説明

スライド式平面表示装置およびキイボードモジュール

【課題】 簡便にサーバラック上でサーバが操作できるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを提供する。
【解決手段】 L形支持ブラケット236、垂直レール232、水平レール234、平面表示装置210およびキイボードモジュール220を備える。垂直レール232はL形支持ブラケット236の垂直面の一つに設置され、水平レール234はL形支持ブラケット236の水平面の一つに設置される。平面表示装置210は垂直レール232に結合され、キイボードモジュール220は水平レール234に結合されているため、平面表示装置210とキイボードモジュール220とがL形支持ブラケット236に沿って水平移動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールに関し、特にラックマウント式KVMスイッチ(rack-mounted KVM switch)のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の進歩とコンピュータシステムへの依頼度が高まるにつれ、サーバシステムの演算能力およびデータ保存能力に対する市場の要求も徐々に高くなってきているが、使用可能な空間が狭くなるに従い、サーバシステムが占有する事務室やコンピュータルームの空間はさらに小さいものが求められるようになっている。従来の大型サーバシステムは高い安定性を提供するため一般の卓上型コンピュータとほぼ同じか大きいサイズであったため、管理や空間配置において、サーバの接続や管理に多くの問題があった。また一般の企業には少ないときで二、三台、多いときで千台以上のサーバがあった。そのため、サーバの管理および空間の利用は、コンピュータに対する企業の要求が高まるにつれ、日増しに重要になってきている。
【0003】
一般にサーバはサーバラック(rack)上に取り付けられるが、現在主流のサーバの一つである1Uサーバは、その標準的な重ね高さが1.75インチ(約4.5cm)であるため、従来の大型サーバと異なりサーバの使用空間を効率良く節減して、サーバ管理を簡便に行うことができる。1Uサーバは、軽くて薄いために重ねることができる上、集中的な管理が行えるという特性を備えているため、サーバ市場における占有率が高かった。また1Uサーバの高度は1.75インチと僅かであるため、1Uサーバに使用される大部分のハードウェアは小体積かつ低高度であった。
【0004】
サーバラック上には多くのサーバを積重ねることができるが、これらのサーバを効率良く管理するため、通常、サーバ管理者は、これらのサーバコンピュータをKVMスイッチ(KVM switch)で接続して管理を行っていた。これにより、必要なスクリーン、マウスおよびキイボードモジュールの数が減らせるだけでなく、それにより占用される空間も低減することができた。
【0005】
しかしながら、1Uサーバラックは高度が制限されているため、その上に取り付けるキイボードモジュールおよびスクリーンも非常に多くの制限を受けた。従って、サーバの製造メーカおよび管理者は、サーバラック上にあるスクリーンおよびキイボードモジュールの強度および安全性を向上させる上、1Uサーバの制限された高度に合致するものが強く求められていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の第1の目的は、分離されたレールがあるため、簡便にサーバラック上でサーバが操作できるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを提供することにある。
本発明の第2の目的は、互いに垂直なレールを利用して平面表示装置とキイボードモジュールとをそれぞれ支持することにより、平面表示装置およびキイボードモジュールをサーバラック上へ堅固に取り付けるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを提供することにある。
本発明の第3の目的は、安全な位置決め装置を有し、平面表示装置およびキイボードモジュールを操作するときの安全性を維持する上、収納したときの安定性をも維持することにより、サーバ上にある表示装置およびキイボードモジュールの安全性および安定性を確保するスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明は、L形支持ブラケット、垂直レール、水平レール、平面表示装置およびキイボードモジュールを備えるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを提供する。垂直レールはL形支持ブラケットの一垂直面上に設置され、水平レールはL形支持ブラケットの一水平面上に設置される。平面表示装置は垂直レールに結合され、キイボードモジュールは水平レールに結合されることにより、平面表示装置とキイボードモジュールとをL形支持ブラケットに沿って水平移動させる。
【0008】
L形支持ブラケットは、1Uサーバラック(rack)と結合することによりスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを1Uサーバラック上に固定させる。水平レールはキイボードモジュールの後端に設置された位置決め機構をさらに備え、位置決め機構は開かれたキイボードモジュールを所定の位置に定位させる。この位置決め機構は位置決めバネ片および位置決め溝からなることが望ましく、キイボードモジュールが所定の位置に到達すると、位置決めバネ片と位置決め溝とが結合し、キイボードはこの位置に定位する。
【0009】
キイボードモジュールは連動プレートをさらに備え、キイボードモジュールを開くときに、連動プレートにより平面表示装置が一緒に連動するため、管理者は簡便にキイボードモジュールおよび平面表示装置を開くことができる。平面表示装置は、位置決めピンを制御する位置決めスイッチをさらに備え、平面表示装置を閉めるときに、位置決めピンを垂直レール上にある位置決めブラケット上の位置決め孔に挿入して、平面表示装置を安全で安定した状態で閉めることにより、予期しない振動や外部からの力により開かれることがないようにする。
【0010】
本発明のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールは、位置決めブラケットおよび位置決めピンをさらに備える。位置決めブラケットは垂直レールの前端に設置され、平面表示装置を開くと、位置決めブラケット上の位置決め孔と平面表示装置上の位置決めピンとが結合されることにより平面表示装置が固定される。平面表示装置が開かれるとキイボードモジュールと開き角度が形成されるが、その開き角度は、好適には90度よりも大きく、さらに好適には約95〜97度であることが望ましい。
【0011】
本発明のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールの水平レールの幅をキイボードモジュールの厚みよりも大きくし、垂直レールの高さを平面表示装置の厚みよりも大きくすることにより平面表示装置およびキイボードモジュールの支持力をさらに増大させることができる。
【0012】
本発明のさらにもう一つのスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチは、上述したスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを利用することにより制御モジュールとKVMスイッチモジュールとを結合し、KVMスイッチに安全で信頼のおける操作環境を提供し、サーバコンピュータの管理をより安全で安定した状態で行うことができる。
【0013】
従って、本発明のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールと、スライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチは、サーバラック上にあるコンピュータキイボードモジュールおよび表示装置の操作をより安全で安定した状態にすることにより、サーバ管理者に快適で安全な操作環境を提供することができる。
【発明の効果】
【0014】
従って、本発明のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールは、1Uサーバラックへの取り付けに適合するだけでなく、スクリーンおよびキイボードモジュールに対して安全で堅固な操作環境を提供することができる。本発明のスライド式表面表示装置およびキイボードモジュールは、互いに垂直なレールにより平面表示装置およびキイボードモジュールをそれぞれ支持することにより、平面表示装置およびキイボードモジュールの支柱強度をさらに高めることができる。そして、キイボードモジュールのレールに必要な高さが従来のキイボードモジュールのレールよりも低いため、平面表示装置のレールの高さは平面表示装置の厚みよりも大きい。そのため、より優れた支持力を提供すると同時に、安全な位置決め装置と結合することにより、平面表示装置およびキイボードモジュールを操作するときにより安全となり、収納したり開けたりするするときの状態がより安定する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールは、サーバラック上にあるコンピュータキイボードモジュールおよび表示装置を、より安全で安定した状態でサーバラック上へ固定することにより、サーバ管理者へ安全で信頼のおける管理環境を提供することができる。以下では図面および詳細な説明によって本発明の主旨を明確に説明するが、当該技術に習熟した者が本発明の好適な実施形態を理解した後、本発明により教示された技術を変更や修正したものも本発明の主旨および範囲に含まれるものとする。
【0016】
図1Aから図1Dは、本発明の好適な一実施形態によるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを示す斜視図である。それらの図に示すように、本実施形態のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールは、例えば1U高さを有するサーバラックなどのコンピュータサーバのラック100へ取り付けられる。スライド式平面表示装置およびキイボードモジュールは、平面表示装置110およびキイボードモジュール120を含み、それらはラック100上でスライドさせることができる。図1Aは、スライド式平面表示装置およびキイボードモジュールがラック100に収納されたときの状態を示し、図1Bは、平面表示装置110を引き出したときの状態を示す。図1Cは、平面表示装置110だけが単独で開かれたときの状態を示し、図1Dは、平面表示装置110とキイボードモジュール120とを同時に開いてサーバコンピュータを操作するときの状態を示す。本実施形態のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールの平面表示装置110の開き角度130は、好適には90度よりも大きく、さらに好適には95〜97度であることが望ましい。これにより、サーバ管理者は監視を簡便に行うことができ、表示装置110の上方にある装置のハンドルが表示装置に干渉して、表示装置の開き角度130が90度よりも小さくなってサーバ管理者の操作に悪影響を与えることを防ぐことができる。
【0017】
図2は図1Aから図1Dの分解斜視図であり、図2により本実施形態のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールの細かい部品を説明する。図2に示すように、本実施形態のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールは、平面表示装置210、キイボードモジュール220およびスライドモジュール230を含む。このスライドモジュール230は、L形支持ブラケット236、第1のレール232および第2のレール234からなる。第1のレールは垂直レール232であり、第2のレールは水平レール234であり、第1のレール232と第2のレール234とは互いに垂直の関係である。L形支持ブラケット236はサーバラックと結合する剛性構造であり、垂直レール232および水平レール234を支持するために用いられる。垂直レール232はL形支持ブラケット236の垂直平面に固定され、水平レール234はL形支持ブラケット236の水平面上に固定される。
【0018】
垂直レール232と平面表示装置210とが結合されることにより、平面表示装置210はスライドモジュール230に沿って水平にスライドすることが可能となり、スライドモジュール230により平面表示装置210を引っ張り出したり収納したりすることができる。水平レール234とキイボードモジュール220とが互いに結合されるため、キイボードモジュール220はスライドモジュール230に沿って水平にスライドすることが可能となり、スライドモジュール230によりキイボードモジュール220を引っ張り出したり収納したりすることができる。
【0019】
本実施形態の平面表示装置210およびキイボードモジュール220は、それぞれ独立した垂直レール232および水平レール234へ結合される。そのため、サーバ管理者は平面表示装置210だけを引き出してサーバコンピュータを監視することができる。またサーバコンピュータを操作するときは、キイボードモジュール220だけをスライドモジュール230、つまりサーバラックから引き出し、キイボードモジュール220上のキイ224およびタッチパッド226を操作することができるため、簡便にサーバコンピュータが制御できる。
【0020】
本実施形態では、サーバラックから平面表示装置210だけを引き出して上に向けて開き(図1Cを参照)サーバコンピュータを監視することができるが、このときキイボードモジュール220をサーバラックから引き出す必要はない。よってサーバコンピュータを管理する際、サーバラックの間の通路空間がより広くなり、引き出されたキイボードモジュール220により邪魔されることがない。管理者がサーバコンピュータを操作するときにだけ、キイボードモジュール220をサーバラックから引き出すため、サーバコンピュータルーム内の通路が通りやすく、管理者は簡便に各ラック上のコンピュータサーバをチェックすることができる。
【0021】
水平レール234には、キイボードモジュール220の操作の安定性をより効果的に向上させるため、水平に取り付けられたレールを用いる。レールの幅はキイボードモジュール220の厚みを制限せず、本実施形態のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール中の水平レール234が、キイボードモジュール220を効果的に支持することができるため、管理者はキイボードモジュール220をより安定した状態で操作することができる。また、水平レール234の幅をキイボードモジュール220の厚みよりも大きくすると、キイボードモジュール220の支持効果が高まり、キイボードモジュール220の厚みにも悪い影響を与えない。そのため水平レール234を用いると、キイボードモジュール220に必要な厚みをさらに低減させて空間が制限されている1Uサーバ中の空間をより効率良く利用することができる。
【0022】
平面表示装置210の垂直レール232は、短い内部スライドをさらに利用することにより、平面表示装置210により長い摺動ストロークを提供することができるとともに、平面表示装置210上の平面表示装置支持ブラケット219を合わせて使用することにより従来のラック上で使用されていた平面表示装置のストロークよりも所定距離増やすことができる。この所定距離により、平面表示装置210を上に開いたときの開き角度を90度よりも大きくすることができる(図1Dを参照)。そのため管理者はサーバコンピュータの監視をより簡便に行うことができる。特に、平面表示装置210の上方のコンピュータ装置が突出したハンドルを有している場合、このハンドルが平面表示装置210に干渉してスクリーンの表示角度が僅かに下向きとなり管理者が行う監視が不便となることを防ぐことができる。
【0023】
キイボードモジュール220の前端部には、キイボードモジュール220の取り出しが簡便にできるようにハンドル228が固設され、キイボードモジュール220の後端部には、平面表示装置210がキイボードモジュール220に連動するように連動プレート229が固設される。これによりキイボードモジュール220が取り出されるときに、平面表示装置210も同時に取り出すことができる。一般の操作状況ではキイボードモジュール220を利用してサーバコンピュータを操作する場合、平面表示装置210により監視を行わなければならないが、この連動プレート229により平面表示装置210をキイボードモジュール220に連動すると、管理者はより簡便に操作することができる。キイボードモジュール220の表面に取り付けられたローラ211は、平面表示装置210とのピッチも確保されるため、平面表示装置210はスライドモジュール230中からスムーズに取り出すことができる。このローラ211が固設される箇所は、キイボードモジュール220の表面だけに限定されず、平面表示装置210および/またはキイボードモジュール220の表面に固設されてもよい。
【0024】
また、平面表示装置210前方のパネル上には、平面表示装置210を簡便に取り出せるためのハンドル218が設置されてもよい。図2および図4に示すように、ハンドル218の両側に設置された位置決めスイッチ212は、パネルの左右側に設けられた位置決めピン214をスライドモジュール230上の位置決め孔239に結合することができる。そのため、平面表示装置210を収納したときに、スライドモジュール230上へ効果的に固定することにより、予期しない取り出しや摺動により装置が破壊されることを防ぐことができる。
【0025】
平面表示装置210の後方にある支持ブラケット219上には、可動位置決めピンなどの位置決めスイッチ216が含まれ、平面表示装置210を開くと、位置決めスイッチ216と位置決めブラケット237上の位置決め孔239とが結合する。それにより平面表示装置210を起こすときに、平面表示装置210が回転されて加わる前後への力に対抗することができるため、平面表示装置210の起こす動作を確実かつ安定した状態で行うことができる。平面表示装置210を収納するときは、位置決めスイッチ216を位置決め孔239から外すだけで平面表示装置210をスムーズに押し返すことができる。そして、次に平面表示装置210を引き出すときは、位置決めブラケット237上にあるバネ片238は、位置決めスイッチ216を突出させて、位置決めブラケット237上の位置決め孔239と結合することにより、平面表示装置210を所定の操作位置へ固定して前述のように開き角度を90度よりも大きくして、平面表示装置210上に表示された画面を見る。
【0026】
また、上述の位置決めスイッチ212と連動プレート229とを結合し、平面表示装置210がスライドモジュール230に固定されると、キイボードモジュール220もスライドモジュール230中に固定されるため、予期しない取り出しや摺動により装置が破壊されることが防止される。
【0027】
図2および図3に示すように、キイボードモジュール220の後方には、位置決めバネ片262および位置決め溝264からなる位置決め機構260をさらに含む。位置決めバネ片262は、例えばスライド上などのキイボードモジュール220の下方に結合され、位置決め溝264が水平レール234の末端近くにいる管理者側に形成される。キイボードモジュール220を開くと、この位置決めバネ片262が位置決め溝264に結合されるため、キイボードモジュール220は適当な操作位置へ安定した状態で固定され、予期しない振動や外力によりキイボードモジュール220が閉まることがないようにする。
【0028】
管理者がキイボードモジュール220を閉めるときは、キイボードモジュール220の下方にある位置決めバネ片262を上へ押し付け、この位置決めバネ片262を位置決め溝264から分離するだけで、キイボードモジュール220を閉めることができる。
【0029】
この平面表示装置210およびキイボードモジュール220の後方は、電源および信号の伝達を提供する制御モジュール240を有する。そして、この制御モジュール240は、ケーブル支持連結棒242、電源供給装置244およびコネクタ246をさらに有する。ケーブル支持連結棒242は、制御モジュール240、平面表示装置210およびキイボードモジュール220に接続されたケーブルにより、平面表示装置210およびキイボードモジュール220に伴って、スライドしながら開いたり閉まったりする機能を提供する。また、電源供給装置244は必要な電源を提供し、コネクタ246により例えばサーバコンピュータやKVMスイッチなどのサーバラック上に設置されたコンピュータ装置と接続される。
【0030】
他の実施形態では、上述のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールをKVMスイッチモジュールに結合し、1Uサーバラック上への使用に適合したスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを有するKVMスイッチを形成してもよい。KVMスイッチモジュール250上のコネクタ252と制御モジュール240上のコネクタ246とを結合することにより、上述した平面表示装置210およびキイボードモジュール220を利用して、KVMスイッチモジュール250に接続された各サーバコンピュータの監視および操作を行うことができる。
【0031】
本発明では好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではなく、当該技術を熟知するものなら誰でも、本発明の主旨と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って本発明の保護の範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1A】本発明の好適な一実施形態によるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを示す斜視図である。
【図1B】本発明の好適な一実施形態によるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを示す斜視図である。
【図1C】本発明の好適な一実施形態によるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを示す斜視図である。
【図1D】本発明の好適な一実施形態によるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを示す斜視図である。
【図2】図1Aから図1Dのスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールを示す分解斜視図である。
【図3】図2のキイボードモジュールの位置決め機構を示す部分拡大図である。
【図4】図2のスライドモジュールを示す部分拡大図である。
【符号の説明】
【0033】
100 ラック、110、210 平面表示装置、120、220 キイボードモジュール、130 開き角度、211 ローラ、212、216 位置決めスイッチ、214 位置決めピン、218、228 ハンドル、219 平面表示装置支持ブラケット、224 キイ、226 タッチパッド、229 連動プレート、230 スライドモジュール、232 垂直レール、234 水平レール、236 L形支持ブラケット、237 位置決めブラケット、238 バネ片、239 位置決め孔、240 制御モジュール、242 ケーブル支持連結棒、244 電源供給装置、246、252 コネクタ、250 KVMスイッチモジュール、260 位置決め機構、262 位置決めバネ片、264 位置決め溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
L形支持ブラケットと、
前記L形支持ブラケットの垂直面の一つに設置される垂直レールと、
前記L形支持ブラケットの水平面の一つに設置される水平レールと、
前記垂直レールに結合され、前記L形支持ブラケットに沿って水平移動する平面表示装置と、
前記水平レールに結合され、前記L形支持ブラケットに沿って水平移動するキイボードモジュールと、
を備えることを特徴とするスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項2】
前記L形支持ブラケットはラック(rack)と結合することを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項3】
前記水平レールは、前記キイボードモジュールの後端に設置される位置決め機構をさらに備え、
該位置決め機構は、前記キイボードモジュールが開かれたときに前記キイボードモジュールを所定の位置に定位させることを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項4】
前記位置決め機構は位置決めバネ片および位置決め溝を備え、
前記キイボードモジュールが前記所定の位置に到達すると、前記位置決めバネ片は前記位置決め溝に結合することを特徴とする請求項3記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項5】
前記キイボードモジュールは連動プレートをさらに備え、
前記キイボードモジュールを開くと、前記連動プレートにより前記平面表示装置が連動することを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項6】
前記平面表示装置は位置決めピンを制御する位置決めスイッチをさらに備え、
前記平面表示装置を閉めると、前記位置決めピンが前記垂直レール上の位置決め孔に挿入されることを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項7】
前記キイボードモジュールはローラをさらに備え、
前記ローラは前記キイボードモジュールの表面に設置され、前記平面表示装置をさらに支持することを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項8】
位置決めスイッチおよび前記垂直レールの前端に設置される位置決め孔をさらに備え、
前記平面表示装置を開くと、前記位置決め孔と前記平面表示装置上の前記位置決めスイッチとが結合することを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項9】
前記平面表示装置を開くと、前記キイボードモジュールと90度よりも大きい開き角度が形成されることを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項10】
前記開き角度は95〜97度であることを特徴とする請求項9記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項11】
前記水平レールの幅は前記キイボードモジュールの厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項12】
前記垂直レールの高さは前記平面表示装置の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュール。
【請求項13】
平面表示装置と、
キイボードモジュールと、
前記平面表示装置および前記キイボードモジュールの後方に設置される制御モジュールと、
前記制御モジュールの後方に設置されるKVMスイッチモジュールと、
L形支持ブラケットと、
前記L形支持ブラケットの垂直面の一つに設置される垂直レールと、
前記L形支持ブラケットの水平面の一つに設置される水平レールとを備えるスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチであって、
前記平面表示装置が前記垂直レールに結合されて前記L形支持ブラケットに沿って水平移動し、前記キイボードモジュールが前記水平レールに結合されて前記L形支持ブラケットに沿って水平移動することを特徴とするスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項14】
前記L形支持ブラケットにより、1Uサーバラックと結合して前記ラック上のサーバコンピュータを制御することを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項15】
前記水平レールは、前記キイボードモジュールの後端に設置される位置決め機構をさらに備え、
前記キイボードモジュールを開くと、前記位置決め機構が前記キイボードモジュールを所定の位置に定位させることを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項16】
前記位置決め機構は位置決めバネ片および位置決め溝を備え、
前記キイボードモジュールが前記所定の位置に到達すると、前記位置決めバネ片が前記位置決め溝に結合することを特徴とする請求項15記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項17】
前記キイボードモジュールは連動プレートをさらに備え、
前記キイボードモジュールを開くと、前記連動プレートにより前記平面表示装置が連動することを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項18】
前記平面表示装置は、位置決めピンを制御する位置決めスイッチをさらに備え、
前記平面表示装置を閉めると、前記位置決めピンが前記垂直レールの前端にある位置決めブラケット上の位置決め孔に挿入されることを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項19】
前記キイボードモジュールはローラをさらに備え、
前記ローラは前記キイボードモジュールの表面に設置され、前記平面表示装置と前記キイボードモジュールとの間隔を確保することを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項20】
位置決めピンおよび位置決め孔をさらに備え、
前記位置決め孔が前記垂直レールの前端に設置され、前記平面表示装置を開くと、前記位置決め孔と前記平面表示装置上の前記位置決めピンとが結合することを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項21】
前記平面表示装置を開くと、前記キイボードモジュールと90度よりも大きい開き角度が形成されることを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項22】
前記開き角度は95〜97度であることを特徴とする請求項21記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項23】
前記水平レールの幅は前記キイボードモジュールの厚みよりも大きいことを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項24】
前記垂直レールの高さは前記平面表示装置の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項13記載のスライド式平面表示装置およびキイボードモジュールのKVMスイッチ。
【請求項25】
ラック上に設置されるラックマウント式KVMスイッチ(rack-mounted KVM switch)であって、
平面表示装置と、
キイボードと、
前記平面表示装置および前記キイボードに結合されるKVMスイッチモジュールと、
第1のレールと、
第2のレールとを少なくとも備え、
前記第1のレールと前記第2のレールとは互いに垂直であり、前記平面表示装置は前記第1のレールにより前記ラックに対応して移動し、前記キイボードは前記第2のレールにより前記ラックに対応して移動することを特徴とするラックマウント式KVMスイッチ。
【請求項26】
L形支持ブラケットをさらに備え、
前記平面表示装置は、前記L形支持ブラケットおよび前記第1のレールにより前記ラックと結合し、
前記キイボードは、前記L形支持ブラケットおよび前記第2のレールにより前記ラックと結合することを特徴とする請求項25記載のラックマウント式KVMスイッチ。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−302245(P2006−302245A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−257903(P2005−257903)
【出願日】平成17年9月6日(2005.9.6)
【出願人】(504125687)宏正自動科技股▲分▼有限公司 (4)