説明

コンクリート早期強度測定具

【課題】コンクリート試料吹付けのための測定具本体の配置ないしセットをきわめて容易に行なえ、また、養生後の引抜き工程を、引抜き力付与前に資料に衝撃的な外力を与えることなしにきわめて簡単に行なうことができ、精度のよい初期強度測定を実施することができるコンクリート早期期強度測定具を提供する。
【解決手段】底部に開口30を有する皿状の型枠3と、前記開口30に背方にのみ抜出可能に嵌められた底板4と、該底板4の中心を貫通して背方に突出する引抜きピン5と、前記底板4に接し型枠背面に着脱可能に取り付けられた底板押え7とを有する測定具であり、前記引抜きピン5がめねじ要素によって底板4に直接固定され、前記底板押え7が雌ねじ要素と遊合する窓孔70を有するとともに引抜きピン5を外囲するキャップ71を有し、かつキャップ71よりも外周位置に複数の係止用フック73,74を設けて支持具に引っ掛け得るようになつている。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はコンクリートやモルタル(以下コンクリートと称す)の早期強度測定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートの吹付け工事においては、吹き付けられたコンクリートの若材令での強度(早期強度)が重要な意味をもち、この早期強度を把握することが適正な配合や急結剤添加量の設定、管理の点から非常に重要である。
かかるコンクリート初期強度測定のための手段として、従来では、図8に示すように、底部に開口を形成した皿状の型枠2’と、前記開口に嵌められた底板4’と、該底板4’を貫通するように取り付けた引抜きピン5’と、型枠2’の背面にボルトにより着脱可能に取り付けられ、前記引抜きピン5’の先端ねじ部の貫通用孔700を設けた底板押え7’と、引抜きピン5’のねじ部に螺合して引抜きピン5’を底板押え7’に固定するナット6’からなる測定具が用いられていた。
【0003】
かかる測定具による測定は、測定具を配置する工程、測定具の正面側から型枠にコンクリート資料を吹き付ける工程、養生後、底板の背面側から引抜きピンを引張って破壊コーンを得る工程を経るのが通例である。
しかしながら、この先行技術では、各測定具を現場において壁面などに近接して配置するに当たって、図8(a)のようにナット6’を回動して引抜きピンか5’から取り外して、アングル材などからなる保持手段Dを引抜きピン5’に装着し、再びナット6’を締付ける操作が必要になる。しかも測定資料は複数個作られるので、その一つ一つに上記操作を行なうのは、煩雑で手間を要した。
【0004】
また、型枠2’に対してコンクリート試料Cの吹付けを行い、所定時間養生した後、引抜きピン5’に引抜き力を与える場合も、これに先立って、図8(c)
のように再びナット6’を引抜きピン5’から取外して保持手段Dの固定を解くことが必要である。
これは、ナット6’が底板押え7’の背面において引抜きピン5’と螺合しているため、保持手段 の厚さに加え、底板4’の厚さ分だけ引抜きピン5’の有効ねじ長さが短くなり、引抜きロッド9との連結長さを十分に取ることができなくなるからである。そのため、この工程も操作が煩雑で、手間と時間を要した。
しかも、先行技術では、引抜きピン5’のねじ部とナット6’が底板押え7’の背部に露出しており、コンクリート試料Cの吹付け時に、資料の一部が裏に回って引抜きピン5’のねじ部とナット6’に付着して硬化することも多かった。
このため、ナット6’の取外しと引抜きピン5’に対する引抜きロッド9の連結時に引抜きピン5’や底板4’に衝撃が加えられやすく、油圧ジャッキで引抜き力を与える以前に引抜きピン5’と資料との密着が損傷ないし破壊され、正確な破壊コーンと引抜き力の関係を測定することができなくなる場合があった。
【0005】
【考案が解決しようする問題点】
本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、その目的とするところは、コンクリート試料吹付けのための測定具本体の配置ないしセットをきわめて容易に行なえ、また、養生後の引抜き工程を、引抜き力付与前に資料に衝撃的な外力を与えることなしにきわめて簡単に行なうことができ、精度のよい初期強度測定を実施することができるコンクリート早期期強度測定具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、底部に開口を有する皿状の型枠と、前記開口に背方にのみ抜出可能に嵌められた底板と、該底板の中心を貫通して背方に突出した引抜きピンと、前記底板4に接し型枠背面に着脱可能に取り付けられた底板押えとを有する測定具において、前記引抜きピンがめねじ要素によって底板に直接固定されており、前記底板押えが、前記雌ねじ要素と遊合する開口を有するとともに、引抜きピンを外囲するキャップを有し、かつキャップよりも外周位置に複数の係止用フックを有している構成としている。
さらに本考案は、好適には、前記構成を備えた測定具本体と支持具とを組み合わせ、支持具が左右支柱に前記底板押えの係止用フックを引っ掛けるハンガー桟を配している構成としている。
前記めねじ要素としては代表的にはナットが用いられ、そのナットは前面が底板に接するように引抜きピンに螺合され、引抜きピンと底板を一体化している。
また、前記型枠は、好適には内底面に数条の環状突起を有しているものが用いられる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
図1ないし図3は本考案によるコンクリート早期強度測定具の第1実施例を示しており、測定具本体1と支持具2の組み合わせからなっている。
前記測定具本体1は所要深さで底面が平坦な皿状の型枠3を有している。該型枠3の底部中央領域には段面301を有するテーパー状の開口30が設けられており、内底面にはこの開口30よりも半径方向外方に、試料ずれ止め用の数条の環状突起302が刻設されている。環状突起302はずれ止め機能を高めるため、内径側の面が板面に対してほぼ垂直状に立上り、外径側の面が所要の角度で傾斜した鋸歯状となっている。
また型枠3の開口30よりも半径方向外方の底部外面には、底板押え取り付け用の複数の雌ねじ穴303が間隔をおいて配設されている。
前記開口30には底板4が着脱可能に嵌挿されている。底板4は嵌挿状態で前面が前記型枠3の内底面と、背面が型枠3の底部背面とそれぞれ面一となるような厚さを有し、該底板4の外周には前記段面301に対応する段部40を有し、この段部40により背方にのみ抜出できるように組み付けられている。
そして、底板4には中央位置に引抜きピン5を固定するための孔41が貫設されている。この孔41は、実施例ではねじなし孔となつており、ここに引抜きピン5が嵌挿されている。
【0008】
前記引抜きピン5は、先端にヘッド50を、またこのヘッド50から後方位置に鍔52を有し、この鍔52が底板4の前面に当接することによって型枠3からの突出長さが一定にとされるようになっている。
そして、鍔52から後方には底板4の背面から十分な突出長が得られるような寸法の軸部を有し、ここに雄ねじ51が形成されている。前記雄ねじ51には雌ねじ要素としてのナット6が螺合され、該ナット6をその前面が底板4の背面に当接するまで締め付けることにより、鍔52と共同して引抜きピン5を底板4に対して垂直に固定している。
【0009】
前記型枠3の背面には底板押え7が着脱可能に取り付けられている。
この底板押え7は中心部位に前記ナット6の径よりも大きな径の開口(窓孔)
70を有しており、この開口70の近傍には引抜きピン5の雄ねじ51を包囲するに十分な径と深さを備えたキャップ71が開口側を底板押え7に溶接するなどして固定されている。
また、前記底板押え取り付け用の雌ねじ穴303に対応する部位にはねじ挿通孔72が設けられており、該ねじ挿通孔72を通して固定ねじ8をねじ込むことにより底板押え7が底板4に密着するように型枠3に固定され、底板4は開口30にしっかりと嵌合保持されている。
そして、前記底板押え7の背面には、キャップ71よりも半径方向外側に、複数の係止用フック73,74が配設されている。係止用フック73,74はそれぞれ略横U字状ないしJ状をなし、その開放側が図1のように下方を向くように溶接などにより固着されている。
係止用フック73はこの実施例では2つからなり、図2のように底板押え7の上半部領域において互いに平行に位置している。また、係止用フック74はも複数からなり、底板押え7の下半部領域において互いに平行に位置している。
【0010】
支持具2は、本考案においては、コンクリート吹き付け施工する現場において、切羽や地山の壁面などに設置して前記複数の測定具本体1を保持するハンガーとして機能するものである。
前記支持具2は左右の支柱20,20に、底板押え7の係止用フック73,74を引っ掛けるための複数本の横桟21を間隔をおいて連結している。
前記左右の支柱20,20は図2のように底板押え7の外径よりも適度に狭い間隔を有し、下部には設置状態を安定させるため外方に広がる脚部200,200を有し、脚部200,200の下端には必要に応じてベース201がボールなどを利用したスイベルジョイント202を介して取り付けられる。
また、左右の支柱20,20の上部は外方に拡がりその端から後方に適度に突出して壁面等に対する当接用部203,203を形成している。この当接用部203,203にも必要に応じて前記のようにベースがスイベルジョイントを介して取り付けられる。
なお、左右の支柱20,20の上部は上部梁によって連結されていてもよく、この場合は壁面等に吊り支持も行なえる。
勿論、現場において足場パイプなどがある場合には、図3のような支持具2を使用せずに係止用フック73,74を引っ掛けてもよく、これも本考案に含まれる。
【0011】
図4は本考案の他の実施例を示しており、(a)は底板4の背面に雌ねじ要素としてのナット6を溶接等によって固定している。この場合は引抜きピン5は軸端に形成した角孔に工具を嵌合することにより回動され、取外しされる。(b)
は雌ねじ要素として、底板4の孔41を雌ねじ孔とし、ナットを省略している。
【0012】
【実施例の作用】
本考案の使用方法と作用を実施例に基いて説明する。
吹付けコンクリートの早期強度を測定するに当たっては、型枠3と底板4と引抜きピン5と底板押え7を図1のようにアッセンブリーして測定具本体1を得る。こうした測定具本体1を複数個(たとえば3個)準備する一方、コンクリート早期強度を測定したい現場たとえばトンネルの基床を含む壁面Gに支持具2を立て掛けなどにより設置する。
測定具本体1の底板押え7は背面に係止用フック73,74を有しているので、底板押え7を支持具2にもってゆけぱ、上下の横桟21,21に上下の各係止用フック73,74が引っ掛けられ、係止用フック73,74よりも外側の底板押え背面部分が左右の支柱20,20に当接するため安定的に支持される。
残る測定具本体1についても同様な操作を行えばよく、したがって、雌ねじ要素(ナット6)を全く回動したりする要なく、ほとんどワンタッチ操作で簡単に測定具本体1を配置することができる。
【0013】
上記操作で複数個の測定具本体1は図5と図6のように設置され、次いで、常法にしたがってノズルAから強度測定対象のコンクリート試料Cを引抜きピン5のヘッド50を覆うまで吹付け、そのまま所定時間養生する。
引抜きピン5の後半部の雄ねじ51およびこれに螺合しているナット6が底板押え7のキャップ71によって覆われているので、前記吹付け時に前記コンクリート試料Cが飛散したりリバウンドして測定具本体1の背方に廻っても、引抜きピン5の雄ねじ51やナット6にコンクリートが付着することがなく、したがって、引抜きピン5の雄ねじ51やナット6は清浄な状態に保たれる。
【0014】
この養生後、測定具本体1を把持して持ち上げつつ前方に引き出せば、係止用フック73,74が横桟21,21から離脱するため、ワンタッチで支持具2から取外すことができる。
そして、固定ねじ8を回動して底板押え7を型枠3の背面から取り外す。こうすれば、図7(a)のようにキャップ71に覆われていた雄ねじ51が背面に露出する。
そこで次に、引抜き装置Bの引抜きロッド9の雌ねじ付き先端部を引抜きピン5に連結する。この場合、雄ねじ51にはコンクリート試料C1が付着しておらず、かつ雄ねじ51はナット6が直接底板4の背面に接するように螺合されていているためナット6よりも後方に十分なねじ長さを有している。
したがって、引抜きロッド9の連結は容易であり、図(b)のようにナット6をそのままにしてナット頂面に引抜きロッド9の先端面が当接するまで回動するだけでよい。
そして、この状態で引抜きロッド6を図示しない油圧ジャッキと連結して引抜き力を徐々に加える。これにより底板4が型枠3の開口30から外れ、コンクリート試料C1は破壊され、引抜きピン5のヘッド50からコーン状となって引き抜かれる。あとは、引抜き力と破壊コーンC’の剪断面cから剪断強度を求め、圧縮強度に換算すればよい。
【0015】
かかる引抜き工程において、本考案は、引抜きロッド9の連結の際に、ナット6を取り外す必要がないため簡単であるうえ、引抜きピン5に衝撃や振動といった余分な外力をかけることがないため、引抜き力に正確に呼応した精度のよい剪断面cを創成させることができる。
また、型枠3の内底面に環状突起302を形成しておいた場合には、コンクリート試料Cはしっかりと定着される。すなわち、型枠3の内底面に凹溝を形成したのではこの凹溝にコンクリート試料が付着して平滑となってしまうので滑りを防止することができないが、突起であるため確実にコンクリート試料を定着することかでき、これにより、引抜きピン5に引抜き力が作用したときに、コンクリート試料Cの半径方向への滑り(逃げ)を抑制することができ、これによって引抜き力に則した正確な剪断を行なうことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明した本考案の請求項1によるときには、底部に開口30を有する皿状の型枠3と、前記開口30に背方にのみ抜出可能に嵌められた底板4と、該底板4の中心を貫通して背方に突出した引抜きピン5と、前記底板4に接し型枠背面に着脱可能に取り付けられた底板押え7とを有する測定具において、前記引抜きピン5がめねじ要素によって底板4に直接固定されており、前記底板押え7に前記雌ねじ要素と遊合する開口70と引抜きピン5を外囲するキャップ71を設け、かつキャップ71よりも外周位置に複数の係止用フック73,74を設けているので、コンクリート試料を吹き付けるべく測定具本体1を所望の現場部位に配置する作業は、係止用フック73,74を支持部材に引っ掛けるだけでよくなり、きわめて簡単かつ能率よく行なうことができる。また、コンクリート試料を吹き付け、これが養生された後引張り力を付与するときにも、キャップ71によって引抜きピン5へのコンクリート試料の付着が防止されているとともに引抜きピン5の雄ねじ51が背方に十分な長さ突出されているため、ねじ要素を回動したり取り外す要なく、簡単に引抜きロッドと連結して引抜き力をかけることができ、また、コンクリート試料に対して不用意な衝撃をかけることがないため、適正な剪断面の破壊コーンを得ることができ、これらにより、作業性よく簡単にしかも精度のよいコンクリート初期強度の測定を行なえるというすぐれた効果が得られる。
【0017】
請求項2によれば、さらに測定具本体1に支持具2を組み合わせ、支持具2が左右支柱20,20に前記底板押え7の係止用フック73,74を引っ掛ける横桟21,21を配しているため、施工現場において壁面等に支持具2を立て掛けるなどすることで複数個の測定具本体1をワンタッチで簡単に保持させることができるというすぐれた効果が得られる。
請求項3によれば、ねじ要素としてのナット6が底板押え7でなく底板4に接して引抜きピン5と底板4を一体化しているため、安定的に引抜きピンを樹立させておくことができ、また、底板押え7の厚みを差し引いた分だけ引抜きピン5の後方突出長さ(有効ねじ長)を増すことができ、これにより、引張りロッド9との連結を確実に行なえるというすぐれた効果が得られる。
【0018】
請求項4によれば、型枠3が底面に数条の環状突起302を有しているため、吹付けコンクリート試料の定着が確実になるとともに、凹溝ではコンクリート試料が付着すると平滑化されてしまうのに対して、環状突起302であるため平滑化が生じず、引抜きピン5による引抜き力が作用したときの吹付けコンクリート試料の半径方向のずれないし滑りを確実に抑止することができ、これにより、引抜き力に呼応した精度のよい剪断面の破壊コーンを作ることができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるコンクリート早期強度測定具の第1実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同じくその背面図である。
【図3】本考案における支持具の一例を示す背面図である。
【図4】(a)は本考案の底板の他の実施例を示す断面図、(b)は同じく別の実施例を示す断面図である。
【図5】第1実施例を使用したコンクリート試料吹付け時の状態を示す縦断側面図である。
【図6】第1実施例を使用したコンクリート試料吹付け時の状態を示す正面図である。
【図7】(a)は第1実施例を使用した場合の底板押え取外し段階を示す縦断側面図、(b)は引抜き装置の連結段階を示す縦断側面図、(c)は引抜き完了状態を示す縦断側面図である。
【図8】(a)従来のコンクリート早期強度測定具の配置用準備段階を示す断面図、(b)はコンクリート試料吹付け時の状態を示す断面図、(c)は引抜き装置の連結段階を示す段面図である。
【符号の説明】
1 測定具本体
2 支持具
20,20 支柱
21 横桟
3 型枠
4 底板
5 引抜きピン
6 ナット
7 底板押え
30 開口
51 雄ねじ
70 開口
71 キャップ
73,74 係止用フック
302 環状突起

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】底部に開口30を有する皿状の型枠3と、前記開口30に背方にのみ抜出可能に嵌められた底板4と、該底板4の中心を貫通して背方に突出した引抜きピン5と、前記底板4に接し型枠背面に着脱可能に取り付けられた底板押え7とを有する測定具において、前記引抜きピン5がめねじ要素によって底板4に直接固定されており、前記底板押え7が、前記雌ねじ要素と遊合する開口70を有するとともに、引抜きピン5を外囲するキャップ71を有し、かつキャップ71よりも外周位置に複数の係止用フック73,74を設けていることを特徴とするコンクリート早期強度測定具。
【請求項2】測定具本体1と支持具2とからなり、測定具本体1が、底部に開口30を有する皿状の型枠3と、前記開口30に背方にのみ抜出可能に嵌められた底板4と、該底板4の中心を貫通して背方に突出した引抜きピン5と、前記底板4に接し型枠背面に着脱可能に取り付けられた底板押え7とを有する測定具において、前記引抜きピン5がめねじ要素によって底板4に直接固定されており、前記底板押え7が、前記雌ねじ要素と遊合する開口70を有するとともに、引抜きピン5を外囲するキャップ71を有し、かつキャップ71よりも外周位置に複数の係止用フック73,74を設けており、かつ、支持具2が左右支柱20,20に前記底板押え7の係止用フック73,74を引っ掛ける横桟21,21を備えていることを特徴とするコンクリート早期強度測定具。
【請求項3】めねじ要素がナット6であり、その前面が底板4に接するように引抜きピン5に螺合して引抜きピン5底板4とを一体化している請求項1または2に記載のコンクリート早期強度測定具。
【請求項4】型枠3が底面に数条の環状突起302を有している請求項1または2に記載のコンクリート早期強度測定具。

【図4】
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【図8】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【登録番号】第3042397号
【登録日】平成9年(1997)7月30日
【発行日】平成9年(1997)10月14日
【考案の名称】コンクリート早期強度測定具
【国際特許分類】
【評価書の請求】有
【出願番号】実願平9−3332
【出願日】平成9年(1997)4月11日
【出願人】(000172813)佐藤工業株式会社 (73)
【出願人】(597059292)ジャパン テクノロジ リサーチ株式会社 (2)