説明

コンバインの排塵装置

【課題】刈取り穀稈を脱穀装置に搬送するフィーダの搬送経路の塵埃を、前記搬送経路に開口した吸塵口を有した排塵フードと、電動モータによって回転駆動される排塵ファンとによって吸引排出するコンバインの排塵装置において、排塵ファンの吸引力をフィーダに効果的に作用させながら、電動モータの組み付けを容易にできるようにする。
【解決手段】排塵ファン40を吸塵口33に配置してある。電動モータ41を排塵フード31の吸塵口33に対向して位置する壁部31bに支持させてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取り穀稈を脱穀装置に搬送するフィーダの搬送経路の塵埃を、前記搬送経路に開口した吸塵口を有した排塵フードと、電動モータによって回転駆動される排塵ファンとによって吸引排出するコンバインの排塵装置に関する。
【背景技術】
【0002】
上記した排塵装置として、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。
特許文献1に記載された排塵装置では、フィーダハウス18(フィーダに相当)の上面および左側面に取り付けた防塵フード25(排塵フードに相当)と、吸排塵ファン26(排塵ファンに相当)と、電動モータ30とを備えている。(各部材、各部品に付記した符号は、公報に記載された符号である。)
【0003】
【特許文献1】特開2002−345320号公報(段落〔0006〕−〔0008〕、図6,7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の排塵装置では、排塵ファンの配置箇所をフィーダに近づけるほど、排塵ファンの吸引力がフィーダに効果的に作用する。これにより、排塵ファンを排塵フードの吸塵口に配置するとともにこの吸塵口にモータ取り付け部材を配置し、このモータ取り付け部材に電動モータを支持させる構成を採用すると、電動モータが排塵フード内の排塵経路の内側深くに位置しがちとなり、電動モータの組み付けが行ないにくくなっていた。
【0005】
本発明の目的は、排塵ファンの吸引力をフィーダに効果的に作用させながら上記した問題の発生を回避しやすくできるコンバインの排塵装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本第1発明は、刈取り穀稈を脱穀装置に搬送するフィーダの搬送経路の塵埃を、前記搬送経路に開口した吸塵口を有した排塵フードと、電動モータによって回転駆動される排塵ファンとによって吸引排出するコンバインの排塵装置において、
前記排塵ファンを前記吸塵口に配置し、前記電動モータを前記排塵フードの前記吸塵口に対向して位置する壁部に支持させてある。
【0007】
本第1発明の構成によると、排塵ファンを吸塵口に配置したものだから、排塵ファンがフィーダに極力近づいてフィーダに効果的に吸引作用するようにできる。電動モータを排塵フードの前記壁部に支持させてあるものだから、電動モータを排塵フードの排塵経路の外部や極力外部側に設置し、電動モータの組み付けが容易となるよう電動モータの取り付け部を排塵フードの外部や外部側に配置しやすくなる。
【0008】
したがって、フィーダの塵埃を強力に吸引させ得る排塵装置でありながら、電動モータの組み付け面から組み立て作業を容易に行なえるようにできる。
【0009】
本第2発明では、前記電動モータが前記壁部に設けたモータ取り付け孔に入り込んでいる。
【0010】
本第2発明の構成によると、本第1発明の構成による作用を発揮するに加え、電動モータの取り付け部や本体の一部や全体を排塵フードの外部に配置して、電動モータの組み付けを容易にできる。また、電動モータに発生した熱を排塵フード外へ排出しやすくなる。
【0011】
したがって、フィーダの塵埃を強力に吸引させることができるものでありながら、組み立て作業をより能率よく行なえるようにでき、かつ電動モータの過熱によるトラブル発生を回避しやすくできる。
【0012】
本第3発明は、前記排塵ファンと前記電動モータの本体とを離間させた状態で前記排塵ファンと前記電動モータとを連動させる回転軸と、前記回転軸を内装した筒カバーとを備え、
前記筒カバーに、前記排塵ファンの羽根が連結しているボス部と同一又はほぼ同一の外径を備えてある。
【0013】
本第3発明の構成によると、本第1発明による作用を発揮するに加え、電動モータの本体を排塵ファンと離間させて電動モータの取り付け部の排塵フード外への配置を容易にしたり、電動モータに発生した熱を排塵フード外に排出しやすくしたりできる。しかも、排塵フードを流動する塵埃の筒カバーへの巻き付きを防止しながら塵埃の回転軸への付着を筒カバーによって防止することができる。
【0014】
したがって、フィーダの塵埃を強力に吸引させることができるものでありながら、組み立て作業をより能率よく行なえるようにき、かつ電動モータの過熱によるトラブル発生をより回避しやすくできる。しかも、塵埃が回転軸にも筒カバーにも巻き付きにくくて巻き付き塵埃に起因した排塵不良や駆動不良を回避しやすい。
【0015】
本第4発明では、前記筒カバーに、この筒カバーのカバー本体から延出して前記ボス部の内部に入り込で前記回転軸の周囲を覆うシール筒部を設けてある。
【0016】
本第4発明の構成によると、本第3発明の構成による作用を発揮するに加え、筒カバーのカバー本体と排塵ファンのボス部との隙間に塵埃が入り込んでも、回転軸にまで入り込むことをシール筒部によって防止しやすい。
【0017】
したがって、フィーダの塵埃を強力に吸引させることができ、かつ組み立て作業、および電動モータのトラブル回避を容易に行なえるようにできるものでありながら、回転軸や筒カバーの塵埃巻き付きがより発生しにくくて巻き付き塵埃による排塵不良や駆動不良をより回避しやすい排塵装置を得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る排塵装置30を装備されたコンバインの全体の左側面図である。図2は、本発明の実施例に係る排塵装置30を装備されたコンバインの全体の右側面図である。図3は、本発明の実施例に係る排塵装置30を装備されたコンバインの全体の平面図である。これらの図に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1,1によって自走し、かつ運転座席2aおよび日除け用のキャノピ2bが装備された運転部2を有した走行機体と、この走行機体の機体フレーム3の後部側に設けた脱穀装置4と、この脱穀装置4の横側に設けた袋詰めタンク11が装備された穀粒袋詰め部10と、前記脱穀装置4の前部にフィーダ21が連結された刈取り部20とを備えて構成してある。
【0019】
このコンバインは、稲、麦などの収穫作業を行う。
すなわち、刈取り部20は、前記フィーダ21を備える他、このフィーダ21の前端部に連結された刈取りフレーム22と、この刈取りフレーム22の前端部の両横側に設けたデバイダ23と、前記プラットホーム部22aの前端部に駆動自在に設けたバリカン形の刈取り装置24と、前記刈取り装置24の後方近くで、かつ前記プラットホーム部22aの上面側に配置して前記刈取りフレーム22に駆動回転自在に設けたオーガ25と、前記刈取りフレーム22の基端側の上部から前方向きに延出している左右一対の支持アーム26,26に駆動回転自在に支持された回転リール27とを備えて構成してある。
【0020】
前記刈取り部20は、前記フィーダ21が油圧シリンダ28によって機体横向きの昇降軸芯Pまわりに脱穀装置4に対して上下に揺動操作されることにより、刈取りフレーム22の前記プラットホーム部22aが地面近くに下降した下降作業状態と、刈取りフレーム22が地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降する。刈取り部20を下降作業状態にして走行機体を走行させると、刈取り部20は、植立穀稈の刈取り処理と、刈取り穀稈の脱穀装置4への供給とを行う。
【0021】
すなわち、左右一対のデバイダ23,23によって植立穀稈を刈取り対象と非刈取り対象とに分草し、刈取り対象の植立穀稈を、回転リール27によって刈取り装置24に掻き込みながらこの刈取り装置24によって刈り取る。刈取り穀稈をオーガ25の両端側に位置する螺旋プレート25aによってプラットホーム部22aに沿わせてフィーダ21の前方に横送りする。フィーダ21の前方に至った刈取り穀稈を、オーガ25の中間に一体回転自在に設けてある搬送アーム25bの掻き送りによってオーガ25の後側に位置するフィーダ21の入り口21a(図4参照)に送り込む。フィーダ21に入り込んだ刈取り穀稈を、フィーダ21の内部に位置する搬送経路21dと、この搬送経路21dに位置するコンベヤ29とによってフィーダ21の後方に搬送する。フィーダ21の後端部に至った刈取り穀稈の株元から穂先までの全体を前記コンベヤ29の掻き送り作用によって脱穀装置4の扱室(図示せず)に投入する。
【0022】
脱穀装置4は、扱室に投入された刈取り穀稈を回転する扱胴4aによって脱穀処理する。
【0023】
図2に示すように、前記穀粒袋詰め部10は、前記袋詰めタンク11を備える他、この袋詰めタンク11の下部に位置する吐出筒12に装着された穀粒袋の上端側を袋支持杆13によって支持し、この穀粒袋の下端側を袋受けデッキ14によって支持する袋支持部を備えている。
【0024】
袋詰めタンク11は、脱穀装置4の選別部(図示せず)からの脱穀粒を揚穀装置15(図3参照)によって供給されて貯留し、貯留した脱穀粒を前記吐出筒12から穀粒袋に排出する。
【0025】
図2,3に示すように、穀粒袋詰め部10は、前後一対の作業補助具16,16を備えている。各作業補助具16は、図2と図3に実線で示す如く袋支持部から走行機体横外側に突出した下降使用姿勢と、図2に二点鎖線で示す如く袋詰めタンク11の上方に位置した上昇格納姿勢とに揺動切り換えできるよう支持されている。各作業補助具16は、下降使用姿勢に切り換えることにより、袋受けデッキ14の上面からの高さが1.0〜1.1mとなった配置高さに位置し、穀粒袋詰め部10に袋詰め作業のために搭乗した作業者が腰当て部材として使用できる。
【0026】
図1,3に示すように、前記刈取り部20は、前記フィーダ21に設けた排塵フード31が装備された前記排塵装置30を備えている。
【0027】
図4は、前記排塵装置30の縦断側面図である。図5は、前記排塵装置30の正面図である。図7は、前記排塵装置30の縦断正面図である。図8は、前記排塵装置30の斜視図である。これらの図に示すように、前記排塵装置30は、前記排塵フード31を備える他、この排塵フード31の走行機体横方向での一端側の内部に設けた排塵ファン40と、この排塵ファン40の上方に設けた電動モータ41とを備えて構成してある。
【0028】
前記排塵フード31は、下壁部31aと、上壁部31bと、下壁部31aと上壁部31bとの全周にわたる側壁部31cとを備えている。この排塵フード31は、下壁部31aと側壁部31cとの一端側にわたって連結した送風ガイド32を備えている。排塵フード31は、前記送風ガイド32によってフィーダ21の天板21bに向かった吸塵口33を形成し、下壁部31aの他端側に連結された筒状体によって地面に向かった排塵口34を形成し、前記吸塵口33と前記排塵口34と連通させた排塵経路35を内部に形成している。
【0029】
前記排塵フード31の前記吸塵口33は、前記フィーダ21の天板21bに設けた連通口50を介してフィーダ21の内部の搬送経路21dに開口している。フィーダ21の前記連通口50は、前記天板21bとこの天板21bの上面側に設けた板金部材52(図8参照)とに設けた貫通孔によって構成してある。
【0030】
図7に示すように、前記排塵ファン40は、前記吸塵口33に配置されている。この排塵ファン40は、排塵フード31の上壁部31bに支持させた筒カバー60に回転軸61を介して回転自在に支持され、かつ前記回転軸61を介して前記電動モータ41の出力軸41aに連動されている。
【0031】
つまり、排塵装置30は、前記フィーダ21の前端側の横一側部に運転部2から操作できるよう配置して設けたスイッチ44(図3参照)の入り操作によって前記電動モータ41を駆動して、この電動モータ41によって排塵ファン40を回転駆動し、フィーダ21の搬送経路21dに前記入り口21aから入り込んだ塵埃や、搬送経路21dで発生した塵埃を、排塵ファン40と排塵フード31とによって吸引排出する。
【0032】
すなわち、排塵ファン40の吸引力をフィーダ21の連通口50を介してフィーダ21の搬送経路21dに作用させ、この搬送経路21dの塵埃をフィーダ21の連通口50と排塵フード31の吸塵口33とから排塵フード31の一端側に吸引し、排塵フード31に流入した塵埃を排塵ファン40による送風によって排塵経路35に沿わせて排塵口34に流動させ、この排塵口34から機体下方向きに排出する。このとき、排塵口34から垂下されたゴム板製の防塵カバー36によって塵埃の飛散を防止する。
【0033】
図7,12に示すように、前記排塵ファン40は、樹脂製の円筒部43aとこの円筒部43aの内部に連設された円板部43bとを有したボス部43と、前記円筒部43aの外周側に円筒部43aとの一体成形によって放射状に連結している複数枚の樹脂製の羽根42とを備えている。
【0034】
図7,8,12に示すように、前記電動モータ41は、排塵フード31の上壁部31bに設けたモータ取り付け孔38に入り込ませて前記上壁部31bに支持されている。すなわち、電動モータ41は、前記モータ取り付け孔38に入り込んでいるモータ本体41bと、このモータ本体41bの周部の三箇所に前記上壁部31bの外部に配置して設けた取り付け部41cとを備えており、各取り付け部41cで前記上壁部31bに連結されている。
【0035】
図7,12に示すように、前記回転軸61の上端側が連結部材62を介して前記電動モータ41の出力軸41aに一体回転自在に連結され、回転軸61の下端側が連結部材63を介して排塵ファン40の前記円板部43bに一体回転自在に連結されている。
つまり、回転軸61は、排塵ファン40とモータ本体41bとを離間させた状態にして排塵ファン40と電動モータ41とを連動させて、電動モータ41を排塵経路35の外部付近に位置させている。
【0036】
図12に示すように、前記筒カバー60は、前記回転軸61を収容しているカバー本体60aと、このカバー本体60aの底板部64から下向きに延出して延出端側が排塵ファン40の前記ボス部43における前記円筒部43aの内部の前記回転軸61の周囲に入り込んだシール筒部60bとを備えている。前記カバー本体60aは、前記回転軸61を上下一対のベアリングを介して支持する筒形の軸支部65を連結板66と前記底板部64とによってカバー本体60aの内面側に連結した状態で備えており、回転軸61を支持する部材になっている。
【0037】
つまり、筒カバー60は、カバー本体60aの外径D2の大きさによって塵埃がカバー本体60aに巻き付くことを防止しながら、カバー本体60aによって回転軸61を覆って塵埃の回転軸61への巻き付きを防止する。また、筒カバー60の前記シール筒部60bは、カバー本体60aとボス部43との間にシール作用し、カバー本体60aとボス部43における円筒部43aとの隙間に塵埃が入り込んでも、この塵埃が回転軸61まで入り込むことを防止する。
【0038】
図7に示すように、前記排塵フード31は、前記排塵口34が位置する側とは反対側の横端部に設けた枢支手段51を介してフィーダ21の天板21bに支持されており、前記枢支手段51が有する走行機体前後向きの排塵フード開閉軸芯Xまわりにフィーダ21に対して上下揺動する。
【0039】
図5と図7とは、排塵フード31の下降閉じ状態を示している。これらの図に示すように、排塵フード31は、前記排塵フード開閉軸芯Xまわりに下降操作されると、前記送風ガイド板32の下端部に取り付けたシール材37が前記板金部材52に当接して閉じ状態になる。すると、排塵フード31の前記吸塵口33がフィーダ21の搬送経路21dに連通する。このとき、フィーダ21と排塵フード31との間が、前記吸塵口33の周囲で前記シール材37によってシールされる。また、排塵フード31とフィーダ21の天板21bとにわたって設けたロック手段70(図11参照)を作用させることにより、排塵フード31を下降閉じ状態に固定できる。
【0040】
図6は、排塵フード31の上昇開き状態での正面図である。この図に示すように、排塵フード31は、前記排塵フード開閉軸芯Xまわりに上昇操作されると、前記送風ガイド32がフィーダ21の天板21bから上昇して開き状態になる。すると、排塵ファン40が排塵フード31に付いて上昇して点検や清掃しやすいように吸塵口33で開放した状態になる。このとき、前記板金部材52が形成している支持ブラケット56によってフィーダ21の上面側に支持されている支持杆57を上昇揺動操作し、この支持杆57の遊端部を排塵フード31が備える係止孔58(図8参照)に装着する。すると、支持杆57は、排塵フード31を突っ張り支持して上昇開き状態に維持する。
【0041】
図10は、前記枢支手段51の平面図である。この図と図7と図8とに示すように、前記枢支手段51は、前記板金部材52の一部によって構成された枢支ブラケット53と、この枢支ブラケット53が備える前後一対のピンホルダ54,54に各別に回転自在に内嵌するように構成して排塵フード31に設けた前後一対の連結ピン55,55とによって構成してある。
【0042】
図11は、前記ロック手段70の側面視構造を示している。この図と図7とに示すようには、前記ロック手段70は、排塵フード31の前後側に設けてある。各ロック手段70は、排塵フード31と、フィーダ21の天板21bに設けた固定片75とにわたってロックボルト76が装着されることによって排塵フード31を下降閉じ状態に固定する。このロック手段70は、前記ロックボルト76が固定片75から取り外されることによって排塵フード31の閉じ固定を解除する。
【0043】
図1,3,4に示すように、前記排塵装置30は、前記排塵フード31から前記刈取りフレーム22の上部に向かって延出したゴム板製のカバー80を備えている。このカバー80は、前記支持杆57および前記前側のロック手段70が位置する部位の上方を覆い、この部位に塵埃が入り込むことを防止する。
【0044】
〔別実施例〕
上記した実施例の排塵装置30に替え、フィーダ21の横側板21cに連通口を設け、この連通口を介して排塵フード31の吸塵口33がフィーダ21の搬送経路21dに連通する構成を採用した排塵装置の場合にも、本発明を適用することができる。この場合、電動モータ41は、排塵フード31の横壁部に支持されることになる。したがって、前記上壁部31bと前記横壁部とを総称して、吸塵口33に対向して位置する壁部31bと呼称する。
【0045】
上記した実施例の筒カバー60に替え、排塵ファン40のボス部43の外径の大きさと同一の大きさの外径を備えた筒カバーを採用して実施してもよい。この場合も、本発明の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】コンバインの全体の左側面図
【図2】コンバインの全体の右側面図
【図3】コンバインの全体の平面図
【図4】排塵装置の縦断側面図
【図5】排塵装置の正面図
【図6】排塵フードの上昇開き状態での正面図
【図7】排塵装置の縦断正面図
【図8】排塵装置の斜視図
【図9】図7のIX−IX断面矢視図
【図10】枢支手段の平面図
【図11】図7のXI−XI断面矢視図
【図12】筒カバーと排塵ファンとの断面図
【符号の説明】
【0047】
4 脱穀装置
21 フィーダ
21d 搬送経路
31 排塵フード
31b 排塵フードの壁部
33 吸塵口
38 モータ取り付け孔
35 排塵経路
40 排塵ファン
41 電動モータ
43 排塵ファンのボス部
60 筒カバー
60a 筒カバーの本体
60b シール筒部
61 回転軸
D2 筒カバーの外径

【特許請求の範囲】
【請求項1】
刈取り穀稈を脱穀装置に搬送するフィーダの搬送経路の塵埃を、前記搬送経路に開口した吸塵口を有した排塵フードと、電動モータによって回転駆動される排塵ファンとによって吸引排出するコンバインの排塵装置であって、
前記排塵ファンを前記吸塵口に配置し、
前記電動モータを前記排塵フードの前記吸塵口に対向して位置する壁部に支持させてあるコンバインの排塵装置。
【請求項2】
前記電動モータが前記壁部に設けたモータ取り付け孔に入り込んでいる請求項1記載のコンバインの排塵装置。
【請求項3】
前記排塵ファンと前記電動モータの本体とを離間させた状態で前記排塵ファンと前記電動モータとを連動させる回転軸と、前記回転軸を内装した筒カバーとを備え、
前記筒カバーに、前記排塵ファンの羽根が連結しているボス部と同一又はほぼ同一の外径を備えてある請求項1又は2記載のコンバインの排塵装置。
【請求項4】
前記筒カバーに、この筒カバーのカバー本体から延出して前記ボス部の内部に入り込で前記回転軸の周囲を覆うシール筒部を設けてある請求項3記載のコンバインの排塵装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−284801(P2009−284801A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−140046(P2008−140046)
【出願日】平成20年5月28日(2008.5.28)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】