説明

コンテナクレーン

【課題】
運転者に特殊な技量を要求することなく、大きな費用負担をかけることなく、荷役効率を向上させ、かつ高い安全性を実現したコンテナクレーンの提供することを目的としている。
【解決手段】
コンテナを荷役するための少なくとも2つのトロリ(20a、20b)と、前記トロリ(20a、20b)を操作するための運転室10をクレーンガーダ31上に横行可能に設置したコンテナクレーン1であって、前記運転室10内に運転席11を回転可能に設置し、トロリを操作するための操作卓12を前記運転席11と共に回転するように設置し、操作対象とする前記トロリ(20a、20b)の切替を前記運転席11の回転により制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばコンテナヤードの岸壁などで、コンテナの荷役に使用されるコンテナクレーンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
港湾等のコンテナヤードでは、クレーンによって船舶及びトレーラ間のコンテナの積み下ろしを行っている。図6にコンテナヤードにおけるコンテナの荷役の様子を示す。コンテナクレーン1はコンテナヤード36の岸壁に配置され、岸壁に接岸したコンテナ船33に積載されているコンテナ32を荷役し、トレーラ35に搭載することで荷役を行っている。ここで、34は海面を示している。コンテナクレーン1は、クレーンガーダ31に沿って横行するトロリ20及び運転室10を有している。
【0003】
従来、コンテナ輸送の効率化を進めるために、コンテナヤードにおける荷役の処理速度及び荷役効率の向上が課題とされてきた。これに対して、クレーン上に荷を巻き上げるためのトロリを複数配置し、トロリ毎に運転室を搭載し、それぞれの運転手がそれぞれのトロリを運転する方法や、1人の運転者が複数のトロリを視野に入れながら操作する方法(例えば特許文献1参照)が提案されている。
【0004】
特許文献1に記載の発明は、図7に示す様に、クレーンガーダ31上を横行するように2つのトロリ(海側トロリ20a、陸側トロリ20b)が設置され、それぞれのトロリ20はコンテナ32を懸吊するためのスプレッダ22及びワイヤロープ21を有しており、前記トロリ20の一方(図7では陸側トロリ20b)に運転室10を搭載し、前記運転室10内には運転席11上の運転者17が、運転室10に設けられたガラス面14を通してコンテナ32を直接目で確認しながら、トロリ20の操作を行うように構成されている。
【特許文献1】特開2007−31001号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述したトロリ毎に運転室を搭載する方法は、荷役効率は作業者が増えるため向上するが、運転者の人件費削減につながらない上に、運転室数が増加するためクレーン本体の価格が上昇する問題がある。
【0006】
他方、特許文献1に記載の方法は、人件費の増加がなく、運転室を増やす必要もないためクレーン本体の価格上昇が部分的であるが、運転者に対して1人で2台のトロリを同時に操作するという高度な操作技量を要求するのみならず、複数の吊り荷(コンテナ)を同時に視野に入れながら作業をするので安全面で問題となる。特に、運転室に設けられた一式の操作卓をスイッチ等で切り替えながら複数のトロリ操作に用いる場合、運転者が目で確認しているトロリと操作するトロリが不一致となり、事故が発生する危険性がある。
【0007】
また、例えば陸側トロリ20bを操作している際に、海側トロリ20aに懸吊されているコンテナが風等で揺れた場合、反射的に揺れを押えるように体が反応してしまうことがある。このとき、操作卓と連結されているトロリは、風で揺れている海側トロリ20aではないため、陸側トロリ20bに懸吊されているコンテナが不意に移動することになり、大事故に発生する可能性がある。
【0008】
さらに、運転者の人為的なミスで、操作卓のスイッチの切替を行ったつもりで、意図しないトロリの操作を行ってしまい事故につながる場合も考えられる。あるいは、2台のト
ロリを操作するため、2式の操作卓が一箇所に集約されている場合も、トロリ操作用のレバー、スイッチ、ランプ等が複雑に配置されるため、運転者の人為的ミスを誘発しやすくなる。
【0009】
そこで、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、運転者に特殊な技量を要求することなく、大きな費用負担をかけることなく、荷役効率を向上させ、かつ高い安全性を実現したコンテナクレーンの提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するための本発明に係るコンテナクレーンは、コンテナを荷役するための少なくとも2つのトロリと、前記トロリを操作するための運転室をクレーンガーダ上に横行可能に設置したコンテナクレーンであって、前記運転室内に運転席を回転可能に設置し、トロリを操作するための操作卓を前記運転席と共に回転するように設置し、操作対象とする前記トロリの切替を前記運転席の回転により制御することを特徴とする。
【0011】
この構成により、複数のトロリを運転する場合であっても、操作卓は1つあればよく、コスト削減効果が見込まれる。また、運転席を回転することで操作対象とするトロリを切り替えるため、現在操作しているトロリを混同して、誤って操作することがなくなる効果が見込める。
【0012】
上記コンテナクレーンにおいて、クレーンガーダに横行可能に設置された2つの前記トロリの間に、前記運転室と前記コンテナをクレーンガーダに沿って運搬するコンテナ運搬装置(トラバーサ)を横行可能に設置し、前記運転席が海側を向いた際は海側トロリが操作され、運転席が陸側を向いた際は陸側トロリが操作されるように、操作対象とする前記トロリの切替を前記運転席の回転により制御することを特徴とする。
【0013】
この構成により、運転室が海側トロリと陸側トロリの間に設置されるため、運転者が海側を向いているときには視界に入っている海側トロリに操作卓が連結されており、運転者が陸側を向いているときには視界に入っている陸側トロリに操作卓が連結され、操作するトロリを混同する可能性を完全に排除することを可能とした。
【0014】
また、一方のトロリ(例えば海側トロリ)を操作している際に、他方のトロリ(陸側トロリ)が視界に入ることはないため、前述したような不意の事故を防ぐことを可能とした。さらに、運転者は運転席を回転させることで、視界と共に操作卓を切り替えることになるため、あたかも1台のトロリを操作しているような感覚となり、特殊な技量を必要とすることなく、複数台のトロリを操作することを可能としている。
【0015】
上記コンテナクレーンにおいて、前記運転席の回転により、操作対象とするトロリのみが運転者の視界に入るように構成したことを特徴とする。
【0016】
この構成により、操作していないトロリに懸吊されたコンテナが、風等で不意に揺れ、それに対して反射的に反応してしまうという危険性がなくなった。つまり、操作していないトロリ及びコンテナが視界に入らないことで、安全性が向上し、さらに運転者の操作性が向上した。
【0017】
上記コンテナクレーンにおいて、コンテナを荷役するための少なくとも2つのトロリと、前記トロリを操作するための運転室をクレーンガーダ上に横行可能に設置したコンテナクレーンであって、前記運転室内に運転席を回転可能に設置し、トロリを操作するための操作卓を前記運転席と共に回転するように設置し、運転室内の海側又は陸側を有視界とし、他方に画像表示装置を設置し、前記画像表示装置は画像表示装置側のトロリに設置され
た画像取得装置の映像を示すよう構成し、操作対象とする前記トロリの切替を前記運転席の回転により制御することを特徴とする。
【0018】
この構成により、運転者が目視して作業するには距離のあるトロリ及びスプレッダに、ビデオカメラ(画像取得装置)を設置し、運転室内にモニタ(画像表示装置)を設置することで、運転者の操作性を上げることを可能とした。例えば、2台のトロリの間に運転席が位置している場合、トロリまでの距離が遠く、運転者が目視で作業を行う場合には困難な場合があり、この問題を解消することを可能にした。
【0019】
上記コンテナクレーンにおいて、前記運転室がクレーンガーダ上の前記トロリのいずれかに接続され、共にクレーンガーダ上を移動するように構成したことを特徴とする。この構成により、運転室を移動させるための駆動装置を設置せずに、いずれかのトロリに接続することで運転室の移動を可能とし、コスト削減効果が見込まれる。
【発明の効果】
【0020】
本発明のコンテナクレーンによれば、操作対象とするトロリの切替を運転席の回転により行うことで、複数のトロリに対して運転室を1つ、運転者を1人とし、コストをかけずにコンテナの荷役効率を向上させることが可能となり、かつ運転者に対して特殊な技量を要求することなく運用を可能とするコンテナクレーンを提供することが可能となった。
【0021】
特に、運転者の視界に操作対象としないトロリ及びコンテナが入らないように構成したことで、安全性を確保しながら、従来の操作技術で対応できるコンテナクレーンとすることが可能となった。また、ビデオカメラとモニタを利用することで、運転者が目視で作業を行いにくい場合(距離が遠いなど)の作業性の向上を実現した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を図に示す実施形態を参照して具体的に説明する。
【0023】
(コンテナクレーン概略)
図3は本願発明における実施例の概略を示した斜視図であり、図4はその側面図を示している。ここでは、本願発明をコンテナクレーン、特に港湾等の岸壁で使用される岸壁クレーンに適用した際の説明を行うが、本願発明はこれに限定されるものではなく、例えば天井クレーンや門型クレーン等のトロリと運転室を持つ他の種類のクレーンにも適用することが可能である。
【0024】
図3に示すコンテナクレーン1は、クレーンガーダ31に2つのトロリ20(海側トロリ20a、陸側トロリ20bを有しており、その間にコンテナ運搬装置(トラバーサ)23を設置している。
【0025】
図4に示す様に、コンテナ船33から海側トロリ20aによって荷役されたコンテナ32は、トラバーサ23に搭載され、前記トラバーサ23により陸側トロリ20bまで運ばれ、前記陸側トロリ20bによりトラバーサ23からトレーラ35に運搬される。前述したトラバーサ23がない場合は、コンテナ32はトロリによりコンテナ船33からトレーラ35まで運搬する。
【0026】
(運転室の実施例1)
図5は、クレーンガーダ31上に海側トロリ20a、陸側トロリ20b、運転台車24に設置された運転室10を設置した概略図を示している。トロリ20はそれぞれスプレッダ22とワイヤロープ21を有しており、前記スプレッダ22によりコンテナ32を懸吊することを可能としている。
【0027】
前記運転室10の海側及び陸側トロリに対向する側面は、ガラス面14となっており、運転者17は肉眼でコンテナ32の状態を見ながら、トロリの操作を行う。さらに運転室10に設置されている運転席11は回転可能に設置されており、前記運転席11にはトロリを操作するための図示しない操作卓が設置されており、前記運転席11の回転と共に操作卓は回転し、この回転に伴い操作卓の操作対象とするトロリの切替が行われるよう構成している。
【0028】
(運転室の実施例2)
図1は、クレーンガーダ31上に運転室10を有した海側トロリ20a、陸側トロリbを設置した概略図を示している。運転室10を海側トロリ20aに設置することにより、前述の運転室10を移動させるための運転台車24が不必要となり、コンテナクレーンの製造コストを削減することを可能とする。
【0029】
また、陸側トロリ20bが運転者17から離れている場合であっても、陸側トロリ20bのトロリ、スプレッダ22又はその他の任意の場所に設置したビデオカメラ16で取得した画像を、運転室内に設置したモニタ15で表示することで、運転者17はあたかも遠隔操作でトロリを操作している状態で荷役を行うことが可能となっている。または、モニタ15側のガラス面に画像が映るようにしてもよい。この時、操作対象以外のコンテナ32が、運転者17の視界に入らないように構成する必要がある。このような構成にすることにより、近くを見ることができるモニタ画像と、視野が広い肉眼の両方を利用しながら荷役を行うことも可能である。
【0030】
(運転室内)
図2は運転室10内の概略図を示しており、運転室10は、運転室10内に回転可能に設置された運転席11と、前記運転席11と共に回転可能に設置されたトロリを操作するための操作パネル13からなる操作卓12を有している。また、図示した運転席11の前面は荷役するコンテナ32が目視可能なようにガラス面14となっており、背面にはモニタ15を設置している。
【0031】
前記運転席11を回転することで、ガラス面14又はモニタ15を正面とし、対応するトロリを操作することを可能としている。前記操作卓12はトロリ1台分の操作スイッチ及びレバーを備えており、運転席11に固定されているため、運転席11の回転と共に回転し、その際に操作対象とするトロリが自動的に切り替わるように構成されている。
【0032】
ここで、一方をモニタ15としたが、両面をガラス面14とすることが可能であり、また、ガラス面14上にビデオカメラ16の画像を表示するように構成することも可能である。運転者17は操作するトロリの切替を運転席11の回転により行うため、この切替を体で実感することができ、また、操作対象のトロリ及びコンテナのみ運転者17の視界に入るように構成しているため、1人で1台のトロリを操作する場合と同様に、複数台のトロリを操作することが可能となり、かつ安全性を確保することが可能となっている。ここで、運転席11の回転部分に駆動装置を搭載し、スイッチ操作により自動で回転させるように構成することも可能である。
【0033】
(運転時の制御)
図4の本発明の実施例において、コンテナ32を荷役する際の実際の操作を、図8を参照しながら説明する。コンテナ32の荷役の際に、トレーラ35あるいはコンテナ船33の上に、トロリ20に吊下げられたコンテナ32が着床する間、又は、トレーラ35あるいはコンテナ船33に搭載されているコンテナ32とトロリ20に吊下げられたスプレッダ22を接続する間の作業は、安全性の問題から自動化できないため、この部分のみを運
転者が手動で行うように構成し、その他の巻上げ、巻下ろし、クレーンガーダ31上の横行を自動化するよう構成することで、荷役効率は飛躍的に上昇する。
【0034】
step1で運転者はまず、コンテナ船33に搭載されているコンテナ32と海側トロリ20aに設置されているスプレッダ22の接続作業を行う。
【0035】
step2では、コンテナ32の接続された海側トロリ20aの巻上げを自動で行う。
【0036】
step3で、運転者は巻き上げられたコンテナ32をトラバーサ23に載置する作業を行う。
【0037】
step4で、海側トロリ20aはコンテナ船33に搭載されているコンテナ32上方に自動降下して待機する。同時に、コンテナ32を搭載したトラバーサ23は、海側から陸側へ自動でクレーンガーダ31上を横行する。
【0038】
step5で、運転者は運転席11を回転させ、操作対象とするトロリを陸側トロリ20bに切り替え、トラバーサ23上のコンテナ32とスプレッダ22の接続作業を行う。
【0039】
step6で、コンテナ32を下ろしたトラバーサ23は海側へ自動で移動し、コンテナ32を懸吊している陸側トロリ20bのスプレッダ22は、コンテナクレーン1の下方で待機しているトレーラ35の上方まで自動降下する。
【0040】
ここで、step1に戻り、運転者は操作するトロリを海側トロリ20aに切り替えて、コンテナ船33内のコンテナ32と海側トロリ20aのスプレッダ22の接続を行う。そして、海側トロリがコンテナ32を自動で巻き上げている間に、運転者は操作するトロリを陸側トロリ20bに切り替えて、コンテナ32をトレーラ35に搭載する作業を行う。
【0041】
前述のような半自動化クレーンでは、荷役作業の一部にのみ運転者の手動操作が必要であり、それ以外の時間運転者は待機していたが、本発明のように、1人の運転者が複数のトロリ操作を行うことで、従来の待機時間を有効に利用することが可能となった。
【0042】
以上のように、運転者はコンテナ32とスプレッダ22の接続、トレーラ35やトラバーサ23への載置など、危険の伴う作業を手動で行うことで、高い安全性を確保しながら、一方、巻き上げ、巻き下ろしやクレーンガーダ31上の横行などの比較的危険性の低い作業を自動化することで、荷役効率を飛躍的に向上させることを可能としている。
【0043】
また、上述のように作業を行う場合、海側トロリ20aはコンテナ32を見ながら、広い視野で荷役を行い、陸側トロリ20bはコンテナ32を真直ぐ下ろしてトレーラ35に搭載するのみなので、ビデオカメラ16の画像による荷役を行うことで、荷役効率を更に向上させることが可能である。
【0044】
以上、本発明により、従来のコンテナクレーンに比べ、運転者に特殊な技量を要求することなく、大きな費用負担をかけることなく、荷役効率を向上させ、かつ高い安全性を実現したコンテナクレーンの提供を実現した。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施例である運転室周辺を示した概略図である。
【図2】本発明の実施例である運転室内部を示した概略図である。
【図3】本発明の実施例であるコンテナクレーンの概略を示した斜視図である。
【図4】本発明の実施例であるコンテナクレーンの概略を示した側面図である。
【図5】本発明の異なる実施例である運転室周辺を示した概略図である。
【図6】従来例のコンテナクレーンの概略を示した側面図である。
【図7】従来例のコンテナクレーンの運転室周辺を示した側面図である。
【図8】本発明の実施例の1つにおけるクレーン操作のステップを示した図である。
【符号の説明】
【0046】
1 コンテナクレーン
10 運転室
11 運転席
12 操作卓
13 操作パネル
14 ガラス面
15 モニタ
16 ビデオカメラ
17 運転者
20a 海側トロリ
20b 陸側トロリ
21 ワイヤロープ
22 スプレッダ
24 運転台車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテナを荷役するための少なくとも2つのトロリと、前記トロリを操作するための運転室をクレーンガーダ上に横行可能に設置したコンテナクレーンであって、
前記運転室内に運転席を回転可能に設置し、トロリを操作するための操作卓を前記運転席と共に回転するように設置し、操作対象とする前記トロリの切替を前記運転席の回転により制御することを特徴とするコンテナクレーン。
【請求項2】
クレーンガーダに横行可能に設置された2つの前記トロリの間に、前記運転室と前記コンテナをクレーンガーダに沿って運搬するコンテナ運搬装置を横行可能に設置し、前記運転席が海側を向いた際は海側トロリが操作され、運転席が陸側を向いた際は陸側トロリが操作されるように、操作対象とする前記トロリの切替を前記運転席の回転により制御することを特徴とするコンテナクレーン。
【請求項3】
前記運転席の回転により、操作対象とするトロリのみが運転者の視界に入るように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナクレーン。
【請求項4】
コンテナを荷役するための少なくとも2つのトロリと、前記トロリを操作するための運転室をクレーンガーダ上に横行可能に設置したコンテナクレーンであって、
前記運転室内に運転席を回転可能に設置し、トロリを操作するための操作卓を前記運転席と共に回転するように設置し、運転室内の海側又は陸側を有視界とし、他方に画像表示装置を設置し、前記画像表示装置は画像表示装置側のトロリに設置された画像取得装置の映像を示すよう構成し、
操作対象とする前記トロリの切替を前記運転席の回転により制御することを特徴とするコンテナクレーン。
【請求項5】
前記運転室がクレーンガーダ上の前記トロリのいずれかに接続され、共にクレーンガーダ上を移動するように構成したことを特徴とするコンテナクレーン。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−89934(P2010−89934A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−262767(P2008−262767)
【出願日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【出願人】(000005902)三井造船株式会社 (1,723)