説明

スケジュール管理システム及びその方法、並びにスケジュール管理するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体

【課題】テーマパーク等の遊戯施設における参加希望イベントのスケジュールを、イベント会場位置までの移動時間を考慮して管理可能なシステム及びその方法を提供する。
【解決手段】イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、該ユーザの希望する希望イベントを選択し、該ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、該希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを指定し、該希望イベントの会場位置と該直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間を特定し、該直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算し、該第1の移動時間と該第1の時間間隔との比較を行い、該第1の比較の結果に基づき、該第1の移動時間が該第1の時間間隔以下である該公演を第1の登録可能公演と特定し、該希望イベントの該登録可能公演を該スケジュールに登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、テーマパーク等の遊戯施設における参加希望イベントのスケジュールを、イベント会場位置までの移動時間を考慮して管理可能なシステム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、テーマパーク等のような遊戯施設では、ショー等の様々なイベントが、施設内に点在する会場において開催されている。そして、このような遊戯施設に訪れたユーザは、希望のイベントに参加し、充分に満足するべく自らで種々計画を立てている。
ここで、計画を立てる際には予め参加を決めているイベントに対して、時間的に重複しないように、新たなイベントの予定を盛り込むことは必須である。また、同一のイベントであっても一日の公演が複数回存在する場合には、予定が合うように、当該公演を選択して計画できること、さらに、上記したようにテーマパーク内には、点在して会場が存在することから、会場間の移動時間についても考慮すべきである。このように、種々要素を考慮しながら参加イベントの計画を立てることは意外に煩雑であり、効率良く、また、ユーザの負担が低減できるスケジュール管理システムが求められていた。
一方、近年の通信ネットワークの発展、携帯可能な通信端末装置の普及に伴い、当該通信端末装置を用いたスケジュール管理が活用されるようになってきている。
本件発明に関連する従来技術を開示する特許文献1〜3も参照されたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−364165号公報
【特許文献2】特開2006−033404号公報
【特許文献3】特開2009−159246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記背景技術に鑑み、本発明者らは、ユーザにおけるスケジュール管理の煩わしさを低減するとともに、効率良く参加したいイベントを盛り込んだスケジュール管理を実現すべく、鋭意検討を重ねてきた。その結果、ユーザが希望するイベントをスケジュールに登録する際に、当該希望イベントに含まれる複数の公演の中から、当該公演の開演直前の時間帯に既に登録されている直前イベントとの時間間隔、及び会場間の移動時間を考慮した登録可能な公演を特定することにより、煩雑さが低減された、より効率的なスケジュール管理を可能にすることに想到した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明はかかる目的を達成すべくなされたものであり、その第1の局面は次のように規定される。即ち、
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行うシステムにおいて、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部と、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部と、
前記イベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択部と、
前記スケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを指定する直前イベント指定部と、
前記希望イベントの会場位置と前記直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間を特定する第1の移動時間特定部と、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算部と、
前記第1の移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較部と、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の移動時間が前記第1の時間間隔以下である前記公演を第1の登録可能公演と特定する第1の特定部と、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録部と、
を備えるスケジュール管理システム。
【0006】
このように規定される第1の局面のスケジュール管理システムによれば、スケジュール管理の対象となる、ユーザが参加を希望する希望イベントを選択し、当該希望イベントに含まれる公演に関し、当該公演の開演直前の時間帯に既に登録されている直前イベントを指定する。そして、希望イベントと直前イベントの会場間の移動時間及び直前イベントの終演時刻と当該公演の開演時刻との間の時間間隔を比較し、当該移動時間が当該時間間隔以下であるとき、当該公演を登録可能公演として特定する。当該希望イベントとして当該登録可能公演がスケジュールに登録される。このようにスケジュール管理を行うことにより、希望イベントに含まれる複数の公演のうち、既に登録されているイベントとの移動時間等を考慮し、開演時刻までに移動可能な公演を提示することができ、煩雑さから解放された、効率的なスケジュール管理が可能となる。
【0007】
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定のスケジュール管理システムにおいて、前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを指定する直後イベント指定部と、
前記希望イベントの会場位置と前記直後イベントの会場位置との間の第2の移動時間を特定する第2の移動時間特定部と、
前記公演の終演時刻から前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算部と、
前記第2の移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較部と、を備え、
前記第1の特定部は、前記第2の比較の結果に基づいて、前記第2の移動時間が前記第2の時間間隔以下である前記公演を前記第1の登録可能公演と特定する。
【0008】
このように規定される第2の局面のスケジュール管理システムによれば、希望イベントに含まれる公演に関し、希望イベントと当該公演の終演直後の時間帯に既に登録されている直後イベントとの会場間の移動時間及び当該公演の終演時刻と直後イベントの開演時刻との間の時間間隔を考慮して登録可能公演を特定する。このように登録可能公演を特定し、スケジュール管理すれば、直前イベントに加え直後イベントを考慮した、直後イベントの開演時刻までに移動可能な公演を提示することができ、より精度の良いスケジュール管理が可能となる。
【0009】
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第1又は第2の局面に規定のスケジュール管理システムにおいて、前記ユーザの現在位置から、前記希望イベントの会場位置までの第3の移動時間を演算する第3の移動時間演算部と、
現在時刻から、前記イベント登録部に登録された前記希望イベントの公演開始時刻までの第3の時間間隔を演算する第3の時間間隔演算部と、
前記第3の移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第3の比較部と、
前記第3の比較の結果に基づいて、前記希望イベントの会場への移動を開始するよう案内する移動開始案内部と、を備える。
【0010】
このように規定される第3の局面のスケジュール管理システムによれば、ユーザの現在位置から希望イベントの会場位置までの移動時間を演算し、現在時刻から希望イベントの公演開始時刻までの時間間隔を演算し、両者の比較結果に基づいて、ユーザに対して希望イベントへの移動を開始するよう案内を行う。したがって、ユーザは次に予定しているイベントの開演時刻に間に合うよう移動を開始することができる。
【0011】
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
第1〜第3のいずれかの局面に規定のスケジュール管理システムにおいて、前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算部と、
前記最大移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第4の比較部と、
前記第4の比較の結果に基づいて、前記第3の時間間隔が前記最大移動時間以下となるとき、前記第3の移動時間演算部を作動させるトリガ部と、を備える。
【0012】
このように規定される第4の局面のスケジュール管理システムによれば、現在時刻から希望イベントの公演開始時刻までの時間間隔が、遊戯施設内の最大移動時間以下であるとき、ユーザの現在位置から希望イベントの会場位置までの移動時間を演算する。当該時間間隔が最大移動時間を超えている場合には、ユーザの現在位置が当該遊戯施設内のいずれであっても、次に予定されているイベントの開演時刻に間に合うよう移動可能である。したがって、このような場合に測位頻度等の処理の低減を図ることで、消費電力の低減を実現することか可能となる。
【0013】
この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、
第1〜第4のいずれかの局面に規定のスケジュール管理システムにおいて、前記第1の移動時間に予め定められた1未満の正の値を乗算することにより、第4の移動時間を演算する第4の移動時間演算部と、
前記第2の移動時間に前記正の値を乗算することにより、第5の移動時間を演算する第5の移動時間演算部と、
前記第1の移動時間、前記第4の移動時間及び前記第1の時間間隔の比較を行う第5の比較部と、
前記第2の移動時間、前記第5の移動時間及び前記第2の時間間隔の比較を行う第6の比較部と、
前記第5の比較の結果に基づき、前記第1の時間間隔が前記第1の移動時間未満且つ前記第4の移動時間以上であるとき、及び/又は、前記第6の比較の結果に基づき、前記第2の時間間隔が前記第2の移動時間未満且つ前記第5の移動時間以上であるとき、前記公演を第2の登録可能公演と特定する第2の特定部と、を備え、
前記イベント登録部は、前記第4の移動時間及び/又は前記第5の移動時間に関する情報と関連付けて、前記第2の登録可能公演を登録する。
【0014】
このように規定される第5の局面のスケジュール管理システムによれば、希望イベント及び直前イベント若しくは直後イベントの会場間の移動時間を短く見積ることにより、通常では移動時間オーバーにより登録可能とならなかった公演についても登録可能となる。このように移動時間を短く見積もった公演も登録可能公演と特定すれば、より効率良くスケジュール可能となる。
【0015】
この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行うシステムにおいて、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部と、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部と、
前記イベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択部と、
前記スケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを特定する直前イベント特定部と、
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算部と、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算部と、
前記最大移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較部と、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を登録可能公演と特定する特定部と、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録部と、
を備えるスケジュール管理システム。
【0016】
このように規定される第6の局面のスケジュール管理システムによれば、直前イベント及び希望イベントの会場間の移動時間を、当該遊戯施設内の最大移動時間と見積り、直前イベントの終演時刻と当該希望イベントの公演の開演時刻との間の時間間隔が、当該最大移動時間以上であるとき、当該公演を登録可能公演と特定する。このような処理とすることにより、処理の負担を低減することができる。
【0017】
この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
第6の局面に規定のスケジュール管理システムにおいて、前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを特定する直後イベント特定部と、
前記公演の終演時刻と前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算部と、
前記最大移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較部と、を備え、
前記特定部は、前記第2の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を前記登録可能公演と特定する。
【0018】
このように規定される第7の局面のスケジュール管理システムによれば、直後イベント及び希望イベントの会場間の移動時間を当該最大移動時間と見積り、当該希望イベントの公演の終演時刻と直後イベントの開演時刻との間の時間間隔が、当該最大移動時間以上であるとき、当該公演を登録可能公演と特定する。このような処理とすることにより、処理の負担を低減することができる。
【0019】
また、この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行う方法において、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択ステップと、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを指定する直前イベント指定ステップと、
前記希望イベントの会場位置と前記直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間を特定する第1の移動時間特定ステップと、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算ステップと、
前記第1の移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較ステップと、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の移動時間が前記第1の時間間隔以下である前記公演を第1の登録可能公演と特定する第1の特定ステップと、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録ステップと、
を備えるスケジュール管理方法。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
【0020】
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
第8の局面に規定のスケジュール管理方法において、前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを指定する直後イベント指定ステップと、
前記希望イベントの会場位置と前記直後イベントの会場位置との間の第2の移動時間を特定する第2の移動時間特定ステップと、
前記公演の終演時刻から前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算ステップと、
前記第2の移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較ステップと、を備え、
前記第1の特定ステップは、前記第2の比較の結果に基づいて、前記第2の移動時間が前記第2の時間間隔以下である前記公演を前記第1の登録可能公演と特定する。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
【0021】
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、
第8又は第9に規定のスケジュール管理方法において、前記ユーザの現在位置から、前記希望イベントの会場位置までの第3の移動時間を演算する第3の移動時間演算ステップと、
現在時刻から、前記イベント登録ステップで登録された前記希望イベントの公演開始時刻までの第3の時間間隔を演算する第3の時間間隔演算ステップと、
前記第3の移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第3の比較ステップと、
前記第3の比較の結果に基づいて、前記希望イベントの会場への移動を開始するよう案内する移動開始案内ステップと、を備える。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
【0022】
この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、
第8〜第10のいずれかの局面に規定のスケジュール管理方法において、前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算ステップと、
前記最大移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第4の比較ステップと、
前記第4の比較の結果に基づいて、前記第3の時間間隔が前記最大移動時間以下となるとき、前記第3の移動時間演算ステップを作動させるトリガステップと、を備える。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
【0023】
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、
第8〜第11のいずれかの局面に規定のスケジュール管理方法において、前記第1の移動時間に予め定められた1未満の正の値を乗算することにより、第4の移動時間を演算する第4の移動時間演算ステップと、
前記第2の移動時間に前記正の値を乗算することにより、第5の移動時間を演算する第5の移動時間演算ステップと、
前記第1の移動時間、前記第4の移動時間及び前記第1の時間間隔の比較を行う第5の比較ステップと、
前記第2の移動時間、前記第5の移動時間及び前記第2の時間間隔の比較を行う第6の比較ステップと、
前記第5の比較の結果に基づき、前記第1の時間間隔が前記第1の移動時間未満且つ前記第4の移動時間以上であるとき、及び/又は、前記第6の比較の結果に基づき、前記第2の時間間隔が前記第2の移動時間未満且つ前記第5の移動時間以上であるとき、前記公演を第2の登録可能公演と特定する第2の特定ステップと、を備え、
前記イベント登録ステップは、前記第4の移動時間及び/又は前記第5の移動時間に関する情報と関連付けて、前記第2の登録可能公演を登録する。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
【0024】
この発明の第13の局面は次のように規定される。即ち、
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行う方法において、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択ステップと、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを特定する直前イベント特定ステップと、
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算ステップと、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算ステップと、
前記最大移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較ステップと、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を登録可能公演と特定する特定ステップと、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録ステップと、
を備えるスケジュール管理方法。
このように規定される第13の局面の発明によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
【0025】
この発明の第14の局面は次のように規定される。即ち、
第13の局面に規定のスケジュール管理方法において、前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを特定する直後イベント特定ステップと、
前記公演の終演時刻と前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算ステップと、
前記最大移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較ステップと、を備え、
前記特定ステップは、前記第2の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を前記登録可能公演と特定する。
このように規定される第14の局面の発明によれば、第7の局面と同等の効果を奏する。
【0026】
更に、この発明の第15の局面は次のように規定される。即ち、
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択手段と、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを指定する直前イベント指定手段と、
前記希望イベントの会場位置と前記直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間を特定する第1の移動時間特定手段と、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算手段と、
前記第1の移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較手段と、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の移動時間が前記第1の時間間隔以下である前記公演を第1の登録可能公演と特定する第1の特定手段と、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
このように規定される第15の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
【0027】
この発明の第16の局面は次のように規定される。即ち、
第15の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを指定する直後イベント指定手段と、
前記希望イベントの会場位置と前記直後イベントの会場位置との間の第2の移動時間を特定する第2の移動時間特定手段と、
前記公演の終演時刻から前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算手段と、
前記第2の移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較手段、として機能させ、
前記第1の特定手段は、前記第2の比較の結果に基づいて、前記第2の移動時間が前記第2の時間間隔以下である前記公演を前記第1の登録可能公演と特定する。
このように規定される第16の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
【0028】
この発明の第17の局面は次のように規定される。即ち、
第15又は第16の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記ユーザの現在位置から、前記希望イベントの会場位置までの第3の移動時間を演算する第3の移動時間演算手段と、
現在時刻から、前記イベント登録手段で登録された前記希望イベントの公演開始時刻までの第3の時間間隔を演算する第3の時間間隔演算手段と、
前記第3の移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第3の比較手段と、
前記第3の比較の結果に基づいて、前記希望イベントの会場への移動を開始するよう案内する移動開始案内手段、として機能させる。
このように規定される第17の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
【0029】
この発明の第18の局面は次のように規定される。即ち、
第15〜第17の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算手段と、
前記最大移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第4の比較手段と、
前記第4の比較の結果に基づいて、前記第3の時間間隔が前記最大移動時間以下となるとき、前記第3の移動時間演算手段を作動させるトリガ手段、として機能させる。
このように規定される第18の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
【0030】
この発明の第19の局面は次のように規定される。即ち、
第15〜第18のいずれかの局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記第1の移動時間に予め定められた1未満の正の値を乗算することにより、第4の移動時間を演算する第4の移動時間演算手段と、
前記第2の移動時間に前記正の値を乗算することにより、第5の移動時間を演算する第5の移動時間演算手段と、
前記第1の移動時間、前記第4の移動時間及び前記第1の時間間隔の比較を行う第5の比較手段と、
前記第2の移動時間、前記第5の移動時間及び前記第2の時間間隔の比較を行う第6の比較手段と、
前記第5の比較の結果に基づき、前記第1の時間間隔が前記第1の移動時間未満且つ前記第4の移動時間以上であるとき、及び/又は、前記第6の比較の結果に基づき、前記第2の時間間隔が前記第2の移動時間未満且つ前記第5の移動時間以上であるとき、前記公演を第2の登録可能公演と特定する第2の特定手段、として機能させ、
前記イベント登録手段は、前記第4の移動時間及び/又は前記第5の移動時間に関する情報と関連付けて、前記第2の登録可能公演を登録する。
このように規定される第19の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
【0031】
この発明の第20の局面は次のように規定される。即ち、
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択手段と、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを特定する直前イベント特定手段と、
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算手段と、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算手段と、
前記最大移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較手段と、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を登録可能公演と特定する特定手段と、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
このように規定される第20の局面の発明によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
【0032】
この発明の第21の局面は次のように規定される。即ち、
第20の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを特定する直後イベント特定手段と、
前記公演の終演時刻と前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算手段と、
前記最大移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較手段、として機能させ、
前記特定手段は、前記第2の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を前記登録可能公演と特定する。
このように規定される第21の局面の発明によれば、第7の局面と同等の効果を奏する。
【0033】
第15〜第21のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムを記録する記録媒体が第22の局面として規定される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の形態のスケジュール管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】(A)スケジュール情報と希望イベントの公演情報を示す模式図、(B)会場間の移動所要時間テーブル、(C)希望イベントの登録可能公演を登録後のスケジュール情報を示す模式図である。
【図3】本発明の実施の形態のスケジュール管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態のスケジュール管理システムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例のスケジュール管理システムの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施例のスケジュール管理システムの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の他の実施例のスケジュール管理システムの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の他の実施例のスケジュール管理システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
この発明の実施の形態のスケジュール管理システムを説明する。
図1に、スケジュール管理システム1の概略構成を示す。適宜、図2に示す模式図を用いて、以下に説明する。
図1に示すように、このスケジュール管理システム1は、イベント格納部2、スケジュール保存部3、移動所要時間保存部4、希望イベント選択部5、第1保存部6、直前イベント指定部7、第2保存部8、第1の移動時間読出部9、第3保存部10、第1の時間間隔演算部11、第4保存部12、第1の比較部13、第1の特定部14及びイベント登録部15を備えている。
【0036】
イベント格納部2には、本発明のスケジュール管理システム1のスケジュール管理の対象となる遊戯施設のイベントデータが、当該イベントの会場位置に関連付けて格納される。イベント格納部2には、他にも、当該イベントの公演時間、公演回数等が併せて保存されていても良い。
スケジュール保存部3には、当該遊戯施設におけるユーザのスケジュール(図2(A)参照)が保存される。当該スケジュールとしては、例えば、後述するイベント登録部15で登録されたイベントデータ、イベントに関連付けられた会場位置、イベントの公演時間、当該イベント会場への移動時間等を含むことができる。
【0037】
移動所要時間保存部4には、当該遊戯施設における会場間の移動に要する時間に関する情報が保存されている。当該移動所要時間保存部4は、例えば、図2(B)に示すように、当該情報を会場間の移動所要時間に関するテーブルとして保存する。当該移動所要時間は、会場間の直線距離あるいは会場間を連絡する道路に沿って測定された距離と、予め定められた歩行速度とに基づいて算出されることとできる。また、当該移動所要時間は、時間帯、曜日、月日、季節等ごとに設定されていても良い。
【0038】
希望イベント選択部5は、イベント格納部2からユーザの希望する希望イベントを選択する。当該希望イベント選択部5は、後述する入力部を介してユーザの希望する希望イベントを選択することとできる。選択された当該希望イベントは、当該イベントに含まれる各公演の情報と当該希望イベントの会場位置とを関連付けて第1保存部6に保存される(図2(A)参照)。
【0039】
直前イベント指定部7は、スケジュール保存部3及び第1保存部6を参照して、選択された希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを指定する。例えば、図2(A)において、希望イベント(図中イベントX)に公演x〜xが含まれている場合、直前イベント指定部7は、公演x〜xの夫々の公演に対して夫々直前イベントA〜Cを指定する。指定された当該直前イベントは、当該直前イベントの会場位置と関連付けて第2保存部8に保存される。
【0040】
第1の移動時間特定部としての第1の移動時間読出部9は、第1保存部6及び第2保存部8を参照して、移動所要時間保存部4から、希望イベントの会場位置と直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間(Tm)を読み出す。例えば、第1の移動時間読出部9は、公演xについて、希望イベントXの会場位置Oと直前イベントAの会場位置Pとの第1−1の移動時間を、移動所要時間保存部4に保存された上記テーブルから読み出す(図2(B)において20min)。同様にして、第1の移動時間読出部9は、公演xについて第1−2の移動時間(20min)、公演xについて第1−3の移動時間(10min)を読み出す。ここで、第1の移動時間特定部の他の例として、希望イベントの会場位置と直前イベントの会場位置との間の直前距離、あるいは、当該会場間を連絡する道路に沿って測定された距離と、予め定められた歩行速度とに基づき、直接的に第1の移動時間を演算することとしても良い。当該第1の移動時間は、夫々の公演と関連付けて第3保存部10に保存される。
【0041】
第1の時間間隔演算部11は、第1保存部6及び第2保存部8を参照して、直前イベント指定部7で指定された直前イベントの終演時刻から上記希望イベントの公演の開演時刻までの第1の時間間隔(Ti)を演算する。図2(A)を参照すると、例えば、第1の時間間隔演算部11は、公演xについて、直前イベントAの終演時刻10:30から希望イベントXの開演時刻11:00までの第1−1の時間間隔(T1:30min)を演算する。同様にして、第1の時間間隔演算部11は、公演xについて第1−2の時間間隔(T2:15min)、公演xについて第1−3の時間間隔(T3:−15min)を演算する。演算された当該第1の時間間隔は、夫々の公演と関連付けて第4保存部12に保存される。
【0042】
第1の比較部13は、第3保存部10及び第4保存部12を参照して、第1の移動時間と第1の時間間隔との比較を行う。すなわち、第1の比較として、第1−1の移動時間(20min)と第1−1の時間間隔(30min)との第1−1の比較が行われる。同様にして、第1の比較部13は、第1−2の比較及び第1−3の比較を行う。比較結果は、第1の特定部14へ送られる。
第1の特定部14は、第1の比較部13を参照し、当該第1の比較の結果に基づいて、第1の移動時間が第1の時間間隔以下である公演を第1の登録可能公演と特定する。すなわち、第1の特定部14は、第1−1の移動時間(20min)が第1の時間間隔(30min)以下である公演xを第1の登録可能公演と特定する。
【0043】
イベント登録部15は、上記希望イベントXについて、上記第1の特定部14で第1の登録可能公演と特定された公演xをスケジュールに登録する。図2(C)に示すように、当該登録に際し、公演xの情報の他、移動時間を併せて登録することとできる。登録された公演xは、スケジュール保存部3へ保存される。
【0044】
図3を用いて、図1に示すスケジュール管理システム1の動作を説明する。
まず、ステップ1では、希望イベント選択部5は、イベント格納部2を参照して希望イベントXを選択し、保存する。
ステップ3では、直前イベント指定部7は、希望イベントXに含まれる公演xの直前イベントYを指定し、保存する。
ステップ5では、第1の移動時間読出部9は、移動所要時間保存部4、第1保存部6及び第2保存部8を参照し、希望イベントXの会場と直前イベントYの会場との間の第1の移動時間Tmを読み出し、保存する。
【0045】
ステップ7では、第1の時間間隔演算部11は、第1保存部6及び第2保存部8を参照し、直前イベントYの終演時刻と公演xの開演時刻との間の第1の時間間隔Tiを演算し、保存する。
ステップ9では、第1の比較部13は、第3保存部10及び第4保存部12を参照し、第1の移動時間Tmと第1の時間間隔Tiとを比較する。当該比較の結果、第1の移動時間Tmが第1の時間間隔Ti以下であるとき(ステップ11:Yes)、ステップ13に進み、第1の特定部14は当該公演xを第1の登録可能公演と特定する(ステップ13)。
一方、ステップ11においてNoのとき、公演xに続く公演xa+1についてステップ3、5、7、9、11を実行する(ステップ17、19)。
ステップ15では、イベント登録部15は、ステップ13で特定された公演xをスケジュールに登録し、スケジュール保存部3へ保存する(ステップ15)。
【0046】
図4に、他の実施の形態のスケジュール管理システム21を示す。図4において、図1と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図4に示すのは、希望イベントの直前イベントに加えて、直後イベントをも考慮することにより、より精度良くスケジュール管理可能なスケジュール管理システム21である。すなわち、当該スケジュール管理システム21は、図1に示すスケジュール管理システム1において、直後イベント指定部23、第5保存部24、第2の移動時間読出部25、第6保存部26、第2の時間間隔演算部27、第7保存部28及び第2の比較部29を更に備えている。
【0047】
直後イベント指定部23は、スケジュール保存部3及び第1保存部6を参照して、選択された希望イベントに含まれる公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを指定する。指定された直後イベントは、当該直後イベントの会場位置と関連付けて第5保存部24に保存される。
第2の移動時間読出部25は、第1保存部6及び第5保存部24を参照して、移動所要時間保存部4から、希望イベントの会場位置と直後イベントの会場位置との間の第2の移動時間を読み出す。当該第2の移動時間読出部25は、第1の移動時間読出部9と同様に上記テーブルを用いて第2の移動時間を読み出すこととできる。読み出された当該第2の移動時間は、希望イベントに含まれる夫々の公演と関連付けて第6保存部26に保存される。
【0048】
第2の時間間隔演算部27は、第1保存部6及び第5保存部24を参照して、上記希望イベントの公演の終演時刻から直後イベント指定部23で指定された直後イベントの開演時刻までの第2時間間隔を演算する。演算された当該第2の時間間隔は、夫々の公演と関連付けて第7保存部28に保存される。
【0049】
第2の比較部29は、第6保存部26及び第7保存部28を参照して、第2の移動時間と第2の時間間隔との比較を行う。比較結果は、第1の特定部14へ送られる。
第1の特定部14は、第1の比較部13及び第2の比較部29を参照し、当該第1の比較及び第2の比較の結果に基づいて、第1の移動時間が第1の時間間隔以下であり、且つ、第2の移動時間が第2の時間間隔以下である公演を第1の登録可能公演と特定する。
【0050】
図5に、この発明の実施例のスケジュール管理システム41を示す。図5において、図1及び図4と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図5に示すのは、ユーザの現在位置及び移動時間を考慮して、希望イベントの公演開始時刻までに会場へ到着するよう案内可能なスケジュール管理システム41である。すなわち、当該スケジュール管理システム41は、制御部410、メモリ部411、入力部412、出力部413、インターフェース部414、現在位置特定部415、スケジュール保存部3、第3の移動時間演算部416、第3の時間間隔演算部417、第3の比較部418及び移動開始案内部419を備えている。
【0051】
制御部410はCPU、バッファメモリその他の装置を備えたコンピュータ装置であり、スケジュール管理システム41を構成する他の要素を制御する。
メモリ部411にはコンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である制御部410に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムは、端末装置又は移動体端末装置の記憶装置としての内蔵ハードディスク又は内蔵メモリ、端末装置又は移動体端末装置に差し替え可能な記憶媒体としてのSD(登録商標)メモリカード、メモリスティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、DVD等の汎用的な媒体へ保存できる。
入力部412は希望イベントの選択や後述する観覧位置の登録等に用いられる。入力部412として、マウス、ライトペン又はディスプレイの表示内容と協働するタッチパネル等のポインティングデバイスやキーボード又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることができる。
【0052】
出力部413はディスプレイを含み、入力画面や、スケジュール保存部3に保存されたスケジュールの内容、後述する移動開始案内に関するメッセージ等、その他の情報を表示する。この出力部413は音声発信部を含むこともできる。
インターフェース部414はスケジュール管理システム41を無線ネットワーク等へ連結させる。
現在位置特定部415は、GPS受信機能等によりユーザ端末の位置と時間を特定する。当該位置及び時間は、ユーザ自身が位置登録することにより、あるいは、自動的に(例えば、10分間隔等)特定される。
【0053】
スケジュール保存部3には、上述したように、当該遊戯施設におけるユーザのスケジュールが保存される。
第3の移動時間演算部416は、スケジュール保存部3及び現在位置特定部415を参照して、ユーザの現在位置から、直近の時間帯に予定されている希望イベントの会場位置までの第3の移動時間を演算する。
第3の時間間隔演算部417は、スケジュール保存部3及び現在位置特定部415を参照して、現在時刻から、上記直近の時間帯に予定されている希望イベントの公演開始時刻までの第3の時間間隔を演算する。
第3の比較部418は、演算部416及び417で演算された第3の移動時間及び第3の時間間隔の比較を行う。
【0054】
移動開始案内部419は、当該第3の比較の結果に基づいて、当該希望イベントの会場への移動を開始するよう案内する。当該案内のタイミングとしては、ユーザが直近の時間帯に予定されている希望イベントに間に合うよう案内できれば特に限定されない。例えば、移動開始案内部419は、第3の時間間隔が第3の移動時間と同等になったときに限られず、第3の時間間隔が第3の移動時間に所定時間(例えば、10分間等)を足した時間と同等あるいは同等以下になったとき案内を行うこととできる。この場合、ユーザは余裕を持って移動することができる。また、所定の時間間隔で繰り返し案内情報を再出力するよう構成しても良い。当該案内する情報としては、例えば、希望イベントの内容、会場位置、開始時刻、現在時刻から当該開始時刻までの時間、現在位置から会場位置までのルート等が挙げられる。また、当該案内の方法としては、ユーザが認識できるよう案内すれば良く、例えば、画面表示による案内の他、音声による案内とすることができ、例えば、「予定しているイベントの開始時刻○○分前です。移動を開始してください。」のようにメッセージを表示することとできる。また、後述するように、移動時間を短く見積ることにより登録可能となった公演については、移動時間が短い旨の情報を併せて案内することとできる。例えば、上記メッセージと併せて、「早足モードです。急いで移動してください。」のようにメッセージを表示することとできる。
【0055】
図6に、この発明の他の実施例のスケジュール管理システム51を示す。図1、図4及び図5と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図6に示すのは、現在位置の測位頻度を減らすことにより消費電力を低減可能なスケジュール管理システム51である。すなわち、当該スケジュール管理システム51は、図5に示すスケジュール管理システム41において、最大移動時間演算部510、第4の比較部511及びトリガ部512を更に備えている。
【0056】
最大移動時間演算部510は、当該遊戯施設内の最大移動時間を演算する。当該最大移動時間としては、当該遊戯施設にかかる領域内における最大直線距離と、予め定められた歩行速度等の移動手段の移動速度とに基づいて演算される時間とすることもできるし、領域内における道路に沿って測定された最大距離と移動速度とに基づいて演算される時間とすることもできる。
第4の比較部511は、演算部510及び417で演算された最大移動時間及び第3の時間間隔の比較を行う。
トリガ部512は、第4の比較の結果に基づいて、第3の時間間隔が最大移動時間以下となるとき、上記第3の移動時間演算部416へトリガ信号を出力する。
【0057】
図7に、この発明の他の実施例のスケジュール管理システム61を示す。図7において、図1、図4、図5及び図6と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図7に示すのは、移動時間を短くすることにより上記登録可能公演をより効率的に登録可能なスケジュール管理システム61である。すなわち、当該スケジュール管理システム61は、図4に示すスケジュール管理システム21において、第4の移動時間演算部63、第8保存部64、第5の移動時間演算部66、第9保存部67及び第2の特定部69を更に備え、第1の比較部13、第2の比較部29及びイベント登録部15に代えて、夫々第5の比較部65、第6の比較部68及びイベント登録部70を備えている。
【0058】
第4の移動時間演算部63は、第3保存部10を参照し、当該第1の移動時間に予め定められた1未満の正の値を乗算することにより第4の移動時間を演算する。演算された当該第4の移動時間は、夫々の公演と関連付けて第8保存部64に保存される。
第5の比較部65は、第3保存部10、第4保存部12及び第8保存部64を参照して、第1の移動時間、第1の時間間隔及び第4の移動時間の比較を行う。比較結果は、第1の特定部14及び第2の特定部69へ送られる。
第5の移動時間演算部66は、第6保存部26を参照し、当該第2の移動時間に予め定められた1未満の正の値を乗算することにより第5の移動時間を演算する。演算された当該第5の移動時間は、夫々の公演と関連付けて第9保存部67に保存される。
第6の比較部68は、第6保存部26、第7保存部28及び第9保存部67を参照して、第2の移動時間、第2の時間間隔及び第5の移動時間の比較を行う。比較結果は、第1の特定部14及び第2の特定部69へ送られる。
【0059】
第2の特定部69は、第5の比較部65及び第6の比較部68を参照し、当該第5の比較及び/又は第6の比較に基づいて、第2の登録可能公演を特定する。当該第2の登録可能公演として、第5の比較結果に基づいて第1の時間間隔が第1の移動時間未満であり、且つ、第4の移動時間以上である公演、及び/又は、第6の比較結果に基づいて第2の時間間隔が第2の移動時間未満であり、且つ、第5の移動時間以上である公演を、夫々特定することとできる。
イベント登録部70は、上記希望イベントについて、上記第2の特定部69で第2の登録可能公演と特定された公演を、上記第4の移動時間及び/又は第5の移動時間に関する情報と関連付けて、スケジュールに登録する。なお、当該イベント登録部70は、第1の特定部14で特定された第1の登録可能公演を当該第2の登録可能公演に優先して登録することとできる。
【0060】
図8に、この発明の他の実施例のスケジュール管理システム71を示す。図8において、図1、図4、図5、図6及び図7と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図8に示すのは、パレード等の会場が固定しないイベントを希望イベントとして選択した場合にも適宜スケジュール可能なスケジュール管理システム71である。すなわち、当該スケジュール管理システム71は、図1に示すスケジュール管理システム1において、希望イベント選択部5、第1の保存部6、第1の移動時間読出部9、第3保存部10、第1の時間間隔演算部11及び第4保存部12に代えて、夫々希望イベント選択部73、第10保存部74、第1の移動時間演算部75、第11保存部76、第1の時間間隔演算部77及び第12保存部78を備えている。
【0061】
希望イベント選択部73は、選択部731、位置登録部733及び観覧可能時間算出部735を備える。
選択部731は、イベント格納部2からユーザの希望する希望イベントを選択する。
位置登録部733は、選択部731で選択された希望イベントについて、ユーザが観覧を希望する位置を登録する。当該位置は、1つのポイントであっても良く、また、複数のポイントを登録することとしても良い。他の例として、一定の区間を登録することもできる。
観覧可能時間算出部735は、選択部731及び位置登録部733を参照し、登録された観覧位置における希望イベントの観覧可能時間を、希望イベントに含まれる公演ごとに算出する。パレード等のイベントについては、観覧する位置によって観覧可能な時間が異なるためである。
登録された位置及び算出された観覧可能時間は、当該希望イベントと関連付けて第10保存部74に保存される。
【0062】
第1の移動時間演算部75は、第2保存部8及び第10保存部74を参照して、希望イベントの登録位置と直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間を演算する。演算された当該第1の移動時間は、夫々の公演と関連付けて第11保存部76に保存される。
第1の時間間隔演算部77は、第2保存部8及び第10保存部74を参照して、直前イベント指定部7で指定された直前イベントの終演時刻から上記希望イベントの公演の観覧可能時間の開始時刻までの第1の時間間隔を演算する。演算された当該第1の時間間隔は、夫々の公演と関連付けて第12保存部78に保存される。
このスケジュール管理システム71において、イベント登録部15は、上記希望イベントについて、第1の特定部14で第1の登録可能公演と特定された公演を、登録位置及び観覧可能時間と関連付けてスケジュールに登録する。
このスケジュール管理システム71において、ユーザが観覧を希望する観覧希望時間を登録することとしても良い。この場合、観覧希望時間が観覧可能時間よりも短いことにより、スケジュール登録可能となる公演も生じるため、ユーザの希望に合わせた、より効率的なスケジュール管理が可能となる。
【0063】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。さらには、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
【0064】
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
【符号の説明】
【0065】
1 21 41 51 61 71 スケジュール管理システム
2 イベント格納部
3 スケジュール保存部
4 移動所要時間保存部
5 73 希望イベント選択部
7 直前イベント指定部
9 25 移動時間読出部
11 27 77 417 時間間隔演算部
13 29 65 68 418 511 比較部
14 69 特定部
15 70 イベント登録部
23 直後イベント指定部
63 66 75 416 510 移動時間演算部
419 移動開始案内部
512 トリガ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行うシステムにおいて、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部と、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部と、
前記イベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択部と、
前記スケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを指定する直前イベント指定部と、
前記希望イベントの会場位置と前記直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間を特定する第1の移動時間特定部と、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算部と、
前記第1の移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較部と、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の移動時間が前記第1の時間間隔以下である前記公演を第1の登録可能公演と特定する第1の特定部と、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録部と、
を備えるスケジュール管理システム。
【請求項2】
前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを指定する直後イベント指定部と、
前記希望イベントの会場位置と前記直後イベントの会場位置との間の第2の移動時間を特定する第2の移動時間特定部と、
前記公演の終演時刻から前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算部と、
前記第2の移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較部と、を備え、
前記第1の特定部は、前記第2の比較の結果に基づいて、前記第2の移動時間が前記第2の時間間隔以下である前記公演を前記第1の登録可能公演と特定する、
請求項1に記載のスケジュール管理システム。
【請求項3】
前記ユーザの現在位置から、前記希望イベントの会場位置までの第3の移動時間を演算する第3の移動時間演算部と、
現在時刻から、前記イベント登録部に登録された前記希望イベントの公演開始時刻までの第3の時間間隔を演算する第3の時間間隔演算部と、
前記第3の移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第3の比較部と、
前記第3の比較の結果に基づいて、前記希望イベントの会場への移動を開始するよう案内する移動開始案内部と、
を備える請求項1又は2に記載のスケジュール管理システム。
【請求項4】
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算部と、
前記最大移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第4の比較部と、
前記第4の比較の結果に基づいて、前記第3の時間間隔が前記最大移動時間以下となるとき、前記第3の移動時間演算部を作動させるトリガ部と、
を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載のスケジュール管理システム。
【請求項5】
前記第1の移動時間に予め定められた1未満の正の値を乗算することにより、第4の移動時間を演算する第4の移動時間演算部と、
前記第2の移動時間に前記正の値を乗算することにより、第5の移動時間を演算する第5の移動時間演算部と、
前記第1の移動時間、前記第4の移動時間及び前記第1の時間間隔の比較を行う第5の比較部と、
前記第2の移動時間、前記第5の移動時間及び前記第2の時間間隔の比較を行う第6の比較部と、
前記第5の比較の結果に基づき、前記第1の時間間隔が前記第1の移動時間未満且つ前記第4の移動時間以上であるとき、及び/又は、前記第6の比較の結果に基づき、前記第2の時間間隔が前記第2の移動時間未満且つ前記第5の移動時間以上であるとき、前記公演を第2の登録可能公演と特定する第2の特定部と、を備え、
前記イベント登録部は、前記第4の移動時間及び/又は前記第5の移動時間に関する情報と関連付けて、前記第2の登録可能公演を登録する、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のスケジュール管理システム。
【請求項6】
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行うシステムにおいて、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部と、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部と、
前記イベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択部と、
前記スケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを特定する直前イベント特定部と、
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算部と、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算部と、
前記最大移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較部と、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を登録可能公演と特定する特定部と、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録部と、
を備えるスケジュール管理システム。
【請求項7】
前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを特定する直後イベント特定部と、
前記公演の終演時刻と前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算部と、
前記最大移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較部と、を備え、
前記特定部は、前記第2の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を前記登録可能公演と特定する、
請求項6に記載のスケジュール管理システム。
【請求項8】
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行う方法において、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択ステップと、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを指定する直前イベント指定ステップと、
前記希望イベントの会場位置と前記直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間を特定する第1の移動時間特定ステップと、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算ステップと、
前記第1の移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較ステップと、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の移動時間が前記第1の時間間隔以下である前記公演を第1の登録可能公演と特定する第1の特定ステップと、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録ステップと、
を備えるスケジュール管理方法。
【請求項9】
前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを指定する直後イベント指定ステップと、
前記希望イベントの会場位置と前記直後イベントの会場位置との間の第2の移動時間を特定する第2の移動時間特定ステップと、
前記公演の終演時刻から前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算ステップと、
前記第2の移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較ステップと、を備え、
前記第1の特定ステップは、前記第2の比較の結果に基づいて、前記第2の移動時間が前記第2の時間間隔以下である前記公演を前記第1の登録可能公演と特定する、
請求項8に記載のスケジュール管理方法。
【請求項10】
前記ユーザの現在位置から、前記希望イベントの会場位置までの第3の移動時間を演算する第3の移動時間演算ステップと、
現在時刻から、前記イベント登録ステップで登録された前記希望イベントの公演開始時刻までの第3の時間間隔を演算する第3の時間間隔演算ステップと、
前記第3の移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第3の比較ステップと、
前記第3の比較の結果に基づいて、前記希望イベントの会場への移動を開始するよう案内する移動開始案内ステップと、
を備える請求項8又は9に記載のスケジュール管理方法。
【請求項11】
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算ステップと、
前記最大移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第4の比較ステップと、
前記第4の比較の結果に基づいて、前記第3の時間間隔が前記最大移動時間以下となるとき、前記第3の移動時間演算ステップを作動させるトリガステップと、
を備える請求項8〜10のいずれか一項に記載のスケジュール管理方法。
【請求項12】
前記第1の移動時間に予め定められた1未満の正の値を乗算することにより、第4の移動時間を演算する第4の移動時間演算ステップと、
前記第2の移動時間に前記正の値を乗算することにより、第5の移動時間を演算する第5の移動時間演算ステップと、
前記第1の移動時間、前記第4の移動時間及び前記第1の時間間隔の比較を行う第5の比較ステップと、
前記第2の移動時間、前記第5の移動時間及び前記第2の時間間隔の比較を行う第6の比較ステップと、
前記第5の比較の結果に基づき、前記第1の時間間隔が前記第1の移動時間未満且つ前記第4の移動時間以上であるとき、及び/又は、前記第6の比較の結果に基づき、前記第2の時間間隔が前記第2の移動時間未満且つ前記第5の移動時間以上であるとき、前記公演を第2の登録可能公演と特定する第2の特定ステップと、を備え、
前記イベント登録ステップは、前記第4の移動時間及び/又は前記第5の移動時間に関する情報と関連付けて、前記第2の登録可能公演を登録する、
請求項8〜11のいずれか一項に記載のスケジュール管理方法。
【請求項13】
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行う方法において、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択ステップと、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを特定する直前イベント特定ステップと、
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算ステップと、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算ステップと、
前記最大移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較ステップと、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を登録可能公演と特定する特定ステップと、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録ステップと、
を備えるスケジュール管理方法。
【請求項14】
前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを特定する直後イベント特定ステップと、
前記公演の終演時刻と前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算ステップと、
前記最大移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較ステップと、を備え、
前記特定ステップは、前記第2の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を前記登録可能公演と特定する、
請求項13に記載のスケジュール管理方法。
【請求項15】
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択手段と、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを指定する直前イベント指定手段と、
前記希望イベントの会場位置と前記直前イベントの会場位置との間の第1の移動時間を特定する第1の移動時間特定手段と、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算手段と、
前記第1の移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較手段と、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の移動時間が前記第1の時間間隔以下である前記公演を第1の登録可能公演と特定する第1の特定手段と、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
【請求項16】
前記コンピュータを、更に、
前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを指定する直後イベント指定手段と、
前記希望イベントの会場位置と前記直後イベントの会場位置との間の第2の移動時間を特定する第2の移動時間特定手段と、
前記公演の終演時刻から前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算手段と、
前記第2の移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較手段、として機能させ、
前記第1の特定手段は、前記第2の比較の結果に基づいて、前記第2の移動時間が前記第2の時間間隔以下である前記公演を前記第1の登録可能公演と特定する、
請求項15に記載のコンピュータプログラム。
【請求項17】
前記コンピュータを、更に、
前記ユーザの現在位置から、前記希望イベントの会場位置までの第3の移動時間を演算する第3の移動時間演算手段と、
現在時刻から、前記イベント登録手段で登録された前記希望イベントの公演開始時刻までの第3の時間間隔を演算する第3の時間間隔演算手段と、
前記第3の移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第3の比較手段と、
前記第3の比較の結果に基づいて、前記希望イベントの会場への移動を開始するよう案内する移動開始案内手段、
として機能させる請求項15又は16に記載のコンピュータプログラム。
【請求項18】
前記コンピュータを、更に、
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算手段と、
前記最大移動時間と前記第3の時間間隔との比較を行う第4の比較手段と、
前記第4の比較の結果に基づいて、前記第3の時間間隔が前記最大移動時間以下となるとき、前記第3の移動時間演算手段を作動させるトリガ手段、
として機能させる請求項15〜17のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項19】
前記コンピュータを、更に、
前記第1の移動時間に予め定められた1未満の正の値を乗算することにより、第4の移動時間を演算する第4の移動時間演算手段と、
前記第2の移動時間に前記正の値を乗算することにより、第5の移動時間を演算する第5の移動時間演算手段と、
前記第1の移動時間、前記第4の移動時間及び前記第1の時間間隔の比較を行う第5の比較手段と、
前記第2の移動時間、前記第5の移動時間及び前記第2の時間間隔の比較を行う第6の比較手段と、
前記第5の比較の結果に基づき、前記第1の時間間隔が前記第1の移動時間未満且つ前記第4の移動時間以上であるとき、及び/又は、前記第6の比較の結果に基づき、前記第2の時間間隔が前記第2の移動時間未満且つ前記第5の移動時間以上であるとき、前記公演を第2の登録可能公演と特定する第2の特定手段、として機能させ、
前記イベント登録手段は、前記第4の移動時間及び/又は前記第5の移動時間に関する情報と関連付けて、前記第2の登録可能公演を登録する、
請求項15〜18のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項20】
特定の遊戯施設で開催されるイベントのうち、ユーザが参加を希望するイベントのスケジュール管理を行うためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
前記イベントの会場位置に関連付けてイベントデータを格納するイベント格納部から、前記ユーザの希望する希望イベントを選択する希望イベント選択手段と、
前記ユーザのスケジュールを保存するスケジュール保存部を参照し、前記希望イベントに含まれる公演の開演直前の時間帯に登録されている直前イベントを特定する直前イベント特定手段と、
前記遊戯施設内の最大移動時間を演算する最大移動時間演算手段と、
前記直前イベントの終演時刻から前記公演の開演時刻までの第1の時間間隔を演算する第1の時間間隔演算手段と、
前記最大移動時間と前記第1の時間間隔との比較を行う第1の比較手段と、
前記第1の比較の結果に基づいて、前記第1の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を登録可能公演と特定する特定手段と、
前記希望イベントの前記登録可能公演を前記スケジュールに登録するイベント登録手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
【請求項21】
前記コンピュータを、更に、
前記スケジュール保存部を参照し、前記公演の終演直後の時間帯に登録されている直後イベントを特定する直後イベント特定手段と、
前記公演の終演時刻と前記直後イベントの開演時刻までの第2の時間間隔を演算する第2の時間間隔演算手段と、
前記最大移動時間と前記第2の時間間隔との比較を行う第2の比較手段、として機能させ、
前記特定手段は、前記第2の時間間隔が前記最大移動時間以上である前記公演を前記登録可能公演と特定する、
請求項20に記載のコンピュータプログラム。
【請求項22】
請求項15〜21のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−247892(P2012−247892A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−117658(P2011−117658)
【出願日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(501271479)株式会社トヨタマップマスター (56)
【Fターム(参考)】