説明

タフティング機用のグリッパ装置

【課題】タフティング機用のグリッパ装置を提供する。
【解決手段】本発明によるグリッパ装置は、グリッパ(3)とカウンターナイフ要素(4)とを備えて成り、それらは別々に作製され、接合される。この結果、最適な材料の組合せが可能であり、それにより、両方のタイプの磨耗、すなわち一方でグリッパ(3)とタフティング針(5)との間、他方でナイフ(6)とカウンターナイフ要素(4)との間の磨耗に対応するであろう。グリッパモジュール(1)は、カウンターナイフ要素(4)を収容し、該カウンターナイフ要素は、今度はグリッパ(3)を支持する。これらの2つの部分は、コーキング、セメント接合、リベット締め、ネジ留め、または同様の手段によって接合されてもよく、あるいはそれらは一緒にグリッパモジュール(1)に鋳込まれてもよい。ループの切断は専ら、カウンターナイフ要素(4)とナイフ(6)との間で行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特にカットパイル付きのカーペット製造用のタフティング機用グリッパ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カーペットの製造にはタフティングプロセスが用いられることが多い。かかるタフティング法に関しては、平坦な支持材(いわゆる、基布(backing))にパイルが設けられる。パイルは、タフティング針によって、基布に列になって通された多数の個々の糸乃至糸条(yarn)からなる。これを行う際に、基布は、列になった針の下を一針ずつ徐々に進められる。このようにして形成されたループは、基布の前進行程に一致するように、反対側に配置されたグリッパによって一時的に保持され、ナイフによって切断される。その結果、カットパイルが得られる(これはベロアとも呼ばれる)。
【0003】
これを行う際、グリッパ装置は、一方でタフティング針と、他方でナイフと連動する。ループが捕捉される際、グリッパの先端がタフティング針に接触する。グリッパに対してナイフが加える相対的に高い接触圧の結果、グリッパは針に対して押し付けられる。その結果、針は比較的早く磨耗する。したがって、グリッパの先端は硬過ぎてはならず、なおかつ優れた磨耗特性を示さなければならない。
【0004】
さらに、グリッパ装置の切断刃および切断面は、せん断動作中のナイフとの摩擦接触によって比較的早く磨耗する。ナイフは、高圧で、グリッパ装置の切断刃にわたって斜めに移動し、よって、グリッパ装置の高いエッジ強度および高い硬度が必要となる。
【0005】
実際の用途では、高速度鋼(HSS)製のグリッパを作製することが知られている。しかし、かかるグリッパは、針の早い磨耗を招く。さらに、公知の実際の用途は、比較的軟質の材料からなるグリッパを示しており、かかるグリッパには、刃のために超硬合金製のインサートが設けられ、前記インサートは、所定の位置にはんだ付け乃至ロウ付けまたはセメント接合されている。タフティング機におけるかかるグリッパの調節は難しい。さらに、超硬合金製の刃がはんだ付けされる際に、グリッパ本体の精密な材料特性が熱応力の影響を受けることがあり、またはグリッパ本体が変形されうる。所望の精度を維持するのは難しい。さらに、超硬合金製の本体に細いひびが生じるおそれがある。
【0006】
一方、グリッパが1種のみの同一の材料からなる場合、一方でタフティング針との連動の際の磨耗特性に関して、他方でナイフとの連動の際の磨耗特性に関して、両立案を見出すことはほとんどできない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このことを考慮して、本発明の目的は、グリッパ装置を改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、請求項1に記載のグリッパ装置によって達成される。
【0009】
本発明によるグリッパ装置は、ループを捕捉するためのグリッパエッジを備えた少なくとも1つの第1のグリッパ部分を有するグリッパを備えて成る。グリッパは、切断刃を有するとともにグリッパ要素からのループを受け取るように設計されたカウンターナイフ要素と関連付けられる。カウンターナイフ要素は、グリッパを支持または保持する。これを行うために、カウンターナイフ要素自体が、例えばモジュラーブロックに保持され、グリッパの支持のための連結手段を備えている。連結手段は、例えば、グリッパが置かれる、連続的な長手方向の溝であってもよい。グリッパは、例えば噛み合い閉鎖要素によって、または圧締動作、または他の手段によって、溝に動かないように固定されてもよい。
【0010】
グリッパを、カウンターナイフ要素と連結するために、両方を一緒にモジュラーブロックに鋳込むことが可能である。グリッパおよびカウンターナイフ要素は、はんだ付け、溶接、セメント接合、コーキング、または他のやり方で接合されてもよい。接合技術が、グリッパおよび/またはカウンターナイフ要素の材料の熱応力に関連する場合、接合部は、グリッパ部分および切断刃からある距離を置いていてもよい。好ましくは、切断刃を保有する切断延長部およびグリッパ部分の平坦な側部は、プレテンションをかけた状態またはかけない状態で、互いに当接している。
【0011】
グリッパおよびカウンターナイフ要素が別個の構成要素である限り、それらは、材料の選択、ならびに、ひずみ取り加工、硬化加工、研磨加工などの必要とされる機械加工プロセスについては別々に扱うことが可能である。例えば、グリッパは、タフティング針と接触した際に受ける磨耗が最小限であると同時に、タフティング針に対して及ぼす磨耗が最小限である硬質の(ただし硬過ぎない)材料からなることが可能である。例えば、グリッパは、硬過ぎない、いくらか軟質の鋼から作製可能である。これに対して、カウンターナイフ要素は、ナイフと接触した際に磨耗を最小限にするために、特に耐摩耗性の硬質材料(例えばHSS)から作製可能である。
【0012】
カウンターナイフ要素がグリッパを支持している限り、グリッパとカウンターナイフとの良好な相対的位置合わせが確保される。カウンターナイフ要素は、モジュラーブロックに直接支持され、これによってナイフに対して良好に位置合わせされる。グリッパが適度にフレキシブルである場合、それらはタフティング針に対して位置合わせ可能である。
【0013】
グリッパエッジおよび切断刃は、好ましくは直線状である。しかし、必要に応じて、それらに所定の湾曲が備わっていてもよい。好ましくは、それらは面一に接合される。これによって、グリッパエッジから切断刃までのループのスムーズな移送が可能になる。
【0014】
好ましくは、グリッパエッジおよび切断刃は、互いに対して平行に位置合わせされ、それらは好ましくは互いに隣接している。そうすると、ループを切断する際に、一貫した長さが得られ、それによって平滑で均一なカットパイルが得られる。
【0015】
好ましくは、グリッパの一端にはフックが設けられる。このフックは、タフティング針を基布に新たに通させるために必要である、グリッパの逆行程の際にループが滑り落ちるのを防ぐ。
【0016】
好ましくは、グリッパは、その端部に、カウンターナイフ要素の切欠きによって収容されるシャフトを有する。上述したように、切欠きは、グリッパが固定式に支持される溝であってもよい。結果として、グリッパ装置は、カットパイル製造専用に設計される。
【0017】
本発明の有利な実施形態のさらなる詳細は、図面、明細書、および従属請求項の主題である。
【0018】
図面は、本発明の実施形態を示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、タフティング機用のグリッパモジュール1を示しており、前記モジュールは、グリッパ装置2に関連付けられる。各グリッパ装置2は、グリッパ3およびカウンターナイフ要素4を備えて成る。グリッパ装置2はタフティング針と連動し、1本のタフティング針5が示されている。カウンターナイフ要素4はナイフと連動し、1つのナイフ6が示されている。グリッパ装置2は、整列してかつ平行に、グリッパモジュール1内に保持される。これを行うために、グリッパモジュール1は、上側に隣接した深い溝8、9、10を有する本体7を有し、該溝にグリッパ装置2が載置される。前記グリッパ装置を、本体7内の所定の位置に静置して固定して保持するために、貫通孔11、12が本体7に設けられ、前記孔は、カウンターナイフ要素4を通って延在している。孔11、12は、詳細に図示されていないボルトを収容する。
【0020】
図3aおよびbは、カウンターナイフ要素4およびグリッパ3を別々に示している。破線は、グリッパ3およびカウンターナイフ要素4の結び付けられる関連構造であり、グリッパ3とカウンターナイフ要素4とがどのように嵌め合わされるかを示すものである。
【0021】
グリッパ3は、直線状のグリッパエッジ14を有する第1のグリッパ部分13を有する。グリッパエッジ14は、平坦なシートメタルフィン(flat sheet metal fin)として構成される。その自由端15では、前記フィンは、グリッパエッジ14からそれて突出部として延在しているフック16となる。長手方向では、グリッパエッジ14は直線状であり、横断方向に丸みを帯びている。それは、特に、捕捉されたループを潜在的に傷付けることのないように、鋭利でない。
【0022】
2つの平坦な側部がグリッパエッジ14から延在し、前記側部は、直線状の背部17で終端している。背部17は、平坦面としてフック16から突出している。カウンターナイフ要素4に面する平坦な側部では、グリッパ3は段部18を有し、該段部は、カウンターナイフ要素4のナイフ延長部19を収容する働きをする。段部18は好ましくは、グリッパエッジ14の前から3分の1のところに位置している。前から3分の1のところは、フック16の近傍に位置している。その際、段部18は、図面を見る人の向こう側では、図3bの平坦な側部の高さ全体にわたって延在しており、前記側部は、他の点では実質的に平面状である。同様に、見る人に面した反対側は平坦である。
【0023】
グリッパ部分13に隣接しているのは、ほぼ矩形の断面を有するシャフト20である。段部21で、グリッパエッジ14がシャフト20になる。切欠き22、23を用いて、グリッパを、カウンターナイフ要素4の所定の位置に固着することが可能である。
【0024】
カウンターナイフ要素4は平坦な本体を有し、該本体は、矩形断面を有し、その右側の細幅エッジにナイフ延長部19を有する(図3a)。平坦な本体には、グリッパ3のシャフト20の断面に対応する矩形断面を有する溝24が設けられ、それによって、前記グリッパは、溝24によって収容可能である。溝は、2つの側面25、26を境界とし、その場合、上側側面26はエッジによって形成される。このエッジは、ナイフ延長部19の直前の段部27で終端する。この段部27は、背部17に設けられた段部28に関連付けられる。それらの高さおよび配置に関しては、段部は、グリッパ3およびカウンターナイフ要素4が接合される際に、グリッパモジュール1の上側が平滑面になるように適合される。このことは、特に図2から明らかである。段部27、28で、グリッパ3の背部17は、カウンターナイフ要素4の背部29になる。さらに、図2は、カウンターナイフ要素4の切欠き30、31に置かれた2つの帯片32、33を示し、前記帯片は、軸方向移動しないようにグリッパ3を固定している。
【0025】
段部27、28が交互配置されて、外側に平滑な面を形成する一方で、ナイフ延長部19の好ましくは平坦な前面34は、平滑に段部18に隣接している。ループは、前面34に引っかからずに、グリッパ部分13のグリッパエッジ14から、ナイフ延長部19へと滑り込むことができる。ナイフ延長部19は、下側に、グリッパエッジ14とほぼ同じ高さに位置する切断刃35を有する。言い換えると、グリッパエッジ14と背部17との間で測定されるグリッパ部分13の高さは、同じ方向に測定されるナイフ延長部19の高さにほぼ相当し、すなわち、切断刃35と背部29との間の距離に相当する。しかし、切断刃35は、捕捉されたループを切断できるように、少なくとも、隣接する平坦な側部とのつなぎ目の領域乃至移行領域では鋭利である。好ましくは、切断刃35は、グリッパ部分14の長さの3分の2を占めていてもよい。この結果、ナイフ6の、グリッパ部分13のグリッパエッジ14との接触を防ぐことができる。
【0026】
カウンターナイフ要素4には、溝24の下で、ナイフ延長部19の近傍に、ウェッジ状乃至楔状に下向きに延在しているとともにナイフ6を案内する働きをすることができる案内部分36が設けられる。
【0027】
これまで説明されたグリッパモジュール1は、以下のように動作する。
【0028】
図4によって示されるように、タフティングプロセス中、基布37が、矢印38によって示される移送方向に、グリッパモジュール1の上を移送される。その際、図示されるように、基布37は、グリッパモジュール1の上を通過させてもよく、または、前記基布を前記グリッパモジュールと接触状態で通過させてもよい。バーに保持されるタフティング針5の目39は、カットパイル糸40を捕捉し、それを基布に通す。これが行われた後、バー41に保持されたグリッパモジュール1は、グリッパ3のグリッパ部分13が、タフティング針5と、基布37の方へ引っ張っているパイル糸との間に入るように移動される。バー41が行う移動の方向は、矢印42によって示される。フック16は、捕捉されたループが、タフティング針5の戻り行程の際に、グリッパ部分13から滑り落ちるのを防ぐ。むしろ、ループは、ループ43に関して図5に示されるように、グリッパ部分13に保持され続ける。さらに、図5は、グリッパ装置2によってまさに保持されているループが、ナイフ6によってどのように切り開かれるかを示す。その際、ナイフ6は、カウンターナイフ要素4と連動し、前記ナイフは、(ループが連続的に捕捉され、かつ基布37が連続的に移動するために)カウンターナイフ要素4に達したループまたは縫目を切り開くようになっている。その際、切断は、ナイフ6の切断刃の、カウンターナイフ要素4の切断刃35との連動によって行われる。
【0029】
明らかであるように、グリッパ3はタフティング針5と共働し、一方、カウンターナイフ要素4はナイフ6と連動する。グリッパ3およびカウンターナイフ要素4は、それらのために選択される材料に関して個別に最適化することが可能である。例えば、グリッパ3およびカウンターナイフ要素4は、異なる材料組成を有する異なるタイプの鋼から作製されていてもよいし、または、異なる処理を施されていてもよい。その際、一方で針の磨耗を、他方でナイフおよびカウンターナイフの磨耗を最小限に抑えることが可能である。さらに、グリッパ装置2の正確な動作、ならびにタフティング針5およびナイフ6との正確な連動が可能となる。さらに、グリッパエッジ14と切断刃35との互いに対する軸方向の位置合わせが、グリッパ3からカウンターナイフ要素4への、安全でスムーズな乃至断続しないループの移送をもたらす。
【0030】
記載された実施形態を参照すると、切断機能とグリッパ機能を分け、かつ、これらの機能をグリッパとカウンターナイフ要素4に割り当てるという考えが、グリッパ装置2の使用で説明され、ここで、グリッパ3とカウンターナイフ要素4は、それらを互いに対して調節したりまたは移動したりすることができないように支持されている。
【0031】
本発明によるグリッパ装置は、グリッパ3とカウンターナイフ要素4とを備えて成り、それらは別々に作製され、接合される。グリッパモジュール1は、カウンターナイフ要素4を収容し、該カウンターナイフ要素は、今度はグリッパ3を支持する。これらの2つの部分は、コーキング、セメント接合、リベット締め、ネジ留め、または同様の手段によって接合されてもよく、あるいはそれらは一緒にグリッパモジュール1に鋳込まれてもよい。カウンターナイフ要素は、グリッパエッジ14の切断面35の後ろ側3分の2を占めていてもよい。カウンターナイフ要素4の切断面35は、同じ高さで、グリッパ3のグリッパエッジ14になる。移行領域は、ループがそれに当たらないように、かつ糸のフィラメントがそれに引っかからないように構成される傾斜面又は重なり部分を有する。切断動作は専ら、カウンターナイフ要素4とナイフ6との間で行われる。この結果、最適な材料の組合せが可能であり、それにより、両方のタイプの磨耗、すなわち一方でグリッパ3とタフティング針5との間、他方でナイフ6とカウンターナイフ要素4との間の磨耗に対応する。グリッパ3およびカウンターナイフ要素4の精度は、機械の改造乃至改装の後の設定時間が短縮されるようなものでありうる。ナイフの圧力はもはやグリッパ3、ひいては針に直接働かず、よって針の耐用寿命の改良につながる。グリッパ3は、もはやそれほど偏向されず、よって設定時間の点で節減につながり、かつ、強い余分な曲げによる損傷が少なくなる。カウンターナイフ要素4およびグリッパ3は、別々に取り替えられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】タフティング針およびナイフを備えたグリッパ装置の概略斜視図を示す。
【図2】図1に記載のグリッパ装置の異なる斜視図を示す。
【図3】(a)は、図2に記載のグリッパ装置のカウンターナイフ要素の斜視図を示し、(b)は、図2に記載のグリッパ装置のグリッパの斜視図を示す。
【図4】ループが捕捉されているときの、図1および2に記載のグリッパ装置の概略側面図を示す。
【図5】ループを切り開いた後の、戻り行程位置における図5に記載のグリッパ装置の概略図を示す。
【符号の説明】
【0033】
1 グリッパモジュール
2 グリッパ装置
3 グリッパ
4 カウンターナイフ要素
5 タフティング針
6 ナイフ
7 本体
8、9、10 溝
11、12 孔
13 グリッパ部分
14 グリッパエッジ
15 端部
16 フック
17 背部
18 段部
19 ナイフ延長部
20 シャフト
21 段部
22、23 切欠き
24 溝
25、26 側面
27、28 段部
29 背部
30、31 切欠き
32、33 帯片
34 前面
35 切断刃
36 案内部分
37 基布
38 矢印
39 目
40 パイル糸
41 バー
42 矢印
43 ループ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特にカットパイル付きのカーペット製造用のタフティング機用グリッパ装置(2)であって、
ループを捕捉するためのグリッパエッジ(14)を備えた少なくとも1つの第1のグリッパ部分(13)を有するグリッパ(3)と、
前記グリッパ要素(3)からループを受け取るためのカウンターナイフ要素(4)とを備えて成り、
前記カウンターナイフ要素(4)は、ナイフ(6)と関連付けられる切断刃(35)を有し、かつ、前記カウンターナイフ要素(4)は、前記グリッパ(3)を支持する、
グリッパ装置。
【請求項2】
前記グリッパエッジ(14)が直線状であることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項3】
前記切断刃(35)が直線状であることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項4】
前記グリッパエッジ(14)および前記切断刃(35)が、互いに平行に位置合わせされることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項5】
前記グリッパエッジ(14)および前記切断刃(35)が、互いに隣接していることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項6】
前記グリッパ(3)が、その端部(15)にフック(16)を有することを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項7】
前記グリッパ(3)は、シャフト(20)を有し、該シャフトは、前記カウンターナイフ要素(4)の切欠き(24)に収容されることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項8】
前記切欠き(24)が溝であることを特徴とする請求項7に記載のグリッパ装置。
【請求項9】
前記グリッパ(3)が、前記カウンターナイフ要素(4)に固定式に支持されることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項10】
前記グリッパ(3)の平坦な側部が、前記カウンターナイフ要素(4)に対して当接することを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項11】
前記カウンターナイフ要素(4)がナイフ延長部(19)を有し、該ナイフ延長部は前記切断刃(35)を有し、それに対して前記グリッパ(3)の平坦な側部が当接することを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。
【請求項12】
前記カウンターナイフ要素(4)および前記グリッパ(3)が、異なる材料から作製されることを特徴とする請求項1に記載のグリッパ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−224492(P2007−224492A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−42021(P2007−42021)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(598132646)グロツ・ベッケルト コマンディートゲゼルシャフト (77)