説明

カード決済システム

【課題】飲酒運転の撲滅に貢献し得るカード決済システムを提案する。
【解決手段】カード決済端末は、外部操作に応じて、飲食店における代金でなる第1の代金と、代行運転業者に対する代金でなる第2の代金とに対するカード決済を決済手段に依頼し、決済手段は、カード決済端末からの依頼に応じて、第1及び第2の代金の合計金額に対するカード決済の承認を対応する信販会社に依頼すると共に、第1の代金のカード決済に関するログ情報でなる第1のログ情報と、第2の代金のカード決済に関するログ情報でなる第2のログ情報とを分けて記憶するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カード決済システムに関し、例えば代行運転サービスに対する代金のカード決済を行うカード決済システムに適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
近年、飲酒運転に起因する凄惨な事故が頻発しており、これに伴い飲酒運転に対する罰則が強化されている。このような背景のもと、近年では、顧客の車両の運転を代行し、顧客及び車両を目的地まで移動させる、いわゆる代行運転サービスが広く普及してきている。
【0003】
かかる代行運転サービスでは、通常、車両の移動距離に応じた代金を請求する料金体系がとられており、顧客は、目的地に到着した後に代行運転業者が請求する代金を支払うことになる(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−62844号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、かかる代行運転業者の多くは小規模で営業している個人経営主であり、このため信販会社が提供するクレジットカードによる代金支払いサービスでなるクレジットカードサービスの加盟店となるための審査が通り難い。従って、通常、代行運転サービスを利用するに際しては現金で代金を支払わなければならず、手持ちのお金がない又は少ないときなどには、かかる代行運転サービスを利用できない問題があった。このことは、飲酒運転を誘発することにもなりかねない問題がある。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、飲酒運転の撲滅に貢献し得るカード決済システムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため本発明においては、飲食店に設置されたカード決済端末によりクレジットカードから読み出され又は外部操作により前記カード決済端末に入力されたカード情報に基づいてカード決済を行うカード決済システムにおいて、前記カード決済端末からの要求に応じて、当該カード決済端末から送信される前記カード情報に基づく所定のカード決済処理を実行する決済手段を備え、前記カード決済端末は、外部操作に応じて、前記飲食店における代金でなる第1の代金と、代行運転業者に対する代金でなる第2の代金とに対するカード決済を前記決済手段に依頼し、前記決済手段は、前記カード決済端末からの依頼に応じて、前記第1及び第2の代金の合計金額に対するカード決済の承認を対応する信販会社に依頼すると共に、前記第1の代金のカード決済に関するログ情報でなる第1のログ情報と、第2の代金のカード決済に関するログ情報でなる第2のログ情報とを分けて記憶することを特徴とする。
【0007】
この結果、このカード決済システムでは、代行運転業者がクレジットカードサービスの加盟店ではない場合にも当該代行運転業者が提供する代行運転サービスの代金の支払いをクレジットカードで行うことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、手持ちのお金がない又は少ないときなどにも代行運転サービスを利用することができるため、代行運転サービスが現金払いであることに起因する飲酒運転の誘発を有効に防止することができ、飲酒運転の撲滅に貢献することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0010】
(1)本実施の形態によるカード決済システムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態によるカード決済システムし、各飲食店2にそれぞれ設置されたカード決済端末3と、カード決済業者4の決済センタに設置された決済サーバ5と、クレジットカードサービスを提供する各信販会社6がそれぞれ設置する承認サーバ7と、銀行や郵便局などの各金融機関8がそれぞれ設置する口座管理サーバ9となどから構成されている。
【0011】
カード決済端末3は、可搬型のPOS(Point Of Sale)装置であり、磁気ストライプ型の磁気カードや接触型又は非接触型のIC(Integrated Circuit)カードで構成されるクレジットカードからカード番号及び有効期限等のカード情報を読み出すカードリーダ機能を備える。このカード決済端末3は、LAN(Local Area Network)又はインターネットなどからなる第1のネットワーク10に接続されており、クレジットカードから読み出し又は外部操作により入力された各種カード情報や他の情報をこの第1のネットワーク10を経由して決済サーバ5との間でやり取りし得るようになされている。
【0012】
決済サーバ5は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、各種制御プログラムが格納されたメモリ12及び各種アプリケーションソフトウェア等が格納されたハードディスク装置13などを備えて構成される。そしてCPU11は、メモリ12に格納された制御プログラムやハードディスク装置13に格納されたアプリケーションソフトウェアに基づいて必要な制御処理を実行するようになされ、これにより決済サーバ5全体として各種の処理を実行し得るようになされている。
【0013】
具体的には、決済サーバ5は、各信販会社6がそれぞれ設置した承認サーバ7や、金融機関8がそれぞれ設置した口座管理サーバ9と専用回線を通じて接続されており、これらの専用回線を通じて、対応する信販会社6の承認サーバ7にカード決済の承認を依頼したり、対応する金融機関8の口座管理サーバ9に所望の口座への振込みを依頼することができる。
【0014】
また決済サーバ5は、電話回線網14及び携帯電話基地局15などからなる第2のネットワーク16を介して代行運転業者17の携帯電話18やパーソナルコンピュータ19と接続されており、必要に応じてこれら携帯電話18又はパーソナルコンピュータ19に電子メールを送信することができる。なお、以下において、代行運転業者17は、いずれの信販会社6が提供するクレジットカードサービスの加盟店ではないものとする。
【0015】
(2)決済システムにおける代行運転サービス代金のカード決済方法
次に、かかる決済システム1における代行運転サービス代金のカード決済方法について説明する。本実施の形態による決済システム1では、図3に示すように、顧客が飲食店2に代行運転サービスの提供を依頼した場合、代行運転業者17による代行運転サービスの代金を飲食店2の立替費用としてカード決済額に計上し、飲食代と代行運転サービス代金とをまとめてカード決済を行う。
【0016】
また本決済システム1では、かかるカード決済額をカード決済業者4において飲食店2における飲食代と、代行運転業者17による代行運転サービス代金とに分けて管理し、信販会社6からカード決済業者4へのカード決済代金の入金があったときに、飲食代を飲食店2に支払い、代行運転サービス代金を代行運転業者17に支払う。
【0017】
そのための手段として、図2に示すように、カード決済業者4が設置する決済サーバ5のハードディスク装置13には、飲食店管理テーブル20、代行運転業者管理データベース21、飲食店決済ログデータベース22及び代行運転業者決済ログデータベース23が格納されている。
【0018】
飲食店管理テーブル20は、カード決済業者4が提供するカード決済サービスの加盟店であってカード決済端末3が設置された飲食店2を管理するためのテーブルであり、図4に示すように、「カード決済端末ID」欄20A、「連絡先」欄20B及び「代金支払先」欄20Cを備える。
【0019】
このうち「カード決済端末ID」欄20Aには、対応する飲食店2に設置されたカード決済端末3に付与されたそのカード決済端末3に固有のID(識別子)がそれぞれ格納され、「連絡先」欄20Bには、その飲食店2の電話番号が格納される。また「代金支払い先」欄20Cは、「金融機関名」欄20D及び「口座番号」欄20Eから構成され、これら「金融機関名」欄20D及び「口座番号」欄20Eにそれぞれ対応する飲食店2の口座が開設された金融機関8の名称及びその口座の口座番号がそれぞれ格納される。
【0020】
また代行運転業者管理テーブル21は、カード決済業者に申請した代行運転業者17を管理するためのテーブルであり、図5に示すように、「代行運転業者ID」欄21A、「連絡先」欄21B及び「代金支払い先」欄21Cを備える。
【0021】
そして「代行運転業者ID」欄21Aには、対応する代行運転業者17に付与された当該代行運転業者17に固有のIDがそれぞれ格納され、「連絡先」欄21Bには、その代行運転業者17の携帯電話18又はパーソナルコンピュータ19の電子メールアドレスが格納される。また「代金支払い先」欄21Cは、「金融機関名」欄21D及び「口座番号」欄21Eから構成され、これら「金融機関名」欄21D及び「口座番号」欄21Eにそれぞれ対応する代行運転業者17の口座が開設された金融機関8の名称及びその口座の口座番号がそれぞれ格納される。
【0022】
一方、飲食店決済ログデータベース22は、各飲食店2のカード決済端末3を用いて行なわれたカード決済のうち、その飲食店2が提供したサービスに対する代金(飲食代)について行われたカード決済に関するログ情報(以下、これを飲食店分ログ情報と呼ぶ)を蓄積及び管理するためのデータベースである。
【0023】
図6に示すように、このような飲食店分ログ情報22Aには、そのカード決済を行ったカード決済端末3のID(「カード決済端末ID」)と、そのカード決済を行ったクレジットカードのカード番号(「カード番号」)と、そのクレジットカードの有効期限(「有効期限」)と、そのカード決済に対して信販会社6の承認サーバ7が発行した承認番号と、そのカード決済が売り上げ、取り消し及び返品等のいずれであったかを意味する電文区分(「電文区分」)と、その飲食店2における飲食代の金額(「金額」)とが含まれる。
【0024】
また代行運転業者決済ログデータベース23は、各飲食店2のカード決済端末3を用いて行なわれたカード決済のうち、その飲食店2における飲食代とまとめて行われた代行運転サービスに関する各カード決済のログ情報(以下、これを代行運転業者分ログ情報と呼ぶ)を蓄積及び管理するためのデータベースである。
【0025】
図7に示すように、このような代行運転業者分ログ情報に23Bは、そのときの飲食代についての飲食店分ログ情報22Aと同じ情報に加えて、代行運転サービスを提供した代行運転業者17の代行運転業者IDが含まれる。
【0026】
図8は、飲食店2において顧客が代行運転サービスを依頼した場合の一連の処理の流れを示している。
【0027】
本実施の形態の場合、各代行運転業者17は、カード決済業者4が提供するカード決済サービスに加盟する各飲食店2に自己に付与された代行運転業者IDを記録した磁気カード又はICカードからなる代行運転サービス依頼カード30(図1)を配布する。
【0028】
飲食店2側においては、顧客から代行運転サービスの依頼があった場合、その顧客に対して代行運転サービスに対する希望の料金体系や目的地などを尋ね、その要求に最も適合する代行運転業者17を選択する。
【0029】
そして飲食店2側では、選択した代行運転業者17の代行運転サービス依頼カード30に記録された代行運転業者IDをカード決済端末3に読み取らせる。かくしてカード決済端末3は、このとき代行運転サービス依頼カード30から読み取った代行運転業者IDを代行運転サービス依頼要求と共に決済サーバ5に送信する(SP1)。
【0030】
決済サーバ5は、かかる代行運転サービス依頼要求を受信すると、この代行運転サービスを送信してきたカード決済端末3が設置された飲食店2の連絡先(電話番号)を飲食店管理テーブル20(図2)上で検索する。また決済サーバ5は、このとき受信した代行運転業者IDに基づいて、対応する代行運転業者17の連絡先(電子メールアドレス)を代行運転業者管理テーブル21上で検索する(SP2)。
【0031】
そして決済サーバは、ステップSPにおける検索により連絡先を検出した代行運転業者に対して、ステップSPにおける検索により検出した飲食店の連絡先を連絡依頼と共に電子メールで通知する(SP3)。
【0032】
かくしてこの電子メールを受信した代行運転業者17は、当該電子メールによって通知された飲食店2の電話番号に電話をかけ、依頼者である顧客とそのときの代行運転サービス代金を交渉により決定する(SP4)。なお、このような代行運転サービス代金の決定に際しては、代行運転業者17側において、一律の代金を顧客に提示するようにしても、また出発地及び目的地を顧客から尋ね、これら出発地及び目的地間の距離をナビゲーションシステムやパーソナルコンピュータ上の地図で検索し、その距離に応じた料金を顧客に提示するようにしても良い。
【0033】
かかる交渉が成立した場合、顧客はそのとき決定した代行運転サービスの料金を飲食店2側に伝える。そして飲食店2側は、その飲食店2における飲食サービスに対する代金を飲食代とし、またそのとき顧客及び代行運転業者17間で決定した代行運転サービス料金を立替費用としてカード決済端末3に入力する。この結果カード決済端末3には、図9のように飲食代、立替費用及び合計金額が表示される。
【0034】
そしてこのカード決済端末3に表示された飲食代、代行運転サービス料金としての立替費用及び合計金額について顧客が了承した場合、飲食店2側は、その顧客のクレジットカードからカード番号及び有効期限などの必要なカード情報をそのカード決済端末3に読み取らせ又は当該カード情報を店員が手入力でカード決済端末3に入力し、かかる飲食代、立替費用及び合計金額に対するカード決済処理を実行するよう当該カード決済端末3を操作する。
【0035】
このときカード決済端末3は、顧客のクレジットカードから読み取り又は入力されたカード情報と、自己のカード決済端末IDと、飲食代、立替費用及び合計金額とをカード決済情報としてカード決済依頼と共に決済サーバ5に送信する(SP5)。
【0036】
そしてカード決済依頼を受信した決済サーバ5は、そのカード決済依頼と共に送信されてきたカード情報に含まれるカード番号に基づいてそのクレジットカードを発行した信販会社6を特定し、その信販会社6の承認サーバ7に対して、当該クレジットカードのカード番号及び有効期限と、カード決済しようとする合計金額となどの情報と共に承認依頼を送信する(SP7)。
【0037】
また決済サーバ5は、かかる承認依頼に対する応答として、かかる合計金額のカード決済を承認する旨の通知がそのときの承認番号と共に承認サーバ7から与えられると(SP8)、その旨を承認番号と共に対応するカード決済端末3に通知する(SP9)。この結果、かかるカード決済端末3からその飲食店2における飲食代及び代行運転サービス代金としての立替費用とを合計した合計金額のレシートが発行される。そして、顧客がこのレシートにサインをすることによりカード決済が完了する。
【0038】
また決済サーバ5は、これと併せてカード決済が完了した旨を対応する代行運転業者17に電子メールにて通知する(SP10)。かくして、かかる電子メールを受信した代行運転業者17は、その顧客がいる飲食店2に行き、当該顧客に対してステップSP4の交渉に基づく代行運転サービスを提供する。
【0039】
そして決済サーバ5は、この後、かかるカード決済額のうちの飲食代に対する部分のログ情報を飲食店決済ログデータベース22に登録すると共に、当該カード決済額のうちの代行運転サービスに対する部分のログ情報を代行運転業者決済ログデータベース23に登録する(SP11)。
【0040】
そして決済サーバ5は、この後、信販会社6からカード決済業者4の口座に上述のカード決済のカード決済額分の入金があると(SP12)、かかる飲食店2が口座を開設している金融機関8の金融機関名と、その口座の口座番号とを飲食店管理テーブル20上で検索する。そして決済サーバ5は、この検索結果と、飲食店決済ログデータベース22に登録された対応するログ情報22Aとに基づいて、カード決済業者4の口座が開設された金融機関の口座管理サーバ9に対して、当該口座からかかる飲食店2の口座に上述の飲食代を振り込むよう依頼する。また決済サーバ5は、かかる代行運転業者17が口座を開設している金融機関8の金融機関名と、その口座の口座番号とを代行運転業者管理テーブル21上で検索する。そして決済サーバ5は、この検索結果と、代行運転業者決済ログデータベース23に登録された対応するログ情報23Aとに基づいて、カード決済業者4の口座が開設された金融機関8の口座管理サーバ9に対して、当該口座からかかる代行運転業者17の口座に上述の代行運転サービス代金を振り込むよう依頼する。(SP13)。
【0041】
(3)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態によるカード決済システム1では、代行運転業者17による代行運転サービスの代金を飲食店2の立替費用として飲食代と併せてカード決済を行うと共に、カード決済業者4において飲食代と、代行運転サービス代金とを分けて管理し、信販会社6からカード決済業者4へのカード決済代金の入金があったときに、かかるカード決済代金のうちの飲食代を飲食店2に支払い、代行運転サービス代金を代行運転業者17に支払うため、代行運転業者17がいずれの信販会社6が提供するクレジットカードサービスの加盟店となっていない場合においても顧客が代行運転サービスの代金をクレジットで支払うことができる。かくするにつき、顧客が代行運転サービスの代金を支払うだけの現金を持ち合わせていないときでも、代行運転サービスを利用することができるため、飲酒運転の撲滅に貢献することができる。
【0042】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明を図1のように構成されたカード決済システム1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成のカード決済システムに広く適用することができる。
【0043】
また上述の実施の形態においては、信販会社6におけるカード決済の承認を承認サーバ7が行なうようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、信販会社6においてかかる承認を人間が行なうようにしても良い。
【0044】
さらに上述の実施の形態においては、信販会社6からカード決済業者4の口座にカード決済代金が支払われた後に、カード決済業者4の決済サーバ5が飲食店2や代行運転業者17の口座に飲食代や代行運転サービス代金を振り込む処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかり振込み処理についてはカード決済業者4が人手を介して行なうようにしても良い。
【0045】
さらに上述の実施の形態においては、代行運転業者17の選択を飲食店2側において行なうようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カード決済業者4側、具体的には決済サーバ5において行なうようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明はカード決済端末によりクレジットカードから読み出され又は外部操作により前記カード決済端末に入力されたカード情報に基づいてカード決済を行う種々の構成のカード決済システムに広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本実施の形態によるカード決済システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】決済サーバの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態による代行運転サービスに対するカード決済の概略説明に供する概念図である。
【図4】飲食店管理テーブルの説明に供する概念図である。
【図5】代行運転業者管理テーブルの説明に供する概念図である。
【図6】飲食店決済ログデータベースに格納されるログ情報の説明に供する概念図である。
【図7】代行運転業者決済ログデータベースに格納されるログ情報の説明に供する概念図である。
【図8】カード決済システムにおける代行運転サービス代金のカード決済の説明に供する概念図である。
【図9】カード決済端末の表示画面の一例を略線的に示す略線図である。
【符号の説明】
【0048】
1……カード決済システム、2……飲食店、3……カード決済端末、4……カード決済業者、5……決済サーバ、6……信販会社、7……承認サーバ、8……金融機関、9……口座管理サーバ、17……代行運転業者、18……携帯電話器、19……パーソナルコンピュータ、20……飲食店管理テーブル、21……代行運転業者管理テーブル、22……飲食店決済ログデータベース、22A,23A……ログ情報、23……代行運転業者決済ログデータベース。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食店に設置されたカード決済端末によりクレジットカードから読み出され又は外部操作により前記カード決済端末に入力されたカード情報に基づいてカード決済を行うカード決済システムにおいて、
前記カード決済端末からの要求に応じて、当該カード決済端末から送信される前記カード情報に基づく所定のカード決済処理を実行する決済手段
を備え、
前記カード決済端末は、
外部操作に応じて、前記飲食店における代金でなる第1の代金と、代行運転業者に対する代金でなる第2の代金とに対するカード決済を前記決済手段に依頼し、
前記決済手段は、
前記カード決済端末からの依頼に応じて、前記第1及び第2の代金の合計金額に対するカード決済の承認を対応する信販会社に依頼すると共に、前記第1の代金のカード決済に関するログ情報でなる第1のログ情報と、第2の代金のカード決済に関するログ情報でなる第2のログ情報とを分けて記憶する
ことを特徴とするカード決済システム。
【請求項2】
前記決済手段は、
前記第1及び第2のログ情報に基づいて、前記飲食店の口座に前記第1の代金を振り込み、前記代行運転業者の口座に前記第2の代金を振り込む
ことを特徴とする請求項1に記載のカード決済システム。
【請求項3】
前記決済手段は、
前記カード決済端末からの依頼に応じて、当該カード決済端末が設置された前記飲食店の連絡先を対応する前記代行運転業者に通知する
ことを特徴とする請求項1に記載のカード決済システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−55277(P2010−55277A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−218154(P2008−218154)
【出願日】平成20年8月27日(2008.8.27)
【出願人】(508227994)株式会社デジックス (6)