説明

サバキユニット

【課題】使用時には外れにくいが、交換性に優れたサバキ部材の取り付け構造を有するサバキユニットを提供する。
【解決手段】支持部材1の上端には、2つの板状の凸部3,3が設けられており、その先端には抜け止め用の係止部4が形成されている。サバキ部材5は、2つの凸部に対応する2つの貫通した孔6,6を有している。支持部材の凸部を、サバキ部材の孔に挿入して貫通させることにより、サバキ部材を支持部材の凸部に嵌合させて取り付け、係止部を孔の出口に係止させることで抜け止めとすることができる。使用時には外れにいが、交換は容易である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給紙装置等において支持部材に交換可能に取り付けられたサバキ部材を回転駆動される搬送ローラに当接するように設け、サバキ部材と搬送ローラの間に重なって送り込まれた印刷用紙を捌いて1枚ずつ搬送するためのサバキユニットに係り、特に、消耗品であるサバキ部材の交換を容易にしたサバキユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、センサで検出した用紙の待機位置に基づいてサバキモータを駆動し、サバキ板の角度を適切に自動調整することができる給紙装置が開示されている。この給紙装置においては、サバキ板は支持部材に支持されており、支持部材がサバキモータに連動するギア機構によって角度調整されるように構成されている。
【0003】
特許文献1に記載の給紙装置におけるサバキ板も含め、従来のサバキ板は一般的に平板状であり、印刷用紙を搬送ローラとの間で捌く際に印刷用紙から外力を受けるので、その外力によって支持部材から外れないように、支持部材に対して両面テープ等の粘着材料によって取り付けていた。
【0004】
例えば、図9は従来の給紙装置の給紙機構部を示す斜視図であり、印刷用紙を積載して昇降する給紙台100の上方には第1搬送ローラ101及び第2搬送ローラ102が配置され、奥側の第2搬送ローラ102に接してサバキユニット200が設けられている。図10はサバキユニット200の斜視図であり、給紙機構部のフレーム103に取り付けられる本体201と、その本体201に図示しない可動機構をもって取り付けられた支持部材としてのサバキ台202と、該サバキ台202に取り付けられて前記第2搬送ローラ102に接するサバキ板203を有している。
【0005】
図11に示すように、サバキ板203は、可動機構に取り付けられるサバキ台202の上面に、両面テープ等の粘着材料で取り付けられ、さらにサバキカバー204を組み付けられ、図12に示すように一体化される。
【特許文献1】特開2001−19186号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
サバキ板は消耗品であるため、使用している間に何度か交換する必要がある。交換の際、支持部材に粘着材料で貼られたサバキ板を剥がす作業は粘着材料が支持部材の取り付け面に残ってしまうこともあり、作業性に問題があった。
【0007】
また、サバキ板を貼り付けている支持部材の貼り付け面は面積が小さく、サバキ板を固定している粘着力は必ずしも十分ではない。このため、給紙装置の使用時に紙詰まりが発生し、詰まった印刷用紙を搬送ローラとサバキ板の間から除去する際には、詰まった印刷用紙と共にサバキ板が一緒に外れてしまうという問題もあった。
【0008】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、使用時には外れにくいが、交換性に優れたサバキ部材の取り付け構造を有するサバキユニットを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載されたサバキユニットは、
支持部材と、該支持部材に交換可能に取り付けられたサバキ部材とを有し、回転駆動される搬送ローラと前記サバキ部材との間で印刷用紙を搬送するためのサバキユニットにおいて、
前記支持部材に凸部又は凹部の一方が設けられ、前記サバキ部材に凸部又は凹部の他方が設けられ、前記凸部及び前記凹部が互いに嵌合することによって前記サバキ部材が前記支持部材に着脱可能に取り付けられたことを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載されたサバキユニットは、請求項1記載のサバキユニットにおいて、
前記支持部材に設けられた凸部と、前記サバキ部材に設けられた凹部が、着脱自在に嵌合することを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載されたサバキユニットは、請求項2記載のサバキユニットにおいて、
前記サバキ部材の前記凹部が入口と出口を有する貫通した孔であり、前記凸部の先端には抜け止め用の係止部が形成されており、前記凸部を前記孔の前記入口から挿入して前記出口に貫通させることにより前記係止部を前記孔の出口に係止させて抜け止めとすることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載されたサバキユニットは、請求項3記載のサバキユニットにおいて、
前記支持部材の凸部が複数設けられており、前記サバキ部材の前記凹部が複数の前記凸部に対応して仕切部で仕切られた複数の前記孔から構成されていることを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載されたサバキユニットは、請求項1記載のサバキユニットにおいて、
前記支持部材に設けられた凹部と、前記サバキ部材に設けられた凸部が、着脱自在に嵌合することを特徴としている。
【0014】
請求項6に記載されたサバキユニットは、請求項1乃至5のいずれか一つに記載のサバキユニットにおいて、
前記搬送ローラに当接する前記サバキ部材の後縁に面取り部を設けたことを特徴としている。
【0015】
請求項7に記載されたサバキユニットは、請求項1乃至6のいずれか一つに記載のサバキユニットにおいて、
前記サバキ部材が、上面と下面を入れ換えて前記支持部材に取り付けられるように構成したことを特徴としている。
【0016】
請求項8に記載されたサバキユニットは、請求項1乃至6のいずれか一つに記載のサバキユニットにおいて、
前記サバキ部材が、搬送方向の前後を入れ換えて前記支持部材に取り付けられるように構成したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
請求項1、2及び5に記載されたサバキユニットによれば、サバキ部材は支持部材に対し、両部材の凸部及び凹部の嵌合によって着脱可能に取り付けられているので、使用時には外れにくいが、交換性には優れている。
【0018】
請求項3に記載されたサバキユニットによれば、サバキ部材の凹部が入口と出口を有する貫通した孔であり、支持部材の凸部の先端には抜け止め用の係止部が形成されているので、支持部材の凸部をサバキ部材の孔の入口から挿入して出口に貫通させれば、凸部の先端にある係止部を孔の出口に係止させることができ、これが抜け止めとなって使用時には特に外れにくいが、交換性には優れている。
【0019】
請求項4に記載されたサバキユニットによれば、支持部材の複数の凸部に対応して、サバキ部材の孔は仕切部によって複数に仕切られている。このため、サバキ部材は、少なくとも仕切部のある部分において孔の拡幅が抑制されるので、浮き上がったサバキ部材の表面に印刷用紙が突き当たってジャムを生じるといった不都合が生じにくい。
【0020】
請求項6に記載されたサバキユニットによれば、搬送ローラに当接するサバキ部材の後縁に角が摩耗したような平坦な面取り部を始めから設けており、この状態でサバキ圧力や搬送ローラに対する設定角度を適宜に設定して所望のサバキ性能が得られるようにしている。サバキ部材の面取り部は、使用による形状の変化が起きにくく、従って面取り部のない角のある状態のサバキ部材のように使用につれて角が摩耗してサバキ性能が短期間に変化してしまう場合に比べれば、本発明では初期のサバキ性能が長期の使用時間にわたって保証される。
【0021】
請求項7に記載されたサバキユニットによれば、使用につれて上面側が摩耗して使用に耐えなくなった場合は、上面と下面を入れ換えて支持部材に付け替えることにより、新品状態の下面を使用に供することができる。
【0022】
請求項8に記載されたサバキユニットによれば、上面の印刷用紙を迎える前縁側又は搬送ローラと接触する後縁側の一方が摩耗して使用に耐えなくなった場合は、右と左を入れ換えて支持部材に付け替えることにより、同じ上面の後縁側を前縁側とし、又は同じ上面の前縁側を後縁側とすることができるので、同じ面の新品状態の縁辺を印刷用紙が突き当たる側又は搬送ローラと接触する側として使用に供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
1.第1実施形態(図1〜図4)
本例を含めて本発明の各実施形態で説明するサバキユニットとは、印刷装置等の給紙装置に設けられる機構であり、搬送ローラとの間で印刷用紙を捌くための部材であるサバキ部材が支持部材に交換可能に取り付けられた構造を有している。
【0024】
図1に示す支持部材1は、図示しない給紙装置のフレーム等に取り付けられる板状の本体部1aと、本体部1aの上部に連続して設けられ、図中左側から右側へ向けての給紙方向において、給紙先(右側)に凹所2が生じるように給紙元(左側)に向けて膨出して形成された取り付け部1bとを有しており、さらに取り付け部1bの先端の給紙先側(右側)には、2つの凸部3,3が設けられている。
【0025】
本例の2つの凸部3,3は、水平面よりもやや斜め上方に向けて設けられた断面矩形の板状の部材であり、2つの凸部3,3の間には所定寸法の隙間があり、さらに各々の先端には抜け止め用の係止部4が形成されている。係止部4は、図1中の拡大図に示すように、凸部3の先端上面に形成された幅方向(印刷用紙の搬送方向と直交する方向)に連続する略角柱状の突起である。
【0026】
図1に示すサバキ部材5は弾性を有するブロック状の部材(ブロック状の弾性部材)であり、前記支持部材1の前記各凸部3が嵌合する凹部として2つの孔6を有している。これら2つの孔6は、印刷用紙の搬送方向について連続する中央の仕切部7(壁)で仕切られている。また各孔6は断面略矩形であり、印刷用紙の搬送方向について手前の入口と先方の出口とにおいて前後に貫通している。
【0027】
図2に示すように、支持部材1の各凸部3を、サバキ部材5の各孔6の入口から挿入して出口を貫通させることにより、サバキ部材5を支持部材1の凸部3に嵌合させて取り付け、さらに角柱状の係止部4が孔6の出口に係止して面で抑えることで確実な抜け止めとすることができる。なお、サバキ部材5を取り外す際には、サバキ部材を弾性変形させて強引に取り外す。
【0028】
そして、図3に示すように、図示しない給紙装置の本体に取り付けられるフレーム10に、図示しない可動機構を介して前記支持部材1を取り付けてサバキユニットを構成する。なお、図3においては、印刷用紙の搬送方向に関し、サバキ部材5の後方にある前記支持部材1の前記凹所2には、サバキ部材5と同様の機能を発揮するサバキローラ11が配置されている。
【0029】
このサバキユニットを、図9を参照して説明した従来例のように、給紙装置の所定位置に取り付ければ、サバキユニットのサバキ部材5は、その上方にある搬送ローラ(図9においては第2搬送ローラ102)に下方から所定の圧力をもって突き当たるように配置される。回転駆動される搬送ローラとサバキ部材5との間に複数の印刷用紙が重なって供給されれば、これらを捌いて一枚の印刷用紙を先に送り出すことができる。
【0030】
本例によれば、サバキ部材5の凸部3と支持部材1の孔6(凹部)が嵌合することにより、サバキ部材5が支持部材1に取外し可能でありながら確実に取り付けられており、しかもその嵌合状態は支持部材1の凸部3がサバキ部材5の孔6を貫通し、凸部3の先端の係止部4が孔6の出口に係止した状態であるので、係止部4がない状態に比べれば特に外れにくくなっている。従って、給紙装置の使用時に紙詰まりが発生し、詰まった印刷用紙を搬送ローラとサバキ部材5の間から除去する際に、詰まった印刷用紙と共にサバキ部材5が一緒に外れてしまうという問題は発生しない。また、凸部3と孔6の嵌合であり、凸部3の係止部4が孔6の出口に係止した状態ではあるが、作業者が通常の工具等を使用して通常の力で作業する限り、サバキ部材5を支持部材1から外す作業は特に問題なく行うことができ、粘着材料等で貼り付ける構造に比べて交換性にも優れている。
【0031】
さらに、本例によれば、サバキ部材5の孔6は仕切部7によって複数に仕切られているので、サバキ部材5は、少なくとも仕切部7のある部分において孔6の拡幅が抑制される。すなわち、仕切部7が無ければ、孔6の上壁は幅方向に連続した長い部材であって特段の支持構造もなく、差し込まれた凸部3に乗っただけの状態であるため、何らかの理由で上方に撓んで印刷用紙の搬送経路を塞いでしまうといった不都合が発生する恐れがある。しかし、本例では孔6が仕切部7で仕切られて2つに分かれており、従って孔6の上壁は幅方向の中間で仕切部7に結合されて抑制された状態にあるため、何らかの理由で上方に撓む方向に力を受けても、実際の撓み量は少なく、印刷用紙の搬送経路を塞いでジャムを生じてしまうといった不都合が発生する恐れは少ない。
【0032】
図4は、本例における変形例のサバキ部材5aを示す斜視図である。サバキ部材5の上面の後縁は、搬送ローラに当接する部分であるが、この部分には面取り部8が設けられている。後縁にこのような面取り部8がなく、後縁が通常の角部であれば、この角部は回転駆動される搬送ローラに接して使用されているうちに面取りされたように摩耗してしまい、最初の状態から変化してしまうために所期の捌き性能を得られなくなってしまう。
【0033】
しかし、この変形例によれば、搬送ローラに当接するサバキ部材5の上面の後縁に角が摩耗したような平坦な面取り部8を始めから設けており、この状態でサバキ圧力や搬送ローラに対する設定角度を適宜に設定して所望のサバキ性能が得られるようにしている。サバキ部材5の面取り部8は、使用により摩耗が生じても形状の変化が起きにくく、従って面取り部8のない角のある状態のサバキ部材5のように使用につれて角が摩耗してサバキ性能が短期間に変化してしまう場合に比べれば、当初の捌き性能が長期の使用時間にわたって保持されることとなる。これは、搬送ローラに当接するサバキ部材の縁に面取りを施さず、サバキ部材の搬送ローラと接触する部分が角のある状態では、サバキ部材は搬送ローラに対して略線で接触する状態となって摩耗が激しくなるが、面取りしていればサバキ部材は搬送ローラに対して略面で接触する状態となるために摩耗の程度が低減されるからである。
【0034】
2.第2実施形態(図5、図6)
本例はサバキ部材5bの構造が第1例と異なる。
本例のサバキ部材5bは、第1例の変形例で説明したような面取り部8が、上面の後縁だけでなく、上面の前縁と、下面の後縁及び下面の前縁にも設けられている。すなわち、全体として横方向に細長い略矩形状であるサバキ部材5の4つの長縁辺に、すべて面取り部8が設けられている。
【0035】
このような構造であれば、使用につれて搬送ローラとの接触部や送り込まれる印刷用紙が衝突する部分等が摩耗した場合、サバキ部材5bを上下又は左右を反転させて支持部材1に付け替えることで、新品のサバキ部材に交換したのと同様の状態とすることができる。
【0036】
すなわち、使用につれて上面側が摩耗して使用に耐えなくなった場合は、上面と下面をひっくり返して支持部材1に付け替えることにより、新品状態の下面を使用に供することができる。
【0037】
また、上面の搬送ローラと接触する後縁側が摩耗して使用に耐えなくなった場合は、右と左を入れ換えて支持部材1に付け替えることにより、同じ上面の後縁側を前縁側とし、同じ上面の前縁側を後縁側とすることができるので、同じ面の新品状態の縁辺(面取り部8)を搬送ローラと接触する側として使用に供することができる。
【0038】
3.第3実施形態(図7)
本例は、支持部材11に設けられた凹部12と、サバキ部材15に設けられた凸部13が、着脱自在に嵌合する構造である。
図7に示すように、支持部材11の上端部は印刷用紙の搬送方向に向けて斜め上方に延設されており、その上面には左右両端面に貫通した取り付け溝14が形成されている。取り付け溝14の内面の前面及び後面には、それぞれ矩形の凹部12が2箇所ずつ形成されている。サバキ部材15は矩形の板体であって、その長さは前記取り付け溝14の長さと同等であり、その厚さは、前記取り付け溝14の深さと略同等である。サバキ部材15の長辺側である前面及び後面には、前記凹部12に対応して2つずつの矩形板状の凸部13が形成されている。
【0039】
サバキ部材15を支持部材11の取り付け溝14に押し込み、サバキ部材15の凸部13を支持部材11の凹部12に嵌合させることにより、サバキ部材15を支持部材11に取り付けることができる。使用時には外れにくいが、作業者が通常の工具等を使用して通常の力で作業する限り、サバキ部材15を支持部材11から外す作業は特に問題なく行うことができ、粘着材料等で貼り付ける構造に比べて交換性にも優れている。
【0040】
本例においても、サバキ部材15の一部に摩耗等が生じた場合には、サバキ部材15を上下逆にして取り付け直したり、左右逆にして取り付け直したりすることができる。
【0041】
4.第4実施形態(図8)
本例も、第3実施形態と同様、支持部材21に設けられた凹部22と、サバキ部材25に設けられた凸部23が、着脱自在に嵌合する構造である。
図8に示すように、支持部材21の上端部は印刷用紙の搬送方向に向けて斜め上方に延設されており、その上面には矩形の取り付け溝24が形成されている。取り付け溝24の内面の右面及び左面には、それぞれ矩形の凹部22が1箇所ずつ形成されている。サバキ部材25は矩形の板体であって、その外形状は前記取り付け溝24の内形状と同等であり、その厚さは、取り付け溝24の深さと略同等である。サバキ部材25の短辺側である右面及び左面には、前記凹部22に対応して1つずつの矩形板状の凸部23が形成されている。
【0042】
サバキ部材25を支持部材21の取り付け溝24に押し込み、サバキ部材25の凸部23を支持部材21の凹部22に嵌合させることにより、サバキ部材25を支持部材21に取り付けることができる。使用時には外れにくいが、作業者が通常の工具等を使用して通常の力で作業する限り、サバキ部材25を支持部材21から外す作業は特に問題なく行うことができ、粘着材料等で貼り付ける構造に比べて交換性にも優れている。
【0043】
本例においても、サバキ部材25の一部に摩耗等が生じた場合には、サバキ部材25を上下逆にして取り付け直したり、左右逆にして取り付け直したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】第1実施形態のサバキユニットの要部分解斜視図である。
【図2】第1実施形態のサバキユニットの要部斜視図である。
【図3】第1実施形態のサバキユニットの全体斜視図である。
【図4】第1実施形態のサバキ部材の変形例を示す斜視図である。
【図5】第2実施形態におけるサバキ部材の斜視図である。
【図6】第2実施形態におけるサバキ部材の側面図である。
【図7】第3実施形態のサバキユニットの要部分解斜視図である。
【図8】第4実施形態のサバキユニットの要部分解斜視図である。
【図9】従来の給紙装置の給紙機構部の一例を示す斜視図である。
【図10】従来のサバキユニットの一例を示す斜視図である。
【図11】従来のサバキユニットの要部分解斜視図である。
【図12】従来のサバキユニットの要部斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1,11,21…支持部材
3,13,23…凸部
4…係止部
5,5a,5b,15…サバキ部材
6…凹部としての孔
7…仕切部
8…面取り部
12,22…凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持部材と、該支持部材に交換可能に取り付けられたサバキ部材とを有し、回転駆動される搬送ローラと前記サバキ部材との間で印刷用紙を搬送するためのサバキユニットにおいて、
前記支持部材に凸部又は凹部の一方が設けられ、前記サバキ部材に凸部又は凹部の他方が設けられ、前記凸部及び前記凹部が互いに嵌合することによって前記サバキ部材が前記支持部材に着脱可能に取り付けられたことを特徴とするサバキユニット。
【請求項2】
前記支持部材に設けられた凸部と、前記サバキ部材に設けられた凹部が、着脱自在に嵌合することを特徴とする請求項1記載のサバキユニット。
【請求項3】
前記サバキ部材の前記凹部が入口と出口を有する貫通した孔であり、前記凸部の先端には抜け止め用の係止部が形成されており、前記凸部を前記孔の前記入口から挿入して前記出口に貫通させることにより前記係止部を前記孔の出口に係止させて抜け止めとすることを特徴とする請求項2記載のサバキユニット。
【請求項4】
前記支持部材の凸部が複数設けられており、前記サバキ部材の前記凹部が複数の前記凸部に対応して仕切部で仕切られた複数の前記孔から構成されていることを特徴とする請求項3記載のサバキユニット。
【請求項5】
前記支持部材に設けられた凹部と、前記サバキ部材に設けられた凸部が、着脱自在に嵌合することを特徴とする請求項1記載のサバキユニット。
【請求項6】
前記搬送ローラに当接する前記サバキ部材の後縁に面取り部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のサバキユニット。
【請求項7】
前記サバキ部材が、上面と下面を入れ換えて前記支持部材に取り付けられるように構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載のサバキユニット。
【請求項8】
前記サバキ部材が、搬送方向の前後を入れ換えて前記支持部材に取り付けられるように構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載のサバキユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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