説明

シール機構および環境容器

【課題】チャンバーの気密性をより高くすることができるシール機構および環境容器を提供する。
【解決手段】収納部材11が、内部にチャンバー21を有し、チャンバー21に連通する開口22を有する。シール機構16が、1対の第1シール部材36とガス循環手段38とを有する。各第1シール部材36は、弾性を有し、それぞれ収納部材11とチャンバー21の開口22を塞ぐ閉塞部材15との接続部をシールするよう、収納部材11と閉塞部材15との間に互いに間隙39を開けて設けられている。ガス循環手段38は、チャンバー21に所定のガスを循環させ、チャンバー21から排出されたガスを各第1シール部材36の間隙39に循環させるよう構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シール機構および環境容器
【背景技術】
【0002】
従来、内部のチャンバーに所定のガスを封入した容器の開口をシールするために、リング状やシート状等のゴム製または金属製のガスケットが一般的に使用されている。従来の腐食試験装置でも、石英ガラス製の試験槽と金属製の架台との間を、ゴム製のパッキンによりシールしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】実公平1−27082号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、腐食試験などでより高精度な測定を行うためには、外部からチャンバーへの不純物の侵入を、特許文献1に記載の腐食試験装置のシール機構よりもさらに効果的に防いで、チャンバーの気密性をより高くする必要があるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、チャンバーの気密性をより高くすることができるシール機構および環境容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るシール機構は、内部にチャンバーを有し、前記チャンバーに連通する開口を有する収納部材と、前記開口を塞ぐ閉塞部材との接続部をシールするためのシール機構であって、1対のシール部材とガス循環手段とを有し、各シール部材は弾性を有し、それぞれ前記接続部をシールするよう前記収納部材と前記閉塞部材との間に互いに間隙を開けて設けられ、前記ガス循環手段は前記チャンバーに所定のガスを循環させ、前記チャンバーから排出された前記ガスを各シール部材の前記間隙に循環させるよう構成されていることを、特徴とする。
【0007】
本発明に係るシール機構は、1対のシール部材がそれぞれ、収納部材と閉塞部材との接続部をシールするため、1つのシール部材でシールする場合に比べて、チャンバーの気密性を高めることができる。さらに、ガス循環手段が、チャンバーから排出されたガスを各シール部材の間隙に循環させるため、チャンバーと外部との間にチャンバー内部のガス組成とほぼ同じ組成のガスが循環し、外部からチャンバーへの不純物の侵入をより効果的に防ぐことができる。このように、1対のシール部材および各シール部材の間隙を循環するガスにより、チャンバーの気密性をより高くすることができる。また、収納部材と閉塞部材との間に温度差があっても、収納部材と閉塞部材との間の熱伝導を防ぐことができる。
【0008】
本発明に係るシール機構で、前記収納部材および前記閉塞部材は、互いに熱膨張率が異なる材質から成り、前記収納部材は前記開口の周縁部が筒状に形成されており、前記閉塞部材は前記周縁部の内面または外面に沿うよう設けられた接触部を有し、各シール部材はOリングから成り、前記周縁部と前記接触部との間に設けられていることが好ましい。この場合、収納部材に熱が加えられたときなど、収納部材と閉塞部材との熱膨張率の差により、収納部材の周縁部と閉塞部材の接触部との間に作用する力の変化を、弾性を有する各Oリングで緩和することができる。このため、収納部材と閉塞部材とを、それぞれが使用される環境温度に応じて異なる材質にすることができる。
【0009】
本発明に係る環境容器は、本発明に係るシール機構を有し、前記収納部材は石英ガラス製であり、前記閉塞部材は金属製であることを、特徴とする。
【0010】
本発明に係る環境容器は、本発明に係るシール機構を有するため、外部からチャンバーへの不純物の侵入を効果的に防いで、チャンバーの気密性を高めることができる。本発明に係る環境容器は、チャンバーに高温ガスや低温ガスを封入して、温度を一定に保つことができ、例えば、材料腐食試験などに使用することができる。材料腐食試験に使用される場合、石英ガラス製の収納部材の内部で、試料を高温のガスと反応させることにより、腐食試験を行うことができる。収納部材が石英ガラス製であり、ガスに対して不活性であるため、高精度の測定を行うことができる。また、試験中、高温のガスで収納部材が高温になるため、石英ガラス製の収納部材と金属製の閉塞部材との熱膨張率の差により、収納部材と閉塞部材との接続部に作用する力が変化するが、この力の変化を、弾性を有する各シール部材で緩和することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、チャンバーの気密性をより高くすることができるシール機構および環境容器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態のシール機構および環境容器を示す。
図1に示すように、環境容器10は、材料腐食試験装置として構成され、収納部材11とテストセクション12とガス導入管13と熱電対保護管14と閉塞部材15とシール機構16とを有している。
【0013】
収納部材11は、石英ガラス製で、底部がドーム状を成す試験管形状を成している。収納部材11は、内部にチャンバー21を有し、上端にチャンバー21に連通する開口22を有している。収納部材11は、開口22の周縁部が円筒形状を成している。
【0014】
テストセクション12は、4つから成り、石英ガラス製で、収納部材11よりも径が小さい試験管形状を成している。各テストセクション12は、内部に試料収納室23を有し、上端に試料収納室23に連通する収納口24を有している。各テストセクション12は、収納部材11のチャンバー21の下部に、収納部材11の径方向に沿って並べて配置されている。各テストセクション12は、互いに接触せず、下端をチャンバー21の底部から離すよう配置されている。
【0015】
ガス導入管13は、4つから成り、細長く、石英ガラス製である。各ガス導入管13は、一端25が各テストセクション12の収納口24から試料収納室23に挿入され、他端26が収納部材11の開口22より上方に突出するよう配置されている。各ガス導入管13は、一端25と試料収納室23の底面との間に、所定の間隔を有するよう配置されている。
【0016】
熱電対保護管14は、石英ガラス製で、各テストセクション12より径が小さい試験管形状を成している。熱電対保護管14は、内部に熱電対収納室27を有し、上端に熱電対収納室27に連通する挿入口28を有している。熱電対保護管14は、下端が各テストセクション12の間に挿入され、挿入口28がガス導入管13の他方の端部より上方に突出するよう配置されている。熱電対保護管14は、下端が各テストセクション12の下端付近に位置するよう配置されている。
【0017】
閉塞部材15は、金属製であり、収納部材11の開口22を塞ぐよう、収納部材11の上部に取り付けられている。閉塞部材15は、下方に円筒状に突出して収納部材11の開口22の周縁部の外面に沿うよう設けられた接触部29と、上下方向に貫通するよう中心部に設けられた貫通孔30と、貫通孔30に沿って上方に突出した円筒状の突出部31とを有している。閉塞部材15は、各ガス導入管13の他端26の開口部を覆い、貫通孔30に熱電対保護管14を貫通させて取り付けられている。また、閉塞部材15は、外部から各ガス導入管13の他端26の開口部に連通する給気孔32と、収納部材11のチャンバー21から外部に連通する排気孔33と、接触部29の厚みを貫通した1対の第1シール孔34と、突出部31の厚みを貫通した1対の第2シール孔35とを有している。
【0018】
シール機構16は、1対の第1シール部材36と1対の第2シール部材37とガス循環手段38とを有している。各第1シール部材36および各第2シール部材37は、弾性を有するOリングから成っている。各第1シール部材36は、収納部材11の開口22の周縁部と閉塞部材15の接触部29との間に、隙間をシールするよう設けられている。各第1シール部材36は、間に各第1シール孔34を挟むよう、互いに間隙39をあけて設けられている。また、各第2シール部材37は、閉塞部材15の突出部31と熱電対保護管14との間に、隙間をシールするよう設けられている。各第2シール部材37は、間に各第2シール孔35を挟むよう、互いに間隙40をあけて設けられている。
【0019】
ガス循環手段38は、閉塞部材15の排気孔33と一方の第1シール孔34とを結ぶ循環路41、および、他方の第1シール孔34と一方の第2シール孔35とをそれぞれ結ぶ循環路42を有している。ガス循環手段38は、給気孔32からチャンバー21に所定のガスを循環させ、チャンバー21から排気孔33を通して排出されたガスを、循環路41を通して一方の第1シール孔34から各第1シール孔34の間隙39に循環させ、その間隙39から他方の第1シール孔34を通して排出されたガスを、循環路42を通して一方の第2シール孔35から各第2シール孔35の間隙40に循環させ、その間隙40から他方の第2シール孔35を通してガスを排出させるよう構成されている。
【0020】
なお、給気孔32から供給されたガスは、各ガス導入管13を通ってテストセクション12の内部に入り、さらにテストセクション12の収納口24を通ってチャンバー21全体に循環し、排気孔33から排出されるようになっている。また、逆流による大気の侵入を防ぐため、第2シール孔35からのガスは、シリコンオイル中を通して外部に排出されるようになっている。
【0021】
なお、環境容器10は、閉塞部材15の内部に冷却水を循環させることにより、接触部29や各第1シール部材36、その間隙39を冷却するようになっている。また、収納部材11の長さを調整することにより、各第1シール部材36に伝わる熱量を調整可能になっている。各第1シール部材36および各第2シール部材37は、使用可能温度が−40〜140度のブチルゴム製のOリングや、使用可能温度が−50〜120度のニトリルゴム製のOリングから成ることが好ましい。この場合、具体的な一例として、収納容器11を950度に保ち、2ヶ月間連続運転した場合でも、各第1シール部材36および各第2シール部材37には、顕著な変形等は認められなかった。
【0022】
次に、作用について説明する。
環境容器10は、各テストセクション12の底に試料1を入れ、熱電対保護管14に挿入口28から熱電対を挿入し、石英ガラス製の収納部材11を高温の電気炉内に設置し、ガス循環手段38によりチャンバー21の内部にガスを循環させて、試料1を高温のガスと反応させることにより、腐食試験を行うことができる。各ガス導入管13により高温のガスを試料1の近傍まで導くため、試料1をガスと十分に反応させることができ、効率よく試験を行うことができる。収納部材11が石英ガラス製であり、ガスに対して不活性であるため、高精度の測定を行うことができる。
【0023】
シール機構16により、1対の第1シール部材36および1対の第2シール部材37がそれぞれ、収納部材11の開口22の周縁部と閉塞部材15の接触部29との間、および、閉塞部材15の突出部31と熱電対保護管14との間をシールするため、それぞれ1つのシール部材でシールする場合に比べて、チャンバー21の気密性を高めることができる。さらに、ガス循環手段38が、チャンバー21から排出されたガスを各第1シール部材36の間隙39および各第2シール部材37の間隙40に循環させるため、チャンバー21と外部との間にチャンバー21の内部のガス組成とほぼ同じ組成のガスが循環し、外部からチャンバー21への不純物の侵入をより効果的に防ぐことができる。このように、1対の第1シール部材36、1対の第2シール部材37および各シール部材の間隙39,40を循環するガスにより、収納部材11の開口22の周縁部と閉塞部材15の接触部29との間、および、閉塞部材15の突出部31と熱電対保護管14との間を通って、外部からチャンバー21へ不純物が侵入するのを効果的に防ぐことができ、チャンバー21の気密性をより高くすることができる。このため、材料腐食試験をより高精度に行うことができる。
【0024】
また、試験中、高温のガスで収納部材11が高温になるため、石英ガラス製の収納部材11および熱電対保護管14と金属製の閉塞部材15との熱膨張率の差により、収納部材11および熱電対保護管14と閉塞部材15との接続部に作用する力が変化するが、この力の変化を、弾性を有する各第1シール部材36および各第2シール部材37で緩和することができる。また、シール機構16により、収納部材11と閉塞部材15との間の温度差による熱伝導を防ぐことができる。
【実施例1】
【0025】
本発明の実施の形態のシール機構16および環境容器10を用いて、材料腐食試験を行った。試料1(供試材)として、表1の化学組成から成るハステロイXRを用いた。なお、試料1は、直径10mm、厚さ5mmの円盤状に形成され、表面をバフ研磨により鏡面に仕上げられている。
【0026】
【表1】

【0027】
試料1を、エタノールにて超音波洗浄し、秤量した後、高温ヘリウム雰囲気中に設置された環境容器10のチャンバー21の、テストセクション12の試料収納室23の底部に導入した。収納部材11は、ターボポンプで吸引することにより、大気由来の不純物を取り去るとともに、収納部材11ならびに試料1の表面汚染物等の除去のため、300℃に昇温して真空度が安定するまで10時間以上保持した。その後、収納部材11の内部が大気圧に到達するまで、試験ガスを導入する。試験中は、ガスは連続的に導入され、ガス循環手段38からの排気ガスはシリコンオイルの満たされた収納部材11へ吹き込むことにより外気から遮断されるようになっている。ガスを導入しながら定められた昇温速度にて試験温度まで昇温し、試験温度に達成した時点からあらかじめ決められた時間まで試験を継続させる。その後、定められた降温速度にて室温まで環境容器10を冷却した後、試料1を取り出し、秤量して酸化増量(減量)を評価する。表面は、電子顕微鏡により観察する。
【0028】
ガスの組成として、表2に示すように、主たる成分がヘリウムから成る3ケースを実施し、それぞれの組成において二条件の試験時間を設定した。それぞれの条件における試料1(試験片)の試験前後の質量をまとめて、表2に示す。いずれの条件においても、酸化により試験後の質量は増加していた。しかしながら、試験時間に伴う増加の挙動は、ガス組成ごとに異なったものであった。ケース1では、時間の進行に伴い、試料1の質量増量が減少している。一方、ケース3では、単調増加の傾向が観察されている。
【0029】
【表2】

【0030】
試験後の試料1の表面形態について、走査型電子顕微鏡により観察した結果を、図2乃至図4に示す。それぞれの試料1について、低倍率ならびに高倍率の観察を実施した。低倍率の観察結果より、ケース1ならびにケース2においては、粒界と思われる領域に周辺とは異なった様子が見られた。ケース1においてのそれは、粒界近傍がやや溝状に腐食した形跡が見られる。一方で、ケース2においては、粒界での酸化物の形成が周囲より多いことが伺える。ケース3においては、粒界と思われる領域が明確でなく、粒内粒界に腐食形態に大きな差はないものと考えられる。
【0031】
高倍率の観察結果からは、各ケースにおいて全く異なった酸化物の形態が観察された。ケース1においては、ウイスカー上の酸化物の下地の上に長さ1μm程度の針状酸化物が分布している。その針状酸化物の大きさは、試験時間とともに成長していることが伺える。ケース2では、表面の殆どが針状酸化物でおおわれており、試験時間に伴った成長は顕著ではない。一方、ケース3においては、他ケースとは全く異なった球状酸化物で表面が覆われており、その大きさも試験時間が150時間から300時間に倍増するに伴い、おおよそ2倍の大きさに成長している。
【0032】
図2乃至図4に示す観察結果を基にすると、ケース1で観察された酸化時間の経過にともなって腐食増量が減少していることは、外層での針状酸化物の成長に伴う増量が、粒界と思われる領域での母地合金からの減量に対して小さかったため、150時間から304時間での期間に質量が減少したと考えることができる。一般に、酸化速度に比べて母地内部での反応である脱浸炭速度は遅いため、このような挙動は、母地内部での特に粒界周辺での脱炭挙動に関連していると考えられる。
【0033】
ケース2においては、試験時間に対する腐食増量の増加は顕著でなかったが、表面状態についても試験時間への依存性は大きくなく、腐食増量の結果と同様の傾向が読み取れる。ケース1と比較すると、一酸化炭素濃度が異なるが、この影響は表面に形成される酸化物種に影響を及ぼすだけでなく、粒界近傍での選択的な減量もしくは増量挙動に影響を及ぼすことが読み取れる。
【0034】
ケース3については、球状酸化物の成長により試験時間に対して単調な腐食増量の増加が生じたと考えられる。今後、これら脱浸炭と表面酸化物の成長について、断面の観察など、より詳細な観察が必要であると思われる。
【0035】
表2、図2乃至図4に示すように、シール機構16により、外部からチャンバー21へ不純物が侵入するのを効果的に防いで、チャンバー21の気密性をより高くすることができ、材料腐食試験をより高精度に行うことができることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施の形態のシール機構および環境容器を示す断面図である。
【図2】図1に示すシール機構および環境容器による、表2に示すケース1の材料腐食試験結果を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】図1に示すシール機構および環境容器による、表2に示すケース2の材料腐食試験結果を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図4】図1に示すシール機構および環境容器による、表2に示すケース3の材料腐食試験結果を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
【0037】
1 試料
10 環境容器
11 収納部材
12 テストセクション
13 ガス導入管
14 熱電対保護管
15 閉塞部材
16 シール機構
21 チャンバー
22 開口
23 試料収納室
24 収納口
27 熱電対収納室
28 挿入口
29 接触部
30 貫通孔
31 突出部
32 給気孔
33 排気孔
34 第1シール孔
35 第2シール孔
36 第1シール部材
37 第2シール部材
38 ガス循環手段
39,40 間隙
41,42 循環路



【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にチャンバーを有し、前記チャンバーに連通する開口を有する収納部材と、前記開口を塞ぐ閉塞部材との接続部をシールするためのシール機構であって、
1対のシール部材とガス循環手段とを有し、
各シール部材は弾性を有し、それぞれ前記接続部をシールするよう前記収納部材と前記閉塞部材との間に互いに間隙を開けて設けられ、
前記ガス循環手段は前記チャンバーに所定のガスを循環させ、前記チャンバーから排出された前記ガスを各シール部材の前記間隙に循環させるよう構成されていることを、
特徴とするシール機構。
【請求項2】
前記収納部材および前記閉塞部材は、互いに熱膨張率が異なる材質から成り、
前記収納部材は前記開口の周縁部が筒状に形成されており、
前記閉塞部材は前記周縁部の内面または外面に沿うよう設けられた接触部を有し、
各シール部材はOリングから成り、前記周縁部と前記接触部との間に設けられていることを、
特徴とする請求項1記載のシール機構。
【請求項3】
請求項1または2記載のシール機構を有し、
前記収納部材は石英ガラス製であり、
前記閉塞部材は金属製であることを、
特徴とする環境容器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−79900(P2009−79900A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−247010(P2007−247010)
【出願日】平成19年9月25日(2007.9.25)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成18年度、文部科学省、化学的不純物アクティブ制御による原子炉材料長寿命化の研究開発、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
【出願人】(504157024)国立大学法人東北大学 (2,297)
【Fターム(参考)】