説明

スポーツウェア及びアウトドア衣類

ストリングを備えるスポーツウェア及びアウトドア衣類を提供する。前記スポーツウェア及びアウトドア衣類は、着用者の上半身に着用される本体部と、前記本体部の上段から延長され前記着用者の顔面及び首を外部環境から保護する保護部、及び前記保護部の上段二つの地点に連結され、前記着用者の頭部を包むように構成されるストリングを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストリングを備えるスポーツウェア及びアウトドア衣類に関するものであり、より詳細には野外活動時、顔面及び首を保護できるスポーツウェア及びアウトドア衣類に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近多くの人々は健康のために定期的に運動をしている。特に、週末には登山、ゴルフ、自転車などを楽しむ人々が増加する傾向にある。
【0003】
しかし、ゴルフをラウンドするとき、強い陽光により紫外線に顔面(すなわち、鼻、口)及び首が露出される問題があり、気象条件の良くない季節に登山、自転車及び釣りをする場合、雪や風などの外部環境に顔面(すなわち、鼻、口)及び首が露出され、寒さから身体を保護できないという問題点がある。
【0004】
これに、野外活動(運動、釣り、散歩など)を楽しむ人々は天気の変化を予測しにくいため、別途の保護用品を用意しなければならないという面倒さがあった。
【0005】
したがって、野外活動時のユーザが別途の保護用品を備える面倒さを解決できる製品を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、野外活動時の紫外線、雪、風などの外部環境から顔面及び首を保護できるスポーツウェア及びアウトドア衣類を提供することにその目的がある。
【0007】
本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されず、言及されていないまた他の目的は次の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明の一実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類は、着用者の上半身に着用される本体部と、前記本体部の上段から延長され前記着用者の顔面及び首を外部環境から保護する保護部、及び前記保護部の上段の二つ地点に連結され、前記着用者の頭部を包むように構成されるストリングを含む。
【0009】
本発明の他の具体的な内容については詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0010】
前述したような本発明のスポーツウェア及びアウトドア衣類には次のような効果が一つあるいはそれ以上ある。
【0011】
第一に、野外活動時の紫外線、雪、風などの外部環境から顔面及び首を保護できる長所がある。
【0012】
第二に、スポーツウェア及びアウトドア衣類を着用したユーザは外部環境から保護しようとするユーザの身体(すなわち、顔面及び首)の部分を選択的に覆うことができるという長所がある。
【0013】
第三に、ストリングの長さを調節して着用したスポーツウェア及びアウトドア衣類がずり下がることなく、着用者の顔面に合わせて着用することができ、ストリングを頭部の多様な位置(脳天または後頭部分など)に固定させることができ、帽子、フード及びメガネなどの着用に不便さを感じないようにするという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する正面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する図である。
【図3】本発明の第1実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する図である。
【図4】本発明の第1実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する図である。
【図5】本発明の第2実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する図である。
【図6】本発明の第2実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の利点及び特徴、これらを達成する方法は添付する図面と共に詳細に後述する実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示する実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現されるものであり、本実施例は、単に本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範囲によってのみ定義される。明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を指称する。
【0016】
第1、第2などが多様な素子、構成要素及び/またはセクションを叙述するために使用されるが、これら素子、構成要素及び/またはセクションはこれら用語によって制限されないことはもちろんである。これらの用語は、単に一つの素子、構成要素またはセクションを他の素子、構成要素またはセクションと区別するために使用するものである。したがって、以下で言及される第1素子、第1構成要素または第1セクションは本発明の技術的思想内で第2素子、第2構成要素または第2セクションであることもあることはもちろんである。
【0017】
本明細書で使用された用語は、実施例について説明するためであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は特別に言及しない限り複数型も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」及び/または「からなる(made of)」は言及された構成要素、段階、動作及び/または素子は一つ以上の他の構成要素、段階、動作及び/または素子の存在または追加を排除しない。
【0018】
他に定義されなければ、本明細書で使用されるすべての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に共通に理解できる意味で使用される。また一般的に使用される辞書に定義されている用語は特別に定義して明らかにしない限り理想的にまたは過度に解釈されない。
【0019】
以下、本発明について添付する図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する正面図である。図2〜図4は、本発明の第1実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する図面である。図5〜6は、本発明の第2実施例によるスポーツウェア及びアウトドア衣類を図示する図である。
【0021】
図示するように、ストリングを備えるスポーツウェア及びアウトドア衣類(100、以下、「衣類」という)は本体部110、保護部120、ストリング130及びホルダー140を含み構成される。
【0022】
本体部110は、着用者の上半身に着用されるものであり、本体部110は両腕の長袖111及び本体面112が形成されており、本体面112の上側には着用者の顔面及び首を保護できる保護部120が連結される。
【0023】
保護部120は、野外活動時の紫外線、雪、風などの外部環境から顔面及び首を保護するためのものであり、保護部120は本体部110の本体面112の上段から延長される。
【0024】
また、保護部120は第1実施例として円形状であり、保護部120の下側から上側まで同一の高さを有することができる。また、保護部120は第2実施例として下側から上側まで高さが異なり、少なくとも一部分が着用者の頭部を包む形態である。
【0025】
例えば、第1実施例のような保護部120の場合、保護部120は着用者の顔面を包みながら頭部にストリング130で固定することができ(図2及び図4を参照)、第二実施例のような保護部120の場合、保護部120は着用者の耳を含む顔の横面を包み、頭部にストリング130で固定することができる(図5及び図6を参照)。
【0026】
ストリング130は、保護部120の上段の二つの地点に連結され、前記着用者の頭部を包むように構成される。ここで、ストリング130は着用者の頭部の多様な位置(脳天または後頭部分など)に固定することができる。
【0027】
ホルダー140は、着用者の頭部に合わせてストリング130の長さを調節できるようにストリング130に備えられる。ここで、ホルダー140は二本のストリング130が貫通できるホール142を備え、ストリング130を締めたり緩めたりする調節部141を備えて形成する。
【0028】
例えば、ホルダー140はストリング130の長さを着用者の顔面に合わせて調節し、着用者の顔面及び首を包む保護部120がずり下がらないようにする。
【0029】
一方、衣類100の本体部110及び保護部120の材質はポリエステル、スパンデックス、ポリプロピレン ポリアミド、綿、レーヨン、アクリルなどの繊維素材であり、必ずしもこれに限定されない。
【0030】
図2及び図4を参照して本発明についてより詳細に説明する。
【0031】
図2に図示するように、衣類100を着用したユーザ(すなわち、着用者)が衣類100の保護部120を着用者の頭部方向に引き上げ、顔の鼻、口、耳を覆う後ホルダー140を利用して着用者の顔面に合わせてストリング130を締め、ストリング130を頭部の所定位置に固定させる。
【0032】
また、図3及び図4に図示するように衣類100を着用したユーザは衣類100の保護部120の部分を着用者の頭部方向に引き上げ、顔の口、耳のみを覆うこともでき、または衣類100を着用したユーザの首の部分のみを覆うこともできる。ここで、着用者はストリング130を頭部の多様な位置(脳天または後部分など)に固定させることができる。
【0033】
図5及び図6を参照して本発明についてより詳細に説明すると、衣類100を着用したユーザが衣類100の保護部120を着用者の頭部方向に引き上げ、耳を含む顔の横面を包み頭部にストリング130で固定させる。ここで、着用者は首と耳を覆うことができ、またストリング130は着用者の頭部の多様な位置(脳天または後部分など)に固定することができる。
【0034】
したがって、衣類100を着用したユーザは登山時、ストリング130の長さを調節して山に登る時には顔の口と耳のみを覆い鼻を露出させて呼吸に不便がないようにすることができ、寒い冬のように寒い天気には顔の目を除く鼻、口、耳を覆い、寒さから身体を保護できる。また、休息や食事時にはストリング130を首の後に位置させ、顔全体が露出するようにして安らかに休息したり食事ができるようにすることもできる。
【0035】
また、衣類100を着用したユーザはゴルフをラウンドするとき、顔の目を除く鼻、口、耳を覆い、紫外線から顔面の大部分を保護し、クラブハウスなどではストリング130を後ろ首に位置させて安らかに食事や談笑を楽しめることができる。
【0036】
以上、添付する図面を参照して本発明の実施例について説明したが、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しない範囲で他の具体的な形態で実施され得ることを理解することができる。したがって、上述した実施例はすべての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0037】
100 スポーツウェア及びアウトドア衣類
110 本体部
120 保護部
130 ストリング
140 ホルダー


【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用者の上半身に着用される本体部と、
前記本体部の上段から延長され前記着用者の顔面及び首を外部環境から保護する保護部、及び
前記保護部の上段の二つの地点に連結され、前記着用者の頭部を包むように構成されるストリングを含むスポーツウェア及びアウトドア衣類。
【請求項2】
前記保護部は円形状であり、高さが同一である請求項1に記載のスポーツウェア及びアウトドア衣類。
【請求項3】
前記保護部は高さが異なり、少なくとも一部分が前記着用者の頭部を包む形態である請求項1に記載のスポーツウェア及びアウトドア衣類。
【請求項4】
前記保護部は、前記着用者の顔面及び首のうち少なくともいずれか一つを保護できる請求項1に記載のスポーツウェア及びアウトドア衣類。
【請求項5】
前記着用者の頭部に合わせて前記ストリングの長さを調節できるように前記ストリングに備えられるホルダーをさらに含む請求項1に記載のスポーツウェア及びアウトドア衣類。
【請求項6】
前記ホルダーは二つのストリングが貫通できるホールを備え、前記ストリングを締めたり緩めたりする調節部を備える請求項5に記載のスポーツウェア及びアウトドア衣類。
【請求項7】
前記本体部及び前記保護部はポリエステル、スパンデックス、ポリプロピレン、ポリアミド、綿、レーヨン、アクリル素材のうち少なくとも一つを含む請求項1に記載のスポーツウェア及びアウトドア衣類。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2013−520582(P2013−520582A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−554951(P2012−554951)
【出願日】平成23年5月31日(2011.5.31)
【国際出願番号】PCT/KR2011/003981
【国際公開番号】WO2012/036369
【国際公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【出願人】(512218289)
【Fターム(参考)】