説明

タッチスクリーンを介して車両機能を制御するインターフェース

【課題】本願発明の目的は、グラフィカルユーザインターフェースを使用して特定の車両機能を制御する方法および装置を提供することである。
【解決手段】本願発明は、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を使用して特定の車両機能、たとえば車両の座席の調整を制御する方法および装置を提供する。特定の車両機能に直感的にリンクされた制御スイッチを切り換えることによって、GUIがアクティブ化する。制御スイッチは、GUIから離れており、GUI近傍に位置しない。制御スイッチを切り換えることによって、GUIがアクティブ化されると、特定の車両機能に特有の制御画面がGUI上に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般には、車両機能を調整する手段に関し、より詳細には、車両機能と、該車両機能の調整を制御するために使用される手段との間の直感的な結び付きを実現するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に車両の座席、特に運転席および助手席は通常、調整可能に設計され、それによって、快適な運転位置を実現する手段をユーザに提供する。これらの調整は、運転者に十分な視認性を提供する目的から、またスロットルペダルおよびブレーキペダル、ハンドル、ストークに取り付けられた制御部、計器盤に取り付けられた制御部、ならびにギアシフトなど、すべての必要な車両制御部が容易にかつ快適に手の届く範囲内にあるようにする目的から、運転席にとって特に重要である。初期世代の車の座席は、調整機能が限られており、通常は、長手方向軸に沿った前後移動と、背もたれの傾斜だけに限られており、どちらもレバーを使用して手動で操作されていた。最近になって、長手方向の位置および背もたれの傾斜の調整を提供するだけでなく、座席の傾斜、座席の高さ、ヘッドレストの傾斜、ヘッドレストの高さ、座席の幅、背もたれの幅、およびランバーサポートを含む1つまたは複数の他の調整も提供する車の座席が開発されてきた。これらの調整は、多くの場合電動機で作動され、ユーザが単に、調整すべき座席の面を選択し、次いで対応するスイッチを押す、または対応するスイッチを動かすことによって調整を行うことを要求している。
【0003】
車両製造者は、車両のユーザが、その特定の車両についてよく知らない場合でも、最小限の注意散漫な状態で所望の座席調整を必ず見つけ出し、且つ所望の座席調整を行えることを可能にすることを保証するための様々な手段を使用している。たとえば、座席調整スイッチは、多くの場合、座席の側面上に取り付けられる、またはドアパネル上に座席に隣接して取り付けられ、したがってユーザが運転中に手を伸ばして所望の調整を行うことを容易にする。さらに、これらの座席調整スイッチは、多くの場合、スイッチの使用を直感的にさせるように形成される。たとえば、図1は、車の座席の下部部分に取り付けられるように、そして電動式の車両の座席の長手方向の位置、背もたれの傾斜、およびヘッドレストの傾斜の調整を制御するように設計された例示的な切換え機構を示す。図示のように、スイッチ101〜103は、車の座席、車の座席の背もたれおよびヘッドレストの相対的な形状および位置を模倣するように構成される。ほとんど実験をすることなく、ユーザは、前後にスライドするスイッチ101が座席をそれぞれ前後に動かすこと、軸107に関する方向105/106において傾斜するスイッチ102が背もたれの傾斜をそれぞれ前後に調整すること、及び軸111に関する方向109/110において傾斜するスイッチ103ヘッドレストの傾斜をそれぞれ前後に調整することを判断することができる。図2は、同様に構成された1組の従来技術によるスイッチ201/203を示す。これらのスイッチは、スイッチ201を前方方向205または後方方向207に動かすことによって長手方向の座席位置の調整を可能にし、スイッチ203を前方方向209または後方方向211に動かすことによって背もたれの傾斜を可能にし、スイッチ201を上方方向213または下方方向215に動かすことによって座席の高さの調節を可能にし、またスイッチ201を上方方向217または下方方向219に動かすことによって座席クッションの傾斜を可能にする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の車の座席制御モジュールが、比較的直感的な1組の座席調整制御部をユーザに提供するけれども、この形態の制御は、様々な状況の下で最適ではない可能性がある。たとえば、いくつかのスポーツカーにおいて、車の座席とドアパネルとの間の距離は、ユーザが座席に取り付けられた制御部またはドアパネルに取り付けられた制御部すべてにアクセスして操作するのに十分な空間を提供するには、不十分とされる場合がある。また、座席の形状および/または寸法は、座席の側面内に座席制御モジュールを取り付けることを困難にさせる場合がある。また、車両製造者は、座席に取り付けられた制御モジュールが、直感的ではあるが、運転者が車両動作中に使用するのに気が散りすぎることを発見する場合がある。したがって、直感的で、容易に使用でき、かつ広い範囲の車両および車の座席に適用できる車両の座席を調整する手段が、当技術分野で必要とされている。本発明は、そのような手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を使用して特定の車両機能、たとえば車両の座席の調整を制御する方法および装置を提供する。GUIは、特定の車両機能に直感的にリンクされた制御スイッチを切り換えることによってアクティブ化する。制御スイッチは、GUIから離れており、GUI近傍に位置しない。制御スイッチを切り換えることによってGUIがアクティブ化されると、特定の車両機能に対して特有の制御画面がGUI上に表示される。
【0006】
本発明の少なくとも1つの実施形態では、複数の車両機能を制御するように構成されたGUIと、該GUIから離れており、且つGUI近傍に位置しない車両座席制御スイッチとから構成される座席調整制御システムが提供される。車両座席制御スイッチを切り換えるとGUIがアクティブ化し、GUIは車両座席調整画面を表示する。制御スイッチを切り換えると、GUIは、複数のメニューおよび制御画面を自動的に回避し、車両座席調整画面を表示することができる。該GUIは、タッチスクリーンとすることができる。車両調整画面は、座席の位置および背もたれの傾斜など、車両の座席上の複数の調整可能な領域に対応し、これらの複数の調整可能な領域を制御する複数の接触領域を含むことができる。車両調整画面は、複数の接触領域を含むことができ、これらの接触領域の少なくとも一部をタッチアンドドラッグ領域とすることができる。車両制御スイッチは、車両の座席、車両の座席に隣接するドア、またはセンターコンソールに取り付けることができる。制御スイッチを切り換えると、GUI近傍で音を出すことができる。
【0007】
本発明の少なくとも1つの実施形態では、車両の座席に対する調整制御を提供する方法であって、車両の座席に取り付けられた車両制御スイッチを提供するステップと、車両座席制御スイッチが切り換えられるとGUIをアクティブ化させるステップと、車両座席制御スイッチが切り換えられると複数のメニューおよび制御画面の少なくとも1つを回避するステップと、車両座席制御スイッチが切り換えられるとGUI上に車両座席調整画面を表示するステップとを含む方法が提供される。この方法は、複数の調整可能な車両の座席領域に対応し、これらの座席領域を制御する複数の接触領域を表示するステップをさらに含むことができ、接触領域のいくつかをタッチアンドドラッグ領域とすることができる。この方法は、車両座席制御スイッチが切り換えられるとGUI近傍で音を出すステップをさらに含むことができる。
【0008】
本発明の性質および利点のさらなる理解は、本明細書の残りの部分および図面を参照することによって実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】従来技術による車の座席制御モジュールを示す図である。
【図2】従来技術による代替の車の座席制御モジュールを示す図である。
【図3】本発明による車両座席制御スイッチを有する車両の座席を示す図である。
【図4】適切なアイコンを含む車両座席制御スイッチを示す図である。
【図5】座席調整GUI画面を示す図である。
【図6】代替の座席調整GUI画面を示す図である。
【図7】座席選択GUI画面を示す図である。
【図8】代替の座席選択GUI画面を示す図である。
【図9】窓調整GUI画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図3は、本発明による制御スイッチ303を含む車両の座席301の側面図を示す。好ましくは、制御スイッチ303は、押しボタン式スイッチであるが、他のタイプのスイッチを使用することもできる。本明細書では、制御スイッチ303に関連して、「切り換える(toggle)」という用語は、たとえば制御スイッチ303が押しボタン式スイッチの形式である場合に、該制御スイッチを押し下げることによって、制御スイッチ303の状態を変化させることを指す。制御スイッチ303は、以下により完全に記載されるように座席調整手段をアクティブ化させる。好ましくは、制御スイッチ303は、座席調整制御パネルが従来の車両において通常設置される、座席301の側面上の位置に設置される。また、制御スイッチ303は、ドアパネル、アームレスト、またはセンターコンソールなどの人目につく位置に設置されることができ、そして、好ましくは、適切な識別子、たとえば「座席」もしくは「座席調整」または「運転席」もしくは「助手席」などの標識が付けられることができる。この識別子はまた、図4に示すように、車の座席のアイコン401など、適切なアイコンとすることもできる。
【0011】
たとえば、制御スイッチ303が押しボタン式スイッチの形式である場合に押し下げることによって制御スイッチ303が切り換えられると、座席調整画面501が、図5に図示されるような車両のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)上に現れる。制御スイッチ303はGUIから離れており、且つGUI近傍に位置しないので、好ましくは、座席調整画面がGUI上に提示されるのと同時に、音(たとえば、チャイム、ブザー音など)がGUI近傍で出され、したがってユーザの注意をGUIに引き付ける。好ましくは、GUIは、接触画面であるが、複数のスイッチ(たとえば、トグルスイッチ、押しボタン式スイッチ、スライドスイッチ、回転スイッチなど)と併せて、非接触画面を本発明で使用することもできる。GUIが独立型のインターフェースとすることができるけれども、好ましくは、GUIは、車の座席を調整することに加えて、車両性能の状況の監視および/または制御、システム初期設定の監視および/または調整、空調および暖房の制御、音声娯楽機能の制御、携帯電話インターフェースの制御、ならびにナビゲーションシステム制御部/インターフェースの提供など、車両の動作に関連する様々な機能を実行するために使用される。
【0012】
典型的な構成において、座席調整画面501がまた、一連のインターフェース画面を通じて掘り下げる(drilling down)ことによってアクティブ化させることもできることは、理解されるであろう。たとえば、ユーザはまず、GUI画面に触れることによってシステムをアクティブ化させ、次いで「設定」を選択し、次いで「乗り心地」を選択し、次いで「座席調整」を選択することができる。この例において、本発明による制御スイッチ303を単に切り換えることによって得られる座席調整画面と同じ座席調整画面501に到達するのに、4回画面に触れる必要がある。しかしながら、より重要なのは、GUIと車の座席との間に直感的な関係が存在しないので、大部分のユーザが、GUIを使用して座席調整を行うことを考慮しないであろうという事実である。したがって、他のすべてに失敗したときに、大部分の一時的なユーザ及びさらには大部分の車両所有者がGUIの機能を完全に調べず、所有者手引き書のみに依存するので、典型的なユーザは、制御スイッチ303を使用せずに座席調整画面501を見つけられない可能性がある。したがって、本発明の好ましい実施形態の主な利益の1つが、典型的なユーザが座席調整制御部を見つけることを予期する場所で、制御スイッチ303、すなわち座席調整画面501をアクティブ化させる好ましい手段を見つけることによって、座席を調整する手段、すなわちGUIを直感的にさせることであることは、理解されるであろう。
【0013】
前述のように、制御スイッチ303が切り換えられた(たとえば、押し下げられた)後、座席調整画面501は、ユーザが制御スイッチ303を使用することなく座席調整画面501まで掘り下げるべきである場合に、必要とされるはずのあらゆる画面を回避して、GUI上に現れる。一の好ましい実施形態において、座席調整画面501は、座席調整ボタン、すなわち座席調整画面501上の接触領域(touch-sensitive regions)を有する車の座席の表示を含み、該表示は、調整されることができる座席の様々な態様を表す。座席調整画面501が多少の調整の自由度を含むことができ、図5に図示される座席調整画面が、その実装を限定するものではなく、本発明の動作を図示することを意味していることは、理解されるであろう。示されるように、この実施形態において、ユーザは、座席を前方(すなわち、ボタン503)へまたは後方(すなわち、ボタン505)へ動かすこと、座席を上方(すなわち、ボタン507)へまたは下方(すなわち、ボタン509)へ傾斜させること、座席を上昇させること(すなわち、ボタン511)または下降させること(すなわち、ボタン513)、背もたれを前方(すなわち、ボタン515)へまたは後方(すなわち、ボタン517)へ傾斜させること、ヘッドレストを前方(すなわち、ボタン519)へまたは後方(すなわち、ボタン521)へ傾斜させること、及びランバーサポートを増大させること(すなわち、ボタン523)または低減させること(すなわち、ボタン525)を可能にする。
【0014】
図6は、代替的な座席調整画面601を図示する。この実施形態において、ユーザは、強調表示された「接触」領域603〜606の1つを押し/触れ、表示された座席部分を所望の場所にドラッグする。したがって、たとえばユーザが接触領域605を押し、ユーザの指を座席調整画面から離すより前にユーザの指を略前方方向へ動かす場合に、背もたれはさらに前方へ傾斜するであろう。この実施形態において、ユーザがユーザの指を画面から離すまで、又は座席が指定された方向におけるその最大の移動へ到達するまで、好ましくは、座席電動機は指定された方向に座席を動かし続ける。したがって、たとえばユーザが接触領域603を押し、ユーザの指を略下方方向へ動かす場合、座席は下方へ傾斜し始め、そしてユーザがユーザの指を接触領域603から離すまで、又は利用可能な移動の終端に到達するまで、下方への移動において移動し続ける。
【0015】
車両座席調整画面501及び601は、制御スイッチ303が調整すべき座席上にまたは調整すべき座席に近接して設置される、たとえば座席の側面上または隣接するドアパネル上に設置されると仮定する。制御スイッチ303が複数の座席に近接して設置される、たとえば運転席と助手席との間のセンターコンソール上に設置される場合、システムは、いずれの座席を調整すべきかを示す手段を含まなければならない。たとえば、センターコンソールは、2つの横に並べたボタンを含むことができ、各ボタンは「座席調整」と印をつけられる。これらのボタンのうちのいずれかのボタンを押し下げることに応じて、車両座席調整画面501(または車両座席調整画面601)は、運転席又は助手席のいずれかを調整するように使用されることができる。また、「座席調整」と印をつけた単一の制御スイッチ303は、センターコンソール上に設置されることもできる。この例において、単一の制御スイッチ303が切り換えられた(たとえば、押されたまたは押し下げられた)とき、第1の画面701は、GUI上に表示されるはずである。該第1の画面701は、車両の表示、および調整されることができる各座席のための接触領域の表示、たとえば接触領域703および接触領域705の表示を含む。ユーザが、具体的には当該座席の表示に触れることによって調整されるべき座席を選択すると、図5および図6に示されるような座席調整画面がGUI上に提示されるはずである。図7では、どちらか選択するべき2つの可能な座席だけを示すが、同じ手法がより多くの座席とともに使用されることできることは、理解されるであろう。たとえば、図8の画面801は第1の画面701に類似しているけれども、後部のベンチシートおよび対応する接触領域803が追加されている。
【0016】
いずれの座席が調整のために選択されるか、およびその座席に対して利用可能な調整の数に応じて、異なる座席調整画面がGUI上に提示されることができることは、理解されるべきである。たとえば、運転者が車両の制御部、たとえばハンドル、ペダル、計器盤、およびストークに取り付けられた制御部などに対する適正な運転位置を実現することは、非常に重要であるので、運転席は通常、最大数の可能な座席調整を提供する。助手席は通常、運転席と同じ座席調整または運転席より少ない可能な座席調整を有する。後部座席が調整可能である場合、通常非常に少ない調整、たとえば背もたれの傾斜だけが提供される。したがって、これらの座席に対する座席調整画面は、運転席に提供されるものとはかなり異なる。
【0017】
本発明が車両内の座席の調整に関連して記載されているが、本発明は、客室照明からドアの操作、座席の折畳み、トランクなどにわたる車の他の側面にも適用できることは、理解されるべきである。たとえば、センターコンソールは、「窓」との標識を付けたボタンを含むことができる。そのボタンが押されると、システムは、図9に示す窓調整画面901まで掘り下げる。各窓には、1つまたは複数の制御領域がリンクされる。したがって、例示的な画面901では、ユーザは、領域903または905を押し/触れることによって、運転席の窓をそれぞれ上昇させる、又は下降させることができる。
【0018】
当業者には理解されるように、本発明は、その精神または本質的な特徴から逸脱することなく、他の特有の形式で使用することができる。たとえば、添付の図内の画面表示は、本発明の動作を示すためのものにすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。したがって、本明細書中の開示および説明は、それだけに限らないが、以下の特許請求の範囲に述べる本発明の範囲を例示するものである。
【符号の説明】
【0019】
301 車両の座席
303 制御スイッチ
401 車の座席のアイコン
501 座席調整画面
503 ボタン
505 ボタン
507 ボタン
509 ボタン
511 ボタン
513 ボタン
515 ボタン
517 ボタン
519 ボタン
521 ボタン
523 ボタン
525 ボタン
601 代替的な座席調整画面
603 接触領域
604 接触領域
605 接触領域
606 接触領域
701 第1の画面
703 接触領域
705 接触領域
801 画面
803 接触領域
901 画面
903 領域
905 領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両動作の複数の車両機能を制御するように構成されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)であって、タッチスクリーンから構成され、複数のメニューおよび制御画面を使用して前記複数の車両機能を制御する、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)と、
前記グラフィカルユーザインターフェースから離れているデバイス制御スイッチであって、前記グラフィカルユーザインターフェース近傍に位置せず、前記複数の車両機能のうちの単一の車両機能に直感的にリンクされるデバイス制御スイッチと、
を含む車両制御システムにおいて、
前記デバイス制御スイッチを切り換えると、前記グラフィカルユーザインターフェースをアクティブ化し、前記グラフィカルユーザインターフェースが複数のメニューおよび制御画面を回避し、前記単一の車両機能に特有のグラフィカルユーザインターフェース制御画面を表示することを特徴とする、車両制御システム。
【請求項2】
前記デバイス制御スイッチが、前記グラフィカルユーザインターフェースから離れている車両座席制御スイッチから構成され、
前記車両座席制御スイッチは、前記グラフィカルユーザインターフェース近傍に位置せず、
前記車両座席制御スイッチが車両の座席に直感的にリンクされ、前記車両座席制御スイッチを切り換えると、前記グラフィカルユーザインターフェースがアクティブ化し、前記グラフィカルユーザインターフェースが車両座席調整画面を表示することを特徴とする、請求項1に記載の車両制御システム。
【請求項3】
前記グラフィカルユーザインターフェースがさらにタッチスクリーンから構成され、
前記車両座席調整画面が、前記車両の座席の複数の調整可能な領域に対応し、且つ前記複数の調整可能な領域を制御する複数の接触領域を含むことを特徴とする、請求項2に記載の車両制御システム。
【請求項4】
前記複数の接触領域の少なくとも一部分がタッチアンドドラッグ領域であることを特徴とする、請求項3に記載の座席調整制御システム。
【請求項5】
前記車両座席制御スイッチが、前記車両の座席に取り付けられることを特徴とする、請求項請求項2〜4のいずれか一項に記載の座席調整制御システム。
【請求項6】
前記車両座席制御スイッチが、前記車両の座席に隣接するドアに取り付けられることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載の座席調整制御システム。
【請求項7】
前記車両座席制御スイッチを切り換えると、前記グラフィカルユーザインターフェースが車両座席選択画面を表示し、前記車両座席選択画面上で前記車両の座席が選択されると、前記車両座席調整画面が表示されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載の座席調整制御システム。
【請求項8】
前記デバイス制御スイッチを切り換えると、前記グラフィカルユーザインターフェース近傍で音が出ることを特徴とする、請求項1または2に記載の座席調整制御システム。
【請求項9】
車両動作の複数の車両機能のうちの単一の車両機能に対する制御を提供する方法であって、
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)から離れており、前記グラフィカルユーザインターフェース近傍に位置しないデバイス制御スイッチを提供するステップであって、前記グラフィカルユーザインターフェースが、車両動作の前記複数の車両機能を制御するように構成され、前記グラフィカルユーザインターフェースがタッチスクリーンから構成され、前記グラフィカルユーザインターフェースが、複数のメニューおよび制御画面を使用して前記複数の車両機能を制御し、前記デバイス制御スイッチが、前記複数の車両機能のうちの前記単一の車両機能に直感的にリンクされる、デバイス制御スイッチを提供するステップと、
前記デバイス制御スイッチが切り換えられると、前記グラフィカルユーザインターフェースをアクティブ化させるステップと、
前記デバイス制御スイッチが切り換えられると、複数のメニューおよび制御画面を回避するステップと、
前記デバイス制御スイッチが切り換えられると、前記単一の車両機能に特有のグラフィカルユーザインターフェース制御画面を表示するステップとを含むことを特徴とする、方法。
【請求項10】
前記デバイス制御スイッチが車両座席制御スイッチであり、
前記デバイス制御スイッチが切り換えられると、前記グラフィカルユーザインターフェース制御画面を表示する前記ステップが、前記デバイス制御スイッチが切り換えられると、前記車両の座席の複数の調整可能な領域に対応し、且つ前記複数の調整可能な領域を制御する複数の接触領域から構成される車両座席調整画面を前記グラフィカルユーザインターフェース上に表示するステップをさらに備えることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の接触領域の少なくとも一部分がタッチアンドドラッグ領域であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記デバイス制御スイッチが切り換えられ、且つ前記グラフィカルユーザインターフェース制御画面が表示されると、前記グラフィカルユーザインターフェース近傍で音が出るステップをさらに含むことを特徴とする、請求項9または10に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−285148(P2010−285148A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−135053(P2010−135053)
【出願日】平成22年6月14日(2010.6.14)
【出願人】(509316442)テスラ・モーターズ・インコーポレーテッド (23)