説明

ゲームソフトの貸借および購買システム

【課題】ユーザーがゲームソフトを返却するか購入するかを決めることなく借りられ、店舗ではユーザーのゲームソフトの借用、購入又は在庫の管理ができ、メーカーはロイヤリティー収益が得られるシステムを提供する。
【解決手段】クレジットカードの情報を読取るクレジットカード情報入力手段、貸出すゲームソフトの種類、貸出日を含む貸出情報の入力する貸出情報入力手段、記録媒体の返却情報を入力する返却情報入力手段と、貸出期間、販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段、前記貸出期間満了時に前記返却情報の入力がないことを条件として前記販売金額を前記クレジットカードに課金する課金手段を有するゲームソフトの貸借および購買システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームソフトの貸借および購買のシステムに関するものであり、特にゲームソフト等のようなプレイに一定の時間がかかるゲームソフトの貸借および購買システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ゲームソフトのユーザーは、新規ゲームソフトまたは、中古ゲームソフトを購入し、当該ゲームソフトをゲーム機にセットしてプレイする。しかしながら、ユーザーにとって、購入したゲームソフトの内容が必ずしも望んでいた通りに楽しい内容であるとは限らず、また、そのゲームソフトが望んでいた通りに楽しい内容であるか否かは、ユーザーが当該ゲームを一定時間プレイしないと分からないという問題があった。したがって、望んでいない内容のゲームを購入したときには、ユーザーが支払ったゲームソフトの購入代金は無駄になってしまった。
【0003】
一方、店舗は、これまでゲームソフトを販売したり、買い取ったりしていた。しかしながら、ユーザーは、新品ゲームソフトは比較的高額であり購入を躊躇することがある。また、中古ゲームソフトは比較的低額でありユーザーの需要があるが、店舗にどのような内容かつ状態のゲームソフトが買い取りに持ち込まれるかは、予想がつかず在庫管理が難しいという問題があった。また、ゲームソフトを貸与したとしても、ゲームの内容によっては、プレイ時間が長く、店舗に長期間在庫がないという事態が生じた。
【0004】
また、ゲームメーカーは、一度ゲームソフトを販売したことにより著作権が消尽する結果、中古ゲームソフトの売買からロイヤリティーを回収することができないという問題がある。その結果、ゲームソフトの最初の販売時に収益を回収することとなり、ひいては、ゲームソフトの値段が比較的高額になるという事態が生じている。
【0005】
従来の技術として、ゲームソフトのレンタルシステムとしては、例えば、ゲームソフトの貸与又は譲渡の対価とレンタル許諾料とを分離させ、ゲームソフトの破損、紛失、盗難等の場合に商品の再度の調達を容易とするゲームソフトレンタル管理システム(特許文献1)、駅の構内に設置されてなるゲーム機貸出機の在庫の不均衡を馴らすためのレンタルシステム、レンタルシステムの在庫管理方法、プログラムおよび記録媒体(特許文献2)がある。また、新品ゲームソフトの販売促進システムも案出されている(特許文献3)。
【0006】
また、ビデオテープ、DVD、CDをオンラインにより貸し出し課金するシステム(特許文献4、5)がある。さらに、ビデオカセット、CDを貸し出し回収する設置型装置として商品自動レンタル装置が案出されている(特許文献6)。
【特許文献1】特開2006−344124号公報
【特許文献2】特開2005−332193号公報
【特許文献3】特開2005−115626号公報
【特許文献4】特開2002−42234号公報
【特許文献5】特開2002−133319号公報
【特許文献6】特開平10−149485号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記各問題点を解消するべく、ゲームソフトのユーザーがゲームソフトの借用時点ではこのゲームソフトを返却するか購入するかを決めることなくゲームソフトを借りることができるとともに、店舗においてユーザーのゲームソフトの借用または購入の管理およびゲームソフトの在庫管理をすることができ、メーカーはロイヤリティー収益を得ることができるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため本発明のゲームソフトの貸借および購買システムは、クレジットカードに付されたクレジットカード情報を読み取るクレジットカード情報入力手段、少なくとも貸出すゲームソフトの種類、貸出日を含む貸出情報の入力手段を備えた貸出情報入力手段、前記記録媒体の返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段と、前記各入力手段から入力された情報を伝達する伝達手段と、前記各入力手段と情報伝達可能に接続されてなる、少なくとも貸出期間、販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段、前記貸出期間満了時までに前記返却情報の入力がないことを条件として前記販売金額を前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに課金する課金手段を有し、
前記貸出期間満了時に前記返却情報が入力されないときには前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに前記販売金額を課金することを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明において、課金手段は単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を算出する演算手段を有し、貸出期間満了時前に返却情報の入力があること条件として、前記単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに課金する課金手段とし、
前記貸出期間満了前に前記返却情報が入力されたときには単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を課金することを特徴とする。
【0010】
本発明のゲームソフトの貸借および購買システムは、クレジットカードに付されたクレジットカード情報を読み取るクレジットカード情報入力手段、少なくとも貸出すゲームソフトの種類、貸出日を含む貸出情報の入力手段を備えた貸出情報入力手段、前記記録媒体の返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段と、
前記各入力手段から入力された情報を伝達する伝達手段と、前記各入力手段と情報伝達可能に接続されてなる、少なくとも貸出期間、販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに販売金額を課金する課金手段、前記貸出期間満了時までに前記返却情報の入力があることを条件として前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードへの課金を取り消す取り消し処理手段を有し、
前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに前記販売金額を課金するとともに、前記貸出期間満了時までに前記返却情報が入力されたときには、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードの課金を取り消すことを特徴とするゲームソフトの貸借および購買システム
【0011】
請求項3に記載の発明において、取り消し手段は、販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額を算出する演算手段を有し、貸出期間満了時前に返却情報が入力があることを条件として、前記販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額を、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードの課金から取り消す手段とし、
前記貸出期間満了前に前記返却情報が入力されたときには、前記販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額の課金を取り消すことを特徴とする。
【0012】
また、設定した貸出期間を入力する貸出期間入力手段を有してなることを特徴とする。
【0013】
貸出期間は、販売金額を単位期間あたりの貸出金額で除して得られた日数に設定する手段を備えてなることを特徴とする。
【0014】
単位期間あたりの貸出金額は、販売金額を貸出期間で除して得られた金額に設定する手段を備えてなることを特徴とする。
【0015】
単位期間あたりの貸出金額は、経過期間に対応させて変動させることを特徴とする。
【0016】
返却入力手段により返却情報の入力があることを条件として、記憶したクレジットカード情報を消去する手段を有することを特徴とする。
【0017】
ゲームソフトの種類毎に在庫数を記録する手段と、ゲームソフトに前記返却情報が入力されなかったことを条件として前記記録媒体の種類に対応する在庫数から返却されなかったゲームソフトの本数を差し引く手段と、前記ゲームソフトの種類毎の在庫数が所定の本数を下回ることを条件として前記ゲームソフトと同じ種類のゲームソフトの発注情報をメーカー端末に伝達する発注手段を備えてなることを特徴とする。
【0018】
ゲームソフト固有番号とレンタル回数を含むゲームソフト固有情報を記憶するゲームソフト固有情報記憶手段と、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算するレンタル回数加算手段とゲームソフト固有情報に加算されたレンタル回数が設定回数を超えることを条件として、前記ゲームソフトと同じ種類の記録済み媒体の発注情報をメーカー端末に伝達する発注手段を備えてなることを特徴とする。
【0019】
ゲームソフト固有番号とレンタル回数を含むゲームソフト固有情報を記憶するゲームソフト固有情報記憶手段と、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算するレンタル回数加算手段と、レンタル回数に所定の分配額を乗じた額をメーカーに分配する分配手段を備えてなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明のゲームソフトの貸借および購買システムは、クレジットカードに付されたクレジットカード情報を読み取るクレジットカード情報入力手段、少なくとも貸出すゲームソフトの種類、貸出日を含む貸出情報の入力手段を備えた貸出情報入力手段、前記記録媒体の返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段と、前記各入力手段から入力された情報を伝達する伝達手段と、前記各入力手段と情報伝達可能に接続されてなる、少なくとも貸出期間、販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段、前記貸出期間満了時までに前記返却情報の入力がないことを条件として前記販売金額を前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに課金する課金手段を有し、前記貸出期間満了時に前記返却情報が入力されないときには前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに前記販売金額を課金することにより、ユーザーは、ゲームソフト等の記録済み媒体を最終的に借りるか購入するか決めることなく借りることができ、一定期間当該ゲームソフトをプレイすることができる。したがって、ゲームソフトの内容が望んだ内容でなければ所定期間内に返却すればよいし、ゲームソフトを引き続きプレイしたければ購入すればよく、購入する場合にはもう一度店舗へ出向くことなく貸出期間満了時を以て自動的にこのゲームソフトを購入することができる。また、店舗は、貸与時にはクレジットカード情報だけを預かればよく、貸出期間の満了までに返却がなければ販売決済することができるので、販売手続の煩わしさがなく、従来のように未返却のままのゲームソフトについて延滞金を回収することができないという事態もない。また、ゲームソフトを貸与することができるので、ゲームソフトの貸与から生じる収益を得ることができ、比較的安価にゲーム等のゲームソフトをプレイしたい要望を持つ新規会員を獲得することができる。メーカーは、ゲームソフトの貸与から生じる収益を得ることができる。またゲームソフトを貸与することにより比較的安価にゲーム等のゲームソフトを提供することができ、プロモーションやユーザー評価のモニタリングをすることができる。また、ゲームソフトの貸与から生じる収益を得ることができる。
【0021】
また、課金手段は単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を算出する演算手段を有し、貸出期間満了時前に返却情報の入力があること条件として、前記単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに課金する課金手段とし、前記貸出期間満了前に前記返却情報が入力されたときには単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を課金することにより、ユーザーは、貸出期間内はレンタル料金で記録済済媒体をプレイし、貸出期間満了後には自動的にゲームソフトを買い取ることで延滞金を心配せずゲームソフトをプレイすることができる。また、店舗は、貸出期間内はレンタル料金を決済し、返却がなければ販売決済することができるので、決済手続の煩わしさがなく、従来のように未返却のままのゲームソフトについて延滞金を回収することができないという事態もない。メーカーは、ゲームソフトの貸与から生じる収益を得ることができる。
【0022】
本発明のゲームソフトの貸借および購買システムは、クレジットカードに付されたクレジットカード情報を読み取るクレジットカード情報入力手段、少なくとも貸出すゲームソフトの種類、貸出日を含む貸出情報の入力手段を備えた貸出情報入力手段、前記記録媒体の返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段と、
前記各入力手段から入力された情報を伝達する伝達手段と、前記各入力手段と情報伝達可能に接続されてなる、少なくとも貸出期間、販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに販売金額を課金する課金手段、前記貸出期間満了時までに前記返却情報の入力があることを条件として前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードへの課金を取り消す取り消し処理手段を有し、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに前記販売金額を課金するとともに、前記貸出期間満了時までに前記返却情報が入力されたときには、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードの課金を取り消すことにより、ユーザーは、ゲームソフト等の記録済み媒体を最終的に借りるか購入するか決めることなく借りることができ、一定期間当該ゲームソフトをプレイすることができる。したがって、ゲームソフトの内容が望んだ内容でなければ所定期間内に返却すればよいし、ゲームソフトを引き続きプレイしたければ購入すればよく、購入する場合にはもう一度店舗へ出向くことなく貸出期間満了時を以て自動的にこのゲームソフトを購入することができる。また、店舗は、貸与時にはデポジットとして一度所定の金額を受領し、貸出期間の満了までに返却がなければそのままデポジットを販売額に充当することができるので、販売手続の煩わしさがなく、従来のように未返却のままのゲームソフトについて延滞金を回収することができないという事態もない。また、ゲームソフトを貸与することができるので、ゲームソフトの貸与から生じる収益を得ることができ、比較的安価にゲーム等のゲームソフトをプレイしたい要望を持つ新規会員を獲得することができる。メーカーは、ゲームソフトの貸与から生じる収益を得ることができる。またゲームソフトを貸与することにより比較的安価にゲーム等のゲームソフトを提供することができ、プロモーションやユーザー評価のモニタリングをすることができる。また、ゲームソフトの貸与から生じる収益を得ることができる。
【0023】
また、請取り消し手段は、販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額を算出する演算手段を有し、貸出期間満了時前に返却情報が入力があることを条件として、前記販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額を、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードの課金から取り消す手段とし、前記貸出期間満了前に前記返却情報が入力されたときには、前記販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額の課金を取り消すことにより、ユーザーは、貸出期間内はレンタル料金で記録済済媒体をプレイし、貸出期間満了後には自動的にゲームソフトを買い取ることで延滞金を心配せずゲームソフトをプレイすることができる。また、店舗は、貸出期間内はレンタル料金を決済し、返却がなければ販売決済することができるので、決済手続の煩わしさがなく、従来のように未返却のままのゲームソフトについて延滞金を回収することができないという事態もない。メーカーは、ゲームソフトの貸与から生じる収益を得ることができる。
【0024】
また、貸出期間は、販売金額を単位期間あたりの貸出金額で除して得られた日数に設定する手段を備えてなることにより、貸出期間満了時の貸出金額と、販売金額とを同じ額にすることができ、レンタルと購入のいずれか一方に不公平が生じないようにすることができる。
【0025】
また、単位期間あたりの貸出金額は、販売金額を貸出期間で除して得られた金額に設定する手段を備えてなることにより、貸出期間満了時の貸出金額と、販売金額とを同じ額にすることができ、レンタルと購入のいずれか一方に不公平が生じないようにすることができる。
【0026】
また、単位期間あたりの貸出金額は、経過期間に対応させて変動させることにより、貸出期間の初期は貸出金額を0や少額に設定し、貸出期間後半では貸出期間初期に比して貸出金額を高額に設定し、ユーザーのゲームソフトの購入への動機付けを与えることができる。
【0027】
また、返却入力手段により返却情報の入力があることを条件として、記憶したクレジットカード情報を消去する手段を有することにより、店舗は、不要となったクレジットカード情報を保有する必要がなく、個人情報の管理が容易になる。
【0028】
ゲームソフトの種類毎に在庫数を記録する手段と、ゲームソフトに前記返却情報が入力されなかったことを条件として前記記録媒体の種類に対応する在庫数から返却されなかったゲームソフトの本数を差し引く手段と、前記ゲームソフトの種類毎の在庫数が所定の本数を下回ることを条件として前記ゲームソフトと同じ種類のゲームソフトの発注情報をメーカー端末に伝達する発注手段を備えてなることにより、店舗は確実な在庫管理をすることができる。また、メーカーは、どのゲームソフトがユーザーに購入されたかという情報を得ることができる。そして、この情報が一定量蓄積されれば、購入されやすいゲームソフトとレンタルされやすいゲームソフトの傾向を知ることができる。
【0029】
ゲームソフト固有番号とレンタル回数を含むゲームソフト固有情報を記憶するゲームソフト固有情報記憶手段と、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算するレンタル回数加算手段とゲームソフト固有情報に加算されたレンタル回数が設定回数を超えることを条件として、前記ゲームソフトと同じ種類の記録済み媒体の発注情報をメーカー端末に伝達する発注手段を備えてなることにより、店舗は確実な在庫管理をすることができる。また、メーカーは、どのゲームソフトがユーザーにレンタルされたかを知ることができる。そして、この情報が一定量蓄積されれば、購入されやすいゲームソフトとレンタルされやすいゲームソフトの傾向を知ることができる。
【0030】
ゲームソフト固有番号とレンタル回数を含むゲームソフト固有情報を記憶するゲームソフト固有情報記憶手段と、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算するレンタル回数加算手段と、レンタル回数に所定の分配額を乗じた額をメーカーに分配する分配手段を備えてなることにより、ゲームソフトのレンタルにより生じた利益の一定額を、メーカーに分配することができ、メーカーは、ゲームソフトの販売のみならずレンタルからも利益を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本願発明の実施の形態の模式図を示す。
【図2】本願発明の第一の実施の形態のフローチャートを示す。
【図3】本願発明の第二の実施の形態のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本願発明のシステムを、図に基づいて説明する。
【0033】
当該システム1に参加する構成員は、ユーザー2にゲームソフト6を貸与または販売する店舗3と、店舗3からゲームソフト6を借りるまたは購入するユーザー2とからなり、システム1の各局面において店舗3にゲームソフト6を供給するメーカー4およびクレジットカード会社5が構成員として参加する。尚、ユーザー2はあらかじめ店舗3において会員IDを取得している会員ユーザーであることが望ましい。
【0034】
図2に示す第一の実施例は、ユーザー2のクレジットカード情報をあらかじめ店舗3が入手し、貸出期間満了時にユーザー2所有のクレジットカードに課金することで、貸し出していたゲームソフトを自動的に販売処理して決済するシステムである。
【0035】
当該システム1に用いられる手段は、店舗に設置されるクレジットカードに付されたクレジットカード情報を読み取るクレジットカード情報入力手段、少なくとも貸出すゲームソフトの種類、貸出日を含む貸出情報の入力手段を備えた貸出情報入力手段、返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段を備えた店舗側入力装置7と、この店舗側入力装置7とサーバー8とを情報伝達可能とする通信回線、各種手段を制御するCPU81が搭載されたサーバー8とサーバー8に格納、または、サーバー8と情報伝達可能に繋がったRAM82からなる。RAM82には、クレジットカード情報、ゲームソフトの種類、貸出日、等の貸出情報、ユーザー情報、ゲームソフトの最大貸出期間、貸出金額等に対応するテーブルが展開されそれぞれ必要な情報が記憶されるようになっている。
【0036】
この店舗側入力装置7は、多くの場合はPOSや金銭登録機に搭載されている。クレジットカード情報入力手段はクレジットカード番号や暗証番号を入力するテンキー、クレジットカード番号スキャナーである。また貸出情報入力手段および返却情報を入力する返却情報入力手段は、ゲームソフト毎に付された番号を入力するテンキーや、バーコードやICチップ等から情報を読み取るリーダー装置である。そして、この入力装置において入力された情報は、通信回線を通じてサーバー8に情報伝達され、サーバー8のCPU81の制御により各手段による処理が行われ、RAM82に記憶されるようになっている。
【0037】
サーバー8において、上述の入力手段により入力された各種情報が通信回線により情報伝達されると、CPU81の制御により、情報伝達可能に繋がったRAM82には、少なくとも貸出期間、販販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段により、RAM82のユーザー2毎にあらかじめ用意された、または、情報入力に応じて確保されるユーザーテーブルに記憶される。
【0038】
さらに、CPU81の制御により、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段により貸出日から貸出期間満了時までの期間を判別する。この手段は、貸出情報入力時から経過期間の計測をスタートし、返却情報入力時の経過期間を判別する手段や、他のカレンダー機能と組み合わせて、貸出情報返却情報入力された時において貸出情報入力時からの経過期間を判別する手段のいずれであってもよい。
【0039】
さらに、クレジットカードに課金する課金手段は、あらかじめ設定された貸出期間満了時に返却情報の入力がないことを条件として、販売金額をユーザー2のクレジットカード情報テーブルに課金する。
【0040】
さらに、この課金手段は、単に、貸出期間満了時に販売金額を課金するにとどまらず、貸出期間満了時までに返却情報が入力されることを条件として、返却情報の入力時に単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を算出する演算手段を有し、レンタル料金を課金するようにしてもよい。
【0041】
さらに必要に応じて、クレジットカード会社への情報伝達手段を有し、課金情報をクレジットカード会社へ情報伝達し、クレジットカード会社に販売金額を引き落とさせるようにしてもよい。
【0042】
図2に基づいて第一の実施例の動作について説明する。この動作説明においては、最大貸出期間が30日間、販売金額6000円に設定され、30日間の最大貸出金額が販売金額と同額になるように一日あたりの貸出金額は200円と設定されており、30日間の貸出期間満了時にゲームソフト6の販売金額6000円がユーザー2のクレジットカード情報テーブルに課金されるようになっている場合を例にとって説明する。
【0043】
店舗3でユーザー2がゲームソフト6を借りるときに、店舗2の店舗側入力装置7には、ユーザー2が借りるゲームソフト6のゲームソフトの種類、貸出日、また必要に応じてユーザー2が希望した貸出期間(例えば3泊)を含む貸出情報が貸出情報入力手段により入力され、この情報がサーバー8へと伝達される(S1)併せて、店舗2の店舗側入力装置7には、ユーザー2が所有するクレジットカードのクレジットカード情報がクレジットカード情報入力手段により入力される(S2)。
【0044】
サーバー8では、経過期間判別手段により店舗側入力装置7から、返却情報入力時または貸出期間満了日までの経過期間の計測が開始される(S3)。
【0045】
たとえば、ユーザー2が、貸出日から3泊でゲームソフト6を返却したときには、返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段により店舗側入力装置7から返却情報が入力される(S4)。そうすると、CPU82の制御により、課金手段は、一日あたりの貸出金額200円に経過期間判別手段により計測された3を乗じる演算を行い600円を、ユーザー2のクレジットカード情報テーブルに課金する(S5)。そして、この600円の課金情報をクレジットカード会社への情報伝達手段によりクレジットカード会社へ伝達する(S6)。また、必要に応じて記憶したクレジットカード情報を消去する手段により記憶したクレジットカード情報をから消去してもよい(S7)。
【0046】
また、ユーザー2が、貸出日から10泊でゲームソフト6を返却したときには、返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段により店舗側入力装置7から返却情報が入力される(S8)。そうすると、CPU82の制御により、課金手段は、一日あたりの貸出金額200円に経過期間判別手段により計測された10を乗じる演算を行い、2000円を、ユーザー2のクレジットカード情報テーブルに課金する(S5)。そして、この2000円の課金情報をクレジットカード会社への情報伝達手段によりクレジットカード会社へ伝達する(S6)。また、必要に応じて記憶したクレジットカード情報を消去する手段により記憶したクレジットカード情報を消去してもよい(S7)。
【0047】
次に、返却情報入力手段により店舗側入力装置7から返却情報が入力されない状態で、ユーザー2が貸出期間満了時である貸出日から30日間が経過したことが判別された時点では、CPU82の制御により、課金手段は販売金額の6000円をユーザー2のクレジットカード情報テーブルに課金し販売処理を完了させる(S5)。そして、この2000円の課金情報をクレジットカード会社への情報伝達手段によりクレジットカード会社へ伝達する(S6)。また、必要に応じて記憶したクレジットカード情報を消去する手段により記憶したクレジットカード情報を消去してもよい(S7)。
【0048】
また、上述の動作の変形例としては、貸出期間が3泊までは100円、4泊から貸出期間満了時までは200円のように、貸出期間のカテゴリー別に単位期間あたりの貸出金額を変動させてもよい。この場合、貸出日から3日で返却情報の入力があった場合には、100円に経過期間判別手段が判別した3を乗じた額300円を課金し、貸出日から6日で返却情報の入力があった場合には貸出期間200円に経過期間判別手段6を乗じた額を課金し、さらに貸出期間満了時において返却情報の入力がなかった場合には、販売金額6000円が課金されるようになっている。尚、単位期間は、例えば1日毎に設定しても良いし、3日毎、一週間毎に設定してもよく、その設定は任意の期間とすることができる。また単位期間あたりの貸出金額も上記単位期間に合わせて設定することができる。
【0049】
図3に示す第二の実施例は、ユーザー2のクレジットカード情報をあらかじめ店舗3が入手し、販売金額をあらかじめクレジットカードに課金し販売金額をデポジットとして預かるとともに、貸出期間満了時に返却情報の入力がなかった場合には、この課金を確定させ、返却期間満了時までに返却情報の入力があった場合には課金を取り消してデポジットを返却するシステムである。
【0050】
当該システム1に用いられる店舗側入力装置とサーバーのハードウェアの構成は、第一の実施例と同様であるため省略する。
【0051】
サーバー8において、上述の入力手段により入力された各種情報が通信回線により情報伝達されると、CPU81の制御により、情報伝達可能に繋がったRAM82には、少なくとも貸出期間、販販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段により、RAM82のユーザー2毎にあらかじめ用意された、または、情報入力に応じて確保されるユーザーテーブルに記憶される。
【0052】
さらに、CPU81の制御により、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段により貸出日から貸出期間満了時までの期間を判別する。この手段は、貸出情報入力時から経過期間の計測をスタートし、返却情報入力時の経過期間を判別する手段や、他のカレンダー機能と組み合わせて、貸出情報返却情報入力された時において貸出情報入力時からの経過期間を判別する手段のいずれであってもよい。
【0053】
さらに、クレジットカードに課金する課金手段は、貸出情報が伝達されると、販売金額をユーザー2のクレジットカード情報テーブルに課金する。さらに、この課金手段は、単に、貸出期間満了時に販売金額を課金するにとどまらず、返却情報の入力時に単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額のレンタル料金を課金するようにしてもよい。
【0054】
取り消し手段は、貸出期間満了時までに前記返却情報が伝達されると、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードテーブルから課金を取り消すようになっている。
【0055】
さらに、クレジットカードの課金を取り消す取り消し手段は、貸出期間満了時までに返却情報が入力されることを条件として、返却情報が入力時にクレジットカード情報に対応するクレジットカードの課金のうち販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額を算出する演算手段を有し、この額の課金を取り消す手段としてもよい。
【0056】
さらに必要に応じて、クレジットカード会社への情報伝達手段を有しこの課金情報をクレジットカード会社へ情報伝達し、クレジットカード会社に販売金額を引き落とさせるようになっている。
【0057】
第二の実施例の動作について説明する。この動作説明においては、最大貸出期間が30日間、販売金額6000円に設定され、30日間の最大貸出金額が販売金額と同額になるように一日あたりの貸出金額は200円と設定されており、貸出時にゲームソフト6の販売金額6000円が課金され、返却に応じてこの課金を取り消すようになっている場合を例にとって説明する。
【0058】
店舗3でユーザー2がゲームソフト6を借りるときに、店舗2の店舗側入力装置7には、ユーザー2が借りるゲームソフト6のゲームソフトの種類、貸出日、また必要に応じてユーザー2が希望した貸出期間(例えば3泊)を含む貸出情報が貸出情報入力手段により入力され、この情報がサーバー8へと伝達される(S1)併せて、店舗2の店舗側入力装置7にはユーザー2が所有するクレジットカードのクレジットカード情報がクレジットカード情報入力手段により入力される(S2)。
【0059】
サーバー8では、経過期間判別手段により店舗側入力装置7から、返却情報入力時または貸出期間満了日までの経過期間の計測が開始される(S3)。
【0060】
また、この時点で、CPU82の制御により課金手段は販売金額の6000円をデポジットとして、ユーザー2のクレジットカード情報テーブルに課金する(S5)。
【0061】
たとえば、ユーザー2が、貸出日から3泊でゲームソフト6を返却したときには、返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段により店舗側入力装置7から返却情報が入力される(S6)。そうすると、CPU82の制御により、取り消し手段は、一日あたりの貸出金額に3日を乗じた額のレンタル料600円を販売金額6000円から減じる処理を行い、5400円のユーザー2のクレジットカード情報テーブルへの課金を取り消す(S7)。そして、600円の課金情報をクレジットカード会社への情報伝達手段によりクレジットカード会社へ伝達する(S8)。また、必要に応じて記憶したクレジットカード情報を消去する手段により記憶したクレジットカード情報を消去してもよい(S9)。
【0062】
また、ユーザー2が、貸出日から10泊でゲームソフト6を返却したときには、返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段により店舗側入力装置7から返却情報が入力される(S10)。そうすると、CPU82の制御により、取り消し手段は、一日あたりの貸出金額に10日を乗じた額のレンタル料2000円を販売金額6000円から減じる処理を行い、4000円のユーザー2のクレジットカード情報テーブルへの課金を取り消す(S11)。そして、2000円の課金情報をクレジットカード会社への情報伝達手段によりクレジットカード会社へ伝達する(S12)。また、必要に応じて記憶したクレジットカード情報を消去する手段により記憶したクレジットカード情報を消去してもよい(S13)。
【0063】
次に、ユーザー2が貸出満了時である貸出日から30日間が経過した時点で、返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段により店舗側入力装置7から返却情報が入力されないときには、販売処理が確定する。そして、6000円の課金情報をクレジットカード会社への情報伝達手段によりクレジットカード会社へ伝達する(S12)。また、必要に応じて記憶したクレジットカード情報を消去する手段により記憶したクレジットカード情報を消去してもよい(S13)。
(S7)。
【0064】
また、上述の動作の変形例としては、単位期間あたりの貸出金額を、3泊までは100円、4泊から貸出期間満了時までは200円のように、単位期間あたりの貸出金額を変動させてもよい。この場合、貸出日から3泊以内に返却情報の入力があった場合には、販売金額から貸出期間に100円を乗じた額を販売金額から減じた額の課金を取り消し、4泊から貸出期間満了時までの間に返却情報の入力があった場合には延滞料金として貸出期間に200円を乗じた額を減じた額の課金を取り消し、貸出期間満了時において返却情報の入力がなかった場合には、販売金額6000円が課金されるようになっている。
【0065】
次に、上述した第一の実施例、または、第二の実施例に組み合わせて用いられるシステムである第三の実施例を説明する。
【0066】
この第三の実施例は、サーバー8に設けられるゲームソフトの種類毎に在庫数を記録する手段と、ゲームソフトに前記返却情報が入力されなかったことを条件として前記記録媒体の種類に対応する在庫数から返却されなかったゲームソフトの本数を差し引く手段と、前記ゲームソフトの種類毎の在庫数が所定の本数を下回ることを条件として前記ゲームソフトと同じ種類のゲームソフトをメーカー端末に発注情報を伝達する発注手段を有する。
【0067】
この第三の実施例の動作を説明する。第一の実施例または第二の実施例において、ゲームソフト6が返却されないと、レンタルされていたゲームソフト6は販売処理されることとなる。したがって、ゲームソフト6の在庫数が10であるとするとこの在庫数10本から1本を差し引き在庫数は9本となる。貸出満了時に返却情報が入力されなかったときにはこの差し引きが繰り返される。たとえばこのゲームソフト6の常備在庫数を5本に設定したときには、ゲームソフト6の在庫数が5本になったとき、発注手段はメーカー端末にゲームソフト6を所定本数発注するようになっている。
【0068】
次に、上述した第一の実施例、または、第二の実施例に組み合わせて用いられるシステムである第四の実施例を説明する。
【0069】
この第四の実施例は、サーバー8に設けられるゲームソフト固有番号とレンタル回数を含むゲームソフト固有情報を記憶するゲームソフト固有情報記憶手段と、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算するレンタル回数加算手段とゲームソフト固有情報に加算されたレンタル回数が設定回数を超えることを条件として、前記ゲームソフトと同じ種類の記録済み媒体をメーカー端末に発注送信する発注手段を有する。
【0070】
この第四の実施例の動作を説明する。第一の実施例または第二の実施例において、ゲームソフト6が貸出期間満了時までに返却されると、ゲームソフト6はレンタル商品として店舗に残ることとなる。したがって、レンタル回数加算手段は、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算する。例えば、ゲームソフト6が1回返却されると、レンタル回転数は1、2回返却されるとレンタル回転数は3である。たとえばゲームソフト6の最大レンタル回転数を30回に設定したときは、レンタル回転数が30回を超えたとき、発注手段はメーカー端末にゲームソフト6を所定本数発注するようになっている。
【0071】
次に、上述した第一の実施例、または、第二の実施例に組み合わせて用いられるシステムである第五の実施例を説明する。
【0072】
この第五の実施例は、サーバー8に設けられるゲームソフト固有番号とレンタル回数を含むゲームソフト固有情報を記憶するゲームソフト固有情報記憶手段と、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算するレンタル回数加算手段と、レンタル回数に所定の分配額を乗じた額をメーカーに分配する分配手段を有する。
【0073】
この第四の実施例の動作を説明する。第一の実施例または第二の実施例において、レンタル回数が加算されるごとに、ユーザー2に課金される料金に対してあらかじめゲームソフト毎にまたはメーカー毎に設定した分配率を乗じた額をメーカーに分配連絡するようになっている。
【符号の説明】
【0074】
1 システム
2 ユーザー
3 店舗
4 メーカー
5 クレジットカード会社
6 ゲームソフト
7 店舗側入力装置
8 サーバー
81 CPU
82 RAM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クレジットカードに付されたクレジットカード情報を読み取るクレジットカード情報入力手段、少なくとも貸出すゲームソフトの種類、貸出日を含む貸出情報の入力手段を備えた貸出情報入力手段、前記記録媒体の返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段と、前記各入力手段から入力された情報を伝達する伝達手段と、前記各入力手段と情報伝達可能に接続されてなる、少なくとも貸出期間、販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段、前記貸出期間満了時に前記返却情報の入力がないことを条件として前記販売金額を前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに課金する課金手段を有し、
前記貸出期間満了時までに前記返却情報が入力されないときには前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに前記販売金額を課金することを特徴とするゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項2】
課金手段は単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を算出する演算手段を有し、貸出期間満了時前に返却情報の入力があること条件として、前記単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに課金する課金手段とし、
前記貸出期間満了前に前記返却情報が入力されたときには単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を課金することを特徴とする請求項1記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項3】
クレジットカードに付されたクレジットカード情報を読み取るクレジットカード情報入力手段、少なくとも貸出すゲームソフトの種類、貸出日を含む貸出情報の入力手段を備えた貸出情報入力手段、前記記録媒体の返却行為があったことを示す返却情報を入力する返却情報入力手段と、前記各入力手段から入力された情報を伝達する伝達手段と、前記各入力手段と情報伝達可能に接続されてなる、少なくとも貸出期間、販売金額を含む貸出情報を貸出すゲームソフトの種類と関連づけて記憶する貸出情報記憶手段、前記クレジットカード情報と前記貸出情報を関連づけて記憶するクレジットカード情報記憶手段、前記貸出日からの経過期間を判別する経過期間判別手段、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに販売金額を課金する課金手段、前記貸出期間満了時までに前記返却情報の入力があることを条件として前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードへの課金を取り消す取り消し処理手段を有し、
前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードに前記販売金額を課金するとともに、前記貸出期間満了時までに前記返却情報が入力されたときには、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードの課金を取り消すことを特徴とするゲームソフトの貸借および購買システム
【請求項4】
取り消し手段は、販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額を算出する演算手段を有し、貸出期間満了時前に返却情報が入力があることを条件として、前記販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額を、前記クレジットカード情報に対応するクレジットカードの課金から取り消す手段とし、
前記貸出期間満了前に前記返却情報が入力されたときには、前記販売金額から単位期間あたりの貸出金額に経過期間を乗じた額を減じた額の課金を取り消すことを特徴とする請求項3記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項5】
設定した貸出期間を入力する貸出期間入力手段を有してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項6】
貸出期間は、販売金額を単位期間あたりの貸出金額で除して得られた日数に設定する手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項7】
単位期間あたりの貸出金額は、販売金額を貸出期間で除して得られた金額に設定する手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項8】
単位期間あたりの貸出金額は、経過期間に対応させて変動させることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項9】
返却入力手段により返却情報の入力があることを条件として、記憶したクレジットカード情報を消去する手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項10】
ゲームソフトの種類毎に在庫数を記録する手段と、ゲームソフトに前記返却情報が入力されなかったことを条件として前記記録媒体の種類に対応する在庫数から返却されなかったゲームソフトの本数を差し引く手段と、前記ゲームソフトの種類毎の在庫数が所定の本数を下回ることを条件として前記ゲームソフトと同じ種類のゲームソフトの発注情報をメーカー端末に伝達する発注手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項11】
ゲームソフト固有番号とレンタル回数を含むゲームソフト固有情報を記憶するゲームソフト固有情報記憶手段と、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算するレンタル回数加算手段とゲームソフト固有情報に加算されたレンタル回数が設定回数を超えることを条件として、前記ゲームソフトと同じ種類の記録済み媒体の発注情報をメーカー端末に伝達する発注手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のゲームソフトの貸借および購買システム。
【請求項12】
ゲームソフト固有番号とレンタル回数を含むゲームソフト固有情報を記憶するゲームソフト固有情報記憶手段と、返却情報が入力されると返却された記録媒体に対応する前記ゲームソフト固有情報にレンタル回数を加算するレンタル回数加算手段と、レンタル回数に所定の分配額を乗じた額をメーカーに分配する分配手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のゲームソフトの貸借および購買システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−181002(P2011−181002A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−46976(P2010−46976)
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【出願人】(503342764)カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 (13)