説明

ストレッチフィルム

【課題】丸筒に巻かれているストレッチフィルムが、机などの平面に置くと転がる不都合を解決すること。さらにフィルムを筒状に巻くため、物流上に無駄な空間が生じる不都合を解決すること。
【解決手段】フィルムを巻き取る芯材を平らな板や厚みが薄い立方体にすることにより、課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレッチフィルムに関するものであり、ストレッチフィルムの巻き取り芯材の形状に工夫を加えることによって、ストレッチフィルムが転がらないようにするとともに、製品の容積も大幅に縮減するようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ストレッチフィルムは、梱包用の結束用フィルムとして用いられている。
フィルムは筒状に巻かれており、フィルムを引き伸ばしながら、結束の対象物をテーピングやラッピングして、フィルム同士を圧着すれば、糊なしで接着できる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ストレッチフィルム製品は、150から300メートルという長さで、筒状(紙管が用いられている)に巻かれている。このように製品の形状が円筒形であるため、第一に机などの平面に置いた場合、転がりやすく不便である(図3)。第二に製品が筒状で、筒の中空部分の容積が大きく、物流経費の無駄が大きい。これらの不都合を解決することが課題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための発明は、フィルムを巻きとる芯材を、平らな板状の芯材にすることを特徴とするストレッチフィルムである。芯材は、硬質の紙やプラスチック等の素材を用いることができる。この場合、フィルムが伸縮性が強いため、フィルムの収縮力に耐える強度を具えなければならない。
【0005】
本発明に用いる、板状のフィルム巻取りの芯材は、必ずしも一枚の板状のものに限定する必要はなく、厚みが薄い立方体であってもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、ストレッチフィルム製品を、机等の平面においても転がる不都合がない。
【0007】
本発明によれば、従来の紙管巻きの、筒中の中空部分が無くなる。従って、製品包装の容積は削減できることになり、物流コストが大幅に節約できる。
【発明を実施するための最良の状態】
【0008】
図1はストレッチフィルム製品の外観斜視図である。巻き取る芯材は、丸筒の紙管である。
【0009】
図2は、フィルム巻取りの芯材を、板状の方形にしたことを特徴とするストレッチフィルム製品の断面図である。フィルムの巻取りが方形となるため、製品の転がりがなくなり、置き方を気にしなくてもよくなった。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明に係るストレッチフィルムは、工業的に量産することが可能であるため、産業上の利用の可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ストレッチフィルムの紙筒巻き製品の斜視図である。
【図2】フィルムの巻き芯を平らな板状にして、フィルムを巻いた製品の断面図である。
【図3】従来の丸筒状の芯に巻いたストレッチフィルム製品の断面図である。
【符号の説明】
【0012】
1 フィルム
2 丸筒状の巻き芯
3 板状の巻き芯
4 板などの平面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルムを巻き取る芯材を、平らな板状にすることを特徴とするストレッチフィルム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate