説明

オンデマンドメディアを補充するためのシステムおよび方法。

【課題】双方向テレビアプリケーションにてオンデマンドメディアに補充内容を提供するシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】本発明による方法は、双方向テレビアプリケーションにて補充内容をオンデマンドメディアに提供する方法であって、ユーザからオンデマンドメディアに対するリクエストを受け取る工程と、双方向テレビアプリケーションを用いてオンデマンドメディアに関連した補充内容を取り出す工程と、リクエストに応答してオンデマンドメディアを提供する工程と、ユーザがオンデマンドメディアを視聴する間に、ユーザに補充内容を提供する工程とを包含する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願請求は、米国仮出願第60/239,521号(2000年10月11日出願)、第60/252,171号(2000年11月20日出願)および第60/270,351号(2001年2月21日出願)の利益を主張する。
【0002】
(発明の背景)
本発明は、双方向テレビアプリケーションにてオンデマンドメディアを提供するシステムおよび方法、より具体的には、双方向テレビアプリケーションにてオンデマンドメディアを補充するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
現在メディアのユーザに種々の形態のメディア、通常、ビデオを提供するために、デジタル多用途ディスク(DVD)が用いられる。DVDは、さらに、俳優のインタビューおよび演劇の予告編といった補充的資料を格納するために用いられる。しかしながら、このような補充的資料は、ディスク上で利用可能な空間の量によって制限される。さらに、DVD上に格納された補充的資料は、更新不可能である。
【0004】
従って、オンデマンドメディアに補充内容を提供する、大量の更新可能なメディアの配信システムを提供することが望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
(発明の要旨)
本発明のこの目的および他の目的は、本発明の原理により、オンデマンドメディアを補充するためのシステムおよび方法を提供することによって達成される。本発明のいくつかの実施形態の例示的特徴は、例えば、米国仮出願第60/239,521号(2000年10月11日出願)において記載され、本出願は、参考のため、本明細書中にその全体が援用される。本発明のいくつかの実施形態により使用のための例示的ビデオオンデマンドインターフェースの特徴は、例えば、米国仮出願第60/252,171号(2000年11月20日出願)、および第60/270,351号(2001年2月21日出願)に記載され、本出願は、参考のため。本明細書中にその全体が援用される。
【0006】
オンデマンドメディアは、例えば、オーディオオンデマンドメディア、ビデオオンデマンドメディア、電子刊行物(例えば、図書、雑誌、新聞、または任意の他の適切な電子刊行物)、電子ゲーム、ソフトウェアアプリケーション、または任意の他の適切なオンデマンドメディアを含み得る。このようなオンデマンドメディアの補充内容は、任意の適切な受動的または双方向テキスト、グラフィック、動画、ビデオ、オーディオ、あるいは、これらの適切な組み合わせであり、例えば、俳優のインタビュー、演劇の予告編、映画のベストテンシーン、音楽ビデオ、ウェブサイト、第3者アプリケーション、このオンデマンドメディアと関連するさらなる受動的または双方向情報、あるいは任意の他の適切な補充内容等である。
【0007】
いくつかの実施形態は、例えば、別個のディスプレイにおけるオンデマンドメディアから分離した補充内容を表示し得る。他の実施形態は、補充内容をディスプレイ上にオーバーレイし得る。例えば、補充内容は、ユーザが見ているオンデマンドメディア、アプリケーションディスプレイまたは他の適切なディスプレイ上にオーバーレイされ得る。いくつかの実施形態において、補充内容は、ユーザのアクションに応答して表示され得る。例えば、補充内容は、ユーザがリスト項目を通覧して、ガイダンスアプリケーションからメディアリスト項目を選択した場合、または、ユーザがオンデマンドメディアを選択した場合に表示され得る。いくつかの実施形態において、ユーザがオンデマンドメディアのセグメント(例えば、映画の一シーン)に最初にアクセスした場合、補充内容が所定の期間の間表示され得、その後、この補充内容は、消え得る(例えば、次第に消える)。いくつかの実施形態は、ユーザのリクエスト(例えば、画面上のボタンを選択する)に応答してのみ補充内容を提供し得る。
【0008】
オンデマンドメディアの補充は、任意の適切なスタンドアロン、分散型、またはクライアントサーバベースのアプリケーションによって実行され得る。例えば、双方向テレビ番組ガイド等の、スタンドアロン双方向テレビアプリケーション、あるいは他の適切なガイダンスアプリケーションが補充内容および補充オンデマンドメディアを受信し得る。
【0009】
補充内容は、任意の適切なアプローチを用いて配信され得る。補充内容、または補充内容へのリンクは、例えば、同期メタデータとして提供され得る。同期メタデータは、これが関連付けられたオンデマンドメディアと論理的に同時に送信されるデータである。同期メタデータは、このメディアと同時か、またはこのメディアの前であるが、そのデータをこのメディアと関連付ける情報(例えば、識別子、リンクまたは任意の他の適切な情報)と共に供給され得る。メタデータは、そのメディアと共に、またはそのメディアとは別個に、帯域内で、カルーセルベース(carousel−based)のアプローチを用いて、クライアントサーバベースのアプローチを用いて、局所的にキャッシングを用いて、これらのアプローチの組み合わせを用いて、または任意の他の適切なアプローチを用いて、帯域外で供給され得る。これらのアプローチのうちの一つ以上は、ユーザの家庭内機器が複数のチューナを備えることを必要とし得る。局所的キャッシングは、システムの応答時間を延長するために用いられ得る。
【0010】
本発明の上述の、および他の目的および利点は、添付の図面と関連付けて以下の詳細な説明を検討することによって明らかになる。図面における同じ参照符号は、等価な部分を指す。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の1実施形態による、例示的双方向テレビシステムの模式的ブロック図である。
【図2A】図2Aは、本発明の実施形態による図1の双方向テレビアプリケーション機器の例示的構成を示す。
【図2B】図2Bは、本発明の実施形態による図1の双方向テレビアプリケーション機器の例示的構成を示す。
【図2C】図2Cは、本発明の実施形態による図1の双方向テレビアプリケーション機器の例示的構成を示す。
【図2D】図2Dは、本発明の実施形態による図1の双方向テレビアプリケーション機器の例示的構成を示す。
【図2E】図2Eは、本発明の実施形態による図1の双方向テレビアプリケーション機器の例示的構成を示す。
【図3】図3は、本発明の1実施形態による、図2A〜図2Eのユーザテレビ機器の例示的な、模式的ブロック図である。
【図4】図4は、本発明の1実施形態による、図3の例示的ユーザテレビ機器の部分の一般化した模式的ブロック図である。
【図5】図5は、本発明の1実施形態による、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る、例示的メインメニューディスプレイである。
【図6】図6は、本発明の1実施形態による、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る、例示的ビデオオンデマンドメニューディスプレイである。
【図7】図7は、本発明の1実施形態による、ユーザがメディアリスト項目を通覧する際に、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図8】図8は、本発明の1実施形態による、ユーザがオンデマンドおよびオンデマンドでないメディアリスト項目を通覧する際に、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る、例示的組み合わせディスプレイである。
【図9】図9は、本発明の1実施形態による、オンデマンドメディアを発注するリクエストに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図10】図10は、本発明による1実施形態による、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的セットアップディスプレイである。
【図11】図11は、本発明の1実施形態による、ユーザに、オンデマンドメディアと共にオプションを提供する双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図12】図12は、本発明の1実施形態による、俳優関連の情報を見ることを所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図13】図13は、本発明の1実施形態による、俳優関連の情報を見ることを所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図14】図14は、本発明の1実施形態による、ユーザが現在視聴している俳優に関する補充内容を見ることを所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図15】図15は、本発明の1実施形態による、ユーザが現在視聴している俳優に関するさらなる情報を見ることを所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図16】図16は、本発明の1実施形態による、オンデマンドメディアに関する双方向メディアの受信を所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図17】図17は、本発明の1実施形態による、オンデマンドメディアに関する双方向メディアの受信を所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図18】図18は、本発明の1実施形態による、オンデマンドメディアのオーディオ部分に関する情報の受信を所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図19】図19は、本発明の1実施形態による、オンデマンドメディアのオーディオ部分に関する情報の受信を所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図20】図20は、本発明の1実施形態による、オンデマンドメディアに関するリンクの受信を所望することを示すユーザに応答して、双方向テレビアプリケーションによって表示され得る例示的ディスプレイである。
【図21】図21は、本発明の1実施形態による、オンデマンドメディアの補充内容を提供する工程に含まれる例示的工程のフローチャートである。
【図22】図22は、本発明の1実施形態による、オンデマンドメディアの補充内容を取り出す工程に含まれる例示的工程のフローチャートである。
【図23】図23は、本発明の1実施形態による、ユーザにオンデマンドメディアを提供する工程に含まれる例示的工程のフローチャートである。
【図24】図24は、本発明の1実施形態による、選択されたオンデマンドメディアの補充内容をユーザに提供する工程に含まれる例示的工程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(発明の詳細な説明)
オンデマンドメディアを補充するための双方向テレビアプリケーションは、任意の適切なハードウェアプラットフォームまたはトポロジに基づき得る。そのような双方向テレビアプリケーションをインプリメントする際に用いられ得る適切なハードウェアは、衛星受信器、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TVS)、パーソナルコンピュータ(例えば、テレビチューナカードを有する)、ケーブルセットトップボックス、または任意の他の適切なハードウェアを含む。いくつかの実施形態において、双方向テレビアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドであり得る。例示的双方向テレビ番組ガイドシステムは、例えば、Kneeらによる、米国特許第5,589,892号、およびKnudsonらによる米国特許出願シリアル番号第09/357,941号(1999年7月16日出願)に記載され、これらの出願は、参考のため、本明細書中にその全体が援用される。クライアントサーバ番組ガイドシステムは、例えば、Ellisらによる米国特許出願シリアル番号第09/374,043号(1999年8月13日出願)に記載され、この出願は、参考のため、本明細書中にその全体が援用される。オンライン番組ガイドシステムは、例えば、Boyerらによる米国特許出願シリアル番号第08/938,028(1997年9月18日出願)に記載され、この出願は、参考のため、本明細書中にその全体が援用される。
【0013】
本発明の1実施形態による、例示的システム100が図1に示される。主設備120は、アプリケーションデータをアプリケーションデータソース160から通信リンク110を介して双方向アプリケーション機器130に提供する。複数のアプリケーションデータソースがあり得るが、図面が過度に複雑になることを避けるために一つのみが示される。所望ならば、アプリケーションデータソースは、局所的情報サービス150等の、主設備120から分離した設備に配置され得、それらのデータは、局所化および配信するために主設備120に提供され得る。アプリケーションデータソース160は、データを生成または取得するための(オペレータにより手動で、コンピュータネットワークまたは他の接続を介して、あるいは格納メディアを介して電子的に)、およびそのデータを主設備120によって配信するために電子形態にするための、任意の適切なコンピュータまたはコンピュータベースのシステムであり得る。リンク110は、衛星リンク、電話ネットワークリンク、ケーブルまたは光ファイバリンク、マイクロ波リンク、インターネットリンク、これらのリンクの組み合わせ、または任意の他の適切な通信リンクであり得る。所望ならば、ビデオ信号は、さらに、リンク110を介して伝送され得る。
【0014】
主設備120によって双方向アプリケーション機器130に配信されるアプリケーションデータは、任意の適切なアプリケーションデータを含み得る。アプリケーションデータは、ビデオオンデマンド情報、オーディオオンデマンド情報、補充内容、または任意の他のメディアオンデマンド関連情報を含み得る。いくつかの実施例において、アプリケーションデータは、テレビ番組データ(例えば、番組識別子、時間、チャンネル、タイトル、および解説)、およびテレビ番組リスト項目以外のサービスに関する他のデータ(例えば、ヘルプテキスト、ペーパービュー情報、気象情報、スポーツ情報、音楽チャンネル情報、関連するインターネットウェブリンク、関連するソフトフェア等)を含み得る。好適には、双方向アプリケーション機器130は、複数個または複数のインストレーションされるが、図面が過度に複雑になることを回避するために、図1には一つのみが示される。
【0015】
アプリケーションデータは、主設備120によって任意のアプローチを用いて、双方向アプリケーション機器130に伝送され得る。例えば、主設備120は、アプリケーションデータを、ファイルとして、またはストリームとして、周期的に、連続的に、または任意の他の周波数を用いて配信され得る。いくつかのアプローチにおいて、データファイルは、例えば、アドレス指定スキーマおよびプロトコルスタック(例えば、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)およびインターネットプロトコル(IP))に基づく適切なインターネットを用いて伝送されるオブジェクトとしてカプセル化され得る。このようなアプローチを用いて、データが主設備からテレビ配信設備に伝送されるシステムは、例えば、Gollahonらによる、米国特許出願シリアル番号第09/332,624号(1999年6月11日出願)に記載され、この出願は、参考のため、本明細書中にその全体が援用される。
【0016】
補充オンデマンドメディアは、任意の適切なスタンドアロン、分散型、またはクライアントサーバベースのアプリケーションによって実行され得る。例えば、双方向テレビ番組ガイドまたは他の適切なガイダンスアプリケーションといったスタンドアロン双方向テレビアプリケーションは、補充内容および補充オンデマンドメディアを受信し得る。このようなオンデマンドメディアの補充内容は、任意の適切な受動的または双方向テキスト、グラフィック、動画、ビデオオーディオ、あるいは、これらの適切な組み合わせであり、例えば、俳優のインタビュー、演劇の予告編、映画のベストテンシーン、音楽ビデオ、ウェブサイト、第3者アプリケーション、このオンデマンドメディアと関連するさらなる受動的または双方向情報、あるいは任意の他の適切な補充内容等である。
【0017】
いくつかの実施形態において、補充内容は、主設備120にて生成および伝送され、配信設備180(例えば、ケーブルシステムヘッドエンド)にて蓄積され得る。補充内容は、アプリケーションデータと同時に伝送され、ユーザテレビ機器200に格納され得る。あるいは、補充内容は、オンデマンドメディアと共に伝送され得る。配信設備180は、補充内容を、ファイルとして、またはストリームとして、周期的に、連続的に、または任意の他の周波数を用いて配信し得ることに留意されたい。
【0018】
いくつかの実施形態において、補充内容は、オンデマンドメディアと共に伝送され得る。補充内容は、配信設備180にて蓄積され、オンデマンドメディアと共に提供され得る。いくつかのアプローチにおいて、補充内容は、選択されたオンデマンドメディアが見られる前に、ユーザテレビ機器200にダウンロードされ得る。例えば、ユーザが、所定の時間(例えば、指示から2時間後)にてオンデマンドメディアセレクションを見ることを所望することを示す場合、対応する補充内容が、選択されたオンデマンドメディアが見られる前に伝送され得る。
【0019】
局所的情報サービス150は、特に、局所化された地域へのデータを取得し、そのデータを、通信リンク140を介して主設備120に提供するために適切な任意の設備であり得る。局所的情報サービス150は、例えば、気象データを測定する局所的気象台、局所的ハイスクールおよびカレッジのスポーツ情報を取得する局所的新聞、または任意の他の適切な情報プロバイダであり得る。局所的情報サーバ150は、例えば、局所的スキー速報、釣り条件、メニュー等を主設備120に提供するためのコンピュータを有する局所的企業であり得る。リンク140は、衛星リンク、電話ネットワークリンク、ケーブルまたは光ファイバリンク、マイクロ波リンク、インターネットリンク、このようなリンクの組み合わせ、または任意の他の適切な通信リンクであり得る。
【0020】
いくつかの実施形態において、局所的情報サービス150は、特に、局所化された地域に補充内容を提供するための任意の適切な設備であり得る。局所的情報サービス150は、補充内容を、配信設備180(例えば、ケーブルシステムヘッドエンド)にて蓄積するために、通信リンク140を介して主設備120に提供し得る。局所的情報サービス150は、例えば、選択されたオンデマンドメディアに関連する全国的および局所的広告を提供するために用いられ得る。
【0021】
双方向テレビアプリケーションは、双方向アプリケーション機器130上でインプリメントされ得る。双方向アプリケーション機器130の5つの例示的構成が図2A〜図2Eに示される。示されるように、双方向アプリケーション機器130は、配信設備180、配信設備180に配置される配信機器170、およびユーザテレビ機器200を含み得る。
【0022】
双方向テレビ番組または他のガイダンスアプリケーション、ウェブブラウザといった双方向テレビアプリケーション、あるいは他の適切な双方向テレビアプリケーションは、図2Aおよび2Cの構成を用いて、ユーザテレビ機器200上で全体的に動作し得るか、あるいは、図2Bおよび図2Dに示されるような、適切なクライアントサーバを用いてか、または分散型処理構成を用いて、ユーザテレビ機器200上で部分的に、および双方向アプリケーション機器130上で部分的に動作し得る。配信設備180は、任意の適切な配信設備(例えば、ケーブルシステムヘッドエンド、ブロードキャスト配信設備、または任意の他の適切なタイプの配信設備)であり得、および配信機器170を有し得る。
【0023】
図2A、図2B、図2Cおよび図2Dの配信機器170は、アプリケーションデータを、通信経路190を介してユーザテレビ機器200に提供するために適切である。図2Eにおいて、配信機器170は、番組ガイドデータといったアプリケーションデータを、例えば、適切なコンピュータネットワークまたはインターネットリンクを介してインターネットサービスシステム220に提供し得る。
【0024】
補充内容、または内容へのリンクは、例えば、同期メタデータ等の配信機器170によってユーザテレビ機器200に配信され得る。同期メタデータは、そのデータが関連付けられるメディアと同時に論理的に送信されるデータである。メタデータは、そのメディアと共に、またはそのメディアとは別個に、帯域内で、カルーセルベースのアプローチを用いて、クライアントサーバベースのアプローチを用いて、局所的にキャッシングを用いて、これらのアプローチの組み合わせを用いて、または任意の他の適切なアプローチを用いて、帯域外で供給され得る。同期メタデータは、メディアと同時に、またはそのメディアの前であるが、そのデータをこのメディアと関連付ける情報(例えば、識別子、リンクまたは任意の他の適切な情報)と共に供給され得る。これらのアプローチの一つ以上は、ユーザの家庭内機器が複数のチューナを備えることを必要とし得る。局所化されたキャッシングは、システムの応答時間を延長するために用いられ得る。
【0025】
メタデータは、他のタイプのデータを含み得る。メタデータは、例えば、ユーザの家庭内機器(または、その機器上で動作するクライアントアプリケーション)に、特定のアクションが実行されるべき(例えば、可視インジケータをオンデマンドメディア上にオーバーレイする)ことを示すというコマンドを含み得る。メタデータは、例えば、オンデマンドメディアのセグメントを示すディレクトリ、オンデマンドメディアに利用可能な補充内容または任意の他の適切な情報のディレクトリを含み得る。いくつかのアプローチにおいて、メタデータは、オンデマンドメディア内のマーカとして用いられ得る。例えば、補充内容は、複数のセグメント(例えば、俳優のインタビュー、予告編、映画のトップテンシーン、音楽ビデオ、または任意の他の適切なセグメント)を含み得る。セグメントは、実際の映画と同時に、または実際の映画とは別個に提供され得る。システムは、セグメントを示すというメニューを提供し、ユーザが、メタデータに基づくセグメントに直接的にジャンプすることを可能にし得る。
【0026】
配信機器170は、帯域内デジタル信号を用いて、帯域外デジタル信号を用いて、または任意の他の適切なデータ伝送技術によって、テレビチャンネルの垂直帰線消去間隔にて、テレビチャンネル側波帯にアプリケーションデータを配信するための、適切な伝送ハードウェアを備え得る。オンデマンドメディア(例えば、テレビ番組、オンデマンド映画、オンデマンド音楽等)のアナログまたはデジタル信号は、さらに、配信機器170によって、複数のテレビチャンネル上の通信経路190を介して、ユーザテレビ機器200に配信され得る。あるいは、オンデマンドメディアは、例えば、ケーブルシステムヘッドエンド等の特定の別の適切な配信設備、ブロードキャスト配信設備、衛星テレビ配信設備、または任意の他の適切なタイプのテレビ配信設備からユーザテレビ機器200に配信され得る。別の適切なアプローチにおいて、オンデマンドメディアは、家庭内サーバから配信され得る。さらに別の適切なアプローチにおいて、メディアは、ユーザが予め選択して記録されるべきメディアセグメントまたは番組であり得る。
【0027】
通信経路190は、アプリケーションデータを配信するために適切な任意の通信経路であり得る。通信経路190は、例えば、衛星リンク、電話ネットワークリンク、ケーブルまたは光ファイバリンク、マイクロ波リンク、インターネットリンク、データオーバーケーブルサービスインターフェース規格(DOCSIS)リンク、無線周波数リンク、これらのリンクの組み合わせ、または任意の他の適切な通信リンクを含み得る。通信経路190は、好適には、十分な帯域幅を有し、配信設備180または別の配信設備が、テレビ番組をユーザテレビ機器200に配信することを可能にする。通常、複数個のユーザテレビ機器200、および複数の、関連する通信経路190があるが、図面が過度に複雑になることを回避するために、一つのユーザテレビ機器200および通信経路190のみが図2A〜図2Dに示される。所望ならば、テレビ番組、アプリケーションデータ、補充内容、およびオンデマンドメディアは、別個の通信経路を介して提供され得る。
【0028】
図2Bは、クライアントサーバベースまたは分散型双方向アプリケーションシステムにおける双方向アプリケーション機器130の例示的構成を示す。図2Bに示されるように、配信機器170は、サーバ210を含み得る。サーバ210は、ハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組み合わせを用いて、クライアントサーバベースのアプリケーションを提供し得る。サーバ210は、例えば、適切なデータベースエンジン(例えば、マイクロソフトのSQLサーバ)を動作させ、ユーザテレビ機器200上でインプリメントされるアプリケーションクライアントによって生成されるクエリに応答して、アプリケーションデータおよび補充内容を提供し得る。所望ならば、サーバ210は、主設備120、あるいはケーブルシステムヘッドエンド、ブロードキャスト配信設備、衛星テレビ配信設備、または任意の他の適切なタイプのテレビ配信設備等の他の位置に配置され得る。
【0029】
アプリケーションクライアントは、任意のクライアントサーバベースのアプローチを用いて、サーバ210からアプリケーションデータおよび補充内容を取り出し得る。そのクライアントは、例えば、SQLリクエストを、メッセージとしてサーバ210に渡し得る。別の適切なアプローチにおいて、アプリケーションクライアントは、リモートプロシージャを呼出し得る。このリモートプロシージャは、一つ以上のリモートプロシージャコールを用いて、サーバ210上に常駐するリモートプロシージャを呼出し得る。サーバ210は、そのような呼出されたリモートプロシージャのためにSQLステートメントを実行し得る。さらに別の適切なアプローチにおいて、アプリケーションによって実行されるクライアントオブジェクトは、サーバ210によって実行されるサーバオブジェクトと、例えば、オブジェクトリクエストブローカ(ORB)を用いて通信し得る。これは、例えば、マイクロソフトのDistributed Component Object Model(DCOM)アプローチを用いる工程を呼出し得る。別の適切なアプローチにおいて、アプリケーションクライアントは、さらに、サーバ205から、通信経路190を介して補充内容を取り出し得る。
【0030】
所望ならば、アプリケーションクライアントは、任意の適切なネットワークおよびトランスポートレイヤプロトコルを用いて、通信経路190を介してサーバ210と通信し得る。これらは、例えば、プロトコルスタックを用いて通信し得る。このプロトコルスタックは、Sequenced Packet Exchange/Internetwork Packet Exchange(SPX/IPX)レイヤ、Transmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)レイヤ、Appletalk Transaction Protocol/Datagram
Delivery Protocol(ATP/DDP)レイヤ、DOCSISまたは任意の他の適切なネットワークおよびトランスポートレイヤプロトコルを含む。
【0031】
図2Cおよび図2Dは、インターネットベースの双方向テレビアプリケーションシステムを示す。配信ファリシティ180は、例えば、インターネットサービスシステム220を含む。インターネットサービスシステム220は、インターネットベースのアプローチ(例えば、HyperText Tranfer Protocol(HTTP))を用いて、アプリケーションデータをアプリケーションに提供することができるハードウェアおよびソフトウェアの任意の適切な組み合わせを用い得る。所望ならば、インターネットサービスシステム220は、配信設備180とは別個のファリシティにて配置され得る。
【0032】
図2Cに示されるように、アプリケーションが双方向アプリケーション機器130のユーザテレビ機器200上でインプリメントされる場合、インターネットサービスシステム220(または、インターネットサービスシステム220に接続された配信設備180における他の適切な機器)は、任意の適切なインターネットベースのアプローチを用いてアプリケーションデータおよび補充内容を、インターネットを介してか、または配信機器170を介して、ユーザテレビ機器200に提供し得る(例えば、HyperText Tranfer Protocol(HTTP)を用いて、Transmisson Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)タイプのリンクを介して)。双方向アプリケーション機器130上でインプリメントされる双方向テレビアプリケーションが、図2Dに示されるように、クライアントサーバベースアプリケーションである場合、サーバ210は、アプリケーションデータおよび補充内容をインターネットサービスシステム220から取得し得る。しかしながら、このアプリケーションは、アプリケーションデータを、さらに、インターネット接続を介して、インターネットサービスシステム220から取得し得る。
【0033】
別の適切な構成において、配信機器170は、双方向テレビアプリケーションの第1の部分またはバージョンがインプリメントされる、コンピュータ機器または他の適切なハードウェアを含み得る。アプリケーションの第2の部分またはバージョンは、ユーザテレビ機器200上でインプリメントされ得る。双方向テレビアプリケーションの第2のバージョンまたは部分は、任意の適切なピアツーピア通信スキーマ(例えば、メッセージング、リモートプロシージャコール等)を用いて通信し、配信設備180とユーザテレビ機器200との間の双方向アプリケーション機能を分散的(distributively)に実行し得る。
【0034】
オンライン番組ガイド等のオンラインアプリケーションが双方向アプリケーション機器130上でインプリメントされる、別の適切な構成は、図2Eに示される。オンライン番組ガイドシステムは、例えば、Boyerらによる米国特許出願シリアル番号08/938,028号(1997年9月18日出願)に記載され、本出願は、参考のため、本明細書中にその全体が援用される。ユーザは、ウェブ可能な(web−enabled)アプリケーションクライアントまたはウェブブラウザがインプリメントされるパーソナルコンピュータ(PC)240を有し得る。パーソナルコンピュータ240は、インターネットリンク230を介してインターネットサービスシステム220に接続され得る。インターネットサービスシステム220は、オンラインサーバアプリケーションまたはウェブサイトを提供することができるコンピュータハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組み合わせを用い得る。インターネットサービスシステム220は、配信設備180からアプリケーションデータを取得することが示される。他の適切なアプローチにおいて、インターネットサービスシステム220は、例えば、主設備120、局所的情報サービス150または任意の他の適切なアプリケーションデータのソース等の他のシステムから情報を取得し得る。
【0035】
図2A〜2Eの例において、オンデマンドメディアは、メディアサーバ205、サーバ210等のリモートサーバを用いて、または任意の他の適切なビデオオンデマンド機器を用いて提供され得る。メディアサーバ205、サーバ210等のサーバ、または他のビデオオンデマンド機器は、配信設備または任意の他の適切な位置と関連するネットワークノードにて配置され得る。別個に示されているが、サーバ205およびサーバ210は、さらに、単一のサーバとして組み合わせられ得る。メディアサーバ205は、通信経路190を介して配信設備と通信し得る。配信設備は、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星テレビ配信設備、テレビブロードキャスト設備、またはビデオオンデマンド内容、テレビおよび音楽プログラミングをユーザに配信するための任意の他の適切な設備であり得る。
【0036】
補充内容は、図2A〜図2Eに示される所与のアプローチによれば、ユーザテレビ機器200にオンデマンドメディアが提供され得る。一つの適切なアプローチにおいて、補充内容は、主設備120にて生成され得る。主設備120は、配信設備180にて格納されるべき補充内容を伝送し得る。配信設備180は、補充内容を、通信リンク190を介してユーザテレビ機器200に配信し得る。別の適切なアプローチにおいて、補充内容は、主設備160によって作成され得る。主設備160は、その補充内容をユーザテレビ機器200に配信し得る。さらに別のアプローチにおいて、メタデータがオンデマンドメディア内に組み込まれる場合、補充内容は、メディアサーバ205から取り出され得る。
【0037】
ユーザテレビ機器200に関する例示的構成が図3に示される。いくつかの実施形態において、図3のユーザテレビ機器200は、番組配信設備または特定の他の適切な配信設備等の配信設備180(図2a)からのビデオまたはデジタルビデオストリームおよびデータを入力250にて受信し得る。いくつかの実施形態において、ユーザテレビ機器200は、ビデオまたはデジタルビデオストリームおよびデータを、主設備160から直接的に受信し得る。通常のテレビ視聴の間、ユーザは、セットトップボックス260を所望のテレビチャンネルに同調する。そのテレビチャンネル用の信号は、その後、ビデオ出力270にて提供される。出力270にて提供されたその信号は、通常、所定のチャンネル(例えば、3チャンネルまたは4チャンネル)上の無線周波数(RF)信号か、またはアナログ変調ビデオ信号であるが、適切なデジタルバス(例えば、Institute of
Electrical and Electronics Engineers(IEEE)1394規格を用いるバス(図示せず))上のテレビ280に提供されるデジタル信号でも有り得る。出力270におけるビデオ信号は、選択的な第2の格納デバイス290によって受信される。
【0038】
双方向テレビアプリケーションは、セットトップボックス260上、テレビ280(テレビ280が適切な処理回路およびメモリを有する場合)上、テレビ280に接続された適切なアナログまたはデジタル受信器上、またはデジタル格納デバイス300(デジタル格納デバイス300が適切な処理回路およびメモリを有する場合)上で動作し得る。双方向テレビアプリケーションは、さらに、これらのデバイスの適切な組み合わせにて協調して動作し得る。協調的な双方向テレビ番組ガイドアプリケーションが複数のデバイス上で動作する、双方向テレビアプリケーションシステムは、例えば、Ellisによる米国特許出願シリアル番号第09/186,598号(1998年11月5日出願)に記載され、本出願は、参考のため、本明細書中にその全体が援用される。
【0039】
二次格納デバイス290は、任意のタイプのアナログまたはデジタル番組格納デバイスまたはプレーヤ(例えば、ビデオカセットレコーダ(VCR)パーソナルビデオレコーダ(PVR)、デジタル多用途ディスク(DVD)プレーヤ等)であり得る。番組の記録および他の機能は、制御経路310を用いてセットトップボックス260によって制御され得る。二次の格納デバイス290がビデオカセットレコーダまたはパーソナルビデオレコーダである場合、例えば、通常の制御経路310は、通常、遠隔制御320といった遠隔制御からコマンドを受け取るレコーダ内の赤外線受信器に接続される赤外線送信器の使用を含み得る。遠隔制御320は、セットトップボックス260、第2の格納デバイス290およびテレビ280を制御するために用いられ得る。
【0040】
いくつかの実施形態において、オンデマンドメディアは、デジタル格納デバイス300上に格納され得る。配信機器170は、デジタル格納デバイス300上に格納されるべきオンデマンドメディアを流し得る。
【0041】
所望ならば、ユーザは、番組、アプリケーションデータ、またはこれらの組み合わせを選択的デジタル格納デバイス300にデジタル形式で記録し得る。デジタル格納デバイス300は、書き込み可能な光学式格納デバイス(例えば、記録可能なDVDディスクを扱うことができるDVDプレーヤ)、磁気格納デバイス(例えば、ディスクドライブまたはデジタルテープ)、または任意の他のデジタル格納ディスクであり得る。デジタル格納デバイスを有する双方向テレビ番組ガイドシステムは、例えば、Hassellらによる米国特許出願シリアル番号第09/157,256号(1998年9月17日出願)に記載され、本出願は、参考のため、本明細書中にその全体が援用される。
【0042】
デジタル格納デバイス300は、セットトップボックス260に含まれ得るか、またはこのデバイスは、出力ポートおよび適切なインターフェースを介してセットトップボックス260に接続される外部デバイスであり得る。必要ならば、セットトップボックス260内の処理回路は、受信されたビデオ、オーディオおよびデータ信号をデジタルファイルフォーマット化する。好適には、ファイルフォーマットは、Moving Picture Experts Group(MPEG)MPEG−2規格またはMoving Joint Photographic Experts Group(MJPEG)規格等のオープンファイルフォーマットである。生成されたデータは、適切なバス(例えば、Institute Electrical and Electronics Engineers(IEEE)1394規格を用いるバス)を介してデジタル格納デバイス300に流され、デジタル格納デバイス300上に格納される。別の適切なアプローチにおいて、MPEG−2データストリームまたは一連のファイルは、配信機器170から受信および格納され得る。
【0043】
テレビ280は、通信経路330を介して二次格納デバイス290からビデオ信号を受信する。通信経路330上のビデオ信号は、予め記録された格納媒体(例えば、ビデオカセットまたは記録可能なデジタルビデオディスク)を再生する場合、二次格納デバイス290によって、または予め記録されたデジタル媒体を再生する場合、デジタル格納デバイス300によって生成され得、セットトップボックス260から転送し得、ユーザテレビ機器200に二次格納デバイス290が含まれない場合、セットトップボックス260からテレビ280に直接的に提供され得、またはテレビ280によって直接的に受信され得る。通常のテレビ視聴の間、テレビ280に提供されたビデオ信号は、ユーザがセットトップボックス260と同調した所望のチャンネルと対応する。ビデオ信号は、さらに、デジタル格納デバイス300上に格納された情報を再生するためにセットトップボックス260が用いられる場合、セットトップボックス260によってテレビ280に提供され得る。
【0044】
セットトップボックス260は、メモリ340を有し得る。メモリ340は、任意のメモリ、またはランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、これらのドライブの組み合わせ等の他の格納デバイスであり得、双方向アプリケーションによって使用するためのアプリケーションインストラクションおよびアプリケーションデータを格納するために適切である。
【0045】
セットトップボックス260は、配信機器170、サーバ210またはインターネットサービスシステム220と通信経路190を介して直接的に通信するための通信デバイス350を有し得る。通信デバイス350は、モデム(例えば、任意の適切なアナログまたはデジタル規格、セルラーまたはケーブルモデム)、ネットワークインターフェースカード(例えば、イーサネット(R)カード、トークンリングカード等)、または他の適切な通信デバイスであり得る。通信デバイス350は、さらに、例えば、図2Cおよび図2Dに示される構成におけるインターネット接続を有するパーソナルコンピュータであり得る。テレビ280は、所望ならば、そのような適切な通信デバイスをさらに有し得る。代替的アプローチにおいて、ユーザテレビ機器200は、適切なリターン経路を用いて、配信機器170を介してインターネットサービスシステム220と通信し得る。
【0046】
アプリケーションデータは、そのアプリケーションによって用いられるようにセットトップボックス内に格納され得る。例えば、2週間分のテレビ番組リスト項目データがアプリケーションによって格納され得る。すべての、または部分的アプリケーションデータは、オンデマンドあるいは連続的または周期的データストリームにて、あるいは任意の他の適切なアプローチを用いて提供され得る。アプリケーションデータは、番組に対して共有の識別子を含み得る。この識別子は、再生または記録されると、どの番組が再生または記録されているかをシステムプロバイダに示すために、アプリケーションによって用いられ得る。このアプリケーションデータは、広告、番組内のシーン、または任意の他のメディア、またはメディアの部分に関する識別子を含み、フィードバックの粒度を最大化することを試み得る。システムプロバイダは、番組ガイドプロバイダ、テレビサービスプロバイダ、インターネットサービスプロバイダ、アプリケーションプロバイダ、ケーブルシステムプロバイダ、ブロードキャストまたは衛星テレビオペレータ等であり得る。
【0047】
補充内容は、さらに、アプリケーションによって使用されるようにセットトップボックス内に格納され得る。例えば、入来するオンデマンドメディアセレクションに関する補充内容は、アプリケーションによって格納され得る。
すべてのまたは部分的な補充内容は、オンデマンドまたは連続的または周期的データストリームにて、あるいは任意の他の適切なアプローチを用いて提供され得る。選択されたオンデマンドメディアは、メタデータを含み得る。このメタデータは、オンデマンドメディアおよびこのオンデマンドメディアのマーカに利用可能な補充内容のディレクトリを含み得る。このようなマーカは、再生されると、どの補充内容が予めキャッシュされるべきかをシステムプロバイダに示すために、アプリケーションによって用いられ得る。プリキャッシング補充内容は、フィードバックの粒度を最大化することを試み得る。
【0048】
図3のユーザテレビ設備200のより一般化された実施形態が図4に示される。図4に示すように、配信設備180(図2a)からのアプリケーションデータが、ユーザテレビ設備200の制御回路360によって受信される。図2aおよび図2bのセットトップボックス構成を用いて制御回路360の機能が提供され得る。あるいは、これらの機能は高度なテレビ受信機、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、または任意の他の適切な配置に統合され得る。所望である場合、このような構成の組み合わせが使用され得る。
【0049】
ユーザテレビ設備200はまた、メディアを記録するための二次格納デバイス370およびデジタル格納デバイス380を有し得る。二次格納デバイス370は、アナログまたはデジタル番組格納デバイス(例えば、ビデオカセットレコーダ(VCR)、パーソナルビデオレコーダ(PVR)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)等)の任意の適切なタイプであり得る。プログラム記録および他の特徴は、制御回路360によって制御され得る。デジタル格納デバイス380は、例えば、書き込み可能な光格納デバイス(記録可能なDVDディスクを処理することが可能なDVDプレーヤ等)、磁気格納デバイス(ディスクドライブまたはデジタルテープ等)、または任意の他のデジタル格納デバイスであり得る。
【0050】
ユーザテレビ設備200はまた、メモリ390を有し得る。メモリ390はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、このようなデバイスの組み合わせ等、任意のメモリまたは他の格納デバイスであり得る。メモリ390は、制御回路360による使用のためのアプリケーション命令およびアプリケーションデータを格納するために適する。
【0051】
図4のユーザテレビ設備200はまた、通信パス190を介して、アプリケーションと、配信設備170、サーバ210、またはインターネットサービスシステム220との間の通信を支援するための通信デバイス400を有し得る。通信デバイス400は、モデム(例えば、任意の適切なアナログまたはデジタル規格、セルラー、またはケーブルモデム)、ネットワークインターフェイスカード(例えば、イーサネット(R)カード、トークンリングカード等)、または他の適切な通信デバイスであり得る。
【0052】
ユーザは、ユーザ入力デバイス410を用いてユーザテレビ設備200の動作を制御し得る。ユーザ入力デバイス410は、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモートコントロール、キーボード、タッチパッド、音声認識システム、または任意の他の適切なユーザ入力デバイスであり得る。テレビを視聴するためには、ユーザは、制御回路360に表示デバイス420上で所望のテレビチャンネルを表示するように命令する。表示デバイス420は、任意の適切なテレビ、モニタ、または他の適切な表示デバイスであり得る。アプリケーションの機能にアクセスするためには、ユーザは、双方向アプリケーション設備130上で実現されたアプリケーションを表示デバイス420上で表示させるためにメインメニューまたは他の所望のディスプレイを生成するように命令し得る。音声にアクセスするためには、ユーザは、制御回路360に、オーディオデバイス425上のオーディオメディアを提供するように命令し得る。オーディオデバイス425は、表示デバイス420の一部であってもよいし、分離していてもよい。
【0053】
双方向テレビアプリケーションは、オンデマンド(例えば、ビデオオンデマンド、パーソナルビデオレコーダ等)で利用可能である情報およびメディアへのアクセスを提供し得、任意の適切な受動的な内容または双方向的な内容を用いてオンデマンドメディア等を補充し得る。オンデマンドメディアは、ユーザがケーブルまたは他の適切なパスを介してユーザの家庭用設備に対してアクセス(例えば、即時再生または将来の再生)または配信するためにリクエストし得るメディアである。オンデマンドメディアは、例えば、オーディオ選択、映像選択、電子刊行物、電子ゲーム、ソフトウエアアプリケーション、第三者アプリケーション、または他のタイプのメディアを含み得る。
【0054】
図5〜20は、オンデマンドメディアおよび関連する補充内容へのアクセスをユーザに提供するための例示的な表示を示す。図示の目的のために、図5〜図20の例が、双方向ガイダンスアプリケーション(より詳細にはビデオオンデマンド情報を提供する双方向テレビ番組ガイドシステム)の観点から主に説明される。他の実施形態では、双方向ガイダンスアプリケーションは、オーディオガイダンスアプリケーション、ビデオオンデマンドガイドアプリケーション、または任意の他の適切なガイダンスアプリケーションであり得る。
【0055】
例示的な双方向テレビアプリケーションのメインメニューディスプレイ450が図5に示される。ディスプレイ450および番組ガイドディスプレイは、一般的には、メールアイコン502、時計504、プロバイダロゴ506、1以上の双方向広告508、および任意の他の適切なディスプレイ要素を含み得る。これらの表示は、例えば、他のグラフィックス、アニメーション、選択可能な広告、映像ウインドウ、または任意の適切な内容を含み得る。
【0056】
ディスプレイ450は、広告508のような選択可能な広告を含み得る。ディスプレイ450は、視聴者サービスオプション452を含み得る。適切な視聴者サービスオプション452は、例えば、パーソナルビデオレコーダの機能または情報にアクセスするオプション、メッセージ(電子メールメッセージまたはテレビシステムサービスプロバイダから提供されたメッセージのいずれか)にアクセスするためのオプション、親制御設定(例えば防御されたチャンネルまたは格付け等)を調節するためのオプション、お気に入り(例えば、お気に入りのチャンネル等)を設定するオプション、双方向アプリケーションまたはユーザ設備を設定するためのオプション、およびメニュー表示450を終了するためのオプションを含む。
【0057】
ディスプレイ450は、さらに番組リストオプション454を含み得る。オプション454は、時間ごとに編成されるか、チャンネルによって編成されるか、またはジャンル(例えば、スポーツ、子供向け等)によって編成される番組リストを視聴するためのオプションを含み得る。さらにオプション454は、関心のある番組に対して検索する(例えば、キーワードを使用して、タイトル検索に基づいて、俳優の検索に基づいて等)オプションを含み得る。
【0058】
ケーブルショーケースオプション456は、ビデオオンデマンド番組リスト、ペーパービュー番組リスト、ペーパービューイベントリスト、プレミアムチャンネルリスト、音楽チャンネルリスト、またはアダルト番組リストにアクセスするように選択され得る。
【0059】
ユーザは、例えば、リモートコントロール320(図3)を用いてオプション452、454、および456の上部のポジショニング強調表示領域458によって所望されたオプションを選択し得る。ユーザは、例えば、selectキーまたはenterキーまたはOKキーを押すことによって、強調されたオプションを選択し得る。
【0060】
図5の「VOD」オプションをユーザが選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、図6のディスプレイ500等の表示をユーザに提示し得る。ユーザが双方向テレビアプリケーションディスプレイからの双方向広告508を選択する場合、双方向テレビアプリケーションは、さらなる情報、番組または商品をオーダーする機会、リマインダを設定する機会、または広告表示されたオンデマンドメディアに関連付けられた任意の他の適切な機能をユーザに提供し得る。
【0061】
さらに、ディスプレイ500は、ユーザが、異なるジャンル(例えば、家族向け、アクション、ドラマ、コメディ、子供向け、スリラー、クラシック等)によって編成されたビデオオンデマンド番組リストを視聴することを可能にする種々のオプションを含み得る。ユーザがこれらのオプションの内の1つを選択する場合、双方向テレビアプリケーションは、全ての表示された番組リストが選択されたオプションに関連付けられたジャンルのビデオオンデマンド番組リストである表示をユーザに提供し得る。オンデマンドメディアに対するこれらの選択は、単に例示的であるに過ぎない。他の実施形態では、ディスプレイ500は、例えば、オーディオオンデマンドメディア、電子刊行物、電子ゲーム、ソフトウエアアプリケーション、または任意の他の適切なオンデマンドメディアを含み得る。
【0062】
図6のディスプレイ500は、例示的なビデオオンデマンドオプション510を示す。このようなオプション510は、ユーザが異なるジャンル(例えば、家族向け、アクション、ドラマ、コメディ、子供向け、スリラー、クラシック等)によって編成されたビデオオンデマンド番組リストを視聴することを可能にする種々のオプションを含み得る。ユーザがこれらのオプション510の内の1つを選択する場合、双方向テレビアプリケーションは、全ての表示された番組リストが選択されたオプションに関連付けられたジャンルにおけるビデオオンデマンド番組リストである表示をユーザに提供し得る。
【0063】
例えば、ユーザが映画A−Zオプション512を選択することに応答して、双方向アプリケーションは、図7の例示的なリストディスプレイ700等のリストディスプレイを提供し得る。ディスプレイ700は、双方向テレビアプリケーションが表示され得るアルファベット順に並べられたビデオオンデマンド映画のリスト702の一部を示す。ユーザは、例えば、リモートコントロール320(図3に示される)の矢印キーを押し、このリモートコントロールの「OK」キーを押すことによってリストを選択して、強調表示領域704を位置付け得る。リストインジケータ706は、ユーザがアルファベットの選択されたサブセットにおいて利用可能なビデオオンデマンド映画を視聴することを可能にし得る。矢印インジケータ708は、ユーザがビデオオンデマンド映画のアルファベット順に並べられたリストを介して進めることを可能にし得る。
【0064】
いくつかの実施形態では、双方向テレビアプリケーションは、単一の表示でオンデマンドメディアおよび非オンデマンドメディアのためのリストを提供し得る(例えば図8の例示的な結合されたリストディスプレイ750)。ディスプレイ750は、非オンデマンドメディアについてのリスト754およびオンデマンドメディアについてのリスト756を有する番組リスト領域752を含む。1以上のリスト754は、ユーザに特定の時間に示す特定のチャンネルの番組についての情報を提供し得る。リスト754は、チャンネル98〜チャンネル102の8:00PMに示す番組名を含む。リスト756は、番組名、各番組のコスト、および他の適切な情報を含み得る。リスト754およびリスト756は、番組の説明、格付け、任意の他の適切な情報等の他のメディア関連情報を含み得る。単にこれらのリストは例示的に過ぎない。任意の他の適切なアプローチがさらに使用され得る。
【0065】
図9は、ユーザがオンデマンドにアクセスまたはこれをダウンロードを望むことを示す(例えば、図7または図8のいずれかからの映画リストを選択する)ことに応答して双方向テレビアプリケーションによって提供され得る例示的なオーダーディスプレイ800を示す。この例では、ユーザは、「Meet the Parents」を選択している。ディスプレイ800は、選択されたビデオオンデマンドメディアをオーダーすることに関連するユーザに1以上のオプションを提示し得る。例えば、ディスプレイ800は、映画選択のタイトルおよびこの選択の説明を含み得る。説明領域804は、この選択の詳細な説明、俳優の情報、放送時間、封切り年、この選択の格付け、および任意の他の適切な情報を含み得る。示されたように、さらにディスプレイ800は、メールアイコン502、現在の時間504、プロバイダロゴ506、および1以上の双方向広告508を含み得る。
【0066】
さらに、ディスプレイ800は、オーダー情報806、PIN入力領域808、および「最終」ボタン810を含み得る。オーダー情報806は、この選択を購入するコストを含み得る。ユーザがオンデマンドメディアを購入することを望む場合、ディスプレイ800は、ユーザが購入コードまたは個人識別情報番号(PIN)をPIN入力領域808に入力することを可能にし得る。ユーザは、このリモートコントロールを用いてこのコードまたはこの番号を入力し得る。ユーザが「最終」ボタン810を選択する場合、ユーザは、図7のディスプレイ700のように以前のディスプレイに戻り得る。
【0067】
有効な購入コードまたはPINが双方向テレビアプリケーションによって受信される場合、双方向テレビアプリケーションは、選択されたオンデマンドメディアのユーザへの配信を認定し得る。この選択されたメディアは、主設備120(図1)または任意の適切なユーザテレビ設備への配信ソースによって配信され得る。
【0068】
いくつかの実施形態では、図6のディスプレイ500はまた、「セットアップ」オプション514を含み得る。ユーザが「セットアップ」オプション514を選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、セットアップオプション(例えば、本例ではビデオオンデマンドメディア)を提供し得る。例示的ビデオオンデマンドセットアップディスプレイ600が図10に示される。ディスプレイ600は、オンデマンドメディア(例えばオンデマンドビデオ)に関連する1以上の機能(例えば、「ポップアップ特集」オプション602、「補充内容を提供する」オプション604、「メディアオプションの上に重ね合わせる」オプション606、「メディアなし」オプション608、「全画面」オプション610、および「レターボックス(ワイドスクリーン)」オプション612)を含み得る。この例では、ディスプレイ600は、複数のオプションに隣接するチェックボックス614〜624を含む。しかし、任意の他の適切なユーザインターフェイスが使用され得る。例えば、音声ボタン、キャラクタフィールド、またはオンスクリーンボタンが使用され得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、各オプションに隣接するチェックボックス614〜624の内の1つにチェックマークを付けることによってユーザの選択を示し得る。例えば、リモートコントロールを用いてチェックボックスの内の1つを強調表示させ、「OK」キーを押すことによってチェックボックス614〜624にチェックマークを付け得る。双方向テレビアプリケーションは、チェックボックスにおいてチェックマークを表示することによってこの選択を示し得る。
【0069】
「ポップアップ特集」オプション602が選択される場合、双方向テレビアプリケーションは、ユーザによってメディアが視聴されている間、オンデマンドメディアを全体的にまたは部分的に覆い隠してウインドウに補充内容を提供し得る。あるいは、このウインドウは、覆い隠されないように再サイズ調整され得る。
【0070】
「補充内容を提供する」オプション604が選択された場合、双方向テレビアプリケーションは、適切な受動内容または双方向的な内容をビデオオンデマンドメディアに補充し得る。例えば、ビデオオンデマンドメディアに、テキスト、グラフィックス、ビデオ、オーディオ、アニメーション、ソフトウエアアプリケーション、または任意の他の適切なタイプの受動内容または双方向的な内容を提供し得る。この補充内容は、リクエストされたビデオオンデマンドメディアと共に同時にまたは非同時に表示され得る。「メディアに重ね合わせる」オプション606が選択された場合、双方向テレビアプリケーションは、オンデマンドメディアに補充内容を重ね合わせ得る。「メディアなし」オプション606が選択される場合、双方向テレビアプリケーションは、オンデマンドビデオウインドウの外側の補充内容を表示し得る。例えば、補充内容は、ビデオオンデマンドメディアがレターボックス(ワイドスクリーン)フォーマットに表示される場合に現れる黒いスペースに表示され得る。あるいは、このウインドウは、覆い隠されないように再サイズ調整され得る。
【0071】
「全スクリーン」オプション610および「レターボックス(ワイドスクリーン)」オプション612が選択される場合、双方向テレビアプリケーションは全スクリーンおよびレターボックスファーマットそれぞれのオンデマンドメディアを表示し得る。
【0072】
いくつかの実施形態では、ディスプレイ600において示されたようなビデオオンデマンドセットアップオプション602〜612は、メインメニュー表示450(図5)において示されたような視聴者サービスオプション452と共に含まれ得る。例えば、ユーザは、ディスプレイ600の「セットアップ」ボタンを選択し得る。ユーザが「セットアップ」ボタンを選択することに応答して、ユーザは、図10のディスプレイ600において示されたのと同様のオプションが提供され得る。
【0073】
再生中では、双方向アプリケーションは、オンデマンドメディアについての補充内容を提供し得る。例えば、図12〜図19に示されたように、双方向ガイダンスアプリケーションは、補充内容をオンデマンドメディアに重ね合わせ得る。図11では、ディスプレイ900は、選択されたオンデマンドメディアをレターボックスフォーマットで示す。レターボックスファオーマットは、黒くされた領域902および904を含み得る。黒くされた領域902および904は、ボタン906〜914を含み得る。ユーザがボタン906〜914を選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、ユーザにオンデマンドデータに関連付けられた補充内容を提示し得る。領域902および904は、さらに双方向広告916、ロゴ、メール、現在の時間、または任意の他の適切な情報を含み得る。
【0074】
双方向テレビアプリケーションはまた、ディスプレイ900の一部として双方向広告916を表示し得る。所望する場合、広告916は、受動的であり得る。さらにディスプレイ900はステータスバー918が設けられている。ステースバー918は、例えば、プロバイダロゴ、選択されたオンデマンドメディアのタイトル、メディアの残り時間、または任意の他の適切な情報を含み得る。
【0075】
いくつかの実施形態では、双方向テレビアプリケーションは、非レターボックス表示(図示せず)が設けられ得る。このような表示は、ビデオまたはこの表示に重ね合わされるアプリケーションウインドウを含み得る。これらの実施形態では、双方向広告、ステータスバー、補充内容、または任意の他の適切な内容が、ビデオまたはアプリケーションウインドウに重ね合わされ得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、ユーザによって選択されたオンデマンドメディアに基づいて補充内容を自動的に提供し得る。補充内容は、オンデマンドメディアを表示するウインドウに重ね合わされ得る。あるいは、オンデマンドメディアを表示するウインドウは、この広告ステータスバー、補充内容、または任意の他の適切な内容がオンデマンドメディアを覆い隠さないようにサイズ調整され得る。
【0076】
オンスクリーンインターフェイス要素(例えば、ボタン906〜914)は、ユーザに補充内容へのアクセスを提供し得る。例えば、アイコンまたは任意の他の適切なテキストまたはグラフィック等のビジュアルインジケータは、この画面上に現れ得る。このビジュアルインジケータは、ユーザに利用可能な双方向性を提示し得る。ユーザがビジュアルインジケータを選択することに応答して、補充内容が提供され得る。しかし、いくつかの実施形態では、双方向テレビアプリケーションは自動的に補充内容を提供し得る。この双方向テレビアプリケーションは、例えば、ユーザ定義の設定(例えばディスプレイのセットアップ)、ユーザによって選択されたオンデマンドメディア、ユーザのお気に入り、または任意の他の適切な情報に基づいた補充内容を提供し得る。
【0077】
図11の例では、ディスプレイ900は、「俳優インタビュー」ボタン906、「配役情報」ボタン908、”「Meet the Parents」の雑学の再生”ボタン910、「音楽ビデオ」ボタン912、および「リンク」ボタン914を含む。
【0078】
「俳優インタビュー」ボタン906は、ユーザが現在視聴しているオンデマンドメディアの中で特集されている俳優についての俳優のインタビューにユーザがアクセスすることを可能にし得る。ユーザがボタン906を選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、図12に示されるように、ユーザに例示的なディスプレイ1000を提示し得る。ディスプレイ1000は、ビデオまたはアプリケーションに重ね合わされたポップアップウインドウ1002を提供し得る。ポップアップウインドウ1002は、任意の適切なビデオまたはアプリケーションウインドウであり得る。他のアプローチでは、ポップアップウインドウ1002における補充内容は、領域902、領域904、または任意の適切な位置に表示され得る。ポップアップウインドウ1002は、選択されたオンデマンドメディアによって同時にまたは非同時に表示され得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、ユーザが選択されたオンデマンドメディアを視聴することを終了した場合、ポップアップウインドウの補充内容を提供し得る。
【0079】
いくつかの実施形態では、ポップアップウインドウ1002は、ユーザ選択に基づいてアクティブ化され得る。ユーザがリモートコントロールを有するボタン906を選択することに応答して、例えば、ポップアップウインドウ1002がアクティブになり、ユーザに俳優のインタビューを提供し得る。図12の例では、ユーザは、Ben Stillerの俳優インタビューを視聴することを選択している。双方向テレビアプリケーションは、例えばユーザがボタン906を選択することに応答して、ポップアップウインドウ1002を除去し得る。別のアプローチでは、ポップアップウインドウ1002は、俳優のインタビューの終了後に自動的に消え得る。
【0080】
いくつかの実施形態では、ポップアップウインドウ1002に示された俳優のインタビューは、ユーザが現在視聴している俳優に対応し得る。例えば、特定の場面において、Ben Stillerは台詞を有し得る。ユーザがボタン906を選択することに応答して、俳優は、ポップアップウインドウ1002に示された俳優のインタビューがBen Stillerとのインタビューであり得る。この例では、双方向テレビアプリケーションは、それが補充内容をオンデマンドメディアの現在の部分に関連付けるようにセンシティブなコンテクストである。
【0081】
別の実施形態では、双方向テレビアプリケーションは、ポップアップウインドウなしで補充内容を提供し得る。例えば、図13に示されるように、ポップアップウインドウ1002に代替的に示された俳優のインタビューは、かわりにオンデマンドメディアに置換し得る。俳優のインタビューが提供された場合に双方向テレビアプリケーションはオンデマンドメディアを停止させて、俳優のインタビューが終了した場合にユーザがオンデマンドメディアを見続けることを可能にする。他の実施形態では、双方向テレビアプリケーションは、領域902および904において俳優のインタビューまたは他の補充内容を提供し得る。
【0082】
例示的な補充内容の別のタイプは俳優情報である。例えば、ユーザが図14の「配役情報」ボタン908を選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、俳優情報に関する補充内容を提供し得る。いくつかの実施形態では、双方向テレビアプリケーションは、ポップアップウインドウ1102の補充内容を提供し得る。この補充内容はコンテクストに敏感であり得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、ユーザが現在視聴している各俳優に関連する情報を提供し得る。この例では、2人のキャラクタ(Ben
StillerおよびTeri Polo)が、特定の場面で示される場合、ポップアップウインドウ1102は、キャラクタまたは俳優の名前を提供し得る。例えば、Ben
Stillerが場面に入る場合、ポップアップウインドウは、ユーザが現在視聴している俳優がBen Stillerであることを示すようになり得る。しかし、任意の他の適切な情報はまた、ポップアップウインドウ1102に含まれ得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、他の俳優の情報と共に、図12および図13に示されたインタビュー等の俳優インタビューをユーザに提示し得る。
【0083】
本例および本ディスプレイでは、一般的に双方向アプリケーションは、ポップアップウインドウ1102において補充内容を提示させる。他のアプローチでは、双方向アプリケーションはまた、領域902、領域904、または任意の他の適切な位置において補充内容を提示させ得る。双方向テレビアプリケーションはまた、選択されたオンデマンドメディアと共にポップアップウインドウ1102と共に同時にまたは非同時に表示させ得る。
【0084】
いくつかの実施形態では、ポップアップウインドウ1102は、ユーザ選択に応じてアクティブ化され得る。例えば、ユーザがリモートコントロールを用いてポップアップウインドウ1002を選択することに応答して、ポップアップウインドウ1102がアクティブになり、ポップアップウインドウ1102は、ユーザに補充内容を提供する。双方向テレビアプリケーションは、例えば、ユーザがボタン908を選択することに応答して、ポップアップウインドウ1102を除去し得る。別のアプローチでは、ポップアップウインドウ1102は、補充内容の終了の後(例えば、ユーザが現在視聴している俳優がオンデマンドメディアの特定の場面に存在する)、自動的に消え得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、ユーザがボタン908を選択する場合、双方向テレビアプリケーションは、ポップアップウインドウ1102が場面変化および俳優の入力として自動的に現れそして消えるモードを入力するか、あるいはオンデマンドメディアにおいて終了するモードを入力し得る。ポップアップウインドウ1102は、このモードが終了され、ユーザがボタン908を選択する場合に除去され得る。
【0086】
いくつかの実施形態では、図15に示されるように、ユーザがポップアップウインドウ1102の内の1つを選択する場合、双方向アプリケーションは、ユーザを例示的なディスプレイ1200に転送し得る。ディスプレイ1200は、例えば、俳優に関する人物情報、俳優に関する経歴情報、その俳優に関する他の映画等の俳優情報を含み得る詳細な俳優の情報ウインドウ1202を含み得る。キャラクタまたは俳優に関連する任意の他の適切な情報がまた表示され得る。
【0087】
ユーザがボタン908を強調表示されていないことに応答して(例えば、ユーザがリモートコントロールを用いて選択ボタン908を選択することによって)、双方向テレビアプリケーションは、オンデマンドメディアウインドウにユーザを転送し、オンデマンドメディアが再生されることを継続し得る。
【0088】
他の実施形態では、双方向テレビアプリケーションは、ポップアップウインドウなしで補充内容を提供し得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、補充内容が提供される場合にオンデマンドメディアを停止させて、ユーザが補充内容を視聴することを終了する場合にユーザがオンデマンドメディアを見続けることを可能にし得る。
【0089】
別の適切なタイプの補充内容は、ユーザによって選択されたオンデマンドメディアに関連付けられた双方向メディアである。双方向メディアは、雑学ゲーム、双方向クイズ、双方向購入機会、サーベイ、または任意の他の適切なメディアを含み得る。図16に示されるように、双方向テレビアプリケーションは、”「Meet the Parents」の雑学の再生”ボタン910をユーザに提供する。ユーザがボタン910を選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、ユーザに双方向ウインドウ1302を提供し得る。示されたように、「Meet the Parents」の視聴の間、双方向ウインドウ1302は、領域904内に提供され得る。この例では、双方向ウインドウ1302は、ユーザに「Meet the Parents」雑学ゲームを提供する。しかし、双方向テレビアプリケーションは、ユーザに双方向ウインドウ1302における任意の他の適切な補充内容を提供し得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、選択されたメディアのユーザの娯楽に関連するサーベイをユーザに提供し得る。
【0090】
図17のディスプレイ1400に示されたように、双方向テレビアプリケーションは、ユーザに雑学の結果を示めす双方向ウインドウ1402を提供し得る。このような結果は、例えば、正解、参加者の数、ユーザ応答の配信、または任意の他の適切な情報を含み得る。
【0091】
補充内容の別の例示的なタイプは音楽情報である。図18に示されるように、双方向アプリケーションは、ユーザに「音楽ビデオ」ボタン912を提供する。ユーザが例えば、ボタン912を選択することによって音楽情報にアクセスしたいと示すことに応答して、双方向テレビアプリケーションは、音楽情報の双方向ウインドウをユーザに提供し得る。音楽情報1502の例示的な双方向ウインドウは、図18に示される。音楽情報はセンシティブなコンテクストであり得る。例えば、双方向ウインドウ1502は、ユーザが音楽情報にアクセスしたいと示す場合、オンデマンドメディアにおいて演奏された音楽に関連するメディアを表示し得る。例えば、オンデマンドメディアを見る場合、ユーザは、ボタン912を選択することによって選択されたメディアのバックグラウンドにおいて演奏されている歌に関する情報を得たいことを示し得る。双方向テレビアプリケーションは、その歌のタイトル、アーティスト、音楽ビデオクリップ、アーティストの写真、または双方向ウインドウ1502における任意の他の適切なメディアを提供し得る。
【0092】
ユーザが双方向ウインドウ1502を選択することに応答して、双方向アプリケーションは、図19に示されるように、双方向ウインドウ1602におけるさらなる音楽情報をユーザに提供し得る。双方向ウインドウ1602は、例えば、双方向ウインドウ1502における音楽情報に対応するリンクを表示し得る。例えば、ウインドウ1502は、アーティストによる歌の音楽ビデオを表示し得る。ウインドウ1602は、アーティストの公式ウエブサイトへのリンク、そのアーティストに関連する商品を購入するためのリンク、そのアーティストのコンパクトディスクを購入するためのリンク、または任意の他の適切なリンクを表示し得る。
【0093】
補充内容は、オンデマンドメディアに関連付けられたリンクを含み得る。例えば、図20に示されるように、双方向テレビアプリケーションは、ユーザに「リンク」ボタン914を提供し得る。ユーザがボタン914を選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、1以上の選択可能なリンクを有する双方向ウインドウ1702を提供し得る。例えば、選択可能なリンクは、選択されたメディアを購入するためのリンク、選択されたメディアの公式ウエブサイトへのリンク、俳優のホームパージへのリンク、選択されたメディアに関連する販売商品のウエブサイトへのリンク、または選択されたメディアに関連する任意の他の適切なリンクを含み得る。ユーザがリンクを選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、例えば、ウエブサイト、第三者アプリケーション(例えば、ゲーム、情報サービス等)、このメディアに関連付けられたさらなる受動または双方向情報、または任意の他の適切な補充内容にユーザを転送し得る。
【0094】
別の例として、双方向テレビアプリケーションは、オンデマンドメディアについてのタイトルのリストへのアクセスをユーザに提供し得る。ユーザがタイトルを選択することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、他の情報、アプリケーション、ウエブサイト等の情報の格納、または他の適切なリソースの宛先を提供し得る。
【0095】
図21〜図24は、本発明の種々の実施形態によるオンデマンドメディアのための補充内容を提供することに関する例示的なステップのフローチャートである。実際には、図21〜図24に示されたステップは、任意の適切な順序で実行され得、そのうちのいくつかが削除され、その他は追加され得る。
【0096】
図21は、双方向テレビアプリケーションシステムにおけるオンデマンドメディアを補充内容に提供することに関する例示的なステップのフローチャートを示す。ステップ2105では、ユーザによって識別されたオンデマンドメディアの指示が受信される。例えば、オンデマンドメディアは、オーディオオンデマンド、ビデオオンデマンド、電子刊行物(例えば、本、雑誌、新聞、または任意の他の適切な電子刊行物)、電子ゲーム、ソフトウエアアプリケーション、あるいは、任意の他の適切なオンデマンドメディアを含み得る。オンデマンドメディアを選択することは、メディアリストを介するブラウジングを含み得る。メディアリストは、現在のメディア、今後のメディア、または任意の他の適切なメディアを含み得る。
【0097】
ユーザの指示に応答して、双方向テレビアプリケーションは、選択されたオンデマンドメディアに関連付けられた補充内容を取り出し得る。例えば、ユーザにメディアリストが提供される。ユーザがリストからの特定のオンデマンドメディア選択を選択する場合、図9に示されるように、双方向テレビアプリケーションがユーザにオーダーディスプレイを提供し得る。双方向テレビアプリケーションがユーザによって選択されたオンデマンドメディアの指示を受け取る場合、双方向テレビアプリケーションが補充内容を取り出し得る。オンデマンドメディアに対する補充内容を提供することに関するステップは、以下の図22に説明される。
【0098】
ステップ2115では、双方向テレビアプリケーションが補充内容を取り出すことに応じて、双方向テレビアプリケーションは、ユーザによって選択されたオンデマンドメディアを提供し得る。オンデマンドメディアを提供することに関するステップは、以下の図23に説明される。
【0099】
いくつかの実施形態は、ユーザがオンデマンドメディアを視聴すると同時に補充内容を見るかまたはこれを聴くことを可能にし得る。ステップ2120では、双方向テレビアプリケーションは、ユーザにオンデマンドメディアに対する補充内容を提供し得る。例えば、双方向テレビアプリケーションがユーザにオンデマンドメディアを提供することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、選択されたオンデマンドメディア内に埋め込まれたメタデータを読み出し得る。このメタデータは、双方向テレビアプリケーションに、補充内容を取り出し、これを局所的にキャッシュするように命令し得る。このような補充内容は、センシティブなコンテクストであり得る。例えば、補充のコンテクストは、オンデマンドメディアの一部に関連し得る。オンデマンドメディアに対する補充内容をユーザに提供することに関するステップは、以下の図24に説明される。
【0100】
ユーザが補充内容およびオンデマンドメディアを同時に視聴するものとして示されるが、ユーザは補充内容を視聴し得、オンデマンドデータを視聴し得、またはその両方を視聴し得ることに留意すること。
【0101】
図22は、本発明の実施形態による、オンデマンドメディアに関連付けられた補充内容を取り出すことに関する例示的ステップのフローチャートである。ユーザがオンデマンドメディアを選択したことについての指示を受け取ることに応答して、双方向テレビアプリケーションは、オンデマンドメディアに関連付けられた補充内容を取り出し得る。ステップ2210では、双方向テレビアプリケーションは、ユーザが所定の時間でオンデマンドメディアを視聴することを選択するかどうかを決定し得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、選択されたオンデマンドメディア(例えば、即時再生、2時間再生等)についてのスケジューリングされた時間を決定し得る。
【0102】
ステップ2215では、ユーザが即時視聴に対してオンデマンドメディアをスケジューリングした場合、双方向テレビアプリケーションは、選択されたオンデマンドメディア(例えば、同期メタデータ)と共に補充内容をダウンロードし得る。補充内容または内容へのリンクは、例えば、同期メタデータとして提供され得る。同期メタデータは、このデータが関連付けられたメディアと同時に論理的に送信されるデータである。
【0103】
あるいは、ステップ2220において、双方向テレビアプリケーションは、オンデマンドデータを視聴する前に補充の内容をダウンロードし得る。例えば、補充内容は、クライアントサーバに基づくアプローチ、局所化されたキャッシング、これらのアプローチの組み合わせ、または任意の他の適切なアプローチを用いて、メディアを帯域内で提供するか、帯域外でメディアから分離して提供され得る。オンデマンドメディアを視聴する前に双方向テレビアプリケーションが補充内容を取り出すことに応答して、双方向テレビアプリケーションは、ステップ2225においてユーザ設備に補充内容を格納し得る。ステップ2230において、双方向テレビアプリケーションが補充内容を取り出す場合、双方向テレビアプリケーションはまた、補充内容をメディアに関連付ける情報(例えば、識別子、リンク、または任意の他の適切な情報)を取り出し得る。
【0104】
あるいは、ステップ2235において、ユーザがオンデマンドメディアを選択した指示を受け取ることに応答して、双方向テレビアプリケーションは、主設備からオンデマンドに関連付けられた補充内容を取り出し得る。補充内容はアプリケーションデータと共にダウンロードされ得る。
【0105】
図23は、本発明の一実施形態による、ユーザにオンデマンドメディアを提供することに関する例示的なステップのフローチャートである。ユーザリクエストおよび選択されたオンデマンドメディアに関連付けられた補充内容を取り出すことに応答して、双方向テレビアプリケーションは、ユーザにオンデマンドメディアを提供し得る。ステップ2310では、双方向テレビアプリケーションは、ユーザにオンデマンドメディアに関連するオプションを提供し得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、時間ごとに編成されたメディアリスト、チャンネルごとに編成されたメディアリスト、ジャンルごとに編成されたメディアリスト、または任意の適切なリスト機能を用いて編成されたメディアリストをユーザに提供し得る。双方向テレビアプリケーションは、ユーザが、双方向テレビアプリケーションに、オンデマンドメディアリストのみを含む表示を提供するか、非オンデマンドメディアリストのみを含む表示を提供するか、またはオンデマンドメディアリストおよび非オンデマンドメディアリストの両方を含む表示を提供するように命令することを可能にするオプションをユーザに提供し得る。単にこれらの構成は、例示的な例に過ぎない。
【0106】
ステップ2315では、ユーザ選択オプションの指示が受け取られる。例えば、ユーザが図7および図8に示されたようなリストまたは表示からのオンデマンドメディアリストの内の1つを選択した場合、双方向テレビアプリケーションは、ユーザにオーダー表示(図9に示される)を提供し得る。オーダー表示は、ユーザがオンデマンドメディアに対する価格情報を視聴することを可能にし得、そしてユーザが、個人識別番号(PIN)または双方向テレビアプリケーションがそのオーダーを処理することを可能にする他の情報を提供することを可能にし得る。ユーザがオンデマンドメディアを購入することに応答して、ステップ2320において、双方向テレビアプリケーションは、ユーザにオンデマンドメディアを提供し得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、選択されたオンデマンドメディアのデジタルビデオストリームをユーザテレビ設備200に提供するようにメディアサーバ205に命令し得る。
【0107】
図24は、本発明の一実施形態による、オンデマンドメディアに関連する補充内容をユーザに提供することに関する例示的なステップのフローチャートである。選択されたオンデマンドメディアを提供することに応答して、双方向テレビアプリケーションは、ユーザに対応する補充内容を提供し得る。ステップ2410では、双方向テレビアプリケーションは、ユーザに補充内容に関連するオプションを提供し得る。例えば、図10に示されるように、双方向テレビアプリケーションは、ユーザにセットアップ表示を提供し得る。双方向テレビアプリケーションは、ユーザに補充内容の提示に関連するオプション(例えば、オンデマンドメディアに重ね合わせ、別のディスプレイにおいて表示された等)を提供し得る。
【0108】
ステップ2415において補充内容に関連するユーザによって選択されたオプションの表示を受け取ると、双方向テレビアプリケーションは、補充内容がステップ2420においてメタデータとして提供されるかどうかを決定し得る。このメタデータが補充内容をオンデマンドメディアに関連付ける情報(例えば、識別子、タグ、リンク、または任意の他の適切な情報)を含む場合、双方向テレビアプリケーションは、ステップ2425において、メタデータを読み出し得る。例えば、メタデータは、センシティブなコンテクストであり得る補充内容へのリンクを含み得る。ステップ2430において、双方向テレビアプリケーションは、いつユーザがメディアを視聴することを望むかを判定し得る。例えば、双方向テレビアプリケーションは、スケジュールを取り出し、選択されたオンデマンドメディアに関連付けられた再生時間を決定し得る。ユーザが後でオンデマンドメディアを視聴する要望を示す場合、ステップ2435において、双方向テレビアプリケーションは、補充内容を局所的にキャッシュし、双方向テレビアプリケーションの応答時間を向上させ得る。ステップ2440において、双方向テレビアプリケーションは、補充内容をユーザに表示し得る。
【0109】
従って、オンデマンドメディアを補充するためのシステムおよび方法が提供される。当業者は、本発明が、限定目的ではなく、例示目的のために提示された、説明された実施形態以外の実施形態によって実施され得、本発明が上掲の特許請求の範囲によってのみ限定されることを理解する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2013−93909(P2013−93909A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−22239(P2013−22239)
【出願日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【分割の表示】特願2013−6058(P2013−6058)の分割
【原出願日】平成13年10月9日(2001.10.9)
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】