説明

ステアリングロック装置の取付構造

【課題】ボルトの不正な取り外しを防いで盗難防止機能を高めることができるステアリングロック装置の取付構造を提供すること。
【解決手段】装置ボディ2とこれにボルト締めによって固定されるカバー板3との間にステアリングコラムを挟持することによって固定されるステアリングロック装置1の取付構造として、前記カバー板3に、ボルト挿通孔3bと、該ボルト挿通孔3bから屈曲部3cを介して捩切りボルト5の頭部5Bに向けて立設された壁部3Cと、前記屈曲部3cと前記ボルト挿通孔3bとの間で前記屈曲部3cを装置ボディ2側に突出させる方向に湾曲する湾曲部3dを形成し、カバー板3を捩切りボルト5で装置ボディ2に締結することによって該カバー板3の屈曲部3cが装置ボディ2に圧接され、湾曲部3dが変形して壁部3Cが捩切りボルト5の頭部5Bに向かう構成を採用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の駐車時にステアリングホイールの回転をロックするためのステアリングロック装置の取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両には、盗難防止の目的で駐車中にステアリングホイールの回転をロックするステアリングロック装置が設けられているが、このステアリングロック装置は、装置ボディとこれにボルト締めによって固定されるカバー板との間にステアリングコラムを挟持することによって固定されている。
【0003】
斯かるステアリングロック装置の取り外しを防いで盗難防止機能を高めるため、ボルトに捩切りボルトを使用し、該捩切りボルトによってカバー板を装置ボディに固定してステアリングロック装置を取り付けた後、捩切りボルトの頭部を折除することによって該捩切りボルトを回してステアリングロック装置を取り外すことができないようにすることが行われている。
【0004】
ところが、上記取付構造を採用した場合、頭部が折除された捩切りボルトであっても、折除後の取付座部が露出しているため、該取付座部の周囲にたがね等の工具を当てて叩くことによって捩切りボルトを少しずつ回すことは可能であり、ステアリングロック装置が外されてしまうという問題がある。
【0005】
そこで、特許文献1には、カバー板に折除後の捩切りボルトの取付座部の周囲を覆う周壁を一体的に形成する構成が提案されている。これによれば、折除後の捩切りボルトの取付座部の周囲にたがね等の工具を当てて叩いても、工具がカバー板の周壁に当たって捩切りボルトを回すことができないため、ステアリングロック装置がステアリングコラムから取り外されることによる盗難を防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実公平5−000460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、スペース的な問題でカバー板に周壁が十分形成できない場合や、捩切りボルトの取付座部が手前に向くようにステアリングロック装置が設定される場合がある。このような場合には、捩切りボルトの取付座部がカバー板の周壁によって覆われていても、該取付座部に工具等を当てて叩くことは可能であるため、ステアリングロック装置がステアリングコラムから取り外されてしまうことがあり得るという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ボルトの不正な取り外しを防いで盗難防止機能を高めることができるステアリングロック装置の取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、装置ボディとこれにボルト締めによって固定されるカバー板との間にステアリングコラムを挟持することによって固定されるステアリングロック装置の取付構造であって、
前記カバー板に、ボルト挿通孔と、該ボルト挿通孔から屈曲部を介して前記ボルトの頭部に向けて立設された壁部と、前記屈曲部と前記ボルト挿通孔との間で前記屈曲部を前記装置ボディ側に突出させる方向に湾曲する湾曲部を形成し、
前記カバー板を前記ボルトで前記装置ボディに締結することによって該カバー板の前記屈曲部が前記装置ボディに圧接され、前記湾曲部が変形して前記壁部が前記ボルトの頭部に向かうようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記カバー板の壁部を前記屈曲部から先端部にかけて前記ボルトの頭部に近づく方向に延設し、前記カバー板が前記ボルトによって前記装置ボディに締結されることによって、前記壁部の先端部が前記ボルトの頭部に係合するよう構成したことを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記ボルトの頭部を締付部とその下方の取付座部で構成するとともに、締付部と取付座部との間に捩切り部を形成し、前記カバー板を前記装置ボディに締結した後に前記ボルトの締付部を折除可能とし、前記カバー板を前記ボルトによって前記装置ボディに締結することによって前記壁部の先端部が前記ボルトの取付座部に係合するよう構成したことを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記カバー板の壁部を前記屈曲部から先端部にかけて前記ボルトの取付座部に近づく方向に延設し、前記カバー板を前記ボルトによって前記装置ボディに締結することによって前記壁部の先端部が前記ボルトの取付座部に係合するよう構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の発明によれば、カバー板をボルトで装置ボディに締結する初期段階において該カバー板の屈曲部が装置ボディに当接し、その後もボルト締めを続けると、カバー板の屈曲部を支点として湾曲部が変形するため、該屈曲部と共に壁部がボルトの頭部に向かうように傾く。そして、カバー板の取り付けが完了した後にカバー板の壁部の先端部がボルトの頭部に係合するため、ボルトの頭部への不正なアクセスが不可能となり、ボルトの取り外しが防がれてステアリングロック装置の盗難防止機能が高められる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、カバー板を装置ボディに固定する前においても、カバー板の壁部がボルトの頭部に近づく方向に延設されているため、ボルトの頭部がカバー板の壁部の先端に引っ掛かり、該ボルトが不用意に脱落することがなく、カバー板の取付作業性が高められる。そして、カバー板を装置ボディに固定した後は、ボルトの頭部にカバー板の壁部が係合するため、該壁部を不正に剥がしてボルトを回すことが不可能となる。
【0015】
請求項3及び4記載の発明によれば、カバー板を装置ボディに締結した後にボルトの締付部を折除すると、ボルトに残った取付座部にカバー板の壁部の先端部が係合するため、ボルトの不正なアクセスが一層確実に防がれてステアリングロック装置の盗難防止機能が更に高められる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係るステアリングロック装置の取付構造を示す破断面図である。
【図2】(a)はカバー板の変形前の状態を示す斜視図、(b)は同カバー板の変形後の状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るステアリングロック装置のカバー板の取付初期の状態を示す部分断面図である。
【図4】図3のA部拡大詳細図である。
【図5】本発明に係るステアリングロック装置のカバー板の取付途中の状態を示す部分断面図である。
【図6】図5のB部拡大詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明に係るステアリングロック装置の取付構造を示す破断面図、図2(a),(b)はカバー板の変形前後の状態を示す斜視図、図3は同ステアリングロック装置のカバー板の取付初期の状態を示す部分断面図、図4は図3のA部拡大詳細図、図5は同ステアリングロック装置のカバー板の取付途中の状態を示す部分断面図、図6は図5のB部拡大詳細図である。
【0019】
図1に示すステアリングロック装置1は、装置ボディ2とこれにボルト締めによって固定されるカバー板3との間に不図示のステアリングコラムを挟持することによって固定される装置であって、装置ボディ2には、不図示のキーシリンダの回動操作によって出没するロック部材4が設けられている。具体的には、キーシリンダに差し込まれた不図示のエンジンキーを運転者が回してエンジンを切り、キーシリンダからエンジンキーを抜き取ると、その動作に連動してロック部材4が図1に示すように装置ボディ2の円弧状凹部2aから突出してステアリングシャフト10の凹部10aに嵌合し、該ステアリングシャフト10の上端に結着された不図示のステアリングホイールの回転をロックし、駐車中の車両の盗難を防ぐ。尚、図示しないが、ステアリングシャフトは、ステアリングコラムの内部に回転可能に挿通されており、その下端はステアリングギヤボックス等の操舵系に連結され、運転者によってステアリングホイールが回転操作されると、その回転を操舵系に伝達する機能を果たす。
【0020】
又、図1に示すようにロック部材4がステアリングシャフト10の凹部10aに嵌合してステアリングホイールの回転がロックされている状態(ステアリングロック状態)から運転者が不図示のキーシリンダにエンジンキーを差し込んでこれを回すことによってエンジンを始動させると、この動作に連動してロック部材4がステアリングシャフト10の凹部10aから抜けて装置ボディ2内に埋没するため、ステアリングホイールのロックが解除され、運転者はステアリングホイールを回転操作することが可能となる。
【0021】
ところで、図1に示すように、装置ボディ2の円弧状凹部2aの中央にはロック部材4が上下動可能に挿通する挿通孔2bが上下方向に形成されており、円弧状凹部2aの両側にはネジ孔2cが縦方向に形成されている。そして、この装置ボディ2の上面にはアーチ状の前記カバー板3が被せられ、このカバー板3を2本の捩切りボルト5で装置ボディ2に締結することによって、ステアリングロック装置1が装置ボディ2とカバー板3との間にステアリングコラムを挟持する状態で固定される。
【0022】
ここで、カバー板3は、図2に示すように板金のプレス成形によってアーチ状に一体成形され、その中央部には円弧状凹部3aが形成され、この円弧状凹部3aと装置ボディ2の円弧状凹部2aとで不図示のステアリングコラムを挟持する。そして、カバー板3の円弧状凹部3aの両側の平坦部3Aには円孔状のボルト挿通孔3bがそれぞれ形成されており、カバー板3の外周縁には垂直な周壁3Bと斜めに傾斜する矩形板状の壁部3Cが立設されている。具体的には、カバー板3の手前側(図1の左側)に形成された一方のボルト挿通孔3bの近傍に矩形板状の壁部3Cが斜めに立設されている。
【0023】
而して、カバー板3を装置ボディ2に取り付ける初期の状態を図3及び図4に示すが、締付前のカバー板3のボルト挿通孔3bには捩切りボルト5が上方から通され、これらの捩切りボルト5のネジ部5Aが装置ボディ2のネジ孔2cに螺合される。
【0024】
ここで、カバー板3の一方のボルト挿通孔3b側の端縁にはV字状に屈曲する屈曲部3cが形成されており、壁部3Cは屈曲部3cから先端部にかけて捩切りボルト5の頭部5Bに近づく方向に向けて斜めに延設されている。そして、カバー板3には、屈曲部3cとボルト挿通孔3bとの間で屈曲部3cを装置ボディ2側(下方)に突出させる方向に湾曲する湾曲部3dが形成されている。
【0025】
又、各捩切りボルト5の頭部5Bには、締付部5aとその下方の取付座部5bが設けられており、これらの締付部5aと取付座部5bとの間には断面積が絞られた捩切り部5cが形成されている。
【0026】
而して、カバー板3の装置ボディ2への取り付けに際して該カバー板3を図3に示すように装置ボディ2の上面に被せた状態では、その屈曲部3cが装置ボディ2の上面に当接し、平坦部3Aと湾曲部3dは装置ボディ2から浮いた位置にあり、これらと装置ボディ2の上面との間には所定の隙間が形成されている。
【0027】
上記状態から捩切りボルト5をカバー板3のボルト挿通孔3bに上方から通し、図3に示すようにこれらの捩切りボルト5のネジ部5Aを装置ボディ2のネジ孔2cに螺合させる。この状態からスパナやレンチ等の不図示の工具を用いて各捩切りボルト5を回し、これらの捩切りボルト5を装置ボディ2のネジ孔2cにねじ込むと、カバー板3の平坦部3Aが装置ボディ2に向かって図4の矢印a方向(下方)に変形して装置ボディ2との隙間が図5及び図6に示すように小さくなるとともに、該カバー板3の屈曲部3cの装置ボディ2との当接点Pは外側(図4の矢印b方向)に移動する。このとき、カバー板3の湾曲部3dは基端部3d1を中心として図4の矢印c方向(時計方向)に回転するため、壁部3Cも同方向に回転し、その先端部が図4の矢印d方向に移動して捩切りボルト5の頭部5Bに近づき、図5及び図6に示すように捩切りボルト5の取付座部5bの一部が壁部3Cの先端部によって覆われる。
【0028】
その後、捩切りボルト5を更に締め付けると、図1に示すようにカバー板3の平坦部3Aが装置ボディ2の上面に完全に密着するとともに、壁部3Cの先端部が捩切りボルト5の取付座部5bの上部に当接してこの部分を覆う。即ち、当初は図2(a)に示すように斜めに立設されていたカバー板3の壁部3Cは、捩切りボルト5を締め付けると矢印方向に回転し、図2(b)に示すように変形して前述のように先端部が捩切りボルト5の取付座部5bの上部に係合してこの部分を覆う。
【0029】
その後、捩切りボルト5を更に回して締め付けると、各捩切りボルト5の頭部5Bにおいて最小断面積の捩切り部5cに大きな応力が発生し、各捩切りボルト5の締付トルクが所定値以上に達した時点で捩切り部5cが捩じ切られ、各捩切りボルト5の締付部5aが折除されて図1に示すように取付座部5bだけが残り、一方の捩切りボルト5の取付座部5bの上部にカバー板3の壁部3Cの先端が係合して該取付座部5bの一部を上側から覆う。
【0030】
以上のように、本発明に係るステアリングロック装置1の取付構造によれば、カバー板3を捩切りボルト5で装置ボディ2に締結する初期段階において該カバー板3の屈曲部3cが装置ボディ2に当接し、その後も捩切りボルト5を締め続けると、カバー板3の屈曲部3cを支点として湾曲部3dが変形するため、該湾曲部3dと共に壁部3Cが捩切りボルト5の頭部5Bに向かうように傾く。そして、カバー板3の取り付けが完了した後に締付部5aが折除された捩切りボルト5の取付座部5bにカバー板3の壁部3Cの先端部が係合するため、該捩切りボルト5の取付座部5bへの不正なアクセスが不可能となり、捩切りボルト5の取り外しが防がれてステアリングロック装置1の盗難防止機能が高められる。
【0031】
又、カバー板3を装置ボディ2に固定する前においても、該カバー板3の壁部3Cが捩切りボルト5の頭部5Bに近づく方向に延設されているため、捩切りボルト5の頭部5Bがカバー板3の壁部3Cの先端に引っ掛かり、該捩切りボルト5が不用意に脱落することがなく、カバー板3の取付作業性が高められる。そして、カバー板3を装置ボディ2に固定した後は、捩切りボルト5の取付座部5bにカバー板3の壁部3Cが係合するため、該壁部3Cを不正に剥がして捩切りボルト5を回すことが不可能となる。
【0032】
更に、カバー板3を装置ボディ2に締結した後に捩切りボルト5の締付部5aを折除すると、捩切りボルト5に残った取付座部5bにカバー板3の壁部3Cの先端部が係合するため、捩切りボルト5への不正なアクセスが一層確実に防がれステアリングロック装置1の盗難防止機能が更に高められる。
【0033】
尚、以上の実施の形態では、カバー板3の手前側(捩切りボルト5への不正なアクセスの可能性が高い側)のみに壁部3Cを設けたが、カバー板3の両側に壁部3Cを設けても良いことは勿論である。
【符号の説明】
【0034】
1 ステアリングロック装置
2 装置ボディ
2a 装置ボディの円弧状凹部
2b 装置ボディの挿通孔
2c 装置ボディのネジ孔
3 カバー板
3A カバー板の平坦部
3B カバー板の周壁
3C カバー板の壁部
3a カバー板の円弧状凹部
3b カバー板のボルト挿通孔
3c カバー板の屈曲部
3d カバー板の湾曲部
3d1 湾曲部の基端部
4 ロック部材
5 捩切りボルト
5A 捩切りボルトのネジ部
5B 捩切りボルトの頭部
5a 捩切りボルトの締付部
5b 捩切りボルトの取付座部
5c 捩切りボルトの捩切り部
10 ステアリングシャフト
10a ステアリングシャフトの凹部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置ボディとこれにボルト締めによって固定されるカバー板との間にステアリングコラムを挟持することによって固定されるステアリングロック装置の取付構造であって、
前記カバー板に、ボルト挿通孔と、該ボルト挿通孔から屈曲部を介して前記ボルトの頭部に向けて立設された壁部と、前記屈曲部と前記ボルト挿通孔との間で前記屈曲部を前記装置ボディ側に突出させる方向に湾曲する湾曲部を形成し、
前記カバー板を前記ボルトで前記装置ボディに締結することによって該カバー板の前記屈曲部が前記装置ボディに圧接され、前記湾曲部が変形して前記壁部が前記ボルトの頭部に向かうようにしたことを特徴とするステアリングロック装置の取付構造。
【請求項2】
前記カバー板の壁部を前記屈曲部から先端部にかけて前記ボルトの頭部に近づく方向に延設し、前記カバー板が前記ボルトによって前記装置ボディに締結されることによって、前記壁部の先端部が前記ボルトの頭部に係合するよう構成したことを特徴とする請求項1記載のステアリングロック装置の取付構造。
【請求項3】
前記ボルトの頭部を締付部とその下方の取付座部で構成するとともに、締付部と取付座部との間に捩切り部を形成し、前記カバー板を前記装置ボディに締結した後に前記ボルトの締付部を折除可能とし、前記カバー板を前記ボルトによって前記装置ボディに締結することによって前記壁部の先端部が前記ボルトの取付座部に係合するよう構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のステアリングロック装置の取付構造。
【請求項4】
前記カバー板の壁部を前記屈曲部から先端部にかけて前記ボルトの取付座部に近づく方向に延設し、前記カバー板を前記ボルトによって前記装置ボディに締結することによって前記壁部の先端部が前記ボルトの取付座部に係合するよう構成したことを特徴とする請求項3記載のステアリングロック装置の取付構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−112109(P2013−112109A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−258782(P2011−258782)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(000138462)株式会社ユーシン (241)