説明

ガス管内のガス置換装置

【課題】ガス管の形状に影響されないとともにガス管の内周面を損傷することなく、ガス管内に滞留するガスを外部へ容易に排出することができるガス管内のガス置換装置を提供する。
【解決手段】ガス管10の第1連通孔12からガス管10内に挿入されて柔軟性を有しガス管10内を遮蔽可能な隔膜2と、隔膜2を拡張させる方向に付勢可能な複数の拡張ワイヤ(付勢部材)3と、拡張ワイヤ3の付勢力を操作し隔膜2の形状を操作する操作部4と、隔膜2をガス管10の外部に取り出す隔膜取り出し手段5と、第1連通孔12からガス管10内に隔膜移動用ガスG2を充填し隔膜2を拡張させた状態でガス管10の所定区間10aの他方の端部10c側へ移動させ第2連通孔14からガス管10内の所定区間10aに滞留するガスG1を排出させるガス排出手段6とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス管内の所定区間に滞留するガスを外部へ排出し他のガスに置換するガス管内のガス置換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、既設のガス管に新たなガス管を接続したり、既設のガス管の一部を新たなガス管に交換したりする場合、ガス管内に滞留するガスを外部へ排出したり、他のガスに置換したりしてから作業を行っている。
例えば、特許文献1には、ガス管内を仕切りながら移動可能な隔壁部をガス管内に設置して、この隔壁部を移動させることでガス管に穿孔して形成された連通孔からガス管内に滞留するガスを排出させ、ガス管内に他のガスを置換するガス管内のガス置換装置が開示されている。
この隔壁部は、ガス管内で膨張・収縮可能なバッグ本体を備えていて、このバッグ本体は、内部圧力が高まることで膨張し、ガス管を押圧してガス管の内周面に密着した状態でガス管内を仕切っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−198524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたガス管内のガス置換装置では、隔壁部のバッグ本体がガス管を押圧した状態でガス管内を仕切っているため、隔壁部がガス管の継手部分などにおける屈曲部や段差などを通過するときには、バッグ本体の内部圧力を調整したり、隔壁部を移動させる力を調整したりする必要がある。
また、隔壁部のバッグ本体がガス管の内周面に密着した状態で摺動するため、バッグ本体とガス管の内周面との間に摩擦が生じ、ガス管の内周面に損傷が生じる虞がある。
特に、ガス管の内周面に塗装が施されている場合は、隔壁部との摩擦によってこの塗装面が損傷してしまう虞がある。
【0005】
本発明は、上述する事情に鑑みてなされたもので、ガス管の形状に影響されないとともにガス管の内周面を損傷することなく、ガス管内に滞留するガスを外部へ容易に排出することができるガス管内のガス置換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るガス管内のガス置換装置は、ガス管内の所定区間に滞留するガスを排出し他のガスに置換するガス管内のガス置換装置であって、
前記ガス管の所定区間の一方の端部側近傍に形成された第1連通孔から前記ガス管内に挿入され伸縮可能で拡張したときに前記ガス管内を遮蔽可能な隔膜と、該隔膜を拡張させる方向に付勢する付勢部材と、該付勢部材の付勢力を操作し前記隔膜の形状を操作する操作部と、前記隔膜を前記ガス管の外部に取り出す隔膜取り出し手段と、前記第1連通孔から前記ガス管内に隔膜移動用ガスを充填し該隔膜移動用ガスを拡張状態の前記隔膜にあて該隔膜を前記ガス管の所定区間の一方の端部側から他方の端部側へ移動させて該他方の端部近傍に形成された第2連通孔から前記ガス管内の所定区間に滞留するガスを排出させるガス排出手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明では、ガス管内に挿通させた操作部を操作して隔膜を拡張させ、ガス管内の所定区間の一方の端部側から他方の端部側へ移動させることによってガス管内の所定区間に滞留するガスを第2連通孔から容易に排出させることができる。
そして、操作部は、隔膜の形状を操作可能であるため、隔膜をガス管内の形状に追従させた形状とすることができる。特に、ガス管が屈曲していたり、ガス管に段差があったりする場合には、屈曲や段差に合わせて隔膜の形状を追従させることができるため、隔膜のガス管内における移動をスムーズに行うことができる。
また、操作部の操作によって、付勢部材が隔膜を拡張方向に付勢して管路内に押し付ける力を調整できるため、隔膜が移動したときにガス管の内周面を擦って損傷させることを抑制することができる。
【0008】
また、本発明に係るガス管内のガス置換装置では、前記隔膜取り出し手段は、一方の端部が前記隔膜と接続され他方の端部が前記第1連通孔を通して前記ガス管の外部に配された索体と、前記ガス管の外部に設置されて前記索体を他方の端部側から巻取り可能なリールとを備えることが好ましい。
このようにすることにより、ガス管内に挿入された隔膜をガス管の外部に容易に取り出すことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、操作部を操作してガス管内に挿入された隔膜を拡張させ、ガス管内の所定区間の一方の端部側から他方の端部側へ移動させることによってガス管内の所定区間に滞留するガスを第2連通孔から容易に排出させることができる。
そして、操作部は、隔膜の形状を操作可能であるため、隔膜をガス管内の形状に追従させた形状とすることができる。特に、ガス管が屈曲していたり、ガス管に段差があったりする場合には、屈曲や段差に合わせて隔膜の形状を追従させることができるため、隔膜のガス管内における移動をスムーズに行うことができる。
また、操作部の操作によって、付勢部材が隔膜を拡張方向に付勢して管路内に押し付ける力を調整できるため、隔膜が移動したときにガス管の内周面を擦って損傷させることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態によるガス管内ガス置換装置の一例を示す図である。
【図2】付勢部材および操作部を説明する図である。
【図3】収縮状態の隔膜を説明する図である。
【図4】ガス管内のガスが置換されたガス管を説明する図である。
【図5】途中で径が変更するガス管内を移動する隔膜を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態によるガス管内ガス置換装置について、図1乃至図5に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態によるガス置換装置1は、ガス管10の分岐工事や、ガス管10の一部を交換する工事などを行う際に、工事対象となるガス管10内の所定区間10aに滞留するガスG1を外部へ排出する時に使用されている。
【0012】
ガス管10の所定区間10aには、両端部10b,10cにガスG1の流通を遮断するシール材11,11が設置されている。このシール材11,11は、伸縮性のある材料で袋状に形成され、ガス管10に適宜形成された孔部(不図示)からガス管10内に挿通され、内部に空気が封入されることで膨張し、その外周面がガス管10の内周面10dと密着するように構成されている。
【0013】
また、ガス管10の所定区間10aの一方の端部10b近傍には、第1連通孔12が形成され、この第1連通孔12にガス管10の外方に突出する第1連通管13が接続されている。そして、第1連通管13を介してガス管10の内外が連通している。
また、ガス管10の所定区間10aの他方の端部10c近傍には、第2連通孔14が形成され、この第2連通孔14にガス管10の外方に突出する第2連通管15が接続されている。そして、第2連通管15を介してガス管10の内外が連通している。
【0014】
本実施形態によるガス置換装置1は、ガス管10内に挿入されてガス管10内を遮蔽可能な隔膜2と、隔膜2を拡張させる方向に付勢可能な複数の拡張ワイヤ(付勢部材)3と、拡張ワイヤ3の付勢力を操作し隔膜2の形状を操作する操作部4と、ガス管10内に挿入された隔膜2をガス管10の外部に取り出す隔膜取り出し手段5と、第1連通管13からガス管10内にガスを充填し隔膜2を拡張させた状態でガス管10の所定区間10aを移動させ第2連通管15からガス管10内の所定区間10aに滞留するガスを排出させるガス排出手段6とを備えている。
【0015】
図1および図2に示すように、隔膜2は、ポリウレタンなどの伸縮性および柔軟性を有する薄膜樹脂を材料とし、ガス管10内の断面形状よりもやや大きい略円形に形成されている。
拡張ワイヤ3は、金属や樹脂などで形成されたワイヤで、それぞれ湾曲して弾性変形可能に構成されている。
拡張ワイヤ3は、一方の端部3aがそれぞれ隔膜2の外縁部2aに隔膜2の周方向に互いに間隔をあけて固定され、他方の端部3bが拡張ワイヤ固定具31によって一箇所にまとめられている。これにより、複数の拡張ワイヤ3は、他方の端部3bから一方の端部3aに向かって斜め外方に延びている。そして、複数の拡張ワイヤ3は、それぞれ隔膜2を拡張させる方向に付勢している。
また、図3に示すように、拡張ワイヤ3は、直線状に弾性変形可能に構成されている。
【0016】
図1および図2に戻り、操作部4は、複数の拡張ワイヤ3が挿通されて複数の拡張ワイヤ3に対してその延在方向の位置を変えることで拡張ワイヤ3の形状を操作する操作リング41と、一方の端部42a側が操作リング41と接続され他方の端部42b(図1参照)側が第1連通管13を通してガス管10の外方に配された操作ケーブル42と、操作ケーブル42が挿通されて操作ケーブル42を所定の位置に支持する操作チューブ43とを備えている。
【0017】
図2に示すように、操作リング41は、円環状に形成されている。そして、操作リング41が拡張ワイヤ3の他方の端部3b近傍に配されると、拡張ワイヤ3は、隔膜2の外縁部2aを外方に付勢して拡張させている。
これに対し、図3に示すように、操作リング41が拡張ワイヤ3の一方の端部3a近傍に配されると、拡張ワイヤ3がそれぞれ直線状となり、隔膜2の外縁部2aがまとめられて隔膜2を縮小させている。
このように、拡張ワイヤ3に対する操作リング41の位置を調整することで、隔膜2の開き具合を調整可能に構成されている。
【0018】
図1乃至3に示すように、操作チューブ43は、一方の端部43aが拡張ワイヤ固定具31の近傍に位置し、他方の端部43b(図1参照)が第1連通管13近傍に位置している。操作チューブ43は、後述する隔膜取り出し手段5の索体51と束ねられて索体51に固定されている。
操作ケーブル42は、操作チューブ43に挿通された状態で延在方向に移動可能に構成されている。
そして、操作チューブ43に挿通された操作ケーブル42の他方の端部42bをガス管10の外部から押したり引いたりすることで、操作ケーブル42に取り付けられた操作リング41が拡張ワイヤ3に沿って移動し、隔膜2を拡張させたり収縮させたりすることができる。
【0019】
隔膜取り出し手段5は、一方の端部51aが拡張ワイヤ固定具31を介して隔膜2と接続され他方の端部51b(図1参照)が第1連通管13を通してガス管10の外部に配された索体51と、ガス管10の外部に設置されて索体51を他方の端部51b側から巻取り可能なリール52(図1参照)と、第1連通管13近傍に設置されたリール52を収容する筐体53(図1参照)とを備えている。
【0020】
このリール52は、索体51とともに操作チューブ43を巻取り・巻き出し可能に構成され、リール52を回転させて索体51および操作チューブ43を巻き取ることで、ガス管10内に挿入された隔膜2、拡張ワイヤ3および操作リング41を容易に外部に取り出すことができる。
筐体53は、内部に第1連通管13の一部が挿通されていて、第1連通管13を介してガス管10の内部と連通している。
【0021】
ガス排出手段6は、筐体53内に隔膜移動用ガスG2を供給可能なガスボンベ61を備えている。そして、ガスボンベ61が、筐体53内に隔膜移動用ガスG2を供給すると、隔膜移動用ガスG2が第1連通管13を通ってガス管10内に供給される。そして、ガス管10内に挿入され所定の大きさに拡張された隔膜2に隔膜移動用ガスG2が当たると、隔膜2がガス管10内を移動するように構成されている。
このとき、ガス管10内の一方の端部10b側に配された隔膜2に、ガス管10内の一方の端部10b側から隔膜移動用ガスG2が当たると、隔膜2がガス管10内の一方の端部10b側から他方の端部10c側へ移動するため、ガス管10内の所定区間10aに滞留していたガスG1が、第2連通管15からガス管10の外部へ排出される。
【0022】
(ガス置換方法)
次に、上述したガス置換装置1を使用したガス管内のガス置換方法について説明する。
ここでは、ガス管10の内の所定区間10aに滞留するガスG1を他のガスに置換する方法について説明する。
まず、ガス管10の所定区間10aにおける両端部10b,10c近傍に、この所定区間10aの内外のガスG1の流通を阻止するためのシール材11,11をそれぞれ設置する。
次に、このガス管10の所定区間10aの一方の端部10b近傍に、第1連通孔12を穿孔し、第1連通孔12に第1連通管13を接続する。また、このガス管10の所定区間10aの他方の端部10c近傍に、第2連通孔14を穿孔し、第2連通孔14に第2連通管15を接続する。
次に、第1連通管13にから隔膜2、拡張ワイヤ3および操作リング41をガス管10内に挿入させる。そして、索体51および操作チューブ43が巻きつけられたリール52を収容した筐体53と第1連通管13とを接続する。
【0023】
続いて、操作ケーブル42を操作して、拡張ワイヤ3による隔膜2の開き具合を調整する。このとき、隔膜2の外縁部2aがガス管10の内周面10dを強く押圧しないように調整することが好ましい。
続いて、ガスボンベ61で筐体53内部に隔膜移動用ガスG2を充填し、第1連通管を通してガス管10内部に隔膜移動用ガスG2を供給する。
そして、ガス管10内において、隔膜2を境として、ガス管10内の一方の端部10b側が他方の端部10c側よりも内圧が大きくなるため、図4に示すように、隔膜2がガス管10内を一方の端部10b側から他方の端部10c側へ移動する。このとき、リール52から索体51および操作チューブ43が巻きだされる。
【0024】
そして、隔膜2が拡張した状態でガス管10内を一方の端部10b側から他方の端部10c側へ移動するため、第2連通管15からガス管10内の所定区間10aに滞留していたガスG1が隔膜2に押し出され、第2連通管15からガス管10の外部に排出される。
【0025】
次に、操作ケーブル42を操作して隔膜2を縮小させる。
そして、リール52で索体51および操作チューブ43を巻きとり、隔膜2、拡張ワイヤ3および操作リング41をガス管10の内部から外部へ取り出す。
次に、ガス管10内のの所定区間10aに新たなガスを充填する。
なお、隔膜移動用ガスG2に、ガス管10に置換するガスを採用してもよい。
そして、隔膜2を取り出した後に、必要に応じてシール材11,11を撤去する。また、必要に応じて筐体53およびリール52を撤去し、第1連通孔12および第2連通孔14を塞ぐ。
【0026】
次に、上述したガス管内のガス置換装置の作用効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態によるガス置換装置1では、ガス管10内に挿通させた隔膜2を拡張させ、ガス管10内の所定区間10aの一方の端部10b側から他方の端部10c側へ移動させることによって、ガス管10内の所定区間10aに滞留するガスG1を第2連通管15から容易に排出させることができる。
そして、操作部4は、隔膜2の形状を操作できるため、隔膜2をガス管10内の形状に追従させた形状とすることができる。特に、ガス管10が屈曲していたり、ガス管10に段差があったり、図5に示すようにガス管10の径がガス管10の延在方向の途中で変化している場合には、この屈曲や段差に合わせて隔膜2の形状を追従させることができるため、ガス管10内の移動をスムーズに行うことができる。
また、操作部4の操作によって、拡張ワイヤ3が隔膜2を拡張方向に付勢してガス管10内に押し付ける力を調整できるため、隔膜2が移動することでガス管10の内周面10dを擦って損傷させることを抑制することができる。
【0027】
以上、本発明によるガス管内のガス置換装置1の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、ガス管10内に挿入された索体51および操作チューブ43をリール52で巻き取っているが、索体51および操作チューブ43をガス管10から取り出す手段は、リール52以外の構成としてもよい。
【符号の説明】
【0028】
1 ガス置換装置
2 隔膜
3 拡張ワイヤ(付勢部材)
3a 一方の端部
3b 他方の端部
4 操作部
5 隔膜取り出し手段
6 ガス排出手段
10 ガス管
10a 所定区間
10b 一方の端部
10c 他方の端部
41 操作リング
42 操作ケーブル
43 操作チューブ
51 索体
51a 一方の端部
51b 他方の端部
52 リール
53 筐体


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス管内の所定区間に滞留するガスを排出し他のガスに置換するガス管内のガス置換装置であって、
前記ガス管の所定区間の一方の端部側近傍に形成された第1連通孔から前記ガス管内に挿入され伸縮可能で拡張したときに前記ガス管内を遮蔽可能な隔膜と、
該隔膜を拡張させる方向に付勢する付勢部材と、
該付勢部材の付勢力を操作し前記隔膜の形状を操作する操作部と、
前記隔膜を前記ガス管の外部に取り出す隔膜取り出し手段と、
前記第1連通孔から前記ガス管内に隔膜移動用ガスを充填し該隔膜移動用ガスを拡張状態の前記隔膜にあて該隔膜を前記ガス管の所定区間の一方の端部側から他方の端部側へ移動させて該他方の端部近傍に形成された第2連通孔から前記ガス管内の所定区間に滞留するガスを排出させるガス排出手段とを備えることを特徴とするガス管内のガス置換装置。
【請求項2】
前記隔膜取り出し手段は、一方の端部が前記隔膜と接続され他方の端部が前記第1連通孔を通して前記ガス管の外部に配された索体と、前記ガス管の外部に設置されて前記索体を他方の端部側から巻取り可能なリールとを備えることを特徴とする請求項1に記載のガス管内のガス置換装置。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−219918(P2012−219918A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−86424(P2011−86424)
【出願日】平成23年4月8日(2011.4.8)
【出願人】(500171811)日鉄パイプライン株式会社 (34)
【Fターム(参考)】