説明

スポットライト

【課題】電球、反射鏡及びレンズのメンテナンス性に優れたスポットライトを提供すること。
【解決手段】前後に開口する筒体11、筒体の後端に筒体の後部を支点12として開閉可能に備えられた蓋体13、筒体の前方側に収容されているレンズ14、レンズと蓋体との間に配置されている、中央に孔を持つ凹面反射鏡15、レンズと凹面反射鏡との間に配置された管球16aと、管球に接続し且つ凹面反射鏡の孔から後方側に突き出された口金16bとを備える電球16、および電球を口金が挿入された状態で支持するソケット17を含み、前記の凹面反射鏡15及びソケット17が、蓋体の筒体側の壁面に筒体の前後方向に移動可能に備えられた可動支持具18に支持固定されていることを特徴とするスポットライト。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、舞台あるいは放送局のスタジオで使用されるスポットライトに関する。
【背景技術】
【0002】
演劇やコンサートが行なわれる舞台、あるいは放送局のスタジオには、多数のスポットライトが備えられている。
【0003】
特許文献1には、前後に開口する筒体(灯体)、筒体の後端に開閉可能に備えられた蓋体(ソケット保持体の後面板)、筒体の前方側に収容されているレンズ、レンズと蓋体との間に配置されている、中央に開口部を持つ凹面反射鏡(反射器)、レンズと凹面反射鏡との間に配置された管球(電球の発光部分)と、管球に接続し且つ凹面反射鏡の開口部から後方側に突き出された口金とを備える電球、および電球を口金が挿入された状態で支持するソケットを含むスポットライトが開示されている。
【0004】
このスポットライトの筒体の後方側の開口(電球取出し口)には、ソケットが固定されたソケット保持体が嵌め合わされている。同文献には、前記のソケット保持体を筒体の後方側へ引き出したのちに後方位置にて回転移動させることにより、ソケットと電球とが筒体の外部に突き出され、且つ電球がソケットと共に縦向きに配置されるため、電球の交換を容易に行なうことができると記載されている。
【0005】
特許文献2のスポットライトでは、先ず筒体の後端に備えられた蓋(後面板)を開け、次いで筒体の内部に設置された反射鏡を、その下端部を支点として傾斜移動させて筒体内部の反射鏡の上方に間隙を形成し、そして反射鏡の前方側に配置された電球を、前記間隙を通じて筒体の後方側の開口から外部に取り出すことにより電球の交換が行なわれる。
【特許文献1】特開2003−151303号公報
【特許文献2】特開2000−57810号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、スポットライトには、前記のような電球の交換の他に、スポットライトの光量の低下を抑制するため反射鏡の前面(凹面)に付着した汚れを拭き取ったり、レンズを取り外してレンズの表面に付着した汚れを洗浄したりするメンテナンスが必要とされる。また、スポットライトは、例えば、天井などの高所に、照射光が斜め下を向くように傾斜した状態で設置される。従って、レンズは、取り外しの作業での落下を防止するため、筒体の後方側の開口から外部に取り出すことが望ましい。
【0007】
前記の特許文献1及び特許文献2のスポットライトは、いずれも電球の交換を容易とする工夫がされている。しかしながら、特許文献1のスポットライトは、反射鏡の前面に付着した汚れを拭き取るには、筒体から反射鏡を取り外す必要がある。また、特許文献1及び特許文献2のスポットライトは、洗浄のためにレンズを筒体の後方側の開口から外部に取り出すためには、筒体から反射鏡を取り外す必要がある。
【0008】
本発明の課題は、電球、反射鏡及びレンズのメンテナンス性に優れたスポットライトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、前後に開口する筒体、筒体の後端に筒体の後部を支点として開閉可能に備えられた蓋体、筒体の前方側に収容されているレンズ、レンズと蓋体との間に配置されている、中央に孔を持つ凹面反射鏡、レンズと凹面反射鏡との間に配置された管球と、管球に接続し且つ凹面反射鏡の孔から後方側に突き出された口金とを備える電球、および電球を口金が挿入された状態で支持するソケットを含み、前記の凹面反射鏡及びソケットが、蓋体の筒体側の壁面に筒体の前後方向に移動可能に備えられた可動支持具に支持固定されていることを特徴とするスポットライトにある。
【0010】
本発明のスポットライトにおいては、凹面反射鏡の前端が、可動支持具を最も後方に移動させた状態で筒体の後端よりも前方側に配置され、そして筒体と蓋体とが、筒体の内壁面で、かつ前記反射鏡の前端と筒体の後端との間の位置を支点として傾斜移動が可能な接続具を介して互いに接続されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明のスポットライトは、その主要部品の全て、すなわち電球、凹面反射鏡、そしてレンズのメンテナンスを、容易に且つ短時間で行なうことができる。特に、本発明のスポットライトは、凹面反射鏡を取り外すことなく、レンズや凹面反射鏡のメンテナンスを容易に且つ短時間で行なうことができる。このため、レンズや凹面反射鏡のメンテナンスを頻繁に実施することができる。従って、本発明のスポットライトは、長期間に渡って安定した高い光量の光が要求される舞台やスタジオ等で特に有利に使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明のスポットライトを添付の図面を用いて説明する。図1は、本発明のスポットライトの構成例を示す部分断面図である。そして図2は、図1に示す電球16、凹面反射鏡15、ソケット17、および可動支持具18を上から見た拡大図である。
【0013】
スポットライト10は、前後に開口する筒体11、筒体11の後端に筒体11の後部を支点12として開閉可能に備えられた蓋体13、筒体11の前方側に収容されているレンズ14、レンズ14と蓋体13との間に配置されている、中央に孔15aを持つ凹面反射鏡15、レンズ14と凹面反射鏡15との間に配置された管球16aと、管球16aに接続し且つ凹面反射鏡15の孔15aから後方側に突き出された口金16bとを備える電球16、および電球16を口金16bが挿入された状態で支持するソケット17などから構成されている。このスポットライト10は、前記の凹面反射鏡15及びソケット17が、蓋体13の筒体側の壁面に筒体11の前後方向に移動可能に備えられた可動支持具18に支持固定されていることに大きな特徴がある。
【0014】
電球16は、管球16aと口金16bとを備えている。管球16aは、通常、ガラスから形成される。口金16bとしては、例えば、バイポスト型の口金が用いられている。バイポスト型の口金16bには、ソケット17に挿入される一対の棒状の外部電極端子(図示は略する)が備えられている。バイポスト型の口金16bに代えて、ねじ込み型の口金などの公知の口金を用いることができる。
【0015】
管球16aの内部には、前記の口金16bの外部電極端子と電気的に接続された一対の棒状支持電極21a、21bと、棒状支持電極21a、21bの先端部に架設されたフィラメント16cが配設されている。
【0016】
フィラメント16cとしては、例えば、例えば、タングステンフィラメントから形成されたコイルを、更に螺旋状に巻いたもの(一般に、二重コイルと呼ばれている)が用いられている。
【0017】
管球16aの内部には、管球16aやフィラメント16cの黒化を抑制するため、ハロゲンもしくはハロゲン化合物(例、CH3Br、CH2Cl2 )のガスを封入することが好ましい。ハロゲンもしくはハロゲン化合物のガスが封入された電球は、ハロゲン電球と呼ばれている。管球16aの内部には、ハロゲンもしくはハロゲン化合物のガスの他にも、窒素ガス、酸素ガス、アルゴンガスなどを封入してもよい。
【0018】
ソケット17としては、電球16の口金16bに対応する公知のソケットが用いられる。ソケット17は、電球16を口金16bが挿入された状態で仮固定するロック機構を備えていることが好ましい。
【0019】
電球16は、電源(図示は略する)にて発生した電気エネルギーを、電源ケーブル22、電気配線23、ソケット17、口金16b、そして棒状支持電極21a、21bを介してフィラメント16cに付与することにより発光する。なお、電球16の発熱による筒体11の内部の温度上昇を抑制するため、筒体11には通風機39a、39bが備えられている。
【0020】
電球16が発生した光は、直接的に、あるいは反射鏡15の前面(凹面)での反射を介して間接的にレンズ14に到達し、次いでレンズ14で屈折され、例えば、舞台やスタジオの所定の領域に照射される。以下、スポットライトの光が照射される領域を、照射領域と云う。
【0021】
凹面反射鏡15としては、例えば、球面反射鏡が用いられている。球面反射鏡に代えて、楕円面反射鏡や放物面反射鏡などの公知の凹面反射鏡を用いることができる。
【0022】
レンズ14としては、例えば、フレネルレンズが用いられている。フレネルレンズに代えて、凸レンズなどの公知のレンズを用いることができる。
【0023】
そして、本発明のスポットライト10では、凹面反射鏡15とソケット17とが、蓋体13の筒体11の側の壁面に筒体の前後方向に移動可能に備えられた可動支持具18に支持固定されている。凹面反射鏡15は、後に説明する可動支持具18の支持板28に、例えば、支持材24a、24bなど(反射鏡15よりも図1の紙面に対して手前側にある支持材は図示していない)を用いて固定されている。
【0024】
可動支持具18は、蓋体13に固定されたガイド軸25a、25b、各々のガイド軸の周囲に摺動可能に嵌め合わされたブシュ26a、26b、蓋体13に回転可能に取り付けられたねじ軸27aと、ねじ軸27aに嵌め合わされたナット27bとからなる送りねじ27、そして前記のブシュ26a、26b及びナット27bに固定された支持板28から構成されている。
【0025】
支持板28は、ブシュ26a、26bが、それぞれガイド軸25a、25bに沿って摺動可能であるため、ガイド軸の長さ方向(筒体11の前後方向と一致する)に移動可能とされている。そして、前記の送りねじ27のねじ軸27aの後端部に備えられた摘み29を回すことにより、支持板28を、ナット27bと共にねじ軸27aの長さ方向(筒体11の前後方向と一致する)に沿って前後に移動させることができる。この支持板28の移動により、ソケット17に支持された電球16と凹面反射鏡15とを、筒体11の前後方向に移動させることができる。
【0026】
支持板28を筒体11の前後方向に移動させる機構に特に制限はなく、例えば、前記のブシュ26a、26bの各々としてボールブシュを用いたり、あるいは送りねじ27としてボールねじを用いたりすることもできる。また、前記のブシュ26a、26b及び送りねじ27を用いずに、支持板28を、公知の直動駆動装置を用いて移動してもよい。
【0027】
そして、可動支持具18を用いて、電球16及び凹面反射鏡15を、筒体11の前方側あるいは後方側に移動することにより、スポットライト10の光の照射領域を拡大あるいは縮小することができる。例えば、電球16及び凹面反射鏡15を、図1に実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで前方側に移動させることにより、スポットライト10の光の照射領域を拡大することができる。
【0028】
筒体11の前面の上下左右の各々の端部には、合計で四枚のバンドア31a、31b、〜が備えられている。各々のバンドアは、その基部を支点として傾斜移動させることができる。これらのバンドアの傾斜角度の設定により、スポットライトの光の照射領域における照度を大きく変動させることなく、前記照射領域を拡大あるいは縮小することができる。また、例えば、レンズ14の前方側にカラーフィルタ32を設置してスポットライト10の発光色を様々な色に設定することもできる。
【0029】
筒体11の後端には、筒体11の後部を支点12として開閉可能な蓋体13が備えられている。蓋体13には、蓋体13に備えられた軸33を支点として傾斜移動が可能な仮止め具34が備えられている。この仮止め具34の前方側に形成された突起34aと、筒体11の後端から内側に突き出された突起11aとを係合させることにより、蓋体13が不用意に開くことを防止することができる。
【0030】
また、可動支持具18を前方側に移動させた状態では、押さえ板41が仮止め具34の下端部34cの真下に配置され、これにより仮止め具34を傾斜移動させることができなくなるため、蓋体13を開けることはできない。すなわち、蓋体13は、可動支持具18が反射鏡15と共に最も後方側に配置されたときにのみ開けることができるように構成されている。反射鏡15が前方側に配置された状態で蓋体13を開けると、反射鏡15が筒体11の内壁面に接触するからである。
【0031】
そして、この仮止め具34を、その操作部34bを上方に押し上げて図1に二点鎖線で示した位置に配置すると、前記の突起34aと突起11aとの係合が解除されるため、蓋体13を取っ手35を後方側に引いて開けることができる。
【0032】
図3は、スポットライト10を蓋体13が半開した状態で示す図であり、そして図4は、スポットライト10を蓋体13が全開した状態で示す図である。
【0033】
スポットライト10は、図4に示すように蓋体13を全開させると電球16が筒体11の外部に配置されるため、電球16のメンテナンスを容易に行なうことができる。例えば、電球16の管球16aに付着した汚れ(例、埃など)の拭き取り、あるいはフィラメント16cが断線した場合の電球16の交換を容易に且つ短時間で行なうことができる。
【0034】
また、スポットライト10は、蓋体13を全開させると電球16と共に凹面反射鏡15も筒体11の外部に配置されるため、凹面反射鏡15のメンテナンスも容易に行なうことができる。例えば、凹面反射鏡15の前面(凹面)に付着した汚れを、容易に且つ短時間で拭き取ることができる。
【0035】
更にまた、スポットライト10は、蓋体13を全開させると凹面反射鏡15が筒体11の外部に取り出され、これにより筒体11の内部のレンズ14の後方側に広い作業スペースが形成されるため、レンズ14のメンテナンスも容易に行なうことができる。例えば、筒体11の後方側の開口から筒体11の内部に手を入れて、レンズ14の後方側の表面に付着した汚れを簡単に且つ短時間で拭き取ることができる。また、レンズ14を固定しているボルト36を取り外したのち、レンズ14を筒体11の後方側の開口から外部に取り出して洗浄することもできる。そして、これらのレンズのメンテナンスの作業は、凹面反射鏡15を取り外すことなく容易に行なうことができる。
【0036】
そして前述のように、レンズ14を筒体11の前方側の開口ではなく、後方側の開口から外部に取り出すことにより、筒体11の内部に、レンズ14を筒体11の前方側の開口から外部に飛び出さないように設置することができる。例えば、スポットライト10のレンズ14は、その周囲をレンズ14の外径よりも小さな径にて開口する環状の支持具37で支持されている。このため、前記のようにボルト36を取り外す際にレンズ14が急に外れても、レンズ14は筒体11の底に落ちるだけで、筒体の前方側の開口から飛び出して落下することはない。従って、レンズ14を筒体11の外部に安全に取り出すことができる。なお、前記の環状の支持具37を用いる代わりに、筒体11の内部のレンズよりも前方側に網を張ったり、あるいは筒体11のレンズ14よりも前方側の部分の内径をレンズ14の外径よりも小さくすることにより、前記のレンズの落下を防止することもできる。
【0037】
このように、本発明のスポットライト10は、その主要部品の全て、すなわち電球16、凹面反射鏡15、そしてレンズ14のメンテナンスを、容易に、短時間で、そして安全に行なうことができる。特に、本発明のスポットライトは、凹面反射鏡15を取り外すことなく、レンズ14や凹面反射鏡15のメンテナンスを容易に且つ短時間で行なうことができる。このため、レンズ14や凹面反射鏡15のメンテナンスを頻繁に実施することができる。従って、本発明のスポットライト10は、長期間に渡って安定した高い光量の光が要求される舞台やスタジオ等で特に有利に使用することができる。
【0038】
図1に示すように、本発明のスポットライト10においては、凹面反射鏡15の前端が、可動支持具18を最も後方に移動させた状態(反射鏡15が図に実線で示す位置に配置された状態)で筒体11の後端よりも前方側に配置され、そして筒体11と蓋体13とが、筒体11の内壁面で、かつ前記反射鏡15の前端と筒体11の後端との間の位置を支点12として傾斜移動が可能な接続具19を介して互いに接続されていることが好ましい。
【0039】
図5に示すように、接続具19としては、支点12を構成する軸(12)を回転可能に支持する基板19aと、前記の軸に固定された可動アーム19bとを備える公知のヒンジが用いられている。
【0040】
図3に示すように、筒体11の内壁面で、かつ反射鏡15の前端と筒体11の後端との間の位置に支点12を配置すると、筒体11の直径を小さくする、すなわちスポットライト10を小型化することが可能になる。例えば、前記の支点12を中心とする反射鏡15の頂部の回転半径(Ra)は、筒体11の後端の位置(図にX印で示した位置)を中心とする反射鏡15の頂部の回転半径(Rb)よりも小さくなる。このため、反射鏡15の前端と筒体11の後端との間の位置に支点12を配置すると、反射鏡15の頂部は図に記入した矢印38aに沿って移動するため、筒体11の直径が小さい場合であっても、反射鏡15を筒体11の後方側の開口から外部に取り出すことができる。これに対して、筒体11の後端の位置(図にX印で示した位置)に支点を配置すると、反射鏡15の頂部は矢印38bに沿って移動するため、筒体11の直径を更に大きな値に設定しない限り、反射鏡15を筒体11の後方側の開口から外部に取り出すことはできない。なお、前記の「筒体の内壁面」には、この内壁面に設置された別の部品(例えば、通風機39b)の表面も含まれる。
【0041】
図3に示すように、反射鏡15の前端と筒体11の後端との距離をLaとした場合、上記の支点12と筒体11の後端との距離Lbは、0.1La〜0.5Laの範囲内の値に設定されていることが好ましい。この距離Lbを0.1La未満の値に設定すると、反射鏡15の頂部の回転半径が大きくなる。このため、反射鏡15を筒体11の外部に取り出すためには、筒体11の直径を大きな値に設定(スポットライトのサイズを大きく)する必要がある。その一方で、距離Lbを0.5Laを超える値に設定すると、反射鏡15の底部の回転半径が小さくなる。このため、筒体11の直径を大きな値に設定(スポットライトのサイズを大きく)しないと、蓋体13を開ける際に反射鏡15の底部が筒体11の内壁面に接触する場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明のスポットライトの構成例を示す部分断面図である。
【図2】図1に示す電球16、凹面反射鏡15、ソケット17、および可動支持具18を上から見た拡大図である。
【図3】図1のスポットライト10を蓋体13が半開した状態で示す図である。
【図4】図1のスポットライト10を蓋体13が全開した状態で示す図である。
【図5】図1に示す接続具19の拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
10 スポットライト
11 筒体
11a 突起
12 支点
13 蓋体
14 レンズ
15 凹面反射鏡
15a 孔
16 電球
16a 管球
16b 口金
16c フィラメント
17 ソケット
18 可動支持具
19 接続具
19a 基板
19b 可動アーム
21a、21b 棒状支持電極
22 電源ケーブル
23 電気配線
24a、24b 支持材
25a、25b ガイド軸
26a、26b ブシュ
27 送りねじ
27a ねじ軸
27b ナット
28 支持板
29 摘み
31a、31b バンドア
32 カラーフィルタ
33 軸
34 仮止め具
34a 突起
34b 操作部
34c 下端部
35 取っ手
36 ボルト
37 環状の支持具
38a、38b 反射鏡の頂部の移動方向を示す矢印
39a、39b 通風機
41 押さえ板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後に開口する筒体、筒体の後端に該筒体の後部を支点として開閉可能に備えられた蓋体、該筒体の前方側に収容されているレンズ、該レンズと蓋体との間に配置されている、中央に孔を持つ凹面反射鏡、レンズと凹面反射鏡との間に配置された管球と、該管球に接続し且つ凹面反射鏡の孔から後方側に突き出された口金とを備える電球、および該電球を口金が挿入された状態で支持するソケットを含み、
前記の凹面反射鏡及びソケットが、蓋体の筒体側の壁面に筒体の前後方向に移動可能に備えられた可動支持具に支持固定されていることを特徴とするスポットライト。
【請求項2】
凹面反射鏡の前端が、可動支持具を最も後方に移動させた状態で筒体の後端よりも前方側に配置され、そして筒体と蓋体とが、筒体の内壁面で、かつ前記反射鏡の前端と筒体の後端との間の位置を支点として傾斜移動が可能な接続具を介して互いに接続されている請求項1に記載のスポットライト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−181795(P2009−181795A)
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−19412(P2008−19412)
【出願日】平成20年1月30日(2008.1.30)
【出願人】(000168078)江東電気株式会社 (11)
【Fターム(参考)】