オークションシステム、オークション方法、データ処理装置、及び記録媒体
【課題】 ネットワーク上で行われるオークションへの商品の出品を容易に行えるシステムを提供する。
【解決手段】 在庫データベース111には、商品の在庫管理を行うためのデータが商品単位で格納されている。PC103は、所定の操作が行われると、その在庫データベースにデータが格納されている商品のなかで不良在庫とみなすべき商品を抽出し、その商品のデータを商品単位で不良在庫データベース112に格納する。そのデータベース112に格納したデータは、商品単位で一覧表示し、そのなかからオークションに出品する商品をユーザに指定させる。また、表示させたデータは、必要に応じてユーザに修正させる。出品と指定された商品のデータは、インターネット101を介してWebサーバ102に送信し、オークションの商品として掲載させる。
【解決手段】 在庫データベース111には、商品の在庫管理を行うためのデータが商品単位で格納されている。PC103は、所定の操作が行われると、その在庫データベースにデータが格納されている商品のなかで不良在庫とみなすべき商品を抽出し、その商品のデータを商品単位で不良在庫データベース112に格納する。そのデータベース112に格納したデータは、商品単位で一覧表示し、そのなかからオークションに出品する商品をユーザに指定させる。また、表示させたデータは、必要に応じてユーザに修正させる。出品と指定された商品のデータは、インターネット101を介してWebサーバ102に送信し、オークションの商品として掲載させる。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットなどのネットワーク上でオークションを実現させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットは、グローバルな情報インフラストラクチャとして急速に発展している。その発展に伴い、現在では、インターネットは様々な形で利用されている。例えばオークションでは、インターネットによって多くの人が商品を出品したり、或いはそれに参加することができる。このことから、そのオークションの場を提供するのを専門とするサイトも多く開設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インターネット上に開設されたサイトにおける従来の商品の出品は、商品毎に、所定の入力項目にデータを入力することで行うようになっていた。このため、煩わしい操作を行わなければならないという問題点があった。
【0004】商品を出品する人のなかには、多くの商品を出品しようとする人もいる。その人は、各商品毎に煩わしい操作を行わなければならない。このため、そのような人にとって、その問題点は特に深刻である。
【0005】本発明の課題は、ネットワーク上で行われるオークションへの商品の出品を容易に行えるシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のオークションシステムは、ネットワークに、オークションに商品を出品するための第1の端末装置、該オークションに参加するための第2の端末装置、及び該オークションの場を提供するオークションサーバが接続されていることを前提とし、第1の端末装置は、オークションに出品する商品の候補を抽出する候補抽出手段と、候補抽出手段が抽出した候補のなかからオークションに出品する商品を選択するための商品選択手段と、商品選択手段により選択された商品の出品をオークションサーバに依頼する出品依頼手段と、を具備し、オークションサーバは、出品依頼手段が出品を依頼した商品を掲載することでオークションに出品させる、ようになっている。
【0007】なお、上記の構成において、オークションサーバは、オークションに出品させた商品に対し、第2の端末装置から送信された入札内容を保存する入札内容保存手段と、入札内容保存手段に保存された入札内容を、該入札内容が送信された商品を出品した第1の端末装置に送信する入札内容送信手段と、を具備し、入札内容送信手段が入札内容を送信した第1の端末装置側で落札者を決定させる、ことが望ましい。
【0008】また、上記第1の端末装置は、個別売買が可能な複数の商品を1商品としてオークションに出品し、第2の端末装置は、入札内容として、商品の希望個数、及び該希望個数の商品に対する希望金額を少なくとも送信し、オークションサーバは、第1の端末装置側で随時、商品の数の範囲内で商品の落札者を決定させる、ことが望ましい。
【0009】更に、候補抽出手段は、商品を個別に在庫管理するために構築された在庫データベースを参照し、該在庫データベースにデータが格納された商品のなかで不良在庫と見なすべき商品をオークションに出品する商品の候補として抽出し、商品選択手段は、候補抽出手段が抽出した商品の在庫データベースに格納されているデータを表示し、該データを表示させた商品を出品するか否か選択させるとともに、該表示させたデータの内容をユーザの指示に応じて変更し、出品依頼手段は、商品選択手段により表示されているデータをオークションサーバに送信して、該商品選択手段により選択された商品の出品を依頼する、ことが望ましい。
【0010】本発明のオークション方法は、ネットワークに、オークションに商品を出品するための第1の端末装置、該オークションに参加するための第2の端末装置、及び該オークションの場を提供するオークションサーバが接続されたシステムで用いられることが前提であり、第1の端末装置に、個別売買が可能な複数の商品を1商品としてオークションに出品させ、第2の端末装置に、オークションに出品された商品に対する入札内容として、該商品の希望個数、及び該希望個数の商品に対する希望金額を少なくともオークションサーバに送信させ、オークションサーバに、第2の端末装置から送信された入札内容を第1の端末装置に送信させ、入札内容が送信された第1の端末装置側で落札者を随時、決定させる、ようになっている。
【0011】本発明のデータ処理装置は、ネットワークを介して接続されたオークションサーバに対し、オークションへの商品の出品を依頼するために用いられることを前提とし、オークションに出品する商品の候補を抽出する候補抽出手段と、候補自動抽出手段が抽出した候補のなかからオークションに出品する商品を選択するための商品選択手段と、商品選択手段により選択された商品の出品をオークションサーバに依頼する出品依頼手段と、を具備する。
【0012】本発明の記録媒体は、ネットワーク上で行われるオークションに出品する商品の候補を抽出させるためのプログラムコードと、抽出された候補のなかからオークションに出品する商品を選択させるためのプログラムコードと、選択された商品の出品をネットワークに接続されたオークションサーバに依頼させるためのプログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴とする。
【0013】本発明では、オークションに出品する商品となりうる物(例えば商品)のデータが格納されたデータベース(或いはファイル)を参照して、それにデータが格納された物のなかから、オークションに商品として出品する候補を抽出してユーザに提示し、その候補のなかで実際に出品する物をユーザに選択させ、その選択された物のデータを、ネットワーク上でオークションの場を提供しているオークションサーバに送信することにより、ユーザに選択させた物をオークションに出品させる。
【0014】そのようにして商品を出品する場合、オークションに出品する商品を探すことが回避され、既に存在するデータを出品のために利用することから、出品のために入力すべきデータ量も最小限に抑えられる。このことから、商品の出品を極めて容易、且つ迅速に行えるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態によるオークションシステムの構成を示す図である。
【0016】そのシステムは、図1に示すように、インターネット101を利用してオークションを行うものである。オークションの場を提供するWebサーバ102、及びそのオークションに商品を出品する、或いはそのオークションに参加するためのパーソナルコンピュータ(以降、PCと略記する)103が多数、そのインターネット101に接続されている。
【0017】PC103のなかには、在庫データベース(以降、DBと略記する)111、不良在庫DB112、及びオークション出品DB113を有するものが存在している。それらのDB111〜113を有するPC103(以降、他のPC103と区別するためにPC103Aと表記する)は、生産者(会社など)や問屋、或いは店舗などに設置されたものである。本実施の形態によるオークションシステムは、そのPC103A、及びWebサーバ102をインターネットに接続することで構築されている。ここでは、便宜的に、PC103Aは店舗に設置されていることにする。
【0018】店舗などでは、問屋などから購入した商品を全て販売できるとは限らない。即ち購入した商品が不良在庫化することもある。商品が不良在庫化し、そのまま売れ残れば、大きな損失となるだけでなく、有用な資源を浪費することにもなる。このことから、図1に示すシステムは、インターネット101を用いて不良在庫化した商品の買い手を探し、売り手側と買い手側の双方の利益をもたらすことを主な狙いとして構築されている。
【0019】PC103Aが設置された店舗では、在庫管理を行うために、どのような商品が何時、どれだけ購入先から購入したか、そのなかで幾つの商品が販売されたか(幾つの商品が残っているか)、といったことをデータで処理する。在庫DB111は、そのために構築されたものであり、商品コード、商品名、JANコード(バーコードを読み取ることで得られるデータ)、最終取引日(商品を最後に購入した日)、在庫数、単価、不良在庫フラグ、などのデータが商品毎にレコード単位で格納されている。不良在庫DB112には、在庫DB111内で不良在庫と見なされた商品(レコード)のデータがレコード単位で格納される。そのレコードには、例えば、識別ID、JANコード、商品名、数量、希望単価、希望価格、などのデータが商品別に格納される。オークション出品DB113には、不良在庫と見なされた商品のなかで実際にオークションに出品した商品のデータがレコード単位で格納される。そのレコードには、例えば識別ID、JANコード、商品コード、商品名、数量、最低単価、最低金額、入札締切日、などのデータが商品別に格納される。不良在庫DB112、及びオークション出品DB113の各レコードには、共に識別IDが格納されている。その識別IDは、PC103AとWebサーバー102との間で商品を一義的に特定するためのデータである。
【0020】商品の出品、或いはオークションへの参加を所望するユーザは、Webサーバ102がオークションに係わるサービスを提供しているサイト(以降、オークションサイトと呼ぶ)にアクセスし、始めに登録を行う。その登録は、予め設定されている入力項目にデータを入力し、その入力したデータをWebサーバ102に送信することで行われる。そのようにして登録を行ったユーザに対し、Webサーバ102はユーザIDとパスワードを発行する。以降は、そのユーザIDとパスワードを入力してサービスの提供を依頼する。なお、そのサイトへのアクセスは、例えばダイヤルアップによって公衆回線を介してインターネット101との接続サービスを行っているISP(Internet Service Provider )と接続させた後、そのサイトのURL(Uniform Resource Locator)を指定して接続を指示することで行われる。
【0021】Webサーバ102は、ユーザが登録のために入力したデータ、更にはそのユーザに対して発行したユーザID、パスワードを、ユーザ単位でユーザ情報DB115に格納する。そのようなデータをユーザ情報DB115に格納することで、登録を受けたユーザのみにサービスを提供する。以降は、図2〜図24を参照しながら、そのサービスを受けるPC103Aの動作やそのサービスを提供するWebサーバ102の動作について詳細に説明する。
【0022】図4は、PC103Aが実行する不良在庫管理処理のフローチャートである。その管理処理は、不良在庫化した商品のオークションへの出品や、出品した商品の売り手の決定などに係わる処理を実行することで不良在庫の管理(処分)を支援するものである。PC103Aのユーザがマウスなどで所定の操作を行った場合に、PC103Aに搭載されたCPUが、例えば、それに搭載されたハードディスク装置のハードディスクに格納されたプログラムを実行することで実現される。始めに、その図4を参照して、PC103Aの動作、及びその動作に対応するWebサーバ102の動作について詳細に説明する。なお、ユーザの登録は、その管理処理の実行時に行えるが、その登録の流れや方法などは後述する図6におけるそれと基本的に同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0023】先ず、ステップS401では、ユーザに所望する処理内容を選択させるためのメニュー画面を、PC103Aが搭載した、或いはそれに接続されている表示装置上に表示させる。続くステップS402では、そのメニュー画面上でユーザが操作を行って選択した処理内容の種類を判定する。そのユーザが処理内容としてオークションへの出品を選択した場合、その旨が判定されてステップS403に移行する。
【0024】そのステップS403では、在庫DB111を対象にして、それにデータが格納されている商品のなかで不良在庫化した商品を判定して抽出する不良在庫判定処理を実行する。その判定処理を実行した後にステップS404に移行する。
【0025】図5は、その不良在庫判定処理のフローチャートである。ここで、図5を参照して、その判定処理について詳細に説明する。在庫DB111には、上述したように、商品のデータがレコード単位で格納されている。このことから、判定処理では、処理対象とするレコードを順次、変更しながら、そのレコードにデータが格納されている商品が不良在庫化しているか否か判定し、不良在庫化している商品のデータを不良在庫DB112に随時、レコード単位で追加していくようになっている。
【0026】不良在庫化しているか否かの判定は、最終取引日から、商品毎に予め設定されている日数(不良在庫判断日数)が過ぎても残っている商品を不良在庫と判定するようにしている。在庫DB111には、既に不良在庫と見なした商品のレコードが残っている場合がある。そのレコードの不良在庫フラグの値は、その旨を示す値となっている。このことから、不良在庫フラグの値がその値となっているレコードは処理対象から除外している。
【0027】先ず、ステップS501では、在庫DB111から1レコードを読み出す。続くステップS502では、そのレコードに格納されている最終取引日を、例えばPC103Aに搭載されたタイマの日付と比較する。その後はステップS503に移行して、それらの日付から不良在庫判断日数を越えて商品が残っているか否か判定する。最終取引日からその判断日数が過ぎても商品が残っていた場合、不良在庫と見なすことから判定はYESとなり、ステップS504に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップS501に戻り、処理対象を次のレコード(商品)に変えて、それ以降の処理を同様に実行する。
【0028】ステップS504では、不良在庫と見なした商品のデータが格納されている在庫DB111のレコード中の不良在庫フラグの値を、不良在庫であることを示す値に書き換える。また、そのレコード中から不良在庫DB112に格納すべきデータを抽出したり、その中のデータから格納すべきデータを生成する。そのようなことを行った後、ステップS505に移行する。なお、そのレコード中からは、JANコードや商品名、在庫数、及び単価などのデータを抽出し、在庫数と単価からは希望価格を生成(算出)している。希望価格は、在庫数に単価を掛けることで算出している。
【0029】ステップS505では、商品を識別するためのIDを発行する。続くステップS506では、発行したID、ステップS504で在庫DB111のレコードから抽出したデータ、及びそのデータから生成したデータを格納したレコードを不良在庫DB112に追加してそれを更新する。その更新を行うと、ステップS507に移行して、在庫DB111に次に処理対象とすべきレコードの有無を判定する。処理対象とすべきレコードが残っていなかった場合、その旨が判定されて一連の処理を終了し、図4のステップS404に移行する。そうでない場合には、即ち処理対象とすべきレコードが残っている場合には、上記ステップS501に戻り、処理対象とすべきレコードを処理対象にして、それ以降の処理を同様に実行する。
【0030】このようにして、不良在庫判定処理が実行されると、在庫DB111にデータが格納された商品のなかで不良在庫化したと見なす商品が自動的に抽出され、それのデータが不良在庫DB112に格納される。
【0031】図4の説明に戻る。上記不良在庫判定処理の実行後に移行するステップS404では、不良在庫と見なした商品の一覧を配置した図8に示すような不良在庫オークション出品決定画面を表示する。その画面に配置するのは、不良在庫DB112に格納されたレコードのなかで、その中の識別IDがオークション出品DB113に格納されたレコード中の識別IDと一致していないレコードの商品である。言い換えれば、不良在庫と見なした商品のなかで現在、オークションに出品していない商品である。なお、その画面の表示は、不良在庫DB112からオークションに出品されていない商品のレコードを読み出し、そのレコード中の予め定めたデータを画面中に挿入することで行われる。
【0032】本実施の形態では、図8に示すように、商品のデータとして、商品名、数量、単価、及び金額をテーブル形式で表示している。各行には、それぞれ、チェックボックスが配置され、そのチェックボックスにチェックマークを表示させることで商品を出品するか否か指定するようになっている。チェックマークを表示させることで出品が指定される。項目「入札締切日」、項目「数量」、項目「単価」、及び項目「金額」には、ユーザが任意のデータを入力することができるようになっている。項目「単価」、及び項目「金額」は、そのうちの一方を入力すれば良く、それらには最低金額を入力することになっている。ユーザは、マウスなどを操作することで、出品を所望する商品のチェックボックスをクリックしてチェックマークの表示/非表示を切り換えたり、キーボードを操作して項目に所望のデータを入力した後、「決定」ボタン、或いは「取消」ボタンをクリックする。そのようなことは、上記ステップS404の処理を実行することで実現され、「決定」ボタン、或いは「取消」ボタンをユーザがクリックすることで、ステップS405に移行する。
【0033】そのステップS405では、クリックされたボタンが「取消」ボタンか否か判定する。ユーザが「取消」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなり、表示中の画面などを消した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップS406に移行する。
【0034】ステップS406では、その時点でチェックマークが表示されている行の商品を出品する商品として決定する。続くステップS407では、出品する商品をユーザに確認させるために、図9に示すような不良在庫オークション出品確認画面を表示させる。その図9に示す画面は、図8に示す状態でユーザが「決定」ボタンをクリックしたときのものである。その図8では、チェックマークが表示されていた商品名は「海苔」と「フラワー小麦粉1kg」である。このことから、図9に示す画面では、それら商品名の商品の出品を実際に行って良いのか否かを確認する形となっている。
【0035】図9に示すように、不良在庫オークション出品確認画面には、「送信」ボタン、及び「戻る」ボタンが配置されている。そのうちの何れかをユーザがクリックすると、ステップS408に移行して、ユーザが出品の実行を指示したか否か判定する。ユーザが「送信」ボタンをクリックした場合、実行が指示されたと判定して、ステップS409に移行する。そうでない場合には、取消が指示されたと判定して上記ステップS404に戻る。
【0036】ステップS409では、ユーザが出品を指定した商品のレコードを不良在庫DB112から読み出し、そのレコード中の予め定めたデータ、及びユーザが図8に示す不良在庫オークション出品決定画面上で入力したデータを商品単位でまとめてオークション出品DB113に格納する。その一方では、Webサーバ102にアクセスし、オークション出品DB113に新たに追加したレコードを送信する。その後、ステップS410に移行する。なお、Webサーバ102へのアクセスは、上述したように、例えばダイアルアップによりISPと接続した後、そのWebサーバ102との接続を指示することで行われる。そのWebサーバ102と接続し、それにデータを送信するのは、予め登録された手順に従って自動的に行われるようになっている。
【0037】上述したようにしてデータが送信されたWebサーバ102は、図2に示すように、そのデータを商品単位でオークション商品管理DB116に格納する。その格納の際に、参加日時を各商品のレコードに追加する。そのようにしてオークション商品管理DB116にデータを格納することで、商品の出品の依頼が受理される。
【0038】依頼を受理したWebサーバ102は、図1010に示すような不良在庫オークション出品完了画面を生成し、その依頼を送信してきたPC103Aにそれを送信する。このことから、ステップS409に続くステップS410では、Webサーバ102から受信した図1010に示すような画面を表示し、ユーザに商品の出品の依頼を受理したことを通知する。その画面には、図10に示すように、「了解」ボタンが配置されている。ユーザがその「了解」ボタンをクリックすると、表示中の画面を消去するといったことを行った後、一連の処理を終了する。
【0039】このように、オークションに出品する商品の候補を在庫DB111から自動的に抽出し、その候補のデータを在庫DB111から読み出して、その候補を出品するためにデータを入力すべき項目のなかで自動入力が可能な項目に自動入力している。このため、ユーザは、オークションに出品する商品を探す手間がなくなり、その商品を出品するために入力しなければならないデータ量も最小限に抑えられることになる。これらのことから、商品を極めて容易にオークションに出品することができるようになる。
【0040】一方、上記メニュー画面上でユーザが処理内容として、出品した商品への入札状況の確認を選択した場合、上記ステップS402でその旨が判定されてステップS411に移行する。そのステップS411では、上述したようにしてインターネット101との接続を行い、続くステップS412ではWebサーバ102との接続を行う。その後はステップS413に移行する。
【0041】ステップS413では、Webサーバ102から送信される入札の有無を示すデータを受信し、そのデータから入札の有無を判定する。出品した商品に対し入札が行われていない場合、その旨が判定され、そのことを通知するメッセージを表示した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、その旨が判定されてステップS414に移行する。
【0042】商品に対して入札が行われる度に、Webサーバ102は、その入札内容、その入札を行ったユーザなどのデータを入札データとして入札DB117に格納する。図3に示すように、入札を行ったユーザのデータは、ユーザ情報DB115から読み出して取得する。ステップS414では、Webサーバ102に、入札DB117に格納された入札データ(レコード)のなかで、出品した商品の識別IDと一致する識別IDを有する入札データの送信を依頼し、それによってWebサーバ102が生成して送信する図11に示すような入札価格一覧画面を受信して、それを表示させる。
【0043】その入札価格一覧画面には、商品毎に、その商品に入札したユーザ(入札者)自身のデータ(ここでは取引先や所在地)、その入札内容を示すデータ(ここでは、希望個数や希望金額)が配置されている。入札者(行)単位で配置されているチェックボックスは、商品の売り手(落札者)を選択するためのものであり、そのボックスにチェックマークが表示された入札者は、落札者として選択されていることを表している。マウスなどを操作してのチェックボックス内におけるチェックマークの表示/非表示の切り換え、画面に配置された「決定」ボタンや「取消」ボタンのクリックなどは、上記ステップS414を実行することで実現させている。
【0044】ユーザが「決定」ボタン、或いは「取消」ボタンをクリックすると、ステップS415に移行して、クリックされたのが「取消」ボタンか否か判定する。ユーザがその「取消」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなり、表示中の画面などを消去した後、一連の処理を終了する。そうでな場合には、判定はNOとなってステップS416に移行する。
【0045】ステップS416では、その時点でチェックマークが表示されている行の入札者を売り手(落札者)として決定する。続くステップS417では、落札者、及びその落札者が入札した内容をユーザに確認させるために、図12に示すような売買確認画面を表示させる。その図12に示す画面は、図11に示す状態でユーザが「決定」ボタンをクリックしたときのものである。その図11では、チェックマークが表示されていた入札者は、商品名が「海苔」では「佐藤酒店」と「村上商店」であり、商品名が「○○小麦粉1kg」では「南商店」、商品名が「洗剤○○」では「松野薬局」である。このことから、図12に示す画面では、それら商品名の商品の売り手をそれらの入札者として良いのか否かを確認する形となっている。
【0046】図12に示すように、売買確認画面には、「送信」ボタン、及び「前画面」ボタンが配置されている。そのうちの何れかをユーザがクリックすると、ステップS408に移行して、ユーザが実行、即ち落札者の確定を指示したか否か判定する。ユーザが「送信」ボタンをクリックした場合、実行が指示されたと判定して、ステップS409に移行する。そうでない場合には、即ちユーザが「前画面」ボタンをクリックした場合には、取消が指示されたと判定して上記ステップS414に戻る。
【0047】ステップS418から移行した場合、ステップS409では、図12に示す売買確認画面で表示されているデータをWebサーバ102に送信して、商品の落札が行われたことやその落札の内容(売り手が決まった商品数を含む)について通知する。その一方では、売り手(商品を売る相手)の決定に伴い、その売り手との取引を行うために、図13に示すような売上伝票を自動発行する。更には、その落札の内容に応じて、在庫DB111、不良在庫DB112、及びオークション出品DB113の該当するレコードの内容の更新を行い、売り手の決定をそれらのDB111〜113に反映させる。そのようなことを行った後、ステップS410に移行する。
【0048】売上伝票を自動発行することで、商品の出品者は売り手を決定した以降の取引をより迅速に行えるようになる。また、伝票発行のために煩わしい操作を行う必要がなくなるため、操作性も向上することになる。
【0049】Webサーバ102は、上記ステップS409の実行により図12に示す売買確認画面上のデータを受信すると、そのデータを基に、オークション商品管理DB116中の対応するレコードの内容を更新する一方、そのデータを受信した旨を通知する画面をPC103Aに送信する。このことから、ステップS418からステップS409に移行した場合、ステップS410ではその画面を表示してデータの送信が完了したことをユーザに通知する。その画面にも、図10に示すような「了解」ボタンが配置されており、ユーザがそのボタンをクリックすると、表示中の画面などを消去した後、一連の処理を終了する。
【0050】本実施の形態では、このように、メニュー画面上で入札状況確認を選択すると、出品した商品への入札状況の確認や、落札者の決定を随時、行えるようにしている。これは、複数の商品を1商品としてオークションに出品するため、図8に示す不良在庫オークション出品決定画面上で入札締切日を指定しても、商品が残っている限りオークションは成立するからである。そのように、落札者を随時、決定できるようにすると、希望個数は少なくとも単価が高い入札者に商品を落札させるようなことが行える。このため、商品を出品する側にとっては、商品全体での売り上げをより上げたり、商品を随時、お金に換えることができ、高い利便性を得ることができる。商品を購入する側にとっても、入札締切日を待たずに商品を手に入れることができるため、利便性が向上することになる。
【0051】図6は、Webサーバ102接続時におけるPC103の動作の流れを示す動作フローチャートである。次に、図6を参照して、次に、上記不良在庫管理処理を実行しないPC103がWebサーバ102にアクセスした際の動作、その動作を実現させるWebサーバ102の動作について詳細に説明する。その図6に示す動作フローチャートは、PC103のCPUが、例えばハードディスク装置内のハードディスクに格納されたプログラムを実行することで実現される。
【0052】Webサーバ102上に開設されたオークションサイトにPC103がアクセスすると、Webサーバ102は図14に示すようなホームページを送信する。このことから、先ず、ステップS601では、そのホームページを受信して表示する。そのホームページには、メニューとして、「ユーザ登録」「オークション参加」及び「オークション出品商店一覧」が配置されている。PC103のユーザがそれらのうちの一つをクリックすると、ステップS602に移行して、ユーザが選択したメニューの種類を判定する。それ以降は、その判定結果に応じて処理が分岐する。
【0053】そのステップS602でユーザが「ユーザ登録」を選択したと判定すると、次にステップS603に移行する。そのステップS603では、ユーザの選択結果をデータとしてWebサーバ102に送信し、そのデータを受信してWebサーバ102が送信する図15に示すようなユーザ登録画面を受信するのを待って、その画面を表示する。
【0054】上記ユーザ登録画面には、図15に示すように、様々なボックスが配置されており、ユーザはその全てのボックスにデータを入力する。そのデータ入力や、「登録」ボタン、或いは「取消」ボタンのクリックなどは、ステップS603の実行によって実現される。ユーザが「登録」ボタン、或いは「取消」ボタンをクリックすると、ステップS604に移行する。なお、図15R>5中の項目「会社名」に入力されたデータは、図11に示す入札価格一覧表示画面では項目「取引先」のデータとして表示され、項目「住所」で入力された都道府県名、及び市町村名は、その図11に示す画面では項目「所在地」のデータとして表示される。
【0055】ステップS604では、クリックされたのが「登録」ボタンか否か判定する。ユーザがそのボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS605に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップS603に戻る。そのステップS603に戻った場合には、ユーザは始めからデータ入力を行うことになる。
【0056】ステップS605では、ユーザが図15のユーザ登録画面上で入力したデータをWebサーバ102に送信し、それによってWebサーバ102が生成し送信する図16に示すような登録確認画面を受信して表示する。その登録確認画面には、「登録」ボタン、及び「戻る」ボタンが配置されている。そのうちの一つをユーザがクリックすると、ステップS606に移行して、「登録」ボタンがクリックされたか否か判定する。ユーザが「登録」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS607に移行する。そうでない場合、判定はNOとなり、上記ステップS603に戻る。
【0057】ステップS607では、ユーザが登録を指示した旨を示すデータをWebサーバ102に送信する。そのデータを受信したWebサーバ102は、登録を依頼したユーザに対してユーザID、及びパスワードを発行し、そのユーザID、パスワード、及び既に受信したデータ(図15に示す画面上で入力されたデータ)からなるレコードをユーザ情報DB115に新たに追加する。そのようにしてユーザの登録を行う一方、PC103に対しては、図17に示すような登録完了画面を生成して送信する。その画面を受信しての表示もステップS607で行われる。
【0058】図17に示すように、登録完了画面には「トップページへ」ボタンが配置されている。そのボタンをユーザがクリックすると、上記ステップS601に戻り、図14に示すホームページを表示する。
【0059】上記ステップS603〜S607を実行することでユーザ登録が行われる。図4に示す不良在庫管理処理の実行時にも、特に図示していないが、それらのステップS603〜S607と同様の内容、流れで処理を実行することでユーザ登録が行えるようになっている。
【0060】図14に示すホームページ上でユーザが「オークション参加」を選択(クリック)すると、そのことがステップS602で判定されてステップS608に移行する。そのステップS608では、ユーザの選択結果をデータとしてWebサーバ102に送信し、そのデータを受信してWebサーバ102が送信する図18に示すようなユーザ認証画面を受信するのを待って、その画面を表示する。続くステップS609では、ユーザの操作に応じてユーザID、及びパスワードを入力し、ユーザが「実行」ボタンをクリックすると、入力したユーザID、パスワードをWebサーバ102に送信する。
【0061】ユーザID、パスワードを受信したWebサーバ102は、例えばユーザIDをキーとしてユーザ情報DB115の検索を行い、それらの組み合わせがユーザ情報DB115に格納されているか否か確認する。その結果、それらの組み合わせを格納したレコードがユーザ情報DB115に存在しているのを確認すると、登録した正規のユーザがオークションに参加を希望してきたとして、図19に示すような業種選択画面を送信する。ステップ609に続くステップS610では、その画面を受信して表示する。なお、図18に示すユーザ認証画面上で「取消」ボタンをユーザがクリックすると、特には図示していないが、上記ステップs601に戻って図14に示すホームページを表示するようになっている。
【0062】上記業種選択画面には、業種(ジャンル)を入力するボックス、そのボックスに入力する業種を選択するためのプルダウンボタン、及び「決定」ボタンが配置されている。業種の入力は、プルダウンボタンをクリックして選択候補の一覧を表示させ、そのなかから一つを選択することで行うようになっている。そのようにして業種を入力した後、ユーザが「決定」ボタンをクリック、或いは特には図示していないボタンなどをクリックしてオークション参加の取りやめを指示すると、ステップS610からステップS611に移行する。
【0063】ステップS612では、ユーザが実行を指示したか否か判定する。ユーザが秒種の選択を行った後、「決定」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS612に移行する。そうでない場合には、即ちオークション参加の取りやめをユーザが指示した場合には、判定はNOとなり、上記ステップS601に戻って図14に示すホームページを表示する。
【0064】上記業種(ジャンル)は、図15に示すように、ユーザ登録画面上でも入力するようになっている。本実施の形態では、2つまで入力することができるようにしている。これは、ユーザが様々な商品を扱うことも多いためである。登録したユーザが商品を出品すると、その出品した商品は、登録時に入力した業種の商品であるとして扱い、その業種はオークション商品管理DB116にも格納している。そのユーザ登録画面には、通常参加ジャンルの入力項目がある。Webサーバ102は、その通常参加ジャンルに入力された業種(ジャンル)をボックスに表示させた状態で業種選択画面を送信する。このことから、図19に示す業種選択画面上で業種を選択することなく「決定」ボタンをクリックすると、登録時に入力した通常参加ジャンルをユーザが選択したことになる。
【0065】ステップS612では、ユーザが図19に示す画面上で選択した業種を示すデータをWebサーバ102に送信する。そのデータを受信したWebサーバ102は、受信したデータが表す業種をキーとしてオークション商品管理DB116の検索を行い、該当するレコードを抽出し、図20に示すような商品オークション画面を生成して送信する。
【0066】上記商品オークション画面では、図20に示すように、各商品(行)毎にチェックボックスが配置され、そのボックスにチェックマークを表示させることで入札する商品を選択するようになっている。項目「希望個数」、項目「希望金額」には、それぞれ、ユーザが望む数字(入札内容)を入力することができる。その画面に配置された「送信」ボタン、或いは「取消」ボタンをユーザがクリックすると、ステップS612からステップS613に移行して、「取消」ボタンがクリックされたか否か判定する。ユーザがその「取消」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなり、ステップS617で入力されたデータをクリアした後、上記ステップS610に戻る。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップS614に移行する。
【0067】ステップS614では、図20に示す商品オークション画面上でユーザが入力したデータをWebサーバ102に送信する。そのデータを受信したWebサーバ102は、図20に示す画面上で入札を希望した商品のデータのみを抽出し、オークションに参加を希望した内容を確認させるために、図21に示すようなオークション参加確認画面を生成し、それを送信する。その画面を受信して表示するのはステップS614で行われる。
【0068】図21に示す画面には、「実行」ボタン、及び「前画面」ボタンが配置されている。それらのうちの何れかをユーザがクリックすると、ステップS614からステップS615に移行して、「実行」ボタンがクリックされたか否か判定する。ユーザが「実行」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなり、ステップS616に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップS617に移行する。
【0069】ステップS616では、Webサーバ102にオークション参加をユーザが最終的に指示した旨を送信する。その旨を受信したWebサーバ102は、図2121に示す画面上で配置したデータ、オークション商品管理DB116に格納された商品のデータを商品毎にまとめ、入札DB117に格納する。同じユーザが同じ商品に既に入札を行っていれば、該当するレコードの内容を更新する。そのようにして、ユーザが指定した内容でのオークションへの参加を完了させる一方、オークションへの参加が完了したことを通知するために、図22に示すようなオークション参加完了確認画面を生成して送信する。
【0070】その確認画面には、図22に示すように、「トップページへ」ボタンが配置されている。ユーザがそのボタンをクリックすると、上記ステップS601に戻り、図14に示すホームページを表示する。
【0071】このようにして、登録されたユーザは、随時、オークションに参加できるようになっている。ユーザがオークションに参加する度に、入札DB117にはレコードが追加されたり、それに格納されたレコードの内容が更新される。
【0072】図14に示すホームページ上でユーザが「オークション出品商品一覧」を選択(クリック)すると、そのことがステップS602で判定されてステップS618に移行する。そのステップS618では、ユーザの選択結果をデータとしてWebサーバ102に送信し、そのデータを受信してWebサーバ102が送信する図23に示すような商品一覧出品画面を受信するのを待って、その画面を表示する。その画面を表示した後は、ステップS619に移行する。
【0073】その商品一覧出品画面は、図19に示す業種選択画面と同様の構成となっている。即ちプルダウンボタンを操作して選択候補の一覧を表示させ、そのなかから一つを選択することで業種を入力するようになっている。デフォルトは、ユーザが図15に示すユーザ登録画面上で入力した通常参加ジャンルである。ステップS619では、そのような業種の入力をユーザの操作に応じて行う。
【0074】図23に示す画面上に配置された「決定」ボタンをユーザがクリックすると、ステップS619からステップS620に移行する。そのステップS620では、Webサーバ102にボックス内に入力されている業種のデータを送信する。そのデータを受信したWebサーバ102は、例えばそのデータをキーにしてオークション商品管理DB116を検索し、該当するレコード(商品)を抽出する。抽出したレコードは、出品者別にまとめる。また、抽出したレコードに格納された識別IDをキーとして入札DB117の検索を行い、該当するレコードを抽出して、商品単位で入札された件数をカウントする。そのようなことを行った後、図24に示すような出品商品一覧画面を生成して送信する。上記ステップS620では、その画面を受信して表示することも合わせて行う。図24に示すような画面が表示されることで、ユーザはどの出品者(ユーザ)がそのような商品を出品し、その商品に対してどれぐらいの入札が行われているかを容易に知ることができる。
【0075】その出品商品一覧画面には、「トップページ」ボタンの他に、業種(ジャンル)を入力するボックス、プルダウンボタン、「決定」ボタンが図23に示す画面のように配置されている。それにより、業種を換えて、一覧画面を表示することができるようになっている。
【0076】その出品商品一覧画面上の「トップページ」ボタン、或いは「決定」ボタンをユーザがクリックすると、ステップS620からステップS621に移行して、ユーザがクリックしたボタンの種類を判定する。ユーザが「トップページ」ボタンをクリックした場合、その旨が判定されて上記ステップS602に移行し、図1414に示すホームページを表示する。そうでない場合には、即ち「決定」ボタンをユーザがクリックした場合には、その旨が判定されて上記ステップS620に移行する。
【0077】次に、図7に示す動作フローチャートを参照して、Webサーバ102に注目してその動作を説明する。その図7に示す動作フローチャートは、図6のステップS609〜S617のPC103の動作を実現させる動作の流れを示したものである。その動作フローチャートは、Webサーバ102のCPUが、例えばハードディスク装置のハードディスクに格納されたプログラムを実行することで実現される。
【0078】図18に示すユーザ認証画面を表示した後は、ステップS701に移行して、PC103からユーザID、パスワードを受信するのを待つ。それらを受信すると、ステップS702に移行し、例えばユーザIDをキーとしてユーザ情報DB115の検索を行い、それによって抽出したレコードのパスワードが受信したパスワードと一致するか否か確認することで認証を行う。その認証を行った後は、ステップS703に移行して、正規ユーザがオークション参加を希望してきたか否か判定する。ユーザ情報DB115に、受信したユーザID、パスワードが同じレコードに格納されているものが存在していた場合、判定はYESとなりステップS704に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップS715に移行してトップページを送信した後、一連の処理を終了する。
【0079】ステップS704では、図19に示すような業種選択画面をPC103に送信する。続くステップS705では、PC103から業種を示すデータを受信するのを待つ。そのデータを受信すると、ステップS706に移行して、その業種に該当するレコードをオークション商品管理DB116から抽出し、そのレコード中のデータを用いて図20に示すような商品オークション画面を生成し送信する。その後は、ステップS707に移行して、PC103からデータを受信するのを待つ。
【0080】そのデータを受信すると、ステップS708に移行して、そのデータがオークションへの参加を表明するものであるか否か判定する。PC103のユーザが図20に示す商品オークション画面上のチェックボックスにチェックマークを表示させた状態で「送信」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS709に移行する。そうでない場合には、即ちどのチェックボックスにもチェックマークを表示させることなく「送信」ボタンをクリックするか、或いは「取消」ボタンをクリックした場合には、が判定はNOとなって上記ステップS704に戻る。なお、ステップS709の判定がYESのときには、ユーザが図20に示す画面上で入力したデータがステップS708で受信される。
【0081】ステップS709では、ユーザがチェックマークを表示させたチェックボックスに応じて、図21に示すようなオークション参加確認画面を生成して送信する。続くステップS710では、PC103からデータを受信するのを待つ。そのデータを受信すると、ステップS711に移行して、そのデータが、ユーザが参加を確認したことを表すものか否か判定する。ユーザが図2121に示すオークション参加確認画面上の「実行」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS712に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップS704に戻る。
【0082】ステップS712では、参加確認を示すデータを受信したことから、図22に示すようなオークション参加完了画面を生成して送信する。続くステップS713では、図20に示す商品オークション画面上でチェックマークを表示させた商品に対してユーザが入力した情報(ここでは、希望個数、及び希望金額)、その商品の他のデータ、及び入札を行ったユーザのデータを1レコードにまとめ、そのレコードを用いて入札DB117を更新する。そのユーザがその商品に対して入札を初めて行ったのであれば、入札DB117にレコードが追加され、初めてでなければ、既に格納されているレコードの内容が更新される。
【0083】ステップS713に続くステップS714では、PC103からデータを受信するのを待つ。そのデータを受信すると、即ち図21に示す画面上の「トップページ」ボタンをユーザがクリックすると、ステップS715に移行して、図14に示すトップページを送信した後、一連の処理を終了する。
【0084】なお、本実施の形態では、オークションに出品する候補を抽出するために参照するDB(或いはファイル)を予め特定しているが、そのDB(或いはファイル)はユーザが任意に選択できるようにしても良い。その候補として、不良在庫判断日数を過ぎた商品を無条件で抽出しているが、商品毎に抽出するうえでの条件を任意に設定できるようにしても良い。例えば、その候補とすべき商品の範囲を特定する条件を設定させて、その条件を満たす商品のみを対象に候補を抽出するようにしても良い。
【0085】上述したようなPC103、Webサーバ102、或いはその変形例の動作を実現させるようなプログラムは、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、或いは光磁気ディスク等の記録媒体に記録させて配布しても良い。或いは、公衆網等の通信回線を用いて、そのプログラムの一部、若しくは全部を配信するようにしても良い。そのようにした場合には、ユーザはプログラムを取得してコンピュータ(データ処理装置)にロードすることにより、そのコンピュータ、更にはそれとネットワークにより複数のコンピュータが接続されたシステムに本発明を適用させることができる。このことから、記録媒体は、プログラムを配信する装置がアクセスできるものであっても良い。
【0086】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、オークションに出品する商品となりうる物(例えば商品)のデータが格納されたデータベース(或いはファイル)を参照して、それにデータが格納された物のなかから、オークションに商品として出品する候補を抽出してユーザに提示し、その候補のなかで実際に出品する物をユーザに選択させ、その選択された物のデータを、ネットワーク上でオークションの場を提供しているオークションサーバに送信することにより、ユーザに選択させた物をオークションに出品させる。このため、ユーザは、ネットワーク上で行われるオークションへの商品の出品を容易、且つ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるオークションシステムの構成を示す図である。
【図2】オークションに出品する場合におけるPCとWebサーバ間のデータのやりとりを説明する図である。
【図3】出品した商品に対する入札が行われた場合におけるPCとWebサーバ間のデータのやりとりを説明する図である。
【図4】不良在庫管理処理のフローチャートである。
【図5】不良在庫判定処理の動作フローチャートである。
【図6】Webサーバ接続時におけるパーソナルコンピュータの動作の流れを示す動作フローチャートである。
【図7】図6のステップS609〜S617を実現させるWebサーバの動作の流れを示す動作フローチャートである。
【図8】不良在庫オークション出品決定画面例を示す図である。
【図9】不良在庫オークション出品確認画面例を示す図である。
【図10】不良在庫オークション出品完了画面例を示す図である。
【図11】入札価格一覧画面例を示す図である。
【図12】売買確認画面例を示す図である。
【図13】売り手の決定に応じて自動発行する売上伝票例を示す図である。
【図14】ホームページ例を示す図である。
【図15】ユーザ登録画面例を示す図である。
【図16】登録確認画面例を示す図である。
【図17】登録完了画面例を示す図である。
【図18】ユーザ認証画面例を示す図である。
【図19】業種選択画面例を示す図である。
【図20】商品オークション画面例を示す図である。
【図21】オークション参加確認画面例を示す図である。
【図22】オークション参加完了確認画面例を示す図である。
【図23】一覧表示業種選択画面例を示す図である。
【図24】出品商品一覧画面例を示す図である。
【符号の説明】
101 インターネット
102 Webサーバー
103 パーソナルコンピュータ
111 在庫データーベース
112 不良在庫データベース
113 オークション出品データベース
115 ユーザ情報データベース
116 オークション商品管理データベース
117 入札データベース
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットなどのネットワーク上でオークションを実現させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットは、グローバルな情報インフラストラクチャとして急速に発展している。その発展に伴い、現在では、インターネットは様々な形で利用されている。例えばオークションでは、インターネットによって多くの人が商品を出品したり、或いはそれに参加することができる。このことから、そのオークションの場を提供するのを専門とするサイトも多く開設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インターネット上に開設されたサイトにおける従来の商品の出品は、商品毎に、所定の入力項目にデータを入力することで行うようになっていた。このため、煩わしい操作を行わなければならないという問題点があった。
【0004】商品を出品する人のなかには、多くの商品を出品しようとする人もいる。その人は、各商品毎に煩わしい操作を行わなければならない。このため、そのような人にとって、その問題点は特に深刻である。
【0005】本発明の課題は、ネットワーク上で行われるオークションへの商品の出品を容易に行えるシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のオークションシステムは、ネットワークに、オークションに商品を出品するための第1の端末装置、該オークションに参加するための第2の端末装置、及び該オークションの場を提供するオークションサーバが接続されていることを前提とし、第1の端末装置は、オークションに出品する商品の候補を抽出する候補抽出手段と、候補抽出手段が抽出した候補のなかからオークションに出品する商品を選択するための商品選択手段と、商品選択手段により選択された商品の出品をオークションサーバに依頼する出品依頼手段と、を具備し、オークションサーバは、出品依頼手段が出品を依頼した商品を掲載することでオークションに出品させる、ようになっている。
【0007】なお、上記の構成において、オークションサーバは、オークションに出品させた商品に対し、第2の端末装置から送信された入札内容を保存する入札内容保存手段と、入札内容保存手段に保存された入札内容を、該入札内容が送信された商品を出品した第1の端末装置に送信する入札内容送信手段と、を具備し、入札内容送信手段が入札内容を送信した第1の端末装置側で落札者を決定させる、ことが望ましい。
【0008】また、上記第1の端末装置は、個別売買が可能な複数の商品を1商品としてオークションに出品し、第2の端末装置は、入札内容として、商品の希望個数、及び該希望個数の商品に対する希望金額を少なくとも送信し、オークションサーバは、第1の端末装置側で随時、商品の数の範囲内で商品の落札者を決定させる、ことが望ましい。
【0009】更に、候補抽出手段は、商品を個別に在庫管理するために構築された在庫データベースを参照し、該在庫データベースにデータが格納された商品のなかで不良在庫と見なすべき商品をオークションに出品する商品の候補として抽出し、商品選択手段は、候補抽出手段が抽出した商品の在庫データベースに格納されているデータを表示し、該データを表示させた商品を出品するか否か選択させるとともに、該表示させたデータの内容をユーザの指示に応じて変更し、出品依頼手段は、商品選択手段により表示されているデータをオークションサーバに送信して、該商品選択手段により選択された商品の出品を依頼する、ことが望ましい。
【0010】本発明のオークション方法は、ネットワークに、オークションに商品を出品するための第1の端末装置、該オークションに参加するための第2の端末装置、及び該オークションの場を提供するオークションサーバが接続されたシステムで用いられることが前提であり、第1の端末装置に、個別売買が可能な複数の商品を1商品としてオークションに出品させ、第2の端末装置に、オークションに出品された商品に対する入札内容として、該商品の希望個数、及び該希望個数の商品に対する希望金額を少なくともオークションサーバに送信させ、オークションサーバに、第2の端末装置から送信された入札内容を第1の端末装置に送信させ、入札内容が送信された第1の端末装置側で落札者を随時、決定させる、ようになっている。
【0011】本発明のデータ処理装置は、ネットワークを介して接続されたオークションサーバに対し、オークションへの商品の出品を依頼するために用いられることを前提とし、オークションに出品する商品の候補を抽出する候補抽出手段と、候補自動抽出手段が抽出した候補のなかからオークションに出品する商品を選択するための商品選択手段と、商品選択手段により選択された商品の出品をオークションサーバに依頼する出品依頼手段と、を具備する。
【0012】本発明の記録媒体は、ネットワーク上で行われるオークションに出品する商品の候補を抽出させるためのプログラムコードと、抽出された候補のなかからオークションに出品する商品を選択させるためのプログラムコードと、選択された商品の出品をネットワークに接続されたオークションサーバに依頼させるためのプログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴とする。
【0013】本発明では、オークションに出品する商品となりうる物(例えば商品)のデータが格納されたデータベース(或いはファイル)を参照して、それにデータが格納された物のなかから、オークションに商品として出品する候補を抽出してユーザに提示し、その候補のなかで実際に出品する物をユーザに選択させ、その選択された物のデータを、ネットワーク上でオークションの場を提供しているオークションサーバに送信することにより、ユーザに選択させた物をオークションに出品させる。
【0014】そのようにして商品を出品する場合、オークションに出品する商品を探すことが回避され、既に存在するデータを出品のために利用することから、出品のために入力すべきデータ量も最小限に抑えられる。このことから、商品の出品を極めて容易、且つ迅速に行えるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態によるオークションシステムの構成を示す図である。
【0016】そのシステムは、図1に示すように、インターネット101を利用してオークションを行うものである。オークションの場を提供するWebサーバ102、及びそのオークションに商品を出品する、或いはそのオークションに参加するためのパーソナルコンピュータ(以降、PCと略記する)103が多数、そのインターネット101に接続されている。
【0017】PC103のなかには、在庫データベース(以降、DBと略記する)111、不良在庫DB112、及びオークション出品DB113を有するものが存在している。それらのDB111〜113を有するPC103(以降、他のPC103と区別するためにPC103Aと表記する)は、生産者(会社など)や問屋、或いは店舗などに設置されたものである。本実施の形態によるオークションシステムは、そのPC103A、及びWebサーバ102をインターネットに接続することで構築されている。ここでは、便宜的に、PC103Aは店舗に設置されていることにする。
【0018】店舗などでは、問屋などから購入した商品を全て販売できるとは限らない。即ち購入した商品が不良在庫化することもある。商品が不良在庫化し、そのまま売れ残れば、大きな損失となるだけでなく、有用な資源を浪費することにもなる。このことから、図1に示すシステムは、インターネット101を用いて不良在庫化した商品の買い手を探し、売り手側と買い手側の双方の利益をもたらすことを主な狙いとして構築されている。
【0019】PC103Aが設置された店舗では、在庫管理を行うために、どのような商品が何時、どれだけ購入先から購入したか、そのなかで幾つの商品が販売されたか(幾つの商品が残っているか)、といったことをデータで処理する。在庫DB111は、そのために構築されたものであり、商品コード、商品名、JANコード(バーコードを読み取ることで得られるデータ)、最終取引日(商品を最後に購入した日)、在庫数、単価、不良在庫フラグ、などのデータが商品毎にレコード単位で格納されている。不良在庫DB112には、在庫DB111内で不良在庫と見なされた商品(レコード)のデータがレコード単位で格納される。そのレコードには、例えば、識別ID、JANコード、商品名、数量、希望単価、希望価格、などのデータが商品別に格納される。オークション出品DB113には、不良在庫と見なされた商品のなかで実際にオークションに出品した商品のデータがレコード単位で格納される。そのレコードには、例えば識別ID、JANコード、商品コード、商品名、数量、最低単価、最低金額、入札締切日、などのデータが商品別に格納される。不良在庫DB112、及びオークション出品DB113の各レコードには、共に識別IDが格納されている。その識別IDは、PC103AとWebサーバー102との間で商品を一義的に特定するためのデータである。
【0020】商品の出品、或いはオークションへの参加を所望するユーザは、Webサーバ102がオークションに係わるサービスを提供しているサイト(以降、オークションサイトと呼ぶ)にアクセスし、始めに登録を行う。その登録は、予め設定されている入力項目にデータを入力し、その入力したデータをWebサーバ102に送信することで行われる。そのようにして登録を行ったユーザに対し、Webサーバ102はユーザIDとパスワードを発行する。以降は、そのユーザIDとパスワードを入力してサービスの提供を依頼する。なお、そのサイトへのアクセスは、例えばダイヤルアップによって公衆回線を介してインターネット101との接続サービスを行っているISP(Internet Service Provider )と接続させた後、そのサイトのURL(Uniform Resource Locator)を指定して接続を指示することで行われる。
【0021】Webサーバ102は、ユーザが登録のために入力したデータ、更にはそのユーザに対して発行したユーザID、パスワードを、ユーザ単位でユーザ情報DB115に格納する。そのようなデータをユーザ情報DB115に格納することで、登録を受けたユーザのみにサービスを提供する。以降は、図2〜図24を参照しながら、そのサービスを受けるPC103Aの動作やそのサービスを提供するWebサーバ102の動作について詳細に説明する。
【0022】図4は、PC103Aが実行する不良在庫管理処理のフローチャートである。その管理処理は、不良在庫化した商品のオークションへの出品や、出品した商品の売り手の決定などに係わる処理を実行することで不良在庫の管理(処分)を支援するものである。PC103Aのユーザがマウスなどで所定の操作を行った場合に、PC103Aに搭載されたCPUが、例えば、それに搭載されたハードディスク装置のハードディスクに格納されたプログラムを実行することで実現される。始めに、その図4を参照して、PC103Aの動作、及びその動作に対応するWebサーバ102の動作について詳細に説明する。なお、ユーザの登録は、その管理処理の実行時に行えるが、その登録の流れや方法などは後述する図6におけるそれと基本的に同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0023】先ず、ステップS401では、ユーザに所望する処理内容を選択させるためのメニュー画面を、PC103Aが搭載した、或いはそれに接続されている表示装置上に表示させる。続くステップS402では、そのメニュー画面上でユーザが操作を行って選択した処理内容の種類を判定する。そのユーザが処理内容としてオークションへの出品を選択した場合、その旨が判定されてステップS403に移行する。
【0024】そのステップS403では、在庫DB111を対象にして、それにデータが格納されている商品のなかで不良在庫化した商品を判定して抽出する不良在庫判定処理を実行する。その判定処理を実行した後にステップS404に移行する。
【0025】図5は、その不良在庫判定処理のフローチャートである。ここで、図5を参照して、その判定処理について詳細に説明する。在庫DB111には、上述したように、商品のデータがレコード単位で格納されている。このことから、判定処理では、処理対象とするレコードを順次、変更しながら、そのレコードにデータが格納されている商品が不良在庫化しているか否か判定し、不良在庫化している商品のデータを不良在庫DB112に随時、レコード単位で追加していくようになっている。
【0026】不良在庫化しているか否かの判定は、最終取引日から、商品毎に予め設定されている日数(不良在庫判断日数)が過ぎても残っている商品を不良在庫と判定するようにしている。在庫DB111には、既に不良在庫と見なした商品のレコードが残っている場合がある。そのレコードの不良在庫フラグの値は、その旨を示す値となっている。このことから、不良在庫フラグの値がその値となっているレコードは処理対象から除外している。
【0027】先ず、ステップS501では、在庫DB111から1レコードを読み出す。続くステップS502では、そのレコードに格納されている最終取引日を、例えばPC103Aに搭載されたタイマの日付と比較する。その後はステップS503に移行して、それらの日付から不良在庫判断日数を越えて商品が残っているか否か判定する。最終取引日からその判断日数が過ぎても商品が残っていた場合、不良在庫と見なすことから判定はYESとなり、ステップS504に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップS501に戻り、処理対象を次のレコード(商品)に変えて、それ以降の処理を同様に実行する。
【0028】ステップS504では、不良在庫と見なした商品のデータが格納されている在庫DB111のレコード中の不良在庫フラグの値を、不良在庫であることを示す値に書き換える。また、そのレコード中から不良在庫DB112に格納すべきデータを抽出したり、その中のデータから格納すべきデータを生成する。そのようなことを行った後、ステップS505に移行する。なお、そのレコード中からは、JANコードや商品名、在庫数、及び単価などのデータを抽出し、在庫数と単価からは希望価格を生成(算出)している。希望価格は、在庫数に単価を掛けることで算出している。
【0029】ステップS505では、商品を識別するためのIDを発行する。続くステップS506では、発行したID、ステップS504で在庫DB111のレコードから抽出したデータ、及びそのデータから生成したデータを格納したレコードを不良在庫DB112に追加してそれを更新する。その更新を行うと、ステップS507に移行して、在庫DB111に次に処理対象とすべきレコードの有無を判定する。処理対象とすべきレコードが残っていなかった場合、その旨が判定されて一連の処理を終了し、図4のステップS404に移行する。そうでない場合には、即ち処理対象とすべきレコードが残っている場合には、上記ステップS501に戻り、処理対象とすべきレコードを処理対象にして、それ以降の処理を同様に実行する。
【0030】このようにして、不良在庫判定処理が実行されると、在庫DB111にデータが格納された商品のなかで不良在庫化したと見なす商品が自動的に抽出され、それのデータが不良在庫DB112に格納される。
【0031】図4の説明に戻る。上記不良在庫判定処理の実行後に移行するステップS404では、不良在庫と見なした商品の一覧を配置した図8に示すような不良在庫オークション出品決定画面を表示する。その画面に配置するのは、不良在庫DB112に格納されたレコードのなかで、その中の識別IDがオークション出品DB113に格納されたレコード中の識別IDと一致していないレコードの商品である。言い換えれば、不良在庫と見なした商品のなかで現在、オークションに出品していない商品である。なお、その画面の表示は、不良在庫DB112からオークションに出品されていない商品のレコードを読み出し、そのレコード中の予め定めたデータを画面中に挿入することで行われる。
【0032】本実施の形態では、図8に示すように、商品のデータとして、商品名、数量、単価、及び金額をテーブル形式で表示している。各行には、それぞれ、チェックボックスが配置され、そのチェックボックスにチェックマークを表示させることで商品を出品するか否か指定するようになっている。チェックマークを表示させることで出品が指定される。項目「入札締切日」、項目「数量」、項目「単価」、及び項目「金額」には、ユーザが任意のデータを入力することができるようになっている。項目「単価」、及び項目「金額」は、そのうちの一方を入力すれば良く、それらには最低金額を入力することになっている。ユーザは、マウスなどを操作することで、出品を所望する商品のチェックボックスをクリックしてチェックマークの表示/非表示を切り換えたり、キーボードを操作して項目に所望のデータを入力した後、「決定」ボタン、或いは「取消」ボタンをクリックする。そのようなことは、上記ステップS404の処理を実行することで実現され、「決定」ボタン、或いは「取消」ボタンをユーザがクリックすることで、ステップS405に移行する。
【0033】そのステップS405では、クリックされたボタンが「取消」ボタンか否か判定する。ユーザが「取消」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなり、表示中の画面などを消した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップS406に移行する。
【0034】ステップS406では、その時点でチェックマークが表示されている行の商品を出品する商品として決定する。続くステップS407では、出品する商品をユーザに確認させるために、図9に示すような不良在庫オークション出品確認画面を表示させる。その図9に示す画面は、図8に示す状態でユーザが「決定」ボタンをクリックしたときのものである。その図8では、チェックマークが表示されていた商品名は「海苔」と「フラワー小麦粉1kg」である。このことから、図9に示す画面では、それら商品名の商品の出品を実際に行って良いのか否かを確認する形となっている。
【0035】図9に示すように、不良在庫オークション出品確認画面には、「送信」ボタン、及び「戻る」ボタンが配置されている。そのうちの何れかをユーザがクリックすると、ステップS408に移行して、ユーザが出品の実行を指示したか否か判定する。ユーザが「送信」ボタンをクリックした場合、実行が指示されたと判定して、ステップS409に移行する。そうでない場合には、取消が指示されたと判定して上記ステップS404に戻る。
【0036】ステップS409では、ユーザが出品を指定した商品のレコードを不良在庫DB112から読み出し、そのレコード中の予め定めたデータ、及びユーザが図8に示す不良在庫オークション出品決定画面上で入力したデータを商品単位でまとめてオークション出品DB113に格納する。その一方では、Webサーバ102にアクセスし、オークション出品DB113に新たに追加したレコードを送信する。その後、ステップS410に移行する。なお、Webサーバ102へのアクセスは、上述したように、例えばダイアルアップによりISPと接続した後、そのWebサーバ102との接続を指示することで行われる。そのWebサーバ102と接続し、それにデータを送信するのは、予め登録された手順に従って自動的に行われるようになっている。
【0037】上述したようにしてデータが送信されたWebサーバ102は、図2に示すように、そのデータを商品単位でオークション商品管理DB116に格納する。その格納の際に、参加日時を各商品のレコードに追加する。そのようにしてオークション商品管理DB116にデータを格納することで、商品の出品の依頼が受理される。
【0038】依頼を受理したWebサーバ102は、図1010に示すような不良在庫オークション出品完了画面を生成し、その依頼を送信してきたPC103Aにそれを送信する。このことから、ステップS409に続くステップS410では、Webサーバ102から受信した図1010に示すような画面を表示し、ユーザに商品の出品の依頼を受理したことを通知する。その画面には、図10に示すように、「了解」ボタンが配置されている。ユーザがその「了解」ボタンをクリックすると、表示中の画面を消去するといったことを行った後、一連の処理を終了する。
【0039】このように、オークションに出品する商品の候補を在庫DB111から自動的に抽出し、その候補のデータを在庫DB111から読み出して、その候補を出品するためにデータを入力すべき項目のなかで自動入力が可能な項目に自動入力している。このため、ユーザは、オークションに出品する商品を探す手間がなくなり、その商品を出品するために入力しなければならないデータ量も最小限に抑えられることになる。これらのことから、商品を極めて容易にオークションに出品することができるようになる。
【0040】一方、上記メニュー画面上でユーザが処理内容として、出品した商品への入札状況の確認を選択した場合、上記ステップS402でその旨が判定されてステップS411に移行する。そのステップS411では、上述したようにしてインターネット101との接続を行い、続くステップS412ではWebサーバ102との接続を行う。その後はステップS413に移行する。
【0041】ステップS413では、Webサーバ102から送信される入札の有無を示すデータを受信し、そのデータから入札の有無を判定する。出品した商品に対し入札が行われていない場合、その旨が判定され、そのことを通知するメッセージを表示した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、その旨が判定されてステップS414に移行する。
【0042】商品に対して入札が行われる度に、Webサーバ102は、その入札内容、その入札を行ったユーザなどのデータを入札データとして入札DB117に格納する。図3に示すように、入札を行ったユーザのデータは、ユーザ情報DB115から読み出して取得する。ステップS414では、Webサーバ102に、入札DB117に格納された入札データ(レコード)のなかで、出品した商品の識別IDと一致する識別IDを有する入札データの送信を依頼し、それによってWebサーバ102が生成して送信する図11に示すような入札価格一覧画面を受信して、それを表示させる。
【0043】その入札価格一覧画面には、商品毎に、その商品に入札したユーザ(入札者)自身のデータ(ここでは取引先や所在地)、その入札内容を示すデータ(ここでは、希望個数や希望金額)が配置されている。入札者(行)単位で配置されているチェックボックスは、商品の売り手(落札者)を選択するためのものであり、そのボックスにチェックマークが表示された入札者は、落札者として選択されていることを表している。マウスなどを操作してのチェックボックス内におけるチェックマークの表示/非表示の切り換え、画面に配置された「決定」ボタンや「取消」ボタンのクリックなどは、上記ステップS414を実行することで実現させている。
【0044】ユーザが「決定」ボタン、或いは「取消」ボタンをクリックすると、ステップS415に移行して、クリックされたのが「取消」ボタンか否か判定する。ユーザがその「取消」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなり、表示中の画面などを消去した後、一連の処理を終了する。そうでな場合には、判定はNOとなってステップS416に移行する。
【0045】ステップS416では、その時点でチェックマークが表示されている行の入札者を売り手(落札者)として決定する。続くステップS417では、落札者、及びその落札者が入札した内容をユーザに確認させるために、図12に示すような売買確認画面を表示させる。その図12に示す画面は、図11に示す状態でユーザが「決定」ボタンをクリックしたときのものである。その図11では、チェックマークが表示されていた入札者は、商品名が「海苔」では「佐藤酒店」と「村上商店」であり、商品名が「○○小麦粉1kg」では「南商店」、商品名が「洗剤○○」では「松野薬局」である。このことから、図12に示す画面では、それら商品名の商品の売り手をそれらの入札者として良いのか否かを確認する形となっている。
【0046】図12に示すように、売買確認画面には、「送信」ボタン、及び「前画面」ボタンが配置されている。そのうちの何れかをユーザがクリックすると、ステップS408に移行して、ユーザが実行、即ち落札者の確定を指示したか否か判定する。ユーザが「送信」ボタンをクリックした場合、実行が指示されたと判定して、ステップS409に移行する。そうでない場合には、即ちユーザが「前画面」ボタンをクリックした場合には、取消が指示されたと判定して上記ステップS414に戻る。
【0047】ステップS418から移行した場合、ステップS409では、図12に示す売買確認画面で表示されているデータをWebサーバ102に送信して、商品の落札が行われたことやその落札の内容(売り手が決まった商品数を含む)について通知する。その一方では、売り手(商品を売る相手)の決定に伴い、その売り手との取引を行うために、図13に示すような売上伝票を自動発行する。更には、その落札の内容に応じて、在庫DB111、不良在庫DB112、及びオークション出品DB113の該当するレコードの内容の更新を行い、売り手の決定をそれらのDB111〜113に反映させる。そのようなことを行った後、ステップS410に移行する。
【0048】売上伝票を自動発行することで、商品の出品者は売り手を決定した以降の取引をより迅速に行えるようになる。また、伝票発行のために煩わしい操作を行う必要がなくなるため、操作性も向上することになる。
【0049】Webサーバ102は、上記ステップS409の実行により図12に示す売買確認画面上のデータを受信すると、そのデータを基に、オークション商品管理DB116中の対応するレコードの内容を更新する一方、そのデータを受信した旨を通知する画面をPC103Aに送信する。このことから、ステップS418からステップS409に移行した場合、ステップS410ではその画面を表示してデータの送信が完了したことをユーザに通知する。その画面にも、図10に示すような「了解」ボタンが配置されており、ユーザがそのボタンをクリックすると、表示中の画面などを消去した後、一連の処理を終了する。
【0050】本実施の形態では、このように、メニュー画面上で入札状況確認を選択すると、出品した商品への入札状況の確認や、落札者の決定を随時、行えるようにしている。これは、複数の商品を1商品としてオークションに出品するため、図8に示す不良在庫オークション出品決定画面上で入札締切日を指定しても、商品が残っている限りオークションは成立するからである。そのように、落札者を随時、決定できるようにすると、希望個数は少なくとも単価が高い入札者に商品を落札させるようなことが行える。このため、商品を出品する側にとっては、商品全体での売り上げをより上げたり、商品を随時、お金に換えることができ、高い利便性を得ることができる。商品を購入する側にとっても、入札締切日を待たずに商品を手に入れることができるため、利便性が向上することになる。
【0051】図6は、Webサーバ102接続時におけるPC103の動作の流れを示す動作フローチャートである。次に、図6を参照して、次に、上記不良在庫管理処理を実行しないPC103がWebサーバ102にアクセスした際の動作、その動作を実現させるWebサーバ102の動作について詳細に説明する。その図6に示す動作フローチャートは、PC103のCPUが、例えばハードディスク装置内のハードディスクに格納されたプログラムを実行することで実現される。
【0052】Webサーバ102上に開設されたオークションサイトにPC103がアクセスすると、Webサーバ102は図14に示すようなホームページを送信する。このことから、先ず、ステップS601では、そのホームページを受信して表示する。そのホームページには、メニューとして、「ユーザ登録」「オークション参加」及び「オークション出品商店一覧」が配置されている。PC103のユーザがそれらのうちの一つをクリックすると、ステップS602に移行して、ユーザが選択したメニューの種類を判定する。それ以降は、その判定結果に応じて処理が分岐する。
【0053】そのステップS602でユーザが「ユーザ登録」を選択したと判定すると、次にステップS603に移行する。そのステップS603では、ユーザの選択結果をデータとしてWebサーバ102に送信し、そのデータを受信してWebサーバ102が送信する図15に示すようなユーザ登録画面を受信するのを待って、その画面を表示する。
【0054】上記ユーザ登録画面には、図15に示すように、様々なボックスが配置されており、ユーザはその全てのボックスにデータを入力する。そのデータ入力や、「登録」ボタン、或いは「取消」ボタンのクリックなどは、ステップS603の実行によって実現される。ユーザが「登録」ボタン、或いは「取消」ボタンをクリックすると、ステップS604に移行する。なお、図15R>5中の項目「会社名」に入力されたデータは、図11に示す入札価格一覧表示画面では項目「取引先」のデータとして表示され、項目「住所」で入力された都道府県名、及び市町村名は、その図11に示す画面では項目「所在地」のデータとして表示される。
【0055】ステップS604では、クリックされたのが「登録」ボタンか否か判定する。ユーザがそのボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS605に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップS603に戻る。そのステップS603に戻った場合には、ユーザは始めからデータ入力を行うことになる。
【0056】ステップS605では、ユーザが図15のユーザ登録画面上で入力したデータをWebサーバ102に送信し、それによってWebサーバ102が生成し送信する図16に示すような登録確認画面を受信して表示する。その登録確認画面には、「登録」ボタン、及び「戻る」ボタンが配置されている。そのうちの一つをユーザがクリックすると、ステップS606に移行して、「登録」ボタンがクリックされたか否か判定する。ユーザが「登録」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS607に移行する。そうでない場合、判定はNOとなり、上記ステップS603に戻る。
【0057】ステップS607では、ユーザが登録を指示した旨を示すデータをWebサーバ102に送信する。そのデータを受信したWebサーバ102は、登録を依頼したユーザに対してユーザID、及びパスワードを発行し、そのユーザID、パスワード、及び既に受信したデータ(図15に示す画面上で入力されたデータ)からなるレコードをユーザ情報DB115に新たに追加する。そのようにしてユーザの登録を行う一方、PC103に対しては、図17に示すような登録完了画面を生成して送信する。その画面を受信しての表示もステップS607で行われる。
【0058】図17に示すように、登録完了画面には「トップページへ」ボタンが配置されている。そのボタンをユーザがクリックすると、上記ステップS601に戻り、図14に示すホームページを表示する。
【0059】上記ステップS603〜S607を実行することでユーザ登録が行われる。図4に示す不良在庫管理処理の実行時にも、特に図示していないが、それらのステップS603〜S607と同様の内容、流れで処理を実行することでユーザ登録が行えるようになっている。
【0060】図14に示すホームページ上でユーザが「オークション参加」を選択(クリック)すると、そのことがステップS602で判定されてステップS608に移行する。そのステップS608では、ユーザの選択結果をデータとしてWebサーバ102に送信し、そのデータを受信してWebサーバ102が送信する図18に示すようなユーザ認証画面を受信するのを待って、その画面を表示する。続くステップS609では、ユーザの操作に応じてユーザID、及びパスワードを入力し、ユーザが「実行」ボタンをクリックすると、入力したユーザID、パスワードをWebサーバ102に送信する。
【0061】ユーザID、パスワードを受信したWebサーバ102は、例えばユーザIDをキーとしてユーザ情報DB115の検索を行い、それらの組み合わせがユーザ情報DB115に格納されているか否か確認する。その結果、それらの組み合わせを格納したレコードがユーザ情報DB115に存在しているのを確認すると、登録した正規のユーザがオークションに参加を希望してきたとして、図19に示すような業種選択画面を送信する。ステップ609に続くステップS610では、その画面を受信して表示する。なお、図18に示すユーザ認証画面上で「取消」ボタンをユーザがクリックすると、特には図示していないが、上記ステップs601に戻って図14に示すホームページを表示するようになっている。
【0062】上記業種選択画面には、業種(ジャンル)を入力するボックス、そのボックスに入力する業種を選択するためのプルダウンボタン、及び「決定」ボタンが配置されている。業種の入力は、プルダウンボタンをクリックして選択候補の一覧を表示させ、そのなかから一つを選択することで行うようになっている。そのようにして業種を入力した後、ユーザが「決定」ボタンをクリック、或いは特には図示していないボタンなどをクリックしてオークション参加の取りやめを指示すると、ステップS610からステップS611に移行する。
【0063】ステップS612では、ユーザが実行を指示したか否か判定する。ユーザが秒種の選択を行った後、「決定」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS612に移行する。そうでない場合には、即ちオークション参加の取りやめをユーザが指示した場合には、判定はNOとなり、上記ステップS601に戻って図14に示すホームページを表示する。
【0064】上記業種(ジャンル)は、図15に示すように、ユーザ登録画面上でも入力するようになっている。本実施の形態では、2つまで入力することができるようにしている。これは、ユーザが様々な商品を扱うことも多いためである。登録したユーザが商品を出品すると、その出品した商品は、登録時に入力した業種の商品であるとして扱い、その業種はオークション商品管理DB116にも格納している。そのユーザ登録画面には、通常参加ジャンルの入力項目がある。Webサーバ102は、その通常参加ジャンルに入力された業種(ジャンル)をボックスに表示させた状態で業種選択画面を送信する。このことから、図19に示す業種選択画面上で業種を選択することなく「決定」ボタンをクリックすると、登録時に入力した通常参加ジャンルをユーザが選択したことになる。
【0065】ステップS612では、ユーザが図19に示す画面上で選択した業種を示すデータをWebサーバ102に送信する。そのデータを受信したWebサーバ102は、受信したデータが表す業種をキーとしてオークション商品管理DB116の検索を行い、該当するレコードを抽出し、図20に示すような商品オークション画面を生成して送信する。
【0066】上記商品オークション画面では、図20に示すように、各商品(行)毎にチェックボックスが配置され、そのボックスにチェックマークを表示させることで入札する商品を選択するようになっている。項目「希望個数」、項目「希望金額」には、それぞれ、ユーザが望む数字(入札内容)を入力することができる。その画面に配置された「送信」ボタン、或いは「取消」ボタンをユーザがクリックすると、ステップS612からステップS613に移行して、「取消」ボタンがクリックされたか否か判定する。ユーザがその「取消」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなり、ステップS617で入力されたデータをクリアした後、上記ステップS610に戻る。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップS614に移行する。
【0067】ステップS614では、図20に示す商品オークション画面上でユーザが入力したデータをWebサーバ102に送信する。そのデータを受信したWebサーバ102は、図20に示す画面上で入札を希望した商品のデータのみを抽出し、オークションに参加を希望した内容を確認させるために、図21に示すようなオークション参加確認画面を生成し、それを送信する。その画面を受信して表示するのはステップS614で行われる。
【0068】図21に示す画面には、「実行」ボタン、及び「前画面」ボタンが配置されている。それらのうちの何れかをユーザがクリックすると、ステップS614からステップS615に移行して、「実行」ボタンがクリックされたか否か判定する。ユーザが「実行」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなり、ステップS616に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップS617に移行する。
【0069】ステップS616では、Webサーバ102にオークション参加をユーザが最終的に指示した旨を送信する。その旨を受信したWebサーバ102は、図2121に示す画面上で配置したデータ、オークション商品管理DB116に格納された商品のデータを商品毎にまとめ、入札DB117に格納する。同じユーザが同じ商品に既に入札を行っていれば、該当するレコードの内容を更新する。そのようにして、ユーザが指定した内容でのオークションへの参加を完了させる一方、オークションへの参加が完了したことを通知するために、図22に示すようなオークション参加完了確認画面を生成して送信する。
【0070】その確認画面には、図22に示すように、「トップページへ」ボタンが配置されている。ユーザがそのボタンをクリックすると、上記ステップS601に戻り、図14に示すホームページを表示する。
【0071】このようにして、登録されたユーザは、随時、オークションに参加できるようになっている。ユーザがオークションに参加する度に、入札DB117にはレコードが追加されたり、それに格納されたレコードの内容が更新される。
【0072】図14に示すホームページ上でユーザが「オークション出品商品一覧」を選択(クリック)すると、そのことがステップS602で判定されてステップS618に移行する。そのステップS618では、ユーザの選択結果をデータとしてWebサーバ102に送信し、そのデータを受信してWebサーバ102が送信する図23に示すような商品一覧出品画面を受信するのを待って、その画面を表示する。その画面を表示した後は、ステップS619に移行する。
【0073】その商品一覧出品画面は、図19に示す業種選択画面と同様の構成となっている。即ちプルダウンボタンを操作して選択候補の一覧を表示させ、そのなかから一つを選択することで業種を入力するようになっている。デフォルトは、ユーザが図15に示すユーザ登録画面上で入力した通常参加ジャンルである。ステップS619では、そのような業種の入力をユーザの操作に応じて行う。
【0074】図23に示す画面上に配置された「決定」ボタンをユーザがクリックすると、ステップS619からステップS620に移行する。そのステップS620では、Webサーバ102にボックス内に入力されている業種のデータを送信する。そのデータを受信したWebサーバ102は、例えばそのデータをキーにしてオークション商品管理DB116を検索し、該当するレコード(商品)を抽出する。抽出したレコードは、出品者別にまとめる。また、抽出したレコードに格納された識別IDをキーとして入札DB117の検索を行い、該当するレコードを抽出して、商品単位で入札された件数をカウントする。そのようなことを行った後、図24に示すような出品商品一覧画面を生成して送信する。上記ステップS620では、その画面を受信して表示することも合わせて行う。図24に示すような画面が表示されることで、ユーザはどの出品者(ユーザ)がそのような商品を出品し、その商品に対してどれぐらいの入札が行われているかを容易に知ることができる。
【0075】その出品商品一覧画面には、「トップページ」ボタンの他に、業種(ジャンル)を入力するボックス、プルダウンボタン、「決定」ボタンが図23に示す画面のように配置されている。それにより、業種を換えて、一覧画面を表示することができるようになっている。
【0076】その出品商品一覧画面上の「トップページ」ボタン、或いは「決定」ボタンをユーザがクリックすると、ステップS620からステップS621に移行して、ユーザがクリックしたボタンの種類を判定する。ユーザが「トップページ」ボタンをクリックした場合、その旨が判定されて上記ステップS602に移行し、図1414に示すホームページを表示する。そうでない場合には、即ち「決定」ボタンをユーザがクリックした場合には、その旨が判定されて上記ステップS620に移行する。
【0077】次に、図7に示す動作フローチャートを参照して、Webサーバ102に注目してその動作を説明する。その図7に示す動作フローチャートは、図6のステップS609〜S617のPC103の動作を実現させる動作の流れを示したものである。その動作フローチャートは、Webサーバ102のCPUが、例えばハードディスク装置のハードディスクに格納されたプログラムを実行することで実現される。
【0078】図18に示すユーザ認証画面を表示した後は、ステップS701に移行して、PC103からユーザID、パスワードを受信するのを待つ。それらを受信すると、ステップS702に移行し、例えばユーザIDをキーとしてユーザ情報DB115の検索を行い、それによって抽出したレコードのパスワードが受信したパスワードと一致するか否か確認することで認証を行う。その認証を行った後は、ステップS703に移行して、正規ユーザがオークション参加を希望してきたか否か判定する。ユーザ情報DB115に、受信したユーザID、パスワードが同じレコードに格納されているものが存在していた場合、判定はYESとなりステップS704に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップS715に移行してトップページを送信した後、一連の処理を終了する。
【0079】ステップS704では、図19に示すような業種選択画面をPC103に送信する。続くステップS705では、PC103から業種を示すデータを受信するのを待つ。そのデータを受信すると、ステップS706に移行して、その業種に該当するレコードをオークション商品管理DB116から抽出し、そのレコード中のデータを用いて図20に示すような商品オークション画面を生成し送信する。その後は、ステップS707に移行して、PC103からデータを受信するのを待つ。
【0080】そのデータを受信すると、ステップS708に移行して、そのデータがオークションへの参加を表明するものであるか否か判定する。PC103のユーザが図20に示す商品オークション画面上のチェックボックスにチェックマークを表示させた状態で「送信」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS709に移行する。そうでない場合には、即ちどのチェックボックスにもチェックマークを表示させることなく「送信」ボタンをクリックするか、或いは「取消」ボタンをクリックした場合には、が判定はNOとなって上記ステップS704に戻る。なお、ステップS709の判定がYESのときには、ユーザが図20に示す画面上で入力したデータがステップS708で受信される。
【0081】ステップS709では、ユーザがチェックマークを表示させたチェックボックスに応じて、図21に示すようなオークション参加確認画面を生成して送信する。続くステップS710では、PC103からデータを受信するのを待つ。そのデータを受信すると、ステップS711に移行して、そのデータが、ユーザが参加を確認したことを表すものか否か判定する。ユーザが図2121に示すオークション参加確認画面上の「実行」ボタンをクリックした場合、判定はYESとなってステップS712に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップS704に戻る。
【0082】ステップS712では、参加確認を示すデータを受信したことから、図22に示すようなオークション参加完了画面を生成して送信する。続くステップS713では、図20に示す商品オークション画面上でチェックマークを表示させた商品に対してユーザが入力した情報(ここでは、希望個数、及び希望金額)、その商品の他のデータ、及び入札を行ったユーザのデータを1レコードにまとめ、そのレコードを用いて入札DB117を更新する。そのユーザがその商品に対して入札を初めて行ったのであれば、入札DB117にレコードが追加され、初めてでなければ、既に格納されているレコードの内容が更新される。
【0083】ステップS713に続くステップS714では、PC103からデータを受信するのを待つ。そのデータを受信すると、即ち図21に示す画面上の「トップページ」ボタンをユーザがクリックすると、ステップS715に移行して、図14に示すトップページを送信した後、一連の処理を終了する。
【0084】なお、本実施の形態では、オークションに出品する候補を抽出するために参照するDB(或いはファイル)を予め特定しているが、そのDB(或いはファイル)はユーザが任意に選択できるようにしても良い。その候補として、不良在庫判断日数を過ぎた商品を無条件で抽出しているが、商品毎に抽出するうえでの条件を任意に設定できるようにしても良い。例えば、その候補とすべき商品の範囲を特定する条件を設定させて、その条件を満たす商品のみを対象に候補を抽出するようにしても良い。
【0085】上述したようなPC103、Webサーバ102、或いはその変形例の動作を実現させるようなプログラムは、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、或いは光磁気ディスク等の記録媒体に記録させて配布しても良い。或いは、公衆網等の通信回線を用いて、そのプログラムの一部、若しくは全部を配信するようにしても良い。そのようにした場合には、ユーザはプログラムを取得してコンピュータ(データ処理装置)にロードすることにより、そのコンピュータ、更にはそれとネットワークにより複数のコンピュータが接続されたシステムに本発明を適用させることができる。このことから、記録媒体は、プログラムを配信する装置がアクセスできるものであっても良い。
【0086】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、オークションに出品する商品となりうる物(例えば商品)のデータが格納されたデータベース(或いはファイル)を参照して、それにデータが格納された物のなかから、オークションに商品として出品する候補を抽出してユーザに提示し、その候補のなかで実際に出品する物をユーザに選択させ、その選択された物のデータを、ネットワーク上でオークションの場を提供しているオークションサーバに送信することにより、ユーザに選択させた物をオークションに出品させる。このため、ユーザは、ネットワーク上で行われるオークションへの商品の出品を容易、且つ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるオークションシステムの構成を示す図である。
【図2】オークションに出品する場合におけるPCとWebサーバ間のデータのやりとりを説明する図である。
【図3】出品した商品に対する入札が行われた場合におけるPCとWebサーバ間のデータのやりとりを説明する図である。
【図4】不良在庫管理処理のフローチャートである。
【図5】不良在庫判定処理の動作フローチャートである。
【図6】Webサーバ接続時におけるパーソナルコンピュータの動作の流れを示す動作フローチャートである。
【図7】図6のステップS609〜S617を実現させるWebサーバの動作の流れを示す動作フローチャートである。
【図8】不良在庫オークション出品決定画面例を示す図である。
【図9】不良在庫オークション出品確認画面例を示す図である。
【図10】不良在庫オークション出品完了画面例を示す図である。
【図11】入札価格一覧画面例を示す図である。
【図12】売買確認画面例を示す図である。
【図13】売り手の決定に応じて自動発行する売上伝票例を示す図である。
【図14】ホームページ例を示す図である。
【図15】ユーザ登録画面例を示す図である。
【図16】登録確認画面例を示す図である。
【図17】登録完了画面例を示す図である。
【図18】ユーザ認証画面例を示す図である。
【図19】業種選択画面例を示す図である。
【図20】商品オークション画面例を示す図である。
【図21】オークション参加確認画面例を示す図である。
【図22】オークション参加完了確認画面例を示す図である。
【図23】一覧表示業種選択画面例を示す図である。
【図24】出品商品一覧画面例を示す図である。
【符号の説明】
101 インターネット
102 Webサーバー
103 パーソナルコンピュータ
111 在庫データーベース
112 不良在庫データベース
113 オークション出品データベース
115 ユーザ情報データベース
116 オークション商品管理データベース
117 入札データベース
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ネットワークに、オークションに商品を出品するための第1の端末装置、該オークションに参加するための第2の端末装置、及び該オークションの場を提供するオークションサーバが接続されたシステムにおいて、前記第1の端末装置は、前記オークションに出品する商品の候補を抽出する候補抽出手段と、前記候補抽出手段が抽出した候補のなかから前記オークションに出品する商品を選択するための商品選択手段と、前記商品選択手段により選択された商品の出品を前記オークションサーバに依頼する出品依頼手段と、を具備し、前記オークションサーバは、前記出品依頼手段が出品を依頼した商品を掲載することで前記オークションに出品させる、ことを特徴とするオークションシステム。
【請求項2】 前記オークションサーバは、前記オークションに出品させた商品に対し、前記第2の端末装置から送信された入札内容を保存する入札内容保存手段と、前記入札内容保存手段に保存された入札内容を、該入札内容が送信された商品を出品した前記第1の端末装置に送信する入札内容送信手段と、を具備し、前記入札内容送信手段が前記入札内容を送信した前記第1の端末装置側で落札者を決定させる、ことを特徴とする請求項1記載のオークションシステム。
【請求項3】 前記第1の端末装置は、個別売買が可能な複数の商品を1商品として前記オークションに出品し、前記第2の端末装置は、前記入札内容として、商品の希望個数、及び該希望個数の商品に対する希望金額を少なくとも送信し、前記オークションサーバは、前記第1の端末装置側で随時、前記商品の数の範囲内で商品の落札者を決定させる、ことを特徴とする請求項1、または2記載のオークションシステム。
【請求項4】 前記候補抽出手段は、商品を個別に在庫管理するために構築された在庫データベースを参照し、該在庫データベースにデータが格納された商品のなかで不良在庫と見なすべき商品を前記オークションに出品する商品の候補として抽出し、前記商品選択手段は、前記候補抽出手段が抽出した商品の前記在庫データベースに格納されているデータを表示し、該データを表示させた商品を出品するか否か選択させるとともに、該表示させたデータの内容をユーザの指示に応じて変更し、前記出品依頼手段は、前記商品選択手段により表示されているデータを前記オークションサーバに送信して、該商品選択手段により選択された商品の出品を依頼する、ことを特徴とする請求項1、2、または3記載のオークションシステム。
【請求項5】 ネットワークに、オークションに商品を出品するための第1の端末装置、該オークションに参加するための第2の端末装置、及び該オークションの場を提供するオークションサーバが接続されたシステムで用いられる方法であって、前記第1の端末装置に、個別売買が可能な複数の商品を1商品として前記オークションに出品させ、前記第2の端末装置に、前記オークションに出品された商品に対する入札内容として、該商品の希望個数、及び該希望個数の商品に対する希望金額を少なくとも前記オークションサーバに送信させ、前記オークションサーバに、前記第2の端末装置から送信された入札内容を前記第1の端末装置に送信させ、前記入札内容が送信された第1の端末装置側で落札者を随時、決定させる、ことを特徴とするオークション方法。
【請求項6】 ネットワークを介して接続されたオークションサーバに対し、オークションへの商品の出品を依頼するために用いられるデータ処理装置であって、前記オークションに出品する商品の候補を抽出する候補抽出手段と、前記候補抽出手段が抽出した候補のなかから前記オークションに出品する商品を選択するための商品選択手段と、前記商品選択手段により選択された商品の出品を前記オークションサーバに依頼する出品依頼手段と、を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項7】 ネットワークを介してオークションサーバに接続される端末装置を制御するためのコンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記ネットワーク上で行われるオークションに出品する商品の候補を抽出させるためのプログラムコードと、前記抽出された候補のなかから前記オークションに出品する商品を選択させるためのプログラムコードと、前記選択された商品の出品を前記ネットワークに接続された前記オークションサーバに依頼させるためのプログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
【請求項1】 ネットワークに、オークションに商品を出品するための第1の端末装置、該オークションに参加するための第2の端末装置、及び該オークションの場を提供するオークションサーバが接続されたシステムにおいて、前記第1の端末装置は、前記オークションに出品する商品の候補を抽出する候補抽出手段と、前記候補抽出手段が抽出した候補のなかから前記オークションに出品する商品を選択するための商品選択手段と、前記商品選択手段により選択された商品の出品を前記オークションサーバに依頼する出品依頼手段と、を具備し、前記オークションサーバは、前記出品依頼手段が出品を依頼した商品を掲載することで前記オークションに出品させる、ことを特徴とするオークションシステム。
【請求項2】 前記オークションサーバは、前記オークションに出品させた商品に対し、前記第2の端末装置から送信された入札内容を保存する入札内容保存手段と、前記入札内容保存手段に保存された入札内容を、該入札内容が送信された商品を出品した前記第1の端末装置に送信する入札内容送信手段と、を具備し、前記入札内容送信手段が前記入札内容を送信した前記第1の端末装置側で落札者を決定させる、ことを特徴とする請求項1記載のオークションシステム。
【請求項3】 前記第1の端末装置は、個別売買が可能な複数の商品を1商品として前記オークションに出品し、前記第2の端末装置は、前記入札内容として、商品の希望個数、及び該希望個数の商品に対する希望金額を少なくとも送信し、前記オークションサーバは、前記第1の端末装置側で随時、前記商品の数の範囲内で商品の落札者を決定させる、ことを特徴とする請求項1、または2記載のオークションシステム。
【請求項4】 前記候補抽出手段は、商品を個別に在庫管理するために構築された在庫データベースを参照し、該在庫データベースにデータが格納された商品のなかで不良在庫と見なすべき商品を前記オークションに出品する商品の候補として抽出し、前記商品選択手段は、前記候補抽出手段が抽出した商品の前記在庫データベースに格納されているデータを表示し、該データを表示させた商品を出品するか否か選択させるとともに、該表示させたデータの内容をユーザの指示に応じて変更し、前記出品依頼手段は、前記商品選択手段により表示されているデータを前記オークションサーバに送信して、該商品選択手段により選択された商品の出品を依頼する、ことを特徴とする請求項1、2、または3記載のオークションシステム。
【請求項5】 ネットワークに、オークションに商品を出品するための第1の端末装置、該オークションに参加するための第2の端末装置、及び該オークションの場を提供するオークションサーバが接続されたシステムで用いられる方法であって、前記第1の端末装置に、個別売買が可能な複数の商品を1商品として前記オークションに出品させ、前記第2の端末装置に、前記オークションに出品された商品に対する入札内容として、該商品の希望個数、及び該希望個数の商品に対する希望金額を少なくとも前記オークションサーバに送信させ、前記オークションサーバに、前記第2の端末装置から送信された入札内容を前記第1の端末装置に送信させ、前記入札内容が送信された第1の端末装置側で落札者を随時、決定させる、ことを特徴とするオークション方法。
【請求項6】 ネットワークを介して接続されたオークションサーバに対し、オークションへの商品の出品を依頼するために用いられるデータ処理装置であって、前記オークションに出品する商品の候補を抽出する候補抽出手段と、前記候補抽出手段が抽出した候補のなかから前記オークションに出品する商品を選択するための商品選択手段と、前記商品選択手段により選択された商品の出品を前記オークションサーバに依頼する出品依頼手段と、を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項7】 ネットワークを介してオークションサーバに接続される端末装置を制御するためのコンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記ネットワーク上で行われるオークションに出品する商品の候補を抽出させるためのプログラムコードと、前記抽出された候補のなかから前記オークションに出品する商品を選択させるためのプログラムコードと、前記選択された商品の出品を前記ネットワークに接続された前記オークションサーバに依頼させるためのプログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
【図1】
【図2】
【図13】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図13】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公開番号】特開2001−283047(P2001−283047A)
【公開日】平成13年10月12日(2001.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−97958(P2000−97958)
【出願日】平成12年3月31日(2000.3.31)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成13年10月12日(2001.10.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成12年3月31日(2000.3.31)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]