説明

カードフラット針布を有する少なくとも1つのカードフラットが設けられた、綿や合成繊維などのためのカーディング機械における装置

【課題】寸法が安定した針布付きのカードフラットを簡単なやり方で構成可能とし、簡単で迅速な針布の取り替えを可能とする。
【解決手段】カーディング機械において、カードフラット14には、支持層25にワイヤフック26が取り付けられたカードフラット針布がシリンダに対向して配置されている。カードフラット針布は、支持層31にフックが取り付けられた上側ストリップと、支持層30にフリースが取り付けられた下側ストリップとを有する面ファスナによって、カードフラット14に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カードフラット針布を有する少なくとも1つのカードフラットが設けられ、カードフラット針布はカードフラットに取り付けられており、カードフラット針布は、ローラ、例えばシリンダに対向して配置されており、カードフラットとカードフラット針布との間に取り付け手段が設けられている、綿や合成繊維などのためのカーディング機械における装置に関する。
【背景技術】
【0002】
公知の装置(特許文献1)では、カードフラットは、背部と、底面を有する支持部材(支持体)とからなっている。底面(針布引き受け部分)には、その長手方向に延びる全鋼針布または針布ストリップ(フレキシブル針布)が取り付けられている。全鋼針布は、互いに並んで配置された鋸歯ワイヤの複数の領域からなっている。針布ストリップは、複数の布層からなる支持要素を有し、この支持要素に複数の小さなワイヤフック(針布先端部材)が取り付けられている。鋼製の針布の、先端部材からそれぞれ離れて位置している領域がカードフラットに結び付けられている。針布ストリップは、2つの把持部材(留め具、クリップ)によって支持部材の長手方向の側部上で取り付けられている。把持留め具の一端によって、針布ストリップの、長手方向に向けられた周縁領域が挟み込まれ、把持部材の他端は、支持部材のくぼみに嵌合している。実際には、把持部材は金属薄板ストリップからなり、その長手方向の一縁が布材料内に押し入れられている。取り付け時、針布ストリップの布材料は相当な張力をかけられてカードフラットの支持部材にしっかりと取り付けられ、この際、把持部材によって布材料が変形させられて底面から膨らむように張力がかけられ、その結果、針布先端部材も、凸形状の包絡線上で外側に面するように配置され、好ましくない。未使用で、このようにして形成されたカードフラットセットは、高さおよび水平度の精度が0.05mmである。使用の結果として、このセットの高さのずれは約0.2mmに増大させられる。機械上の針布を元通りに調整しても、精度はわずかにしか改善されない。繊維材料の処理量が約400tとなった後、カードフラット針布は、取り替える必要が生じる程に磨耗する。金属薄板の留め具を分解するために、カードフラットが把持される。しっかりと嵌っているのが、レバーとペンチを用いて破壊される。組み立ておよび分解に使われる相当の力が、カードフラットの寸法安定性に悪影響を与える。カーディング針布を取り付ける他の手段が特許文献2に示されており、この場合、カーディング針布は、一種の金属薄片の形態の中間層、例えば、両側が接着性になった金属薄片によって、固定されたカードフラット部材の内面に取り付けられている。この提案は、幾つかの点で不利である。厚みが一様であるため、接着金属薄膜は公差を補償することができない。取り外される時に、接着金属薄膜は破れることが多く、この場合、金属薄膜の残りを苦労して取り除かなければならない。伝達することができる力が弱すぎるのが特に不利である。加えて、強く結合させるためには、大きな接触圧力を針布先端部材の表面に加える必要があり、それによって針布に悪影響が生じるのが不利である。最後に、接着金属薄膜の長期にわたる安定性が、カーディング時に生じる機械温度の上昇によって損なわれる。
【0003】
【特許文献1】米国特許第3151362号明細書
【特許文献2】独国特許出願公開第2544517号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の基礎となる課題は、上述の不都合を回避し、特に、寸法が安定した針布付きのカードフラットを簡単なやり方で構成可能とし、簡単で迅速な針布の再生(針布の取り替え)を可能とする、冒頭に記載した種類の装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の課題は、請求項1の特徴によって解決される。
【0006】
本発明による装置によって、カードフラット上の針布ストリップ(支持層、および、所望の設定構成で配置されたワイヤ)について、針布の取り付けを簡略化することができ、この取り付けは、さらに、損傷を生じることのない取り替えにも役立つ。例えば、針布が磨耗した時、取り替えるべき針布ストリップを簡単なやり方で取り外すことができ、本発明による針布の取り付け部を有し損傷していないカードフラットを、新しい針布ストリップのために用いることができる。面ファスナを用いることによって、いつでも外すことができる強い連結を確立することができる。面ファスナは、面ファスナの2つのストリップを含んでおり、その一方はフリースを支持し、他方は対応するフックを支持している。一方のフリースと他方のフックが、互いに面同士で押し付けられると、強い連結が生じる。面ファスナの利点は、互いに押し付けることによって簡単なやり方で連結を確立することができ、その後、同様に、強制的に「引き離す」ことによって簡単なやり方で外すことができ、連結と取り外しの工程を望まれるだけ繰り返すことができるということである。機械的に安定し融通性のある連結が行われ、この連結は、操作するのが、すなわち外し連結するのが容易であり、手頃なコストで多数形成することができる。特に好ましいやり方では、面ファスナのストリップは、針布ストリップに接着させられて直接結合させられ、一方、対応するストリップはカードフラットに固定されている。
【0007】
請求項2〜56は、本発明の有利な発展態様を含んでいる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面に示す実施形態を参照して本発明をより詳細に記載する。
【0009】
図1はカーディング機械、例えば、ツリュツラーTC07カーディング機械を示しており、このカーディング機械は、送給ローラ1、送給テーブル2、リッカーイン3a,3b,3c、シリンダ4、ドッファ5、ストリッパローラ6、ニップローラ7,8、ウェブ案内要素9、ウェブファンネル10、送出しローラ11,12、カードトップ案内ローラ13a,13bとカードフラット14を備える回転式カードトップ13、ケンス15、およびケンスコイラ16を有している。ローラの回転方向が、湾曲した矢印によって示されている。参照符号Mはシリンダ4の中心(軸線)を示している。参照符号4aは針布を示し、参照符号4bはシリンダ4の回転方向を示している。参照符号Cは、カーディング位置での回転式カードトップ13の動作方向を示し、参照符号Dは、カードフラット14の戻り搬送方向を示している。
【0010】
図2によれば、幾つかの調節ねじを有するフレキシブルベンド17が両側でねじを用いて機械のフレームに横方向に固定されている。フレキシブルベンド17は、凸状の外面17aと下面17bを有している。フレキシブルベンド17の頂部上に、例えば低摩擦プラスチック材料製のスライド経路部材20が設けられており、スライド経路部材20は、凸状の外面20aと凹状の内面20bを有している。凹状の内面20bは、凸状の外面17a上に載っている。アルミニウムから押し出し成形されたカードフラット14は、支持部材14cを有し、それらの2つの端部にカードフラット底部14aを有し、カードフラット底部14aには鋼製の2つのピン18が軸線方向に取り付けられており、ピン18はスライド経路部材20の凸状の外面20a上を矢印Cの方向にスライドする。カードフラット針布24がカードフラット底部14aの下面に取り付けられている。参照符号23は、カードフラット針布24の先端円を示している。シリンダ4は、その周面上にシリンダ針布4a、例えば鋸歯針布を有している。参照符号22は、シリンダ針布4aの先端円を示している。先端円23と先端円22の間の間隔が参照符号aによって示されており、例えば、2/1000”である。凸状の外面20aと先端円22の間の間隔が参照符号bによって示されている。凸状の外面20aの可変の半径が参照符号r1によって示されており、先端円22の不変の半径が参照符号r2によって示されている。半径r2は、シリンダ4の中心点M(図1参照)と交差している。参照符号14cは、カードフラット14の背部を示している。参照符号19は、カードフラット14のピン18の周りに嵌っている把持要素を示しており、把持要素19は、カードフラット14用の駆動ベルト(不図示)に接続されている。
【0011】
図3によれば、カードフラット針布24は、針布先端部材26(小さなワイヤフック)と、布材料からなる支持要素25とからなっている。小さなワイヤフック26は、ほぼU字形状であり、表面25’を押し通されることによって支持要素25に固定されている。小さなワイヤフック26が丸く屈曲している領域26’が表面25’から突出している。小さなワイヤフック26の端部、すなわち針布の先端は自由になっている。小さなワイヤフック26は鋼線から形成されている。
【0012】
図4は、面ファスナ(hook−and−loop closure)の上側ストリップ27と面ファスナの下側ストリップ28を示している。面ファスナの下側ストリップ28はフリース連結層29を有し、フリース連結層29は支持層30上に配置されている。面ファスナの上側ストリップ27も支持層31を有し、支持層31によって、その、面ファスナの下側ストリップ28に面する側にフック連結層32が支持されている。フック連結層32上には個別の複数のフック33が配置され、一方、フリース34がフリース連結層29の、フック連結層32に対向する側に配置されている。面ファスナの上側ストリップ27は、フックとループの所望の連結が確立されるようにするために面ファスナの下側ストリップ28に押し付けられることによって下側ストリップ28に取り付けられている。
【0013】
図5および6によれば、カードフラット底部14aの底面の領域にくぼみが生じるように、カードフラット底部14aに横方向に並んで2つの突起14d,14eが長手方向に設けられており、それによって、カードフラット針布24が保持され、保護され、嵌め込まれている。面ファスナの上側ストリップ27はこのくぼみの上側領域に配置され、上側ストリップ27の支持層31は接着層35によってカードフラット底部14aの底面に固定されている。
【0014】
図5の構成によれば、カードフラット針布24のストリップの支持層25は、くぼみの下側領域に配置され、支持層25の、小さなワイヤフック26から離れた面に、接着層36によって、面ファスナの下側ストリップ28の支持層30が取り付けられている。
【0015】
図6の構成によれば、カードフラットストリップ37が設けられ、カードフラットストリップ37には、面ファスナの下側ストリップが、支持要素に一体化されている。その結果、針布先端部材26(針)は、面ファスナの下側ストリップに直接固定されている。針布を有する面ファスナのストリップが構成されている。
【0016】
本発明による装置の結果として、カードフラット針布24は、カーディング機械によりカードフラット針布24に使用時に及ぼされる力によって、カードフラット針布24がフックとループの連結から外されることがないようにしっかりと面ファスナによって保持される。カードフラット針布24は、例えば、小さな針布フック26が磨耗したり損傷したりした時には、くぼみから分離して取り除くことができる。分離は、適切な工具を用いて保持力に打ち勝つことによって実行することができる。分離は、カーディング機械が運転している間の使用中にも、カードフラット14が戻るように搬送されている間に(図1参照)実行することができる。面ファスナの上側ストリップ27からの面ファスナの下側ストリップ28の分離は、カードフラットの長手方向にはがし、または剥ぎ取ることによる特に簡単なやり方で実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明による装置を有するカーディング機械を示す模式的な側面図である。
【図2】カードフラットと、スライド経路部材およびフレキシブルベンドの両方の一部を示す図である。
【図3】支持層と小さなワイヤフックを有する針布ストリップを示す斜視図である。
【図4】面ファスナを構成する働きをするフックまたはループを備える2つのストリップを示す斜視図である。
【図5】針布ストリップ(小さなワイヤフックの針布)、および、カードフラットと針布ストリップとの間の面ファスナの2つのストリップを有するカードフラットの一部を示す側面図である。
【図6】針布ストリップ(小さなワイヤフックの針布)、および、針布が固定された面ファスナのストリップを有するカードフラットの一部を示す側面図である。
【符号の説明】
【0018】
4 シリンダ
14 カードフラット
24 カードフラット針布
29 フリース連結層
32 フック連結層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カードフラット針布を有する少なくとも1つのカードフラットが設けられ、前記カードフラット針布は前記カードフラットに取り付けられており、ローラ、例えばシリンダに対向して配置されており、前記カードフラットと前記カードフラット針布との間に取り付け手段が設けられている、綿や合成繊維などのためのカーディング機械における装置において、
少なくとも1つの面ファスナ(27,28)が、前記カードフラット(14)と、前記カードフラット針布(24)の、前記カードフラット(14)に面する領域との間に設けられていることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記面ファスナはフックウェブとループウェブからなっていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記面ファスナは、複数のフックの形態の連結層と、フリースの形態の連結層を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記フックウェブは支持層に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記ループウェブは支持層に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記面ファスナの第1のストリップがフック連結層と支持層を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記面ファスナの第2のストリップがフリース連結層と支持層を有することを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記フックウェブは前記カードフラットと結び付けられており、前記ループウェブは前記カードフラット針布と結び付けられていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記ループウェブは前記カードフラットと結び付けられており、前記フックウェブは前記カードフラット針布と結び付けられていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記面ファスナの前記第1のストリップおよび前記面ファスナの前記第2のストリップの少なくとも一方と、前記カードフラットおよび前記カードフラット針布の少なくとも一方との間に取り付け層が設けられていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記取り付け層は接着層であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
ウェブが前記カードフラットに取り付けられていることを特徴とする、請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
少なくとも1つのウェブが接着層などによって取り付けられていることを特徴とする、請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
保持力が、前記針布に作用する力、例えば、カーディング力、または、回転するクリーニングローラの力などよりも大きいことを特徴とする、請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
【請求項15】
前記針布は、前記面ファスナを外すことによって取り外すことができることを特徴とする、請求項1から14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項16】
前記針布は、取り付け要素としての前記面ファスナによって前記カードフラットに連結されていることを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記針布は、前記カードフラットと結び付けられたウェブから可逆的に取り外すことができることを特徴とする、請求項1から16のいずれか1項に記載の装置。
【請求項18】
基体、例えば布などに挿入された前記針布は、ほぼU字形状に曲げられたワイヤなどから形成され、U字形状の該ワイヤの橋渡し部分が前記基体の背面上に位置するように挿入されていることを特徴とする、請求項1から17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記カードフラットと前記カードフラット針布との間の間隔の不均一性を補償することができる補償層が前記カードフラットと前記カードフラット針布との間に設けられていることを特徴とする、請求項1から18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記補償層は、前記カードフラット針布の背面と前記カードフラットの底面との間の間隔の不均一性を補償することができることを特徴とする、請求項1から19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
前記補償層は、前記カードフラットのヘッドのスライド面と前記カードフラットの底面との間の間隔の不均一性を補償することができることを特徴とする、請求項1から20のいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
前記補償層は、前記カードフラットのヘッドのスライド面と前記カードフラット針布の先端円との間の間隔の不均一性を補償することができることを特徴とする、請求項1から21のいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
前記補償層は、前記カードフラット針布の先端円とシリンダ針布の先端円の間の間隔の不均一性を補償することができることを特徴とする、請求項1から22のいずれか1項に記載の装置。
【請求項24】
シリンダ針布の表面が、前記カードフラットおよび前記カードフラット針布を配置するための参照面であることを特徴とする、請求項1から23のいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記補償層は、前記背面と前記底面の間の間隔の局所的な不均一性を補償することができることを特徴とする、請求項1から24のいずれか1項に記載の装置。
【請求項26】
前記カードフラットは回転式カードトップの一部であることを特徴とする、請求項1から25のいずれか1項に記載の装置。
【請求項27】
前記カードフラットは、静止したカーディング要素であることを特徴とする、請求項1から26のいずれか1項に記載の装置。
【請求項28】
フレキシブル針布が設けられていることを特徴とする、請求項1から27のいずれか1項に記載の装置。
【請求項29】
前記フレキシブル針布は、支持体と、針布先端部材、ワイヤ、小さなフックなどを含んでいることを特徴とする、請求項1から28のいずれか1項に記載の装置。
【請求項30】
前記支持体はストリップの形態であることを特徴とする、請求項1から29のいずれか1項に記載の装置。
【請求項31】
前記針布は、鋸歯ワイヤストリップ、例えば、全鋼針布からなっていることを特徴とする、請求項1から30のいずれか1項に記載の装置。
【請求項32】
前記針布は、前記カードフラットの底面の領域に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から31のいずれか1項に記載の装置。
【請求項33】
補償塊として、プラスチック材料、合成樹脂、例えばエポキシ樹脂などが設けられていることを特徴とする、請求項1から32のいずれか1項に記載の装置。
【請求項34】
前記カードフラットは、軽量材料、例えばアルミニウム製の押し出し成形された異形材であることを特徴とする、請求項1から33のいずれか1項に記載の装置。
【請求項35】
前記押し出し成形された異形材は中空の異形材であることを特徴とする、請求項1から34のいずれか1項に記載の装置。
【請求項36】
2つのヘッド端部(カードフラットヘッド)が支持部材と結び付けられていることを特徴とする、請求項1から35のいずれか1項に記載の装置。
【請求項37】
前記押し出し成形された異形材は中空の異形材であることを特徴とする、請求項1から36のいずれか1項に記載の装置。
【請求項38】
支持要素(布材料)と前記補償層が前記底面(支持部材)のくぼみに配置されていることを特徴とする、請求項1から37のいずれか1項に記載の装置。
【請求項39】
前記くぼみが、長手方向の両側部に位置する横方向の少なくとも2つの突起などによって境界を形成されていることを特徴とする、請求項1から38のいずれか1項に記載の装置。
【請求項40】
針布ストリップが、支持層の横方向の面に付加的に横方向に固定され、例えば、前記カードフラットに取り付けられていることを特徴とする、請求項1から39のいずれか1項に記載の装置。
【請求項41】
連結が、例えば、前記カードフラットに取り付けられた金属板によって機械的に補助されていることを特徴とする、請求項1から40のいずれか1項に記載の装置。
【請求項42】
水平面内での針布ストリップの付加的な固定と案内との少なくとも一方が行われ、例えば、前記針布ストリップが突起によって機械的に保持されていることを特徴とする、請求項1から41のいずれか1項に記載の装置。
【請求項43】
2つの突起が長手方向の両側に設けられているか、2つの突起が横方向の両側に設けられているかの少なくとも一方であることを特徴とする、請求項1から42のいずれか1項に記載の装置。
【請求項44】
針布ストリップが引き受けられており、該針布ストリップには、金属板が補償接着層によって付加的に取り付けられており、前記金属板は、前記カードフラットのウェブに連結されていることを特徴とする、請求項1から43のいずれか1項に記載の装置。
【請求項45】
垂直方向の連結が機械的に補助されていることを特徴とする、請求項1から44のいずれか1項に記載の装置。
【請求項46】
前記面ファスナなどは、前記カードフラットの長手方向に延びていることを特徴とする、請求項1から45のいずれか1項に記載の装置。
【請求項47】
複数のフックウェブとループウェブが前記カードフラットの長手方向に設けられていることを特徴とする、請求項1から46のいずれか1項に記載の装置。
【請求項48】
前記フックウェブと前記ループウェブが互いに間隔をおいて配置されていることを特徴とする、請求項1から47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項49】
前記カードフラット針布の背部に、鋼ストリップまたは金属薄膜などから形成されたベースが配置されていることを特徴とする、請求項1から48のいずれか1項に記載の装置。
【請求項50】
前記ベースは、ある角度で折れ曲がったタブを両側に有し、または突起などを有していることを特徴とする、請求項1から49のいずれか1項に記載の装置。
【請求項51】
少なくとも2つの針布グループが、ローラ針布と対向して、かかと領域を有することを特徴とする、請求項1から50のいずれか1項に記載の装置。
【請求項52】
前記カードフラット針布は、針布付きの前記ローラ、例えばシリンダに対して軸線方向に配置された複数の全鋼針布ワイヤからなっていることを特徴とする、請求項1から51のいずれか1項に記載の装置。
【請求項53】
長手方向の縁に隣接する少なくとも一方の、好ましくは各周縁領域に先端部材(26)が設けられていることを特徴とする、請求項1から52のいずれか1項に記載の装置。
【請求項54】
前記取り付け手段は、外し、また連結させるためのものであることを特徴とする、請求項1から53のいずれか1項に記載の装置。
【請求項55】
前記面ファスナは、外し、また連結させるためのものであることを特徴とする、請求項1から54のいずれか1項に記載の装置。
【請求項56】
針布ニードルが、前記面ファスナのストリップ(フックウェブまたはループウェブ)に直接配置されていることを特徴とする、請求項1から55のいずれか1項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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