説明

シューズバンド

【課題】甲の部分が広く開いている靴は脱げ易く歩きにくい。歩き易くするため足の甲と靴を押さえるシューズバンドが取り外しできないと他の靴に使用できない。又長さ調節ができにくいシューズバンドは足のサイズ靴のサイズが変わってしまうと使いにくい。又靴底を通るシューズバンドは汚れやすい。
【解決手段】中止め具と下止め具が結合され、上止め具の軸と前記下止め具の軸受けとが結合された部分を支点に、前記上止め具が回転し、前記中止め具を押したり戻したりする着脱止め具、又は、上止め具の軸受けと、下止め具の軸が結合し、前記上止め具と前記下止め具との間に結合されたバネ板が押されて曲がったり復元したりする着脱止め具とが、開け閉めすることで靴の縁への着脱を可能にし、前記着脱止め具とベルトが接続され、前記ベルトに取り付けられた調節具の中で、ベルトがスライドすることで長さ調節をする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着脱止め具の部品を開け閉めすることで着脱できる着脱止め具と調節具を使って長さ調節のできるベルトを組み合わせたシューズバンドで靴の縁上部をはさみ、足の甲の部分を押さえて靴を脱げにくくするものである。
【背景技術】
【0002】
従来婦人靴で足の甲の部分が広く開いた靴は歩く時脱げ易く、靴を脱げないように 足の甲を押さえるバンドが、靴の外側をぐるりと一周(図4参照)するため、靴底の バンドの部分が汚れやすく、又靴の片方が固定されているもの(例えば実用新案文献 1参照)では、バンドの部分の長さが調節しにくいものがあり、取り外せないので他 の靴に利用できなかった。又こども靴では、こどもの足の成長が早いため大きめの靴 を履く事もあり足と靴の間に隙間ができて脱げ易かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案第3035815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
足の甲の部分が広く開いている靴は脱げ易く歩きにくい。歩き易くするため足の甲と靴を押さえるシューズバンドが取り外しできないと他の靴に使用できない。又長さ調節ができにくいシューズバンドは足のサイズ靴のサイズが変わってしまうと使いにくい。又靴底を通るシューズバンドは汚れやすいので踵の低い靴に使用できない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決しようとするもので、着脱可能で長さ調節ができるシューズバンドを提供することにより、靴が脱げるのを防止することを目的とするものである。
【0006】
本発明は、一端に上滑り止めaと他端に押し部aとベルト通し穴aを設け、小突起aを折り曲げ軸受けaを設け、バネ板止目aを設けた上止め具aと、開け閉めする時の動力となるバネ板と、一端に下滑り止aと他端に押し部bを設け、小突起bを折り曲げて軸aを設け、バネ板止めbを設けた下止め具aとで、前記軸aと前記軸受けaが結合されていて、前記バネ板が前記上止め具aと前記下止め具aの間に結合されている着脱止め具a及びbと、前記着脱止め具aに接続された足の甲を押さえるベルトからなるシューズバンド又は、ベルトの一端が調節具中心に取り付けられていて、前記ベルトの他端がベルト通し穴aを通り、次にベルト通し穴cを通り、さらにベルト通し穴dを通り着脱止め具bに取り付けられていて、前記ベルトがスライドすることで長さ調節ができる調節具とからなる請求項1に記載のシューズバンド又は、一端に押し部cと軸bを設け略直角方向に曲げられた上止め具bと、一端に上滑り止めbと他端に舌片aを設けた中止め具aと、一端に下滑り止めbと他端にベルト通し穴bと小突起cと同じ方向に折り曲げた舌片受けaを設け、前記小突起cを折り曲げて軸受けbを設けた下止め具bとで、前記軸bと前記軸受けbが結合されていて、前記舌片aと前記舌片受けaが結合している着脱止め具c及びdと、前記着脱止め具cに接続された足の甲を押さえるベルトとからなるシューズバンド又は、ベルトの一端が調節具中心に取り付けられていて、前記ベルトの他端がベルト通し穴bを通り、次にベルト通し穴cを通り、さらにベルト通し穴dを通り着脱止め具dに取り付けられていて、前記ベルトがスライドすることで長さ調節ができる調節具とからなる請求項3に記載のシューズバンド又は、一端に押し部dと軸cを設け略直角方向に曲げられた上止め具cと、一端に上滑り止めcと他端に舌片bを設けた中止め具bと、一端に下滑り止めcと他端に小突起dと同じ方向に曲げられた舌片受けbを設け前記小突起dを折り曲げて軸受けcを設けた下止め具cとで、前記軸cと前記軸受けcが結合されていて、前記舌片bと前記舌片受けbが結合している着脱止め具e及びfと、前記着脱止め具e及びfと結合されたリングa及びbと、前記リングa及びbに接続された足の甲を押さえるベルトとからなるシューズバンド。又は、ベルトの一端が調節具中心に取り付けられていて、前記ベルトの他端がリングaを通り、次にベルト通し穴cを通り、さらにベルト通し穴dを通り、リングbに取り付けられ、さらに着脱止め具fに結合されていて、前記ベルトがスライドすることで長さ調節ができる調節具とからなる請求項5に記載のシューズバンドを提供することにより上記課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のシューズバンドは、取り付けが出来るようにして靴が脱げるのを防止することが出来た。また取り付け取り外しが自由なのでほかの靴にも使うことが出来る。長さ調節が出来るので足のサイズや靴のサイズが変わっても適合出来るようになった。また靴底をシューズバンドが通らないので汚れなくなった。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】シューズバンドを着用した際の説明図
【図2】靴にシューズバンドを取り付けた際の説明図
【図3】調節具の正面図
【図4】シューズバンドの着用例の説明図
【図5】靴とシューズバンドの断面図で脱止め具a及びbを用いた時
【図6】靴とシューズバンドの断面図で調節具と着脱止め具a及びbを用いた時
【図7】靴とシューズバンドの断面図で着脱止め具c及びdを用いた時
【図8】靴とシューズバンドの断面図で調節具と着脱止め具c及びdを用いた時
【図9】靴とシューズバンドの断面図で着脱止め具e及びfを用いた時
【図10】靴とシューズバンドの断面図で調節具と着脱止め具e及びfを用いた時
【図11】シューズバンドの正面図で着脱止め具e及びfを用いた時
【図12】シューズバンドの正面図で調節具と着脱止め具e及びfを用いた時
【図13】着脱止め具a及びbの斜視図
【図14】着脱止め具a及びbの個別部品の説明(1)上止め具aの説明図 (2) バネ板の説明図(3)下止め具aの説明図
【図15】(1)着脱止め具a及びbを開いて靴の縁に取り付ける時の説明図 (2)着脱止め具a及びbを閉じて靴の縁から取り外す時の説明図
【図16】着脱止め具c及びdの斜視図
【図17】着脱止め具c及びdの個別部品の説明図(1)上止め具bの説明図(2)中止め具aの説明図(3)下止め具bの説明図
【図18】(1)着脱止め具c及びdを開いて靴の縁に取り付ける時の説明図 (2)着脱止め具c及びdを閉じて靴の縁から取り外す時の説明図
【図19】着脱止め具e及びfの斜視図
【図20】着脱止め具e及びfの個別部品の説明図(1)上止め具cの説明図(2)中止め具bの説明図(3)下止め具cの説明図(4)リングa及びbの説明図
【図21】(1)着脱止め具e及びfを開いて靴の縁に取り付ける時の説明図 (2)着脱止め具e及びfを閉じて靴の縁から取り外す時の説明図
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本シューズバンド53を着用した際の説明図である。靴の縁を挟んで取り付けている状態である。
【0010】
図2は、靴の縁にシューズバンド53を取り付けた際の説明図である。
【0011】
図3は、調節具29の正面図である。調節具中心30を設けていてベルト通し穴c47とベルト通し穴d48の部分は開いている。この部分をベルトが自由に行き来する。
【0012】
図4は、従来のシューズバンドの着用例の説明図である
【0013】
(シューズバンドを靴に着脱する方法の説明は0023に示す。)
図5は、図2のA−Aの断面図で、着脱止め具a1及びb2を取り付けた時のベルト28のつなぎ方の説明である。靴の縁上部a24を挟んでいる着脱止め具a1のベルト通し穴a45に、前記ベルト28の一端が接続され、他端が前記着脱止め具b2に接続され、前記着脱止め具b2が靴の縁上部b25を挟んでいる。
【0014】
図6は図2のA−Aの断面図で、調節具29と着脱止め具a1及びb2を取り付けた時のベルト28の通し方の説明である。靴の縁上部a24を挟んでいる着脱止め具a1のベルト通し穴a45を、前記調節具29に設けられた調節具中心30に取り付けられている前記ベルト28の一端が通り、次にベルト通し穴c47を通り、さらにベルト通し穴d48を通り、着脱止め具b2と接続され、前記着脱止め具b2が靴の縁上部b25を挟んでいる。まず、前記ベルト28をルーズに動かして長さを決め、次に前記ベルト28を左右に引くと前記ベルト28と前記ベルト28さらに前記調節具29との間に摩擦が生じ、前記ベルト28が固定して長さ調節が出来る。
【0015】
(シューズバンドを靴に着脱する方法の説明は0026に示す。)
図7は、図2のA−Aの断面図で、着脱止め具c3及びd4を取り付けた時のベルト28のつなぎ方の説明である。靴の縁上部a24を挟んでいる着脱止め具c3のベルト通し穴b46に、前記ベルト28の一端が接続され、他端が着脱止め具d4と接続され、前記着脱止め具d4が靴の縁上部b25を挟んでいる。
【0016】
図8は、図2のA−Aの断面図で、調節具29と着脱止め具c3及びd4を取り付けた時のベルト28の通し方の説明である。靴の縁上部a24を挟んでいる着脱止め具c3のベルト通し穴b46を、前記調節具29に設けられた調節具中心30に取り付けられている前記ベルト28の一端が通り、次にベルト通し穴c47を通り、さらにベルト通し穴d48を通り、着脱止め具d4と結合され、前記着脱止め具d4が靴の縁上部b25を挟んでいる。まず、前記ベルト28をルーズに動かして長さを決め、次に前記ベルト28を左右に引くと前記ベルト28と前記ベルト28さらに前記調節具29との間に摩擦が生じ、前記ベルト28が固定して長さ調節ができる。
【0017】
(シューズバンドを靴に着脱する方法の説明は0029に示す。)
図9は、図2のA−Aの断面図で、着脱止め具e5及び着脱止め具f6を取り付けた時のベルト28のつなぎ方の説明である。靴の縁上部a24を挟んでいる着脱止め具e5がリングa7と結合され、前記リングa7と前記ベルト28の一端が接続され、他端が着脱止め具f6と接続され、前記着脱止め具f6が靴の縁上部b25を挟んでいる。
【0018】
図10は図2のA−Aの断面図で、調節具29と着脱止め具e5及び着脱止め具f6を取り付けた時のベルト28の通し方の説明である。靴の縁上部a24を挟んでいる前記着脱止め具e5がリングa7と結合され、前記調節具29に設けられた調節具中心30に取り付けられている前記ベルト28の一端が前記リングa7を通り、次にベルト通し穴c47を通り、さらにベルト通し穴d48を通りリングb8に接続され、前記リングb8が前記着脱止め具f6と結合され、靴の縁上部b25を挟んでいる。まず、前記ベルト28をルーズに動かして長さを決め、次に前記ベルト28を左右に引くと、前記ベルト28と前記ベルト28さらに前記調節具29との間に摩擦が生じ、前記ベルト28が固定して長さ調節が出来る。
【0019】
図11は、シューズバンド53の正面図である。
着脱止め具e5とリングa7が結合され、前記リングa7にベルト28が接続され、前記ベルト28にリングb8が接続され、前記リングb8に着脱止め具f6が結合している図である。又前記着脱止め具e5及びf6に替えて、図16に示すリングの代わりにベルトを通す穴が本体と一体になっている着脱止め具c3及びd4を取り付けた場合、又は図13に示すバネの力で開け閉めする着脱止め具a1及びb2を取り付けた場合も同じつなぎ方である。なお、ベルトの素材を伸縮性のある線維やゴム、ビニール、革などで作ればデザイン性の高いシューズバンドになる。
【0020】
図12は、シューズバンドを53の正面図である。調節具29と着脱止め具e5及び着脱止め具f6を取り付けた場合で、前記着脱止め具e5とリングa7が結合され、前記リングa7に前記調節具29が装着されたベルト28が接続され、前記ベルト28にリングb8が接続され、前記リングb8に前記着脱止め具f6が結合している図である。又前記着脱止め具e5及びf6に替えて、図16に示すリングの代わりにベルトを通す穴が本体と一体になっている着脱止め具c3及びd4を取り付けた場合、又は図13に示すバネの力で開け閉めする着脱止め具a1及びb2を取り付けた場合も同じつなぎ方である。なお、ベルトの素材を伸縮性のある線維やゴム、ビニール、革などで作ればデザイン性の高いシューズバンドになる。
【0021】
図13は、着脱止め具a1及びb2の斜視図である。
この着脱止め具a1及びb2は、一端に上滑り止めa18と他端に押し部a41とベルト通し穴a45を設け、小突起a49を折り曲げて軸受けa34を設け、バネ板止めa26を設けた上止め具a9と、開け閉めする時の動力となるバネ板12と、一端に下滑り止めa21と他端に押し部b42を設け、小突起b50を折り曲げて軸a31を設け、バネ板止めb27を設けた下止め具a15とからなる。前記軸a31と前記軸受けa34が結合されていて、バネ板12が前記上止め具a9と前記下止め具a15の間に結合され、前記バネ板止めa26と前記バネ板止めb27により固定され、バネの反発力が働いて前記押し部a41と前記押し部b42の間が開き、逆に前記上滑り止めa18と前記下滑り止めa21の間が閉じる。
【0022】
図14は、図13の個別部品の説明図である。
図14の(1)は、上止め具a9の説明図である。
一端に上滑り止めa18と他端に押し部a41とベルト通し穴a45を設け、小突起a49を折り曲げて軸受けa34を設け、バネ板12を、固定する為のバネ板止めa26とからなる。
図14の(2)は、バネ板12の説明図である。
U字型にしたバネの弾力を利用して、着脱止め具を開け閉めする。
図14の(3)は、下止め具a15の説明図である。
一端に下滑り止めa21と他端に押し部b42を設け、小突起b50を折り曲げて軸a31を設け、バネ板12を固定する為のバネ板止めb27とからなる。
【0023】
図15は、着脱止め具a1及びb2を開け閉めして靴の縁に取り付け
取り外しをする方法の説明図である。
図15の(1)は、着脱止め具a1及びb2が開いた時の説明図である。一端に上滑り止めa18と他端に押し部a41とベルト通し穴a45を設け、小突起a49を折り曲げて軸受けa34を設け、バネ板止めa26とからなる上止め具a9と、U字に曲げられた弾力性のあるバネ板12と、一端に下滑り止めa21と他端に押し部b42を設け、小突起b50を折り曲げて軸a31を設け、バネ板止めb27とからなる下止め具a15とで、前記軸a31と前記軸受けa34が結合されている。又、前記バネ板12が前記上止め具a9と前記下止め具a15の間に結合されていて前記バネ板止めa26と前記バネ板止めb27により固定されている。押し部a41と、押し部b42を同時に押すと、前記バネ板12が曲がり、上滑り止めa18と下滑り止めa21の間が開くように力が加わる。ここに靴の縁上部a24を入れる。
図15の(2)は、着脱止め具a1及びb2が閉じているところの説明図である。
前記図15(1)の状態から、前記押し部a41と前記押し部b42を押す力を取り除くと、前記バネ板12が元に戻る力で、前記押し部a41と前記押し部b42の間が開き、逆に前記上滑り止めa18と前記下滑り止めa21の間が閉じて、前記靴の縁上部a24が固定する。
【0024】
図16は、着脱止め具c3及びd4の斜視図である。
この着脱止め具c3及びd4は、一端に押し部c43と軸b32を設け略直角方向に曲げられた上止め具b10と、一端に上滑り止めb19と他端に舌片a37を設けた中止め具a13と、一端に下滑り止めb22と他端にベルト通し穴b46と小突起c51と同じ方向に折り曲げた舌片受けa39を設け、前記小突起c51を折り曲げて軸受けb35を設けた下止め具b16とからなる。前記軸b32と前記軸受けb35が結合され、前記舌片a37と前記舌片受けa39が結合されている。前記上滑り止めb19と前記下滑り止めb22の間が開いており、この間に靴の縁を入れる。
【0025】
図17は、図16の個別部品の説明図である。
図17の(1)は、上止め具b10の説明図である。一端に押し部c43と軸b32を設け、略直角方向に曲げられている。
図17の(2)は、中止め具a13の説明図である。一端に上滑り止めb19と他端に舌片a37を設けている。
図17の(3)は、下止め具b16の説明図である。一端に下滑り止めb22を設け他端にベルト通し穴b46と小突起c51と同じ方向に折り曲げた舌片受けa39を設け、前記小突起c51を折り曲げて軸受けb35を設けている。
【0026】
図18は、着脱止め具c3及びd4を開け閉めして靴の縁に取り付け取り外しする方法の図である。
図18の(1)は、着脱止め具c3及びd4が開いている所の説明図である。一端に上滑り止めb19他端に舌片a37を設けた中止め具a13と、一端に下滑り止めb22他端にベルト通し穴b46と小突起c51と同じ方向に折り曲げた舌片受けa39を設け、前記小突起c51を折り曲げて軸受けb35を設けた下止め具b16とが、前記舌片a37と前記舌片受けa39で結合されている。又、一端に押し部c43を設け略直角方向に曲げられた上止め具b10に設けられている軸b32と、前記軸受けb35とが結合している状態で、前記上滑り止めb19と前記下滑り止めb22との間が開いているので、この間に靴の縁上部a24を入れる。
図18の(2)は、着脱止め具c3及びd4が閉じているところの説明図である。
前記図18の(1)の状態から前記軸b32と前記軸受けb35が結合しているところを支点に、前記上止め具b10が回転し、前記押し部c43が前記中止め具a13を押し、前記上滑り止めb19と前記下滑り止めb22の間が閉じて靴の縁上部a24が固定される。
【0027】
図19は、着脱止め具e5及びf6の斜視図である。この着脱止め具e5及びf6は、一端に押し部d44と軸c33を設け略直角方向に曲げられた上止め具c11と、一端に上滑り止めc20他端に舌片b38を設けた中止め具b14と、一端に下滑り止めc23と他端に小突起d52と同じ方向に曲げられた舌片受けb40を設け前記小突起d52を折り曲げて軸受けc36を設けた下止め具c17と、リングa7及びリングb8とからなる。前記軸c33と前記軸受けc36が結合され、前記舌片b38と前記舌片受けb40と前記リングa7及びリングb8が結合されている。前記上滑り止めc20と前記下滑り止めc23の間が開いており、この間に靴の縁上部を挟むことになる。
【0028】
図20は、図19の個別部品の説明図である。
図20の(1)は上止め具c11の説明図である。一端に押し部d44と軸c33を設け、略直角方向に曲げられている。
図20の(2)は、中止め具b14の説明図である。一端に上滑り止めc20を設け、他端に舌片b38を設けている。
図20の(3)は下止め具c17の説明図である。一端に下滑り止めc23と、他端に小突起d52と同じ方向に曲げられた舌片受けb40を設け、前記小突起d52を折り曲げて軸受けc36を設けている。
図20の(4)は、リングa7及びリングb8の説明図である。
【0029】
図21は、着脱止め具e5及びf6を開け閉めして靴の縁に取り付け取り外しをする方法の図である。
図21の(1)は、着脱止め具e5及びf6が開いている所の説明図である。一端に上滑り止めc20と他端に舌片b38を設けた中止め具b14と、一端に下滑り止めc23と、他端に小突起d52と同じ方向に曲げられた舌片受けb40を設け、前記小突起d52を折り曲げて軸受けc36を設けた下止め具c14と、リングa7及びリングb8とで、前記舌片b8と前記舌片受けb40と前記リングa7及びリングb8が結合している。又、一端に押し部d44と軸c33を設け略直角方向に曲げられた上止め具c11の前記軸c33と、前記軸受けc36が結合している。前記上滑り止めc20と前記下滑り止めc23の間が開いており、この間に靴の縁上部a24を入れる。
図21の(2)は、着脱止め具e5及びf6が閉じている所の説明図である。
前記図21(1)の状態から、前記軸c33と前記軸受けc36が結合しているところを支点に前記上止め具c11が回転し、前記押し部d44が前記中止め具b14を押すので、前記上滑り止めc20と前記下滑り止めc23の間が閉じて靴の縁上部a24が固定される。
【符号の説明】
【0030】
1 着脱止め具a
2 着脱止め具b
3 着脱止め具c
4 着脱止め具d
5 着脱止め具e
6 着脱止め具f
7 リングa
8 リングb
9 上止め具a
10 上止め具b
11 上止め具c
12 バネ板
13 中止め具a
14 中止め具b
15 下止め具a
16 下止め具b
17 下止め具c
18 上滑り止めa
19 上滑り止めb
20 上滑り止めc
21 下滑り止めa
22 下滑り止めb
23 下滑り止めc
24 靴の縁上部a
25 靴の縁上部b
26 バネ板止めa
27 バネ板止めb
28 ベルト
29 調節具
30 調節具中心
31 軸a
32 軸b
33 軸c
34 軸受けa
35 軸受けb
36 軸受けc
37 舌片a
38 舌片b
39 舌片受けa
40 舌片受けb
41 押し部a
42 押し部b
43 押し部c
44 押し部d
45 ベルト通し穴a
46 ベルト通し穴b
47 ベルト通し穴c
48 ベルト通し穴d
49 小突起a
50 小突起b
51 小突起c
52 小突起d
53 シューズバンド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端に上滑り止めaと他端に押し部aとベルト通し穴aを設け、小突起aを折り曲げ軸受けaを設け、バネ板止目aを設けた上止め具aと、開け閉めする時の動力となるバネ板と、一端に下滑り止aと他端に押し部bを設け、小突起bを折り曲げて軸aを設け、バネ板止めbを設けた下止め具aとで、前記軸aと前記軸受けaが結合されていて、前記バネ板が前記上止め具aと前記下止め具aの間に結合されている着脱止め具a及びbと、前記着脱止め具aに接続された足の甲を押さえるベルトからなるシューズバンド。
【請求項2】
ベルトの一端が調節具中心に取り付けられていて、前記ベルトの他端がベルト通し穴aを通り、次にベルト通し穴cを通り、さらにベルト通し穴dを通り着脱止め具bに取り付けられていて、前記ベルトがスライドすることで長さ調節ができる調節具とからなる請求項1に記載のシューズバンド。
【請求項3】
一端に押し部cと軸bを設け略直角方向に曲げられた上止め具bと、一端に上滑り止めbと他端に舌片aを設けた中止め具aと、一端に下滑り止めbと他端にベルト通し穴bと小突起cと同じ方向に折り曲げた舌片受けaを設け、前記小突起cを折り曲げて軸受けbを設けた下止め具bとで、前記軸bと前記軸受けbが結合されていて、前記舌片aと前記舌片受けaが結合している着脱止め具c及びdと、前記着脱止め具cに接続された
足の甲を押さえるベルトとからなるシューズバンド。
【請求項4】
ベルトの一端が調節具中心に取り付けられていて、前記ベルトの他端がベルト通し穴bを通り、次にベルト通し穴cを通り、さらにベルト通し穴dを通り着脱止め具dに取り付けられていて、前記ベルトがスライドすることで長さ調節ができる調節具とからなる請求項3に記載のシューズバンド
【請求項5】
一端に押し部dと軸cを設け略直角方向に曲げられた上止め具cと、一端に上滑り止めcと他端に舌片bを設けた中止め具bと、一端に下滑り止めcと他端に小突起dと同じ方向に曲げられた舌片受けbを設け前記小突起dを折り曲げて軸受けcを設けた下止め具cとで、前記軸cと前記軸受けcが結合されていて、前記舌片bと前記舌片受けbが結合している着脱止め具e及びfと、前記着脱止め具e及びfと結合されたリングa及びbと、前記リングa及びbに接続された足の甲を押さえるベルトとからなるシューズバンド。
【請求項6】
ベルトの一端が調節具中心に取り付けられていて、前記ベルトの他端がリングaを通り、次にベルト通し穴cを通り、さらにベルト通し穴dを通り、リングbに取り付けられ、さらに着脱止め具fに結合されていて、前記ベルトがスライドすることで長さ調節ができる調節具とからなる請求項5に記載のシューズバンド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2011−15907(P2011−15907A)
【公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−164062(P2009−164062)
【出願日】平成21年7月10日(2009.7.10)
【出願人】(309024217)
【Fターム(参考)】