説明

ゴルフクラブヘッド

【課題】クラブのフィッティング作業をより有効にし、クラブヘッド寿命を延ばし、ゴルフラウンド用のクラブの選択肢が多いゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】ゴルフクラブヘッド100は主部126と副部128とを含み、副部は回転自在あるいは軸回転可能に主部の後表面140に連なる。副部は主部に対して第一定位と第二定位との間で調整可能であって、ゴルフクラブヘッド100は副部が第一定位にあるとき第一ソール輪郭136aを有し、副部が第二定位にあるとき第二ソール輪郭136bを有する。第一ソール輪郭は第二ソール輪郭とは異なる。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
あるクラブ仕様、例えばバンス角は、ショットの安定性を高めるきわめて重要であり、一般的にはプレイヤーのスイングタイプと物理的特性とによって決定される。したがって、プレイヤーは、自分のアイアンセット内でそれらのパラメーターを最適化し、自分の道具から最大限の能力を引き出すために、適切にフィッティングしなければならない。フィッティング作業において、このセットのためのクラブ仕様は、典型的には、プレイヤーのスイングの仕方を評価することによって決定される。例えば、複数の7番アイアンにおいては、各テストアイアンが 独特の特徴を有している。しかしながら、好ましいフィッティングをするために必要とされるクラブ部材は多すぎ、高くつき、運搬が困難である。
【0002】
さらに、ゴルフラウンド毎のコース状態もまた、プレイヤーのショット安定性に計り知れない影響を与える。例えば、ゴルフコースが濡れている場合、ゴルフクラブヘッドはゴルフスイングで地面に埋まり込む傾向が強く、ショットの軌道を変えてしまうことがある。不都合なコース状態に合わせるために製造業者は、調整可能な部品、例えば取替え可能なソールを有したゴルフクラブヘッドを提供してきた。しかし、これらの部品を調整することは困難で時間のかかることである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、その一以上の態様のなかに、クラブのフィッティング作業をより有効にし、クラブヘッド寿命を延ばし、ゴルフラウンド用のクラブの選択肢が多いゴルフクラブヘッドを含む。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一例として、本発明の本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッドは、 前表面を有する打面と前表面の後ろにある後表面とを具えた主部、及び前記主部の後表面に軸回転可能に連なる副部を含む。副部は、主部に対し第一定位と第二定位との間で調整可能であって、ゴルフクラブヘッドは、副部が第一定位にあるときの第一ソール輪郭と、副部が第二定位にあるときの第二ソール輪郭とを有する。
【0005】
他の例として、本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッドは、リーディングエッジを具えた前表面を有する打面と、打面の前表面の後ろにある後表面と、ホーゼル中心線を有するホーゼルとを具える主部を含む。副部は主部の後表面に軸回転可能に連なり、この副部は仮想垂直ホーゼル面に略垂直な仮想垂直フェース面に位置する回転軸を有する。回転軸は、基準位置にあるゴルフクラブヘッドでは、回転軸に対して略並行でリーディングエッジに接し仮想垂直フェース面に位置する仮想線から、距離Yを隔てて位置する。ゴルフクラブヘッドはさらに、このようなソール高さと、2°〜20°のバンス角を含む。
(0.7)・ソール高さ・cos(バンス角)≦ Y ≦2.0・ソール高さ・cos(バンス角)
【0006】
別の例では、本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッドは、ヒール、トウ、及び主部を具え、主部は、リーディングエッジ及び複数のスコアラインを具えた前表面を有する打面と、前表面の後ろにある後表面と、ホーゼル中心線を有するホーゼルとを含みうる。副部は、主部の後表面に軸回転可能に連なり、仮想垂直ホーゼル面に略垂直な仮想垂直フェース面に位置する回転軸を有する。回転軸は、ホーゼル面に略垂直でゴルフクラブヘッドの最遠横方向突出トウ点を通る仮想垂直トウ面から、距離Xを隔てて位置する。副部はまた幅Wを含む。打面が略垂直に方向付けられかつスコアラインが略水平となるこのゴルフクラブヘッドを用いると、幅Wは、打面の前表面に略垂直でヒールに最も近い副部の最遠横方向突出点を通る第一の仮想垂直面と打面の前表面に略垂直でトウに最も近い副部の最遠横方向突出点を通る第二の仮想垂直面との最短距離として特徴づけられる。
さらに、ゴルフクラブヘッドは以下の関係を満たす。
0.3W ≦ X ≦ 0.7W
【0007】
別の例では、本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッドは、ヒール、トウ、及び主部を含み、主部は、リーディングエッジと複数のスコアラインと面心とを具えた前表面を有する打面、前表面の後ろにある後表面と、ホーゼル中心線を有するホーゼルとを具える。副部は、前記主部の後表面に軸回転可能に連なり、この副部は仮想垂直ホーゼル面に略垂直な仮想垂直フェース面に設けられる回転軸を有する。該回転軸は ホーゼル面に略垂直で、ゴルフクラブヘッドの最遠横方向突出トウ点を通る仮想垂直トウ面から距離Xを隔て位置する。ゴルフクラブヘッドが前記基準位置にあるとき、面心は仮想垂直トウ面から距離Cを隔てて位置し、距離Xと距離Cとは異なる。
【0008】
さらに別の例では、本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッドは、前表面を有する打面と前表面の後ろにある後表面とを具えた主部、副部、副部を主部につなぐ手段、及びゴルフクラブヘッドの後表面から離れて副部を片寄せする手段とを具える。
【0009】
一以上の詳細な例によって以下に示されるように、本発明のゴルフクラブヘッドの上記及びその他の特徴及び長所は、種々の態様において、次の記述及び添付の請求項を検討すると明らかになるだろう。添付の図面は、例示のみを目的としており、本発明の範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の典型的な実施形態が、添付の図面を参照して説明される。
【図1】図1は、本発明の一以上の態様による、基準位にあるゴルフクラブヘッドの上面図である。
【図2】図2は、図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図3】図3は、適用される面心位置決めテンプレートを有した図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図4】図4は、本発明の一以上の態様による図1のゴルフクラブヘッドのトウ側断面図である。
【図4a】図4aは、本発明の一以上の態様による図1のゴルフクラブヘッドのトウ側断面図である。
【図5】図5は、本発明の一以上の態様による、図面上にフェースを有した図1のゴルフクラブヘッドの後面斜視図である。
【図5a】図5aは、本発明の一以上の態様による図1のゴルフクラブヘッドのトウ側断面図である。
【図6】図6は、図5aのゴルフクラブヘッドの分解図である。
【図7】図7は、本発明の一以上の態様による副部の正面図である。
【図8】図8は、図面上にフェースを有した図4のゴルフクラブヘッドの後面斜視図である。
【図9】図9は、図面上にフェースを有した図4のゴルフクラブヘッドの後面斜視図である。
【図10】図10は、図面上にフェースを有した図4のゴルフクラブヘッドの後面斜視図である。
【図11】図11は、図面上にフェースを有した図4のゴルフクラブヘッドの後面斜視図である。
【図12】図12は、図面上にフェースを有した図4のゴルフクラブヘッドの後面斜視図である。
【図13】図13は、図4のゴルフクラブヘッドのトウ側立面図である。
【図14】図14は、図4のゴルフクラブヘッドのトウ側断面図である。
【図15】図15は、図4のゴルフクラブヘッドの正面図である。
【図16】図16は、本発明の一以上の態様による、図面上にフェースを有した典型的なゴルフクラブヘッドの後面斜視図である。
【図17】図17は、図16のゴルフクラブヘッドの分解図である。
【図18】図18は、本発明の一以上の態様による典型的な副部の断面図である。
【図19】図19は、本発明の一以上の態様による図16のゴルフクラブヘッドの分解図である。
【図20】図20は、本発明の一以上の態様による典型的な副部の断面図である。
【図21】図21は、図20の副部の正面図である。
【図22】図22は、本発明の一以上の態様による図16のゴルフクラブヘッドの分解図である。
【図23】図23は、本発明の一以上の態様による典型的な副部の断面図である。
【図24】図24は、図23の副部の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の詳細な説明は添付の参照図面を含み、図面は詳細な説明の一部をなす。図面は、ゴルフクラブヘッドが用いられうる具体的な実施態様を例として示すものである。「例」あるいは「選択肢」としてここに参照されるこれらの態様は、当該分野の当業者が実施可能なように詳細が十分に説明されている。各実施例の構造上の要素を組み合わせたり、他の実施例を用いたり、あるいは、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構造上あるいは論理上の変更が許される。したがって、以下の詳細な説明は、狭義にとらわれることなく、発明の要旨は添付の請求項及びここに挙げられた特徴に適法に等価なものによって定義される。
【0012】
明確にするために、ここで用いられる定義は、図1〜4及び図11〜15に関して特徴付けられた発明の一以上の態様を参照して解釈される。しかしながら、当該分野の当業者は、このような定義もまた、残る図面に関連する明細書のいたるところで本発明と同一あるいは類似の態様に適用されることを理解しているだろう。
【0013】
本書面において、語“a”あるいは“an”は、一以上を含む。また、語「又は」は、特に示さない限り、非排他的な「又は」として用いられると理解されたい。
【0014】
図1及び2では、「基準位置」(すぐ下に定義)に示されるクラブヘッド100、トウ部106、ヒール部104、中心軸(中心線)105を有するホーゼル102、トップライン部107、ソール部108、及び前表面122を含む。前表面122は、面心110、リーディングエッジ124、複数のスコアライン115及び、境界線123aと123bとで区切られた打面123を含む。
【0015】
「基準位置」とは、ここでは、仮想水平地面125に対するクラブヘッドの位置を意味する。そこでホーゼル中心線105は、水平地面125に対するクラブヘッドの実際のライ角αに角度付けられ、ゴルフクラブヘッド100の前表面122にほぼ平行かつ仮想水平線112を含んだ仮想垂直ホーゼル面111上にある。
【0016】
図2及び3では、「面心」、例えばここで用いられる面心110は、上下方向軸118とヒール・トウ方向軸116とが直交する座標系を有するテンプレート114を用いて位置づけられる。開口120は、座標軸の中心に位置し、両軸は値が等間隔に増加するように目盛りが付けられる。テンプレート114は、汎用性の高い材料、例えばポリマーから成ってもよく、透明であってもよい。
【0017】
面心110の位置は以下のように定義される。テンプレート114は、開口120がほぼ前表面122の中央で、ヒール・トウ方向軸116が前記仮想水平線112にほぼ平行となるように、前表面122に用いられる。その後、テンプレート114は、打面123の相対する境界線(123a及び123b)におけるヒール・トウ方軸116に沿ったヒールとトウ長さが同じ絶対値を有するまで、前表面122に沿ってトウ・ヒール方向に移動される。一度テンプレート114がトウ・ヒール方向の前表面122の中心に置かれると、テンプレート114は、前表面に沿って、打面123の相対する端での軸118に沿ったヒールとトウ長さが同じ絶対値を有するまで、上下方向に置き直される。上記の配置は、軸116に沿ったヒール寸法の絶対値がトウ寸法の絶対値に等しくなり、軸118に沿った下部寸法の絶対値が上部寸法の絶対値に等しくなるまで繰り返される。このとき、面心110を示すために、開口120を通して前表面122上に点が記される。
【0018】
このテンプレート114のような位置決めテンプレートは、「全米ゴルフ協会のゴルフクラブヘッド柔軟性計測方法(United States Golf Association's Procedure for Measuring the Flexibility of a Golf Clubhead)(2.0改訂版、2005年3月25日)を参照されたい。また、全米ゴルフ協会から取り出すことができる。
【0019】
図4において、基準位置にあるクラブヘッド100の「バンス角」(例えばバンス角β)は、面心110を通りホーゼル面111に略垂直な仮想垂直中心面147上で、前記仮想垂直中心面147に位置する仮想線145と仮想水平地面125との間にある角度を示す。仮想線145は、仮想垂直中心面147上でソール部108の最も低い点として特徴付けられるソール点153と、仮想垂直中心面147に位置する仮想垂線151とゴルフクラブヘッド100のリーディングエッジ124との接触点149とを通る。
【0020】
図11において、クラブヘッド100が基準位置から水平軸に対して回転し、仮想垂直中心面147に垂直であるとき、前表面(図示せず)は垂直であり、そのため、副部128は第一または第二定位いずれか一方が幅Wを有する。この幅Wは、前表面122(図示せず)に垂直でかつヒール104に最も近い副部128の最遠横方向突出点162を通る第一の仮想垂直面160と、前表面(図示せず)に垂直でかつトウ106に最も近い副部の最遠横方向突出点166を通る第二の仮想垂直面164との間の最短距離として特徴づけられる。
【0021】
図12において、クラブヘッド100が基準位置から水平軸に対して回転し、仮想垂直中心面147に垂直であるとき, 前表面(図示せず)は垂直であり、副部128は第一または第二定位いずれか一方が高さHを有する。この高さHは、前表面122(図示せず)に垂直でかつ副部128の最上位点172を通る上の仮想水平面170と、前表面(図示せず)に垂直でかつ副部128の最下位点176を通る下の仮想水平面174との間の最短距離として特徴づけられる。
【0022】
図13において、「ソール高さ」、例えば、ここで用いられるようなソール高さSHは、ゴルフクラブヘッドの前表面122と、前表面122に平行で副部128の最後尾点182を含む仮想面180との間の最短距離である。最後尾点182は、打面の前表面122からの最遠直交距離である副部128上の点である。
【0023】
図14において、副部128は、ゴルフクラブヘッドのリーディングエッジ124からの「第一距離」Yに位置する回転軸184の周りを旋回する。基準位置にあるクラブヘッド100を用いて、第一距離Yは、副部128の回転軸184と、回転軸184に平行でリーディングエッジ124を通りかつホーゼル面111に略垂直で回転軸184を含む仮想垂直フェース面190上に位置する仮想線188との間の最短距離として特徴づけられる。
【0024】
図15において、回転軸184は、ホーゼル面111(図14参照)に垂直でクラブヘッド最遠横方向突出トウ点196を通る仮想垂直トウ面194からの「第二距離」Xに位置する。第二距離Xは、基準位置にあるゴルフクラブヘッド100を用い、仮想垂直トウ面194と副部128の回転軸184との間の最短距離である。
【0025】
図4において、本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッド100は、副部128に軸回転可能に連なる主部126を含む。一以上の実施形態において、主部126に対する副部128の方向または位置は、クラブヘッドの感覚又は操作に働きかけうる。例えば、副部128は、複数のソール輪郭の選択肢を含みうる。それによって、各ソール輪郭は、特定のコース条件のためにデザインされる。さらに具体的に言うと、副部128は、例えばバンスやソール幅、キャンバー、ソール高さ、あるいはこれらの組み合わせが異なる二つ以上のソール輪郭を有する。図8〜10に見られるように、プレイヤーは、副部128を、主部128に対し第一の位置から第二の位置まで回転させることによって、クラブヘッド100のソール108を調整しうる。したがって、プレイヤーは一本のクラブを用いてクラブヘッド100のバンスあるいは他のパラメーターを変更しうる。このため、さまざまなゴルフコースの条件に合わせたり、又は適するクラブフィッティングを用意したりするために複数のクラブを入手したり持ち運んだりする必要がなくなる。
【0026】
図6に示されるように、ゴルフクラブヘッド100の主部126は、打面(図示せず)と後表面140とを含む。主部126の後表面140は、副部128を主部126に取り付けたり、つないだり、又は組み合わせたりする手段を含む。例えば、主部126は、副部128を主部126につなぐための、例えばネジあるいはピンといった留め具134を受けるための、穴138を具えた突部143を含む少なくとも一つの取付部材142を有しうる。他の例では、サイズの異なる突部、穴、留め具あるいはそれらを組み合わせたものが、少なくとも副部128を主部126とつなぐために用いられる。
【0027】
図4、6、7に示されるように、副部128は、その中に位置する補助凹部152を有する受容部材154を含む。取付部材142の突部143は、受容部材154の補助凹部152と噛み合うため、副部128の一部が主部126の後表面140に隣接することになる。あるいは、取付部材142はさらに、主部126の後表面140から突出し突部143と一体である座127を含みうる。このため、突部143が副部128の補助凹部152と噛み合うとき、副部128は座127に隣接し、間隙が副部128から主部126の後表面140を隔てうる。間隙は、図5aに見られるように、ガスケット130を受けるに十分幅広いのが好ましい。図5a、6に示されるように、主部126の後表面140はさらに、ガスケット130を受けるための溝132を含みうる。ガスケット130を配置すると、例えばボールの衝撃のような好ましくない振動や音響応答の除去に役立つ。
【0028】
図4a、7では、副部128はさらに、少なくとも部分的に受容部材154を囲む少なくとも一つの中空部150を含みうる。本発明の一つ以上の態様において、ゴルフクラブヘッド100の質量特性を向上させるために、又は、より好ましい位置で重心を位置づけするために、錘部材が少なくとも一つの中空部150内に位置づけられる。又はそれに加えて、ダンピング材料133が、クラブヘッド反響と音響特性とを向上させるために、少なくとも一つの中空部150内に置かれうる、または、随意に取り外し可能に置かれうる。これによってプレイヤーは、クラブヘッド100を特定のコース条件に合わせるために、よりいっそう変更することができる。
【0029】
上述のように、副部128は、主部126に対して第一定位と第二定位との間で調整可である。図8では、副部128は主表面135aと補助表面135bとを含む。主表面135aは、溝156によって補助表面135bから隔てられうる。副部128が第一定位(図8参照)にあるとき、主表面135aはゴルフクラブヘッド100に第一ソール輪郭136aを具えさせる。副部128が第二定位(図10参照)にあるとき、補助表面135bはゴルフクラブヘッド100に第二ソール輪郭136bを提供する。一例では、第一ソール輪郭は、第二ソール輪郭とは異なってもよい。好ましくは、副部128が第一定位にあるとき、第一ソール輪郭は、ゴルフクラブヘッド100の第一バンス角が約2°〜約20°、より好ましくは約8°〜約18°、さらに好ましくは約10°〜約18°となるように構成される。好ましくは、副部128が第二定位にあるとき、第二ソール輪郭は、ゴルフクラブヘッド100の第二バンス角が約2°〜約20°、より好ましくは約12°〜約18°、さらに好ましくは約14°〜約18°となるように構成される。あるいは、クラブヘッドの寿命を延ばすため、第一ソール輪郭が第二ソール輪郭と同じでもよい。
【0030】
図5では、主部126がさらにヒールフランジ144を含む。一例では、ゴルフクラブヘッドに見た目が美しいデザインを提供するために、副部128の主表面135aはヒールフランジ144に隣接してもよい。さらに、副部128が主部126上に取り付けられて、副部128が主部126の打面122とほぼ同一面となってもよい。あるいは、副部128は、主部126の上に取り付けられて、副部128がリーディングエッジ124から前のソール部146を隔ててもよい。
【0031】
上述のように、主部126は、回転軸184を有する留め具134を介して副部128に軸回転可能に連なる。留め具134は、蝶番あるいはねじ留め具のような軸回転部材を含みうる。一例では、留め具134は副部128の穴148を通り(図7参照)、主部126のねじ穴138とかみ合う(図6参照)。副部128を第一定位から第二定位まで調整するとき、副部128を主部126から除くために、ユーザーは留め具134を例えばラチェットといった道具で緩めればよい。図8、9に示されるように、副部128は留め具134の回転軸184の周りでそのように回転され、こうすることで効果的なソール調整行程が可能となる。
【0032】
また、図13、14では、留め具134の回転軸184は、仮想ホーゼル面111に略垂直な仮想垂直フェース面190に位置しうる。回転軸184は、基準位置にあるゴルフクラブヘッド100を用いて、回転軸184に略平行でリーディングエッジ124を通り仮想垂直フェース面190上に位置する仮想線188から距離Yに位置する。ゴルフクラブヘッド100は、約0.25インチ〜約1.25インチ、好ましくは約0.25インチ〜0.75インチのソール高さSHをさらに含んでもよい。
好ましくは、クラブヘッド100が次の関係を充たす。
(0.7)・ソール高さ・cos(バンス角)≦ Y ≦(2.0)・ソール高さ・cos(バンス角)
他の例では、ゴルフクラブヘッド100は次の関係を充たす。
(0.7)・ソール高さ・cos(バンス角)≦ Y ≦(2.0)・ソール高さ・cos(バンス角)
さらに他の例では、ゴルフクラブヘッドは次の関係を充たす。
(1.2)・ソール高さ・cos(バンス角)≦ Y ≦(1.5)・ソール高さ・cos(バンス角)
距離Yは、約0.25インチ〜約1.75インチである。好ましくは、距離Yは、約0.25インチ〜約1.50インチである。さらに好ましくは、距離Yは、約0.5インチ〜約1.50インチである。最も好ましくは、距離Yは、約0.5インチ〜約1.25インチである。
【0033】
図11、15に見られるように、回転軸184は、ホーゼル面111に略垂直でゴルフクラブヘッド100の最遠横方向突出トウ点196を通る仮想垂直トウ面194から距離Xに位置しうる。副部128は、約2.50インチ〜約3.5インチの、好ましくは約2.75インチ〜約3.50インチの、さらにこの好ましくは約3.00インチ〜約3.50インチの、最も好ましくは約2.75インチ〜約3.25インチの幅Wをさらに含む。
一例では、ゴルフクラブヘッド100は次の関係を充たす。
0.3W ≦ X ≦ 0.7W
他の例では、ゴルフクラブヘッドは次の関係を充たす。
0.4W ≦ X ≦ 0.6W
距離Xは、約1.00インチ〜約2.00インチであり、好ましくは約1.00インチ〜約1.75インチ、より好ましくは約1.25インチ〜約1.75インチである。
【0034】
図12では、ゴルフクラブヘッド100の副部128は高さHを有してもよい。好ましくは、高さHは、約0.75インチ〜約2.50インチ、さらに好ましくは約1.00インチ〜約2.00インチ、最も好ましくは約1.00インチ〜約1.75インチである。
【0035】
図15では、ゴルフクラブヘッド100が基準位置にあるとき、面心110は仮想垂直トウ面194から水平距離Cに位置する。一例では、距離Xは距離Cとは等しくない。他の例では、距離Xは距離Cとほぼ同距離であり、そうすることで、回転軸184が面心110を通りかつホーゼル面111に垂直な仮想垂直中心面195に位置する。さらに他の例では、距離Xは距離Cよりも大きい。好ましくは、距離Cは約1.00インチ〜約2.00インチ、好ましくは約1.00インチ〜約1.75インチ、さらに好ましくは約1.25インチ〜約1.75インチである。
【0036】
図16〜18では、本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッド200は、副部228が取り外し可能に連なる主部226を含んでもよい。主部226は、打面(図示せず)と後表面240とを含む。ガイドレール255aは、主部226の後表面240から突出し、これに沿って副部228が主部226にスライド自在に噛み合いうる蟻継ぎ部材を具える。例えば、主部226の蟻継ぎ部材は、間に蟻継ぎを形成するために、副部228に位置する凹状の補助的蟻継ぎ257aと噛み合いうる。したがって、ソール輪郭を調整するために、プレイヤーは副部228を外して、セパレート副部と置き換えるだろう。新しい副部は複数の選択肢から選ばれうる。これによって、各副部は、主部226に固定される場合、異なるソール輪郭を形成するように形成される。副部228を主部226につなぐための手段に関する他の形状や外形あるいは定位は、ここに示されたり又は記載されたりする。
【0037】
図19〜21では、本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッド200は、主部226の後表面240からのびる切断蟻継ぎを有するガイドレール255bを選択的に含む。主部226の切断蟻継ぎ部材は、副部228の受容部材225aに位置して間に蟻継ぎを形成する凹状の補助的切断蟻継ぎ257bに噛み合いうる。この切断蟻継ぎを用いて、副部228は主部226から外されたり、回転あるいは再度位置決めされたり、主部226に戻されたりしうる。第一定位においては副部228が第一ソール輪郭を規定し、第二定位においては、複数の副部を必要とすることなく、副部228が第二ソール輪郭を規定しうる。他の例では、複数の副部が設けられ、これによって各副部は少なくとも二つのソール輪郭を有する。したがって、プレイヤーは、ゴルフクラブヘッド200を好みやプレイ状況に応じてあるいはフィッティング作業として、調整しうる。上述のようにユーザーがソール輪郭を調整できるようにしながら見た目に美しいゴルフクラブヘッドを提供するために、副部228は主部226のフランジ244に隣接してもよい。
【0038】
副部228はさらに、受容部材225aを少なくとも部分的に囲む少なくとも一つの中空部250を含みうる。おもり又はダンピング材料は、それぞれ、質量特性又は振動応答を向上させるために、前記少なくとも一つの中空部250に設けられる。ガスケットは、主部226と副部228との間に随意に置かれる。
【0039】
図22〜24では、本発明の一以上の態様によるゴルフクラブヘッド200は、主部226の後表面240からのびる切断T字突部を含むガイドレール255cを選択的に有しうる。主部226のT字突部は、副部228の受容部材225bに位置しその間でT字ジョイントを形成するための補助的T字スロット257cと噛み合いうる。上述のように、クラブヘッド200のソール輪郭は、副部228を第一ソール輪郭に連なる第一の位置から第二ソール輪郭に連なる第二の位置まで回転させるあるいは再度位置づけることによって改良されうる。特筆すべきは、選択的に、ガイドレールが副部228上に形成されうることであり、受容部材が主部226上に形成されうることである。
【0040】
図17、19、22に示される本発明の各態様に関して、副部228はさらに、例えば固定部材235や、235a、235bのような一以上の固定部材によって主部226に固定されてもよい。より具体的に図19を参照すると、副部228は、固定部235を受ける一つ以上のねじ穴234を具える。固定部材235は、例えばねじ留め具あるいはねじを含んでもよく、チップ236を含みうる。固定部材235がねじ穴234と噛み合うとき、固定部材235のチップ236は主部226の切断蟻継ぎ部材255bを押す。その結果、固定部材235は主部226の後表面240から離れる方向に副部228を片寄せし、これにより、切断蟻継ぎ部材255bと副部228の補助的切断蟻継ぎスロット257bとがぴったりとはまるようになる。
【0041】
ここに示されたクラブヘッドは、金属やポリマー、セラミック、合成材料、木材を含む種々の材料から形成されうる。例えば、クラブヘッド100とクラブヘッド200は、 ステンレススチールあるいはチタン、グラファイト繊維強化エポキシ樹脂、また、柿材あるいはラミネートされたカエデ材から作られてもよい。一例では、クラブヘッドは少なくとも一部が、別名強化熱可塑性プラスチック(RTP)や強化熱可塑性樹脂(RTR)やガラス強化プラスチック(GRP)として知られる繊維強化またはガラス繊維強化プラスチック(FRP)から形成されてもよい。
【0042】
上記は実例であって、限定的なものではないことをご理解いただきたい。他の多くの実施形態が、上記を検討する当業者には明らかであろう。したがって、この範囲は、添付の請求項と、それに加えてこのような請求項に与えられる同等の全ての範囲に準拠して決められるものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主部と副部とを含むゴルフクラブヘッドであって、
前記主部は、
前表面を有する打面と
前表面の後ろにある後表面とを具え、
前記副部は、
前記主部の前記後表面に軸回転可能に連なり、前記主部に対し第一定位と第二定位との間で調整可能であって、
前記ゴルフクラブヘッドは、
前記副部が前記第一定位にあるときの第一ソール輪郭と、
前記副部が前記第二定位にあるときの第二ソール輪郭とを有し、
前記第一ソール輪郭は前記第二ソール輪郭とは異なることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項2】
ガスケットが前記主部と前記副部との間に設けられる請求項1のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記副部はその中に少なくとも一つの錘部を有した凹部を含む請求項1のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記副部はその中にダンピング材料を有した凹部を含む請求項1のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記第一ソール輪郭が第一バンス角を具え、前記第二ソール輪郭が第二バンス角を具え、前記第一バンス角は前記第二バンス角とは異なる請求項1のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
主部と副部とを含むゴルフクラブヘッドであって、
前記主部は、
リーディングエッジを具えた前表面を有する打面と、
前記前表面の後ろにある後表面と
ホーゼル中心線を有するホーゼルとを具え、
基準位置において、前記ゴルフクラブヘッドは、仮想水平地面に対してゴルフクラブヘッドのリーディングエッジにほぼ平行な仮想垂直ホーゼル面上に前記ホーゼル中心線があり、該ホーゼル中心線が前記仮想水平地面に対して実際のライ角に傾斜するよう方向づけられ、
前記副部は、
前記主部の前記後表面に軸回転可能に連なり、前記ゴルフクラブヘッドが前記基準位置にあるとき、この副部は、前記仮想垂直ホーゼル面に略垂直な仮想垂直フェース面に位置する回転軸を有し、
前記回転軸は、
前記回転軸に対して略並行で前記リーディングエッジに接し前記仮想垂直フェース面に位置する仮想線から、距離Yを隔てて位置し、
ソール高さと2°〜20°のバンス角が、
(0.4)・ソール高さ・cos(バンス角)≦ Y ≦(2.3)・ソール高さ・cos(バンス角)であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
前記バンス角は約8°〜約18°である請求項6のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
前記距離Yは約0.25インチ〜1.75インチである請求項6のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
前記ソール高さは約0.25インチ〜約1.25インチである請求項6のゴルフクラブヘッド。
【請求項10】
(0.7)・ソール高さ・cos(バンス角)≦ Y ≦(2.0)・ソール高さ・cos(バンス角)である請求項6のゴルフクラブヘッド。
【請求項11】
(1.2)・ソール高さ・cos(バンス角)≦ Y ≦(1.5)・ソール高さ・cos(バンス角)
である請求項6のゴルフクラブヘッド。
【請求項12】
ヒールと、トウ、主部、副部を含むゴルフクラブヘッドであって、
前記主部は、
リーディングエッジ及び複数のスコアラインを具えた前表面を有する打面と、
前記前表面の後ろにある後表面と、
ホーゼル中心線を有するホーゼルとを具え、
基準位置において、前記ゴルフクラブヘッドは、仮想水平地面に対して前記ゴルフクラブヘッドの前記リーディングエッジにほぼ平行な仮想垂直ホーゼル面上に前記ホーゼル中心線があり、該ホーゼル中心線が前記仮想水平地面に対して実際のライ角に傾斜するよう方向づけられ、
前記副部は、
前記主部の前記後表面に軸回転可能に連なり、
この副部は前記主部に対して第一定位と第二定位との間で調整可能であり、また
この副部は
前記ゴルフクラブヘッドが前記基準位置にあるとき、前記仮想垂直ホーゼル面に略垂直な仮想垂直フェース面に位置する回転軸を有し、
前記回転軸は、前記ゴルフクラブヘッドが前記基準位置にあるとき、ホーゼル面に略垂直でかつ前記ゴルフクラブヘッドの最遠横方向突出トウ点を通る仮想垂直トウ面から距離Xを隔てて位置し、
前記打面が略垂直に方向付けられかつ前記スコアラインが略水平となる前記ゴルフクラブヘッドを用いて、幅Wは、前記打面の前記前表面に略垂直で前記ヒールに最も近い前記副部の最遠横方向突出点を通る第一の仮想垂直面と前記打面の前記前表面に略垂直で前記トウに最も近い前記副部の最遠横方向突出点を通る第二の仮想垂直面との最短距離として特徴づけられ、
前記副部の前記第一定位または前記第二定位いずれかが、
0.3W ≦ X ≦ 0.7W
であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項13】
前記幅Wが約2.5インチ〜約3.5インチである請求項12のゴルフクラブヘッド。
【請求項14】
前記距離Xが約1.0インチ〜約2.0インチである請求項13のゴルフクラブヘッド。
【請求項15】
前記距離Xが約1.25インチ〜約1.75インチである請求項14のゴルフクラブヘッド。
【請求項16】
0.4W ≦ X ≦ 0.6Wである請求項12のゴルフクラブヘッド。
【請求項17】
前記ゴルフクラブヘッドが約8°〜約18°のバンス角を含む請求項12のゴルフクラブヘッド。
【請求項18】
ヒールと、トウ、主部、副部とを含むゴルフクラブヘッドであって、
前記主部は、
リーディングエッジと複数のスコアラインと面心とを具えた前表面を有する打面と、
前記前表面の後ろにある後表面と、
ホーゼル中心線を有するホーゼルとを具え、
基準位置において、前記ゴルフクラブヘッドは、仮想水平地面に対して前記ゴルフクラブヘッドの前記リーディングエッジにほぼ平行な仮想垂直ホーゼル面上に前記ホーゼル中心線があり、該ホーゼル中心線が前記仮想水平地面に対して実際のライ角に傾斜するよう方向づけられ、
前記副部は、
前記主部の前記後表面に軸回転可能に連なり、この副部は、前記ゴルフクラブヘッドが前記基準位置にあるとき、前記仮想垂直ホーゼル面に略垂直な仮想垂直フェース面に位置する回転軸を有し、
前記回転軸は、前記ゴルフクラブヘッドが前記基準位置にあるとき、前記ホーゼル面に略垂直でかつ前記ゴルフクラブヘッドの最遠横方向突出トウ点を通る仮想垂直トウ面から、距離Xを隔て位置し、
前記面心は、前記ゴルフクラブヘッドが前記基準位置にあるとき、前記仮想垂直トウ面から距離Cを隔てて位置し、距離Xと距離Cとが異なることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項19】
前記距離Xが約1.0インチ〜約2.0インチである請求項18のゴルフクラブヘッド。
【請求項20】
前記距離Xが約1.25インチ〜約1.75インチである請求項19のゴルフクラブヘッド。
【請求項21】
前記距離Cが約1.0インチ〜約2.0インチである請求項18のゴルフクラブヘッド。
【請求項22】
前記距離Cが約1.25インチ〜約1.75インチである請求項21のゴルフクラブヘッド。
【請求項23】
ゴルフクラブヘッドは約8°〜約18°のバンス角を有する請求項18のゴルフクラブヘッド。
【請求項24】
前記距離Xは前記距離Cより小さい請求項18のゴルフクラブヘッド。
である
【請求項25】
前記距離Xは前記距離Cより大きい請求項18のゴルフクラブヘッド。
【請求項26】
ゴルフクラブヘッドであって、
前表面を有する打面と前表面の後ろにある後表面とを具えた主部、
副部、
前記副部を前記主部につなぐ手段、及び
前記ゴルフクラブヘッドの前記後表面から離れて前記副部を片寄せする手段
を具えることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項27】
前記副部を前記主部につなぐ前記手段は蟻継ぎを含む請求項26のゴルフクラブヘッド。
【請求項28】
前記副部をつなぐ前記手段はT継ぎ手を含む請求項26のゴルフクラブヘッド。
【請求項29】
前記ゴルフクラブヘッドの前記後表面から離れて前記副部を片寄せする前記手段は留め具を含む請求項26のゴルフクラブヘッド。
【請求項30】
前記留め具は前記ゴルフクラブヘッドの前記後表面と接触する請求項29のゴルフクラブヘッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図4a】
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【図5】
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【図5a】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2012−192179(P2012−192179A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−53574(P2012−53574)
【出願日】平成24年3月9日(2012.3.9)
【出願人】(504017809)ダンロップスポーツ株式会社 (701)
【Fターム(参考)】