【課題】口腔内の特定の状態又は特定の薬品の存在を検知する
【解決手段】歯ブラシに組み込まれている１つ以上のセンサーが受け取った情報に応じて、又はユーザーの選択したとおりに、出力又は動作を調節可能なセンサー反応型電動歯ブラシを開示する。前記情報は典型的には、口腔内外における特定の状態又は特定の物質若しくは薬品の存在に関するものである。更に、センサー反応型型歯ブラシは、検知した情報に応じて反応性出力を提供する反応性出力構成要素を１つ以上含んでいる。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
口腔ケア効果をもたらす方法であって、
センサーを備えた歯ブラシを作動させること、
前記センサーによってセンサー入力を検知すること、
前記センサー入力に応じて前記歯ブラシから反応性出力を開始させること、を含む方法。
【請求項２】
前記センサー入力を評価することを更に含む、請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記歯ブラシから前記反応性出力を開始させる前に、前記センサー入力が最低閾値レベルに達する、請求項２に記載の方法。
【請求項４】
センサー出力を開始させることを更に含む請求項１に記載の方法。
【請求項５】
前記センサー入力が前記センサー出力の変化を検知する、請求項４に記載の方法。
【請求項６】
前記センサー出力素子が発光素子である、請求項４に記載の方法。
【請求項７】
前記センサー入力が光の変化を検知する、請求項１に記載の方法。
【請求項８】
前記光の変化が、蛍光を発する細菌に起因する、請求項７に記載の方法。
【請求項９】
前記センサー入力が化学物質を検知する、請求項１に記載の方法。
【請求項１０】
前記センサー入力が特定の波長の光を検知する、請求項１に記載の方法。
【請求項１１】
前記反応性出力が、（ｉ）前記可動式毛ホルダーの速度を上昇させること、（ｉｉ）前記可動式毛ホルダーの動作を変化させること、（ｉｉｉ）前記歯ブラシの少なくとも一部を振動させること、（ｉｖ）組成物を投与すること、（ｖ）発光素子を点灯すること、（ｖｉ）熱を放出すること、及びこれらのいずれかの組み合わせから成る群から選択される、請求項１に記載の方法。
【請求項１２】
前記組成物は、酸素ラジカル発生剤を含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１３】
前記組成物は、過酸化水素、過酸化尿素、及び過炭酸塩から成る群から選択された薬品を含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１４】
前記組成物は、チオキサントンを含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１５】
前記組成物は、リボフラビンを含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１６】
前記組成物は、クロロフィルを含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１７】
前記組成物は、トルイジンブルー、メチレンブルー、及びジヘマトポルフィリンエステルから成る群から選択された薬品を含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１８】
前記組成物は、金属及び金属錯化剤から成る群から選択された薬品を含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１９】
前記組成物は、Ａｇ、Ｍｎ、及びＦｅから成る群から選択された金属を含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項２０】
前記出力は、組成物を投与すること及び前記組成物を活性化させる波長の発光素子を点灯することを含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項２１】
前記光の波長が約３００〜約６５０ナノメートルである、請求項２０に記載の方法。
【請求項２２】
前記出力の開始を通知するためにユーザーに信号が送られる、請求項１に記載の方法。
【請求項２３】
前記信号が、聴覚信号及び視覚信号から成る群から選択される、請求項２２に記載の方法。
【請求項２４】
前記聴覚信号が、ビープ音、歌、音色、リング音、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項２３に記載の方法。
【請求項２５】
前記視覚信号が、光、絵、文書メッセージ、色、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項２４に記載の方法。
【請求項２６】
前記歯ブラシからの前記出力の終了を通知するためにユーザーに信号が送られる、請求項１に記載の方法。
【請求項２７】
前記センサー入力を監視することを更に含む、請求項１に記載の方法。
【請求項２８】
前記センサー入力の強度を評価することを更に含む、請求項３０に記載の方法。
【請求項２９】
前記センサー入力の変化についてユーザーに指標を提供することを更に含む、請求項３１に記載の方法。
【請求項３０】
前記指標が、聴覚信号及び視覚信号から成る群から選択される、請求項３２に記載の方法。
【請求項３１】
センサー反応型電動歯ブラシであって、
ハンドル、ヘッド、及び前記ハンドルと前記ヘッドの間に伸びているネックが備わっており、前記ハンドルに中空内側領域が備わっており、前記ヘッドに、その上に配置される毛が備わっており、前記電動歯ブラシに長手方向軸が備わっており、
前記電動歯ブラシ上に配置されるセンサー、
センサーフィルター、
前記ヘッド上に配置される１つ以上の可動式毛ホルダーが備わっており、前記可動式毛ホルダーに、その上に配置される複数の毛が搭載されており、さらに、
前記中空内側領域内に配置されるモーターが備わっており、前記モーターが駆動軸によって前記可動式毛ホルダーに作動的に接続されている、電動歯ブラシ。
【請求項３２】
発光素子が更に備わる、請求項３１に記載の電動歯ブラシ。
【請求項３３】
前記発光素子が、前記歯ブラシの後部上に配置される、請求項３２に記載の電動歯ブラシ。
【請求項３４】
第２の発光素子が、前記歯ブラシの前記ヘッドの毛保持面の上に配置される、請求項３１に記載の電動歯ブラシ。
【請求項３５】
発光素子が２つ以上備わる、請求項３１に記載の電動歯ブラシ。
【請求項３６】
前記発光素子が、波長の異なる光を発する、請求項３５に記載の電動歯ブラシ。
【請求項３７】
前記発光素子が、強度の異なる光を発する、請求項３５に記載の電動歯ブラシ。
【請求項３８】
センサー反応型歯ブラシであって、
ハンドル、ヘッド、及びヘッド上に配置される複数の毛が備わる本体、
本体上に配置される少なくとも１つのセンサー、
センサーと連携している少なくとも１つの出力構成要素を含み、前記出力が、少なくとも１つのセンサーに応じて、（ｉ）機械的出力、（ｉｉ）光ベースの出力（ｉｉｉ）化学ベースの出力、及び（ｉｖ）これらの組み合わせの少なくとも１つを提供するようになっている歯ブラシ。
【請求項３９】
前記少なくとも１つのセンサーが、（ｉ）センサー入力素子、及び（ｉｉ）センサー出力素子を含む、請求項３８に記載のセンサー反応型歯ブラシ。
【請求項４０】
前記センサー出力素子が第１の波長の光を発し、前記センサー入力素子が、第１の波長とは異なる第２の波長の光を検知する、請求項３９に記載のセンサー反応型歯ブラシ。
【請求項４１】
前記複数の毛が可動であり、前記出力が、複数の毛の動作を含む機械的出力を提供する、請求項３８に記載のセンサー反応型歯ブラシ。
【請求項４２】
前記機械的出力が、前記複数の毛の前記動作の態様を変化させることを含む、請求項４１に記載のセンサー反応型歯ブラシ。
【請求項４３】
前記出力が光ベースの出力を提供し、前記光ベースの出力が、前記出力構成要素から第１の範囲内の波長の光を放つことを含む、請求項３８に記載のセンサー反応型歯ブラシ。
【請求項４４】
前記出力が光ベースの出力を提供し、前記光ベースの出力が、前記出力構成要素から熱を発生させることを含む、請求項３８に記載のセンサー反応型歯ブラシ。
【請求項４５】
前記出力が化学ベースの出力を提供し、前記化学ベースの出力が、口腔ケア組成物を投与することを含む、請求項３８に記載のセンサー反応型方法。
【請求項４６】
前記出力が、化学ベースの出力と光ベースの出力の組み合わせを提供する、請求項３８に記載のセンサー反応型歯ブラシ。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【図１４】

【図１５】

【図１６】

【図１７】

【図１８】

【図１９】

【図２０】

【図２１】

【図２２】

【図２３】

【図２４】

【図２５】

【図２６】

【図２７】

【図２８】

【公開番号】特開２０１２−８６０２２（Ｐ２０１２−８６０２２Ａ）
【公開日】平成２４年５月１０日（２０１２．５．１０）
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願２０１１−２３７４８６（Ｐ２０１１−２３７４８６）
【出願日】平成２３年１０月２８日（２０１１．１０．２８）
【分割の表示】特願２００８−５００６９０（Ｐ２００８−５００６９０）の分割
【原出願日】平成１７年３月９日（２００５．３．９）
【出願人】（５９０００５０５８）ザ　プロクター　アンド　ギャンブル　カンパニー (2,280)
【Ｆターム（参考）】