説明

ウェブページへの共通コンテンツ組込方法及び共通コンテンツ組込プログラム

【課題】ウェブページにボタン等の共通コンテンツを容易に追加すること。
【解決手段】ウェブサーバ30の組込プログラムが、ユーザ端末10からウェブページの表示を指示されたとき、モデル構造ツリー情報取得機能によってモデル構造ツリー情報を取得し、この取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造にサブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれるか否かを判定機能によって判定し、この判定によって文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれると判定したとき、イベント追加機能が新たな処理イベントをウェブページに取り付けることによって、ユーザ端末からウェブページの表示を指示される毎に新たなイベントをウェブページに取り付ける処理を実行するもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット上の複数のウェブページに共通コンテンツを容易に組み込むことができるウェブページへの共通コンテンツ組込方法及び共通コンテンツ組込プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般にインターネットを介するウェブシステムにおけるウェブページは、閲覧用の画面をマークアップ言語によって作成し、この閲覧画面には他の画面へのリンクを行うための「リンクボタン」や前画面に戻るための「戻りボタン」や特定の処理をサーバに実行させるための「実行ボタン」等の多種のボタンがマークアップ言語によって配置される。
【0003】
なお、ウェブページに表示されるボタン等のコンテンツをユーザが自由に配置することができる技術が記載された文献としては、下記の特許文献1が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−294851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の特許文献1に記載の技術は、ウェブサーバが、ウェブページを表示する際に編集可能な部分をスクリプト(簡易プログラム)によって表示し、ユーザの認証を行った後にウェブページ編集用スプリクトをユーザに送信することによってコンテンツをユーザが自由に配置することができるものであるが、例えば多数のウェブページに共通イベントのコンテンツボタンを追加する際には、ユーザは全てのウェブページの表示からウェブページ編集用スプリクト入手作業や編集作業を行わなければならず、これら作業が繁雑であるという課題があった。また、複数のウェブページの修正を行う場合、人手によって修正するために修正漏れが発生し、ボタン追加を正確に行うことが困難であるという課題もあった。
【0006】
これら課題は、ウェブページ管理者が多数のウェブページのボタン追加を行う際にも同様であり、大規模な業務用ウェブシステムの場合、数百、数千にもなるウェブページの全てのボタンに対して修正を行わなければならず、対応しなければならない箇所が多いために実装漏れが発生する可能性が高くなり、製品不良につながってしまうという課題があった。
【0007】
本発明の目的は、前述の従来技術による課題を除去することであり、個々の画面を修正することなく、多数のウェブページに任意の共通コンテンツを容易に追加することができるウェブページへの共通コンテンツ組込方法及び共通コンテンツ組込プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために請求項1記載の本発明は、ユーザがオブジェクトを指定して操作する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末とインターネットを介して接続され、前記複数のユーザ端末の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語をモデル構造ツリー情報によって登録し、指定された共通コンテンツを追加するイベント追加ソフトウェアが実装されたウェブサーバとから構成されるウェブシステムの共通コンテンツの組込方法であって、前記ユーザから任意のオブジェクトが指示されたとき、前記オブジェクトによって実行されるモデル構造ツリー情報を取得する第1工程と、前記第1工程によって取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造に予め指定されたイベントを追加したウェブページを生成する第2工程を実行することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、ユーザがオブジェクトを指定して操作する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末とインターネットを介して接続され、前記複数のユーザ端末の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語をモデル構造ツリー情報によって登録し、指定された共通コンテンツを追加するイベント追加ソフトウェアが実装されたウェブサーバとから構成されるウェブシステムに適用されるウェブシステムの共通コンテンツ組込プログラムであって、ウェブサーバに、前記ユーザから任意のオブジェクトが指示されたとき、前記オブジェクトによって実行されるモデル構造ツリー情報を取得する第1機能と、前記第1機能によって取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造に予め指定されたイベントを追加したウェブページを生成する第2機能を実現させることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、ユーザが操作する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末とインターネットを介して接続され、前記複数のユーザ端末の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語によって登録し、指定された共通コンテンツを追加するイベント追加ソフトウェアが実装されたウェブサーバとから構成され、前記ウェブサーバが、マークアップ言語によって作成されたウェブページの文書オブジェクトモデル構造を示すモデル構造ツリー情報を取得するモデル構造ツリー情報取得機能と、マークアップ言語のフォームタグ内容をサーバに送信するボタンや送信する機能であるサブミット送信機能と、前記ウェブページの文書オブジェクトモデルの型が前記サブミット送信機能かウェブページを表示させるイメージ表示機能かを判定する判定機能と、新たなイベントをウェブページに取り付ける機能であるイベント追加機能を含む共通コンテンツ組込ソフトウェアを格納する記憶手段と、前記共通コンテンツ組込ソフトウェアの機能を実行する制御部とを有するウェブシステムの共通コンテンツの組込方法であって、前記制御部が、前記ユーザ端末からウェブページの表示を指示されたとき、前記モデル構造ツリー情報取得機能によってモデル構造ツリー情報を取得する第1工程と、前記第1工程によって取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれるか否かを前記判定機能によって判定する第2工程と、前記第2工程によって文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれると判定したとき、前記イベント追加機能が新たなイベントをウェブページに取り付ける第3工程とを実行することを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、ユーザが操作する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末とインターネットを介して接続され、前記複数のユーザ端末の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語によって登録し、指定された共通コンテンツを追加するイベント追加ソフトウェアが実装されたウェブサーバとから構成され、前記ウェブサーバが、マークアップ言語によって作成されたウェブページの文書オブジェクトモデル構造を示すモデル構造ツリー情報を取得するモデル構造ツリー情報取得機能と、マークアップ言語のフォームタグ内容をサーバに送信するボタンや送信する機能であるサブミット送信機能と、前記ウェブページの文書オブジェクトモデルの型が前記サブミット送信機能かウェブページを表示させるイメージ表示機能かを判定する判定機能と、新たなイベントをウェブページに取り付ける機能であるイベント追加機能を含む共通コンテンツ組込ソフトウェアを格納する記憶手段と、前記共通コンテンツ組込ソフトウェアの機能を実行する制御部とを有するウェブシステムの共通コンテンツ組込プログラムであって、前記制御部に、前記ユーザ端末からウェブページの表示を指示されたとき、前記モデル構造ツリー情報取得機能によってモデル構造ツリー情報を取得する第1機能と、前記第1機能によって取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれるか否かを前記判定機能によって判定する第2機能と、前記第2機能によって文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれると判定したとき、前記イベント追加機能が新たなイベントをウェブページに取り付ける第3機能とを実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるウェブページへの共通コンテンツ組込方法及び共通コンテンツ組込プログラムは、制御部が、ユーザ端末からウェブページの表示を指示されたとき、モデル構造ツリー情報取得機能によってモデル構造ツリー情報を取得し、この取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造にサブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれるか否かを判定機能によって判定し、この判定によって文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれると判定したとき、イベント追加機能が新たなイベントをウェブページに取り付けることによって、ユーザ端末からウェブページの表示を指示される毎に新たなイベントをウェブページに取り付けることができ、個々の画面を修正することなく、多数のウェブページに任意の共通コンテンツを容易に追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態によるウェブシステムを示す図
【図2】本発明の実施形態によるボタンのクリック時の処理フロー図
【図3】本発明の実施形態によるボタンのクリック時に実行する処理フロー図
【図4】本発明の実施形態による共通コンテンツを追加する処理フロー図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明によるウェブページへの共通コンテンツ組込方法及び共通コンテンツ組込プログラムの一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態によるウェブシステムの共通コンテンツの組込方法を適用するウェブシステムは、図1に示す如く、ユーザが操作する複数のユーザ端末10と、この複数のユーザ端末10とインターネット20を介して接続され、前記複数のユーザ端末10の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語によって登録し、後述する共通コンテンツの組込方法を実行するソフトウェアが実装されたウェブサーバ30とから構成される。
【0015】
前記ウェブサーバ30は、一般のコンピュータ同様に、制御部(CPU:Central Processing Unit)、変数等を一時的に格納するメモリ、磁気ディスク装置等の記憶手段、表示部、キーボード等の入出力機器、各種インタフェース機器、基本ソフトウェア(OS:オペレーティングシステム)及び前記共通コンテンツの組込を実行するソフトウェアを含むものであり、この共通コンテンツ組込ソフトウェアは、マークアップ言語によって作成されたウェブページの文書オブジェクトモデル(DOM:Document Object Model)の構造を示すDOMツリーを取得する「DOMツリー取得機能」と、マークアップ言語(HTML)のフォーム(form)タグの内容をサーバに送信する「送信機能(submit)」と、指定された情報を画面に表示させる「表示機能(image)」と、前記ウェブページの文書オブジェクトモデル(DOM)の型が前記「送信機能(submit)」か「表示機能(image)」かを判定する「判定機能」と、新たなコンテンツをウェブページに取り付ける機能である「イベント追加機能(アタッチイベントメソッド:attach event method)」と、分岐条件先の処理を予め実行する「投機実行機能(speculative execution)」とを含むものである。
【0016】
なお、前記「判定機能」は、本実施形態の対象となるコンテンツ追加の対象となる入力(input)タグの属性が「送信機能」又は「表示機能」のため、これら対象となる入力(input)タグを抽出するためのものであり、メソッド(method)とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、各オブジェクトが持っている自身に対する操作を意味し、前記DOM(Document Object Model)とは、ウェブページの内容(文章、画像、音声など)及びそれらの配置、スタイルをオブジェクトとして扱い、スクリプト言語を使って制御するための取り決めである。また、本出願においては、文書オブジェクトモデルの全体を「DOM」と記載し、この「DOM」に含まれる個々の要素を「dom」と記載する。
【0017】
従来技術によるウェブシステムは、図2に示す如く、ウェブサーバ30が、ユーザによってボタンがクリックされるステップS11を検出したとき、このボタンに関連付けられた処理を実行するステップS12を実行するものであった。これに対して本実施形態によるウェブシステムは、図3に示す如く、ウェブサーバ30が、ユーザによってボタンがクリックされるステップS21を検出したとき、他の処理が実行中であるか否かを判定し、実行中と判定したときに処理を終了するステップS22と、このステップS22において処理が実行中でないと判定したとき、予め定義された共通コンテンツを追加するステップS23と、ボタンに定義されている処理を実行するステップS24とを実行する。
【0018】
前記ステップS23による共通コンテンツを追加する処理は、図4に示す如く、画面ロード時に必ず実行するものであって、入力(input)タグのDOMツリーを前記「DOMツリー取得機能」によって取得するステップS31と、カウンタとなる変数iに値「0」を代入するステップS32とを実行する。このとき、文書オブジェクトモデル(DOM)は、ウェブページ画面のすべての入力(input)タグを取得するため、複数のdom要素を持っている。
【0019】
次いで、本実施形態による共通コンテンツ追加処理は、前記dom要素の数より前記変数iの値が大きくなるまでの間、ステップS34からステップS36迄の処理を繰り返して実行する。これら処理は、イベント追加の対象となる入力(input)タグの属性が「送信機能(submit)」又は「表示機能(image)」のため、前記判定機能を用いて前記DOMツリーに含まれるi番目のdom要素の型が前記送信機能又は表示機能かを判定し、いずれの型でもないと判定したときに後記のステップS36に移行するステップS34と、このステップS34によってi番目dom要素の型が前記「送信機能(submit)」又は「表示機能(image)」の型であると判定したとき、前記「イベント追加機能」を用いて予め指定された共通コンテンツを追加するための前記「検証実行機能投機実行機能」を実行するステップS35と、前記変数iに値「1」を加算するステップS36とから構成される。
【0020】
したがって、本実施形態によるウェブページに共通コンテンツを追加する処理は、ウェブサーバ30の制御部が、ユーザによってボタンがクリップされて前記クリックによる処理を実行する直前に、ウェブページの文書オブジェクトモデルの構造を示すDOMツリーを取得し、このDOMツリーの構造文を基に複数のdom要素毎に入力(input)タグの属性が「送信機能」又は「表示機能」の型かを判定し、「送信機能」又は「表示機能」の型と判定したとき、DOMツリー構造文に新たなイベントを追加したウェブページを作成してユーザに表示するため、個々の画面を修正することなく、全てのウェブページの任意のボタン追加等の共通コンテンツを容易に追加することができる。
【0021】
なお、前記実施形態においては、ボタンクリック時の共通コンテンツ追加処理を対象としているが、本発明は、ボタンクリック時に限られるものではなく、ウェブページの文書オブジェクトモデル構造を示すDOMツリーに含まれる全てのイベントを対象とすることもできる。例えば、テキストボックスのフォーカスアウト(マウスカーソルが対象イベントボタン位置から外される動作)イベントを契機としてイベントを追加する場合は、図4のステップS34においてdom要素の型が「テキスト(text)型」であるか否かを判定し、「テキスト(text)型」と判定したとき、ステップS35においてフォーカスを失ったときの機能であるオンブラー(onBlur)イベント処理を追加するように構成しても良い。また、図4のステップS31で入力(input)タグをDOMツリーの取得契機としているが、他のタグを契機としても良い。
【符号の説明】
【0022】
10 ユーザ端末、20 インターネット、30 ウェブサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザがオブジェクトを指定して操作する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末とインターネットを介して接続され、前記複数のユーザ端末の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語をモデル構造ツリー情報によって登録し、指定された共通コンテンツを追加するイベント追加ソフトウェアが実装されたウェブサーバとから構成されるウェブシステムの共通コンテンツの組込方法であって、前記ユーザから任意のオブジェクトが指示されたとき、前記オブジェクトによって実行されるモデル構造ツリー情報を取得する第1工程と、前記第1工程によって取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造に予め指定されたイベントを追加したウェブページを生成する第2工程を実行するウェブシステムの共通コンテンツの組込方法。
【請求項2】
ユーザがオブジェクトを指定して操作する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末とインターネットを介して接続され、前記複数のユーザ端末の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語をモデル構造ツリー情報によって登録し、指定された共通コンテンツを追加するイベント追加ソフトウェアが実装されたウェブサーバとから構成されるウェブシステムに適用されるウェブシステムの共通コンテンツ組込プログラムであって、ウェブサーバに、前記ユーザから任意のオブジェクトが指示されたとき、前記オブジェクトによって実行されるモデル構造ツリー情報を取得する第1機能と、前記第1機能によって取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造に予め指定されたイベントを追加したウェブページを生成する第2機能を実現させるためのウェブシステムの共通コンテンツの組込プログラム。
【請求項3】
ユーザが操作する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末とインターネットを介して接続され、前記複数のユーザ端末の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語によって登録し、指定された共通コンテンツを追加するイベント追加ソフトウェアが実装されたウェブサーバとから構成され、前記ウェブサーバが、マークアップ言語によって作成されたウェブページの文書オブジェクトモデル構造を示すモデル構造ツリー情報を取得するモデル構造ツリー情報取得機能と、マークアップ言語のフォームタグ内容をサーバに送信するボタンや送信する機能であるサブミット送信機能と、前記ウェブページの文書オブジェクトモデルの型が前記サブミット送信機能かウェブページを表示させるイメージ表示機能かを判定する判定機能と、新たなイベントをウェブページに取り付ける機能であるイベント追加機能を含む共通コンテンツ組込ソフトウェアを格納する記憶手段と、前記共通コンテンツ組込ソフトウェアの機能を実行する制御部とを有するウェブシステムの共通コンテンツの組込方法であって、前記制御部が、前記ユーザ端末からウェブページの表示を指示されたとき、前記モデル構造ツリー情報取得機能によってモデル構造ツリー情報を取得する第1工程と、前記第1工程によって取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれるか否かを前記判定機能によって判定する第2工程と、前記第2工程によって文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれると判定したとき、前記イベント追加機能が新たなイベントをウェブページに取り付ける第3工程とを実行するウェブシステムの共通コンテンツの組込方法。
【請求項4】
ユーザが操作する複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末とインターネットを介して接続され、前記複数のユーザ端末の表示部にウェブブラウザよって表示するウェブページをマークアップ言語によって登録し、指定された共通コンテンツを追加するイベント追加ソフトウェアが実装されたウェブサーバとから構成され、前記ウェブサーバが、マークアップ言語によって作成されたウェブページの文書オブジェクトモデル構造を示すモデル構造ツリー情報を取得するモデル構造ツリー情報取得機能と、マークアップ言語のフォームタグ内容をサーバに送信するボタンや送信する機能であるサブミット送信機能と、前記ウェブページの文書オブジェクトモデルの型が前記サブミット送信機能かウェブページを表示させるイメージ表示機能かを判定する判定機能と、新たなイベントをウェブページに取り付ける機能であるイベント追加機能を含む共通コンテンツ組込ソフトウェアを格納する記憶手段と、前記共通コンテンツ組込ソフトウェアの機能を実行する制御部とを有するウェブシステムの共通コンテンツ組込プログラムであって、前記制御部に、前記ユーザ端末からウェブページの表示を指示されたとき、前記モデル構造ツリー情報取得機能によってモデル構造ツリー情報を取得する第1機能と、前記第1機能によって取得したモデル構造ツリー情報に含まれる文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれるか否かを前記判定機能によって判定する第2機能と、前記第2機能によって文書オブジェクトモデル構造に前記サブミット送信機能又はイメージ表示機能か何れかが含まれると判定したとき、前記イベント追加機能が新たなイベントをウェブページに取り付ける第3機能とを実現させるためのウェブシステムの共通コンテンツの組込プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−43058(P2012−43058A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−181751(P2010−181751)
【出願日】平成22年8月16日(2010.8.16)
【出願人】(000152985)株式会社日立情報システムズ (409)
【Fターム(参考)】