説明

ウェブサイトの更新についての情報を提供する方法および装置

【課題】更新されている情報をインターネットを介して取得する方法および装置を提供する。
【解決手段】ウェブフィードを受信するためのRSSリーダ300cを有する通信端末300は、その時点のRSSリーダの設定に従ってウェブフィードを受信する。または、端末ユーザが端末中のウェブブラウザを使用して直接ウェブサイトから手動でそれをダウンロードする場合にウェブフィードを受信する。ウェブフィード分配部302aは、新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むようにウェブフィードを修正している。端末300は、そのとき、新しいウェブフィードに対するRSSリンクを選択するユーザ入力を受信し、選択されているRSSリンクをRSSリーダの設定に自動的に追加する。その結果、新しいウェブフィードに対するRSS要求を、選択されているRSSリンクのウェブサイトへ送信することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、ウェブサイトの更新についての情報を通信端末に提供する方法および装置に関するものである。具体的には、複数のウェブサイトから更新情報を取得するプロセスを容易化する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの出現は、ウェブブラウザを備える通信端末を操作するどのようなユーザにも利用可能なあらゆる種類の情報およびデータを制作する巨大産業を創り出している。多くのいわゆる「ホストサーバ」の類が、ウェブサイトからインターネットを介して利用可能な情報を提供するが、以下の説明では簡単化のためにそれらをまとめて「情報プロバイダ」と呼ぶものとする。そのような情報は、通常は、通信社、新聞社、テレビ局、証券取引所、商品取引所などが提供する様々なタイプのニュース、発表および広告であってもよい。情報プロバイダのインターネットアドレスが端末ユーザにわかっている場合は、彼/彼女は、提供される情報にアクセスするために、そのアドレスを端末に入力してウェブサイトに接続することができる。検索エンジンやウェブリンクを利用して、興味あるウェブサイトを見つけることもできる。
【0003】
情報プロバイダは、しばしば、彼らの提供する情報を、程度の差はあれ、頻繁に変更したり更新したりするので、ユーザは最新の提供情報をチェックしたいと要望することもあろうが、訪れるお気に入りサイトが多い場合、時には、ログイン手順まで実行することを必要とするという、まったく厄介なことともなり得る。最新の更新が行われておらず、チェックが無駄になることも多い。移動端末を使用する場合、その表示画面およびキーボードのサイズさらには伝送速度に関して機能が制限されているため、新しく公開された情報があるかを複数サイトについてチェックするプロセスはさらに厄介なものとなる。その結果、新しい情報が利用可能になっている場合に、ユーザに通知を行うサービスが開発されている。
【0004】
近年では、更新されている情報を通信ネットワークを介して提供する様々な情報サービスが開発されている。情報は、定期的に、または新情報が利用可能になる都度、登録されている加入者に直接送信される。加入することによって、関係のある情報を自動的に配信することができ、いくつかの特定の情報を検索するために、ユーザが自ら進んでブラウザを使って適当なホームページを捜しまわる必要もない。その一方、このタイプのサービスでは加入が必要であり、そして、通常、嗜好についての加入者プロファイルやフィルタ機能の類を定義しなければならないことは、課金の負担を持ち出すまでもなく、欠点である。ユーザがウェブサイトに自ら進んでアクセスして所望の情報を選択する場合、いずれにせよ、より大きな柔軟性が得られる。
【0005】
新しく更新された情報があるかを複数のサイトについてチェックするプロセスを、実際のコンテンツをユーザにプッシュ(push)する、これには加入が必要である、ことなく、ユーザに容易なものとするために、最近、「ウェブフィード(web feed)」および「RSS(Really Simple Syndication:真に簡単な同時発表)」なる概念が導入され、少なくともこれまでのところ無料である。情報プロバイダは、新しい情報がそのウェブサイトから利用可能になっていることを発表するために、そのようなウェブフィードを使用することができる。ウェブフィードは、通常、情報項目のリストを含んでおり、ここで、各項目は、表題、簡単な説明、およびそれに対応する完全なウェブサイト文書へのリンクを含んでいる。
【0006】
ユーザは、彼/彼女の端末にインストールされているRSSリーダ、これは、ユーザによってなされている設定に従って、定期的に、ウェブフィードを自動的にフェッチ(fetch)する1つのソフトウェアである、を使用するだけで、これらのウェブフィードに、言わば、「加入」することができる。従って、ユーザは、所望のウェブサイトの各々について、RSS準拠のウェブフィードに対応する特定のURL(Universal Resource Locator:ユニバーサルリソースロケータ)を、RSSリーダに入力しなければならない。そうすると、RSSリーダは、RSSリーダに設定されているURLに従って、対応するウェブサイトから、1つ1つ、ウェブフィードを自動的にダウンロードするでことになる。ユーザは、ウェブフィードのURLを追加または削除することにより、いつでもRSSリーダを設定することができる。このRSSリーダは、時には、「RSSアグリゲータ(RSS aggregator)」と呼ばれることもある。
【0007】
RSSリーダは、以上のように、その時点の設定に従って、定期的にウェブサーバからウェブフィードを自動的に取得し、そこに公開されている情報項目をユーザに表示する。そこで、ユーザは、その項目中の最新の表題および要約を読み、ウェブフィード中に見つかった興味ある項目を選択して、対応するウェブサーバに接続するために、リンクをクリックして、その対象についてのより豊富な情報を見つけることができる。
【0008】
ウェブサイトアドミニストレータあるいはその類は、そのようなウェブフィードを簡単なXMLフォーマットのRSSファイルの形式で作成し、それをウェブサーバに記憶することができる。事例的なウェブフィード項目を以下に示すが、これには、表題、簡単な説明、および対応するウェブサイトへのURLが含まれる。
【0009】
<item>
<title>EM football</title>
<link>http://www.news.com/Latest/Sportsnews/</link>
<description>Today Sweden won the EM in football.</description>
</item>
上述のように、RSSファイルは、そのRSSファイルのURLが設定されているRSSリーダを有する端末によって、上記の形式でダウンロードすることができる。ウェブフィード、すなわち、RSSファイルは、通常、そのような項目(item)を幾つか含んでおり、サービスプロバイダは、新しい項目を追加し、古い項目を削除することにより、ウェブフィードを最新状態に維持することができる。さらに、情報プロバイダは、例えば、経済、政治、スポーツ、音楽等、様々な主題カテゴリに従って、複数の異なるウェブフィードを保持することができる。その結果、ユーザは、対応するRSSリンクのURLをコピーして彼らのRSSリーダにそれらを入力することにより、興味ある特定の対象を選択することができる。RSSファイルへのリンクは、ウェブサイトでは、「XML」または「RSS」と呼ばれるボタン、これは、例えば、「何か新しいものは?(What's new ?)」というような見出の下にあって、実際のウェブフィードのXML文書へと導く、を使用して、与えられることも多い。
【0010】
情報項目を有するウェブフィードは、従って、それに含まれる対象に関して取得すべき新しい更新情報を公表するために、また、新しい情報の簡単な要約を提供するためにも、効果的に使用される。RSSリーダの使用により、ユーザは、最新情報を公表する通知としての、読み易い項目リストの形で提示されるウェブフィードを、自動的に受信することになる。従って、上述のような、様々なウェブサイトで新しい情報の手動による検索では、少なくとも設定されているウェブフィードについては、無用となる。
【0011】
ウェブフィードは、従って、伝統的なニュースサイトあるいはその類だけではなく、いわゆる「ブログ」サイトも含む任意のタイプのウェブサイトに対して使用することができる。そうすれば、ブログ作成者(ブロガー)が新しい文章あるいはその類を入力している場合には、ウェブフィードメカニズムにより、他のユーザに自動的に通知を行うことができる。
【0012】
図1は、様々なウェブサイトを収容するウェブサーバから複数のウェブフィードをダウンロードするための、移動端末100における従来の手順を示している。移動端末100には、RSSリーダ102がインストールされており、それを、ユーザは、いくつかのウェブサイト104(すなわち、ウェブサーバによって収容されている)から所定のスケジュール、例えば、1日に1度、に従って定期的に、特定のウェブフィード(すなわち、RSSファイル)をダウンロードするように設定している。
【0013】
図示されるように、各ウェブサイト104は、1つ以上のウェブフィードを保持しており、上述の方法で、新しい項目を追加し、また、古い項目を削除することにより、それらを最新状態に維持している。図では、ウェブサイトXはウェブフィードX1、X2、X3を保持し、ウェブサイトYはウェブフィードY1、Y2、Y3を保持し、ウェブサイトZはウェブフィードZ1、Z2、Z3を保持する、以下、同様、を示している。各ダウンロードに際しては、RSSリーダ102は、工程1:1、1:2および1:3で示されるように、例えば、「RSS get」(RSS取得)と呼ばれる要求メッセージを使用して、それに設定されているウェブフィードを1つダウンロードするように動作する。例として、ユーザは、ウェブフィードX1をサイトXから、ウェブフィードY2およびY3をサイトYから、そしてウェブフィードZ1およびZ3をサイトZからダウンロードするように、それらに対応するURLまたはRSSリンクを手動で入力することにより、RSSリーダ102を設定することができる。
【0014】
しかしながら、上述の手順は、膨大な数にもなり得るウェブフィードを様々なウェブサイトから、RSSリンク(すなわち、ウェブフィードのURL)が設定されているRSSリーダを使用してダウンロードするという、深刻な負担を端末装置にもたらす可能性がある。それゆえに、例えば、所定の方式に従って、または端末からの要求に応じて、様々なウェブサイトから多様なウェブフィードを端末に代わって収集するために、一般にウェブフィードを提供する「ポータル(portal)」として動作する、センタとしてのRSSアグリゲータサーバが考案されている。このRSSアグリゲータサーバは、従って、収集されているウェブフィードを、好ましくは、普通のメッセージで、端末に送信する。この構成は、図2に示される。
【0015】
選択的には、端末に代わってRSSアグリゲータサーバによって収集されるウェブフィードは、インターネットを介してユーザからいつでもアクセス可能な、いわゆる「カスタムページ」に表示されてもよい。RSSアグリゲータサーバは、その後、定期的にダウンロードを行うことにより、責任を持って、そのような「カスタムページ」上のウェブフィードを最新状態に維持する。
【0016】
図2では、工程2:1で、端末200が、まず、RSSリンクに対する要求、ここでは、「RSS get(RSS取得)」メッセージで示される、をRSSアグリゲータサーバ202に送信する。端末200について、RSSリンクの全体は、通常、RSSアグリゲータサーバ202において、登録を利用して、定義されている。工程2:1は、通常、ログイン手順を含んでいる。要求に応じて、RSSアグリゲータサーバ202は、一般的な工程2:2で示されるように、登録されているRSSリンクに従って、様々なウェブサイト204から、RSSファイルを1つずつダウンロードする。工程2:2もまた、要求工程2:1とは独立に、定期的に実行されてよいことに注意されたい。最後に、RSSアグリゲータサーバ202は、工程2:3において、ダウンロードされているRSSファイルを普通のメッセージで端末200に送信し、それによってウェブフィードを配信する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかしながら、既知のウェブフィード技術では、上記の図1および図2に示されるいずれの装置も含めて、ユーザは、新しくかつ興味のあるウェブフィードを依然として手動で検索しなければならず、そして、選択されているRSSリンクを手動で端末のRSSリーダに設定する、または選択されているRSSリンクをRSSアグリゲータサーバに登録しなければならない。さらに、RSSアグリゲータサーバをポータルとして使用することはやや柔軟性に欠け、そして、新しくかつ興味のあるサイトを見つけるためには、ユーザはそのポータルに行かなければならないが、ポータルの仕分けに制限されるので、これには、通常、ログイン手順が必要である。従って、ウェブフィードのサービスをエンドユーザにとってさらに魅力的なものとするためには、特に、移動端末が使用される場合には、上述のような手動による作業量を削減することが望ましい。自分では見つけることさえできないエンドユーザに対して、新しいウェブサイトを提供することは、情報プロバイダにとってもまた望ましい可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
以上に概要を説明した問題および要求に一般的に対応し、そしてインターネットを介して情報を取得するための、便利な、手動による所要作業量を最小化できる、メカニズムをエンドユーザに提供することが本発明の目的である。
【0019】
これらの目的およびその他の目的は、添付の独立請求項に従う方法および装置をそれぞれ提供することにより獲得される。1つの構成に従えば、更新されている情報をインターネットを介して取得する方法が提供される。これは、ウェブフィードを受信するRSSリーダを有する通信端末によって実行される。本発明のこの方法では、新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むように修正されているウェブフィードが受信される。1つ以上の提案されているRSSリンクの中から新しいウェブフィードに対するRSSリンクを選択するユーザ入力が受信される場合、そのユーザ入力に応答して、選択されているRSSリンクがRSSリーダの設定に自動的に追加される。これによって、新しいウェブフィードに対するRSS要求を、RSSリーダの設定に従って、選択されているRSSリンクのウェブサイトまたはウェブフィード分配部(web feed distributor)に送信することができる。
【0020】
ウェブフィードは、XMLフォーマットで受信され、ここで、提案されているRSSリンクの各々は、ウェブフィードにおける既存の情報項目フォーマットに従って、RSSリンク項目中に含まれており、そして、RSSリンク項目もまた新しいウェブフィードの簡単な説明を含んでもよい。受信されているウェブフィードは、次いで、提案されているRSSリンク項目(群)を含んで、表示されてもよい。
【0021】
ウェブフィードは、端末に代わってウェブサーバからそのウェブフィードをダウンロードしているRSSアグリゲータサーバから、または直接ウェブサーバから、受信されてよい。さらに、ウェブフィードは、通常のウェブフィードに対する要求時に、RSSリーダの設定に従って、端末中のRSSリーダによって受信されても良く、あるいは、端末中のウェブブラウザによるダウンロードとして受信されてもよい。
【0022】
別の構成に従えば、更新されている情報をインターネットを介して取得するRSSリーダを有する通信端末において装置(arrangement)が提供される。本発明のこの装置は、新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むように修正されているウェブフィードを受信するための手段を備える。この装置は、さらに、1つ以上の提案されているRSSリンクの中からRSSリンクを選択するユーザ入力を受信するように構成されている入力手段と、そのユーザ入力に応答して、選択されているRSSリンクをRSSリーダの設定に自動的に追加するように構成されているリンク追加手段を備える。これによって、RSSリーダの設定に従って、新しいウェブフィードに対するRSS要求を、選択されているRSSリンクのウェブサイトまたはウェブフィード分配部に対して端末から送信することができる。
【0023】
ウェブフィード受信手段は、更に、XMLフォーマットのウェブフィードを受信するように構成されても良く、ここで、提案されているRSSリンクの各々は、ウェブフィード中の既存の情報項目のフォーマットに従って、RSSリンク項目に含まれ、また、ここで、RSSリンク項目は、更に、新しいウェブフィードの簡単な説明を含んでいる。次いで、その装置は、RSSリンク項目(群)を含んでいる、受信した通常のウェブフィードを表示するように構成されている表示手段をさらに備えてもよい。
【0024】
ウェブフィード受信手段は、ウェブフィードをウェブサーバから端末に代わってダウンロードしているRSSアグリゲータサーバから、または直接ウェブサーバから、ウェブフィードを受信するようにさらに構成されてもよい。
【0025】
さらに別の構成に従えば、更新されている情報をインターネットを介して、ウェブフィードを受信するRSSリーダを有する通信端末に供給する方法が提供される。この方法は、RSSアグリゲータサーバ中のまたはウェブサイトを収容するウェブサーバ中のウェブフィード分配部によって実行される。この方法では、先ず、ウェブフィードに対するRSS要求が端末から受信される。このウェブフィードは、そこで、1つ以上の新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むように修正され、その修正されているウェブフィードが端末に配信される。これによって、ユーザは、提案されているRSSリンクの中から1つを選択して、彼/彼女のRSSリーダの設定に含めることができる。
【0026】
修正されているウェブフィードは、XMLフォーマットで配信されても良く、ここで、提案されているRSSリンクの各々が、ウェブフィード中の既存の情報項目フォーマットに従ってRSSリンク項目に含まれる、ここで、RSSリンク項目は新しいウェブフィードの簡単な説明をさらに含んでもよい。この1つ以上の提案されているRSSリンクは、要求されているウェブフィード中の主題に基づいて選択されてもよい。
【0027】
さらに別の構成に従えば、ウェブフィード分配装置が、RSSアグリゲータサーバ中またはウェブサイトを収容するウェブサーバ中に提供される。この装置は、ウェブフィードを受信するRSSリーダを有する通信端末に、更新されている情報をインターネットを介して供給するためのものである。本発明のウェブフィード分配装置は、ウェブフィードに対するRSS要求を端末から受信する手段、1つ以上の新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むようにウェブフィードを修正する手段、および修正されているウェブフィードを端末に配信する手段を備える。これによって、ユーザは、提案されているRSSリンクの1つを選択して、彼/彼女のRSSリーダの設定に含めることができる。
【0028】
配信手段は、XMLフォーマットのウェブフィードを配信するように構成されてもよく、そして修正手段は、提案されているRSSリンクの各々をウェブフィード中の既存の情報項目のフォーマットに従ってRSSリンク項目に埋め込むように構成されてもよい。ここで、RSSリンク項目は、新しいウェブフィードの簡単な説明をさらに含んでもよい。この修正手段は、1つ以上の提案されているRSSリンクを、要求されているウェブフィードの主題に基づいて選択するようにさらに構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】従来技術に従う、更新されている情報をインターネットを介して取得する従来の手順を示す概略的なブロック図である。
【図2】従来技術に従う、更新されている情報をインターネットを介して取得する別案の従来の手順を示す概略的なブロック図である。
【図3】一実施形態に従う、更新されている情報をインターネットを介して取得する手順を示す概略的なブロック図である。
【図4】別の実施形態に従う、更新されている情報をインターネットを介して取得する手順を示す概略的なブロック図である。
【図5】別の実施形態に従う、更新されている情報をインターネットを介して受信する、通信端末中で実行される基本的な手順を示すフローチャートである。
【図6】別の実施形態に従う、更新されている情報をインターネットを介して提供する、RSSアグリゲータサーバまたはウェブサイトサーバ中で実行される基本的な手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明は、新しい興味あるサイトを検索するプロセスにおける、また、端末中のRSSリーダを選択されているRSSリンクで設定する場合の、通信端末ユーザに対する手動による作業量を削減するための解決策を提供する。簡単に言えば、情報項目付きのウェブフィード(すなわち、RSSファイル)の既存のフォーマットを、新しいウェブフィードを提供する新しいRSSリンクを導入するために、基本的に使用することができ、その新しいウェブフィードを彼/彼女のRSSリーダに含めるかどうかは、ユーザが自由に選択できる。本解決策では、提案されている新しいウェブフィードのためのRSSリンクを、その時点のRSSリーダの設定に従って配信される予定のウェブフィードに対して、通常の情報項目に加えて、特定の「RSSリンク項目」として埋め込むことができることが好ましい。
【0031】
好ましくは、端末は、ユーザによってなされている適切な選択入力に応じて、受信しているウェブフィードからRSSリンクが選択される場合に、それをRSSリーダに自動的に追加するように構成されている、リンク追加ユニットまたはその類を備える。これによって、選択されているRSSリンクに対応する新しいウェブフィードがRSSリーダの設定に自動的に含められ、結果として、例えば、本明細書の背景技術で説明される従来のウェブフィードのメカニズムに従って、新しいウェブフィードがRSSリーダによって収集されることになる。
【0032】
さて、本解決策の第1実施形態について図3を参照して説明する。この図3では、通信端末300、RSSアグリゲータサーバ302および複数のウェブサイト304(ウェブサーバに収容されている)が示されている。通信端末300は、ここでは移動端末として示されているが、本発明は、基本的にそれに限定されるものではなく、ウェブ閲覧が可能な任意のタイプの通信端末に対して適用可能である。
【0033】
概略的に示されるように、端末300は、表示手段300a、入力手段300b、RSSリーダ300cおよび「リンク追加部(link adder)」300dと呼ばれる新しい構成要素を備え、一方、RSSアグリゲータサーバ302は、ウェブフィード分配部302aおよび「リンク収集部(link collector)」302bと呼ばれる新しい構成要素を備える。以上に示されるように、端末中の構成要素300a、300bおよび300cは概ね従来からの構成要素であってよく、一方、構成要素300dは、本解決策に適合している新しい機能性を示している。RSSアグリゲータサーバ302も、また、以下に説明するように、特に本解決策に適合している。第1実施形態に従う、RSSリーダの設定において新しいRSSリンクを取得する手順について、図示の概略的な工程3:1〜工程3:8を使用して説明する。
【0034】
一般的な第1工程3:1は、RSSアグリゲータサーバ302が、ユーザの関心をひくかもしれない多様なウェブサイトを見つける場合のプロセスを示している。このプロセスの期間に、関心をひく可能性のあるウェブサイト304のRSSリンクが、リンク収集部302bによって特に収集される。これは、別の方法で達成されてもよいが、その場合は、本発明の範囲外ということになる。例えば、リンク収集部302bが、スポーツ、音楽または芸術等の、具体的な主題に基づいてウェブサイトにわたる検索を実行することができ、そして、見つかったRSSリンクは、データベースあるいはその類に記憶することができる。この検索は、関係する主題あるいはその類を見つけるために、以前に要求されているRSSに基づいて実行されてもよい。RSSリンク収集作業は、手動で、または適切なソフトウェア手段によって自動的に実行されてもよい。
【0035】
次の工程3:2は、端末300中のRSSリーダ300cが、元々、端末ユーザによって選択されている所望のウェブフィードを有するその時点のRSSリーダの設定に従って、RSS要求、例えば、「RSS get」メッセージ、をウェブフィード分配部302aに対して発行することを示している。不図示のRSSリーダの設定に従って、RSSファイルを様々なウェブサイトからダウンロードすることに加えて、ウェブフィード分配部302aは、また、工程3:3において、関心をひくかもしれない1つ以上の新しいRSSリンクをリンク収集部302bから取得する。
【0036】
新しいRSSリンクは、好ましくは、端末300に配信されることになるウェブフィードコンテンツ、例えば、ウェブフィードの主題に何らかの関係を持つRSSリンク、に基づいて選択される。例えば、ウェブフィードがフットボールに特に関係する場合、フットボールに関係する新しいRSSリンクが、ウェブフィードに含めるために選択されてもよい。実際には、例えば、別のウェブフィードアドミニストレータからの要求時に、そのようなRSSリンクを彼/彼女のウェブフィードに含めることは、ウェブフィードアドミニストレータ次第である。これは、このように、新しいウェブフィードを潜在的な顧客に「マーケティング」または「広告」するための有用なツールを効果的に提供することができる。
【0037】
このようにして、ウェブフィードは、通常の情報項目と一緒に、その時点のRSSリーダの設定に従って、1つ以上の取得されている新しいRSSリンクを特別のRSSリンク項目として含めることによって、修正される。「サイエンティフィックアメリカ」誌を新しいウェブフィードとして提示する事例的なRSSリンク項目を以下に示す。このRSSリンク項目は、「新しいRSSリンク」あるいはその類の表題、提示される新しいウェブフィードの簡単な説明、およびその雑誌のウェブサイトから利用可能な対応するRSSファイルへのURLを含んでいる。
【0038】
<item>
<title> New RSS link </title>
<RSSlink> http://www.sciam.com/xml/sciam.xml</link>
<description> "Scientific America" RSS link that gives you the latest
new in science. </description>
</item>
次の工程3:4は、ウェブフィード分配部302aが、修正されているウェブフィードをRSSリーダ300cに送信することを示している。これには、ユーザがRSSリーダの設定に追加することができる新しいウェブフィードを提案するために、1つ以上の追加されているRSSリンクを含んでいる。
【0039】
選択的には、工程3:2のRSS要求は、提案されているRSSリンクに対する要求だけであっても良く、これは、例えば、RSSアグリゲータサーバ302との対話におけるやり取りを通して端末ユーザから与えられることがあってもよい幾つかの所与のプリファレンス(嗜好)に従うものであってよい。その場合、RSSアグリゲータサーバは、提案されている新しいRSSリンクのみを含む「ウェブフィード」を配信することになる。
【0040】
端末300中のRSSリーダ302cによって一旦受信されると、工程3:5で示されるように、1つ以上のRSSリンク項目も含むウェブフィードが表示手段300aに表示される。表示手段302a上の提案されているウェブフィード、特に、その説明部分を読むことで、その項目中のRSSリンクを選択するために、端末ユーザは、例えば、OKボタンあるいはその類を押下等による、入力手段300bを使用することによって、興味ある特定のウェブフィードを選択することができる。入力手段300bからのRSSリンク選択の起動(トリガー)は、次いで、後続の工程3:6で示されるように、リンク追加部300dを作動させる。それに応答して、リンク追加部300dは、次の工程3:7において、選択されているRSSリンクをRSSリーダの設定に追加する。その結果、RSSリーダ300cは、後続するRSS要求において、ウェブフィード分配部302a、または直接新しいRSSリンクのウェブサイトに対して、新しく追加されたRSSリンクを使用することになる。ここで、後者の場合が、最後の工程3:8で示される。
【0041】
このようにして、最小のユーザ努力、すなわち、提案されている新しいRSSリンクを含んで配信されているウェブフィードからそれを選択するだけで、そして、端末ユーザがインターネットでそれを手動で検索する必要もなく、新しいウェブフィードを容易に取得することができる。本解決策は、また、さもなければ彼らが見つけることはない、または知ることさえないであろう新しいウェブサイトに、エンドユーザを案内するメカニズムを提供する。以上のように、ウェブフィードを提供する興味あるウェブサイトを見つける負担は、この場合、端末ユーザに代わって、RSSアグリゲータサーバ302が負うことになる。
【0042】
さて、本解決策の第2実施形態について、図4を参照して説明する。図4では、端末400が、ウェブサイト402(または、どちらかと言えば、ウェブサイト402を収容するウェブサーバ)と直接通信を行う。従って、以前の実施形態で使用されているRSSアグリゲータサーバ302は無くて済む。端末400は、表示手段400a、ウェブブラウザ400b、入力手段400c、リンク追加部400dおよびRSSリーダ400eを備える。図示のウェブサイト402は、ウェブフィード分配部402aを備え、そして、例えば、第1実施形態におけるリンク収集部302bと同様の、不図示のRSSリンク収集機能をさらに備えてもよい。第1実施形態と同様に、端末400中の構成要素400a、400b、400cおよび400eは、概ね従来の構成要素であってよく、一方、リンク追加部400dは、本解決策のために端末400で必要とされる新しい機能性を示している。端末400中のRSSリーダの設定における、新しいRSSリンクを取得するための第2実施形態に従う手順について、図示の概略的な工程4:1〜工程4:5を使用して説明する。
【0043】
第1工程4:1は、端末ユーザがインターネットを介してウェブサイト402を訪れ、そこから1つ以上のRSSファイルを、この場合はウェブブラウザ400bを使用して取得することを概略的に示している。例えば、ユーザは、ウェブフィードのXML文書をダウンロードするために、XMLボタンあるいはその類を押下してもよく、これは、背景技術で説明されるようにウェブサイトで行われてもよい。ウェブフィードのXML文書は、好ましくは、上述の方法でRSSリンク項目に埋め込まれている、1つ以上の提案されているRSSリンクを含んでもよい。基本的には、ウェブサイト402は、例えば、関係する主題あるいはその類に関する、他のウェブサイト404からのウェブフィードのためのRSSリンクを提供することができる。
【0044】
1つ以上の提案されているRSSリンクは、工程4:2で、表示手段400aに表示されるので、端末ユーザは、例えば、OKボタンあるいはその類の押下等で、入力手段400cを使用して、RSSリンクを選択することができる。入力手段400cからのRSSリンク選択の起動(トリガー)は、次いで、後続の工程4:3に示されるように、リンク追加部400dを作動させる。それに応答して、リンク追加部400dは、次の工程4:4で、選択されているRSSリンクをRSSリーダの設定に自動的に追加する。その結果、そのRSSリンクがウェブサイト402へと導く場合は、最後の工程4:5に示されるように、RSSリーダ400eは、その後のRSS要求、これは、新しいRSSリンクのウェブサイト402中のウェブフィード分配部402aに対して直接行われる、において、新しく追加されているRSSリンクを使用することになる。RSSリーダ400eは、また、新しいRSSリンクを、図3の302で示されるようなRSSアグリゲータサーバ(不図示)に対して、その後のRSS要求において使用することができる。
【0045】
ダウンロードされているウェブフィードで提供される場合、その後のRSS要求が、追加または代替の工程4:5aで示されるように、任意の選択されているRSSリンクのウェブサイト404へ直接行ってもよいように、ユーザは、他のウェブサイト404へのRSSリンクも選択することができる。
【0046】
図5は、通常の情報を新しいウェブフィードの形式で取得するための手順の工程からなるフローチャートであり、これは、RSSリーダを備えるユーザ端末で実行される。第1工程500で、端末は、提案されている新しいウェブフィードへの1つ以上のRSSリンクを含むように修正されているウェブフィードを受信する。これは、例えば、上述で説明したような方法でRSSリンク項目に埋め込まれている。別の実施形態に従えば、上述したように、そのウェブフィードは、RSSリーダが、そのRSSリーダの設定に従って、RSSアグリゲータサーバまたは直接ウェブサイトに対して行われる自動要求に応じて受信される、通常のウェブフィードであってもよい。そのウェブフィードは、また、単に、端末ユーザが手動でウェブブラウザを使用してそれを直接ウェブサイトからダウンロードする場合に受信されるものであってもよい。
【0047】
次の工程502で、例えば、上述の工程3:5または4:2によってそれぞれ示されるように、1つ以上の提案されているRSSリンクを有する受信ウェブフィードが端末で表示される。そのとき、提案されているRSSリンクは、ウェブフィードの内容の簡単な要約も含む、RSSリンク項目として表示されてもよい。次の工程504で、例えば、ユーザがOKボタンあるいはその類を押下する場合に、適切なユーザ入力が受信されて、提案されているRSSリンクの1つが選択される。
【0048】
それに応答して、その先の工程506において、例えば、上述のリンク追加部300dまたは400dをそれぞれ使用して、選択されているRSSリンクがRSSリーダの設定(configuration:コンフィグレーション)に自動的に追加される。最後に、RSSリーダは今やそのRSSリンクを設定されているので、最後の工程508において、選択されているRSSリンクを有するウェブサイトに対して端末から、通常のRSS要求が、遅かれ早かれ、送信される。
【0049】
最後に、もう1つの実施形態に従う、更新されている情報をインターネットを介して通信端末に提供する手順について、図6に示されるフローチャートを参照して説明する。この手順は、通常のウェブフィードを配信する場合に、図3のRSSアグリゲータ302のようなのRSSアグリゲータサーバ、または図4のウェブサイト402のようなウェブサイトサーバにおいて、実行することができる。
【0050】
第1工程600で、ウェブフィードに対するRSS要求が、通信端末から、または選択的には、1つ以上の端末を代行するRSSアグリゲータサーバから受信される。上述の工程500と同様に、ウェブフィード要求は、端末中のRSSリーダの設定に従って通常のウェブフィードに対する自動要求、またはウェブブラウザを操作する端末ユーザからの手動のダウンロード要求であってもよい。
【0051】
次の工程602で、要求されているウェブフィードは、好ましくは、上述のようにRSSリンク項目中に埋め込まれている、1つ以上の提案されているRSSリンクを含ませることによって修正される。上述のように、提案されているRSSリンクは、要求されているウェブフィードにおける主題との関係で選択されてもよい。しかしながら、提案されているRSSリンクを適切に選択するプロセスについては、本発明の範囲外である。
【0052】
最後の工程604で、修正されているウェブフィードは、ユーザが提案されているRSSリンクの1つを選択して彼/彼女のRSSリーダの設定に含めることができるように、端末に配信される。従って、これに続いて、図5に示される手順の工程500〜工程508が、受信端末で実行されても良い。ここで、工程500は、工程604と基本的には同一である。
【0053】
本解決策を使用することにより、端末ユーザは、例えば、配信されている修正済ウェブフィードに含まれる提案されている新しいRSSリンクを選択することによって、彼/彼女のRSSリーダの設定にウェブフィードを容易に追加することができる。このようにして、端末ユーザは、根気の要る手動によるインターネット上の検索を行わずに済ますことができ、なおかつ、関心を引く可能性のある新しいウェブフィードの提供を受けることができる。本解決策は、また、努力を要せずに広告またはマーケティングを行うツールあるいはその類を効果的に提供するものであり、情報プロバイダによって、彼らのウェブサイトをエンドユーザに対して提示するために利用することも可能である。
【0054】
本発明は特定の事例的な実施形態を参照して説明されているが、その説明は、単に本発明の概念を示すために意図されるものであって、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきでない。様々な代替構成、改良構成および等価構成を、添付の発明の範囲によって定義される本発明から逸脱することなく、使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブフィードを受信するRSSリーダを有する通信端末によって実行される、更新されている情報をインターネットを介して取得する方法であって、
A)新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むように修正されているウェブフィードを受信する工程と、
B)前記1つ以上の提案されているRSSリンクの中から新しいウェブフィードに対するRSSリンクを選択するユーザ入力を受信する工程と、
C)前記ユーザ入力に応じて、選択されている前記RSSリンクをRSSリーダの設定に自動的に追加することで、前記新しいウェブフィードに対するRSS要求が、前記RSSリーダの設定に従って、選択されている前記RSSリンクのウェブサイトまたはウェブフィード分配部に送信されるようにする、工程と
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ウェブフィードは、XMLフォーマットで受信され、ここで、提案されているRSSリンクの各々は、前記ウェブフィードにおける既存の情報項目フォーマットに従ってRSSリンク項目中に含まれており、
前記RSSリンク項目は、更に、前記新しいウェブフィードの簡単な説明を含んでいる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
受信されている前記ウェブフィードは、前記RSSリンク項目(群)を含んで、表示される
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ウェブフィードは、前記通信端末に代わってウェブサーバからそのウェブフィードをダウンロードしているRSSアグリゲータサーバから受信される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ウェブフィードは、ウェブサーバから直接受信される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ウェブフィードは、RSSリーダの設定に従って、前記通信端末中のRSSリーダによる要求で受信される通常のウェブフィードである
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記ウェブフィードは、ユーザが、前記通信端末のウェブブラウザによって、ウェブサイトから該ウェブフィードを直接ダウンロードする場合に受信される
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
更新されている情報をインターネットを介して取得する通信端末における装置であって、
新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むように修正されているウェブフィードを受信するためのウェブフィード受信手段と、
前記1つ以上の提案されているRSSリンクの中からRSSリンクを選択するユーザ入力を受信するように構成されている入力手段と、
前記ユーザ入力に応えて、選択されているRSSリンクをRSSリーダの設定に自動的に追加することで、前記RSSリーダが、前記RSSリーダの設定に従って、前記新しいウェブフィードに対するRSS要求を、選択されているRSSリンクのウェブサイトまたはウェブフィード分配部に送信することにできるように構成されている、リンク追加手段と
を備えることを特徴とする装置。
【請求項9】
前記ウェブフィード受信手段は、更に、XMLフォーマットの前記ウェブフィードを受信するように構成されていて、ここで、提案されているRSSリンクの各々は、ウェブフィード中の既存の情報項目のフォーマットに従って、RSSリンク項目に含まれており、 前記RSSリンク項目は、前記新しいウェブフィードの簡単な説明をさらに含んでいる
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記RSSリンク項目(群)を含む、受信している前記ウェブフィードを表示するように構成されている表示手段を更に備える
ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記ウェブフィード受信手段は、更に、前記通信端末に代わってウェブサーバから前記ウェブフィードをダウンロードしているRSSアグリゲータサーバから、該ウェブフィードを受信するように構成されている
ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
前記ウェブフィード受信手段は、更に、ウェブサーバから、前記ウェブフィードを直接受信するように構成されている
ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
RSSアグリゲータサーバ中のまたはウェブサイトを収容するウェブサーバ中のウェブフィード分配部によって実行される、更新されている情報をインターネットを介して、ウェブフィードを受信するRSSリーダを有する通信端末に供給する方法であって、
ウェブフィードに対するRSS要求を、前記通信端末から受信する工程と、
1つ以上の新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むように、前記ウェブフィードを修正する工程と、
修正されている前記ウェブフィードを前記通信端末に配信することで、ユーザが、提案されているRSSリンクの中から1つを選択して、前記ユーザのRSSリーダの設定に含めることができるようにする、工程と
を備えることを特徴とする方法。
【請求項14】
修正されている前記ウェブフィードは、XMLフォーマットで配信され、ここで、提案されているRSSリンクの各々は、前記ウェブフィード中の既存の情報項目フォーマットに従って、RSSリンク項目に含まれ
前記RSSリンク項目は、更に、前記新しいウェブフィードの簡単な説明を含んでいる
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記1つ以上の提案されているRSSリンクは、要求されている前記ウェブフィード中の主題に基づいて選択される
ことを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】
RSSアグリゲータサーバ中またはウェブサイトを収容するウェブサーバ中に構成されるウェブフィード分配装置であって、ウェブフィードを受信するRSSリーダを有する通信端末に、更新されている情報をインターネットを介して供給するウェブフィード分配装置であって、
ウェブフィードに対するRSS要求を前記通信端末から受信する受信手段と、
1つ以上の新しいウェブフィードに対する1つ以上の提案されているRSSリンクを含むように前記ウェブフィードを修正する修正手段と、
修正されている前記ウェブフィードを端末に配信することで、ユーザが、前記提案されているRSSリンクの1つを選択して、自身のRSSリーダの設定に含めることができるようにする、配信手段と
を備えることを特徴とするウェブフィード分配装置。
【請求項17】
前記配信手段は、XMLフォーマットで前記ウェブフィードを配信するように構成されていて、
前記修正手段は、前記1つ以上の提案されているRSSリンクの各々をウェブフィード中の既存の情報項目のフォーマットに従ってRSSリンク項目に埋め込むように構成されていて、
前記RSSリンク項目は、更に、前記新しいウェブフィードの簡単な説明をさらに含んでいる
ことを特徴とする請求項16に記載のウェブフィード分配装置。
【請求項18】
前記修正手段は、前記1つ以上の提案されているRSSリンクを、要求されているウェブフィードの主題に基づいて選択するように構成されている
ことを特徴とする請求項16または17に記載のウェブフィード分配装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−181853(P2012−181853A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−98217(P2012−98217)
【出願日】平成24年4月23日(2012.4.23)
【分割の表示】特願2009−502714(P2009−502714)の分割
【原出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】