エレベータ等のデザインシミュレーション装置
【課題】 ユーザにとってより見やすく、分かりやすいエレベータ等のデザインシミュレーション装置を実現すること。
【解決手段】 エレベータのかごと乗場のデザインシミュレーションを行う場合には、項目選択部11から「かご仕様」を選択して、かご天井,床等の仕様を決め、かごイメージ画面12に表示させる。同様に「乗場仕様」を選択して、乗場の仕様を決め、乗場イメージ画面14に表示させる。次に「設置環境」を選択してエレベータが設置される建物の壁や床を乗場イメージ画面14に表示させ、更に「照光」を選択して建物の照明や太陽光の調節を行い、「視点」を選択してエレベータを見る高さ・角度を調節し、「視認」を選択して、視覚障害者の見え方を擬似的に表示する。これらによりエレベータを据え付けたときのイメージをより正確に理解できるようになる。
【解決手段】 エレベータのかごと乗場のデザインシミュレーションを行う場合には、項目選択部11から「かご仕様」を選択して、かご天井,床等の仕様を決め、かごイメージ画面12に表示させる。同様に「乗場仕様」を選択して、乗場の仕様を決め、乗場イメージ画面14に表示させる。次に「設置環境」を選択してエレベータが設置される建物の壁や床を乗場イメージ画面14に表示させ、更に「照光」を選択して建物の照明や太陽光の調節を行い、「視点」を選択してエレベータを見る高さ・角度を調節し、「視認」を選択して、視覚障害者の見え方を擬似的に表示する。これらによりエレベータを据え付けたときのイメージをより正確に理解できるようになる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータのかごや乗場等のデザインシミュレーションを行う装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図9〜図11は、エレベータの新規仕様の設定を支援するシステムの例である(特許文献1参照)。図9はシステムの構成を示すブロック図で、図10は図9の動作説明図、図11は電子モックアップ画面の説明図である。
【0003】
エレベータ新規仕様設定用サーバ1と複数のユーザ端末2とはインターネット3を介して接続されている。またエレベータ新規仕様設定用サーバ1は、ユーザ端末2からのアクセスに応じるためエレベータ情報管理データベース4に対してデータの読み出し及び書き込みを行っている。
エレベータ新規仕様設定用サーバ1は、PDM(プロダクツ・データ・マネージメント)システム5を有しており、更にこのPDMシステム5内にユーザ認証手段6、新規仕様記入画面提供手段7、見積り送付手段8、新規仕様データ登録手段9を有している。
【0004】
ユーザ認証手段6は、ユーザ端末2からのアクセスに応じてID番号の発行や認証を行うものである。新規仕様記入画面提供手段7は、ユーザ認証手段6がID番号を認証したユーザ端末2に対してエレベータ新規設置のために必要な仕様データを記入するための画面を提供するものである。見積り送付手段8は、ユーザ端末2が前記画面に記入してきた仕様データに基づきエレベータの価格及び工期を演算し、この演算結果に基づく見積り結果をユーザ端末2に送付するものである。新規仕様データ登録手段9は、見積り送付手段8がユーザ端末2に見積り結果を送付した後、発注意思の有無を問い合わせるものであり、発注意思がある旨の最終確認を得た場合に、エレベータ情報管理データベース4に受注した旨、及びその新規仕様に関するデータを登録するものである。
【0005】
次に、図9の動作を図10のフローチャートにより説明する。エレベータ新規仕様設定用サーバ1に、何れかのユーザ端末2からアクセスがあると、ユーザ認証手段6がユーザ認証処理を行う(ST1)、そしてユーザがエレベータの見積もりを要求すると、新規仕様記入画面提供手段7はユーザが新規仕様を記入するために必要な一連の画面を提供する(ST2)。この画面では、白紙の状態から仕様を設定する場合に選択する「新規入力」ボタンと、既設物件の仕様データを参照又は流用することにより仕様を設定する場合に選択する「既設物件参照/流用」ボタンがあり、ユーザは何れかのボタンを選択するようになっている(ST3)。
【0006】
いまユーザが「新規入力」を選択したとすると、新規仕様記入画面提供手段7はユーザ端末2に、「形式」、「エレベータ用途」、「定員」などの仕様項目入力画面を表示し、ユーザが全ての仕様を記入を完了する(ST4)と、新規仕様記入画面提供手段7は図11に示す電子モックアップ画面901をユーザ端末2に表示する。この電子モックアップ画面901は、全体イメージ画面902、用品ユニットイメージ画面903、用品イメージ画面904により構成されており、この画面上で必要なデータを記入する(ST5)。
【0007】
全体イメージ画面902は、エレベータの各主要個所の全体イメージを3次元的に表したものであり、図の例ではかご及びその周辺部分が3次元空間上に表されている。ここには物件情報表示欄905が設けられており、「製造番号」、「物件名」、「かご」、「ホールボタン」、「巻上機」等が表示される。但し、ST3で「新規入力」を選択したときには「製造番号」は表示されない。「同一仕様」ボタン906、「変更」ボタン907はST3で「既設物件参照/流用」を選択したときに使用される。「戻る」ボタン908は前の画面に戻るときに使用する。
【0008】
全体イメージ画面902の下部に設けられている「シミュレーション」ボタン909をクリックすると、全体イメージ画面902に表示されているかご等が実際の動きと同様にシミュレーション動作を行う。「回転」ボタン910は、クリックした後、カーソルをドラッグすることにより、かご等を回転させることができる。したがって、ユーザは正面、側面など任意の方向からかご等を観察することができる。特殊リスト表示欄911は、用品ユニットイメージ画面903又は用品イメージ画面904において、ユーザが標準品以外のものを選択したときに表示する。
【0009】
用品ユニットイメージ画面903は、全体イメージ画面902において表示された主要個所を構成する用品ユニットのイメージを3次元的に表したものである。ここには、各種の用品ユニットについての用品ユニットタグ912が付されており、ユーザはこのタグ912をクリックすることにより全体イメージ画面902の所望のユニットを表示することができる。図ではかごの用品ユニットが表示されている。用品ユニットイメージ画面903内には、仕様項目表示欄913が設けられており、画面イメージとリンクした各種の仕様項目についての標準仕様寸法が示されている。また、標準品以外で選択可能な特殊用品ユニット又は用品の名称を示した特殊リスト表示欄914が設けられており、ユーザはこの特殊リスト表示欄914に示されている名称をクリックすることにより、その特殊仕様の用品ユニット又は用品を選択することができる。ここで特殊仕様のものが選択されたときには、ユーザの注意を喚起するために、全体イメージ画面902の特殊リスト表示欄911にその名称が表示される。
【0010】
用品イメージ画面904は、全体イメージ画面902において表示された主要個所を構成する用品を2次元的な簡単な図により示すものである。ここには、各種の用品についての用品タグ915が付されており、ユーザはこのタグ915をクリックすることによりその用品を用品イメージ画面904内に示すことができる。また、この用品イメージ画面904にも特殊リスト表示欄916が設けられており、標準品以外で選択可能な特殊用品の名称が表示されている。
これらの画面から、ユーザは全ての仕様を決定すると、仕様入力完了ボタン917をクリックする。
【0011】
ユーザが仕様入力完了ボタン917をクリックすると、電子モックアップ画面901に記入された新規仕様データはユーザ端末2から見積もり送付手段8に出力される。そして、見積もり送付手段8は、この新規仕様データに基づき見積もり処理を開始してエレベータの価格及び工期を演算し、この演算に基づく見積もり結果をユーザ端末2側に送付して通知する(ST10)。
そして、ユーザの発注意思を確認し(ST11)、ユーザが発注した場合には(ST12)、新規仕様データ登録手段9は、エレベータ情報管理データベース4の顧客データベースに登録するなど、必要なデータの登録を行う(ST13)。
【0012】
次に、ST3で「既設物件参照/流用」ボタンが選択された場合について説明する。ユーザが「既設物件参照/流用」ボタンを選択すると「用途」、「定員」等の検索項目欄を表示する画面が表示されるので、ユーザは各検索項目欄に該当するデータを記入して(ST6)、検索を実行する。すると該当する過去物件の一覧が表示される(ST7)。そこから何れかの物件をピックアップすると、図11の電子モックアップ画面901が表示される。この場合、「新規入力」では表示されなかった物件情報表示欄905内の「製造番号」が表示される。
ユーザは、この電子モックアップ画面901上に表示された既設物件と同一仕様でよければ「同一仕様」ボタン906をクリックした後、「仕様入力完了」ボタン917をクリックすればよい(ST8)。また、この表示された既設物件の一部の仕様について変更を行いたければ「変更」ボタン907をクリックして、その一部の仕様について変更を行った後、「仕様入力完了」ボタン917をクリックする(ST8)。
【0013】
ユーザが仕様入力完了ボタン917をクリックすると、電子モックアップ画面901に記入された仕様データは、ユーザ端末2から見積もり送付手段8に出力される。そして、見積もり送付手段8はこの仕様データに基づき見積もり処理を開始してエレベータの価格及び工期を演算する。この場合、見積もり送付手段8は、既設物件の仕様についてその流用の程度に応じて割引を行うものとし、割引率を決定する(ST9)。ST10以降の処理は、既に説明したのと同じである。
【特許文献1】特開2003−171069号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
前記エレベータの新規仕様設定支援システムは、ユーザが自ら操作して、エレベータを発注するものであるため、システムが大掛かりとなる。そのため、営業担当者がユーザの元へ行って説明するためのプレゼンテーションや、販売促進ツールとして使用するには適当ではない。
本発明は、エレベータやエスカレータ等を据え付けたときの建物のデザインや照明とのマッチング、身体障害者の視点から見た状態などをシミュレーションすることにより、販売促進ツールなどに好適なデザインシミュレーション装置を実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、エレベータ等に関するデータを格納しているデータベースと、このデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段によって選択されたデータを表示する表示手段とを備えたものにおいて、前記データ選択手段によって選択されたデータによって作成されるエレベータ等を、その設置環境とともに表示するものである。また前記設置環境の照光を可変としたものである。更に又前記エレベータ等及び設置環境の視認表示を調整可能としたものである。
【0016】
更に本発明は、エレベータ等に関するデータを格納しているデータベースと、このデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段によって選択されたデータを表示する表示手段とを備えたものにおいて、前記データ選択手段によって選択されたデータによって作成されるエレベータ等を、その視認表示を調整可能としたものである。
また、前記視認表示は、ピントの調整を可能とたり、かすんで表示させることであり、更に、一部又は全部の色を省略又は変更して表示することである。更に又、前記エレベータ等は、照度が可変の照光体を含んでいるものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ユーザにとってより見やすく、理解しやすいエレベータ等のデザインシミュレーション装置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
エレベータのかごと乗場のデザインシミュレーションを行う場合を例にとって、本発明の実施の形態を図1〜図8により説明する。図1は動作を説明するフローチャート、図2は仕様選択画面を示す図、図3〜図8は仕様選択画面の項目選択で選択された選択部の例である。
【0019】
エレベータのデザインシミュレーションを行う場合には、まず図2に示す仕様選択画面を表示する(S1)。ここで、項目選択部11で、「かご仕様」を選択すると(S2)、項目選択部11の表示が図3に示すかご仕様選択部20になる。ここで、天井、床、カーパネル等を選択すると、図示省略したデータベースから読み出されたデータが、かごイメージ画面12に表示されるとともに、かご仕様表示部13に選択されたデータが記載される。また図示省略しているが、かご仕様選択部20にはオプションの項があり、手摺、窓付ドア、横型かご操作盤、標準外のインジケータ等を追加選択することができる。選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0020】
次に、項目選択部11から「乗場仕様」を選択する(S3)。ここでもかごの場合と同様に、図4に示す乗場仕様選択部30で選択されたデータが、乗場イメージ画面14、乗場仕様表示部15に表示される。乗場仕様選択部30のオプションの項目では、身障者用乗場ボタン、標準外のインジケータ等を選択できる。また乗場が設置される環境(建物壁、床など)も一緒に表示される。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0021】
このように、かごと乗場の仕様を決定すれば、エレベータのデザインを決定できる。この段階まで行うものは従来技術にも存在する。しかしこれだけでは、エレベータが据え付けられたときの現場の状況をより正確に理解するのは容易ではない。そこで、本実施の形態では更に他の選択肢を用意している。
【0022】
項目選択部11で「設置環境」を選択する(S4)と、図5に示す設置環境選択部40が表示される。ここでは乗場イメージ画面14に表示されている建物壁や床等のデータを表示する。既に建物のデータが決まっていて外部データとして登録されている場合にはそのデータを選択すると乗場イメージ画面14に表示される。建物のデータが未定の場合には、予め用意されているサンプルデータ(壁W−1、床F−1など)から実際のイメージに近いものを選択して乗場イメージ画面14に表示させる。これにより、エレベータを建物に据え付けた場合のイメージがより分かりやすくなる。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0023】
次に項目選択部11で「照光」を選択する(S5)と、図6に示す照光選択部50が表示される。ここでは、かご照明を調節することにより、かごイメージ画面12に表示されている照明の明るさを変えることができる。これにより、照明の変化によるイメージの変化がより分かりやすくなる。また乗場環境照明を調節することにより、乗場イメージ画面14の建物内の明るさの調節、更に乗場が外部に面しているときには時間経過による日照の変化に伴う明るさの変化を表示する。
ここでは省略しているが、かごイメージ画面12に表示されている窓付ドアの窓からの光の調節や、季節による日照の変化を加えることもできる。更に、インジケータ、ホールランタン、かご操作盤等の表示の明るさを変えることもできる。これにより、実際のイメージにより近い表示を行うことができるとともに,最適な照明装置や表示装置を選ぶツールとすることができる。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0024】
更に項目選択部11で「視点」を選択する(S6)と、図7に示す視点選択部60が表示される。ここでは、上下左右の矢印をクリックすることにより、かごや乗場の表示を、視点を変えた位置からの表示に変えることができる。例えば、下方向の矢印をクリックして視点を下げていくことにより、子供や車椅子利用者の視点でかごや乗場を見ることができる。更に縦軸又は横軸を回転軸にした回転表示を追加することもできる。また矢印表示に代えて,キーボードやマウスを操作するようにしてもよい。これにより、多くの人が見やすく使いやすいエレベータ実現のためのツールとすることができる。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0025】
次に項目選択部11で「視認」を選択する(S7)と、図8に示す視認選択部70が表示される。ここでは、かごや乗場の見え方を変えることにより、視覚障害者によるかごや乗場の見え方を擬似的に表示することができる。例えば視認選択部70で「ボカシ1」を選択すると、かごイメージ画面12及び乗場イメージ画面14の画像が、ピントがずれて表示される。これにより、視力の弱い人の見え方を擬似的に表示できる。また「かすみ1」を選択すると白内障の人の見え方を擬似的に表示できる。さらに「色補正1」を選択すると、一部又は全部の色を省略又は変更して表示する。これにより色覚異常者の見え方を擬似的に表示できる。これらの項目は、それぞれ種類や強弱があるので、各項目は複数種類用意されている。
これらにより、視覚障害者に使いやすい壁、床などの色や材質、照明の選択等ができるようになり、バリアフリーエレベータ実現のためのツールとすることができる。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0026】
仕様入力が終了すると仕様入力完了16をクリックして終了する。その後、必要に応じて印刷したり、データのを格納等を行う。
【0027】
上記のように本実施の形態によれば、従来に比べ利用者にとってより見やすい、エレベータのかごや乗場などのデザインシミュレーション装置を実現できる。
更に、かごや乗場の仕様選択において、視覚障害者のための点字プレートや案内タイル等を選択項目に加えてもよい。
また前記実施の形態では、かご仕様選択部20等は全項目を縦一列に表示しているが、内容ごとに分けてもよい、例えば、天井、カーパネル、床、オプションの項目を表示し,それぞれの項目をクリックすると形式,色の選択部が表示された細項目が出てくるようにしてもよい。
【0028】
前記の実施の形態では、エレベータのかご及び乗場のデザインシミュレーションについて説明したが、エスカレータに使用することもできる。
エスカレータは、デパート、ショッピングセンター、駅、空港など、設置環境によりデザインを変える必要があるため、特に設置環境を変えて表示することは、より適切なデザインのエスカレータを選択する上で有用である。
更に動く歩道、階段昇降機、リフトや立体駐車場などにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態の仕様選択画面を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のかご仕様選択部を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の乗場仕様選択部を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の設置環境選択部を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の照光選択部を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の視点選択部を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の視認選択部を示す図である。
【図9】従来のシステムの構成を示すブロック図である。
【図10】図9の動作説明図である。
【図11】従来の電子モックアップ画面の説明図である。
【符号の説明】
【0030】
10 仕様選択画面
11 項目選択部
12 かごイメージ画面
13 かご仕様表示部
14 乗場イメージ画面
15 乗場仕様表示部
20 かご仕様選択部
30 乗場仕様選択部
40 設置環境選択部
50 照光選択部
60 視点選択部
70 視認選択部
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータのかごや乗場等のデザインシミュレーションを行う装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図9〜図11は、エレベータの新規仕様の設定を支援するシステムの例である(特許文献1参照)。図9はシステムの構成を示すブロック図で、図10は図9の動作説明図、図11は電子モックアップ画面の説明図である。
【0003】
エレベータ新規仕様設定用サーバ1と複数のユーザ端末2とはインターネット3を介して接続されている。またエレベータ新規仕様設定用サーバ1は、ユーザ端末2からのアクセスに応じるためエレベータ情報管理データベース4に対してデータの読み出し及び書き込みを行っている。
エレベータ新規仕様設定用サーバ1は、PDM(プロダクツ・データ・マネージメント)システム5を有しており、更にこのPDMシステム5内にユーザ認証手段6、新規仕様記入画面提供手段7、見積り送付手段8、新規仕様データ登録手段9を有している。
【0004】
ユーザ認証手段6は、ユーザ端末2からのアクセスに応じてID番号の発行や認証を行うものである。新規仕様記入画面提供手段7は、ユーザ認証手段6がID番号を認証したユーザ端末2に対してエレベータ新規設置のために必要な仕様データを記入するための画面を提供するものである。見積り送付手段8は、ユーザ端末2が前記画面に記入してきた仕様データに基づきエレベータの価格及び工期を演算し、この演算結果に基づく見積り結果をユーザ端末2に送付するものである。新規仕様データ登録手段9は、見積り送付手段8がユーザ端末2に見積り結果を送付した後、発注意思の有無を問い合わせるものであり、発注意思がある旨の最終確認を得た場合に、エレベータ情報管理データベース4に受注した旨、及びその新規仕様に関するデータを登録するものである。
【0005】
次に、図9の動作を図10のフローチャートにより説明する。エレベータ新規仕様設定用サーバ1に、何れかのユーザ端末2からアクセスがあると、ユーザ認証手段6がユーザ認証処理を行う(ST1)、そしてユーザがエレベータの見積もりを要求すると、新規仕様記入画面提供手段7はユーザが新規仕様を記入するために必要な一連の画面を提供する(ST2)。この画面では、白紙の状態から仕様を設定する場合に選択する「新規入力」ボタンと、既設物件の仕様データを参照又は流用することにより仕様を設定する場合に選択する「既設物件参照/流用」ボタンがあり、ユーザは何れかのボタンを選択するようになっている(ST3)。
【0006】
いまユーザが「新規入力」を選択したとすると、新規仕様記入画面提供手段7はユーザ端末2に、「形式」、「エレベータ用途」、「定員」などの仕様項目入力画面を表示し、ユーザが全ての仕様を記入を完了する(ST4)と、新規仕様記入画面提供手段7は図11に示す電子モックアップ画面901をユーザ端末2に表示する。この電子モックアップ画面901は、全体イメージ画面902、用品ユニットイメージ画面903、用品イメージ画面904により構成されており、この画面上で必要なデータを記入する(ST5)。
【0007】
全体イメージ画面902は、エレベータの各主要個所の全体イメージを3次元的に表したものであり、図の例ではかご及びその周辺部分が3次元空間上に表されている。ここには物件情報表示欄905が設けられており、「製造番号」、「物件名」、「かご」、「ホールボタン」、「巻上機」等が表示される。但し、ST3で「新規入力」を選択したときには「製造番号」は表示されない。「同一仕様」ボタン906、「変更」ボタン907はST3で「既設物件参照/流用」を選択したときに使用される。「戻る」ボタン908は前の画面に戻るときに使用する。
【0008】
全体イメージ画面902の下部に設けられている「シミュレーション」ボタン909をクリックすると、全体イメージ画面902に表示されているかご等が実際の動きと同様にシミュレーション動作を行う。「回転」ボタン910は、クリックした後、カーソルをドラッグすることにより、かご等を回転させることができる。したがって、ユーザは正面、側面など任意の方向からかご等を観察することができる。特殊リスト表示欄911は、用品ユニットイメージ画面903又は用品イメージ画面904において、ユーザが標準品以外のものを選択したときに表示する。
【0009】
用品ユニットイメージ画面903は、全体イメージ画面902において表示された主要個所を構成する用品ユニットのイメージを3次元的に表したものである。ここには、各種の用品ユニットについての用品ユニットタグ912が付されており、ユーザはこのタグ912をクリックすることにより全体イメージ画面902の所望のユニットを表示することができる。図ではかごの用品ユニットが表示されている。用品ユニットイメージ画面903内には、仕様項目表示欄913が設けられており、画面イメージとリンクした各種の仕様項目についての標準仕様寸法が示されている。また、標準品以外で選択可能な特殊用品ユニット又は用品の名称を示した特殊リスト表示欄914が設けられており、ユーザはこの特殊リスト表示欄914に示されている名称をクリックすることにより、その特殊仕様の用品ユニット又は用品を選択することができる。ここで特殊仕様のものが選択されたときには、ユーザの注意を喚起するために、全体イメージ画面902の特殊リスト表示欄911にその名称が表示される。
【0010】
用品イメージ画面904は、全体イメージ画面902において表示された主要個所を構成する用品を2次元的な簡単な図により示すものである。ここには、各種の用品についての用品タグ915が付されており、ユーザはこのタグ915をクリックすることによりその用品を用品イメージ画面904内に示すことができる。また、この用品イメージ画面904にも特殊リスト表示欄916が設けられており、標準品以外で選択可能な特殊用品の名称が表示されている。
これらの画面から、ユーザは全ての仕様を決定すると、仕様入力完了ボタン917をクリックする。
【0011】
ユーザが仕様入力完了ボタン917をクリックすると、電子モックアップ画面901に記入された新規仕様データはユーザ端末2から見積もり送付手段8に出力される。そして、見積もり送付手段8は、この新規仕様データに基づき見積もり処理を開始してエレベータの価格及び工期を演算し、この演算に基づく見積もり結果をユーザ端末2側に送付して通知する(ST10)。
そして、ユーザの発注意思を確認し(ST11)、ユーザが発注した場合には(ST12)、新規仕様データ登録手段9は、エレベータ情報管理データベース4の顧客データベースに登録するなど、必要なデータの登録を行う(ST13)。
【0012】
次に、ST3で「既設物件参照/流用」ボタンが選択された場合について説明する。ユーザが「既設物件参照/流用」ボタンを選択すると「用途」、「定員」等の検索項目欄を表示する画面が表示されるので、ユーザは各検索項目欄に該当するデータを記入して(ST6)、検索を実行する。すると該当する過去物件の一覧が表示される(ST7)。そこから何れかの物件をピックアップすると、図11の電子モックアップ画面901が表示される。この場合、「新規入力」では表示されなかった物件情報表示欄905内の「製造番号」が表示される。
ユーザは、この電子モックアップ画面901上に表示された既設物件と同一仕様でよければ「同一仕様」ボタン906をクリックした後、「仕様入力完了」ボタン917をクリックすればよい(ST8)。また、この表示された既設物件の一部の仕様について変更を行いたければ「変更」ボタン907をクリックして、その一部の仕様について変更を行った後、「仕様入力完了」ボタン917をクリックする(ST8)。
【0013】
ユーザが仕様入力完了ボタン917をクリックすると、電子モックアップ画面901に記入された仕様データは、ユーザ端末2から見積もり送付手段8に出力される。そして、見積もり送付手段8はこの仕様データに基づき見積もり処理を開始してエレベータの価格及び工期を演算する。この場合、見積もり送付手段8は、既設物件の仕様についてその流用の程度に応じて割引を行うものとし、割引率を決定する(ST9)。ST10以降の処理は、既に説明したのと同じである。
【特許文献1】特開2003−171069号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
前記エレベータの新規仕様設定支援システムは、ユーザが自ら操作して、エレベータを発注するものであるため、システムが大掛かりとなる。そのため、営業担当者がユーザの元へ行って説明するためのプレゼンテーションや、販売促進ツールとして使用するには適当ではない。
本発明は、エレベータやエスカレータ等を据え付けたときの建物のデザインや照明とのマッチング、身体障害者の視点から見た状態などをシミュレーションすることにより、販売促進ツールなどに好適なデザインシミュレーション装置を実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、エレベータ等に関するデータを格納しているデータベースと、このデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段によって選択されたデータを表示する表示手段とを備えたものにおいて、前記データ選択手段によって選択されたデータによって作成されるエレベータ等を、その設置環境とともに表示するものである。また前記設置環境の照光を可変としたものである。更に又前記エレベータ等及び設置環境の視認表示を調整可能としたものである。
【0016】
更に本発明は、エレベータ等に関するデータを格納しているデータベースと、このデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段によって選択されたデータを表示する表示手段とを備えたものにおいて、前記データ選択手段によって選択されたデータによって作成されるエレベータ等を、その視認表示を調整可能としたものである。
また、前記視認表示は、ピントの調整を可能とたり、かすんで表示させることであり、更に、一部又は全部の色を省略又は変更して表示することである。更に又、前記エレベータ等は、照度が可変の照光体を含んでいるものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ユーザにとってより見やすく、理解しやすいエレベータ等のデザインシミュレーション装置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
エレベータのかごと乗場のデザインシミュレーションを行う場合を例にとって、本発明の実施の形態を図1〜図8により説明する。図1は動作を説明するフローチャート、図2は仕様選択画面を示す図、図3〜図8は仕様選択画面の項目選択で選択された選択部の例である。
【0019】
エレベータのデザインシミュレーションを行う場合には、まず図2に示す仕様選択画面を表示する(S1)。ここで、項目選択部11で、「かご仕様」を選択すると(S2)、項目選択部11の表示が図3に示すかご仕様選択部20になる。ここで、天井、床、カーパネル等を選択すると、図示省略したデータベースから読み出されたデータが、かごイメージ画面12に表示されるとともに、かご仕様表示部13に選択されたデータが記載される。また図示省略しているが、かご仕様選択部20にはオプションの項があり、手摺、窓付ドア、横型かご操作盤、標準外のインジケータ等を追加選択することができる。選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0020】
次に、項目選択部11から「乗場仕様」を選択する(S3)。ここでもかごの場合と同様に、図4に示す乗場仕様選択部30で選択されたデータが、乗場イメージ画面14、乗場仕様表示部15に表示される。乗場仕様選択部30のオプションの項目では、身障者用乗場ボタン、標準外のインジケータ等を選択できる。また乗場が設置される環境(建物壁、床など)も一緒に表示される。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0021】
このように、かごと乗場の仕様を決定すれば、エレベータのデザインを決定できる。この段階まで行うものは従来技術にも存在する。しかしこれだけでは、エレベータが据え付けられたときの現場の状況をより正確に理解するのは容易ではない。そこで、本実施の形態では更に他の選択肢を用意している。
【0022】
項目選択部11で「設置環境」を選択する(S4)と、図5に示す設置環境選択部40が表示される。ここでは乗場イメージ画面14に表示されている建物壁や床等のデータを表示する。既に建物のデータが決まっていて外部データとして登録されている場合にはそのデータを選択すると乗場イメージ画面14に表示される。建物のデータが未定の場合には、予め用意されているサンプルデータ(壁W−1、床F−1など)から実際のイメージに近いものを選択して乗場イメージ画面14に表示させる。これにより、エレベータを建物に据え付けた場合のイメージがより分かりやすくなる。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0023】
次に項目選択部11で「照光」を選択する(S5)と、図6に示す照光選択部50が表示される。ここでは、かご照明を調節することにより、かごイメージ画面12に表示されている照明の明るさを変えることができる。これにより、照明の変化によるイメージの変化がより分かりやすくなる。また乗場環境照明を調節することにより、乗場イメージ画面14の建物内の明るさの調節、更に乗場が外部に面しているときには時間経過による日照の変化に伴う明るさの変化を表示する。
ここでは省略しているが、かごイメージ画面12に表示されている窓付ドアの窓からの光の調節や、季節による日照の変化を加えることもできる。更に、インジケータ、ホールランタン、かご操作盤等の表示の明るさを変えることもできる。これにより、実際のイメージにより近い表示を行うことができるとともに,最適な照明装置や表示装置を選ぶツールとすることができる。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0024】
更に項目選択部11で「視点」を選択する(S6)と、図7に示す視点選択部60が表示される。ここでは、上下左右の矢印をクリックすることにより、かごや乗場の表示を、視点を変えた位置からの表示に変えることができる。例えば、下方向の矢印をクリックして視点を下げていくことにより、子供や車椅子利用者の視点でかごや乗場を見ることができる。更に縦軸又は横軸を回転軸にした回転表示を追加することもできる。また矢印表示に代えて,キーボードやマウスを操作するようにしてもよい。これにより、多くの人が見やすく使いやすいエレベータ実現のためのツールとすることができる。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0025】
次に項目選択部11で「視認」を選択する(S7)と、図8に示す視認選択部70が表示される。ここでは、かごや乗場の見え方を変えることにより、視覚障害者によるかごや乗場の見え方を擬似的に表示することができる。例えば視認選択部70で「ボカシ1」を選択すると、かごイメージ画面12及び乗場イメージ画面14の画像が、ピントがずれて表示される。これにより、視力の弱い人の見え方を擬似的に表示できる。また「かすみ1」を選択すると白内障の人の見え方を擬似的に表示できる。さらに「色補正1」を選択すると、一部又は全部の色を省略又は変更して表示する。これにより色覚異常者の見え方を擬似的に表示できる。これらの項目は、それぞれ種類や強弱があるので、各項目は複数種類用意されている。
これらにより、視覚障害者に使いやすい壁、床などの色や材質、照明の選択等ができるようになり、バリアフリーエレベータ実現のためのツールとすることができる。そして選択が済むと「戻る」をクリックして項目選択部11に戻す。
【0026】
仕様入力が終了すると仕様入力完了16をクリックして終了する。その後、必要に応じて印刷したり、データのを格納等を行う。
【0027】
上記のように本実施の形態によれば、従来に比べ利用者にとってより見やすい、エレベータのかごや乗場などのデザインシミュレーション装置を実現できる。
更に、かごや乗場の仕様選択において、視覚障害者のための点字プレートや案内タイル等を選択項目に加えてもよい。
また前記実施の形態では、かご仕様選択部20等は全項目を縦一列に表示しているが、内容ごとに分けてもよい、例えば、天井、カーパネル、床、オプションの項目を表示し,それぞれの項目をクリックすると形式,色の選択部が表示された細項目が出てくるようにしてもよい。
【0028】
前記の実施の形態では、エレベータのかご及び乗場のデザインシミュレーションについて説明したが、エスカレータに使用することもできる。
エスカレータは、デパート、ショッピングセンター、駅、空港など、設置環境によりデザインを変える必要があるため、特に設置環境を変えて表示することは、より適切なデザインのエスカレータを選択する上で有用である。
更に動く歩道、階段昇降機、リフトや立体駐車場などにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態の仕様選択画面を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のかご仕様選択部を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の乗場仕様選択部を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の設置環境選択部を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の照光選択部を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の視点選択部を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の視認選択部を示す図である。
【図9】従来のシステムの構成を示すブロック図である。
【図10】図9の動作説明図である。
【図11】従来の電子モックアップ画面の説明図である。
【符号の説明】
【0030】
10 仕様選択画面
11 項目選択部
12 かごイメージ画面
13 かご仕様表示部
14 乗場イメージ画面
15 乗場仕様表示部
20 かご仕様選択部
30 乗場仕様選択部
40 設置環境選択部
50 照光選択部
60 視点選択部
70 視認選択部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータ等に関するデータを格納しているデータベースと、このデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段によって選択されたデータを表示する表示手段とを備えたものにおいて、
前記データ選択手段によって選択されたデータによって作成されるエレベータ等を、その設置環境とともに表示することを特徴とするエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項2】
前記設置環境の照光を可変としたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項3】
前記エレベータ等及び設置環境の視認表示を調整可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項4】
エレベータ等に関するデータを格納しているデータベースと、このデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段によって選択されたデータを表示する表示手段とを備えたものにおいて、
前記データ選択手段によって選択されたデータによって作成されるエレベータ等を、その視認表示を調整可能としたことを特徴とするエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項5】
前記視認表示は、ピントの調整を可能とすることであることを特徴とする請求項3又は4に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項6】
前記視認表示は、かすんで表示させることであることを特徴とする請求項3又は4に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項7】
前記視認表示は、一部の色を省略又は変更して表示することであることを特徴とする請求項3又は4に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項8】
前記エレベータ等は、照度が可変の照光体を含んでいることを特徴とする、請求項1乃至7の何れかに記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項1】
エレベータ等に関するデータを格納しているデータベースと、このデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段によって選択されたデータを表示する表示手段とを備えたものにおいて、
前記データ選択手段によって選択されたデータによって作成されるエレベータ等を、その設置環境とともに表示することを特徴とするエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項2】
前記設置環境の照光を可変としたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項3】
前記エレベータ等及び設置環境の視認表示を調整可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項4】
エレベータ等に関するデータを格納しているデータベースと、このデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段によって選択されたデータを表示する表示手段とを備えたものにおいて、
前記データ選択手段によって選択されたデータによって作成されるエレベータ等を、その視認表示を調整可能としたことを特徴とするエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項5】
前記視認表示は、ピントの調整を可能とすることであることを特徴とする請求項3又は4に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項6】
前記視認表示は、かすんで表示させることであることを特徴とする請求項3又は4に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項7】
前記視認表示は、一部の色を省略又は変更して表示することであることを特徴とする請求項3又は4に記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【請求項8】
前記エレベータ等は、照度が可変の照光体を含んでいることを特徴とする、請求項1乃至7の何れかに記載のエレベータ等のデザインシミュレーション装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2006−232480(P2006−232480A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−49982(P2005−49982)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(000112705)フジテック株式会社 (138)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(000112705)フジテック株式会社 (138)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]