説明

スライディングパッドアイ搬送装置

【課題】 スライディングパッドアイ搬送装置の軽量化をはかること。
【解決手段】 船体1に立設されるポスト2と、このポスト2に昇降可能に支持されるパッドアイ8と、ポスト2に対してこのパッドアイ8を昇降するパッドアイ昇降機構5と、パッドアイ8から搬送相手側へと延びるハイライン9と、このハイライン9を走行して荷物を搬送する図示しないトロリーとを備えるスライディングパッドアイ搬送装置10において、パッドアイ8にハイライン9の途中が掛け回される中継シーブ11を設け、ハイライン9の端部側を船体1側に連結するハイライン船体連結手段12を設け、ハイライン9の引張り荷重がこのハイライン船体連結手段12を介して船体1側に支持される構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、船に対して荷役を行うスライディングパッドアイ搬送装置の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば船どうしの間で荷物等を搬送する洋上補給を行う場合にスライディングパッドアイ搬送装置が用いられる(特許文献1参照)。
【0003】
従来、例えば図8に示すスライディングパッドアイ搬送装置は、ハイライン9がパッドアイ8に連結され、このパッドアイ8がポスト2に昇降可能に支持され、ボールネジ3を回転してパッドアイ8を昇降させるようになっている。
【0004】
ポスト2は甲板の下方に格納されており、荷役時に図示したように甲板上に突出される。荷物を搬入する場合、ハイライン9を走行するトロリー7が荷物を吊り下げて船上に運んだ後、パッドアイ8を降下させ、荷物を甲板上に降ろすようになっている。
【特許文献1】特開2004−284690号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来のスライディングパッドアイ搬送装置にあっては、ハイライン9の一端がパッドアイ8に連結されているため、ハイライン9の張力によりポスト2が受ける曲げモーメントが大きく、ポスト2及びこれを支持する構造が大型化し、重量の増大を招くという問題点があった。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、スライディングパッドアイ搬送装置の軽量化をはかることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、船体に立設されるポストと、このポストに昇降可能に支持されるパッドアイと、ポストに対してこのパッドアイを昇降するパッドアイ昇降機構と、パッドアイから搬送相手側へと延びるハイラインとを備えるスライディングパッドアイ搬送装置に適用する。
【0008】
そして、パッドアイにハイラインの途中が掛け回される中継シーブを設け、ハイラインの端部側を船体側に連結するハイライン船体連結手段を設け、ハイラインの引張り荷重がこのハイライン船体連結手段を介して船体側に支持される構成としたことを特徴とするものとした。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、ハイラインの引張り荷重がこのハイライン船体連結手段を介して船体側に支持される構成としたため、ポストに要求される曲げ剛性が大幅に小さくなり、ポストの軽量化がはかれる。
【0010】
一方、パッドアイがハイラインから受ける垂直荷重は従来装置より大きくなるため、パッドアイ昇降機構のアクチュエータ等を従来装置より大型化する必要がある。しかし、上述したようにポストの軽量化がはかれるため、パッドアイ昇降機構のアクチュエータ等が大型化しても、スライディングパッドアイ搬送装置の総重量を大幅に削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0012】
図1の(a),(b)に示すように、スライディングパッドアイ搬送装置10は、船体1の舷側甲板4上に立設されるポスト2と、このポスト2に昇降可能に支持されるパッドアイ8と、ポスト2に対してこのパッドアイ8を昇降するパッドアイ昇降機構5と、パッドアイ8から搬送相手側へと延びるハイライン9と、このハイライン9を走行して荷物を搬送する図示しないトロリーとを備える。
【0013】
例えば陸上から船上に荷物を搬入する場合、ハイライン9を走行するトロリーを介して荷物を船上に運んだ後、パッドアイ8を降下させ、荷物を甲板4上に降ろするようになっている。一方、船上から陸上に荷物を搬出する場合、甲板4上の荷物をトロリーに連結し、パッドアイ8を上昇させてトロリーが荷物を吊り上げ、トロリーがハイライン9を走行して荷物を搬送するようになっている。
【0014】
ポスト2は甲板4上に立設され、ハイライン9が掛け渡されるため、ハイライン9の張力に対する支持剛性を十分に確保する必要がある。しかし、仮にポスト2自体の剛性を高めようとすると、ポスト2の重量が増大し、スライディングパッドアイ搬送装置10の大型化を招くという問題点があった。
【0015】
そこで、本発明のスライディングパッドアイ搬送装置10は、パッドアイ8にハイライン9の途中が掛け回される中継シーブ11を設け、ハイライン9の端部側を船体1側に連結するハイライン船体連結手段12を設け、ハイライン9の引張り荷重がこのハイライン船体連結手段12を介して船体1側に支持される構成とする。
【0016】
ハイライン船体連結手段12は、ハイライン9を構成するワイヤロープ20の先端にダブルロングリンク13を介して連結されるアンカーロープ14と、アンカーロープ14の一端に連結されるフック15と、甲板4上に設けられこのフック15に係合する根止めアイ16,17とによって構成される。
【0017】
根止めアイ16,17は、2カ所に限らず、甲板4上の複数箇所に設けられる。これによりアンカーロープ14とフック15を介してハイライン9が連結される甲板2上の位置を、ハイライン9の張設される方向と荷重の大きさ等に応じて任意に選択できる。
【0018】
図2、図3に示すように、スライディングパッドアイ搬送装置10の本体となるポスト2は、4本のガイドレール21と、各ガイドレール21を連結する複数のリング状フレーム22とによって構成され、ポスト2はハイライン9から受ける圧縮荷重に対して十分な強度を持つ。
【0019】
図5に示すように、各ガイドレール21は互いに均等な間隔を持って平行に延びる。一方、パッドアイ8はポスト2に挿通する筒状をし、各ガイドレール21に転接する上下のローラ18,19を備える。これにより、パッドアイ8は各ローラ18,19を各ガイドレール21に転接してポスト2に対して円滑に昇降する。
【0020】
パッドアイ8の側部には、中継シーブ11と上方ガイドローラ15と前方ガイドローラ16とがそれぞれ連結される。
【0021】
中継シーブ11はハイライン9に略直交する水平軸まわりに回転可能に連結され、これに掛け回されるアンカーロープ14を案内する。
【0022】
上方ガイドローラ15は中継シーブ11の上方に位置し、中継シーブ11と略平行な水平軸まわりに回転可能に連結され、中継シーブ11に掛け回されるアンカーロープ14が上方に外れないようにする。
【0023】
前方ガイドローラ16は中継シーブ11と上方ガイドローラ15より舷側に位置し、垂直軸まわりに回転可能に連結され、アンカーロープ14を中継シーブ11へと案内する。
【0024】
パッドアイ昇降機構5は、図4にも示すように、ポスト2を構成する各ガイドレール21の内側に設けられる駆動シリンダ31と、この駆動シリンダ31のロッド先端部に連結される昇降シーブ32と、ポスト2の上端に連結されるリードシーブ33と、この昇降シーブ32とリードシーブ33に掛け回される索具34とを備え、この索具34の一端がアイプレート35を介してポスト2の上端に連結され、索具34の他端がアイプレート36を介してパッドアイ8に連結される。
【0025】
これにより、パッドアイ昇降機構5は、駆動シリンダ31があるストロークで伸縮すると、パッドアイ8がその倍のストロークで昇降する。図2、図3に実線で示すように、駆動シリンダ31が最収縮すると、索具34がポスト2内に引き込まれ、パッドアイ8がポスト2の最上位置に移動する。図2、図3に2点鎖線で示すように、駆動シリンダ31が最伸張すると、索具34がポスト2内から繰り出され、パッドアイ8がポスト2の最下位置に移動する。
【0026】
なお、パッドアイ昇降機構5は、索具34としてワイヤロープが用いるが、これに限らずにチェーン等を用いても良い。
【0027】
スライディングパッドアイ搬送装置10は、ポスト2を船体1に起倒可能に支持するピン41と、ポスト2を起倒させる2本の駆動シリンダ42とを備え、ポスト2の位置を略水平方向に延びる格納位置と略垂直方向に延びる荷役位置との間で切換える構成とする。
【0028】
甲板4上には架台43が据え付けられ、上記のピン41が支持されるとともに、ピン44と一対のピン45がこの架台43に支持されている。この各ピン45を介して各駆動シリンダ42のシリンダ基端部が回動可能に支持され、ピン44を介して各駆動シリンダ42のロッド先端部が回動可能に支持されている。
【0029】
通常、各駆動シリンダ42を収縮作動させてポスト2を図2に2点鎖線で示すように甲板4上に格納している。荷役時に、各駆動シリンダ42を伸張作動させてポスト2を図示したように甲板4上に起立させる。
【0030】
スライディングパッドアイ搬送装置10は、荷役位置にあるポスト2を船体1に支持する第一、第二サイドステー51,52とバックステー53を備える。第一、第二サイドステー51,52とバックステー53がポスト2と甲板4上に掛け渡されることにより、ポスト2の倒れ止めと揺れ止めが行われる。
【0031】
第一、第二サイドステー51,52はアルミ材からなるパイプによって形成され、それぞれの上端をユニバーサルジョイント61,62を介してポスト2のブラケット54,55に着脱可能に連結され、それぞれの下端をピン介して甲板4上のブラケット59に着脱可能に連結される。
【0032】
バックステー53は索具34によって形成され、その上端をピンを介してポスト2のブラケット56に連結され、その下端をターンバックル58及びピン介して甲板4上のブラケット57に着脱可能に連結される。
【0033】
船内には各駆動シリンダ31,42等に作動油を給排する油圧パワーユニットと制御盤が設けられている。オペーレータは携帯可能な操作盤を介して制御盤に指令し、制御盤が油圧パワーユニットを介して駆動シリンダ31,42等の作動を制御するようになっている。
【0034】
次にスライディングパッドアイ搬送装置10の動作について説明する。まず、搬送の準備は次の手順で行われる。
1.制御盤の電源を入れる。夜間であれば赤灯(図示せず)をポスト2に取付ける。
2.油圧パワーユニットを作動させる。
3.ポスト2を拘束する固定装置(図示せず)の作動を解除する。
4.アンカーロープ14をパッドアイ8に挿通させる。
5.各駆動シリンダ42を伸張作動させ、ポスト2を起立させる。
6.第一、第二サイドステー51,52とバックステー53をポスト2と甲板4上に掛け渡す。
7.アンカーロープ14の一端をフック15を介して甲板4上の根止めアイ16,17のいずれかに接続する。アンカーロープ14の他端をダブルロングリンク13を介してワイヤロープ20に接続してハイライン9を展張し、各種索具等を取り付ける。
9.ハイライン9の展張等が完了したら、パッドアイ8を最下位置まで下降させ、トロリーによる搬送を待機する。
【0035】
次に、例えば補給船から本船上への荷物の搬送が開始されると、パッドアイ8を最上位置まで上昇させ、ハイライン9を走行するトロリーが荷物を運んできたら、パッドアイ8を降下させて、荷物を甲板4上に降ろし、スリング類の金物を操作可能なレベルまで降下させる。スリング類の金物を外したら、再びパッドアイ8を上死点まで上昇させ、この動作を繰り返して搬送を行う。
【0036】
搬送が終了すると、次の手順で装置が格納される。
1.ハイライン9、赤灯等を外す。
2.バックステー53を外す。
3.アンカーロープ14の一端をフック15を介して甲板4上の根止めアイ16,17から外す。
4.第一、第二サイドステー51,52を外す。
5.各駆動シリンダ42を収縮作動させ、ポスト2を倒す。
6.油圧パワーユニットを停止させ、制御盤の電源を落とす。
【0037】
次に作用について説明する。
【0038】
スライディングパッドアイ搬送装置10は、パッドアイ8にハイライン9の途中が掛け回される中継シーブ11を設け、ハイライン9の端部側を船体1側に連結するハイライン船体連結手段12を設け、ハイライン9の引張り荷重がこのハイライン船体連結手段12を介して船体1側に支持される構成としたため、ポスト2に要求される曲げ剛性が大幅に小さくなり、ポスト2の軽量化がはかれる。
【0039】
ハイライン9の連結位置が根止めアイ16,17となる場合、中継シーブ11がハイライン9から受ける荷重は、図1の(b)にF15,F10として表される。この荷重F15,F10の垂直分力に対抗して、駆動シリンダ31はパッドアイ8を昇降する必要があるため、駆動シリンダ31に要求される力は従来装置より増大し、駆動シリンダ31を大型化する必要がある。しかし、上述したようにポスト2の軽量化がはかれるため、駆動シリンダ31が大型化しても、スライディングパッドアイ搬送装置10の総重量を大幅に削減することができる。
【0040】
パッドアイ昇降機構5は、ポスト2の内側に配置される駆動シリンダ31と、この駆動シリンダ31のロッド先端部に連結される昇降シーブ32と、ポスト2の上部に連結されるリードシーブ33と、この昇降シーブ32とリードシーブ33に掛け回される索具34とを備え、索具34が駆動シリンダ31の伸縮動作を拡大してパッドアイ8に伝える構成としたため、駆動シリンダ31をポスト2内に収めることが可能となり、駆動シリンダ31によって装置が大型化することを回避できる。
【0041】
ポスト2は、上下方向に延びる4本のガイドレール21を備え、各ガイドレール21がハイライン9からポスト2にかかる荷重を支持する支柱の機能と、各ローラ18,19を転接させてパッドアイ8を昇降可能に案内する軌道の機能とを果たす構成のため、ポスト2を構成する部材数を削減し、ポスト2の軽量化がはかれる。
【0042】
スライディングパッドアイ搬送装置10は、ポスト2を船体1に起倒可能に支持するピン41を備えたため、ポスト2を起倒させる動きによって、ポスト2を格納位置と荷役位置の間で移動させることができる。ポスト2の軽量化がはかれることにより、各駆動シリンダ42ポスト2を起倒させる動力が小さくて済み、装置のコンパクト化がはかれる。
【0043】
なお、本実施の形態では、各駆動シリンダ42を介してポスト2を自動的に起倒させる構成としたが、これに限らず、ポスト2を手動や船上クレーンを介して起倒させる構成としても良い。
【0044】
次に図6、図7に示す他の実施形態を説明する。なお、前記実施形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0045】
このスライディングパッドアイ搬送装置10は、船体1の甲板4に開口する凹部72を形成し、ポスト2の下端部71を凹部72に差し込んでポスト2を略垂直方向に延びる荷役位置に保持する構成とする。
【0046】
この場合、ポスト2を船上クレーンを介して吊り下げることにより、ポスト2を甲板4上から荷役位置の間で移動させることができる。ポスト2の軽量化がはかれることにより、ポスト2荷役位置に移動させる動力が小さくて済み、作業負荷を軽減できる。
【0047】
他の実施の形態として、ポストを甲板上から船内へと垂直に下降して格納する構成としても良い。
【0048】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明のスライディングパッドアイ搬送装置は、船と陸上の間、船どうしの間で荷物や燃料等を搬送することに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施の形態を示し、(a)はスライディングパッドアイ搬送装置の平面図、(b)はスライディングパッドアイ搬送装置の側面図。
【図2】同じくスライディングパッドアイ搬送装置の側面図。
【図3】同じくスライディングパッドアイ搬送装置の正面図。
【図4】同じく図3の矢印A方向から見たう矢視図。
【図5】同じく図3の矢印B方向から見たう矢視断面図。
【図6】他の実施の形態を示すスライディングパッドアイ搬送装置の側面図。
【図7】同じくスライディングパッドアイ搬送装置の正面図。
【図8】従来例を示すスライディングパッドアイ搬送装置の斜視図。
【符号の説明】
【0051】
1 船体
2 ポスト
4 甲板
5 パッドアイ昇降機構
8 パッドアイ
9 ハイライン
10 スライディングパッドアイ搬送装置
11 中継シーブ
12 ハイライン船体連結手段
21 ガイドレール
31 駆動シリンダ
32 昇降シーブ
33 リードシーブ
34 索具
42 駆動シリンダ
44 ピン
72 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
船体に立設されるポストと、
このポストに昇降可能に支持されるパッドアイと、
ポストに対してこのパッドアイを昇降するパッドアイ昇降機構と、
前記パッドアイから搬送相手側へと延びるハイラインとを備えるスライディングパッドアイ搬送装置において、
前記パッドアイに前記ハイラインの途中が掛け回される中継シーブを設け、
前記ハイラインの端部側を前記船体側に連結するハイライン船体連結手段を設け、
前記ハイラインの引張り荷重がこのハイライン船体連結手段を介して前記船体側に支持される構成としたことを特徴とするスライディングパッドアイ搬送装置。
【請求項2】
前記パッドアイ昇降機構は、前記ポストの内側に配置される駆動シリンダと、この駆動シリンダの伸縮作動によって昇降する昇降シーブと、前記ポストの上部に連結されるリードシーブと、この昇降シーブとリードシーブに掛け回される索具とを備え、この索具が前記駆動シリンダの伸縮動作を拡大して前記パッドアイに伝える構成としたことを特徴とする請求項1に記載のスライディングパッドアイ搬送装置。
【請求項3】
前記ポストは上下方向に延びる複数のガイドレールを備え、この各ガイドレールが前記ハイラインから前記ポストにかかる荷重を支持する支柱の機能と、前記パッドアイを昇降可能に案内する軌道の機能とを果たす構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載のスライディングパッドアイ搬送装置。
【請求項4】
前記ポストを前記船体に起倒可能に支持し、前記ポストを起倒させる動きによって前記ポストを格納位置と荷役位置の間で移動させる構成としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のスライディングパッドアイ搬送装置。
【請求項5】
船体の甲板に開口する凹部を形成し、前記ポストの下端部をこの凹部に差し込んで前記ポストを荷役位置に保持する構成としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のスライディングパッドアイ搬送装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2006−182525(P2006−182525A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−379429(P2004−379429)
【出願日】平成16年12月28日(2004.12.28)
【出願人】(304039065)カヤバ システム マシナリー株式会社 (185)