説明

シーツロール機用スプリングパッド

【課題】 シーツロール機用スプリングパッドのパッドベース側をロール周囲に巻き付けた状態で、互いに隣接するカバープレート同士に隙間を生じないようにする。
【解決手段】 ロール周囲に巻き付けるパッドベース2と、パッドベース2に係合可能な連結部3Aを下端に有し、中心交差部分で水平に架橋して成る固着部3Bを上端に有し、パッドベース2上面に当該連結部3Aを介して所定間隔で配設して成るコイルスプリング3と、コイルスプリング3上端の固着部3Bを固着する位置決め手段5を下面に有し、フェルトカバーFに弾接可能に係止する掛け爪部4Aを上面に有し、各コイルスプリング3上端それぞれに当該位置決め手段5を介して配設して成るカバープレート4とを備え、カバープレート4は、互いに隣接する位置で当該カバープレート4同士を重ねた状態に配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シーツ、テーブルクロス等の幅の広い平物状の洗濯物をプレスして仕上げるために使用するシーツロール機において、搬送される洗濯物をプレスするロールの外周部に巻き付けるフェルトカバーの内側に配設され、このフェルトカバーを弾性的に支持するためのシーツロール機用スプリングパッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
シーツロール機を使った洗濯物の仕上げ作業は、蒸気または熱媒体オイルを供給して加熱したベッドとロールとの間に洗濯物を導入し、当該ベッドまたはロールの押圧によりプレスしながら乾燥、シワのばし等を行う。このとき、洗濯物に含まれている残留水分が、加熱されたベッドに押圧されて水蒸気となってロール側から排出されるものとなっており、この水蒸気を排出するためにロール外周部には、弾性作用を有するシーツロール機用のスプリングパッドを介してフェルトカバーが巻かれている。尚、ロール表面には水蒸気となった水分を排出するために排気孔を等間隔に開穿してあると共に、ロールのいずれか一方の片側にある中空のシャフトを経て排気ファンによって外部に排気するようになっている。
【0003】
従来、この種のシーツロール機用スプリングパッドとしては、本出願人によって出願されて特許登録となった特許文献1に開示されているように、シーツロール機のロール周囲に巻き付けられるパッドベース上面に複数のコイルスプリングを所定間隔で配設し、各コイルスプリング上端の中心交差部分で水平に架橋して成る固着部に、ステンレス帯材をプレス加工して得られるカバープレートをそれぞれ取り付けてスプリングパッドを形成したものがある。このとき、カバープレートは、パッドベース状の帯材に側部および前後の切り離し部を打ち抜き、この前後に残された切り離し部をプレス作業で個々に切断することによって得られるものとしてある。
【特許文献1】特許第2729770号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のシーツロール機用スプリングパッドは、各コイルスプリングに対し、各カバープレートが互いに僅かながらの隙間を隔てて取り付けられているため、パッドベース側がロール周囲に巻き付けられた状態では、互いに隣接するカバープレート同士の間隔が広がって更に離れた状態となる。このことにより各カバープレート上に巻装されるフェルトカバーの表面に各カバープレート間の隙間による凹凸部が生じてしまい、これが洗濯物のアイロンプレスによる仕上げ作業上において当該洗濯物にシワ等の痕跡を残す等の仕上がり品質上に支障を来す虞れがあった。
【0005】
このような隙間の凹凸による痕跡を無くすために厚いフェルトカバーを巻き付ける必要があるが、このフェルトカバー自体は高価な耐熱性繊維部材であるアラミドファイバーを使用しているためにシーツロール機製造上のコストアップに繋がると同時に通気性も劣るものとなる。この通気性の低下は、洗濯物に対する乾燥効率を低下させ、仕上がり品質の低下を招くものとなる。
【0006】
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、パッドベース側がロール周囲に巻き付けられた状態でも互いに隣接するカバープレート同士に隙間を生じさせないようにすることで、各カバープレート全面にわたって巻装されるフェルトカバーが薄い場合でも、当該フェルトカバーの表面に凹凸が生じないほぼ平坦面となる状態となして、これによってプレスする洗濯物にシワ等の痕跡を残さないようにすることができ、しかもこのように薄いフェルトカバーを使用可能にすることによってシーツロール機製造上のコストダウンが図れると同時に、通気性も良好となることで洗濯物に対する仕上がり品質と乾燥効率とを向上させることを可能にしたシーツロール機用スプリングパッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、シーツロール機PのロールR周囲に巻き付けられるパッドベース2と、パッドベース2に係合可能な連結部3Aを下端に有し、中心交差部分で水平に架橋して成る固着部3Bを上端に有し、パッドベース2上面に当該連結部3Aを介して所定間隔で配設して成る複数のコイルスプリング3と、コイルスプリング3上端の固着部3Bを固着する位置決め手段5を下面に有し、フェルトカバーFに弾接可能に係止される掛け爪部4Aを上面に有し、各コイルスプリング3上端それぞれに当該位置決め手段5を介して配設して成る複数のカバープレート4とを備えたシーツロール機用スプリングパッド1であって、カバープレート4は、互いに隣接する位置で当該カバープレート4同士が重ねられて成るものとしてある。
このときカバープレート4は、パッドベース2側がロールR周囲に巻き付けられた状態で、隣接する当該カバープレート4同士が、互いに重ねられた状態または略面一の状態のいずれかに配置されるものとできる。
また、位置決め手段5は、カバープレート4に形成した通気孔4B部位でそれぞれ背面側に向けて立ち上げ、所定の間隔で対向配置して成る一対のガイド片によって形成したものとできる。
さらに、カバープレート4の通気孔4Bは、各コイルスプリング3に対応して形成されたパッドベース2側の通気孔2Bに対向配置されているものとできる。
【0008】
以上のように構成された本発明に係るシーツロール機用スプリングパッド1にあって、パッドベース2側がロールR周囲に巻き付けられた状態で、隣接する当該カバープレート4同士が、互いに重ねられた状態または略面一の状態に配置され、そのため、カバープレート4全面にわたって巻装される薄いフェルトカバーFの表面に対し凹凸を形成せず、これによってプレスされる洗濯物等にその痕を生じさせない。
また、カバープレート4の通気孔4Bは、水蒸気となった洗濯物に残っている水分をパッドベース2側の通気孔2Bを経てロールR側に排出させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は以上のように構成されており、そのため、パッドベース2側がロールR周囲に巻き付けられた状態でも互いに隣接するカバープレート4同士に隙間を生じさせないようにすることで、各カバープレート4全面にわたって巻装されるフェルトカバーFが薄い場合でも、当該フェルトカバーFの表面を凹凸がない状態となし、これによってプレスされる洗濯物にシワ等の痕跡を残さないようにすることができ、しかもこのように薄いフェルトカバーFを使用可能にすることによってシーツロール機P製造上のコストダウンが図れると同時に、通気性も良好となることで洗濯物に対する仕上がり品質と乾燥効率とを向上させることができる。
【0010】
すなわちこれは本発明が、カバープレート4は、互いに隣接する位置で当該カバープレート4同士が重ねられて成るからであり、これによって巻装するフェルトカバーFの表面上に細かい凹凸をも形成しないのであり、間隙を生じさせないプレス面を構成しているからである。
【0011】
このときカバープレート4は、パッドベース2側がロールR周囲に巻き付けられた状態で、隣接する当該カバープレート4同士が、互いに重ねられた状態、または略面一の状態のいずれかに配置されるので、各カバープレート4全面にわたって巻装されるフェルトカバーFが薄くても当該フェルトカバーFの表面を確実に凹凸が形成されないものとでき、これによってプレスされる洗濯物等に対して従来のような痕を生じさせずに済み、痕のない状態にすることができる。
【0012】
また、位置決め手段5は、カバープレート4に形成した通気孔4Bにおいてそれぞれ背面側に向けて立ち上げ、所定の間隔で対向配置して成る一対のガイド片によって形成したので、カバープレート4に対するコイルスプリング3の取り付けが容易となり、当該カバープレート4上面に巻装されるフェルトカバーFに対する通気性を向上させることができる。
【0013】
さらに、カバープレート4の通気孔4Bは、各コイルスプリング3に対応して形成されたパッドベース2側の通気孔2Bに対向配置されているので、各カバープレート4の通気孔4Bからパッドベース2側の通気孔2Bを通じてフェルトカバーF自体の通気性を向上させることができ、これによってアイロンプレスによる仕上げ作業において、洗濯物に残っている水分は水蒸気となってパッドベース2側の通気孔2Bを経てロールR側に排出させることができる。
【0014】
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は、シーツロール機PのロールR外周部に巻き付けるフェルトカバーFを弾性的に支持するために、該ロールR外周部に対し一端から他端まで螺旋状に巻装配置される長尺ベルト状に形成されたスプリングパッドである。
【0016】
このロールRに対するスプリングパッド1の巻き付けは、スプリングパッド1の巻き初め一端側をロールRの片側に固定してから、例えば機械的にスプリングパッド1にテンションを加えながら螺旋状に巻き締めて行き、スプリングパッド1の巻き終りの他端側を、両端にフックの付いたテンションスプリング(図示せず)の一方に引っ掛け、もう一方はロールRの他方の片側に止めるものとしてある。
【0017】
シーツロール機Pは、図6に示すように、脚台によって支持され、蒸気または熱媒体オイルを供給して加熱される略半割筒状に形成された所謂チェストと称されるベッドQに、回転中心軸Sの廻りに回転可能な円筒状に形成されたロールRが接触配置されており、ベッドQとロールRとの間に洗濯物を導入し、当該ベッドQまたはロールRの押圧によりプレスしながら乾燥、シワのばし等の仕上げ作業を行い、洗濯物に含まれている残留水分が、加熱されたベッドQに押圧されて水蒸気となってロールR側から排出されるものとなっている。このとき、熱源により加熱したベッドQの加圧面は、その曲率半径とロールRの外周半径とを一致させてあり、ロールRが回転して洗濯物を加圧面に引き込んで、加熱されたベッドQでプレスをし、洗濯物は反対側に送り出されるようにしてある。
【0018】
スプリングパッド1は、図1、図2に示すように、シーツロール機PのロールR周囲に巻き付けられる例えばステンレス製または亜鉛メッキ鉄板等によって形成された長尺ベルト状のパッドベース2と、パッドベース2上面に所定間隔で配設される所謂ハイブリッド状のコイルスプリング3と、各コイルスプリング3上端それぞれに固定される例えばステンレス製の矩形板状のカバープレート4とから構成されている。このときコイルスプリング3は、パッドベース2上面から所定高さ立ち上がった状態で、上端では中心交差部分で水平に架橋して成る固着部3Bを形成し、下端では各コイルスプリング3が連結部3Aで連続され、一連となってパッドベース2に取り付けられている。
【0019】
パッドベース2は、図5に示すように、その両側辺に長手方向に沿って等間隔で幅方向には対向した状態で突部2Aが突設され、コイルスプリング3は、この連結部3Aが突部2A相互間に掛け廻され、該突部2A自体によって掛け止められるようにしてある。また、各コイルスプリング3の連結部3A相互間におけるパッドベース2中間部には通気孔2Bが形成されている。また、このパッドベース2自体は、図2に示すようにロールR外周面の湾曲面に沿うように湾曲形成される。尚、図2においての矢印はロールRの回転方向を示している。
【0020】
カバープレート4は、ステンレス帯板をプレス加工によって打ち抜き、さらに折曲加工することによって形成されるものである。すなわち、図3および図4に示すように、カバープレート4の上面の対称位置には、フェルトカバーFに弾接可能に係止されるよう例えば角度45°以上の上向斜行状に折曲した一対の掛け爪部4Aが形成されている。
【0021】
また図示のように、カバープレート4の対称位置にはプレス加工によって打ち抜かれた互いに対向する略U字状の穿孔がそれぞれ形成され、このU字内側部分をそれぞれ背面側に向けて立ち上げ、所定の間隔で対向配置して成る一対のガイド片から成る位置決め手段5が設けられている。したがって、パッドベース2側の通気孔2Bに対向して、カバープレート4には左右一対で合計4つの略D字形の通気孔4Bが形成される。
【0022】
そして、コイルスプリング3上端の固着部3Bを位置決め手段5である一対のガイド片の間に挟み込み位置決めされた状態でカシメてから、さらに必要に応じて溶接することで固着されるものとしてある。このとき、カバープレート4は、図1および図2に示すように、パッドベース2側が直線状に延びた状態では、互いに隣接する位置で当該カバープレート4同士が重ねられた状態となっている。このときの隣接するカバープレート4相互の重なりは、スプリングパッド1をロールRの外周部に巻き付けたときの外径・外周長差によって、互いに離反する状態となっても相互間に間隙が生じない程度のものとされるように予め設定されている。
【0023】
そして、図6に示すように、パッドベース2側がロールR周囲に巻き付けられて当該パッドベース2側が円弧状に湾曲した状態では、隣接する当該カバープレート4同士が略面一状態とな配置されて隙間を生じさせないものとしてある。
【0024】
尚、パッドベース2側がロールR周囲に巻き付いて当該パッドベース2側が円弧状に湾曲しても、カバープレート4同士の重なり部分が若干残るようにしておいても良い。この場合には、互いに隣接する当該カバープレート4同士に段差が生じても全く隙間の無い状態となって配置される。
【0025】
次に、以上のように構成された最良の形態についての組立の一例について説明すると、先ず、スプリングパッド1の製造に際し、図1、図2、図5に示すように、コイルスプリング3の連結部3Aをパッドベース2の突部2A相互間に掛け廻し、該突部2A自体によって掛け止められるようにすることで当該各コイルスプリング3をパッドベース2に沿って等間隔に配置する。
【0026】
そして、パッドベース2側が直線状に延びた状態で、互いに隣接する位置で当該カバープレート4同士が重ねられた状態となるようにコイルスプリング3上端にカバープレート4を配置固定しておく。このとき、コイルスプリング3上端の固着部3Bを位置決め手段5である一対のガイド片の間に挟み込み位置決めした状態でカシメるか溶接するかしてから溶接することでスプリングパット1を構成する。
【0027】
また、これの使用、動作を説明すると、シーツロール機PのロールR外周部にスプリングパッド1を巻くには、パッドベース2の巻き初め端部をロールRの片側に固定して、不図示の巻き付け機によりパッドベース2に等間隔に開けて有る通気孔2Bを利用してロールRに固定し、スプリングパッド1にテンションを機械的に与えながら螺旋状に巻き付けて行く。そして、スプリングパッド1の巻き終りの他端側を、両端にフックの付いたテンションスプリング(図示せず)の一方に引っ掛け、もう一方はロールRの他方の片側に止める。
【0028】
こうすることで、図6に示すように、パッドベース2側がロールR周囲に巻き付いて当該パッドベース2側が円弧状に湾曲し、コイルスプリング3それぞれの上端が互いに拡開された状態となるため、カバープレート4同士の重なり部分が次第にずれて、互いに隣接する当該カバープレート4同士に段差や隙間の無いほぼ面一の状態となって配置される。
【0029】
また、パッドベース2側がロールR周囲に巻き付いてもカバープレート4同士の重なり部分が若干残るようにしておけば、互いに隣接する当該カバープレート4同士に段差が生じ、それが僅かであっても全く隙間の無い状態となる。
【0030】
そして、スプリングパッド1の上面に薄めのフェルトカバーFを巻装する。このとき、カバープレート4上面の掛け爪部4Aが、フェルトカバーの内周面に食い込むと同時に、カバープレート4全体に対しフェルトカバーF内周面が隙間無く接触配置される。而して、シーツロール機PのロールR外周部に巻き付けるフェルトカバーFはスプリングパッド1によって弾性的に支持されると同時に、互いに隣接するカバープレート4同士が隙間の無い状態となっているためフェルトカバーFの表面には凹凸が生じない状態となる。
【0031】
シーツロール機Pの使用に際し、ベッドQの加圧面を熱源により加熱してから、ロールRを回転させて洗濯物を加圧面に引き込んで、加熱されたベッドQでプレスをし、洗濯物はロールR反対側に送り出される。このとき、水蒸気となって洗濯物に残っている水分は、カバープレート4における通気孔4Bからパッドベース2側の通気孔2Bを経てロールRの中心部から排出される。こうして、フェルトカバーFの表面が凹凸がない状態であるため、これによってプレスされる洗濯物にシワ等の痕跡が残らないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明を実施するための最良の形態におけるスプリングパッドを示す平面図である。
【図2】同じくスプリングパッドの一部の拡大図を含む一部切欠側面図である。
【図3】同じくカバープレートの平面図である。
【図4】同じくカバープレートの側面図である。
【図5】同じくパッドベースにコイルスプリングを取り付けた状態を示す一部切欠平面図である。
【図6】同じくシーツロール機のロール外周部にスプリングパッドを巻装した状態の側面図である。
【符号の説明】
【0033】
P…シーツロール機 Q…ベッド
R…ロール F…フェルトカバー
S…回転中心軸
1…スプリングパッド 2…パッドベース
2A…突部 2B…通気孔
3…コイルスプリング 3A…連結部
3B…固着部 4…カバープレート
4A…掛け爪部 4B…通気孔
5…位置決め手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シーツロール機のロール周囲に巻き付けられるパッドベースと、パッドベースに係合可能な連結部を下端に有し、中心交差部分で水平に架橋して成る固着部を上端に有し、パッドベース上面に当該連結部を介して所定間隔で配設して成る複数のコイルスプリングと、コイルスプリング上端の固着部を固着する位置決め手段を下面に有し、フェルトカバーに弾接可能に係止される掛け爪部を上面に有し、各コイルスプリング上端それぞれに当該位置決め手段を介して配設して成る複数のカバープレートとを備えたシーツロール機用スプリングパッドであって、カバープレートは、互いに隣接する位置で当該カバープレート同士が重ねられて成ることを特徴とするシーツロール機用スプリングパッド。
【請求項2】
カバープレートは、パッドベース側がロール周囲に巻き付けられた状態で、隣接する当該カバープレート同士が、互いに重ねられた状態または略面一の状態のいずれかに配置されるものとした請求項1記載のシーツロール機用スプリングパッド。
【請求項3】
位置決め手段は、カバープレートに形成した通気孔部位でそれぞれ背面側に向けて立ち上げ、所定の間隔で対向配置して成る一対のガイド片によって形成した請求項1乃至3のいずれか記載のシーツロール機用スプリングパッド。
【請求項4】
カバープレートの通気孔は、各コイルスプリングに対応して形成されたパッドベース側の通気孔に対向配置されている請求項1乃至4のいずれか記載のシーツロール機用スプリングパッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−82790(P2007−82790A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−275799(P2005−275799)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(591007697)三愛工業株式会社 (7)