説明

ガス吸着測定装置

【課題】 化合物のガス吸着量を測定するに際し、多数の試料を同時に一連の作業で実施することが出来るようにして、作業の合理化ができるガス吸着測定装置を提供する。
【解決手段】 試料が投入される吸着室、複数の吸着室よりなる吸着部、吸着室を選択する吸着室選択バルブ、ガス溜め、ガス溜めから吸着室選択バルブに通じるマニホルド、マニホルドに連通する圧力変換器、を有してなり、さらに好ましくはコントローラーうぃ付設させる。吸着室の容積は、吸着室選択バルブとマニホルドの合計容積の100倍より大きくするのが好ましい。ガス吸着量の測定は、吸着室選択バルブを切り替えて吸着室を選択して、当該吸着室にいれた試料にガスを吸着させ、ガスの圧力変化を圧力変換器により検知していく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス吸着測定装置、詳細には複数の試料についてのガス吸着を同時に測定することができるガス吸着測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
水素吸蔵合金、触媒などの粉体では、その表面にガスが吸着することで機能するので、そのガス吸着量の測定は非常に重要である。昨今の技術の高度化とともに、このようなガス吸着量を測定する必要が高くなっている。ガス吸着量を測定する方法は、対象の化合物を密閉容器内に入れ、ガスを封入して内圧の変化を測定し気体の状態方程式から吸着量を求める方法(容積法)が一般的である〔例えば、特許文献1参照〕。この方法では、容積既知の密閉容器中に試料を置き、圧力を平衡状態として、試料に対する気体の吸着に伴う圧力変化から吸着量を求める方法であり、異なる温度で測定してそこから圧力組成等温線(PCT:Pressure−composition−temperature)曲線が出来上がる。しかし、この測定は、それぞれの試料について、圧力や温度を変えて行うことから時間のかかる厄介な作業の繰り返しとなる。まして多数の試料について行うことは、大変な作業を必要とし、コストのかかる作業であった。
【0003】
【特許文献1】特開2003−287484号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、化合物のガス吸着量を測定するに際し、多数の試料を同時に一連の作業で実施することが出来るようにして、作業の合理化ができるガス吸着測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達すべく本発明のガス吸着測定装置は、試料が投入される吸着室、複数の吸着室よりなる吸着部、吸着室を選択する吸着室選択バルブ、ガス溜め、ガス溜めから吸着室選択バルブに通じるマニホルド、マニホルドに連通する圧力変換器、を有してなっている。このとき、吸着室の容積は、吸着室選択バルブとマニホルドの合計容積の100倍より大きくするのが好ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明のガス吸着測定装置では、多数の試料についてガス吸着量測定を同時に一連の作業で実施することができて、作業の合理化ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明は、ガス吸着測定装置であり、多数の試料を一連の作業で同時に実施することが出来るようにするものである。以下、図を参照しつつその実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は、本発明を理解するための例示であり、本発明を限定するものではない。
【0008】
化合物のガス吸着量は、ガスの吸着平衡圧を基礎に算出されることはよく知られている。図1は、吸着平衡圧Pを求めるための圧力−時間曲線100、110を示している。この図で曲線100は、密閉容器に試料を入れ、ガスを封入してからの圧力を多数点101で測定して得た図である。一方、圧力−時間曲線110は、密閉容器に試料を置き、ガスを封入してからの4点120の圧力測定で得た図である。曲線100、110でそれぞれの吸着平衡圧力Pが求められる。この図からも、吸着平衡圧力を求めるのに測定点が多いことは必ずしも必要でないが、対象試料を吸着室に充分長い時間保持することが重要であることがわかる。
【0009】
図2は、本発明のガス吸着測定装置の説明図であり、ガス吸着測定装置200は、吸着室211〜215からなる吸着部210、吸着室211〜215の一つを選択する吸着室選択バルブ203、測定に使用するガスを保持するガス溜め204、ガス溜め204から吸着室選択バルブ203に通じるマニホルド202、マニホルド202と連通する圧力変換器201を主構成とし、さらにコントローラー220が付設されている。
【0010】
吸着室211〜215は、測定対象の試料を入れてガス吸着させる場所であり、吸着室選択バルブ203を中心に円形状に並んで設置されている。その容積は、そこに入れられる試料の最大吸着量より多いガスを収容できる大きさであることが必要であるが、同時に吸着室選択バルブ203とマニホルド202を合わせた内容積に比べても充分大きくするという前提がある。測定に際しては、吸着室211〜215それぞれの容積を予め測定しておき、これに投入された試料が占める容積を考慮してこの分を差し引いた「補正容積」をもって吸着室211〜215の容積とする。吸着室211〜215それぞれには、熱電対などの温度センサーを取付けておくことにより測定精度を上げることができる。
【0011】
吸着室選択バルブ203は、吸着部210に設置され、吸着室211〜215のいずれかを選択して当該吸着室とマニホルド202を連通させる。従って、吸着室選択バルブ203は、多方向開閉バルブとして機能できるものであり、図2ではロータリーバルブで、左右いずれかに回転することによりバルブ開放部203Aが吸着室211〜215のいずれかの入口206と合って連通し、吸着室211〜215のいずれとも合わないとき全ての吸着室とマニホルドを断絶することになる。また、バルブ203は、開閉で容積変化がないものがよく、ロータリーバルブはこの目的にも叶い、吸着室211〜215を切り替えてガス吸着量を測定するに際し、その測定精度に実質的な影響を与えない。バルブ203は、その他ニードルバルブやダイヤフラムバルブなど他種類のバルブも使用でき、これらは、1000psi以上の高圧の場合には、精度の上でより好ましいことがある。このようは開閉バルブの場合には、吸着室211〜215のそれぞれとマニホルド202とを結ぶラインに設置することになる。バルブ203は、手動で操作してもよく、コントローラー220に操作手順を組込んで自動操作としてもよい。
【0012】
マニホルド202は、圧力変換器201および吸着室選択バルブ203を通じて吸着室211〜215のある吸着部210と連通し、他方隔離の開閉バルブ205を挟んでガス溜め204と連結している。測定の精度を上げるためには、マニホルド202の内容積は吸着室211〜215に比べて可能な限り小さくするのがよく、例えば吸着室211〜215の一つの容積より2桁小さくする。実用的には、マニホルド202は直径2mm以下の電解研磨したステンレスチューブを用いる。
【0013】
圧力変換器201は、マニホルド202および吸着室211〜215における圧力を測定し、これを電気信号でコントローラー220に送る機能をしている。吸着室選択バルブ203を操作して吸着室211〜215の一つを選び接続すると、選ばれた吸着室は、マニホルド202を通じて圧力変換器と連通することになる。圧力変換器201は、ひずみゲージ式圧力変換器、圧電式(piezoelectric)圧力変換器、隔膜真空計(キャパシタンスマノメータ)〔例えば、米国エムケーエス・インスツメント(MKS Instruments Inc.)社製「マイクロバラトロン(Micro Baratraon)」(商品名)、日本国内販売:日本エム・ケー・エス株式会社〕などがあり、任意に選択して使用できる。また、圧力変換器は、異なる範囲で操作できる複数の圧力変換器を設置して、状況により使い分けることもできる。
【0014】
ガス溜め204は、ガス吸着の測定に使用するガスを溜めておく場所であり、開閉バルブ205を経て、マニホルド202に通じ、吸着室211〜215にガスを供給する。また、ガス溜め204は、開閉バルブ216を経て外部ガス供給源(図示していない)に接続されて、吸着室211〜215のいずれかにガスを供給した後に次のガス供給に備えて外部からガスを受けて補充する。ガス溜め204中のガスは、1,000〜10,000psiの高圧ガスであり、かつ吸着室211〜215に供給されるガスは非常に少量であるので、ガス溜め204の容積は例えば5mL程度でよい。また、ガス溜め204には、熱電対などの温度センサー204Aを取付けるのがよい。
【0015】
コントローラー220は、圧力および温度データの収集、バルブ操作、さらにガス量の調整、測定頻度などガス吸着測定装置200の操作全般に及び、これらを任意に組み込んで実施できる。もちろん、コントローラー220をなしにして、全てを手動で行うことも可能である。
【0016】
本発明のガス吸着測定装置200により測定を行うには、吸着室211〜215のそれぞれに測定対象の試料を入れ、ガスを導入して各試料の平衡圧力を求める。このとき、ガス吸着測定装置200は、複数の吸着室211〜215にある試料について同時に行うことができる。
【0017】
測定を行う前に、測定精度を改善するために吸着室211〜215それぞれについて、減圧にして雰囲気ガスを除き、次いで目的のガスを導入するのがよい。ガス溜め204に目的のガスを外部から受け入れ、開閉バルブ205を開く。ガス溜め204とマニホルド202、さらに圧力変換器201が連通してガスが流れる。温度、容積、ガス圧力からガス量がわかる。次いで、選択バルブ203により任意の吸着室211〜215と選択開放することでガス溜め204と吸着室211〜215の一つが連通する。隔離バルブ205を閉じてから、選択バルブ203を回転させて当該吸着室を密閉状態にする。この操作を繰り返して吸着室211〜215それぞれについてガスを封じて密閉する。
【0018】
ガス溜め204は、その容積が充分大きくないので吸着室211〜215の一つにガスを供給すると圧力が下がる。そこで、吸着室211〜215の一つにガスを供給する毎に、選択バルブ203は閉じた状態、すなわち、吸着室211〜215のいずれとも連通していない状態にして、開閉バルブ216を開き外部からガスを受け入れ補充する。
【0019】
吸着室211〜215にガスを密閉させ、同時に開閉バルブ205も閉じた状態で、吸着室211〜215それぞれでは試料にガスが吸着されていく。所定時間経過の後、吸着室選択バルブ203を回転して吸着室211〜215の一つの入口206と合わせると、当該吸着室は圧力変換器201と連通してその圧力を感知し、コントローラー220に送り記録していく。吸着室選択バルブ203で吸着室を切替えてそれぞれの圧力を逐一測定する。すなわち、各試料について任意の時間間隔で測定を行っていくことで圧力推移が把握でき、平衡圧力に達すると、試料によるガスの吸着/脱着がなくなり圧力は一定になる。圧力を経時的に測定して図1の圧力−時間曲線110が描かれ、吸着平衡圧力がわかる。
【0020】
吸着室が平衡圧力に達すると、その平衡圧力に基づいて、さらに各吸着室の容積(補正容積)、初期ガス圧力、温度を考慮して、試料によるガス吸着量が計算できる。本発明のガス吸着測定装置200は、マニホルド202と吸着室選択バルブ203を合わせた容積が、吸着室の容積に比較して非常に小さく、通常2桁以上小さくしているので、吸着室毎に圧力差があっても、ガス吸着量に誤差を生じることはほとんどない。
【0021】
別の実施の形態では、マニホルド202と吸着室選択バルブ203を合わせた内部容積が、吸着室の容積に比較して無視しえなく大きいことがある。その場合には、吸着室選択バルブ203により吸着室211〜215を選択する前に、マニホルド202と吸着室選択バルブ203を合わせた部分の圧力、温度からガス量を求めておき、吸着室選択バルブ203を当該吸着室と連通させたときのガス量を補正していく。これにより、マニホルド202と吸着室選択バルブ203を合わせた部分に残るガスを考慮して、試料が実際に吸着した量を計算できることになる。
【0022】
吸着室211〜215が全て平衡圧力に達した後、各試料に吸着したガス量が計算される。この後、吸着室211〜215からガスを排出させてから同様に密閉、保持し、温度を高めて試料からのガス脱着量を求めることもできる。
【0023】
本発明のガス吸着測定装置200によれば、ある吸着室で平衡圧力に達し、他の吸着室で平衡圧力に達していないとき、平衡圧力に達した吸着室で新たなガス導入を行い別の評価を行うことができる。すなわち、平衡圧力に達するに非常に遅いものがあっても、並行して別の測定ができるので、効率よく多くの測定ができる利点がある。
【0024】
本発明のガス吸着測定装置200は、ガス溜め204にガスを追加せずに吸着室211〜215のそれぞれにガスを供給して測定を行うこともできる。この場合、吸着室211〜215のそれぞれにガスを導入するとき、最初の吸着室と後の吸着室でガス圧力は変わるが、それぞれの温度、容積、圧力はわかるので、導入ガス量が異なっても計算で補正できる。コントローラー220により導入ガス量が異なることの補正を行うこともできる。これは、非常に多数の試料について測定を行おうとする場合に有利である。
【0025】
試料によっては、ガスの吸着速度が非常に速く、開閉バルブ205によりガス溜め204と隔離する前に試料が無視し得ない程に吸着してしまうことがある。このような場合には、ガス溜め204と特定の吸着室が連通している段階で、圧力変換器201により測定していくことで、圧力を補正してこの最初の段階で吸着したガス量を正確に捉えることができる。
【0026】
上記したガス吸着測定装置200は、5つの吸着室211〜215を有するように記載したが、吸着室の個数は何ら限定されるものではなく、これより少なくあるいは多くすることもできる。図3には、ガス吸着測定装置200の変形として2つの吸着部310、320があり、それぞれに吸着室選択バルブ303、304が設置され、吸着室311を有するガス吸着測定装置300を示している。このガス吸着測定装置300は、圧力変換器201は共通で1つであるが、より多くの吸着室311が使用できる。
【0027】
図4には、吸着部410に吸着室411〜415が直線状に並んだ形態になった例を示している。この例では、吸着室選択バルブ403としてスライドバルブが用いられてマニホルド202と吸着室411〜415それぞれを連通させている。このスライドバルブ403も、図2の試料選択バルブ203に用いたロータリーバルブと同じく、マニホルド202と吸着室411〜415それぞれと結合しても実質影響を及ぼす程の容積をもたない。図5には、吸着部420に吸着室421が複数段(図5では2段)に設置された例である。この場合、スライドバルブが縦と横に移動してマニホルド202と吸着室421が連通されることになる。
【0028】
図6には、ガス吸着分析装置530を、吸着室511に結んだ例を示している。このガス吸着分析装置530は、ガス溜めと圧力変換器が一体になっており、例えば、シーベルト(Sievert)タイプガス吸着分析装置〔例えば、米国ハイエナジー(Hy−Energy)社製「PCTPro−2000」(商品名)、日本国内販売:伯東株式会社〕〕があり、使用可能である。
【0029】
図7には、別の実施の形態となるガス吸着測定装置600であり、この例では3つのガス溜め604A〜Cがあり、ガス溜め604Aの容積は吸着室211〜215それぞれの容積の2倍、ガス溜め604Bは吸着室211〜215それぞれの容積の4倍、ガス溜め604Cは吸着室211〜215それぞれの容積の10倍となっていて、ガス吸着測定とともに脱着測定を含めて多様な吸着の熱力学的考察のできるようになっている。
【産業上の利用可能性】
【0030】
多数の試料に対してガス吸着量を同時に測定することが出来、作業の合理化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】吸着測定における圧力の経時変化の例を2つ示している。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるガス吸着測定装置の説明図である。
【図3】2つの吸着部があり、それぞれの選択バルブで吸着室が連結された実施の形態によるガス吸着測定装置の説明図である。
【図4】吸着部に吸着室が直線状に並んだ実施の形態を示す説明図である。
【図5】吸着部に吸着室が複数段に設置された実施の形態を示す説明図である。ます。
【図6】ガス溜めと圧力変換器が一体になったガス吸着分析装置を、吸着室に結んだ例を示した説明図である。
【図7】容積の異なる3つのガス溜めを組み込んだガス吸着測定装置の説明図である。
【符号の説明】
【0032】
200、300、600:ガス吸着測定装置
201:圧力変換器
202:マニホルド
203、303、304:(ロータリーバルブ型)吸着室選択バルブ
203A:(吸着室選択バルブの)バルブ開放部
204、604A、604B、604C:ガス溜め
205:開閉バルブ
206:(吸着室の)入口
210、310、320、410、420、510:吸着部
211〜215、311、411、421、511:吸着室
216:開閉バルブ
220:コントローラー
403:(スライドバルブ型)吸着室選択バルブ
530:ガス吸着分析装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料が投入される吸着室、複数の前記吸着室よりなる吸着部、前記吸着室を選択する吸着室選択バルブ、ガス溜め、前記ガス溜めから前記吸着室選択バルブに通じるマニホルド、前記マニホルドに連通する圧力変換器、を有してなることを特徴とするガス吸着測定装置。
【請求項2】
前記吸着室の容積は、前記吸着室選択バルブと前記マニホルドの合計容積の100倍より大きいことを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項3】
前記ガス溜めと前記圧力変換器に代り、ガス溜めと圧力変換器が一体に組み込まれたガス吸着分析装置を前記マニホルドに接続することを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項4】
前記マニホルドが、内径2mm以下のチューブでなることを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項5】
前記吸着部は、吸着室が円形状に並んで設置されていることを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項6】
前記吸着部は、吸着室が直線状に並んで設置されていることを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項7】
圧力変換器は、異なる範囲で操作できる複数の圧力変換器でなることを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項8】
前記吸着室は、内部温度の計測できる温度センサーをそれぞれ有することを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項9】
前記吸着室選択バルブは、ロータリーバルブまたはスライドバルブであることを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項10】
前記吸着室選択バルブは、さらに全ての吸着室とマニホルドを断絶することができることを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項11】
前記吸着室選択バルブは、多方向開閉バルブとして機能できることを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項12】
前記吸着室は、その中にある試料の最大吸着量より多いガスを収容できる大きさの容積であることを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。
【請求項13】
前記吸着室の少なくとも2倍の内容積をもつ第2のガス溜めを有することを特徴とする請求項1記載のガス吸着測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−261859(P2008−261859A)
【公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−101805(P2008−101805)
【出願日】平成20年4月9日(2008.4.9)
【出願人】(508108604)ハイ−エナジー エルエルシー (5)
【氏名又は名称原語表記】HY−ENERGY LLC
【住所又は居所原語表記】8440 Central Avenue,Suite 2B Newark,CA 94560 USA