説明

クラッカー

【課題】 筒体の前端部の強度を向上させることができ、しかも嵩張りにくいクラッカーを提供する。
【解決手段】 シートから筒体1が構成され、筒体1の前端開口に設けられた蓋が筒体1内の火薬体4の爆発によって開放状態となるクラッカーにおいて、蓋は筒体1の前端縁を折曲線20,21として折り曲げられて重なり合った一対のフラップ10,11から構成され、筒体1の前端部は所定方向を短軸方向とする偏平に形成され、複数のフラップ10,11のうち内側に位置するフラップ10の先端10aが筒体1の内面を支持して側方から作用する前記短軸方向の外力に対して突っ張りとなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火薬体の爆発により筒体前端の蓋を開放させるクラッカーに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のクラッカーには、円錐状の筒体内に火薬体を装備し、この火薬体の爆発によって筒体の蓋が開放されるものが公知であり、その筒体の蓋の構造として例えば複数のフラップが筒体の前端縁を折曲線として折り曲げられて形成されたものがある(下記公知文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−51597号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来のクラッカーにおいては、複数のフラップが単に折り曲げられて蓋が形成されているため、筒体の前端部の強度を確保することがその構造上難しいという問題がある。すなわち、筒体の前端部に側方からの外力が作用すると、フラップが位置ずれしたりして蓋が変形しやすく、ひいては筒体の前端部が外力作用方向に押しつぶれることにもなる。また、円錐状の筒体の場合には、筒体の後端側は細いものの前端側では所定の嵩になるので、円錐形状を考慮して箱詰め等したとしても嵩張りやすいという問題もある。
【0004】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、筒体の前端部の強度を向上させることができ、しかも嵩張りにくいクラッカーを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係るクラッカーは、シートから筒体が構成され、筒体の前端開口に設けられた蓋が筒体内の火薬体の爆発によって開放状態となるクラッカーにおいて、蓋は筒体の前端縁を折曲線として折り曲げられて重なり合った複数のフラップから構成され、筒体の前端部は所定方向を短軸方向とする偏平に形成され、複数のフラップのうち内側に位置するフラップが筒体に側方から作用する前記短軸方向の外力に対して突っ張りとなるように構成されていることを特徴とする。
【0006】
該構成のクラッカーにあっては、複数のフラップが筒体の前端縁を折曲線として折り曲げられて重なり合うことで構成されており、筒体内部の火薬体の爆発によってこれらのフラップが折り曲げ状態から開いて筒体の前端開口が開放状態となる。一方、通常の使用前の状態においては、フラップは折り曲げ状態にあるが、仮に筒体の前端部に側方から短軸方向の外力が作用した場合には、内側に位置するフラップが外力に対して突っ張りとなる。これは上述のような火薬体爆発の際にも同様であって、手で筒体の前端部を握った場合でも内側に位置するフラップが突っ張りとなっているので筒体の前端部が握力によって変形したりしにくく、従って爆発時にスムーズにフラップが開いて筒体の前端開口が開放状態となるのである。
【0007】
また、蓋は、互いに前記短軸方向に対向した一対のフラップから構成され、両フラップの折曲線は、それぞれ筒体の後端側に凸の弧状であって前記短軸方向と直交する長軸方向の一端部から他端部まで形成され、内側に位置するフラップの先端は、筒体の内面に沿って先端凸の弧状に形成されていることが好ましい。
【0008】
該構成のクラッカーにあっては、短軸方向に対向した一対のフラップとすることにより最小のフラップ数で蓋を構成でき、両フラップの折曲線を長軸方向の一端部から他端部まで伸びる後端側凸の弧状とすることにより、筒体の偏平形状に合わせたスムーズなフラップの折り曲げ状態が得られ、しかも、折り曲げ状態のフラップは、長軸方向の中央部が凹となる湾曲形状となるのでそれ自体の剛性がフラットな場合に比して大きく向上する。そして、内側に位置するフラップの先端を筒体の内面に沿った先端凸の弧状に形成することにより、内側のフラップが筒体の内面を略半周に亘って内側から支持でき、湾曲状態となって剛性が高まったフラップで短軸方向の外力に対して強力に突っ張ることとなる。しかも、内側のフラップは偏平となった筒体の前端開口を略全体を覆うことになるので、筒体内部に内容物を収容した場合にもそれが通常時に外部にはみ出しにくくなる。更に、その外側にも外側のフラップが重なり合い、その外側のフラップも湾曲形状となっているのでその湾曲形状が自動的に維持され、従って、内側のフラップが通常時に不用意に開くことが外側のフラップによっても確実に防止される。
【0009】
更に、内側のフラップの折曲線両端部は、外側のフラップの折曲線両端部よりも筒体の後端側に位置していることが好ましい。上述したように、両フラップは長軸方向の中央部が凹となる湾曲形状となるが、その結果、長軸方向の両端部においては尖った形状となってその箇所で両フラップが重なり合うことになる。そのため、内側のフラップの折曲線両端部が外側のフラップの折曲線両端部よりも筒体の後端側に位置することにより、長軸方向の両端部における重なり具合がスムーズとなって外見上の仕上がりが良好となる。
【0010】
また更に、内側のフラップの折曲線両端部が外側のフラップの折曲線両端部よりも筒体の後端側に位置する量は内側のフラップの厚さと等しいことが好ましい。内側のフラップの折曲線両端部が外側のフラップの折曲線両端部よりも筒体の後端側に位置すると、長軸方向の両端部における仕上がりが良好となるが、後端側に位置させる量が大きすぎる場合には逆に両フラップ間の隙間が大きくなることになり、逆に量が小さすぎると外側のフラップが長軸方向の両端部において良好に折り曲げることが困難となる。従って、内側のフラップの折曲線両端部が外側のフラップの折曲線両端部よりも筒体の後端側に位置する量は内側のフラップの厚さと等しくすることにより、両フラップ間の隙間も少なく、長軸方向の両端部における仕上がり具合も良好なものが得られる。
【0011】
また、内側のフラップの折曲線両端部には所定長さの切り込みが設けられていることが好ましく、この切り込みにより内側のフラップが折曲線両端部においてスムーズに内側に折れ曲がるため、長軸方向の両端部における両フラップの重なり具合が良好となる。
【0012】
また、筒体は、後端側から前端側に向けて広がった形状であり且つ、その後端側は円形断面であって前端側に向かって徐々に偏平となることが好ましい。筒体の形状を例えばストレート形状とすることもできるが、後端側に向けて先細りとすることにより前端部における偏平形状と合わせて短軸方向の寸法を全体的に抑制することができ、体積を減少させることができるため好ましい。
【0013】
また、筒体及びフラップは一枚のシートから形成されていることが好ましく、製造が容易になるうえに低コストとなり、しかも、クラッカー全体の強度も向上する。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明のクラッカーにあっては、外力に対する突っ張りとなるようにフラップを構成したので筒体の前端部における強度が従来に比して大きく向上され、保管時の積み上げや輸送時の振動等によって蓋が開いたりすることが防止され、火薬体を爆発させる際に手で筒体を握って押さえる際にも筒体の前端部が押しつぶれにくくなる。また、筒体の前端部が偏平に形成されているので嵩張りにくく店頭においてもまた火薬上の保管場所においても省スペース化が図れる。更に、筒体の前端部が偏平であるので爆発時の音が反響してマイルドになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係るクラッカーの一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1に本実施形態のクラッカーを示している。該クラッカーは、筒体1の内部に、前側から順に、被放出物としての小巻テープ2、受圧体3、火薬体4、受座5が挿入されているものである。
【0016】
筒体1は、図3にも示しているように後端側から前端側に向けて断面が大きくなる先広がりの形状である。但し、単なる円錐形状ではなく、前端部が所定方向を短軸方向とする偏平に形成されたものである。具体的には、後端側においては、筒体1の断面は円形であり、その軸線方向の略中央部付近まで円形の断面を維持しながらテーパ状に広がっている。そして、軸線方向の略中央部付近から前端側においては、図2に示す矢印Xの方向が短軸方向となり矢印Yの方向が長軸方向となるように偏平となっている。従って、図3のように長軸方向が左右方向となるようにクラッカーを裏面側から見た場合には筒体1は後端側から前端側に向けてテーパ状に見える。図4において二点鎖線100は、偏平ではない円錐形状の場合の筒体1の外形線を示しているが、このように短軸方向の寸法は軸線方向の略中央部付近から前端側はあまり拡大されずに略一定となる。尚、図2のように、筒体1の前端部における断面形状は、略楕円状であり且つその長軸方向両端部が先鋭となった形状である。
【0017】
また、筒体1の前端開口には複数のフラップ10,11からなる蓋が設けられている。該フラップ10,11は、短軸方向に対向して一対設けられ、それぞれ筒体1の前端縁を折曲線20,21として内方に折り曲げられて互いに内外に重なり合って前端開口を閉塞している。該折曲線20,21は、それぞれ長軸方向の一端部から他端部まで形成されて、筒体1の後端側に凸の弧状となっている(図5参照)。従って、この折曲線20,21によってフラップ10,11を折り曲げることにより、フラップ10,11は、図1及び図3のように、その長軸方向の中央部が凹となった湾曲形状となる。その結果、フラップ10,11は、その長軸方向の両端部において、徐々に細くなると共に筒体1の前方側に向けて尖った状態となる。
【0018】
また、両フラップ10,11は、何れもその先端が凸の弧状に形成されており、具体的には、折曲線20,21と同じ曲率で形成されている。従って、内側のフラップ10の先端10aは、図4に示すように、筒体1の内面に沿うこととなり、しかも、筒体1の内面に接触するか僅かに隙間のあいた状態となる。
【0019】
このようなフラップ10,11は筒体1と共に厚紙等のシートから一体に形成されている。具体的には、一枚のシートSから形成されており、その展開図を図5に示している。図5のように、内側のフラップ10の折曲線20は、外側のフラップ11の折曲線21よりも筒体1の後端側に位置しており、その量はこのシートSの厚さと同じに設定されている。尚、両折曲線20,21の曲率は同じである。また、折曲線20,21には、折り曲げ罫線として押し罫線が形成され、その中央部にのみミシン目も形成されている。但し、押し罫線のみであってもよい。更には、内側のフラップ10の折曲線20の両端部には、所定長さの切り込み20aが設けられている。また、筒体1の前端部には、偏平に形成しやすくするために、外側のフラップ11の折曲線21の両端部から後端側に向けて、所定長さの押し罫線25(折り曲げ罫線)が形成されている。尚、図5の符号26は筒状とする際の糊代部であり、図1の符号27はその接合線である。また、内側のフラップ10と外側のフラップ11は、共に筒体1の前端開口と同一形状に形成されているが、例えば、外側のフラップ11の短軸方向の長さを図5に二点鎖線にて示すように内側のフラップ10のそれよりも短くしてもよい。
【0020】
そしてこのような筒体1の内側には前記小巻テープ2がフラップ10,11と受圧体3との間に入れられている。受圧体3は、本実施形態において一般に足付き受圧板と称される板状のものであるが、その形状は従来の円錐状のクラッカーに使用されているものとは異なっている。即ち、図6に示すように、板状の受圧体本体3aと後方に折り曲げられた二つの足部3bとを有する点では従来同様であるが、受圧体本体3aは円形ではなく、偏平の筒体1に合わせて楕円状となっており、その短軸方向に対向して二つの足部3bが設けられている。尚、受圧体3はシートから形成されている。
【0021】
また、受圧体3の後方には、火薬体4と該火薬体4を保持するためのロート状の受座5とが配備されている。火薬体4は引き紐6の一端部に設けられ、引き紐6は受座5から後方に伸びて筒体1の後端開口から外部に出ていて、通常は図1、図3、図4のように前方に折り返されてシール体7によって筒体1の外面に止められている。
【0022】
尚、本実施形態では、筒体1に火薬体挿入孔8を設けており、火薬体付きの引き紐6は火薬体挿入孔8から筒体1内部に挿入されている。そして、引き紐6の他端部は前記シール体7によって筒体1の外面に保持されると共に、そのシール体7によって火薬体挿入孔8が閉塞されている。従って、火薬体挿入孔8は、受座5より前方に位置し、受圧体3より後方に位置する。
【0023】
以上のように構成されたクラッカーは、図5に示すような展開状のシート体Sを筒状にして両フラップ10,11を折曲線20,21で折り曲げて筒体1の前端開口を閉じる。その際、外側のフラップ11の折曲線21の両端部から後方に向けて所定長さの押し罫線25が設けられているので、筒体1はその後端部においては断面円形であるがその前端部においてはスムーズに偏平とされる。そして、受座5と受圧体3及び小巻テープ2を前端開口から筒体1内に挿入した後、両フラップ10,11を折り曲げて前端開口を閉塞する(以上、筒体形成工程)。フラップ10,11を折り曲げる際にも折曲線20,21には押し罫線が設けられ且つその中央部にはミシン目も形成されているのでスムーズに折り曲げることができ、しかも、内側のフラップ10の折曲線20の両端部には切り込み20aが形成されているので、その内側のフラップ10の両端部の折り曲げ状態がスムーズになってその上に外側のフラップ11をスムーズに重ね合わせることができる。同様に、内側のフラップ10の折曲線20を外側のフラップ11のそれよりも後端側に位置させているので、長軸方向の両端部における重なり具合がスムーズになり両端部における尖った形状が確実に形成できる。しかも、両者の差をシート体Sの厚さに設定しているので、両フラップ10,11間の隙間も少なくて済み外観体裁が良好となる。
【0024】
以上の製造工程においては火薬体4はまだ使用されていない。従って、火薬に関する規制の適用とはならずに輸送や保管等をすることができる。そして、火薬体付きの引き紐6を火薬体挿入孔8から挿入してシール体7によって引き紐6を保持すると共に火薬体挿入孔8を閉じてクラッカーが完成する(以上、火薬体挿入工程)。このように、組立の最終工程まで火薬体4を装備しないので上述したように保管等が非常に楽であり、筒体形成工程と火薬体挿入工程とを時期や場所を変えて行うことができるというメリットがある。
【0025】
また、製造されたクラッカーは、後端側に向けて先細り形状であるうえに、前端部においては偏平であるので、特に短軸方向における寸法が前端部においても小さく、従って、全体としての嵩が非常に小さいものであり、輸送や保管あるいは店頭において省スペースに多数置くことができる。
【0026】
しかも、内側のフラップ10が筒体1の内面を支持して短軸方向の外力に対して突っ張りとなるので、短軸方向の外力に極めて強いのである。特に、両フラップ10,11が共に長軸方向の中央部が凹の湾曲形状となっているのでそれ自体剛性が高く、しかも二枚のフラップ10,11が重なり合って前端開口を覆う状態にあるので、フラップ10,11がずれたりすることがなく、蓋が不用意に開放状態にならず、小巻テープ2が外部に露出することも防止できる。
【0027】
そして、使用に際しては、まず、シール体7を外して引き紐6を後方に伸ばす。その際、外したシール体7によって火薬体挿入孔8を閉じることが好ましい。その後、引き紐6を後方に引っ張り操作すると火薬体4が爆発し、その圧力によって受圧体3が前方に移動すると共に小巻テープ2を前方に押し出し、両フラップ10,11を開放状態(図4の二点鎖線)とする。フラップ10,11が開放状態となっても、特にその折曲線20,21が後端側凸の弧状であるので、側方に向けて反り返ったり、折曲線20,21においてちぎれたりするということがない。また、前端部が偏平であるので爆音も反響してマイルドであり、更に、二枚のフラップ10,11が重ね合わせられた蓋であるので吸音効果も生じて、より一層マイルドになる。
【0028】
尚、本実施形態では、外側のフラップ11を内側のフラップ10と同じ形状としたが図5に二点鎖線にて示すようにその短軸方向の長さを短めにしてもよく、その場合には折り畳み状態の外観がより一層良好となる。
【0029】
また、受圧体3も紙製のみならず発泡体や成形体等のようなプラスチック製としてもよい。
【0030】
更に、内側のフラップ10を筒体1の前端開口の略全体を覆う形状としたが、その一部を覆う形状としてもよい。何れにしても、内側のフラップ10の先端で短軸方向の外力の突っ張りとなる構成にすることにより強度を確保できる。従って、フラップ10,11の枚数も三枚以上であってもよい。
【0031】
同様に、内側のフラップ10の配置や構成も適宜設計変更可能であって、その先端10aで筒体1の内面を支持する構成の他、先端10a以外の箇所で内面を支持する構成としてもよく、従って、例えば、内側のフラップ10を長軸方向に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態におけるクラッカーを示す斜視図。
【図2】同クラッカーの平面図。
【図3】同クラッカーの背面図。
【図4】同クラッカーの断面図。
【図5】同クラッカーの筒体の展開図。
【図6】同クラッカーの要部正面図。
【符号の説明】
【0033】
1…筒体、2…小巻テープ、3…受圧体、4…火薬体、5…受座、6…引き紐、7…シール体、8…火薬体挿入孔、10…内側のフラップ、11…外側のフラップ、20,21…折曲線、25…押し罫線、20a…切り込み、26…糊代部、27…接合線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートから筒体が構成され、該筒体の前端開口に設けられた蓋が筒体内の火薬体の爆発によって開放状態となるクラッカーにおいて、
蓋は筒体の前端縁を折曲線として折り曲げられて重なり合った複数のフラップから構成され、筒体の前端部は所定方向を短軸方向とする偏平に形成され、複数のフラップのうち内側に位置するフラップが筒体に側方から作用する前記短軸方向の外力に対して突っ張りとなるように構成されていることを特徴とするクラッカー。
【請求項2】
蓋は、互いに前記短軸方向に対向した一対のフラップから構成され、両フラップの折曲線は、それぞれ筒体の後端側に凸の弧状であって前記短軸方向と直交する長軸方向の一端部から他端部まで形成され、内側に位置するフラップの先端は、筒体の内面に沿って先端凸の弧状に形成されている請求項1記載のクラッカー。
【請求項3】
内側のフラップの折曲線両端部は、外側のフラップの折曲線両端部よりも筒体の後端側に位置している請求項2記載のクラッカー。
【請求項4】
内側のフラップの折曲線両端部が外側のフラップの折曲線両端部よりも筒体の後端側に位置する量は内側のフラップの厚さと等しい請求項3記載のクラッカー。
【請求項5】
内側のフラップの折曲線両端部には所定長さの切り込みが設けられている請求項2乃至4の何れかに記載のクラッカー。
【請求項6】
筒体は、後端側から前端側に向けて広がった形状であり且つ、その後端側は円形断面であって前端側に向かって徐々に偏平となる請求項1乃至5の何れかに記載のクラッカー。
【請求項7】
筒体及びフラップは一枚のシートから形成されている請求項1乃至6の何れかに記載のクラッカー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−183050(P2007−183050A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−2052(P2006−2052)
【出願日】平成18年1月10日(2006.1.10)
【出願人】(000136365)株式会社フジカ (13)