であることに留意されたい。また、バッテリは、ハウジングの中の充電器具164(図3を参照)といった充電器を含む。スイッチ361といったオンオフスイッチを設けることができる。
【0080】
図9は、図示される装置の一部の配置図の一例を示す。ハウジング112が圧縮バッグ200を有する。1又はそれ以上の機械式圧縮機を番号6として図で示す。上記のコントローラ144及び146は、入力の矢印で示すように入力を与え、コントローラ/マイクロプロセッサ122を制御する。
【0081】
コントローラ122は、上記のように、周期的周波数又は圧縮容量の双方に関して、又はそれらいずれにも関せずに、入力を受け取り及び/又は圧縮機6に制御出力を与える。任意に、1又はそれ以上のセンサを圧縮機及び/又はアンビューバッグの外面に配置できる。例えば、このようなセンサは圧力及び/又は変位を検出する。圧力センサを使用して、患者の肺の背圧の量に関連付けることができる。同様に変位センサが、患者の肺の中に吸い込まれた又は強制的に吸い込まれた空気の容量に関連付けることができる。このような任意のセンサ及びフィードバック(図面に図示せず)を設けることによって、コントローラ/マイクロプロセッサ122がそこからデータ入力を受け取ることができる。任意に、このようなデータ入力を使用して、様々な患者の様々な生理機能に適合させるように、圧縮圧力の量及び/又は容量を完全且つ部分的に自動化及び/又は自己調整できる。また、コントローラ/マイクロプロセッサ122が、血中酸素、CO2メータ及び/又は血圧メータ148、149及び/又は150に入力/出力を与える。任意に、メータからマイクロプロセッサ/コントローラ122へのフィードバックを、単独で又は上記の圧力及び/又は容量フィードバックセンサ及び/又は圧力及び/又は容量コントローラと組み合わせて使用できる。例えば、患者の血中酸素及び/又はCO2レベルが検出の時に所定のレベルを下回る場合、コントローラ/マイクロプロセッサ122をプログラムして、周期的周波数を増加させるよう自己調整できることで、より患者の肺に多くの空気/ガスを通し、できれば所望の閾値レベルに血中酸素レベルを増加させる。
【0082】
また、メータ148、149及び/又は150が、好適には、プラグイン取り付け具151を介してそれらの入力を受け取ることで、患者に取り付けられた血圧検出器及び/又は患者に取り付けられた血中酸素レベルが、装置100に差し込まれることに留意されたい。一般に、CO2測定が、管108及び/又は取り付け具136から取り出され又は取り込まれる。図10は図9と同様であるが、上記の入力及び/又は出力装置246、249及び250が付け加えられている。
【0083】
上記のように、図2E、6A−6J、及び13B及び13Cは、図示且つ変更された、互いに組み合わせて使用可能な圧縮機の型の単なる例である。
【0084】
例えば、図6Aは1又はそれ以上の使用例を示しており、このようなストラップ202は全体的又は部分的に圧縮バッグ200の周りに巻かれる。ストラップ200への周期的張力及び/又は引っ張りにより圧縮Sが発生し、このような引っ張り/張力の逆の解放により圧縮バッグの解放Rが可能となる。このような引っ張りは、電動式巻き取り機、往復移動するソレノイド又は他のプランジャ、ギヤ等といった、任意のタイプの機械式、空気圧式、油圧式又は他の作用によってもたらされる。
【0085】
図6Aのストラップ202を参照すると、これが圧縮バッグの外側の円周圧力を引っ張る。別の代替的な構成は、部材202自身が圧縮ガス及び/又は液体で満たされた膨張可能な袋であり、これにより、圧縮バッグに円周圧力及び/又は他の圧縮をもたらす。また、部材202は好適には便利に脱着でき(例えば、留め具342を参照)、ハウジングの中に圧縮バッグを便利に挿入でき、その後で圧縮バッグの周りを部材202又は329で包むことによってそれを拘束する。任意に、取っ手141又は取っ手341といった1又はそれ以上の取っ手が、より便利に携帯できるように、ケース112に設けられる。
【0086】
図6Bは、代替的な実施例を示しており、圧縮バッグ200が、任意にしかしながら好適には剛性のある1又はそれ以上の部材間に配置されている。1又はそれ以上のこのような部材は固定式又は可動式であるが、好適には少なくとも1つは、双方でないにせよ可動式である。例えば、図6Bに示すように、部材206は可動式であるが回動点208の周りを回動する。図示する方向に回転又は曲がる回転カム210が設けられている。カム210は、部材206と係合するよう回転するときに圧縮Sを引き起こす1又はそれ以上の突起部212を有しており、突起部を離すことにより解放Rが可能となる。任意に、必ずしも要しないが、ばね、逆回転カム又はそれ以外で解放位置に部材206を付勢できることに留意されたい。同じ方法がここで説明した他の例にも当てはまる。部材204及び/又は206は、図示するこのような特定の例では、ハウジングから離れているが、それらを全体的又は部分的にハウジングのパーツとすることができる。例えば、任意に部材204を、単なる壁又はハウジング自身の一部とすることができる。図示されているが、回動点208の軸は、アンビューバッグ102の中央の長手軸に対して横方向及び斜めであり、それは平行を含む任意の方向とし得る。
【0087】
図6Cは、例えば、部材216に対して(入れ子状に伸縮自在に又はそれ以外に)可動な延長アーム214を有するレシプロケータによって可動な部材206を示す。このようなケースでは、上方への延長により図示するような圧縮Sを引き起こし、逆方向への移動により回動点208を中心として部材206がR方向/位置に回転する。このような往復移動するアクチュエータは、電気式、ソレノイド、サーボ、ウォームギヤ、ラックギヤ又は例えばホイール及び/又はクランクシステム(例えば、図2E、6I、6J、13B、13C)を含む動作とすることができ、好適には上記と同じようにモータ、油圧式、空気圧式又はそれ以外といった動力アクチュエータによって動力が供給される。
【0088】
図6Dは、矢印で示すように回転させるための巻き取り機を用いたバージョンを示しており、巻き取りによってケーブル220又はコード又はそれ以外の張力部材に張力を与える。図示する構成で引っ張るように巻き取られる場合、部材204が208の周りを回動し方向Sに圧縮する。巻き取り機218が解放すると、バッグが方向Rに解放される。さらに、ばね又は付勢を使用でき、又は代替的に逆方向に向いた逆巻き取り機構又はカム又はそれ以外を使用して解放Rを引き起こし得る。
【0089】
図6Eは、回動点208の反対側の力Fの使用例を示しており、圧縮Sのために梃子の支点動作を形成する。上記した又は後で述べるアクチュエータ、カム、張力部材、及びそれ以外の任意のものを回動点208の反対側に向けることができ、回動点を使用する時にこれらの状況が圧縮を引き起こす。逆に、力Fとは逆の方向を力Fで示す場所で使用して、解放Rを引き起こし得る。さらに、本書に記載の総てのアクチュエータ機構が2以上の部材に同時に動力を伝えることができ、例えば同時に双方の部材204及び206に動力を伝える。
【0090】
図6Fは、カム面222及びカム従動子224を具えた構成を示す。カム従動子の直線移動(例えば左から右)がカム面222に力を与えることで、部材204が回動点208の周りを回動して圧縮Sを引き起こす。一例として、ギヤ/モータドライバ228によって回転するウォームギヤ226といったギヤに噛合させることによって、カム従動子224を長手方向に移動させることができる。ウォームギヤ及び/又はギヤ駆動及び/又は電動従動子224以外のギヤラックを用いた他の構成を含めることができる。
【0091】
上記の例は回転208といった回転運動を含む一方、このような回転を要しない。例えば、図6Gでは、長手方向にロングガイド230及び232といった1又はそれ以上の部材204及び/又は206を移動させることによって、圧縮及び/又は解放をもたらすことができる。圧縮及び/又は解放力は、例えば上記のようなタイプであり、及び/又は空気圧式及び/又は油圧式膨張バッグ等である。
【0092】
同様に、上述した摺動ガイド又はレールの代わりに、図6G、図6Hを参照して代替的な構成を示しており、回転ドライバ238及び/又は240といったものにより、ウォームギヤ234及び/又は236のような1又はそれ以上のウォームギヤといったギヤ駆動を回転し得ることで、バッグ200の圧縮S及び解放Rを引き起こす。
【0093】
図6Iは、バッグ200を圧縮するための部材206aを具える別の例を示す。部材206aはクランク部材206bに結合する。図示するように、この特定の実施例では、部材206bは全体的にT形の輪郭を有するが、これに限定されない。大部分は任意の形状でよい。また、クランク部材206bは任意に細長いスロット206eを有することに留意されたい。図示するように、206eにより、回転部材206cへの結合部206dに対するクランクのスロットに沿った摺動又は他の移動が可能となる。206cは、例えば図示するような206cを回転させるための回転駆動部206fを有する任意の機械的手段によって回転し得る。図6Iの特定の実施例では、ドライブシャフト206fが、好適には、回転部材206cの面とほぼ同一面上にある。206fは、スロット206eの中を摺動しない。スロット206eは、206aの圧縮運動に運動の停止(徐行を含む)を与える。これは、結合部206dがスロット206eに沿って前進且つ後退する際に、一般に最高点及びその対向する回転位置で生じる。
【0094】
図6Jは、図6Iと同様に、クランク部材1206b及び1206cに結合された部材206a(又は他の圧縮機又は中間パーツ)を示す。これらの2つの部材は、図示するようにシャフト206fの回転によって駆動し得る回転部材1206cに回動するよう結合される。
【0095】
図13B及び13Cは、図13Aを部分的に切り取ったバージョンであり、ハウジングの中の動力アクチュエータの単なる一例を示す。上記のように、本書で説明するアクチュエータの他の形式を任意に使用し得る。このようなクランク構成を、図13Bに示しており、図13Cは、図6Iとともに上述した同じようなクランク構成である。しかしながら、1つの選択的な違いは、(図6Iに示す)スロット206eと比較して、306eは円弧の部分である曲線輪郭で示すような曲線を成す。スロット306eは、圧縮機306の(減速、又は任意に完全停止を含む)移動停止を与える。図13Bに示すように、クランク部材325のダウンストロークでは、スロットの結合部306dがスロット306eの最前方位置にある。例えば、反時計方向の移動により、結合部306dがスロット306eの前進位置に前進する。しかしながら、図13Cに示すアップストローク位置を見ると、306dがスロット306e内でどのように戻るかが示され、図示するように、それはスロットの中間領域のどこかにある。回転部材324が回転し続けると、結合部306dが、回転部材324のように後方位置に向かってスロット306eの中で後退し続ける。図から分かるように、クランク部材が結合部306a(任意に回動点)で機械式圧縮機306に結合される。このため、それが図13Bから図13Cに位置に移動すると、それはバッグ200を圧縮する。さらに、上記の移動により、アップストロークの圧縮動作が生じるが、スロット306eの結合部306dは圧縮モードでは少なくとも部分的に停止/減速する一方、結合部306dがスロット306eの前方位置から中間部を通って後方位置に摺動する。ホイール又は他の形状の部材324が反時計方向に回転し続けると、クランク部材325が圧縮バッグ200の外に部材306を引き戻す。また、図13Bに示すような状態の前にわずかに位置が戻ることにより、結合部306dが上記とは逆を行い、すなわち、スロット306eの後方位置からその中央領域に前進し、最終的には図13Bに示すような前方位置に戻る。上述のように、これにより、ダウンストロークで及び/又は膨張又は解放されるバッグ200に対応して、又は部分的に対応して、停止する。このため、このような停止が、外側から圧縮されるバッグとともに停止でき、同様にバッグに膨張とともに停止できる。任意に、スロット306eの長さ、曲率、及び/又は他の外形を変えることによって、停止期間及び停止の形態を変えることができる。また、結合ジョイント306dを回転部材324の回動中心に対して偏心させることにより、それを変えることができる。任意に、これらによる及び/又は他の機械的及び/又は電気的なものによる移動を同時に行って、圧縮態様を与えることができる。代替的に、(例えば、スロット306eを用いた)機械式停止、サーボ、ステッパ及び/又は他の電子的制御及び/又はパルス制御モータが、このような停止をもたらす。
【0096】
上記のような任意の手段によって回転部材324の回転を与え得ることに留意されたい。図13B及び13Cの特定の例では、シャフト323を駆動する電気モータ322を使用する。このようなシャフト323は、好適には、ギヤが設けられ又はそうでなければ並進することで回転部材324が回転する。図示されるものに対して直交する指向モータ322及びシャフト323を含む他の構成を設けることができる。また、空気圧式モータ(回転及び/又はピストン)及び他の構成もまた提供できる。電気モータを使用する時に、電力を例えば362といったバッテリによって供給できる。代替的に、又はバッテリに加えて、電力コード362e(図13A、17を参照)からの電力を提供できる。
【0097】
図示する圧縮機306が、図13B及び13Cの左側の回動点306x(図13B)を中心に回動することに留意されたい。しかしながら、スライド、柔軟なストラップ又は他の柔軟な部材又はそれ以外のものを含む他の構成を使用できる。追加的に、回転部材324及び/又は任意の付随するクランクの上記の回転運動を使用して、圧縮ではなくて張力を与えることができ、これによりバッグ200の圧縮が生じる。図6A、6E、6G、6D又はそれ以外を参照されたい。
【0098】
図11A乃至17に示す装置300の例の外見を機能とともに上記のように変えることができるが、このような装飾上の外見は、別々に出願されたデザイン特許の対象である。図13Cに示すようなフック352といった任意のフックを与えることができる。バッテリが装着の部分である場合、それらをハウジングの中に設けることができる。図示するように、装置の下部にベース362を使用して、低い重心により安定性を与えることができる。任意に、このベース362を図17に示すように取り外し可能である。このような一例では、362dといった留め具のフックが、ハウジングへの取り付けの際のスナップを与え、ピン、凹部、リブ、溝部、又はそれ以外とし得る362fといった整合部材によって任意に補助される。留め具のレバー362aは、留め具のフックを移動させてハウジングから外し得る部分の一例である。好適には、362b及び362cといった2つの電気接点が、電力を要する装置のモータ及び他の電気要素に電力回路を与える。任意の電気コード362eは、装置にAC又はDCを与え及び/又はバッテリの充電を与える。この特定の例では、1又はそれ以上のバッテリがハウジングのベース362の上方に設けられており、ベース362が直接的な電力及び/又は電力を与えバッテリを充電する。別のオプションが、ベース362にいくつか又は総てのバッテリを有する。また、ベース362が、任意に変圧器を収容して、コンセントの電圧をバッテリ及び/又はモータで使用するための低電圧に降下させ得る。
【0099】
上記のように、図11A及び11Bを参照すると、閉じた蓋329を示す。留め具324は、任意に、バックル又はスナップ又はそれ以外とし得るが、外れることで蓋329を開ける。蓋329は(ヒンジ結合された又はそれ以外の)剛体及び/又はストラップといった柔軟なものとし得る。このようなストラップは、メッシュ、プラスチック、布、それらの組み合わせ又はそれ以外と得る。蓋又はストラップ329が開く時に、バッグ200の挿入及び/又は取り外しのための開口を形成する。理想的には、しかしながら任意に、円筒形のバッグ200と部材306及び/又は面327(図11Aを参照)及び/又は蓋329(図13Aを参照)との間に対応する湾曲面を有する。上記のように、好適にはアンビューバッグの両端が延びる(図11Bを参照)2つの開口328及び334を有する。
【0100】
別の任意の態様は、軟らかいエラストマーの端部を具えて衝撃及び音を吸収する、ハウジングのいくつか又は大部分又は総ての端部を有することである。
【0101】
別の任意の態様は、装置100又は300の非強磁性体のほぼ総ての部品のパーツを有することであり、装置がMRI室での使用に適しており、すなわち装置がミサイルに変わらない。好適には、これは、強磁性体のモータ又はバッテリを無くすことを含む。例えば、アクチュエータが、このような部屋で(継ぎ手を介して)圧縮空気/ガスに結合し得る空気圧式モータ(回転、ピストン、又はそれ以外)を含む。
【0102】
本発明を図面及び上記の記載で詳細に説明且つ図示したが、これは具体例であり、特徴を限定するものと考えるべきではなく、単なる好適な実施例が図示且つ説明されており、本発明の精神の範囲内の総ての変更及び修正が保護のために要するものと考えられる。また、本実施例で実施される構造及び態様を、変更、再構成、置換、削除、複製、結合、又は互いに付加できると考えられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
略円筒形の湾曲した外面を有する柔軟な圧縮バッグを有するアンビューバッグとともに使用するための装置であって、
前記圧縮バッグの前記略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の少なくとも1の保持領域と;
前記圧縮バッグをその外側から周期的に圧縮し、膨張のために前記圧縮バッグを解放するための機械式圧縮機と;
前記周期的な圧縮のために前記機械式圧縮機に動力を供給するための動力アクチュエータと;
を具えており、
前記圧縮バッグの前記略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の1つの前記領域が、前記圧縮の間に前記圧縮バッグを保持することを特徴とする装置。
【請求項2】
開閉蓋が、前記保持領域を具えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記開閉蓋が、柔軟なストラップを具えることを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記圧縮バッグの略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の1つの領域が、前記圧縮機のほぼ反対側に位置しており、
前記機械式圧縮機もまた、前記圧縮バッグの略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の領域を有することを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記動力アクチュエータが、電気モータを具えており、
前記電気モータが、ハウジングの中にあり、
動力ベースが、前記ハウジングの下方に前記ハウジングから取り外し可能に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項6】
さらに、前記アンビューバッグの周期的運動に対応する一連の信号を与えるための電気信号手段を具えることを特徴とする請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記開閉蓋により、それが閉じた時に、前記アンビューバッグの圧縮の視覚化が可能であることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
さらに、安全閾値を超える前記アンビューバッグの圧力を検出するための圧力センサと;
前記安全閾値を超える時に起動するよう設定されるアラームと;
を具えることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
さらに、前記圧縮バッグが前記ハウジングの中にあるときに前記圧縮バッグに前記アンビューバッグの吸い込み管を結合するよう構成された前記ハウジングの第1の開口と;
前記圧縮バッグが前記ハウジングの中にあるときに前記圧縮バッグに前記アンビューバッグの排出管を結合するよう構成された前記ハウジングの第2の開口と;
前記ハウジングの第3の開口と;
を具え、
前記第3の開口により前記ハウジングの中に前記圧縮バッグを挿入し得ることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記機械式圧縮機が、回転部材及びこれに結合されたクランク部材を具えており、回転運動を周期的な圧縮に変換することを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記クランク部材が、前記機械式圧縮機の移動停止のために設けられる移動スロットをそこに有することを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記装置が、磁気共鳴画像室での使用に適した総てほぼ非磁性の構成要素でできていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記動力アクチュエータが、空気圧で駆動されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項15】
前記装置が、磁気共鳴画像室での使用に適した総てほぼ非磁性の構成要素でできていることを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記機械式圧縮機も、前記圧縮バッグの前記略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の領域を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記動力アクチュエータが、電気モータを具えており、
前記電気モータが、ハウジングの中にあり、
動力ベースが、前記ハウジングの下方に前記ハウジングから取り外し可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項18】
さらに、前記アンビューバッグの周期的移動に対応する一連の信号を与えるための電気信号手段を具えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項19】
さらに、閉じた時に前記アンビューバッグの圧縮の視覚化を可能にする開閉蓋を具えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項20】
さらに、安全閾値を超える前記アンビューバッグの圧力を検出するための圧力センサと;
前記安全閾値を超える時に起動するよう設定されるアラームと;
を具えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項21】
さらに、ハウジングと;
前記圧縮バッグが前記ハウジングの中にあるときに前記圧縮バッグに前記アンビューバッグの吸い込み管を結合するよう構成された前記ハウジングの第1の開口と;
前記圧縮バッグが前記ハウジングの中にあるときに前記圧縮バッグに前記アンビューバッグの排出管を結合するよう構成された前記ハウジングの第2の開口と;
前記ハウジングの第3の開口と;
を具え、
前記第3の開口により前記ハウジングの中に前記圧縮バッグを挿入し得ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項22】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記機械式圧縮機が、回転部材及びこれに結合されたクランク部材を具えており、回転運動を周期的な圧縮に変換し、
前記クランク部材が、前記機械式圧縮機の移動停止のために設けられる移動スロットをそれに有することを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項24】
さらに、前記バッグを保持するための開閉蓋を具えており、
前記開閉蓋が柔軟なストラップを具えることを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項25】
柔軟な圧縮バッグを有するアンビューバッグとともに使用するための装置であって、
携帯型のハウジング及びそれに設けられた取っ手と;
前記圧縮バッグをその外側から周期的に圧縮し、膨張のために前記圧縮バッグを解放するための前記ハウジングの中の機械式圧縮機と;
周期的な圧縮のために前記機械式圧縮機に動力を供給するためのバッテリ及び電気モータを有する動力アクチュエータと;
安全閾値を超える前記アンビューバッグの圧力を検出するための圧力センサと;
前記安全閾値を超える時に起動するよう設定されるアラームと;
を具えることを特徴とする装置。
【請求項26】
さらに、前記アンビューバッグの周期的運動に対応する一連の信号を与えるための電気信号手段を具えることを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項27】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項26に記載の装置。
【請求項28】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項29】
柔軟な圧縮バッグを有するアンビューバッグとともに使用するための装置であって、
ハウジングと;
前記圧縮バッグをその外側から周期的に圧縮し、膨張のために前記圧縮バッグを解放するための前記ハウジングの中の機械式圧縮機と;
周期的な圧縮のために前記機械式圧縮機に動力を供給するための動力アクチュエータと;
を具えており、
前記機械式圧縮機が、回転部材及びそれに結合されたクランク部材を具えており、回転運動を周期的な圧縮に変換し、
前記クランク部材が、前記機械式圧縮機の移動停止のために設けられる移動スロットをそれに有することを特徴とする装置。
【請求項30】
さらに、前記バッグを保持するための開閉蓋を具えており、
前記開閉蓋が、柔軟なストラップを具えることを特徴とする請求項29に記載の装置。
【請求項31】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項30に記載の装置。
【請求項32】
柔軟な圧縮バッグを有するアンビューバッグとともに使用するための装置であって、
ハウジングと;
前記圧縮バッグをその外側から周期的に圧縮し、膨張のために前記圧縮バッグを解放するための前記ハウジングの中の機械式圧縮機と;
前記周期的な圧縮のために前記機械式圧縮機に動力を供給するための動力アクチュエータと;
を具えており、
前記装置が、磁気共鳴画像室での使用に適した総てほぼ強磁性体ではない構成要素でできていることを特徴とする装置。
【請求項1】
略円筒形の湾曲した外面を有する柔軟な圧縮バッグを有するアンビューバッグとともに使用するための装置であって、
前記圧縮バッグの前記略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の少なくとも1の保持領域と;
前記圧縮バッグをその外側から周期的に圧縮し、膨張のために前記圧縮バッグを解放するための機械式圧縮機と;
前記周期的な圧縮のために前記機械式圧縮機に動力を供給するための動力アクチュエータと;
を具えており、
前記圧縮バッグの前記略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の1つの前記領域が、前記圧縮の間に前記圧縮バッグを保持することを特徴とする装置。
【請求項2】
開閉蓋が、前記保持領域を具えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記開閉蓋が、柔軟なストラップを具えることを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記圧縮バッグの略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の1つの領域が、前記圧縮機のほぼ反対側に位置しており、
前記機械式圧縮機もまた、前記圧縮バッグの略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の領域を有することを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記動力アクチュエータが、電気モータを具えており、
前記電気モータが、ハウジングの中にあり、
動力ベースが、前記ハウジングの下方に前記ハウジングから取り外し可能に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項6】
さらに、前記アンビューバッグの周期的運動に対応する一連の信号を与えるための電気信号手段を具えることを特徴とする請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記開閉蓋により、それが閉じた時に、前記アンビューバッグの圧縮の視覚化が可能であることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
さらに、安全閾値を超える前記アンビューバッグの圧力を検出するための圧力センサと;
前記安全閾値を超える時に起動するよう設定されるアラームと;
を具えることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
さらに、前記圧縮バッグが前記ハウジングの中にあるときに前記圧縮バッグに前記アンビューバッグの吸い込み管を結合するよう構成された前記ハウジングの第1の開口と;
前記圧縮バッグが前記ハウジングの中にあるときに前記圧縮バッグに前記アンビューバッグの排出管を結合するよう構成された前記ハウジングの第2の開口と;
前記ハウジングの第3の開口と;
を具え、
前記第3の開口により前記ハウジングの中に前記圧縮バッグを挿入し得ることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記機械式圧縮機が、回転部材及びこれに結合されたクランク部材を具えており、回転運動を周期的な圧縮に変換することを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記クランク部材が、前記機械式圧縮機の移動停止のために設けられる移動スロットをそこに有することを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記装置が、磁気共鳴画像室での使用に適した総てほぼ非磁性の構成要素でできていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記動力アクチュエータが、空気圧で駆動されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項15】
前記装置が、磁気共鳴画像室での使用に適した総てほぼ非磁性の構成要素でできていることを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記機械式圧縮機も、前記圧縮バッグの前記略円筒形の湾曲した外面の少なくとも一部に対応する形状の領域を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記動力アクチュエータが、電気モータを具えており、
前記電気モータが、ハウジングの中にあり、
動力ベースが、前記ハウジングの下方に前記ハウジングから取り外し可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項18】
さらに、前記アンビューバッグの周期的移動に対応する一連の信号を与えるための電気信号手段を具えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項19】
さらに、閉じた時に前記アンビューバッグの圧縮の視覚化を可能にする開閉蓋を具えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項20】
さらに、安全閾値を超える前記アンビューバッグの圧力を検出するための圧力センサと;
前記安全閾値を超える時に起動するよう設定されるアラームと;
を具えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項21】
さらに、ハウジングと;
前記圧縮バッグが前記ハウジングの中にあるときに前記圧縮バッグに前記アンビューバッグの吸い込み管を結合するよう構成された前記ハウジングの第1の開口と;
前記圧縮バッグが前記ハウジングの中にあるときに前記圧縮バッグに前記アンビューバッグの排出管を結合するよう構成された前記ハウジングの第2の開口と;
前記ハウジングの第3の開口と;
を具え、
前記第3の開口により前記ハウジングの中に前記圧縮バッグを挿入し得ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項22】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記機械式圧縮機が、回転部材及びこれに結合されたクランク部材を具えており、回転運動を周期的な圧縮に変換し、
前記クランク部材が、前記機械式圧縮機の移動停止のために設けられる移動スロットをそれに有することを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項24】
さらに、前記バッグを保持するための開閉蓋を具えており、
前記開閉蓋が柔軟なストラップを具えることを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項25】
柔軟な圧縮バッグを有するアンビューバッグとともに使用するための装置であって、
携帯型のハウジング及びそれに設けられた取っ手と;
前記圧縮バッグをその外側から周期的に圧縮し、膨張のために前記圧縮バッグを解放するための前記ハウジングの中の機械式圧縮機と;
周期的な圧縮のために前記機械式圧縮機に動力を供給するためのバッテリ及び電気モータを有する動力アクチュエータと;
安全閾値を超える前記アンビューバッグの圧力を検出するための圧力センサと;
前記安全閾値を超える時に起動するよう設定されるアラームと;
を具えることを特徴とする装置。
【請求項26】
さらに、前記アンビューバッグの周期的運動に対応する一連の信号を与えるための電気信号手段を具えることを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項27】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項26に記載の装置。
【請求項28】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項29】
柔軟な圧縮バッグを有するアンビューバッグとともに使用するための装置であって、
ハウジングと;
前記圧縮バッグをその外側から周期的に圧縮し、膨張のために前記圧縮バッグを解放するための前記ハウジングの中の機械式圧縮機と;
周期的な圧縮のために前記機械式圧縮機に動力を供給するための動力アクチュエータと;
を具えており、
前記機械式圧縮機が、回転部材及びそれに結合されたクランク部材を具えており、回転運動を周期的な圧縮に変換し、
前記クランク部材が、前記機械式圧縮機の移動停止のために設けられる移動スロットをそれに有することを特徴とする装置。
【請求項30】
さらに、前記バッグを保持するための開閉蓋を具えており、
前記開閉蓋が、柔軟なストラップを具えることを特徴とする請求項29に記載の装置。
【請求項31】
さらに、前記機械式圧縮機の周期周波数のオペレータによる調節を与える調節可能な周期コントローラを具えることを特徴とする請求項30に記載の装置。
【請求項32】
柔軟な圧縮バッグを有するアンビューバッグとともに使用するための装置であって、
ハウジングと;
前記圧縮バッグをその外側から周期的に圧縮し、膨張のために前記圧縮バッグを解放するための前記ハウジングの中の機械式圧縮機と;
前記周期的な圧縮のために前記機械式圧縮機に動力を供給するための動力アクチュエータと;
を具えており、
前記装置が、磁気共鳴画像室での使用に適した総てほぼ強磁性体ではない構成要素でできていることを特徴とする装置。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図2E】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図6G】
【図6H】
【図6I】
【図6J】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図2E】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図6G】
【図6H】
【図6I】
【図6J】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公表番号】特表2013−502270(P2013−502270A)
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−525544(P2012−525544)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【国際出願番号】PCT/US2010/038812
【国際公開番号】WO2011/022112
【国際公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(512041285)モバイル エアウェイズ,エルエルシー (1)
【氏名又は名称原語表記】MOBILE AIRWAYS,LLC
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【国際出願番号】PCT/US2010/038812
【国際公開番号】WO2011/022112
【国際公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(512041285)モバイル エアウェイズ,エルエルシー (1)
【氏名又は名称原語表記】MOBILE AIRWAYS,LLC
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