サンシェード収納フック

【課題】未使用時に収納場所がないため、車内に無造作に置かれるサンシェードを収納するための、サンシェード収納フックを提供する。
【解決手段】クリップ部と返しフックを設け、クリップ部で車のサンバイザーをはさみ、返しフック部でサンシェードが落下しないよう引っかけ、サンシェードをサンバイザー部に収納する、サンシェード収納フック。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、未使用時に収納場所がないため、車内に無造作に置かれるサンシェードを収納するための、サンシェード収納フックに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
サンシェードは、使用する際は、ジャバラを広げて室内からフロントウインドウに貼り付け、車内の温度上昇の抑制に効果を発揮している。しかし、使用後の収納に関しては、適切な収納場所がなく、後部座席などに放置される状態である。
また、後部座席置いた場合、使用の都度、身体を後方に向けサンシェードを取るため、その際、無理な体勢になることもあり、身体に負担が掛かることがある。
【特許文献１】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そのため、次のような問題点があった。
（イ）収納場所がないため、車内に散乱していた。
（ロ）後部座席の座部や足下に放置されることが多く、そのため、使用の度に後部座席に向き、無理な体勢からサンシェードを取っていた。そのため、筋を伸ばすなど、身体に影響を与えることもあった。
（ハ）後部座席に放置した場合、後部座席を人が利用する際には、更に収納場所に苦慮していた。
（ニ）後部座席より更に後方のリヤウインドウ下に置くこともあるが、運転席からその位置までは距離があり、運転席に座ったままでは、置いたり取ったりすることはできない。そのため、一端車外に出るなどして後部座席に移り、リヤウインドウ下に置くなど、手間が掛かっていた。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
クリップ部１と返しフック２を設け、クリップ部１で車のサンバイザーをはさみ、返しフック部２でサンシェードが落下しないよう引っかけ、サンシェードをサンバイザー部に収納するように構成したサンシェード収納フックである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明は、サンバイザーに収納することで、運転席に座ったままの状態で対処でき、効率よくスピーディーに使用したり収納できたりする。したがって、車内での散乱がなくなり車内がスッキリする。また、後部座席利用時にも影響を及ぼさない。
また、運転席で正面に向いたまま対処できるため、後方に向くといった無理な体勢にもならず、身体にも安全である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）サンバイザーに固定するため、クリップ部を設ける。
クリップ部は滑り落ちないよう、より安全を考え、波形形状とする。か滑り止めのシートを設ける。
（ロ）クリップ部側とは逆側に、サンシェードを固定するためのフックを設ける。
サンシェードが容易に落下しないよう、より安全を考え、フックの先端に返し部設ける。
（ハ）バックミラー近辺に手元灯・室内灯が設置されている車の場合は、上記形態では、照明類利用に影響を与える。そのためクリップ部からフックまでにアームを設けることで、サンバイザーの端からフックまでを延長し、照明類利用に影響を与えない距離を確保する。
（ニ）フック部を二股に別け、フック間の距離を取り、収納する幅を広げ、同時にクリップ部も幅を持たせ、サンバイザー使用時にサンシェード収納が安定する形状も考慮する。
本発明は、以上の構成によりなりたっている。
※使用方法の説明
本発明を使用するときは、フックを上向きにした状態で、クリップ部をサンバイザーに取り付る。
サンシェードを収納する際に、サンバイザーを下げ、サンシェードがフックに掛かるよう乗せ、サンバイザーを上に戻す。
サンシェードはサンバイザーを利用する形で収納する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
【０００８】
１クリップ部
２返しフック

【特許請求の範囲】
【請求項１】
クリップ部の一端に返しフックを設け、クリップ部で車のサンバイザーをはさみ、返しフック部でサンシェードを引っかけ、サンシェードをサンバイザー部に収納するように構成したサンシェード収納フック。

【図１】