説明

タワシ

【課題】 タワシでは焦げ付きやこびり付いた付着物を取り除きにくいという不都合があり、その不都合を解決すること。
【解決手段】 引っ掛け用針金リングの部分の断面の形状を矩形にすることにより、スクレーパーの機能を持たせ、この課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タワシに関するものであり、タワシの引っ掛け用針金リングの部分の形状に工夫を加える事によって、タワシにスクレーパーの機能を持たせたものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、タワシはシュロの毛や樹脂の繊維を素材として、断面が円形の針金でたばねて作られている。そして、素材をたばねるのに使った針金は、その一部を使ってタワシを引っ掛けるリングを形成するだけであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、タワシは器物等の汚れや付着物を取り除く道具として使われてきた。しかし、汚れや付着物を取り除く能力には限界があり、焦げ付きやこびり付いた付着物を取り除くのに適していなかった。本発明は、このような、タワシでは焦げ付きやこびり付いた付着物を取り除きにくいという不都合を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための請求項1の発明は、引っ掛け用針金リングの部分の断面を矩形にしたことを特徴とする、スクレーパー機能つきタワシである。断面を矩形にしたことで、引っ掛け用針金リングの外側に二つの角ができ、それぞれの角がスクレーパーとしての機能を有することになる。これにより、焦げ付きやこびり付いた付着物を、容易に除去できる。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、従来のタワシにない、焦げ付きやこびり付いた付着物を、容易に除去できる機能を付与できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は、従来のタワシの引っ掛け用針金リングの部分の断面図である。断面が円形のためスクレーパーとしての働きはない。
【0007】
図2は、断面を矩形にしたことを特徴とする、タワシの引っ掛け用針金リングの部分の断面図である。同図に示すように、引っ掛け用針金リングの部分の断面が矩形であるので、引っ掛け用針金リングは四つの角を有する。四つの角のうち、引っ掛け用針金リングの外側の二つの角は、スクレーパーとしての機能を有することになる。
【0008】
また、断面の形状は矩形に拘らず、針金の外縁に鋭利な部分を持つ形状であればよい。
【産業上の利用可能性】
【0009】
本発明に係るタワシは、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 従来のタワシの、引っ掛け用針金リングの部分の断面図である。
【図2】 断面を矩形にしたことを特徴とする、タワシの引っ掛け用針金リングの部分の断面図である。
【符号の説明】
【0011】
1 従来のタワシの円形の断面をした引っ掛け用針金リング
2 矩形の断面をした引っ掛け用針金リング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
引っ掛け用針金リングの部分の断面を矩形にしたことを特徴とするタワシ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−264204(P2010−264204A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−134486(P2009−134486)
【出願日】平成21年5月13日(2009.5.13)
【出願人】(599067167)
【Fターム(参考)】