説明

コイル装置

【課題】放熱しやすい構造のコイル装置を提供する。
【解決手段】コイル装置1は、両端に開口部22・23(32・33)を有し所定の厚みの胴部21(31)と、前記開口部の周囲に形成された鍔部24・25(34・35)と、を有する複数のボビン11(13)と、前記鍔部を隣接させて一列に並べた複数のボビン全体に巻かれる巻線5と、前記各ボビン11(13)の開口部22・23(32・33)に挿入可能な中央脚71を有する複数のE型コア7と、を備えている。また、前記各ボビン11(13)の開口部22・23(32・33)に、それぞれE型コア7の中央脚71を挿入して、2つのE型コア7を対向させている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スイッチング電源装置等を構成するトランスやチョークコイルなどに使用されるコイル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコイルは、ボビンに巻線を巻き、ボビン中央の開口部にE型コアの中央脚を両側から挿入した構成のものが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平10−74635号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
コイル装置は、周知のように大型になるほど損失が大きく熱が発生しやすい。
【0004】
しかし、従来のコイル装置は、サイズにかかわらず基本的な構成は同じである。例えば、大型のコイル装置は、巻線が巻かれた大型のボビンの開口部に、隙間ができないように密着させた複数のE型コアを挿入した構成である。
【0005】
そのため、従来のコイル装置は、加熱しやすく、放熱しにくい構造であった。
【0006】
そこで、この発明は、放熱しやすい構造のコイル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のコイル装置は、両端に開口部を有し、筒状で所定の厚みの胴部を有する複数のボビンと、前記胴部を接触させて一列に並べた複数のボビン全体に巻かれる巻線と、を備えている。また、前記ボビンの開口部に挿入可能な中央脚を有し、両側面がE型の平面である複数のE型コアを備えている。さらに、前記ボビンの開口部に、それぞれE型コアの中央脚を挿入して、2つのE型コアを対向させている。
【0008】
この構成においては、胴部を接触させて複数のボビンを一列に並べると、胴部は所定の厚みを有するので、各ボビンの開口部間には、所定の間隙(ギャップ)ができる。そして、全体に巻線が巻かれた複数のボビンの各開口部にE型コアの中央脚を挿入すると、各E型コア間には隙間ができる。したがって、各E型コアの間にできた隙間に空気を通過させることができるので、コイル装置を動作させたときにコイル装置全体を良好に冷却できる。
【0009】
また、この発明の別の形態では、前記ボビンは、他のボビンと連結する連結部が前記胴部の外周面に形成されている。
【0010】
この構成においては、ボビンの外周面に連結部を形成することで、連結部で他のボビンと連結できるので、複数のボビンを1つのボビンとして取り扱うことでき、複数のボビン全体に容易に巻線を巻くことができる。
【0011】
また、この発明のさらに別の形態では、前記連結部が形成された胴部の外周面は矩形状であり、前記連結部は突起部及び孔部を含む。また、該突起部及び孔部は、前記矩形状の外周面の四隅に、他のボビンの孔部及び突起部と勘合可能に交互に設けられている。
【0012】
この構成においては、胴部の外周面の四隅に設けられた突起部と孔部を対向させて指などで押さえることで、容易に嵌合させることができる。また、突起部及び孔部は、他のボビンの孔部及び突起部と勘合可能に交互に設けられているので、複数のボビンを連結することができ、コイル装置のサイズを調整できる。
【0013】
また、この発明の別の形成では、前記連結部が形成された胴部の外周面は矩形状であり、前記連結部はレール状の凹部と凸部を含む。また、該凹部及び凸部は、前記矩形状の外周面の向かい合う二辺に沿って、他のボビンの凸部及び凹部と連結可能に交互に設けられている。
【0014】
この構成においては、凹部と凸部はレール状で外周面の二辺に沿って設けられているので、凹部と凸部を嵌合することで、ボビンを強固に連結することができる。また、凹部及び凸部は、他のボビンの凹部及び凸部と勘合可能に交互に設けられているので、複数のボビンを連結することができ、コイル装置のサイズを調整できる。
【発明の効果】
【0015】
この発明によれば、E型コアの間に一定間隔で隙間を設けることができるので、巻線とボビンの間に空気を通過させることができ、放熱しやすい構造にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1・2は、この発明の実施形態に係るコイル装置の組み立て図である。
【0017】
図1(A)は3つのボビンの連結前の状態を示す斜視図であり、図1(B)は複数の3つのボビンの連結後の状態を示す斜視図である。また、図1(C)は、図1(A)に示した3つのボビンの上面図であり、図1(D)は、図1(A)に示した3つのボビンの正面図である。図2(A)は、連結してコイルを巻いたボビンにE型コアを挿入前の状態を示す斜視図である。また、図2(B)は、ボビンにE型コアを挿入した状態を示す斜視図である。また、図3は、一部を変更したボビンの外観図である図3(A)・(D)は、2つのボビンを連結した状態を示す斜視図である。図3(B)・(E)は、複数のボビンを連結した状態を示す斜視図である。図3(C)は、複数のボビンの上面図である。
【0018】
コイル装置1は、複数のボビン3と、巻線5と、複数のE型コア7と、を備えている。また、ボビン3は、両端用のボビン11と、中間用のボビン13からなる。以下の説明では、複数のボビン11(11A・11B)やボビン13の総称をボビン3とする。
【0019】
図1に示すように、ボビン11Aとボビン11Bは同じ形状である。図1には、左端にボビン11A、中央にボビン13、右端にボビン11Bを配置した例を示している。ボビン11(11A・11B)は、矩形状の開口部22・23を両端に有し、角筒状で厚みdの胴部21と、開口部22・23の周囲に向かい合う位置に形成された鍔部24A・24Bと鍔部25A・25Bを備えている。また、胴部21の外周面21Aには、他のボビンと連結するために2つの連結部27・28が設けられている。外周面21Aは矩形状であり、開口部22側の辺に沿って連結部28が設けられている。また、外周面21Aの開口部23側の辺に沿って連結部27が設けられている。また、連結部27・28の両端付近、換言すれば外周面21Aの四隅にあたる部分には、他のボビンの孔部及び突起部と嵌合できるように、突起部及び孔部が交互に形成されている。すなわち、連結部28の下端付近(鍔部24B側)には孔部28Aが、連結部28の上端付近(鍔部24A側)には突起部28Bがそれぞれ設けられている。同様に、連結部27の下端付近(鍔部25B側)には突起部27Bが、連結部28の上端付近(鍔部24A側)には孔部28Aがそれぞれ設けられている。
【0020】
また、ボビン11は、開口部22の周囲であって、連結部241と向かい合う位置に足262・263が形成されている。さらに、ボビン11は、開口部23の周囲であって、連結部251と向かい合う位置に足261・264が形成されている。足261〜264は、コイル装置1の支持部(足)と鍔を兼ねている。
【0021】
ボビン13は、矩形状の開口部32・33を両端に有し、角筒状で厚みdの胴部31と、開口部32・33の周囲に形成された鍔部34・35を備えている。また、胴部31の外周面31Aには、別のボビンと連結するために2つの連結部36・37が設けられている。また、胴部31の外周面31Bには、別のボビンと連結するために2つの連結部38・39が設けられている。連結部36・39は、開口部22の周囲において向かい合う位置に設けられている。また、連結部37・38は、開口部33の周囲において、向かい合う位置に設けられている。
【0022】
また、連結部36・37の両端付近、換言すると外周面31Aの四隅にあたる部分には、他のボビンの孔部及び突起部と嵌合できるように、突起部及び孔部が交互に形成されている。同様に、連結部38・39の両端付近、換言すると外周面31Bの四隅にあたる部分には、他のボビンの孔部及び突起部と嵌合できるように、突起部及び孔部が交互に形成されている。すなわち、連結部36の下端付近(鍔部34B側)には突起部28Bが、連結部36の上端付近(鍔部34A側)には孔部36Aがそれぞれ設けられている。同様に、連結部37の下端付近(鍔部35B側)には孔部37Aが、連結部37の上端付近(鍔部35A側)には突起部37Bがそれぞれ設けられている。また、連結部38の下端付近(鍔部35B側)には突起部38Bが、連結部38の上端付近(鍔部35A側)には孔部38Aがそれぞれ設けられている。同様に、連結部39の下端付近(鍔部34B側)には孔部39Aが、連結部39の上端付近(鍔部34A側)には突起部39Bがそれぞれ設けられている。
【0023】
前記のように、ボビン11の胴部21及びボビン13の胴部31の厚みはdである。また、図1(C)・(D)に示すように、連結部27・28は外周面21Aと平行に形成されている。また、連結部27・28の厚みはdであり、ボビン11の胴部21の厚みと同じである。また、連結部36・37は外周面31Aと平行に形成され、連結部38・39は外周面31Bと平行に形成されている。また、連結部36〜39の厚みはdであり、ボビン13の胴部31の厚みと同じである。したがって、各孔部27A・28A・36A・37A・38A・39Aは、円筒形状であり、それぞれ深さdである。また、各孔部の半径はRである。
【0024】
また、各突起部27B・28B・36B・37B・38B・39Bは、円柱形状であり、それぞれ長さdである。また、各突起部の半径はRである。
【0025】
図1(A)に示すように、ボビン11Aの外周面21Aとボビン13の外周面31A、及びボビン13の外周面31Bとボビン11Bの外周面21Aを対向さて一列に並べる。そして、図1(B)に示ように、各連結部に設けられた孔部と突起部を嵌合させて、3つのボビンを連結すると、1つのボビン3として取り扱うことができる。また、開口部22・32・23の間、及び開口部22・33・23の間に幅2dの間隙(ギャップ)が形成される。
【0026】
ボビン11A・11B・13の連結が完了すると、図2(A)に示すように、ボビン3全体に巻線5を巻き付ける。巻線5は、銅板5Aでも銅線5Bでも良い。また、巻線5とともに絶縁紙を巻き付けると良い。前記のように各ボビン11・13は連結されており、1つのボビン3として取り扱うことができるので、3個のボビン全体に巻線5を容易に巻き付けることができる。
【0027】
なお、図1〜2にはボビン11(11A・11B)・13に連結部を設けた場合を示したが、連結部を設けずに各ボビンの胴部の外周面を接触させて一列に並べて、巻線5を巻き付けることも可能である。この場合、各ボビンの胴部は厚みdなので、開口部22・32・23の間、及び開口部22・33・23の間に幅2dの間隙(ギャップ)が形成される。
【0028】
続いて、図2(A)に示すように、ボビン11の開口部22・23、ボビン13の開口部32・33に、E型コア7(7A〜7F)の中央脚71を挿入する。そして、図2(B)に示すように、2つのE型コア7(7Aと7F、7Bと7E、7Cと7D)が閉磁路を形成するように対向させる。このとき、E型コア7が外れないように、対向させた2つのE型コア7をテープ等で固定すると良い。また、ボビン11の開口部22・23、ボビン13の開口部32・33は、E型コア7の中央脚71を挿入可能で、かつ、挿入後にがたつきが発生しない大きさにしておくと良い。また、E型コア7は、図2(A)に示したように、両側面がE型の平面となるように形成する。つまり、E型コア7の中央脚71の幅Wが、E型コア7全体の幅と同じになるように形成する。
【0029】
前記のように、開口部22・32・23の間、及び開口部22・33・23の間に幅2dの間隙(ギャップ)が形成されている。そのため、各ボビンの開口部にE型コア7を挿入すると、図2(B)に示すように、各E型コア7間には幅2dの隙間61(61A・61B)ができる。なお、各ボビンに連結部を設けない場合にも、幅2dの隙間ができる。隙間61には空気が通過するので、コイル装置1全体を良好に冷却できる。
【0030】
なお、E型コア7の隙間61は、コイル装置1のサイズにより異なるが、例えば、5mm〜10mmにすると、コイル装置1を良好に冷却することができる。
【0031】
E型コア7を取り付けたコイル装置1をワニスなどの液体絶縁材料に浸けて含浸処理及び乾燥処理を行う。そして、動作試験を行うと、コイル装置1が完成する。
【0032】
図1に示したように、ボビン11(11A・11B)の外周面21Aの四隅、並びにボビン13の外周面31Aと31Bの四隅にあたる部分に、他のボビンの孔部及び突起部と嵌合できるように、突起部及び孔部が交互に形成されている。
【0033】
そのため、各ボビンの向きを調整することで、必ず突起部に孔部が対向するので、複数のボビンを連結することができる。例えば、図3(A)に示すように、端部用のボビン11を2つ用意し、連結部が設けられた外周面21Aを対向させる。このとき、全突起部に孔部が対向するので、各突起部と各孔部を嵌合させることで、2つのボビン11A・11Bを連結して、小型のボビン3Aを生成することができる。
【0034】
また、図3(B)に示すように、端部用のボビン11を2つ用意し、さらに中間用にボビン13を複数個用意する。続いて、中間用のボビン13の外周面31Aと31Bを対向させる。また、ボビン11Aの外周面21Aとボビン13の外周面31Aを対向させ、ボビン11Bの外周面21Aとボビン13の外周面31Bを対向させる。このとき、全突起部に孔部が対向するので、各突起部と各孔部を嵌合させることで、ボビン11Aと複数のボビン13とボビン11Bを連結して、所望のサイズのボビン3Bを作成することができる。
【0035】
また、各ボビンに設ける連結部の形状は、突起部と孔部に限るものではなく、各ボビンを連結できる形状であれば他の形状でも良い。例えば、図3(C)〜図3(E)に示すように、レール状の凹部と凸部をボビンの外周面の向かい合う二辺に沿って、連結部の全体にわたって設けるようにすると良い。この場合、他のボビンの凹部及び凸部と嵌合できるように、凸部及び凹部が交互に形成する。
【0036】
すなわち、ボビン11(11A・11B)の連結部27と、ボビン13の連結部36・38に、レール形状の凹部272・362・382を設ける。また、ボビン11(11A・11B)の連結部28と、ボビン13の連結部37・39に、レール形状の凸部281・371・391を設ける。
【0037】
なお、各連結部の幅は、図3(C)に示すように、L−dである。また、各凸部のレールの厚みはdであり、各凹の2つのレールの間隔はdである。
【0038】
このように、他のボビンの凹部及び凸部と嵌合できるように、連結部に凸部及び凹部を交互に形成することで、各ボビンを自由に連結することができる。例えば、図3(D)に示すように、端部用のボビン11を2つ用意し、連結部が設けられた外周面21Aを対向させる。このとき、全凸部に凹部が対向するので、各凸部と各凹部を嵌合させることで、2つのボビン11A・11Bを連結して、小型のボビン3Aを作成することができる。
【0039】
また、端部用のボビン11を2つ用意し、さらに中間用にボビン13を複数個用意する。続いて、中間用のボビン13の外周面31Aと31Bを対向させる。また、ボビン11Aの外周面21Aとボビン13の外周面31Aを対向させ、ボビン11Bの外周面21Aとボビン13の外周面31Bを対向させる。このときも、全凸部に凹部が対向するので、各凸部と各凹部を嵌合させることで、ボビン11Aと複数のボビン13とボビン11Bを連結して、所望のサイズのボビン3Bを作成することができる。また、凹部と凸部はレール状で外周面の二辺に沿って、連結部の全体にわたって設けられているので、凹部と凸部を嵌合することで、ボビンを強固に連結することができる。
【0040】
各連結部の凸型と凹型を嵌合してボビン11A・11B・13を連結させることで、1つのボビン3A・3Bとして取り扱うことができる。このとき、開口部22・23の間、開口部22・32・23の間、及び開口部22・33・23の間には幅L(>2d)の間隙(ギャップ)が形成される。
【0041】
そのため、各ボビンの開口部にE型コア7を挿入すると、図示は省略するが、各E型コア7間には幅Lの隙間61(61A・61B)ができる。
【0042】
以上のように、本発明では、各E型コア7間には所定の幅の隙間61ができる。隙間61には空気が通過するので、コイル装置1全体を良好に冷却できる。
【0043】
また、本発明は、損失が大きく熱が発生しやすい大型のコイル装置で特に有効であるが、小型や中型のコイル装置にも当然適用可能である。また、コイル装置1に対して風を吹き付けるファンを併設することで、コイル装置1をより冷却することができる。
【0044】
なお、以上の説明では、突起部と孔部または凸部と凹部を連結部に設けた場合を説明したが、これら両方を連結部に設けても当然良い。これにより、より強固にボビンを連結させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】この発明の実施形態に係るコイル装置の組み立て図である。
【図2】この発明の別の実施形態に係るコイル装置の外観図である。
【図3】一部を変更したボビンの外観図である。
【符号の説明】
【0046】
1…コイル装置 3、11(11A・11B)、13…ボビン 5…巻線
7…E型コア 21、31…胴部 22、23、32、33…開口部
24、25、34、35…鍔部 61…隙間 71…中央脚
27、28、36、39、38、37…連結部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両端に開口部を有し、筒状で所定の厚みの胴部を有する複数のボビンと、
前記胴部を接触させて一列に並べた複数のボビン全体に巻かれる巻線と、
前記ボビンの開口部に挿入可能な中央脚を有し、両側面がE型の平面である複数のE型コアと、を備え、
前記ボビンの開口部に、それぞれE型コアの中央脚を挿入して、2つのE型コアを対向させたことを特徴とするコイル装置。
【請求項2】
前記ボビンは、他のボビンと連結する連結部が前記胴部の外周面に形成された請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記連結部が形成された胴部の外周面は矩形状であり、
前記連結部は突起部及び孔部を含み、
該突起部及び孔部は、前記矩形状の外周面の四隅に、他のボビンの孔部及び突起部と嵌合可能に交互に設けられた請求項2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記連結部が形成された胴部の外周面は矩形状であり、
前記連結部はレール状の凹部と凸部を含み、
該凹部及び凸部は、前記矩形状の外周面の向かい合う二辺に沿って、他のボビンの凸部及び凹部と嵌合可能に交互に設けられた請求項2また3に記載のコイル装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2010−50272(P2010−50272A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−213001(P2008−213001)
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(000144393)株式会社三社電機製作所 (95)