説明

シート搬送装置、及び画像形成装置

【課題】シート吸着搬送用の気流をベルトクリーニング部材によって回収された異物の回収に利用し、簡単な構成で経時的にも搬送力が低下しないシート搬送装置を提供する。
【解決手段】ベルトを吸着して搬送する機構として、ベルト24がエアーによる吸引力にてシートPを引き寄せる面と反対側の面にシート上の汚れや異物40を除去するクリーニング部材31を設置する。クリーニング部材31は、シートPの吸引に使われるエアーのダクト内に設置し、クリーニング部材31でベルト24上から剥離された異物40は気流によって吸引、回収する。クリーニング部材31としては、直接ベルト24に当接させて、異物を除去するブレード状部材、回転接触してベルト24への負荷を低減させながら異物40の除去を行うローラ状部材、無数の繊維状部材をベルト24へ接触させて異物40の除去を行うブラシ状部材等を採用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に搭載されるシート搬送装置と、これを用いた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の市場における紙種対応力強化要望にもとづき、従来の給紙パッド方式、FRR分離方式による給紙方式から、エアーによる吸着効果を利用してシートを吸引搬送する、エアー給紙方式が注目されつつある。また、給紙方式に限らず、トナー画像転写後、定着装置へシートを導く過程において、画像面への影響を無くすために、ローラによる搬送ではなく、ベルト側へシートをエアーの力で吸着させて搬送する方式を採用している画像形成装置も多い。
【0003】
一方、エアーを利用しない、ベルト搬送方式も従来技術としては成熟しており、また、ウェブやローラを使った、清掃、異物除去方式も公知の技術として紹介されている。
【0004】
例えば、特許文献1に開示されているシート吸着搬送装置においては、ベルトに帯電ローラを接触させる事により、帯電させ、静電吸着によってシートを吸着させて搬送(冊子のめくり)を行う機構について、帯電ローラとベルトの双方に接触回転するクリーニングローラを設ける事で、ベルト及び帯電ローラに付着した異物・汚れを除去する方式を示している。
【0005】
また、特許文献2によれば、ベルト搬送部材上にクリーニングウェブと接離可能なゴムブレードを有し、ウェブでクリーニングしきれない異物・汚れをブレードで掻きだし、ベルトを逆転させて再びクリーニングウェブによって回収するシステムを示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら前記従来の構成では、複雑な構成にて、装置の大型化やコスト増を必要とするだけではなく、回収した汚れや異物の処理方法として、前記装置の交換やメンテナンスを必要とするため、カスタマーエンジニア(CE)の出動要請や、ダウンタイムが大きくなることが懸念される。
【0007】
さらに、特許文献3によれば、シート搬送手段において、シートを検出するための光学式センサに圧縮空気を噴きつけ、異物・汚れを吹き上げ、吸引装置によって、それらを回収する手段を示しているが、圧縮空気発生装置、及び吸引装置と2つの気流発生装置を必要とするだけではなく、非接触な吸引手段のため、被清掃体の細部まで異物・汚れの除去が出来るかどうかが懸念される。
【0008】
本発明は前記従来の問題点にかんがみ、簡単な構成にてベルト搬送機構における搬送力の確保、及びクリーニング性能の確保を図り、メンテナンス性に優れた機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のシート搬送装置のうち請求項1に係るものは、シートをエアーによりベルト状部材に吸着させて搬送するシート搬送装置において、前記ベルト状部材に当接し、該ベルト状部材に付着した異物を除去する異物除去手段を有し、該異物除去手段が除去した異物を、前記エアー吸引に使用されるエアーで回収することを特徴とする。
【0010】
請求項2に係るものは、請求項1に記載のシート搬送装置において、前記異物除去手段が、前記ベルト状部材に当接して異物を掻き出すブレード状部材であることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係るものは、請求項1に記載のシート搬送装置において、前記異物除去手段が、前記ベルト状部材に当接して異物を除去するローラ状部材であることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係るものは、請求項1に記載のシート搬送装置において、前記異物除去手段が、除電ブラシであることを特徴とする。
【0013】
請求項5に係るものは、請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記異物除去手段が、前記ベルト状部材のシート搬送面とは反対の面に設けられ、シートが前記シート搬送面の直前に配置してあることを特徴とする。
【0014】
請求項6に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記異物除去手段が除去した異物を回収するダクトを備え、該ダクトの開口を下向きに設置してなることを特徴とする。
【0015】
請求項7に係るものは、請求項1から6のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記異物除去手段を、前記ベルト状部材上の吸引孔を避けて配置してなることを特徴とする。
【0016】
請求項8に係るものは、請求項1から7のいずれかに記載のシート搬送装置において、前記異物除去手段により除去した異物を回収する経路上に、該異物をエアーから取り除くためのフィルターを配してなることを特徴とする。
【0017】
請求項9に係るものは、請求項8に記載のシート搬送装置において、前記フィルターを前記経路上の機外近くに交換可能に設けてなることを特徴とする。
【0018】
請求項10に係る画像形成装置は、請求項1から9のいずれかに記載のシート搬送装置を、画像を形成するための用紙の搬送用に備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項11に係るものは、請求項10に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機又はインクジェット記録装置の何れか一つ、またはそれらの少なくとも二つの機能を組み合わせた複合機であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、シート吸着搬送用の気流を、ベルトクリーニング部材によって回収された異物の回収に利用するため、簡単な構成にて、経時的にも搬送力の低下しないシート搬送装置、画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施対象となる画像形成装置の一構成例を示した概略図
【図2】エアーの吸引力を利用したシート搬送装置の一例を示す図
【図3】本発明に係るシート搬送装置の実施例1を示す概略図
【図4】図3の実施例でクリーニング部材を用いた例を示す図
【図5】図4とクリーニング部材の位置を異ならせた例を示す図
【図6】本発明に係るシート搬送装置の実施例2を示す概念図
【図7】本発明に係るシート搬送装置の実施例3を示す斜視図
【図8】本発明に係るシート搬送装置を用いた画像形成装置の実施例を示す概略図
【図9】図8の矢印Xで示す部位を拡大して示す斜視図
【図10】フィルターの交換状態を示す同部位の平面図
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の給紙装置の実施形態を説明する。
本発明では、シート吸着搬送用の気流を、ベルトクリーニング部材によって回収された異物の回収に利用する。そのため、経時的に搬送力が低下しない簡単な構造のシート搬送装置となる。
【0023】
また、ベルトのクリーニング部材として弾性ブレードを使用すること、弾性ローラを使用することで、搬送ベルトの耐久性を損なうこと無く、経時的にも搬送力が低下しないようにすることができる。また、ベルトのクリーニング部材として除電ブラシを使用することで、静電気によってベルトに付着する異物も効果的に回収でき、やはり経時的にも搬送力が低下しないようにし得る。
【0024】
さらに、ベルトのシート吸着面直前にクリーニング部材を設置することで、クリーニング直後のより搬送力の高い状態にてシート吸着が行える。そのため、より効果的に、搬送力が低下しないようにできる。そして、異物の回収方向を自重方向にすることで、効果的なクリーニングが行え、そのため、より搬送品質の高い装置とすることができる。
【0025】
またさらに、ベルト上の吸気孔に掛かる部分に影響を与えないことで、ベルトの早期断裂等を抑制し、より高耐久で、経時的にも搬送力が低下しないようにし得る。
【0026】
なお、回収された異物の処理方法として、フィルターを使用することで、機外への異物散乱を抑制し、またユーザが手順に沿って容易にフィルターを交換可能にできる。そして、回収された異物の処理方法として、フィルターを交換するだけの手間で済むので、機器を停止させること無く交換可能な構成とすることで、ダウンタイムを減らして、生産性の高い機器とすることができる。
【実施例1】
【0027】
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。なお本発明は図示の画像形成装置への実施には限定されず、画像形成を行う種々の装置に適用可能である。
【0028】
図1は、本発明の実施対象となる画像形成装置の一構成例を示した概略図である。この装置では、シート収納装置1内に積載されたシートPが、給紙装置2によって1枚ずつ縦搬送経路3へ送られる。その後、シートPは画像形成部4によって画像を転写され、搬送ベルト5を通り、定着装置6へと送られる。定着ローラ対7によって、画像が定着された後、シートPは分岐爪8によって分岐される排紙経路9によって機外へ排出されるか、あるいは両面経路10を通り、再び画像形成部4へと送られる。
【0029】
図2に、エアーの吸引力を利用したシート搬送装置の一例を示す。この装置は、シート収納装置1に設置される給紙装置2として、エアーの力によってベルトにシートを吸着させて、搬送するエアー給紙の例を用いて説明するが、シートの吸着方法はこれに限定されない。
【0030】
図示の例の給紙装置2は、ベルト搬送部21とファン22及びダクト23から構成され、ベルト搬送部21のベルト24上の図示しない通気孔から、ファン22によってエアーを吸引させ、シートPをベルト24へ吸着させて搬送する装置である。
【0031】
このように、シートPをベルト24に吸着させて搬送させる機構においては、シートPとベルト24が摩擦する面積が大きく、紙粉や汚れ、その他異物がベルト24に付着することも珍しくない。紙粉などの異物がベルト24に付着すると、摩擦係数が低下し、もともと摩擦係数の小さいコート紙やアート紙などに代表される塗工紙などは、ベルト24への保持力が弱まり、重送や不給紙などの不具合に発展することが懸念される。そこで、本発明は既述のように、簡単な構成にてベルト24をクリーニングでき、さらにメンテナンス性の良好な機器とすることを目的としている。
【0032】
図3には、本発明に係るシート搬送装置の一実施例を示す。
本実施例は、ベルトを吸着して搬送する機構として、ベルト24がエアーによる吸引力にてシートPを引き寄せる面と反対側の面にシート上の汚れや異物40を除去するクリーニング部材31が設置されている。クリーニング部材31は、シートPの吸引に使われるエアーの主流(図3(a)参照)または分流(図3(b)参照)のダクト23内に設置されており、クリーニング部材31によって、ベルト24上から剥離された異物40は前記の気流によって吸引、回収される。
【0033】
クリーニング部材31としては、図4(a)〜(c)に示すように、直接ベルト24に当接させて、異物を除去するブレード状部材31aや、回転接触してベルト24への負荷を低減させながら異物40の除去を行うローラ状部材31b、また無数の繊維状部材をベルト24へ接触させて異物40の除去を行うブラシ状部材31c等が考えられ、いずれでも採用できる。
【0034】
ブレード状部材31aとしては、ベルト24への耐久性を考慮して、なるべく弾性体で、ベルト24と同等かそれ以下の硬度を持つようなゴムブレードなどが望ましく、ローラ状部材31bとしても、同様にベルト24以下の硬度を持つスポンジ状の部材等が望ましい。但し、低硬度のローラではベルト24から剥離させた異物40や汚れをローラ表面層付近に保持・残留させてしまい、クリーニング性能の低下や、ベルト24への再付着が懸念されることから、ローラ状部材31bを使用する際には、図4(d)に示すように、ローラ状部材31bのベルト24に当接させる面と反対側の面にさらにブレード状部材31a等を設けて、さらに接触、除去させ、異物40の吸引回収を行うことで、ローラ状部材31bの表面層に残留する異物40も常にクリーニングされ、さらに、ベルト24の接触面は軟質ローラが回転当接するために負荷が小さく、ベルト24の耐久性とクリーニング性能を保持できる。また、それだけではなく、効果を持続させることで、クリーニング部材31の修理交換を必要としない、メンテナンスフリーな機器ともし得ると考えられる。
【0035】
さらに、ブラシ状部材31cとしても、ベルト24の面への影響を考慮し、なるべく柔らかい素材にて異物40を掃きだす様な構成が考えられる。また、物理的にベルト24の表面を掃きだして異物40を除去するだけでなく、例えば、シートPが給紙搬送される際に、シートP同士の接触摩擦や、シートPとベルト24が接触摩擦することによってベルト24に静電気が帯電して異物40が付着するような事態が発生する場合には、クリーニング部材としてのブラシ状部材31cに除電ブラシを用いることで、静電気を除去し、異物40をベルト24の表面から剥離させて、回収する方式が考えられる。
【0036】
また、図5に示すように、クリーニング部材31を、シートPを吸着させて搬送させる面の直ぐ上流側に配置することで、クリーニング直後のよりクリアなベルト24の表面にてシートPを搬送させるようにすることができる。
【実施例2】
【0037】
図6に本発明に係るシート搬送装置の実施例2を示す。図示のように、シートPのベルト吸着搬送機構21としては、ベルト24がシートPの下側にあり、シートPを下方で吸着して搬送する方式も考えられる。この場合、ベルトのクリーニング面は下方となるため、吸引回収用のダクト23もベルト搬送面より下方に設置する必要がある。このような構成とし得る場合には、ベルト24に付着した異物40の除去の際、クリーニング部材31によって、異物40は自重方向に剥離、除去されることから、より効果的なクリーニングが行えると考えられる。
【実施例3】
【0038】
図7に本発明に係るシート搬送装置の実施例3を示す。ベルト24上のシート吸着面には、エアーの通気孔35が空いているのが一般的であるが、当接型のクリーニング部材では、孔のエッジに引掛り、ベルト24の断裂等の副作用が懸念される。そこで本実施例は、図7に示すように、クリーニング部材31dのように孔と当接する部分に逃げ形状を設けて当接しないような形状としてある。このような構造にすることで、ベルト24の耐久性を保持しつつ、ベルト24のシート材当接面積のほとんどはクリーニングできる構成を取れるため、ベルト24の搬送力を確保することができる。
【実施例4】
【0039】
図8〜図10に本発明に係るシート搬送装置の実施例4を示す。本実施例は、図8に示すように、シート吸引搬送用の気流に合流して機外の方へ運ばれる経路の途中にフィルター41が設けてある。このため、以上の実施例で説明したように剥離された異物は、機外へ運ばれる経路の途中でフィルター41によって回収される。フィルター41は、図9(図8の矢印Xで示す部位)に示すように、なるべく外装面付近に設置し、専用カバー42等を開くことによってアクセス(交換)可能にできるものがこのましい。そうすることで、メンテナンス性に優れ、機器を止めること無く交換できるようになるため、画像形成装置のダウンタイムを減らし、生産性を向上させ得る。
【0040】
また、図10に示す変形例のように、ダクト23上のシャッター部材43にフィルター41押し込んで設置するタイプにすれば、フィルター41を複数列設けることで、図示のように新しいフィルター41を差し込んでから、異物の溜まったフィルター44を取り外せるようになるので、機外に粉塵・ゴミ等を排出せず、よりクリーンな環境を保つことを可能にし得る。
【符号の説明】
【0041】
1シート収納装置
2給紙装置
3縦搬送経路
4画像形成部
5搬送ベルト
6定着装置
7定着ローラ対
8分岐爪
9排紙経路
10両面経路
21ベルト搬送部
22ファン
23ダクト
24ベルト
31クリーニング部材
31aブレード状部材
31bローラ状部材
31cブラシ状部材
35通気孔
40異物
41フィルター
42専用カバー
43シャッター部材
44異物の溜まったフィルター
Pシート
【先行技術文献】
【特許文献】
【0042】
【特許文献1】特開平10−194488号公報
【特許文献2】特開2006−264893号公報
【特許文献3】特開2008−290789号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートをエアーによりベルト状部材に吸着させて搬送するシート搬送装置において、
前記ベルト状部材に当接し、該ベルト状部材に付着した異物を除去する異物除去手段を有し、
該異物除去手段が除去した異物を、前記エアー吸引に使用されるエアーで回収する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項2】
請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記異物除去手段が、前記ベルト状部材に当接して異物を掻き出すブレード状部材である、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項3】
請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記異物除去手段が、前記ベルト状部材に当接して異物を除去するローラ状部材である、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項4】
請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記異物除去手段が、除電ブラシである、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記異物除去手段が、前記ベルト状部材のシート搬送面とは反対の面に設けられ、シートが前記シート搬送面の直前に配置してある、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記異物除去手段が除去した異物を回収するダクトを備え、
該ダクトの開口を下向きに設置してなる、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記異物除去手段を、前記ベルト状部材上の吸引孔を避けて配置してなる、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載のシート搬送装置において、
前記異物除去手段により除去した異物を回収する経路上に、該異物をエアーから取り除くためのフィルターを配してなる、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項9】
請求項8に記載のシート搬送装置において、
前記フィルターを前記経路上の機外近くに交換可能に設けてなる、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載のシート搬送装置を、画像を形成するための用紙の搬送用に備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】
請求項10に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機又はインクジェット記録装置の何れか一つ、またはそれらの少なくとも二つの機能を組み合わせた複合機であることを特徴とする。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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