説明

カメラ用クレードル

【課題】カメラに接続用コネクタを別途設けることなく接続することが可能なカメラ用クレードルを得る。
【解決手段】クレードル10はクレードル側レンズマウント16を備える。クレードル側レンズマウント16はカメラが備えるカメラ側レンズマウント231と係合し、カメラ200とクレードル10を接続する。カメラ側レンズマウント231及びクレードル側レンズマウント16には電気的に互いに接触する接点がそれぞれ設けられる。クレードル10にはインターフェイス回路11が設けられ、接点を介してカメラCPU215と接続する。インターフェイス回路11は、USBやIEEE1394等の通信手段によりコンピュータ(図示しない)に接続される。クレードル電源回路14はインターフェイス回路11及びカメラ200本体に電源を供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラをコンピュータに接続すること等を目的としてカメラが取り付けられるカメラ用クレードルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カメラの内部に設けられる二次電池の充電、及びカメラが備えるメモリに記録された画像データのコンピュータへの転送を行うためのカメラ用クレードルが知られている。
【0003】
クレードルは、その上にカメラを置くことによってカメラと電気的に接続する形状を有する。そして、カメラの形状は個々に異なるため、クレードルを多くのカメラに取り付けることが出来るように汎用性を持つ形状とすることによって使用者の利便性をさらに高めたクレードルが知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2002−359761号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このクレードルを用いる場合にはカメラの底面に接続コネクタ及びカメラの機種判別用の磁石等を別途設ける必要がある。接続コネクタ等を設けることは大型化及びコストがかかる要因となるため、小型化及びコストダウンが要求されるカメラでは困難である。
【0005】
本発明は、カメラに接続用コネクタを別途設けることなく接続することが可能なカメラ用クレードルを提供し、使用者の利便性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるカメラ用クレードルは、撮影用レンズを着脱できるカメラが備えるレンズマウントに接続可能である接続部と、レンズマウントと接続部とが接続したときにカメラが備えるカメラ側接点と電気的に接触するクレードル側接点とを備えることを特徴とする。
【0007】
カメラ用クレードルは、カメラ側接点及びクレードル側接点を介してカメラを充電する充電手段を備えることが望ましい。
【0008】
カメラ用クレードルに接続されるカメラはデジタルカメラであって、カメラ用クレードルは、カメラとの間で通信を行うインターフェイス回路と、デジタルカメラに記録された画像データをカメラ側接点及びクレードル側接点を介して取得する画像取得手段を備えることが好ましく、さらにカメラ用クレードルはコンピュータに接続され、画像取得手段により取得した画像データをコンピュータに送信する画像転送手段を備えればなお良い。
【0009】
カメラ用クレードルに接続されるカメラはカメラを識別するためのカメラIDコードを記憶するメモリを備え、カメラ用クレードルはカメラIDコードによりカメラの機種を判別するカメラ判別手段を備えることが好適であり、さらに、カメラ判別手段により判別されたカメラの機種に従ってカメラが備えるメモリに記憶されたデータを更新するカメラデータ更新手段を備えればなお好ましい。
【0010】
撮影用レンズはメモリを備え、撮影用レンズを識別するためのレンズIDコードをメモリに記憶し、カメラは撮影用レンズからレンズIDコードを取得し、カメラ用クレードルは、カメラが取得したレンズIDコードにより撮影用レンズの機種を判別するレンズ判別手段と、レンズ判別手段により判別された撮影用レンズの機種に従ってカメラにデータを転送するレンズデータ転送手段とを備えることが望ましい。
【0011】
カメラ用クレードルは、動作状態を示す表示部を備えても良く、カメラ用クレードルに動作を指示するための指令信号を入力する操作部を備えても良い。
【0012】
本発明による接続システムは、撮影用レンズを着脱可能なレンズマウント、及びカメラ側接点を有するカメラと、レンズマウントに接続可能である接続部、及びクレードル側接点を有するカメラ用クレードルとを備え、カメラ側接点とクレードル側接点は、レンズマウントと接続部とが接続したときに電気的に接触することを特徴とする。
【0013】
本発明によるカメラは、撮影用レンズを着脱でき、レンズマウントを備え、レンズマウントは、カメラ用クレードルが有するクレードル側接点と電気的に接触するカメラ側接点を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、カメラに接続用コネクタを別途設けることなく接続することが可能なカメラ用クレードルを得ると共に、使用者の利便性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0016】
図1及び図2を用いてカメラ及びクレードルの構成について説明する。
【0017】
撮影用レンズ(図示しない)が着脱できるデジタルカメラ200は、撮影用レンズから入射した被写体像をミラーにより反射させてファインダ(図示しない)に表示する。使用者はファインダに表示された被写体像を視認してカメラ操作部230に設けられるシャッタレリーズを押すことにより撮影を行う。
【0018】
シャッタレリーズが半押しされると、測光回路221は被写体の照度を測定し、測距回路222は被写体までの距離を測定する。カメラCPU215は照度から絞りとシャッタスピードを決定し、照度が不足する場合にはストロボ回路223が備えるストロボを発光する準備を行う。また、測定された距離に従い、AF駆動回路224を動作させて撮影用レンズの焦点を合わせる。
【0019】
シャッタレリーズが押されると、ミラー211が跳ね上げられると共にシャッタ212が開閉し被写体像がCCD213に導かれる。CCD213は被写体像をアナログ信号に変換し、A/D214はアナログ信号をデジタル信号に変換する。カメラCPU215は、入力されたデジタル信号に対し画像処理、例えばガンマ補正等を施して画像データを作成して記録媒体に記録する。
【0020】
CCD213は、カメラCPU215に接続されたCCD駆動回路216によって駆動される。シャッタ212は使用者により手動で設定又はカメラCPU215により自動で設定されたシャッタスピードに従ってシャッタ回路217が制御することにより開閉する。ミラー211の制御はカメラCPU215からの信号に従いミラー回路218が行う。カメラは充電可能であるバッテリ219を備え、バッテリ219の充放電はカメラ電源回路220により制御される。カメラ電源回路220は各回路に電力を供給する。
【0021】
カメラ本体はLCD225を備える。LCD225は、撮影前においては撮影に必要な情報、例えば撮影モードを表示し、撮影後においては撮影された画像を表示する。
【0022】
フラッシュメモリ226は、カメラCPU215の動作に必要なファームウェア、及びIDコード227等を記憶する。IDコード227はカメラの機種に固有の文字列であり、機種が異なるとIDコードも異なる。すなわち、IDコードを判別することにより、カメラの機種を特定することが可能である。
【0023】
記録媒体228はカメラに着脱自在に設けられる。例えばSDカードが好適である。
【0024】
DRAM229はカメラCPU215に接続され、カメラCPU215が画像データを画像処理するときに、画像データを一時的に記録する。
【0025】
カメラ200は撮影用レンズを着脱自在にするため、カメラ側レンズマウント231を備える。カメラ側レンズマウント231の形状は変更される可能性が低く、様々な撮影用レンズを装着することが可能である。
【0026】
次にクレードル10について説明する。
【0027】
クレードル10は接続部、すなわちクレードル側レンズマウント16を備える。クレードル側レンズマウント16はカメラが備えるカメラ側レンズマウント231と係合し、カメラ200とクレードル10を接続する。カメラ側レンズマウント231及びクレードル側レンズマウント16には電気的に互いに接触する接点がそれぞれ設けられる。
【0028】
クレードル10にはインターフェイス回路11が設けられ、接点を介してカメラCPU215と接続する。インターフェイス回路11には表示部12とクレードル操作部13とが接続される。表示部12はクレードル10の動作状況を表示し、クレードル操作部13はクレードル10に動作を指示するための指令信号を入力するためのボタン等を有する。インターフェイス回路11は、USBやIEEE1394等の通信手段によりコンピュータ(図示しない)に接続される。
【0029】
クレードル電源回路14はA/Cプラグ15を経て外部から入力される交流電源を変圧、及び整流し、インターフェイス回路11及びカメラ200本体に電源を供給する。カメラ200本体への電源供給は、カメラ側レンズマウント231及びクレードル側レンズマウント16に設けられた接点を介して、カメラ電源回路220に対して行われる。
【0030】
図3を用いてカメラ側レンズマウント231及びカメラ側接点について説明する。接点の数は説明のため簡略化する。
【0031】
カメラ側レンズマウント231にはマウント指標32が設けられる。使用者は撮影用レンズの外周に付されたレンズ側指標(図示しない)とマウント指標32とを重合させて撮影用レンズをカメラ200本体に挿入し、カメラ側レンズマウント231とレンズ側レンズマウントとを接触させる。そして、撮影用レンズをその光軸周りに回転させることにより、レンズ側レンズマウントとカメラ側レンズマウント231とを係合させる。
【0032】
レンズ側レンズマウントには、カメラ側レンズマウント231に設けられたAFカプラー38と係合する被駆動カプラーが設けられる。AF駆動回路224はカメラCPU215からの信号によってAFカプラー38を回転駆動する。AFカプラー38は係合する被駆動カプラーに回転を伝達し、被駆動カプラーは撮影用レンズ内部に設けられる合焦装置に回転を伝えて、レンズは合焦する。
【0033】
クレードル側レンズマウント16には、カメラ側レンズマウント231に設けられるカメラ側接点に対応する位置に、クレードル側接点(図示しない)が設けられる。カメラ側レンズマウント231とクレードル側レンズマウント16とが係合すると、カメラ側接点とクレードル側接点とは電気的に接触する。接点は主に、撮影用レンズが備える部品を駆動するための電源を供給するレンズ用電源接点33、接続された撮影用レンズ又はクレードル10にクロック信号を供給するシリアルクロック接点34、接続された撮影用レンズ又はクレードル10にデータを受送信するシリアルデータ接点35、接続された撮影用レンズ又はクレードル10にリセット信号を受送信するリセット接点36、及びカメラに電源を供給するカメラ用電源接点37から成る。
【0034】
図4を用いてカメラ200から画像データをコンピュータに転送する処理について説明する。
【0035】
まず、クレードル10にはレンズマウントを介してカメラが接続される。そして、使用者がクレードル操作部13を操作して画像を転送する指令信号がインターフェイス回路11に対して伝えられると、この処理が実行される。
【0036】
ステップS51ではクレードル10にカメラ200が取り付けられているかが確認される。カメラ200が取り付けられているときにはステップS52においてカメラ200の電源が入っているかが確認される。カメラ200が取り付けられていないとき、又は電源が入っていないときにはこの処理は終了される。
【0037】
ステップS53では、コンピュータとクレードル10が接続されているかを確認する。コンピュータが接続されているときには次のステップS54においてコンピュータから信号を受信しているかが確認される。信号を受信したときにはステップS55に係る処理を行い、受信しないときにはステップS51へ戻ってこの処理を初めから実行する。
【0038】
ステップS55では、コンピュータに画像データを送信する。ステップS56では全ての画像データについて送信が終了したか否かを確認し、終了したときにはステップS51へ戻ってこの処理を初めから実行する。終了していないときにはステップS55へ戻り、画像データをコンピュータに送信する。
【0039】
これにより、レンズマウントを共通にするカメラに記録された画像データを、1つのクレードルでコンピュータに送信することが出来、使用者の利便性を向上することが出来る。
【0040】
図5を用いてカメラ200が備えるバッテリ219を充電する処理について説明する。
【0041】
まず、クレードル10にはレンズマウントを介してカメラ200が接続される。
【0042】
ステップS61では、カメラ200がクレードル10に接続されているかが判断される。接続されていないときにはこの処理は終了する。接続されているときにはステップS62においてクレードル10にA/Cプラグ15を経て外部から電源が供給されているかが判断される。外部から供給されていないときにはこの処理は終了する。外部から供給されているときには、ステップS63においてカメラ200がバッテリ219を備えているかを確認する。
【0043】
カメラ200がバッテリを備えているときにはステップS64においてバッテリ219に充電が必要か否かを確認する。バッテリ219を充電する必要があるときにはステップS65においてクレードル電源回路14から、カメラ用電源接点37を介してカメラ電源回路220に電力を供給してバッテリ219を充電する。
【0044】
これにより、レンズマウントを共通にするカメラを1つのクレードルで充電することが出来、使用者の利便性を向上することが出来る。
【0045】
図6を用いてカメラ200が備えるフラッシュメモリ226に記録されているファームウェアを更新する処理について説明する。
【0046】
クレードル10にはカメラ200及びコンピュータが接続され、コンピュータにはカメラ200に適したファームウェア及びファームウェアを更新するためのソフトウェアが用意される。クレードル操作部(図2参照)が有するボタンが操作されると、インターフェイス回路11(図2参照)に処理の実行を指示する指令信号が伝えられ、この処理が実行される。
【0047】
まず、ステップS71ではクレードル10にカメラ200が取り付けられているかが確認される。カメラ200が取り付けられているときにはステップS72においてカメラ200の電源が入っているかが確認される。カメラ200が取り付けられていないとき、又は電源が入っていないときにはこの処理は終了される。
【0048】
ステップS73では、コンピュータとクレードル10が接続されているかを確認する。コンピュータが接続されているときには次のステップS74が実行される。ステップS74では、カメラ200のIDコード227、及びカメラ200が備えるフラッシュメモリ226に記録される被更新ファームウェアのバージョン情報を取得する。そして、コンピュータから更新用ファームウェアが転送され、転送された更新用ファームウェアからバージョン情報が取得される。
【0049】
次のステップS75においては、IDコード227を用いて更新用ファームウェアが接続されているカメラ200に適しているかどうかを判断する。判断はIDコード227と更新用ファームウェアが有するIDコードとが一致していることを判断することにより行われる。そして、更新用ファームウェアと被更新ファームウェアのバージョン情報を比較して更新用ファームウェアのバージョンが被更新ファームウェアのバージョンよりも新しいか否かを判断する。更新用ファームウェアがカメラ200に適しており、かつ更新用ファームウェアのバージョンの方が新しいときには、ステップS76でファームウェアを更新する。ステップS77ではファームウェアの更新が終了したか否かが判断され、終了したときにはステップS71へ戻ってこの処理を初めから実行する。
【0050】
これにより、カメラ200に更新用ファームウェアが適合しているかを的確に判断すること、及びカメラ200が有するファームウェアを最新のものに更新することが出来、カメラ200の性能の改善及び向上を図ることが出来る。
【0051】
撮影用レンズが備えるフラッシュメモリに記録されているファームウェアを更新する処理も、カメラ200が備えるフラッシュメモリ226に記録されているファームウェアを更新する処理と同様にして行われる。
【0052】
これを図6を用いて説明すると、まず、カメラ200は接続されている撮影用レンズが備えるフラッシュメモリに記録されたIDコード、及び被更新ファームウェアのバージョン情報を取得する。その後、クレードル操作部が有するボタンの操作によりこの処理が実行される。
【0053】
前述と同様にしてステップS71からステップS73が実行される。ステップS74ではコンピュータから更新用ファームウェアが転送され、転送された更新用ファームウェアからバージョン情報を取得する。そして、カメラ200が取得している撮影用レンズの被更新ファームウェアのバージョン情報を取得する。ステップS75においては、撮影用レンズのIDコードを用いて更新用ファームウェアが撮影用レンズに適しているかどうかを判断する。判断は撮影用レンズのIDコードと更新用ファームウェアが有するIDコードとが一致していることを判断することにより行われる。
【0054】
前述と同様にしてステップS76及びステップS77が実行され更新用ファームウェアの転送が終了すると、カメラ200はクレードル10から外され、カメラ側レンズマウント231には撮影用レンズが接続される。ここで接続される撮影用レンズは、前述したようにカメラ200がバージョン情報を取得した撮影用レンズである。撮影用レンズが接続されると、カメラ200はステップS76で転送された更新用ファームウェアを撮影用レンズに転送し、撮影用レンズが備えるフラッシュメモリに記憶された被更新ファームウェアを更新する。
【0055】
これにより、撮影用レンズに更新用ファームウェアが適合しているかを的確に判断すること、及び撮影用レンズが有するファームウェアを最新のものに更新することが出来、撮影用レンズの性能の改善及び向上を図ることが出来る。
【0056】
図7を用いてクレードルが備える表示部の表示について説明する。
【0057】
図7(a)はクレードル10によりカメラ200が備えるバッテリ219を充電している間の表示部12を示したものである。充電中には充電表示81が表示される。充電が完了すると充電表示は消え、充電が完了したことを使用者に通知する。
【0058】
図7(b)はコンピュータからカメラ200にデータを送信している間の表示部12を示したものである。送信中には第1の送信表示82が表示される。送信されるデータには、画像データ及び更新用ファームウェアがある。送信が完了すると第1の送信表示82は消え、送信が完了したことを使用者に通知する。
【0059】
図7(c)はカメラ200からコンピュータにデータを送信すると共にバッテリ219の充電を行っている間の表示部12を示したものである。送信中には第2の送信表示83が表示される。送信されるデータには、画像データがある。送信が完了すると第2の送信表示83は消え、送信が完了したことを使用者に通知する。
【0060】
これにより、使用者はクレードルの動作状態を的確に把握することが出来る。
【0061】
なお、カメラ200はデジタルカメラ200に限定されず、スチールカメラ200であっても良い。スチールカメラ200が備えるバッテリ219の充電、及びスチールカメラ200若しくは撮影用レンズが有するファームウェアの更新を行うことが出来る。
【0062】
カメラ200から画像をコンピュータに転送するときにインターフェイス回路11に対して伝えられる指令信号は、コンピュータにおいて実行されるソフトウェアが発するものでも良い。
【0063】
IDコードはカメラから画像データを読み出すときに用いられても良い。カメラごとに画像データを読み出す方法、例えば読み出すタイミングを最適化することが出来、読み出しエラーの少ない迅速な読み出しを行うことが出来る。
【0064】
ステップS74及びS75におけるファームウェアのバージョンの確認及びバージョン情報の比較は、コンピュータで実行されるソフトウェアが行っても良い。インターフェイス回路11を簡素にすることが出来、コストの削減及び動作の安定を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の一実施形態であるクレードルとカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】カメラが接続されたクレードルを模式的に示した図である。
【図3】カメラのレンズマウントを模式的に示した図である。
【図4】コンピュータに画像を転送する処理を示したフローチャートである。
【図5】カメラが備えるバッテリを充電する処理を示したフローチャートである。
【図6】カメラが備えるメモリに記憶されたデータを更新する処理を示したフローチャートである。
【図7】クレードルの動作状況を表示する表示部を示した図である。
【符号の説明】
【0066】
10 クレードル
11 インターフェイス回路
12 表示部
13 クレードル操作部
14 クレードル電源回路
16 クレードル側レンズマウント
200 カメラ
213 CCD
219 バッテリ
226 フラッシュメモリ
227 IDコード
230 カメラ操作部
231 カメラ側レンズマウント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影用レンズを着脱できるカメラが備えるレンズマウントに接続可能である接続部と、
前記レンズマウントと前記接続部とが接続したときに、前記カメラが備えるカメラ側接点と電気的に接触するクレードル側接点とを備えるカメラ用クレードル。
【請求項2】
前記カメラ側接点及び前記クレードル側接点を介して前記カメラを充電する充電手段を備える請求項1に記載のカメラ用クレードル。
【請求項3】
前記カメラはデジタルカメラであって、
前記カメラとの間で通信を行うインターフェイス回路と、
前記デジタルカメラに記録された画像データを前記カメラ側接点及び前記クレードル側接点を介して取得する画像取得手段を備える請求項1に記載のカメラ用クレードル。
【請求項4】
前記カメラ用クレードルはコンピュータに接続され、
前記画像取得手段により取得した画像データを前記コンピュータに送信する画像転送手段を備える請求項3に記載のカメラ用クレードル。
【請求項5】
前記カメラは前記カメラを識別するためのカメラIDコードを記憶するメモリを備え、
前記カメラIDコードにより前記カメラの機種を判別するカメラ判別手段を備える請求項1に記載のカメラ用クレードル。
【請求項6】
前記カメラ判別手段により判別された前記カメラの機種に従って前記カメラが備えるメモリに記憶されたデータを更新するカメラデータ更新手段を備える請求項5に記載のカメラ用クレードル。
【請求項7】
前記撮影用レンズはメモリを備え、前記撮影用レンズを識別するためのレンズIDコードを前記メモリに記憶し、
前記カメラは前記撮影用レンズから前記レンズIDコードを取得し、
前記カメラが取得した前記レンズIDコードにより前記撮影用レンズの機種を判別するレンズ判別手段と、
前記レンズ判別手段により判別された前記撮影用レンズの機種に従って前記カメラにデータを転送するレンズデータ転送手段とを備える請求項1に記載のカメラ用クレードル。
【請求項8】
前記カメラ用クレードルの動作状態を示す表示部を備えることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用クレードル。
【請求項9】
前記カメラ用クレードルに動作を指示するための指令信号を入力する操作部を備えることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用クレードル。
【請求項10】
撮影用レンズを着脱可能なレンズマウント、及びカメラ側接点を有するカメラと、
前記レンズマウントに接続可能である接続部、及びクレードル側接点を有するカメラ用クレードルとを備え、
前記カメラ側接点と前記クレードル側接点は、前記レンズマウントと前記接続部とが接続したときに電気的に接触することを特徴とするカメラとカメラ用クレードルとの接続システム。
【請求項11】
撮影用レンズを着脱でき、レンズマウントを備えるカメラであって、
前記レンズマウントは、カメラ用クレードルが有するクレードル側接点と電気的に接触するカメラ側接点を備えることを特徴とするカメラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−54082(P2008−54082A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−228757(P2006−228757)
【出願日】平成18年8月25日(2006.8.25)
【出願人】(000000527)ペンタックス株式会社 (1,878)
【Fターム(参考)】