説明

ステップモータ駆動回路及びアナログ電子時計

【課題】 モータに大きな駆動電流を供給可能にすると共に小型化可能にすること。
【解決手段】 モータ14の回転駆動時に、トランジスタ30、31、35をオン状態、トランジスタ34、33、32をオフ状態に駆動する第1駆動サイクルと、トランジスタ34、33、32をオン状態、トランジスタ30、31、35をオフ状態に駆動する第2駆動サイクルとを交互に行い、前記回転駆動時の間に設けられたモータ14の制動時に、トランジスタ31、34をオン状態、トランジスタ30、32、33、35をオフ状態に駆動する。トランジスタ30、33をモータ駆動用及び耐静電気性用に兼用することにより、モータ14に大きな駆動電流を供給可能にすると共に小型化を可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステップモータ駆動回路及びアナログ電子時計に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、時針や分針等の時刻を表示するための時刻針をステップモータで回転駆動するようにしたアナログ電子時計が利用されている。前記アナログ電子時計は、時刻針を回転駆動するステップモータと、前記ステップモータを回転駆動するステップモータ駆動回路とを有し、時間の基準となる時間信号に基づいて前記ステップモータ駆動回路によって前記ステップモータを回転駆動することにより、前記時刻針で時刻表示を行うように構成されている(例えば、特許文献1、2参照)。
図10は、従来のアナログ電子時計に使用されているステップモータ駆動回路の回路図である。
【0003】
図10において、ステップモータ駆動回路は、Pチャネルの電界効果トランジスタ(FET)21及びNチャネルの電界効果トランジスタ25から成る第1トランジスタ対と、Pチャネルの電界効果トランジスタ24及びNチャネルの電界効果トランジスタ22から成る第2トランジスタ対と、前記各トランジスタをオン/オフ駆動する駆動手段(図示せず)と、耐静電気対策のためにトランジスタ21、24に対して各々並列接続されたNチャネルの電界効果トランジスタ20、23とを有している。トランジスタ20、23は常時オフ状態となっている。
前記ステップモータ駆動回路は集積回路(IC)によって構成されており、トランジスタ21、22の接続点とトランジスタ24、25の接続点は、前記集積回路の出力端子Out1、Out2となっており、電子時計用のステップモータ26の駆動端子が接続されている。
【0004】
前記駆動手段は、モータ回転駆動時に前記第1トランジスタ対と第2トランジスタ対を交互にオン状態に駆動することによってステップモータ26へ交番信号を供給してステップモータ26を所定方向に回転させる。即ち、前記駆動手段は、モータ回転駆動時に、トランジスタ21、25をオン状態にすると共にトランジスタ24、22をオフ状態に駆動することによって前記第1トランジスタ対をオン状態とし、次に、トランジスタ24、22をオン状態にすると共にトランジスタ21、25をオフ状態に駆動することによって前記第2トランジスタ対をオン状態とし、前記第1トランジスタ対と第2トランジスタ対を交互にオン状態に駆動する。これにより、ステップモータ26へ交番信号を供給してステップモータ26を所定方向に回転駆動する。
また、前記駆動手段は、ステップモータ26を所定回転位置に強制的に保持するためのモータ制動時には、トランジスタ21、24をオン状態に駆動すると共にトランジスタ22、25をオフ状態に駆動することによってステップモータ26の両端子を短絡する。
トランジスタ20、23は常時オフ状態に維持され、これによって、トランジスタ21、22、24、25を静電気による破壊や劣化から保護することが可能になる。
【0005】
しかしながら、トランジスタ20、23は保護回路としての機能しか有しかおらず又、保護機能を高めるためにサイズの大きいトランジスタによって構成される。したがって、保護回路という単一の機能しか有しないトランジスタが大きなスペースを占めるため、小型化が困難である。また、集積回路化した場合には、スペースの利用効率が悪いという問題がある。
また、モータ26としてトルクが大きいモータを使用する場合、トランジスタ21〜25は大きな駆動電流を供給する能力が要求されるが、サイズの大きい保護用トランジスタに加えて大きいサイズのトランジスタが必要になり、小型化が困難という問題がある。
【0006】
【特許文献1】特公昭57−18440号公報(第2頁左欄第34行〜第3頁右欄第5行、図5〜図7)
【特許文献2】特公昭63−18149号公報(第6頁左欄第11行〜第8頁右欄第20行、図17〜図19)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、ステップモータに大きな駆動電流を供給可能にすると共に小型化可能なステップモータ駆動回路を提供することを課題としている。
また、本発明は、駆動電流の大きなモータを使用可能にすると共に小型化可能なアナログ電子時計を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、第1及び第2トランジスタから成る第1トランジスタ対と、第3及び第4トランジスタから成る第2トランジスタ対と、モータ回転駆動時に前記第1トランジスタ対と第2トランジスタ対を交互にオン状態に駆動することによってステップモータへ交番信号を供給して前記ステップモータを所定方向に回転させ、モータ制動時に前記第1及び第3トランジスタをオン状態に駆動すると共に前記第2及び第4トランジスタをオフ状態に駆動することによって前記ステップモータの両端子を同一レベルに駆動する駆動手段とを有するステップモータ駆動回路において、前記第1トランジスタに並列接続された第5トランジスタと、前記第3トランジスタに並列接続された第6トランジスタとを備えて成り、前記駆動手段は、前記第5トランジスタを、前記モータ回転駆動時に前記第1トランジスタをオン状態に駆動するときにオン状態に駆動すると共に、前記モータ制動時に前記第1トランジスタをオン状態に駆動するときにオフ状態に駆動し、前記第6トランジスタを、前記モータ回転駆動時に前記第3トランジスタをオン状態に駆動するときにオン状態に駆動すると共に、前記モータ制動時に前記第3トランジスタをオン状態に駆動するときにオフ状態に駆動することを特徴とするステップモータ駆動回路が提供される。
駆動手段は、第5トランジスタを、モータ回転駆動時に第1トランジスタをオン状態に駆動するときにオン状態に駆動すると共に、モータ制動時に前記第1トランジスタをオン状態に駆動するときにオフ状態に駆動し、第6トランジスタを、前記モータ回転駆動時に第3トランジスタをオン状態に駆動するときにオン状態に駆動すると共に、前記モータ制動時に前記第3トランジスタをオン状態に駆動するときにオフ状態に駆動する。
【0009】
ここで、前記第1、第5トランジスタは同一チャネルのトランジスタによって構成され、前記第3、第6トランジスタは同一チャネルのトランジスタによって構成されて成るように構成してもよい。
また、前記第1、第5トランジスタは異なるチャネルのトランジスタによって構成され、前記第3、第6トランジスタは異なるチャネルのトランジスタによって構成されて成るように構成してもよい。
また、前記第1乃至第6トランジスタは半導体集積回路によって構成され、前記第1、第5トランジスタは一のトランジスタを物理的に分割して構成され、前記第3、第6トランジスタは一のトランジスタを物理的に分割して構成されて成るように構成してもよい。
また、前記第5トランジスタは前記第1トランジスタよりも面積が大きく、前記第6トランジスタは前記第3トランジスタよりも面積が大きいように構成してもよい。
【0010】
また、本発明によれば、時刻針を回転駆動するためのステップモータと、時間の基準となる時間信号に基づいて計時動作を行い、前記ステップモータを回転駆動するステップモータ駆動回路とを有し、前記ステップモータ駆動回路によって前記モータを回転駆動することにより、前記時刻針で時刻表示を行うようにしたアナログ電子時計において、前記ステップモータ駆動回路として、請求項1乃至5のいずれか一に記載のステップモータ駆動回路を用いて成ることを特徴とするアナログ電子時計が提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明のステップモータ駆動回路によれば、一のトランジスタをステップモータ駆動用と保護用に兼用させることが可能になり、モータに大きな電流を供給可能になると共に小型化が可能になる。
また、本発明のアナログ電子回路によれば、駆動電流の大きなモータが使用可能になると共に小型化が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計のブロック図で、後述する各実施の形態に共通するブロック図である。
図1において、電子時計は、所定周波数の信号を発生する発振回路10、発振回路10によって発生した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生する分周回路11、前記時計信号に基づいて時計用のステップモータ14を駆動するための駆動パルスを発生するモータパルス発生回路12、モータパルス発生回路12からの信号に応答してステップモータ14を回転駆動するモータドライバ回路13、ステップモータ14、輪列や表示針を有し時刻等を表示する表示部15を備えている。
発振回路10、分周回路11、モータパルス発生回路12及びモータドライバ回路13は、ステップモータ駆動回路を構成している。また、発振回路10、分周回路11及びモータパルス発生回路12は駆動手段を構成している。
【0013】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路の回路図で、モータドライバ回路13の詳細回路図である。
図2において、モータドライバ回路13は、Pチャネル電界効果トランジスタ(FET)(第1トランジスタ)31及びNチャネル電界効果トランジスタ(第2トランジスタ)35から成る第1トランジスタ対と、Pチャネル電界効果トランジスタ(第3トランジスタ)34及びNチャンネル電界効果トランジスタ(第4トランジスタ)32から成る第2トランジスタ対と、トランジスタ31に並列接続されたPチャネル電界効果トランジスタ(第5トランジスタ)30と、トランジスタ34に並列接続されたPチャネル電界効果トランジスタ(第6トランジスタ)33とを備えている。
前記ステップモータ駆動回路は集積回路(IC)によって構成されており、トランジスタ31、32の接続点とトランジスタ34、35の接続点は、前記集積回路の出力端子Out1、Out2となっており、電子時計用のステップモータ14の駆動端子が接続される。
【0014】
本実施の形態では、トランジスタ31、30は同一チャネルのトランジスタによって構成され又、トランジスタ34、33も同一チャネルのトランジスタによって構成されている。
各トランジスタ30〜35には、モータパルス発生回路12から駆動信号Sig30〜Sig35が供給される。
図3は、図2に示したステップモータ駆動回路のタイミング図である。各駆動信号Sigの添え字30〜35は、各駆動信号Sigが入力されるトランジスタ30〜35の符号である。
【0015】
以下、図1〜図3を用いて、本第1の実施の形態の動作を詳細に説明する。
図1において、発振回路10は、所定周波数の信号を発生する。分周回路11は、発振回路10によって発生した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生する。モータパルス発生回路12は、前記時計信号に基づいて時計用のステップモータ14を駆動するための駆動信号を発生する。モータドライバ回路13は、モータパルス発生回路12からの駆動信号に応答してステップモータ14を回転駆動する。ステップモータ14は、モータドライバ回路13による駆動によって表示部15を回転駆動する。表示部15はステップモータ14の駆動に応答して表示針が回転し、時刻等の表示を行う。
【0016】
次に、図2及び図3を用いて、モータドライバ回路13の動作を詳細に説明する。
先ず、モータパルス発生回路12は、ステップモータ14を回転駆動するモータ回転駆動時には、図3に示すように時刻T1〜T2の第1駆動サイクルにおいて、トランジスタ30、31、32にはハイレベルの駆動信号Sig30、Sig31、Sig32を供給し、又、トランジスタ33、34、35にはローレベルの駆動信号Sig33、Sig34、Sig35を供給する。
これにより、トランジスタ32、33、34はオン状態、トランジスタ30、31、35はオフ状態に駆動される。したがって、出力端子Out1はローレベル、出力端子Out2はハイレベルとなり、ステップモータ14には、出力端子Out2から出力端子Out1方向への駆動電流が流れ、所定方向へ所定角度回転する。
【0017】
次に、ステップモータ14を所定の回転位置に強制的に保持するためのモータ制動時(時刻T2〜T3)には、トランジスタ30、33にはハイレベルの駆動信号Sig30、Sig33を供給し、又、トランジスタ31、32、34、35にはローレベルの駆動信号Sig31、Sig32、Sig34、Sig35を供給する。これにより、トランジスタ31、34はオン状態に駆動される。したがって、出力端子Out1、Out2に接続されたステップモータ14の両駆動端子はともに同一レベルのハイレベルとなり、ステップモータ14には制動がかけられる。
このとき、トランジスタ30、33はオフ状態であり、保護用のトランジスタとして機能することになる。また、トランジスタ32にリーク電流が流れる場合でも、トランジスタ32にはトランジスタ31を介してリーク電流が流れるのみであり、トランジスタ30を介したリーク電流は流れないため、トランジスタ32に流れるリーク電流を低減することが可能になる。また、同様に、トランジスタ35に流れるリーク電流もトランジスタ34を介したリーク電流のみであるため、トランジスタ35に流れるリーク電流も小さく抑えることが可能になる。
【0018】
次に、モータパルス発生回路12は、時刻T3〜T4のモータ回転駆動時(第2駆動サイクル)には、トランジスタ33、34、35にはハイレベルの駆動信号Sig33、Sig34、Sig35を供給し、又、トランジスタ30、31、32にはローレベルの駆動信号Sig30、Sig31、Sig32を供給する。
これにより、トランジスタ30、31、35はオン状態、トランジスタ32、33、34はオフ状態に駆動される。したがって、出力端子Out1はハイレベル、出力端子Out2はローレベルとなり、ステップモータ14には、出力端子Out1から出力端子Out2方向への駆動電流が流れ、前記所定方向へ前記所定角度回転する。
【0019】
次のモータ制動時には、前記同様にして、トランジスタ30、33にはハイレベルの駆動信号Sig30、Sig33を供給し、又、トランジスタ31、32、34、35にはローレベルの駆動信号Sig31、Sig32、Sig34、Sig35を供給する。これにより、トランジスタ31、34はオン状態に駆動される。したがって、出力端子Out1、Out2はともにハイレベルとなり、ステップモータ14の両駆動端子は同一レベルに駆動されて、制動がかけられる。このとき、トランジスタ30、33はオフ状態であり、保護用のトランジスタとして機能することになる。
このようにして、第1駆動サイクル、モータ制動、第2駆動サイクル及びモータ制動を、順次繰り返して行うことにより、ステップモータ14を所定方向に回転させると共に、回転駆動時の合間に制動をかけることが可能になる。
【0020】
以上述べたように、本第1の実施の形態に係るステップモータ駆動回路は、モータドライバ回路13は、トランジスタ31及びトランジスタ35から成る第1トランジスタ対と、トランジスタ34及びトランジスタ32から成る第2トランジスタ対と、モータ回転駆動時に前記第1トランジスタ対と第2トランジスタ対を交互にオン状態に駆動することによってステップモータ14へ交番信号を供給してステップモータ14を所定方向に回転させ、モータ制動時にトランジスタ31及びトランジスタ34をオン状態に駆動すると共にトランジスタ35及びトランジスタ32をオフ状態に駆動することによってステップモータ14の両駆動端子を短絡するモータパルス発生回路12とを有するステップモータ駆動回路において、トランジスタ31に並列接続されたトランジスタ30と、トランジスタ34に並列接続されたトランジスタ33とを備えて成り、モータパルス発生回路12は、トランジスタ30を、前記モータ回転駆動時にトランジスタ31をオン状態に駆動するときにオン状態に駆動すると共に、前記モータ制動時にトランジスタ31をオン状態に駆動するときにオフ状態に駆動し、トランジスタ33を、前記モータ回転駆動時にトランジスタ34をオン状態に駆動するときにオン状態に駆動すると共に、前記モータ制動時にトランジスタ34をオン状態に駆動するときにオフ状態に駆動することを特徴としている。
【0021】
即ち、モータ14の回転駆動時に、トランジスタ30、31、35をオン状態、トランジスタ34、33、32をオフ状態に駆動する第1サイクルと、トランジスタ34、33、32をオン状態、トランジスタ30、31、35をオフ状態に駆動する第2サイクルとを交互に行い、前記回転駆動時の間に設けられたモータ14の制動時に、トランジスタ31、34をオン状態、トランジスタ30、32、33、35をオフ状態に駆動するように構成している。
【0022】
したがって、トランジスタ30、33は、モータ駆動時にはモータ駆動用トランジスタとして機能し、又、モータ制動時には保護用のトランジスタとして機能することになり、一のトランジスタをモータ駆動用及び耐静電気性用に兼用することによって複数の機能を持たせることが可能になる。また、モータ駆動時には、トランジスタ30、31がモータ駆動用として一体となって機能し又、トランジスタ33、34がモータ駆動用として一体となって機能することになるため、ステップモータ14に大きな駆動電流を供給することが可能になり、又、保護専用のトランジスタを使用する必要がないため小型化が可能になるという効果を奏する。
また、トランジスタ30〜35を半導体集積回路によって構成した場合、トランジスタ31、30は一のトランジスタを物理的に分割して構成し、トランジスタ34、33は一のトランジスタを物理的に分割して構成することができる。また、この場合、トランジスタ30はトランジスタ31よりも面積が大きく、トランジスタ34はトランジスタ33よりも面積を大きく形成することにより、保護性能を向上させることができる。
【0023】
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路の回路図で、モータドライバ回路13の詳細回路図である。
本第2の実施の形態と前記第1の実施の形態の相違点は、前記第1実施の形態では第5トランジスタ30及び第6トランジスタ33をPチャネル電界効果トランジスタによって構成したが、本第2の実施の形態では、第5トランジスタと第6トランジスタをNチャネル電界効果トランジスタ50、53によって構成している点で相違している。
【0024】
即ち、Pチャネル電界効果トランジスタ(第1トランジスタ)51とトランジスタ50は異なるチャネルのトランジスタによって構成され、又、Pチャネル電界効果トランジスタ54(第3トランジスタ)とトランジスタ53は異なるチャネルのトランジスタによって構成されている。尚、Nチャネル電界効果トランジスタ52は第4トランジスタ、Nチャネル電界効果トランジスタ55は第2トランジスタを構成している。
各トランジスタ50〜55には、モータパルス発生回路12から駆動信号Sig50〜Sig55が供給される。
【0025】
図5は、図4に示したステップモータ駆動回路のタイミング図である。
以下、図1、図4、図5を用いて、前記第1の実施の形態と相違する部分についてその動作を詳細に説明することとし、共通する部分については説明を省略する。
先ず、モータパルス発生回路12は、ステップモータ14を回転駆動するモータ回転駆動時には、図5に示すように時刻T5〜T6の第1駆動サイクルにおいて、トランジスタ51、52、53にはハイレベルの駆動信号Sig51、Sig52、Sig53を供給し、又、トランジスタ50、54、55にはローレベルの駆動信号Sig50、Sig54、Sig55を供給する。
これにより、トランジスタ52、53、54はオン状態、トランジスタ50、51、55はオフ状態に駆動される。したがって、出力端子Out1はローレベル、出力端子Out2はハイレベルとなり、ステップモータ14には、出力端子Out2から出力端子Out1方向への駆動電流が流れ、所定方向へ所定角度回転する。
【0026】
次に、ステップモータ14を所定の回転位置に強制的に保持するためのモータ制動時(時刻T6〜T7)には、トランジスタ50〜55には全てローレベルの駆動信号Sig50〜Sig55を供給する。これにより、トランジスタ51、54はオン状態に駆動される。したがって、出力端子Out1、Out2はともにハイレベルとなり、ステップモータ14の両駆動端子はともに同一レベルに駆動されて制動がかけられる。
このとき、トランジスタ50、53はオフ状態であり、保護用のトランジスタとして機能することになる。また、トランジスタ52にリーク電流が流れる場合でも、トランジスタ52にはトランジスタ51を介したリーク電流のみが流れ、トランジスタ50を介したリーク電流は流れないため、トランジスタ52に流れるリーク電流を低減することが可能になる。また、同様に、トランジスタ55に流れるリーク電流もトランジスタ54を介したリーク電流のみが流れるため、トランジスタ55に流れるリーク電流も小さく抑えることが可能になる。
【0027】
次に、モータパルス発生回路12は、時刻T7〜T8のモータ回転駆動時(第2駆動サイクル)には、トランジスタ50、54、55にはハイレベルの駆動信号Sig50、Sig54、Sig55を供給し、又、トランジスタ51、52、53にはローレベルの駆動信号Sig51、Sig52、Sig53を供給する。
これにより、トランジスタ50、51、55はオン状態、トランジスタ52、53、54はオフ状態に駆動される。したがって、出力端子Out1はハイレベル、出力端子Out2はローレベルとなり、ステップモータ14には、出力端子Out1から出力端子Out2方向への駆動電流が流れ、前記所定方向へ前記所定角度回転する。
【0028】
次のモータ制動時には、前記同様にして、トランジスタ50〜55には全てローレベルの駆動信号Sig50〜Sig55を供給する。これにより、トランジスタ51、54はオン状態に駆動される。したがって、出力端子Out1、Out2はともにハイレベルとなり、ステップモータ14の両駆動端子はともに同一レベルのハイレベルに駆動されて制動がかけられる。このとき、トランジスタ50、53はオフ状態であり、保護用のトランジスタとして機能することになる。
このようにして、第1駆動サイクル、モータ制動、第2駆動サイクル及びモータ制動を、順次繰り返して行うことにより、ステップモータ14を所定方向に回転させると共に、回転駆動時の合間に制動をかけることが可能になる。
【0029】
したがって、前記第1の実施の形態と同様に、トランジスタ50、53は、モータ駆動時にはモータ駆動用トランジスタとして機能し、又、モータ制動時には保護用のトランジスタとして機能することになり、一のトランジスタに複数の機能を持たせることが可能になる。また、モータ駆動時には、トランジスタ50、51がモータ駆動用として一体となって機能し又、トランジスタ53、54がモータ駆動用として一体となって機能することになるため、ステップモータ14に大きな駆動電流を供給することが可能になり、又、保護専用のトランジスタを使用する必要がないため小型化が可能になるという効果を奏する。
また、トランジスタ50はトランジスタ51よりも面積が大きく、トランジスタ54はトランジスタ53よりも面積を大きく形成することにより、保護性能を向上させることができる。
【0030】
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路の回路図で、モータドライバ回路13の詳細回路図である。
本第3の実施の形態と前記第2の実施の形態の相違点は、前記第2実施の形態ではトランジスタ50とトランジスタ53を各々、トランジスタ51、トランジスタ54と並列接続するように構成したが、本第3の実施の形態では、トランジスタ72とトランジスタ75を各々、トランジスタ71、トランジスタ74と並列接続するように構成している点で相違している。
【0031】
各トランジスタ70〜75には、モータパルス発生回路12から駆動信号Sig70〜Sig75が供給される。
尚、Nチャネル電界効果トランジスタ71は第1トランジスタ、Pチャネル電界効果トランジスタ73は第2トランジスタ、Nチャネル電界効果トランジスタ74は第3トランジスタ、Pチャネル電界効果トランジスタ70は第4トランジスタ、Nチャネル電界効果トランジスタ72は第5トランジスタ、Nチャネル電界効果トランジスタ75は第6トランジスタを構成している。
【0032】
図7は、図6に示したステップモータ駆動回路のタイミング図である。
以下、図1、図6、図7を用いて、前記第2の実施の形態と相違する部分についてその動作を詳細に説明することとし、共通する部分については説明を省略する。
先ず、モータパルス発生回路12は、ステップモータ14を回転駆動するモータ回転駆動時には、図7に示すように時刻T9〜T10の第1駆動サイクルにおいて、トランジスタ73〜75にはハイレベルの駆動信号Sig73〜Sig75を供給し、又、トランジスタ70〜72にはローレベルの駆動信号Sig70〜Sig72を供給する。
これにより、トランジスタ70、74、75はオン状態、トランジスタ71、72、73はオフ状態に駆動される。したがって、出力端子Out1はハイレベル、出力端子Out2はローレベルとなり、ステップモータ14には、出力端子Out1から出力端子Out2方向への駆動電流が流れ、所定方向へ所定角度回転する。
【0033】
次に、ステップモータ14を所定の回転位置に強制的に保持するためのモータ制動時(時刻T10〜T11)には、トランジスタ70、71、73、74にはハイレベルの駆動信号Sig70、Sig71、Sig73、Sig74を供給し、トランジスタ72、75にはローレベルの駆動信号Sig72、Sig75を供給する。これにより、トランジスタ71、74はオン状態に駆動される。したがって、出力端子Out1、Out2はともにローレベルとなり、ステップモータ14の両駆動端子はともに同一のローレベルに駆動されて制動がかけられる。
【0034】
このとき、トランジスタ72、75はオフ状態であり、保護用のトランジスタとして機能することになる。また、トランジスタ71にリーク電流が流れる場合でも、トランジスタ70にはトランジスタ71を介したリーク電流のみが流れ、トランジスタ72を介したリーク電流は流れないため、トランジスタ70に流れるリーク電流を低減することが可能になる。また、同様に、トランジスタ73に流れるリーク電流もトランジスタ74を介したリーク電流のみが流れるため、トランジスタ73に流れるリーク電流も小さく抑えることが可能になる。
【0035】
次に、モータパルス発生回路12は、時刻T11〜T12のモータ回転駆動時(第2駆動サイクル)には、トランジスタ70〜72にはハイレベルの駆動信号Sig70〜Sig72を供給し、又、トランジスタ73〜75にはローレベルの駆動信号Sig73〜Sig75を供給する。
これにより、トランジスタ71、72、73はオン状態、トランジスタ70、74、75はオフ状態に駆動される。したがって、出力端子Out1はローレベル、出力端子Out2はハイレベルとなり、ステップモータ14には、出力端子Out2から出力端子Out1方向への駆動電流が流れ、前記所定方向へ前記所定角度回転する。
【0036】
次のモータ制動時には、前記同様にして、トランジスタ70、71、73、74にはハイレベルの駆動信号Sig70、Sig71、Sig73、Sig74を供給し、トランジスタ72、75にはローレベルの駆動信号Sig72、Sig75を供給する。これにより、トランジスタ71、74はオン状態に駆動される。したがって、出力端子Out1、Out2はともにローレベルとなり、ステップモータ14の両駆動端子はともに同一レベルのローレベルに駆動され制動がかけられる。このとき、トランジスタ72、75はオフ状態であり、保護用のトランジスタとして機能することになる。
このようにして、第1駆動サイクル、モータ制動、第2駆動サイクル及びモータ制動を、順次繰り返して行うことにより、ステップモータ14を所定方向に回転させると共に、回転駆動時の合間に制動をかけることが可能になる。
【0037】
したがって、前記第2の実施の形態と同様に、一のトランジスタ72、75に複数の機能を持たせることが可能になる。また、モータ駆動時には、モータ駆動用として機能することになるため、ステップモータ14に大きな駆動電流を供給することが可能になり、又、保護専用のトランジスタを使用する必要がないため小型化が可能になるという効果を奏する。
また、トランジスタ70〜75を半導体集積回路によって構成した場合、トランジスタ71、72は一のトランジスタを物理的に分割して構成し、トランジスタ74、75は一のトランジスタを物理的に分割して構成することができる。また、この場合、トランジスタ72はトランジスタ71よりも面積が大きく、トランジスタ75はトランジスタ74よりも面積を大きく形成することにより、保護性能を向上させることができる。
【0038】
図8は、本発明の第4の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路の回路図で、モータドライバ回路13の詳細回路図である。
本第4の実施の形態と前記第3の実施の形態の相違点は、前記第3実施の形態ではトランジスタ72、75を各々、チャネルが同一のトランジスタ71、74と並列接続するように構成したが、本第4の実施の形態では、トランジスタ92、95を各々、チャネルが異なるトランジスタ91、94に並列接続するように構成している点で相違している。
【0039】
各トランジスタ90〜95には、モータパルス発生回路12から駆動信号Sig90〜Sig95が供給される。
尚、Nチャネル電界効果トランジスタ91は第1トランジスタ、Pチャネル電界効果トランジスタ93は第2トランジスタ、Nチャネル電界効果トランジスタ94は第3トランジスタ、Pチャネル電界効果トランジスタ90は第4トランジスタ、Pチャネル電界効果トランジスタ92は第5トランジスタ、Pチャネル電界効果トランジスタ95は第6トランジスタを構成している。
【0040】
図9は、図8に示したステップモータ駆動回路のタイミング図である。
以下、図1、図8、図9を用いて、前記第3の実施の形態と相違する部分についてその動作を詳細に説明することとし、共通する部分については説明を省略する。
先ず、モータパルス発生回路12は、ステップモータ14を回転駆動するモータ回転駆動時には、図9に示すように時刻T13〜T14の第1駆動サイクルにおいて、トランジスタ92〜94にはハイレベルの駆動信号Sig92〜Sig94を供給し、又、トランジスタ90、91、95にはローレベルの駆動信号Sig90、Sig91、Sig95を供給する。
【0041】
これにより、トランジスタ90、94、95はオン状態、トランジスタ91〜93はオフ状態に駆動される。したがって、出力端子Out1はハイレベル、出力端子Out2はローレベルとなり、ステップモータ14には、出力端子Out1から出力端子Out2方向への駆動電流が流れ、所定方向へ所定角度回転する。
次に、ステップモータ14を所定の回転位置に強制的に保持するためのモータ制動時(時刻T14〜T15)には、トランジスタ90〜95の全てにハイレベル駆動信号Sig90〜Sig95を供給する。これにより、トランジスタ91、94はオン状態に駆動される。したがって、出力端子Out1、Out2はともにローレベルとなり、ステップモータ14の両駆動端子はともにローレベルに駆動されて制動がかけられる。
【0042】
このとき、トランジスタ92、95はオフ状態であり、保護用のトランジスタとして機能することになる。また、トランジスタ91にリーク電流が流れる場合でも、トランジスタ90にはトランジスタ91を介したリーク電流のみが流れ、トランジスタ92を介したリーク電流は流れないため、トランジスタ90に流れるリーク電流を低減することが可能になる。また、同様に、トランジスタ93に流れるリーク電流もトランジスタ94を介したリーク電流のみが流れるため、トランジスタ93に流れるリーク電流も小さく抑えることが可能になる。
【0043】
次に、モータパルス発生回路12は、時刻T15〜T16のモータ回転駆動時(第2駆動サイクル)には、トランジスタ90、91、95にはハイレベルの駆動信号Sig90、Sig91、Sig95を供給し、又、トランジスタ92〜94にはローレベルの駆動信号Sig92〜Sig94を供給する。
これにより、トランジスタ91〜93はオン状態、トランジスタ90、94、95はオフ状態に駆動される。したがって、出力端子Out1はローレベル、出力端子Out2はハイレベルとなり、ステップモータ14には、出力端子Out2から出力端子Out1方向への駆動電流が流れ、前記所定方向へ前記所定角度回転する。
【0044】
次のモータ制動時には、前記同様にして、トランジスタ90〜95の全てにハイレベルの駆動信号Sig90〜Sig95を供給する。これにより、トランジスタ91、94はオン状態に駆動される。したがって、出力端子Out1、Out2はともにローレベルとなり、ステップモータ14の両駆動端子はともに同一レベルのローレベルとなって制動がかけられる。このとき、トランジスタ92、95はオフ状態であり、保護用のトランジスタとして機能することになる。
このようにして、第1駆動サイクル、モータ制動、第2駆動サイクル及びモータ制動を、順次繰り返して行うことにより、ステップモータ14を所定方向に回転させると共に、回転駆動時の合間に制動をかけることが可能になる。
【0045】
したがって、前記第3の実施の形態と同様に、一のトランジスタ92、95に複数の機能を持たせることが可能になる。また、モータ駆動時には、モータ駆動用として機能することになるため、ステップモータ14に大きな駆動電流を供給することが可能になり、又、保護専用のトランジスタを使用する必要がないため小型化が可能になる等の効果を奏する。
また、前記各実施の形態に係るアナログ電子時計によれば、駆動電流の大きなステップモータ14を使用することができ又、小型化が可能になるという効果を奏する。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明のステップモータ駆動回路は、前記アナログ電子時計における時刻針やカレンダ駆動用ステップモータの駆動回路をはじめとして、各種ステップモータの駆動回路に適用可能である。
また、本発明のアナログ電子時計は、アナログ電子腕時計やアナログ電子置時計、カレンダ機能付きアナログ電子時計等の各種アナログ電子時計に適用可能であり、特に、電池を電源とするアナログ電子時計に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路の回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路のタイミング図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路の回路図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路のタイミング図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路の回路図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路のタイミング図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路の回路図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステップモータ駆動回路のタイミング図である。
【図10】従来のアナログ電子時計に使用しているステップモータ駆動回路の回路図である。
【符号の説明】
【0048】
10・・・駆動手段を構成する発振回路
11・・・駆動手段を構成する分周回路
12・・・駆動手段を構成するモータパルス発生回路
13・・・モータドライバ回路
14・・・ステップモータ
15・・・表示部
31、51、71、91・・・第1トランジスタ
35、55、73、93・・・第2トランジスタ
34、54、74、94・・・第3トランジスタ
32、52、70、90・・・第4トランジスタ
30、50、72、92・・・第5トランジスタ
33、53、75、95・・・第6トランジスタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1及び第2トランジスタから成る第1トランジスタ対と、第3及び第4トランジスタから成る第2トランジスタ対と、モータ回転駆動時に前記第1トランジスタ対と第2トランジスタ対を交互にオン状態に駆動することによってステップモータへ交番信号を供給して前記ステップモータを所定方向に回転させ、モータ制動時に前記第1及び第3トランジスタをオン状態に駆動すると共に前記第2及び第4トランジスタをオフ状態に駆動することによって前記ステップモータの両動端子を同一レベルに駆動する駆動手段とを有するステップモータ駆動回路において、
前記第1トランジスタに並列接続された第5トランジスタと、前記第3トランジスタに並列接続された第6トランジスタとを備えて成り、
前記駆動手段は、前記第5トランジスタを、前記モータ回転駆動時に前記第1トランジスタをオン状態に駆動するときにオン状態に駆動すると共に、前記モータ制動時に前記第1トランジスタをオン状態に駆動するときにオフ状態に駆動し、前記第6トランジスタを、前記モータ回転駆動時に前記第3トランジスタをオン状態に駆動するときにオン状態に駆動すると共に、前記モータ制動時に前記第3トランジスタをオン状態に駆動するときにオフ状態に駆動することを特徴とするステップモータ駆動回路。
【請求項2】
前記第1、第5トランジスタは同一チャネルのトランジスタによって構成され、前記第3、第6トランジスタは同一チャネルのトランジスタによって構成されて成ることを特徴とする請求項1記載のステップモータ駆動回路。
【請求項3】
前記第1、第5トランジスタは異なるチャネルのトランジスタによって構成され、前記第3、第6トランジスタは異なるチャネルのトランジスタによって構成されて成ることを特徴とする請求項1記載のステップモータ駆動回路。
【請求項4】
前記第1乃至第6トランジスタは半導体集積回路によって構成され、前記第1、第5トランジスタは一のトランジスタを物理的に分割して構成され、前記第3、第6トランジスタは一のトランジスタを物理的に分割して構成されて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のステップモータ駆動回路。
【請求項5】
前記第5トランジスタは前記第1トランジスタよりも面積が大きく、前記第6トランジスタは前記第3トランジスタよりも面積が大きいことを特徴とする請求項4記載のステップモータ駆動回路。
【請求項6】
時刻針を回転駆動するためのステップモータと、時間の基準となる時間信号に基づいて計時動作を行い、前記ステップモータを回転駆動するステップモータ駆動回路とを有し、前記ステップモータ駆動回路によって前記モータを回転駆動することにより、前記時刻針で時刻表示を行うようにしたアナログ電子時計において、
前記ステップモータ駆動回路として、請求項1乃至5のいずれか一に記載のステップモータ駆動回路を用いて成ることを特徴とするアナログ電子時計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−218668(P2007−218668A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−37835(P2006−37835)
【出願日】平成18年2月15日(2006.2.15)
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】